説明

分類方法及び装置

フローから異物を分類する方法及び装置を提供する。方法は、フロー内の物体を識別する工程と、識別された各物体につき、少なくとも2つの異なる波長もしくは波長範囲で反射強度を測定する工程と、識別された各物体につき、少なくとも2つの異なる波長もしくは波長範囲での反射強度を参照強度プロファイルと比較する工程とを含む。識別された物体は、少なくとも2つの異なる波長もしくは波長範囲での反射強度が参照強度プロファイルの所定の領域に含まれる場合、異物とみなされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品、特に冷凍食品、とりわけ冷凍された植物質から、ライナーやグローブの材料を含む木質材、ボール紙、プラスチック、及びゴム材等の異物を分類するための分類方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
既存の装置は、冷凍食品から異物を識別するために、レーザーを用いた分類器を使用している。しかし、これらの装置には特別な問題がある。つまり、食品と異物とを識別するために、分類すべき各種の食品ごとに視野の設定を変更しなければならないことである。食品ごとに視野の設定を変更しなければならないことが特に問題であるのは、オペレーターが視野の設定の変更をし忘れたり、適切でない設定を使用したりする可能性があるためであり、その場合には、不十分な分類結果となる。また、レーザー分類器は、出力する放射エネルギーが、拡散成分と反射成分とが混ざったもの(a combination of diffusion and reflectance)であるため、ある種の食品の分類にはあまり有効ではない。
【0003】
可視反射および赤外(IR)反射を撮像する装置が開発されているが、これらの装置も、分類すべき各種食品ごとの構成が必要であるために不利であり、また特に、ある種の食品と異物とを識別することができない。一例としては、ボルロッティ豆が挙げられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者は、広範囲の食品について、再構成や視野設定をすることなく、異物の分類を可能にする分類方法及び装置を開発した。
【0005】
理解されるであろうが、装置の再構成をすることなく、広範囲の食品から異物を分類可能であることは、適当でない設定が用いられることにより分類が不十分もしくは無効となる可能性を回避できるという点で、特に有利である。
【0006】
一つの観点では、本発明は、フロー(流れ、flow)から異物を分類する方法を提供する。方法は、フロー内の物体を識別する工程と、識別された各物体につき、少なくとも2つの異なる波長もしくは波長範囲で反射強度を測定する工程と、識別された各物体につき、少なくとも2つの異なる波長もしくは波長範囲での反射強度を参照強度プロファイルと比較する工程とを含み、識別された物体は、少なくとも2つの異なる波長もしくは波長範囲での反射強度が、参照強度プロファイルの所定の領域に含まれる場合、異物とみなされる(特徴付けられる)ことを特徴とする。
【0007】
一つの実施形態では、フローは、食品のフローである。
【0008】
一つの実施形態では、食品は、植物質である。
【0009】
一つの実施形態では、食品は、冷凍されている。
【0010】
一つの実施形態では、物体を識別する工程は、フローの画像を取得する工程と、画像を処理して、フロー内の物体を識別する工程とを含む。
【0011】
一つの実施形態では、画像は、可視スペクトル外の、近赤外(NIR)から短波長赤外(SWIR)にかけてのスペクトル内にある。
【0012】
一つの実施形態では、反射強度を測定する工程は、識別された各物体につき、識別された物体から、約800nmから約1200nmの範囲の第1の波長で、第1の反射強度を測定する工程と、識別された物体から、約1470nmから約1570nmの範囲の第2の波長で、第2の反射強度を測定する工程とを含む。
【0013】
一つの実施形態では、第1の波長は、約850nmから約1110nmの範囲にある。
【0014】
一つの実施形態では、第1の波長は、約850nmから約900nmの範囲にある。
【0015】
一つの実施形態では、第1の波長は、約850nmである。
【0016】
一つの実施形態では、第2の波長は、約1470nmである。
【0017】
一つの実施形態では、参照強度プロファイルは、多次元の強度図により表され、強度図の分離領域(不連続部位、discrete region)は、異物を表す。
【0018】
一つの実施形態では、方法は、フローを、少なくとも1つの照明源で照らす工程をさらに含む。
