凍結乾燥血小板の調製法、凍結乾燥血小板を含む組成物、および使用法
本発明は、凍結乾燥血小板を調製する工程、それらの工程によって製造される凍結乾燥血小板、治療的、診断的、および研究目的のためにその血小板を用いる方法、および、凍結乾燥血小板を含むキットを提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
出血に苦しむ被験者の出血を処置する方法であって、凍結乾燥血小板を含む組成物を該被験者に投与することを含み、被験者に投与される血小板の量は、出血を処置するのに十分であることを特徴とする、前記方法。
【請求項2】
前記投与は、凍結乾燥血小板、または凍結乾燥血小板を含む組成物を、出血部位に直接塗布することを含むことを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項3】
前記出血は高圧動脈からのものであることを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項4】
前記凍結乾燥血小板を、投与前に再び水和することをさらに含むことを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項5】
前記投与は、凍結乾燥血小板、または凍結乾燥血小板を含む組成物を、被験者の血液系に注入、または輸液することを含むことを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項6】
前記凍結乾燥血小板を、投与前に再び水和することをさらに含むことを特徴とする、請求項5の方法。
【請求項7】
前記方法は急性出血を処置する方法であることを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項8】
前記出血は創傷または外傷によるものであることを特徴とする、請求項7の方法。
【請求項9】
前記方法は出血障害を処置する方法であることを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項10】
前記出血障害は血友病であることを特徴とする、請求項9の方法。
【請求項11】
前記出血障害は、出血性疾患または障害とは別の疾患または障害に対する処置プログラムの副作用であることを特徴とする、請求項9の方法。
【請求項12】
前記出血障害は抗ガン治療の副作用であることを特徴とする、請求項11の方法。
【請求項13】
前記の血小板または組成物は、出血部位の直近部位に投与されることを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項14】
前記出血は手術によるものであることを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項15】
出血障害に苦しむ被験者を処置する方法であって、血小板、血小板誘導体、または両者の混合物を含む組成物を該被験者に投与することを含み、前記投与は、投与の時点で盛んな出血が見られない時に実行されることを特徴とする、前記方法。
【請求項16】
前記被験者は先天的血友病を患うことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項17】
前記被験者は血友病Aを患うことを特徴とする、請求項16の方法。
【請求項18】
前記被験者は血友病Bを患うことを特徴とする、請求項16の方法。
【請求項19】
前記被験者は血友病Cを患うことを特徴とする、請求項16の方法。
【請求項20】
前記被験者は後天的血友病を患うことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項21】
前記被験者は、抑制因子つき血友病を患うことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項22】
前記被験者は、薬剤誘発性凝固障害を患うことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項23】
前記被験者はvWDを患うことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項24】
前記被験者は、肝臓または腎臓の機能障害または不全を患うことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項25】
前記方法は、ヘパリン、または低分子量ヘパリン類の、有害な血液凝固作用に対抗することを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項26】
前記方法は、アプロチニンの有害な血液凝固作用に対抗することを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項27】
前記方法は、Xa因子阻害剤の有害な血液凝固作用に対抗することを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項28】
