再生装置、記録媒体、再生方法、プログラム
【課題】リードオンリーメディア上のアプリケーションプログラムと再生装置の独自機能を連携させたサービスを、パソコン等の第三の機器を介することなく提供する。
【解決手段】持出し視聴用コンテンツを構成するファイルを、リードオンリーメディアからメモリカードへと、コピーするというメディア間コピーを機器固有機能として実行する。リードオンリーメディアには、ルートディレクトリの配下に第1ディレクトリと、第2ディレクトリとが存在する。第1ディレクトリは、本編コンテンツが記録されているディレクトリであり、バイトコードアプリケーションが、第1ディレクトリに記録されている。第2ディレクトリは、持出し視聴用コンテンツが記録されており、当該持出し視聴用コンテンツは、本編コンテンツとは異なるフォーマットのコンテンツであって、機器固有機能の対象となるものでる。
【解決手段】持出し視聴用コンテンツを構成するファイルを、リードオンリーメディアからメモリカードへと、コピーするというメディア間コピーを機器固有機能として実行する。リードオンリーメディアには、ルートディレクトリの配下に第1ディレクトリと、第2ディレクトリとが存在する。第1ディレクトリは、本編コンテンツが記録されているディレクトリであり、バイトコードアプリケーションが、第1ディレクトリに記録されている。第2ディレクトリは、持出し視聴用コンテンツが記録されており、当該持出し視聴用コンテンツは、本編コンテンツとは異なるフォーマットのコンテンツであって、機器固有機能の対象となるものでる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体に記録されたコンテンツを再生すると共に、当該コンテンツに対する機能を実行する再生装置であって、
前記コンテンツに対する機能には、標準化された再生制御機能と、機器固有の機器固有機能とがあり、
記録媒体からバイトコードアプリケーションを読み出して、動作させるプラットフォーム部と、
再生制御機能を実行する再生制御部と、
機器固有機能を実行する固有機能制御部とを備え、
前記再生装置のプラットフォーム部は、バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスを有し、前記バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスは、再生制御用プログラミングインターフェイスと、通信用プログラミングインターフェイスとを含み、
前記バイトコードアプリケーションは、再生制御用プログラミングインターフェイスをコールすることで、再生制御部に再生制御を命じ、
通信用プログラミングインターフェイスを用いて固有機能制御部を相手側としたソケット接続を行い、当該ソケット接続を通じて、固有機能制御部に機器固有の制御を命じ、
前記記録媒体は第1記録媒体であり、第1記録媒体には、ルートディレクトリの配下に第1ディレクトリと、第2ディレクトリとが存在し、
第1ディレクトリは、本編コンテンツが記録されているディレクトリであり、前記バイトコードアプリケーションは、第1ディレクトリに記録されており、
第2ディレクトリは、持出し視聴用コンテンツが記録されており、当該持出し視聴用コンテンツは、本編コンテンツとは異なるフォーマットのコンテンツであって、機器固有機能の対象となるものであり、
前記機器固有機能とは、持出し視聴用コンテンツを構成するファイルを、第1記録媒体から第2記録媒体へと、コピーするというメディア間コピーである
ことを特徴とする再生装置。
【請求項2】
前記第2ディレクトリの配下には、複数のコピーソース格納ディレクトリが存在し、
前記持出し視聴用コンテンツは、何れか1つのコピーソース格納ディレクトリに記録されており、
前記バイトコードアプリケーションは、何れかのコピーソース格納ディレクトリのファイルパスを、カレントのソースロケーションとして固有機能制御部に設定することを命じ、
前記固有機能制御部は、何れか1つのコピーソース格納ディレクトリがカレントソースロケーションとして設定されれば、コピーソース格納ディレクトリから持出し視聴用コンテンツを読み出して、第2記録媒体に書き込むことで、機器固有機能を実行する
ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
【請求項3】
前記第1記録媒体の第1ディレクトリには、機器固有機能のためのオンメディアライブラリが記録されており、オンメディアライブラリは、第1ディレクトリに記録された他のバイトコードアプリケーションに、機器固有機能実行のためのプログラミングインターフェイスを提供するものであり、
前記オンメディアライブラリは、
他のバイトコードアプリケーションから、機器固有機能実行用プログラミングインターフェイスのコールがなされた場合、当該プログラミングインターフェイスのコールをソケットコマンドに変換した上で固有機能制御部に出力し、固有機能制御部からのレスポンスを戻り値又はイベントに変換して、コールを行った他のバイトコードアプリケーションに返し、