【0019】
一つの実施形態では、少なくとも1つの照明源は、可視スペクトルから短波長赤外(SWIR)スペクトルの照明を与える。
【0020】
一つの実施形態では、少なくとも1つの照明源は、ハロゲン・ランプから構成される。
【0021】
一つの実施形態では、方法は、異物と識別された物体をフローから逸らせる工程をさらに含む。
【0022】
別の観点では、本発明は、フローから異物を分類する分類装置を提供する。装置は、フローを照らすための照明ユニットと、フローの中の物体により反射された放射エネルギーを撮像するためのカメラ・ユニットであって、少なくとも2つの検出器と、反射された放射エネルギーを、異なる波長もしくは波長範囲を有し、かつ検出器にそれぞれ検出される少なくとも第1及び第2の反射成分に分割する少なくとも1つのビーム・スプリッター、好ましくは二色性要素とを備えるカメラ・ユニットと、フロー内の物体を識別し、識別された各物体につき、少なくとも2つの異なる波長もしくは波長範囲での反射強度を参照強度プロファイルと比較するよう動作するプロセッサ・ユニットとを備える。識別された物体は、少なくとも2つの異なる波長もしくは波長範囲での反射強度が、参照強度プロファイルの所定の領域に含まれる場合、異物とみなされる(特徴付けられる)。
【0023】
一つの実施形態では、フローは、食品のフローである。
【0024】
一つの実施形態では、食品は、植物質である。
【0025】
一つの実施形態では、食品は、冷凍されている。
【0026】
一つの実施形態では、照明ユニットは、少なくとも1つの照明源を備える。
【0027】
一つの実施形態では、少なくとも1つの照明源は、可視スペクトルから短波長赤外(SWIR)スペクトルの照明を与える。
【0028】
一つの実施形態では、少なくとも1つの照明源は、ハロゲン・ランプから構成される。
【0029】
一つの実施形態では、画像は、可視スペクトル外の、近赤外(NIR)から短波長赤外(SWIR)にかけてのスペクトル内にある。
【0030】
一つの実施形態では、カメラ・ユニットは、識別された各物体につき、識別された物体から、約800nmから約1200nmの範囲の第1の波長で第1の反射強度を、識別された物体から、約1470nmから約1570nmの範囲の第2の波長で第2の反射強度をそれぞれ検出する第1及び第2の検出器を備える。
【0031】
一つの実施形態では、第1の波長は、約850nmから約1110nmの範囲にある。
【0032】
一つの実施形態では、第1の波長は、約850nmから約900nmの範囲にある。
【0033】
一つの実施形態では、第1の波長は、約850nmである。
【0034】
一つの実施形態では、第2の波長は、約1470nmである。
【0035】
一つの実施形態では、参照強度プロファイルは、多次元の強度図により表され、強度図の分離領域(不連続部位、discrete region)は、異物を表す。
【0036】
一つの実施形態では、装置は、異物と識別された物体をフローから逸らせる偏向器をさらに備える。
【図面の簡単な説明】
【0037】
本発明の好適な実施形態を添付の図面を参照して、例示としてのみ以下に記載する。
【図1】本発明の好適な実施形態に係る分類装置を概略的に示す。
【図2】分類装置の第1のカメラ・ユニットにより取得された可視画像を概略的に示す。
【図3】分類装置の第2のカメラ・ユニットの第1の検出器により取得された強度画像を概略的に示す。
【図4】分類装置の第2のカメラ・ユニットの第2の検出器により取得された強度画像を概略的に示す。
【図5】本発明の一つの実施形態に係る、野菜混合物における各種植物質および様々な異物の、検出波長850nm及び1470nmでの反射強度を示す強度―強度図を示す。
【図6】比較例に係る、野菜混合物における各種植物質および様々な異物の、検出波長550nm及び670nmでの反射強度を示す強度−強度図を示す。
【図7】別の比較例に係る、野菜混合物における各種植物質および様々な異物の、検出波長550nm及び850nmでの反射強度を示す強度−強度図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0038】
分類装置は、通常は貯蔵容器から供給される食品、本実施形態では野菜混合物のフローFを自身に沿って送達させる傾斜台3と、異物と識別された物体をフローFから逸らせるよう作用する偏向器5と、フローFを照らす照明ユニット7と、フローFの画像を取得して、フローF内の物体の色及び形状の判定を可能にする第1のカメラ・ユニット9と、フローFの反射強度画像を少なくとも2枚取得して、フローF内の物体の特徴付け(特性化)を可能にする第2のカメラ・ユニット11と、取得された画像から物体を異物と識別し、異物と識別された物体をフローFから逸らせるよう偏向器5を操作する制御ユニット13とを備える。