前記方法は、先天的X因子欠損の有害な血液凝固作用に対抗することを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項29】
前記方法は、IまたはII因子の欠損以外の、凝固因子欠損を処置することを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項30】
前記方法は、GPIIb/IIIa拮抗剤療法の有害な血液凝固作用に対抗することを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項31】
投与は、出血をもたらす最近の外傷または損傷の不在時に実行されることを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項32】
前記方法は、被験者に対し正常な血液凝固性能を回復させる予防的方法であることを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項33】
前記組成物は、凍結乾燥血小板、血小板誘導体、またはその両方、あるいは、再水和凍結乾燥血小板、血小板誘導体、またはその両方を含むことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項34】
投与は、1マイクロリットル当たり50,000個の血小板から1マイクロリットル当たり500,000個の血小板の、血中血小板計数を実現するのに十分な量の血小板、血小板誘導体、またはその両方を、被験者に送達することを含むことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項35】
凍結乾燥血小板および全血、血漿、または、全血または血漿の成分を含む、インビトロ組成物。
【請求項36】
前記凍結乾燥血小板および新鮮血小板を含む、請求項35の組成物。
【請求項37】
前記凍結乾燥血小板は再構成されることを特徴とする、請求項35の組成物。
【請求項38】
前記凍結乾燥血小板は、公共の血液供給源から得られたものであることを特徴とする、請求項35の組成物。
【請求項39】
前記凍結乾燥血小板は、患者の血液凝固活性に悪影響を及ぼす可能性のある治療を現に受けている、または受けることが予定されている患者から得られたものであることを特徴とする、請求項35の組成物。
【請求項40】
血液または血液成分を含むサンプルの血液凝固能を定量する方法であって、
凍結乾燥血小板を、新鮮血液または血液成分と合わせて混合物を作製すること、および、
該混合物について、1種以上の血液凝固機能を表示する1種以上の生物学的または生化学的機能を定量すること
を含む前記方法。
【請求項41】
前記方法は、血液凝固システムの疾患または障害を診断する方法であることを特徴とする、請求項40の方法。
【請求項42】
前記凍結乾燥血小板は、血液凝固システムに欠陥を有する、または有することが疑われる患者から得られることを特徴とする、請求項40の方法。
【請求項43】
前記の新鮮血液または血液成分は、血液凝固システムに欠陥を有する、または有することが疑われる患者から得られることを特徴とする、請求項40の方法。
【請求項44】
前記方法は、血液凝固システムの疾患または障害の進行を監視する方法であることを特徴とする、請求項40の方法。
【請求項45】
ゼロ時点において患者から得られた凍結乾燥血小板を、その後の時点で該患者から得られた血小板と合わせて混合物を作製すること、および、
該混合物の血液凝固能を定量すること、
を含むことを特徴とする、請求項44の方法。
【請求項46】
第2の後発時点で第2量の血小板を取り出すこと、これを凍結乾燥血小板と混合すること、および、混合物の血液凝固能を定量することをさらに含むことを特徴とする、請求項45の方法。
【請求項47】
この方法は、患者の処置プログラムが、該患者の血液凝固システムに及ぼす作用を監視する方法であることを特徴とする、請求項40の方法。
【請求項48】
凍結乾燥血小板、および、血液凝固システムに影響を及ぼす、少なくとも一つの物質を含むキット。
【請求項49】
前記物質は薬剤であることを特徴とする、請求項48のキット。
【請求項50】
前記薬剤は抗血小板活性を有することを特徴とする、請求項49のキット。
【請求項51】
前記薬剤は、患者の血液の凝固能を低下させることを特徴とする、請求項50のキット。
【請求項52】
前記凍結乾燥血小板は、公共の血液供給源から得られたものであることを特徴とする、請求項48のキット。
【請求項53】
凍結乾燥血小板を含む複数の容器を含むことを特徴とする、請求項48のキット。
【請求項54】
2種以上の、異なる物質を含む複数の容器を含むことを特徴とする、請求項48のキット。
【請求項55】
凍結乾燥血小板の調製法であって、
血小板を準備すること;
少なくとも1種のサッカライドを含む塩バッファーに該血小板を懸濁し、第1組成物を作製すること;
該少なくとも1種のサッカライドが血小板と接触するのに少なくとも十分な時間、第1組成物を、凍結点を超える温度でインキュベートすること;
寒冷保護剤を添加して第2組成物を作製すること;
その際、第1組成物は、寒冷保護剤が添加されるまでは、遠心、またはその他の分離工程を受けることはなく、および、
