説明

冷蔵庫の動作点検方法

【課題】冷凍サイクルの電気部品の動作点検を円滑に行うとともに、各電機部品が並列的に動作した際のその点検を行う。
【解決手段】冷凍サイクルの制御部32は、各電気部品の動作を個別に点検する個別点検モードと、電気部品を所定の組み合わせにより並列的に駆動させ、その駆動を点検する組み合わせ点検モードとを有する。個別点検モードにおいて各電気部品を選択的に点検することにより、すぐに、その電気部品の点検を行うことができる。組み合わせ点検モードにより、各電気部品が相互に及ぼす影響による動作不良を確認することができる。また、個別点検モードは、上記電気部品の中から一の電気部品を選択する部品選択ステップと、選択された電気部品を所定時間駆動させる動作点検ステップとを有し、制御部32は、個別点検モードと、組み合わせ点検モードとを選択的に実行することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、冷凍庫、氷温庫、冷凍冷蔵庫、または冷凍氷温庫などの冷蔵庫の冷凍サイクルを構成する電気部品の動作を点検する動作点検方法およびその動作点検方法を行う冷蔵庫に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、冷凍サイクルを備えた冷凍庫、氷温庫、冷凍冷蔵庫、または冷凍氷温庫などの冷蔵庫10は、図4に示すように、その内部に貯蔵物が収納される庫室13が形成され、この庫室13は扉14により開閉される。この冷蔵庫10の冷凍サイクルは、冷媒を、圧縮機22から凝縮器23、キャピラリーチューブ(図示省略)、蒸発器24を経て圧縮機22に環流させ、その蒸発器24において、冷媒と空気とを熱交換することにより冷気を発生させている。
【0003】
その冷却された冷気を、庫内ファン26で庫室13に循環させることにより、庫室13内を冷却している。このとき、庫室13内を所定温度に円滑に冷却するために、制御部(図示省略)で、蒸発器24の冷却力と庫内ファン26の運転率(運転時間と停止時間の比率)を制御している。
【0004】
その制御は、庫室13を冷却する冷却負荷の大きさに応じて、可変のインバータ制御によって圧縮機22の回転数を変化させ、または、定速回転する圧縮機22の運転率(運転時間と停止時間の比率)を変化させることにより、冷凍サイクルの蒸発器24の冷却力を調節する。
【0005】
また、この冷凍サイクルによる冷却作用において、蒸発器24に徐々に霜が付着するため、蒸発器24にはその霜を溶かす除霜ヒータ27が設けられる。その霜の量は、冷蔵庫の冷却負荷の大小、扉14の開閉の頻度、冷蔵庫の設置場所周囲の温湿度によって変化するので、この霜の量に応じて前記除霜ヒータ27の通電率(運転時間と停止時間の比率)が制御される。
【0006】
このように、上記冷蔵庫10の冷凍サイクルは、制御部が電気的に制御する電気部品、すなわち、圧縮機22、凝縮器ファン25、庫内ファン26、除霜ヒータ27等を適宜に動作させて庫室13内の冷却を行っている。これらの電気部品の動作不良または誤作動が発生すれば、庫室13内の冷却に悪影響を及ぼす。
【0007】
このため、これらの電気部品の動作不良または誤作動を発見するために、その動作を点検する技術が知られている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特表2005−500502号公報
【0008】
上記特許文献1に記載の技術は、冷蔵庫の冷凍サイクルの蒸発器24において発生させた冷気を利用して製氷を行い、その製氷機を構成する電気部品の動作を個別に点検し、さらに、製氷、離氷動作を順次点検するものである。
【0009】
その製氷機の電気部品の動作の点検方法は、前記各電気部品を制御する制御部が、製氷機の動作状態を点検するためのテスト信号入力ステップと、前記テスト信号が入力されると、製氷機の内部の電気部品を個別にその自体動作を点検する自体動作点検ステップと、前記ステップで異常が見つからなかったとき、製氷機で製氷し、離氷する動作を順次点検する順次動作点検ステップとを有するものである。前記テスト信号が入力されると、あらかじめ設定された順序でそれぞれの電気部品の動作点検が行われ、この部品の点検で異常がなければ、製氷点検、離氷点検が順次行われる。このテスト機能により製氷機が正常に動作するかを点検することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記製氷機の動作点検方法は、あらかじめ決められた各電気部品の動作をそれぞれ点検し、続いて製氷・離氷動作を順次点検するので、各電気部品の動作の選択的な点検、または、製氷・離氷動作の選択的な点検をすることができない。