【0039】
本実施形態では、食品は植物質であり、ここでは、異物を含み得る野菜混合物に含まれる冷凍された植物質である。植物質の例としては、ボルロッティ、ピンク・ボルロッティ、赤インゲン豆、サヤマメ等の豆、ホウレン草、ズッキーニの表皮、ズッキーニの果肉、人参、トマトの表皮、トマトの果肉、ジャガイモ、セロリ、黄レンズ豆等のレンズ豆が挙げられる。異物の例としては、木質材、ボール紙、ブルー・ライナーとブラック・プラスチックとを含むプラスチック材、及び、たとえばイエロー・グローブ等のグローブ材料を含むゴム材が挙げられる。
【0040】
本実施形態では、偏向器5は、空気式の偏向器であり、傾斜台3の幅に亘って横方向に延伸する細長いバーから構成され、バーの長さに沿って複数の別々に稼働可能な空気ジェットを備える。空気ジェットを選択的に稼働させることにより、異物と識別された物体が、フローFから逸らされ、分流した廃棄物フローF´となる。
【0041】
本実施形態では、照明ユニット7は、可視スペクトルから短波長赤外(SWIR)スペクトルにかけての広域スペクトルにわたる放射エネルギー、ここでは、約400nmから約2000nmの範囲の波長を出力する第1及び第2の照明源7a、7b、ここではハロゲン・ランプを備える。別の実施形態では、照明源7a、7bは、第1及び第2のカメラ・ユニット9、11に対してそれぞれ最適化されるべく、異なる種類のものであってよい。
【0042】
本実施形態では、第1のカメラ・ユニット9は、図2に示すような可視スペクトルでのフローFの画像を取得する検出器15、ここでは可視光検出器を備える。必要である場合には、取得された画像から、フローF内の物体の色及び形状を、従来の画像処理を使用して識別することが可能である。
【0043】
本実施形態では、第2のカメラ・ユニット11は、第1及び第2の検出器17a、17b、ここでは、InGaAs検出器と、反射した放射エネルギーを、異なる波長λ1、λ2を有する第1及び第2の反射成分RC1、RC2に分割するビーム・スプリッター21、ここでは二色性要素とを備える。第1及び第2の反射成分RC1、RC2は、検出器17a、17bにそれぞれ検出される。この構成では、検出器17a、17bは、図3、図4の示すように、各検出波長λ1、λ2での反射強度画像をそれぞれ提供する。
【0044】
本実施形態では、二色性要素21は、プリズムから構成されるが、別の実施形態では、鏡により提供されてもよい。
【0045】
本実施形態では、第1の反射成分RC1は、約800nmから約1200nm、好ましくは約850nmから約1110nm、より好ましくは約850nmから約900nmの範囲、さらに好ましくは約850nmの波長λ1を有している。
【0046】
本実施形態では、第2の反射成分RC2は、約1470nmから約1570nmの範囲、より好ましくは約1470nmの波長λ2を有している。
【0047】
本実施形態では、制御ユニット13は、第1のカメラ・ユニット9により取得された可視画像を処理して、必要であれば、フローF内の物体の色及び形状を判定し、第2のカメラ・ユニット11により取得された強度画像を、グラフとしては、図5の2次元強度−強度図として示されるルックアップ機能を使用して処理して、フローF内の物体を特徴付ける(特性化する)画像プロセッサ23を備える。選択された検出波長において図5に示すように、植物質は、強度−強度図の分離領域(不連続部位、discrete region)A内に特徴付けられ(特性化され)、異物の全てはこの領域Aからもれている。この強度−強度図を使用して、フローF内の物体は、植物質又は異物とみなされる(特徴付けられる)。物体が異物と識別された場合、制御ユニット13は、上記のように、偏向器5を操作してその物体を廃棄物フローF´へと逸らせる。
【0048】
特定の検出波長λ1、λ2を選択することで、分類装置は、装置の再構成をすることなく、広範囲の植物質から、事実、今日までに調査した全ての植物質から、異物を識別することを可能にしている。このことは、これまでは可能になっておらず、事実、最適な分類結果を達成するべく視野設定を再構成する必要性を支持する当該技術分野における理解とは相反するものである。上記したように、装置を再構成する必要なく、様々な混合状態の植物質を分類可能であることは、適切でない設定が使用されることにより、分類が不十分もしくは無効となる可能性を回避できる点において、特に有利である。
【0049】