第2組成物を凍結乾燥して凍結乾燥血小板を作製すること、
を含む前記方法。
【請求項56】
前記凍結乾燥血小板を、50℃よりも高い温度で少なくとも10時間加熱することをさらに含むことを特徴とする、請求項55の方法。
【請求項57】
前記凍結乾燥血小板を、75℃よりも高い温度で少なくとも18時間加熱することをさらに含むことを特徴とする、請求項55の方法。
【請求項58】
前記凍結乾燥血小板を、80℃よりも高い温度で少なくとも24時間加熱することをさらに含むことを特徴とする、請求項55の方法。
【請求項59】
前記第2組成物に対し、または、前記第1組成物と前記第2組成物の両方に対しエタノールを添加することをさらに含むことを特徴とする、請求項55の方法。
【請求項60】
前記エタノールは、前記第1組成物には1%(v/v)の量で添加され、前記第2組成物では0.8%の量として存在することを特徴とする、請求項59の方法。
【請求項61】
前記寒冷保護剤は、ヒト血清アルブミン、またはFicoll 400であることを特徴とする、請求項55の方法。
【請求項62】
前記寒冷保護剤は、Ficoll 400であることを特徴とする、請求項55の方法。
【請求項63】
凍結乾燥血小板の調製法であって、
血小板を準備すること;
100 mMトレハロースおよび1%(v/v)エタノールを含む塩バッファーに該血小板を懸濁し、第1組成物を作製すること;
第1組成物を37℃で2時間インキュベートすること;
Ficoll 400を6%(v/v)の最終濃度となるように添加して第2組成物を作製すること;
第2組成物を凍結乾燥して凍結乾燥血小板を作製すること;および、
凍結乾燥血小板を80℃で24時間加熱すること、
を含む前記方法。
【請求項64】
凍結乾燥血小板であって、
血小板を準備すること;
少なくとも1種のサッカライドを含む塩バッファーに該血小板を懸濁し、第1組成物を作製すること;
該少なくとも1種のサッカライドが血小板と接触するのに少なくとも十分な時間、第1組成物を、凍結点を超える温度でインキュベートすること;
寒冷保護剤を添加して第2組成物を作製すること;
その際、第1組成物は、寒冷保護剤が添加されるまでは、遠心、またはその他の分離工程を受けることはなく、および、
第2組成物を凍結乾燥して凍結乾燥血小板を作製すること、
を含む方法によって作製される前記凍結乾燥血小板。
【請求項65】
前記血小板は室温で少なくとも6ヶ月安定であることを特徴とする、請求項64の凍結乾燥血小板。
【請求項66】
新鮮血小板と事実上同じサイズと顆粒状態を持つ再水和凍結乾燥血小板。
【請求項67】
前記血小板は、さらにFicoll 400を含む組成物中に存在することを特徴とする、請求項66の再水和血小板。
【請求項68】
前記血小板は活性化されないことを特徴とする、請求項66の再水和血小板。
【請求項69】
凍結乾燥血小板を含むキットであって、前記血小板は、
血小板を準備すること;
少なくとも1種のサッカライドを含む塩バッファーに該血小板を懸濁し、第1組成物を作製すること;
該少なくとも1種のサッカライドが血小板と接触するのに少なくとも十分な時間、第1組成物を、凍結点を超える温度でインキュベートすること;
寒冷保護剤を添加して第2組成物を作製すること;
その際、第1組成物は、寒冷保護剤が添加されるまでは、遠心、またはその他の分離工程を受けることはなく、および、
第2組成物を凍結乾燥して凍結乾燥血小板を作製すること、
を含む方法によって作製される凍結乾燥血小板を含む前記キット。
【請求項70】
凍結乾燥血小板を含む、1個を超える容器を含むことを特徴とする、請求項69のキット。
【請求項71】
前記キットが、1リットルまたは1パイントの血液中の血小板量と等価量の凍結乾燥血小板を含む容器であることを特徴とする、請求項69のキット。
【請求項72】
前記キットが、ヒト凍結乾燥血小板を含むことを特徴とする、請求項69のキット。
【請求項73】
前記キットが、それぞれ、1 x 108から1 x 109個の血小板を含む、1個以上の容器を含むことを特徴とする、請求項69のキット。
【請求項74】
創傷との局部的接触のために、血小板を含む1個以上の包帯を含む前記キットであって、包帯は、創傷との接触が意図される包帯部位の表面積において、1 cm3当たり1 x 108から1 x 109個の血小板を含むことを特徴とする、請求項69のキット。
【請求項1】
出血に苦しむ被験者の出血を処置する方法であって、凍結乾燥血小板を含む組成物を該被験者に投与することを含み、被験者に投与される血小板の量は、出血を処置するのに十分であることを特徴とする、前記方法。
【請求項2】
前記投与は、凍結乾燥血小板、または凍結乾燥血小板を含む組成物を、出血部位に直接塗布することを含むことを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項3】
前記出血は高圧動脈からのものであることを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項4】