前記ソケット接続は、前記ソケットコマンド及びレスポンスを伝送するための通信路を構成する
ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
【請求項4】
前記第1記録媒体には、持出し視聴用コンテンツを識別するためのコンテンツIDが記録されており、
コンテンツIDの一部をなすビットは、持出し視聴用コンテンツの供給源であるコンテンツプロバイダを識別するためのものであり、
バイトコードアプリケーションは、固有機能制御部に、コンテンツIDと、シリアル番号とを含むコマンドを送信し、
固有機能制御部は、コンテンツIDと、シリアル番号との組みをサーバに送信して、持出し視聴用コンテンツの供給源であるコンテンツプロバイダが、固有機能制御を利用する正当権限を有しているかどうかをサーバに判断させ、正当権限を有しているとサーバが判断した場合は、機器固有機能を実行するが、正当権限を有していないと判断した場合、機器固有機能を実行しない
ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
【請求項5】
前記持出し視聴用コンテンツに含まれるデジタルストリームは、暗号化されて前記第1記録媒体上に記録されており、
前記固有機能制御部は更に、前記第2記録媒体に記録すべき持出し視聴用コンテンツに含まれるデジタルストリームを第2記録媒体に書き込む際、前記第一記録媒体に属するシリアルIDと、前記デジタルストリームのコンテンツ識別子と、前記第2記録媒体の媒体識別子及び暗号キーと、を前記外部サーバに送信し、
前記第2記録媒体固有の保護方式とは、
前記シリアルID、コンテンツ識別子、媒体識別子及び暗号キーに対応した復号鍵をサーバから取得して、前記第2記録媒体の保護された領域に記録することである、請求項3に記載の再生装置。
【請求項6】
前記再生装置はさらに、前記オンメディアライブラリのアーカイブファイル内のデジタル署名ファイルの正当性を検証する検証部を備え、
前記検証部は、再生装置内に組み込まれた認証鍵を元に、前記オンメディアライブラリのアーカイブファイル内のデジタル署名ファイルのハッシュ値を算出し、
前記算出されたハッシュ値が、前記オンメディアライブラリのアーカイブファイル内のデジタル署名ファイルに含まれるデジタル署名の値と一致していれば、バイトコードアプリケーションは、正当であると判断し、
前記検証部がデジタル署名ファイルが正当でないと判断した場合、前記固有機能制御部はバイトコードアプリケーションから前記再生制御とは異なる機器固有の機能に関連したコマンドを受け取っても、前記再生制御とは異なる機器固有機能の実行を拒否する、請求項3に記載の再生装置。
【請求項7】
再生装置は、通信管理部を備え、
前記ソケット通信のためのプログラミングインターフェイスは、通信管理部によって供給され、バイトコードアプリケーションからのネットワーク接続要求を検知すると、通信管理部は、再生装置が保有するデジタル証明書をバイトコードアプリケーションに送信し、
デジタル証明書に付与された署名が正当であると判断した場合に、バイトコードアプリケーションは、通信管理部から通信鍵を受け取り、機器固有機能に関するコマンドを前記通信鍵を用いて暗号化して通信管理部へ送る、請求項1に記載の再生装置。
【請求項8】
記録媒体であって、
コンテンツと、バイトコードアプリケーションとが記録されており、
前記コンテンツに対する機能には、標準化された再生制御機能と、機器固有の機器固有機能とがあり、
再生装置のプラットフォーム部は、バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスを有し、前記バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスは、再生制御用プログラミングインターフェイスと、通信用プログラミングインターフェイスとを含み、
前記バイトコードアプリケーションは、再生制御用プログラミングインターフェイスをコールすることで、再生装置内の再生制御部に再生制御を命じ、
通信用プログラミングインターフェイスを用いて固有機能制御部を相手側としたソケット接続を行い、当該ソケット接続を通じて、再生装置内の固有機能制御部に機器固有の制御を命じ、
前記記録媒体は第1記録媒体であり、第1記録媒体には、ルートディレクトリの配下に第1ディレクトリと、第2ディレクトリとが存在し、
第1ディレクトリは、本編コンテンツが記録されているディレクトリであり、前記バイトコードアプリケーションは、第1ディレクトリに記録されており、
第2ディレクトリは、持出し視聴用コンテンツが記録されており、持出し視聴用コンテンツは、本編コンテンツとは異なるフォーマットのコンテンツであって、機器固有機能の対象となるものであり、
機器固有機能とは、持出し視聴用コンテンツを構成するディレクトリ及びファイルを、第1記録媒体から第2記録媒体へと、コピーするというメディア間コピーである
ことを特徴とする記録媒体。
【請求項9】