比較として、図6及び図7は、その他の検出波長における強度−強度図を示しており、それぞれ、550nm及び670nm、並びに550nm及び850nmである。明確に観察されるように、これらの検出波長では、植物質の反射強度プロファイルが異物のプロファイルに隣接されているので、植物質を異物から識別することができない。
【0050】
最後に、本発明は、その好適な実施形態について記載され、添付の特許請求の範囲に定義される発明の範囲から逸脱することなく多くの異なる態様で変更することが可能であることは理解されよう。
【0051】
一つの変更例では、第2のカメラ・ユニット11は、3台以上の検出器17を備えてよく、これらは、1個以上のさらなる二色性要素21を使用することにより、反射した放射エネルギー成分を3つ以上の検出波長で検出する。第2のカメラ・ユニット11が3台の検出器17を備え、反射した放射エネルギー成分を3つの波長で検出する場合、強度図は、3辺の図により表される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フローから異物を分類する方法であって、
フロー内の物体を識別する工程と、
識別された各物体につき、少なくとも2つの異なる波長もしくは波長範囲で反射強度を測定する工程と、
識別された各物体につき、前記少なくとも2つの異なる波長もしくは波長範囲での前記反射強度を参照強度プロファイルと比較する工程と
を含み、
識別された物体は、前記少なくとも2つの異なる波長もしくは波長範囲での前記反射強度が、前記参照強度プロファイルの所定の領域に含まれる場合、異物とみなされる
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記フローは、食品のフローである
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記食品は、植物質である
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記食品は、冷凍されている
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
物体を識別する前記工程は、
前記フローの画像を取得する工程と、
前記画像を処理して、前記フロー内の物体を識別する工程と
を含む
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記画像は、可視スペクトル外の、近赤外(NIR)から短波長赤外(SWIR)にかけてのスペクトル内にある
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
反射強度を測定する前記工程は、識別された各物体につき、
前記識別された物体から、約800nmから約1200nmの範囲の第1の波長で、第1の反射強度を測定する工程と、
前記識別された物体から、約1470nmから約1570nmの範囲の第2の波長で、第2の反射強度を測定する工程と
を含む
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記第1の波長は、約850nmから約1110nmの範囲にある
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の波長は、約850nmから約900nmの範囲にある
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の波長は、約850nmである
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記第2の波長は、約1470nmである
ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
前記参照強度プロファイルは、強度図により表され、前記強度図の分離領域は、異物を表す
ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の方法。
【請求項13】
前記フローを、少なくとも1つの照明源で照らす工程
をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の方法。
【請求項14】
前記少なくとも1つの照明源は、可視スペクトルから短波長赤外(SWIR)スペクトルの照明を与える
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記少なくとも1つの照明源は、ハロゲン・ランプから構成される
ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