前記凍結乾燥血小板を、投与前に再び水和することをさらに含むことを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項5】
前記投与は、凍結乾燥血小板、または凍結乾燥血小板を含む組成物を、被験者の血液系に注入、または輸液することを含むことを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項6】
前記凍結乾燥血小板を、投与前に再び水和することをさらに含むことを特徴とする、請求項5の方法。
【請求項7】
前記方法は急性出血を処置する方法であることを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項8】
前記出血は創傷または外傷によるものであることを特徴とする、請求項7の方法。
【請求項9】
前記方法は出血障害を処置する方法であることを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項10】
前記出血障害は血友病であることを特徴とする、請求項9の方法。
【請求項11】
前記出血障害は、出血性疾患または障害とは別の疾患または障害に対する処置プログラムの副作用であることを特徴とする、請求項9の方法。
【請求項12】
前記出血障害は抗ガン治療の副作用であることを特徴とする、請求項11の方法。
【請求項13】
前記の血小板または組成物は、出血部位の直近部位に投与されることを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項14】
前記出血は手術によるものであることを特徴とする、請求項1の方法。
【請求項15】
出血障害に苦しむ被験者を処置する方法であって、血小板、血小板誘導体、または両者の混合物を含む組成物を該被験者に投与することを含み、前記投与は、投与の時点で盛んな出血が見られない時に実行されることを特徴とする、前記方法。
【請求項16】
前記被験者は先天的血友病を患うことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項17】
前記被験者は血友病Aを患うことを特徴とする、請求項16の方法。
【請求項18】
前記被験者は血友病Bを患うことを特徴とする、請求項16の方法。
【請求項19】
前記被験者は血友病Cを患うことを特徴とする、請求項16の方法。
【請求項20】
前記被験者は後天的血友病を患うことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項21】
前記被験者は、抑制因子つき血友病を患うことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項22】
前記被験者は、薬剤誘発性凝固障害を患うことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項23】
前記被験者はvWDを患うことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項24】
前記被験者は、肝臓または腎臓の機能障害または不全を患うことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項25】
前記方法は、ヘパリン、または低分子量ヘパリン類の、有害な血液凝固作用に対抗することを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項26】
前記方法は、アプロチニンの有害な血液凝固作用に対抗することを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項27】
前記方法は、Xa因子阻害剤の有害な血液凝固作用に対抗することを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項28】
前記方法は、先天的X因子欠損の有害な血液凝固作用に対抗することを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項29】
前記方法は、IまたはII因子の欠損以外の、凝固因子欠損を処置することを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項30】
前記方法は、GPIIb/IIIa拮抗剤療法の有害な血液凝固作用に対抗することを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項31】
投与は、出血をもたらす最近の外傷または損傷の不在時に実行されることを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項32】
前記方法は、被験者に対し正常な血液凝固性能を回復させる予防的方法であることを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項33】
前記組成物は、凍結乾燥血小板、血小板誘導体、またはその両方、あるいは、再水和凍結乾燥血小板、血小板誘導体、またはその両方を含むことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項34】