第2ディレクトリの配下には、複数のコピーソース格納ディレクトリが存在し、
前記持出し視聴用コンテンツは、何れか1つのコピーソース格納ディレクトリに記録されており、
バイトコードアプリケーションは、何れかのコピーソース格納ディレクトリのファイルパスを、カレントのソースロケーションとして固有機能制御部に設定することを命じ、
固有機能制御部は、何れか1つのコピーソース格納ディレクトリがカレントソースロケーションとして設定されれば、カレントコピーソース格納ディレクトリから持出し視聴用コンテンツを読み出して、第2記録媒体に書き込むことで、機器固有機能を実行する
ことを特徴とする請求項8記載の記録媒体。
【請求項10】
前記第1記録媒体の第1ディレクトリには、機器固有機能のためのオンメディアライブラリが記録されており、オンメディアライブラリは、第1ディレクトリに記録された他のバイトコードアプリケーションに、機器固有機能実行のためのプログラミングインターフェイスを提供するものであり、
前記オンメディアライブラリは、
バイトコードアプリケーションから、機器固有機能実行用プログラミングインターフェイスのコールがなされた場合、当該プログラミングインターフェイスのコールをソケットコマンドに変換した上で固有機能制御部に出力し、固有機能制御部からのレスポンスを戻り値又はイベントに変換して、コールを行ったバイトコードアプリケーションに返し、
前記ソケット接続は、前記ソケットコマンド及びレスポンスを伝送するための通信路を構成する
ことを特徴とする請求項8記載の記録媒体。
【請求項11】
記録媒体に記録されたコンテンツを再生すると共に、当該コンテンツに対する機能を実行する再生方法であって、
コンテンツに対する機能には、標準化された再生制御機能と、機器固有の機器固有機能とがあり、
記録媒体からバイトコードアプリケーションを読み出して、コンピュータのプラットフォーム部に動作させる第1ステップと、
バイトコードアプリケーションからの要求に従い、コンテンツに対する機能をコンピュータ内の固有機能制御部に実行させる第2ステップとを有し、
前記コンピュータのプラットフォーム部において、バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスは、再生制御用プログラミングインターフェイスと、通信用プログラミングインターフェイスとを含み、
前記バイトコードアプリケーションは、再生制御用プログラミングインターフェイスをコールすることで、再生制御部に再生制御を命じ、
通信用プログラミングインターフェイスを用いて固有機能制御部を相手側としたソケット接続を行い、当該ソケット接続を通じて、固有機能制御部に機器固有の制御を命じ、
前記記録媒体は第1記録媒体であり、第1記録媒体には、ルートディレクトリの配下に第1ディレクトリと、第2ディレクトリとが存在し、
第1ディレクトリは、本編コンテンツが記録されているディレクトリであり、前記バイトコードアプリケーションは、第1ディレクトリに記録されており、
第2ディレクトリは、持出し視聴用コンテンツが記録されており、当該持出し視聴用コンテンツは、本編コンテンツとは異なるフォーマットのコンテンツであって、機器固有機能の対象となるものであり、
前記機器固有機能とは、持出し視聴用コンテンツを構成するファイルを、第1記録媒体から第2記録媒体へと、コピーするというメディア間コピーである
ことを特徴とする再生方法。
【請求項12】
記録媒体に記録されたコンテンツを再生すると共に、当該コンテンツに対する機能を実行するコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
コンテンツに対する機能には、標準化された再生制御機能と、機器固有の機器固有機能とがあり、
記録媒体からバイトコードアプリケーションを読み出して、コンピュータのプラットフォーム部に動作させる第1ステップと、
バイトコードアプリケーションからの要求に従い、コンテンツに対する機能をコンピュータ内の固有機能制御部に実行させる第2ステップとを有し、
前記コンピュータのプラットフォーム部において、バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスは、再生制御用プログラミングインターフェイスと、通信用プログラミングインターフェイスとを含み、
前記バイトコードアプリケーションは、再生制御用プログラミングインターフェイスをコールすることで、再生制御部に再生制御を命じ、
通信用プログラミングインターフェイスを用いて固有機能制御部を相手側としたソケット接続を行い、当該ソケット接続を通じて、固有機能制御部に機器固有の制御を命じるようにコンピュータを動作させ、
前記記録媒体は第1記録媒体であり、第1記録媒体には、ルートディレクトリの配下に第1ディレクトリと、第2ディレクトリとが存在し、
第1ディレクトリは、本編コンテンツが記録されているディレクトリであり、前記バイトコードアプリケーションは、第1ディレクトリに記録されており、