【0011】
すなわち、個別に電気部品を点検する場合にも、各電気部品の動作点検の順序が設定されているので、その点検したい電気部品が点検されるまで待ち時間が発生する。例えば、図4に示す冷蔵庫において、この技術を採用すると、圧縮機22、凝縮器ファン25、庫内ファン26、除霜ヒータ27と点検順序が設定され、その除霜ヒータ27の点検をしたい場合でも、圧縮機22、凝縮器ファン25、庫内ファン26と順次点検されて、除霜ヒータ27が点検されるまで、その除霜ヒータ27の動作の適否の判断を待たなければならなかった。この待ち時間があるために、動作点検に要する時間のロスが大きくなるという問題があった。
【0012】
また、製氷・離氷動作の点検のみを行うことができず、各電気部品の全動作点検の終了後、その製氷・離氷動作の点検が行われるため、各電気部品の全動作点検と製氷・離氷動作の点検の両者を行って、その製氷・離氷動作の適否を確認するしかなかった。
【0013】
さらに、各電気部品の動作は相互に関係して、個々に正常に動作していても、複数の電気部品が同時に(並列的に)動く場合、その一方、又は両者の動作に不都合が生じる場合がある。この場合の点検は、上記の特許文献1の技術では行うことができない。
【0014】
この発明は、冷凍サイクルを構成する電気部品の動作点検を円滑に行い得るようにすることを第1の課題、各電気部品が並列的に動作した際のその点検を行い得るようにすることを第2の課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の第1の課題を解決するために、この発明は、各電気部品を選択的に点検するようにしたのである。
このようにすれば、点検したい電気部品を選んで点検することにより、すぐに、その電気部品の点検を行うことができる。
【0016】
つぎに、上記の第2の課題を解決するために、この発明は、各電気部品を並列的に動作させ、その動作の適否を点検するようにしたのである。
このようにすれば、各電気部品が相互に及ぼす影響による動作不良を確認することができる。
【発明の効果】
【0017】
この発明は、以上のように、各電気部品を選択的に点検するようにしたので、すぐに点検したい電気部品の点検を行うことができ、その点検を円滑に行うことができる。
【0018】
また、電気部品を並列的に動作させ、その動作の適否を点検するようにしたので、各電気部品が相互に及ぼす影響による動作不良を確認することができて、点検作業の信頼性を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
この発明の実施形態の冷蔵庫の動作点検方法としては、冷凍サイクルを構成する電気部品を制御する制御部が、前記各電気部品を所定の組み合わせにより並列的に駆動させ、その駆動状態を点検する組み合わせ点検モードを有する構成を採用することができる。この構成により、上記の第2の課題を解決することができる。
【0020】
この構成において、上記制御部は、上記各電気部品の動作を個別に点検する個別点検モードを有し、前記個別点検モードと、上記組み合わせ点検モードとを選択的に実行する構成を採用することができる。このようにすれば、制御部は、各電気部品を選択的に個別点検することができるとともに、各電気部品を個別に動作点検する個別点検モードと、上記の組み合わせ点検モードとを選択することができる。この構成により、上記の第1の課題を解決することができる。
【0021】
また、上記個別点検モードは、たとえば、上記電気部品の中から一の電気部品を選択する部品選択ステップと、選択された電気部品を所定時間駆動させる動作点検ステップとを有する構成とすることができる。
【0022】