投与は、1マイクロリットル当たり50,000個の血小板から1マイクロリットル当たり500,000個の血小板の、血中血小板計数を実現するのに十分な量の血小板、血小板誘導体、またはその両方を、被験者に送達することを含むことを特徴とする、請求項15の方法。
【請求項35】
凍結乾燥血小板および全血、血漿、または、全血または血漿の成分を含む、インビトロ組成物。
【請求項36】
前記凍結乾燥血小板および新鮮血小板を含む、請求項35の組成物。
【請求項37】
前記凍結乾燥血小板は再構成されることを特徴とする、請求項35の組成物。
【請求項38】
前記凍結乾燥血小板は、公共の血液供給源から得られたものであることを特徴とする、請求項35の組成物。
【請求項39】
前記凍結乾燥血小板は、患者の血液凝固活性に悪影響を及ぼす可能性のある治療を現に受けている、または受けることが予定されている患者から得られたものであることを特徴とする、請求項35の組成物。
【請求項40】
血液または血液成分を含むサンプルの血液凝固能を定量する方法であって、
凍結乾燥血小板を、新鮮血液または血液成分と合わせて混合物を作製すること、および、
該混合物について、1種以上の血液凝固機能を表示する1種以上の生物学的または生化学的機能を定量すること
を含む前記方法。
【請求項41】
前記方法は、血液凝固システムの疾患または障害を診断する方法であることを特徴とする、請求項40の方法。
【請求項42】
前記凍結乾燥血小板は、血液凝固システムに欠陥を有する、または有することが疑われる患者から得られることを特徴とする、請求項40の方法。
【請求項43】
前記の新鮮血液または血液成分は、血液凝固システムに欠陥を有する、または有することが疑われる患者から得られることを特徴とする、請求項40の方法。
【請求項44】
前記方法は、血液凝固システムの疾患または障害の進行を監視する方法であることを特徴とする、請求項40の方法。
【請求項45】
ゼロ時点において患者から得られた凍結乾燥血小板を、その後の時点で該患者から得られた血小板と合わせて混合物を作製すること、および、
該混合物の血液凝固能を定量すること、
を含むことを特徴とする、請求項44の方法。
【請求項46】
第2の後発時点で第2量の血小板を取り出すこと、これを凍結乾燥血小板と混合すること、および、混合物の血液凝固能を定量することをさらに含むことを特徴とする、請求項45の方法。
【請求項47】
この方法は、患者の処置プログラムが、該患者の血液凝固システムに及ぼす作用を監視する方法であることを特徴とする、請求項40の方法。
【請求項48】
凍結乾燥血小板、および、血液凝固システムに影響を及ぼす、少なくとも一つの物質を含むキット。
【請求項49】
前記物質は薬剤であることを特徴とする、請求項48のキット。
【請求項50】
前記薬剤は抗血小板活性を有することを特徴とする、請求項49のキット。
【請求項51】
前記薬剤は、患者の血液の凝固能を低下させることを特徴とする、請求項50のキット。
【請求項52】
前記凍結乾燥血小板は、公共の血液供給源から得られたものであることを特徴とする、請求項48のキット。
【請求項53】
凍結乾燥血小板を含む複数の容器を含むことを特徴とする、請求項48のキット。
【請求項54】
2種以上の、異なる物質を含む複数の容器を含むことを特徴とする、請求項48のキット。
【請求項55】
凍結乾燥血小板の調製法であって、
血小板を準備すること;
少なくとも1種のサッカライドを含む塩バッファーに該血小板を懸濁し、第1組成物を作製すること;
該少なくとも1種のサッカライドが血小板と接触するのに少なくとも十分な時間、第1組成物を、凍結点を超える温度でインキュベートすること;
寒冷保護剤を添加して第2組成物を作製すること;
その際、第1組成物は、寒冷保護剤が添加されるまでは、遠心、またはその他の分離工程を受けることはなく、および、
第2組成物を凍結乾燥して凍結乾燥血小板を作製すること、
を含む前記方法。
【請求項56】
前記凍結乾燥血小板を、50℃よりも高い温度で少なくとも10時間加熱することをさらに含むことを特徴とする、請求項55の方法。
【請求項57】
前記凍結乾燥血小板を、75℃よりも高い温度で少なくとも18時間加熱することをさらに含むことを特徴とする、請求項55の方法。
【請求項58】
前記凍結乾燥血小板を、80℃よりも高い温度で少なくとも24時間加熱することをさらに含むことを特徴とする、請求項55の方法。
【請求項59】
前記第2組成物に対し、または、前記第1組成物と前記第2組成物の両方に対しエタノールを添加することをさらに含むことを特徴とする、請求項55の方法。
【請求項60】
前記エタノールは、前記第1組成物には1%(v/v)の量で添加され、前記第2組成物では0.8%の量として存在することを特徴とする、請求項59の方法。
【請求項61】
前記寒冷保護剤は、ヒト血清アルブミン、またはFicoll 400であることを特徴とする、請求項55の方法。
【請求項62】
前記寒冷保護剤は、Ficoll 400であることを特徴とする、請求項55の方法。
【請求項63】
凍結乾燥血小板の調製法であって、
血小板を準備すること;