第2ディレクトリは、持出し視聴用コンテンツが記録されており、当該持出し視聴用コンテンツは、本編コンテンツとは異なるフォーマットのコンテンツであって、機器固有機能の対象となるものであり、
前記機器固有機能とは、持出し視聴用コンテンツを構成するファイルを、第1記録媒体から第2記録媒体へと、コピーするというメディア間コピーである
ことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラム。
【請求項13】
記録媒体に記録されたバイトコードアプリケーションおよびオンメディアライブラリを読み出して、動作させるプラットフォーム部と、
前記記録媒体に記録されたコンテンツに対し、標準化された再生制御機能を実行する再生制御部と、
前記記録媒体に記録されたコンテンツに対し、機器固有の機器固有機能を実行する固有機能制御部とを備え、
プラットフォーム部は、バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスを有し、前記バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスは、再生制御用プログラミングインターフェイスと、通信用プログラミングインターフェイスとを含むコンピュータが読取り可能なプログラムであって、
前記バイトコードアプリケーションが、再生制御用プログラミングインターフェイスをコールすると、再生制御部に再生制御を命じるステップ、
バイトコードアプリケーションが、オンメディアライブラリをコールすると、オンメディアライブラリが通信用プログラミングインターフェイスを用いて固有機能制御部を相手側としたソケット接続を行い、当該ソケット接続を通じて、固有機能制御部に機器固有の制御を命じるステップをコンピュータに実行させ、
前記記録媒体は第1記録媒体であり、第1記録媒体には、ルートディレクトリの配下に第1ディレクトリと、第2ディレクトリとが存在し、
第1ディレクトリは、本編コンテンツが記録されているディレクトリであり、前記バイトコードアプリケーションは、第1ディレクトリに記録されており、
第2ディレクトリは、持出し視聴用コンテンツが記録されており、当該持出し視聴用コンテンツは、本編コンテンツとは異なるフォーマットのコンテンツであって、機器固有機能の対象となるものであり、
前記機器固有機能とは、持出し視聴用コンテンツを構成するファイルを、第1記録媒体から第2記録媒体へと、コピーするというメディア間コピーである、コンピュータが読取り可能なプログラム。
【請求項1】
記録媒体に記録されたコンテンツを再生すると共に、当該コンテンツに対する機能を実行する再生装置であって、
前記コンテンツに対する機能には、標準化された再生制御機能と、機器固有の機器固有機能とがあり、
記録媒体からバイトコードアプリケーションを読み出して、動作させるプラットフォーム部と、
再生制御機能を実行する再生制御部と、
機器固有機能を実行する固有機能制御部とを備え、
前記再生装置のプラットフォーム部は、バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスを有し、前記バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスは、再生制御用プログラミングインターフェイスと、通信用プログラミングインターフェイスとを含み、
前記バイトコードアプリケーションは、再生制御用プログラミングインターフェイスをコールすることで、再生制御部に再生制御を命じ、
通信用プログラミングインターフェイスを用いて固有機能制御部を相手側としたソケット接続を行い、当該ソケット接続を通じて、固有機能制御部に機器固有の制御を命じ、
前記記録媒体は第1記録媒体であり、第1記録媒体には、ルートディレクトリの配下に第1ディレクトリと、第2ディレクトリとが存在し、
第1ディレクトリは、本編コンテンツが記録されているディレクトリであり、前記バイトコードアプリケーションは、第1ディレクトリに記録されており、
第2ディレクトリは、持出し視聴用コンテンツが記録されており、当該持出し視聴用コンテンツは、本編コンテンツとは異なるフォーマットのコンテンツであって、機器固有機能の対象となるものであり、
前記機器固有機能とは、持出し視聴用コンテンツを構成するファイルを、第1記録媒体から第2記録媒体へと、コピーするというメディア間コピーである
ことを特徴とする再生装置。
【請求項2】
前記第2ディレクトリの配下には、複数のコピーソース格納ディレクトリが存在し、
前記持出し視聴用コンテンツは、何れか1つのコピーソース格納ディレクトリに記録されており、
前記バイトコードアプリケーションは、何れかのコピーソース格納ディレクトリのファイルパスを、カレントのソースロケーションとして固有機能制御部に設定することを命じ、
前記固有機能制御部は、何れか1つのコピーソース格納ディレクトリがカレントソースロケーションとして設定されれば、コピーソース格納ディレクトリから持出し視聴用コンテンツを読み出して、第2記録媒体に書き込むことで、機器固有機能を実行する
ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
【請求項3】
前記第1記録媒体の第1ディレクトリには、機器固有機能のためのオンメディアライブラリが記録されており、オンメディアライブラリは、第1ディレクトリに記録された他のバイトコードアプリケーションに、機器固有機能実行のためのプログラミングインターフェイスを提供するものであり、
前記オンメディアライブラリは、
他のバイトコードアプリケーションから、機器固有機能実行用プログラミングインターフェイスのコールがなされた場合、当該プログラミングインターフェイスのコールをソケットコマンドに変換した上で固有機能制御部に出力し、固有機能制御部からのレスポンスを戻り値又はイベントに変換して、コールを行った他のバイトコードアプリケーションに返し、
前記ソケット接続は、前記ソケットコマンド及びレスポンスを伝送するための通信路を構成する
ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
【請求項4】
前記第1記録媒体には、持出し視聴用コンテンツを識別するためのコンテンツIDが記録されており、
コンテンツIDの一部をなすビットは、持出し視聴用コンテンツの供給源であるコンテンツプロバイダを識別するためのものであり、
バイトコードアプリケーションは、固有機能制御部に、コンテンツIDと、シリアル番号とを含むコマンドを送信し、
固有機能制御部は、コンテンツIDと、シリアル番号との組みをサーバに送信して、持出し視聴用コンテンツの供給源であるコンテンツプロバイダが、固有機能制御を利用する正当権限を有しているかどうかをサーバに判断させ、正当権限を有しているとサーバが判断した場合は、機器固有機能を実行するが、正当権限を有していないと判断した場合、機器固有機能を実行しない
ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
【請求項5】
前記持出し視聴用コンテンツに含まれるデジタルストリームは、暗号化されて前記第1記録媒体上に記録されており、
前記固有機能制御部は更に、前記第2記録媒体に記録すべき持出し視聴用コンテンツに含まれるデジタルストリームを第2記録媒体に書き込む際、前記第一記録媒体に属するシリアルIDと、前記デジタルストリームのコンテンツ識別子と、前記第2記録媒体の媒体識別子及び暗号キーと、を前記外部サーバに送信し、
前記第2記録媒体固有の保護方式とは、
前記シリアルID、コンテンツ識別子、媒体識別子及び暗号キーに対応した復号鍵をサーバから取得して、前記第2記録媒体の保護された領域に記録することである、請求項3に記載の再生装置。
【請求項6】
前記再生装置はさらに、前記オンメディアライブラリのアーカイブファイル内のデジタル署名ファイルの正当性を検証する検証部を備え、
前記検証部は、再生装置内に組み込まれた認証鍵を元に、前記オンメディアライブラリのアーカイブファイル内のデジタル署名ファイルのハッシュ値を算出し、
前記算出されたハッシュ値が、前記オンメディアライブラリのアーカイブファイル内のデジタル署名ファイルに含まれるデジタル署名の値と一致していれば、バイトコードアプリケーションは、正当であると判断し、
前記検証部がデジタル署名ファイルが正当でないと判断した場合、前記固有機能制御部はバイトコードアプリケーションから前記再生制御とは異なる機器固有の機能に関連したコマンドを受け取っても、前記再生制御とは異なる機器固有機能の実行を拒否する、請求項3に記載の再生装置。
【請求項7】
再生装置は、通信管理部を備え、
前記ソケット通信のためのプログラミングインターフェイスは、通信管理部によって供給され、バイトコードアプリケーションからのネットワーク接続要求を検知すると、通信管理部は、再生装置が保有するデジタル証明書をバイトコードアプリケーションに送信し、
デジタル証明書に付与された署名が正当であると判断した場合に、バイトコードアプリケーションは、通信管理部から通信鍵を受け取り、機器固有機能に関するコマンドを前記通信鍵を用いて暗号化して通信管理部へ送る、請求項1に記載の再生装置。
【請求項8】
記録媒体であって、
コンテンツと、バイトコードアプリケーションとが記録されており、
前記コンテンツに対する機能には、標準化された再生制御機能と、機器固有の機器固有機能とがあり、
再生装置のプラットフォーム部は、バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスを有し、前記バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスは、再生制御用プログラミングインターフェイスと、通信用プログラミングインターフェイスとを含み、
前記バイトコードアプリケーションは、再生制御用プログラミングインターフェイスをコールすることで、再生装置内の再生制御部に再生制御を命じ、
通信用プログラミングインターフェイスを用いて固有機能制御部を相手側としたソケット接続を行い、当該ソケット接続を通じて、再生装置内の固有機能制御部に機器固有の制御を命じ、
前記記録媒体は第1記録媒体であり、第1記録媒体には、ルートディレクトリの配下に第1ディレクトリと、第2ディレクトリとが存在し、
第1ディレクトリは、本編コンテンツが記録されているディレクトリであり、前記バイトコードアプリケーションは、第1ディレクトリに記録されており、
第2ディレクトリは、持出し視聴用コンテンツが記録されており、持出し視聴用コンテンツは、本編コンテンツとは異なるフォーマットのコンテンツであって、機器固有機能の対象となるものであり、
機器固有機能とは、持出し視聴用コンテンツを構成するディレクトリ及びファイルを、第1記録媒体から第2記録媒体へと、コピーするというメディア間コピーである
ことを特徴とする記録媒体。
【請求項9】
第2ディレクトリの配下には、複数のコピーソース格納ディレクトリが存在し、
前記持出し視聴用コンテンツは、何れか1つのコピーソース格納ディレクトリに記録されており、
バイトコードアプリケーションは、何れかのコピーソース格納ディレクトリのファイルパスを、カレントのソースロケーションとして固有機能制御部に設定することを命じ、
固有機能制御部は、何れか1つのコピーソース格納ディレクトリがカレントソースロケーションとして設定されれば、カレントコピーソース格納ディレクトリから持出し視聴用コンテンツを読み出して、第2記録媒体に書き込むことで、機器固有機能を実行する
ことを特徴とする請求項8記載の記録媒体。
【請求項10】
前記第1記録媒体の第1ディレクトリには、機器固有機能のためのオンメディアライブラリが記録されており、オンメディアライブラリは、第1ディレクトリに記録された他のバイトコードアプリケーションに、機器固有機能実行のためのプログラミングインターフェイスを提供するものであり、
前記オンメディアライブラリは、
バイトコードアプリケーションから、機器固有機能実行用プログラミングインターフェイスのコールがなされた場合、当該プログラミングインターフェイスのコールをソケットコマンドに変換した上で固有機能制御部に出力し、固有機能制御部からのレスポンスを戻り値又はイベントに変換して、コールを行ったバイトコードアプリケーションに返し、
前記ソケット接続は、前記ソケットコマンド及びレスポンスを伝送するための通信路を構成する
ことを特徴とする請求項8記載の記録媒体。
【請求項11】
記録媒体に記録されたコンテンツを再生すると共に、当該コンテンツに対する機能を実行する再生方法であって、
コンテンツに対する機能には、標準化された再生制御機能と、機器固有の機器固有機能とがあり、
記録媒体からバイトコードアプリケーションを読み出して、コンピュータのプラットフォーム部に動作させる第1ステップと、
バイトコードアプリケーションからの要求に従い、コンテンツに対する機能をコンピュータ内の固有機能制御部に実行させる第2ステップとを有し、
前記コンピュータのプラットフォーム部において、バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスは、再生制御用プログラミングインターフェイスと、通信用プログラミングインターフェイスとを含み、
前記バイトコードアプリケーションは、再生制御用プログラミングインターフェイスをコールすることで、再生制御部に再生制御を命じ、
通信用プログラミングインターフェイスを用いて固有機能制御部を相手側としたソケット接続を行い、当該ソケット接続を通じて、固有機能制御部に機器固有の制御を命じ、
前記記録媒体は第1記録媒体であり、第1記録媒体には、ルートディレクトリの配下に第1ディレクトリと、第2ディレクトリとが存在し、
第1ディレクトリは、本編コンテンツが記録されているディレクトリであり、前記バイトコードアプリケーションは、第1ディレクトリに記録されており、
第2ディレクトリは、持出し視聴用コンテンツが記録されており、当該持出し視聴用コンテンツは、本編コンテンツとは異なるフォーマットのコンテンツであって、機器固有機能の対象となるものであり、
前記機器固有機能とは、持出し視聴用コンテンツを構成するファイルを、第1記録媒体から第2記録媒体へと、コピーするというメディア間コピーである
ことを特徴とする再生方法。
【請求項12】
記録媒体に記録されたコンテンツを再生すると共に、当該コンテンツに対する機能を実行するコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
コンテンツに対する機能には、標準化された再生制御機能と、機器固有の機器固有機能とがあり、
記録媒体からバイトコードアプリケーションを読み出して、コンピュータのプラットフォーム部に動作させる第1ステップと、
バイトコードアプリケーションからの要求に従い、コンテンツに対する機能をコンピュータ内の固有機能制御部に実行させる第2ステップとを有し、
前記コンピュータのプラットフォーム部において、バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスは、再生制御用プログラミングインターフェイスと、通信用プログラミングインターフェイスとを含み、