さらに、上記動作点検ステップの実行後に、所定時間経過すれば通常運転に移行し、前記所定時間内に上記部品選択ステップが実行されれば、その選択された電気部品について上記動作点検ステップが実行される構成を採用することができる。この構成によれば、電気部品の動作点検終了後、所定時間が経過して冷蔵庫の通常運転に移行するのを待って、再度、新たに電気部品の動作点検を開始する必要がなくなり、新たに電気部品の動作点検を実行するまでの時間を短縮することができる。
【0023】
また、上記組み合わせ点検モードは、上記各電気部品をそれぞれ所定時間ごとに起動を遅らせて並列的に順次駆動させ、その前記所定時間ごとの前記各電気部品の動作を点検する構成を採用すると、電気部品を所定時間ごとに並列的に順次駆動させ、その所定時間ごとに駆動する電気部品の動作の適否を点検できるので、各電気部品が相互に及ぼす影響による動作不良を確認することができる。
【0024】
上記組み合わせ点検モードは、はじめに上記庫内ファンを起動させる構成とすれば、冷蔵庫の庫内温度の維持に影響する庫内ファンの動作の適否を、最初に点検することができる。
【0025】
この発明の実施形態の冷蔵庫としては、扉を有する庫室と、この庫室を冷却する冷気を発生させる冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルを構成する電気部品を制御する制御部とを備えた冷蔵庫において、前記制御部は、上述したいずれかの冷蔵庫の動作点検方法を行い得る構成のものとすることができる。
【実施例】
【0026】
以下、この発明の実施例を添付図面図1〜図3に基づいて説明する。なお、この実施例の冷蔵庫は、その概略図が図4に示す一般的な冷蔵庫と同様であるので、同一の構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0027】
図1は、この発明の実施例の制御構成ブロック図であり、図2(a)〜(c)は、この実施例の動作を示すフローチャートである。
【0028】
この実施例の冷蔵庫は、図1に示すように、テストスイッチを有する信号入力部30と、選択スイッチを有するセンサ信号入力部31と、制御部32とを備え、その制御部32には、圧縮機22を駆動する圧縮機駆動部33と、凝縮器23に空気を供給する凝縮器ファン25を駆動する凝縮器ファン駆動部34と、蒸発器24で冷却された冷気を庫室13に送り込む庫内ファン26を駆動する庫内ファン駆動部35、表示部37を接続している。
【0029】
また、蒸発器24には除霜ヒータ27を設けて(図4参照)、そのヒータ駆動部36により、蒸発器24に付着した霜を溶かすようにしている。このヒータ駆動部36は、制御部32の制御により、除霜ヒータ27の通電をON−OFFする。
【0030】
上記テストスイッチと選択スイッチはこの冷蔵庫の操作盤に設けられ、そのテストスイッチは、使用者が、冷凍サイクルを構成する各電気部品を個別に点検する個別点検モードと、電気部品を所定の組み合わせにより並列的に駆動させ、その駆動状態を点検する組み合わせ点検モードとのいずれか一方を選択して操作するものである。
【0031】
このテストスイッチの操作により、両モードのいずれかが選択されると、上記信号入力部30は、その選択されたモードを開始する信号を出力する。
【0032】
上記選択スイッチは、使用者が点検しようとする圧縮機22、凝縮器ファン25、庫内ファン26、除霜ヒータ27のいずれかを選択するものである。この選択スイッチを使用者が操作して、前記のいずれかの電気部品を選択すると、上記センサ信号入力部31は、その選択された選択信号を出力する。
【0033】
上記信号入力部30から出力されたモード開始信号は制御部32に入力され、制御部32は、信号入力部30からの出力信号に基づいて、上記個別点検モードまたは組み合わせ点検モードを開始する。
【0034】
そのとき、上記個別点検モードの開始信号を入力後、センサ信号入力部31から選択信号が入力されれば、この選択信号により選択された、冷凍サイクルを構成する電気部品の動作点検を開始する。
【0035】
なお、上記個別点検モードは、上記テストスイッチの操作によるモード開始信号の出力がされることなしに、上記選択スイッチの操作によるセンサ信号入力部31の選択信号によって開始されるようにしてもよい。このようにすれば、選択スイッチで点検したい電気部品を選択することにより、すぐに、その部品について個別点検を開始することができる。このため、このテストスイッチは、選択スイッチを含むものとする。この一連の作用のフローチャートが図2(a)である。