100 mMトレハロースおよび1%(v/v)エタノールを含む塩バッファーに該血小板を懸濁し、第1組成物を作製すること;
第1組成物を37℃で2時間インキュベートすること;
Ficoll 400を6%(v/v)の最終濃度となるように添加して第2組成物を作製すること;
第2組成物を凍結乾燥して凍結乾燥血小板を作製すること;および、
凍結乾燥血小板を80℃で24時間加熱すること、
を含む前記方法。
【請求項64】
凍結乾燥血小板であって、
血小板を準備すること;
少なくとも1種のサッカライドを含む塩バッファーに該血小板を懸濁し、第1組成物を作製すること;
該少なくとも1種のサッカライドが血小板と接触するのに少なくとも十分な時間、第1組成物を、凍結点を超える温度でインキュベートすること;
寒冷保護剤を添加して第2組成物を作製すること;
その際、第1組成物は、寒冷保護剤が添加されるまでは、遠心、またはその他の分離工程を受けることはなく、および、
第2組成物を凍結乾燥して凍結乾燥血小板を作製すること、
を含む方法によって作製される前記凍結乾燥血小板。
【請求項65】
前記血小板は室温で少なくとも6ヶ月安定であることを特徴とする、請求項64の凍結乾燥血小板。
【請求項66】
新鮮血小板と事実上同じサイズと顆粒状態を持つ再水和凍結乾燥血小板。
【請求項67】
前記血小板は、さらにFicoll 400を含む組成物中に存在することを特徴とする、請求項66の再水和血小板。
【請求項68】
前記血小板は活性化されないことを特徴とする、請求項66の再水和血小板。
【請求項69】
凍結乾燥血小板を含むキットであって、前記血小板は、
血小板を準備すること;
少なくとも1種のサッカライドを含む塩バッファーに該血小板を懸濁し、第1組成物を作製すること;
該少なくとも1種のサッカライドが血小板と接触するのに少なくとも十分な時間、第1組成物を、凍結点を超える温度でインキュベートすること;
寒冷保護剤を添加して第2組成物を作製すること;
その際、第1組成物は、寒冷保護剤が添加されるまでは、遠心、またはその他の分離工程を受けることはなく、および、
第2組成物を凍結乾燥して凍結乾燥血小板を作製すること、
を含む方法によって作製される凍結乾燥血小板を含む前記キット。
【請求項70】
凍結乾燥血小板を含む、1個を超える容器を含むことを特徴とする、請求項69のキット。
【請求項71】
前記キットが、1リットルまたは1パイントの血液中の血小板量と等価量の凍結乾燥血小板を含む容器であることを特徴とする、請求項69のキット。
【請求項72】
前記キットが、ヒト凍結乾燥血小板を含むことを特徴とする、請求項69のキット。
【請求項73】
前記キットが、それぞれ、1 x 108から1 x 109個の血小板を含む、1個以上の容器を含むことを特徴とする、請求項69のキット。
【請求項74】
創傷との局部的接触のために、血小板を含む1個以上の包帯を含む前記キットであって、包帯は、創傷との接触が意図される包帯部位の表面積において、1 cm3当たり1 x 108から1 x 109個の血小板を含むことを特徴とする、請求項69のキット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35A】
【図35B】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39A】
【図39B】
【図40A】
【図40B】
【図41A】
【図41B】
【図41C】
【図42】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35A】
【図35B】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39A】
【図39B】
【図40A】
【図40B】
【図41A】
【図41B】
【図41C】
【図42】
【公表番号】特表2008−509924(P2008−509924A)
【公表日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−525791(P2007−525791)
【出願日】平成17年8月12日(2005.8.12)
【国際出願番号】PCT/US2005/028559
【国際公開番号】WO2006/020773
【国際公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【出願人】(507044583)アドライフ インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年8月12日(2005.8.12)
【国際出願番号】PCT/US2005/028559
【国際公開番号】WO2006/020773
【国際公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【出願人】(507044583)アドライフ インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】
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