前記バイトコードアプリケーションは、再生制御用プログラミングインターフェイスをコールすることで、再生制御部に再生制御を命じ、
通信用プログラミングインターフェイスを用いて固有機能制御部を相手側としたソケット接続を行い、当該ソケット接続を通じて、固有機能制御部に機器固有の制御を命じるようにコンピュータを動作させ、
前記記録媒体は第1記録媒体であり、第1記録媒体には、ルートディレクトリの配下に第1ディレクトリと、第2ディレクトリとが存在し、
第1ディレクトリは、本編コンテンツが記録されているディレクトリであり、前記バイトコードアプリケーションは、第1ディレクトリに記録されており、
第2ディレクトリは、持出し視聴用コンテンツが記録されており、当該持出し視聴用コンテンツは、本編コンテンツとは異なるフォーマットのコンテンツであって、機器固有機能の対象となるものであり、
前記機器固有機能とは、持出し視聴用コンテンツを構成するファイルを、第1記録媒体から第2記録媒体へと、コピーするというメディア間コピーである
ことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラム。
【請求項13】
記録媒体に記録されたバイトコードアプリケーションおよびオンメディアライブラリを読み出して、動作させるプラットフォーム部と、
前記記録媒体に記録されたコンテンツに対し、標準化された再生制御機能を実行する再生制御部と、
前記記録媒体に記録されたコンテンツに対し、機器固有の機器固有機能を実行する固有機能制御部とを備え、
プラットフォーム部は、バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスを有し、前記バイトコードアプリケーションが利用可能なプログラミングインターフェイスは、再生制御用プログラミングインターフェイスと、通信用プログラミングインターフェイスとを含むコンピュータが読取り可能なプログラムであって、
前記バイトコードアプリケーションが、再生制御用プログラミングインターフェイスをコールすると、再生制御部に再生制御を命じるステップ、
バイトコードアプリケーションが、オンメディアライブラリをコールすると、オンメディアライブラリが通信用プログラミングインターフェイスを用いて固有機能制御部を相手側としたソケット接続を行い、当該ソケット接続を通じて、固有機能制御部に機器固有の制御を命じるステップをコンピュータに実行させ、
前記記録媒体は第1記録媒体であり、第1記録媒体には、ルートディレクトリの配下に第1ディレクトリと、第2ディレクトリとが存在し、
第1ディレクトリは、本編コンテンツが記録されているディレクトリであり、前記バイトコードアプリケーションは、第1ディレクトリに記録されており、
第2ディレクトリは、持出し視聴用コンテンツが記録されており、当該持出し視聴用コンテンツは、本編コンテンツとは異なるフォーマットのコンテンツであって、機器固有機能の対象となるものであり、
前記機器固有機能とは、持出し視聴用コンテンツを構成するファイルを、第1記録媒体から第2記録媒体へと、コピーするというメディア間コピーである、コンピュータが読取り可能なプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図2】
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【図10】
【図11】
【図12】
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【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【公開番号】特開2012−18672(P2012−18672A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−147208(P2011−147208)
【出願日】平成23年7月1日(2011.7.1)
【分割の表示】特願2011−524041(P2011−524041)の分割
【原出願日】平成23年1月28日(2011.1.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Linux
2.コンパクトフラッシュ
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年7月1日(2011.7.1)
【分割の表示】特願2011−524041(P2011−524041)の分割
【原出願日】平成23年1月28日(2011.1.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Linux
2.コンパクトフラッシュ
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
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