【0036】
まず、その個別点検モードの動作について、図2(b)に基づき詳しく説明すると、上記制御部32は、上記信号入力部30から個別点検モードを開始する開始信号が入力されると、まず、上記センサ信号入力部31から選択信号が出力されたか否かを確認する(ステップ41)。選択信号が出力されれば、その選択された電気部品、例えば、庫内ファン26が選択された場合、この庫内ファン駆動部35を起動させる(ステップ42)。なお、前記ステップ41において、出力された選択信号に基づいてその選択された電気部品の動作開始信号が入力されたか否かを確認し(ステップ70)、この動作開始信号が入力されていなければ、予め設定されている待機リミット時間(例えば、30秒間)の経過後、選択された電気部品を起動させるようにしてもよい(ステップ71)。これにより、前記待機リミット時間が経過すれば、選択された電気部品を起動させることができる。
【0037】
次に、制御部32は、選択された電気部品が起動しているか否かを確認する(ステップ43)。この選択された電気部品が起動していなければ、エラーメッセージを表示部37で表示させるようにしてもよい(ステップ44)。このエラーメッセージにより、選択された電気部品の動作不良を確認することができる。
【0038】
ここで、選択された電気部品が作動していれば予め設定されている動作リミット時間(例えば、180秒間)が経過しているか否かを確認する(ステップ45)。経過していれば部品の作動を停止させる(ステップ47)。一方、前記動作リミット時間内であれば、センサ信号入力部31からの動作停止信号が出力されたかを確認する(ステップ46)。
【0039】
上記ステップ46での動作停止信号が出力されていなければ、ステップ45に進む。前記動作停止信号が出力されていればステップ47に進み、部品の作動を停止させる。このように、動作リミット時間内に、選択された電気部品の作動を停止させることができるので、各電気部品の動作点検に要する時間を短縮することができる。
【0040】
上記ステップ47で部品の作動を停止させた後、予め設定されている停止リミット時間(例えば、300秒間)が経過しているか否かを確認する(ステップ48)。この停止リミット時間が経過していれば、個別点検を終了し(ステップ52)、通常運転に移行する。
【0041】
上記ステップ48において、上記停止リミット時間内であれば、制御部32は、使用者に次に点検したい電気部品の選択を要求する表示をする(ステップ49)。この表示により、次に点検する電気部品が選択されれば(ステップ50)、その部品について動作点検を開始し(ステップ70)、選択されなければステップ48に戻る。これにより、新たに点検する電気部品を選択すれば、その電気部品に対して動作点検を行うことができる。
【0042】
なお、ステップ50において、次に点検する電気部品が選択されなければ、上記ステップ49での部品選択要求表示の表示リミット時間(例えば、120秒間)が経過しているか否かを確認し(ステップ51)、この表示リミット時間が経過してなければ、ステップ48に戻り、経過していれば個別点検を終了させるようにしてもよい(ステップ52)。このようにすると、使用者が点検したい電気部品を選択できるだけでなく、すべての電気部品を順次点検する場合と比較して、その点検時間を短縮することができる。
【0043】
次に、組み合わせ点検モードの動作について、図2(c)に基づき詳しく説明すると、上記信号入力部30からのステップ開始信号が出力されると、制御部32は、庫内ファン駆動部35に起動信号を出力し、庫内ファン26を起動させる(ステップ61)。はじめに庫内ファン26を起動させるのは、庫内ファン26の動作の適否により、冷蔵庫10の庫室13の庫内温度の維持が影響を受け易いからである。
【0044】
その庫内ファン26の起動後、制御部32に内蔵する制御タイマ38により所定時間(例えば、t1=A(60秒))が経過すれば(ステップ62)、凝縮器ファン駆動部34に起動信号を出力し、凝縮器ファン25を起動させる(ステップ63)。
【0045】