異物と識別された物体を前記フローから逸らせる工程
をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
フローから異物を分類する分類装置であって、
フローを照らすための照明ユニットと、
前記フローの中の物体により反射された放射エネルギーを撮像するためのカメラ・ユニットであって、少なくとも2つの検出器と、前記反射された放射エネルギーを、異なる波長もしくは波長範囲を有し、かつ前記検出器にそれぞれ検出される少なくとも第1及び第2の反射成分に分割する少なくとも1つのビーム・スプリッターとを備えるカメラ・ユニットと、
前記フロー内の物体を識別し、識別された各物体につき、前記少なくとも2つの異なる波長もしくは波長範囲での反射強度を参照強度プロファイルと比較するよう動作するプロセッサ・ユニットと
を備え、
識別された前記物体は、前記少なくとも2つの異なる波長もしくは波長範囲での前記反射強度が、前記参照強度プロファイルの所定の領域に含まれる場合、異物とみなされる
ことを特徴とする装置。
【請求項18】
前記フローは、食品のフローである
ことを特徴とする請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記食品は、植物質である
ことを特徴とする請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記食品は、冷凍されている
ことを特徴とする請求項18又は19に記載の装置。
【請求項21】
前記照明ユニットは、少なくとも1つの照明源を備える
ことを特徴とする請求項18乃至20のいずれかに記載の装置。
【請求項22】
前記少なくとも1つの照明源は、可視スペクトルから短波長赤外(SWIR)スペクトルの照明を与える
ことを特徴とする請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記少なくとも1つの照明源は、ハロゲン・ランプから構成される
ことを特徴とする請求項22に記載の装置。
【請求項24】
画像は、可視スペクトル外の、近赤外(NIR)から短波長赤外(SWIR)にかけてのスペクトル内にある
ことを特徴とする請求項17乃至23のいずれかに記載の装置。
【請求項25】
前記カメラ・ユニットは、識別された各物体につき、前記識別された物体から、約800nmから約1200nmの範囲の第1の波長で第1の反射強度を、前記識別された物体から、約1470nmから約1570nmの範囲の第2の波長で第2の反射強度をそれぞれ検出する第1及び第2の検出器を備える
ことを特徴とする請求項17乃至24のいずれかに記載の装置。
【請求項26】
前記第1の波長は、約850nmから約1110nmの範囲にある
ことを特徴とする請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記第1の波長は、約850nmから約900nmの範囲にある
ことを特徴とする請求項25に記載の装置。
【請求項28】
前記第1の波長は、約850nmである
ことを特徴とする請求項25に記載の装置。
【請求項29】
前記第2の波長は、約1470nmである
ことを特徴とする請求項25乃至28のいずれかに記載の装置。
【請求項30】
前記参照強度プロファイルは、強度図により表され、前記強度図の分離領域は、異物を表す
ことを特徴とする請求項17乃至29のいずれかに記載の装置。
【請求項31】
異物と識別された物体を前記フローから逸らせる偏向器
をさらに備えることを特徴とする請求項17乃至30のいずれかに記載の装置。
【請求項32】
添付の図面における図1から図5を参照して実質的に上に記載した分類方法。
【請求項33】
添付の図面における図1から図5を参照して実質的に上に記載した分類装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−513302(P2012−513302A)
【公表日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−542892(P2011−542892)
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【国際出願番号】PCT/GB2009/002931
【国際公開番号】WO2010/073004
【国際公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【出願人】(509174163)ビューラー ソーテックス リミテッド (5)
【氏名又は名称原語表記】BUHLER SORTEX LTD
【Fターム(参考)】