さらに、凝縮器ファン25の起動後、上記制御タイマ38により所定時間(例えば、t2=B(60秒))が経過すれば(ステップ64)、圧縮機駆動部33に起動信号を出力し、圧縮機22を起動させる(ステップ65)。圧縮機22の起動後、前記制御タイマ38により所定時間(例えば、t3=C(60秒))が経過すれば(ステップ66)、組み合わせ点検は終了し(ステップ67)、通常運転に移行する。
【0046】
この組み合わせ点検モードでは、図3に示すように、庫内ファン26、凝縮器ファン25、圧縮機22を所定時間ごとに、(この実施例の場合は、60秒ごとに)起動を遅らせて並列的に順次駆動させる。これらの電気部品を並列的に動作させ、その動作の適否を点検するようにしたので、各電気部品が相互に及ぼす影響による動作不良を確認することができて、点検作業の信頼性を高めることができる。たとえば、これらの電気部品単独の作動では生じない庫内ファン26と凝縮器ファン25との同時作動時、または庫内ファン26、凝縮器ファン25、圧縮機22との同時作動時での異音を発見することができる。
【0047】
なお、これらの電気部品を同時に作動する組み合わせは、上述の組み合わせに限られず、たとえば、凝縮器ファン25と圧縮機22、または、庫内ファン26と圧縮機22の組み合わせでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】一実施例の制御構成ブロック図
【図2(a)】同上の冷蔵庫の動作点検を示す動作フローチャート
【図2(b)】同上の冷蔵庫の個別点検を示す動作フローチャート
【図2(c)】同上の冷蔵庫の組み合わせ点検を示す動作フローチャート
【図3】同上の冷蔵庫の組み合わせ点検を示す概略図
【図4】同上の冷蔵庫を示す概略断面図
【符号の説明】
【0049】
10 冷蔵庫
11 冷蔵庫本体
13 庫室
14 扉
22 圧縮機
23 凝縮器
24 蒸発器
25 凝縮器ファン
26 庫内ファン
27 除霜ヒータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷凍サイクルを構成する電気部品を制御する制御部(32)が、前記各電気部品を所定の組み合わせにより並列的に駆動させ、その駆動状態を点検する組み合わせ点検モードを有する冷蔵庫の動作点検方法。
【請求項2】
上記制御部(32)は、上記各電気部品の動作を個別に点検する個別点検モードを有し、前記個別点検モードと、上記組み合わせ点検モードとを選択的に実行する請求項1に記載の冷蔵庫の動作点検方法。
【請求項3】
上記個別点検モードは、上記電気部品の中から一の電気部品を選択する部品選択ステップと、選択された電気部品を所定時間駆動させる動作点検ステップとを有する請求項2に記載の冷蔵庫の動作点検方法。
【請求項4】
上記動作点検ステップの実行後に、所定時間経過すれば通常運転に移行し、前記所定時間内に上記部品選択ステップが実行されれば、その選択された電気部品について上記動作点検ステップが実行される請求項3に記載の冷蔵庫の動作点検方法。
【請求項5】
上記組み合わせ点検モードは、上記各電気部品をそれぞれ所定時間ごとに起動を遅らせて並列的に順次駆動させ、その前記所定時間ごとの前記各電気部品の動作を点検する請求項1から4のいずれかに記載の冷蔵庫の動作点検方法。
【請求項6】
上記動作点検される各電気部品は、圧縮機(22)と、凝縮器ファン(25)と、庫内ファン(26)と、除霜ヒータ(27)である請求項1から5のいずれかに記載の冷蔵庫の動作点検方法。
【請求項7】
上記組み合わせ点検モードは、はじめに上記庫内ファン(26)を起動させる請求項1から6のいずれかに記載の冷蔵庫の動作点検方法。
【請求項8】
扉(14)を有する庫室(13)と、この庫室(13)を冷却する冷気を発生させる冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルを構成する電気部品を制御する制御部(33)とを備えた冷蔵庫において、前記制御部(32)は、上記請求項1から7のいずれかに記載の冷蔵庫の動作点検方法を行うものであることを特徴とする冷蔵庫。

【図1】
image rotate

【図2(a)】
image rotate

【図2(b)】
image rotate

【図2(c)】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate