説明

切断装置、ラミネーター、切断方法及び切断プログラム

【課題】ラミネート動作を継続しながら、高い切断精度及び貼付位置精度で、ラミネートフィルムを切断することが可能な切断装置を提供する。
【解決手段】ロボットアーム(2)に接続されたカッターローラー(1)とエンコーダー(3)がラミネートフィルム(20)の前端部から所定の長さを計測したときに、カッターローラー(1)を上昇させながら、サーボモーター(4)により、残りの後端部までの長さ分の位置にカッター刃を固定し、カッターローラー(1)を基板(21)の移動速度に合わせて下降させながら、ラミネートフィルム(20)を切断する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス基板等の表面へ、保護フィルムやその他フィルムを貼り付けるラミネーターにおいて、ラミネート動作を継続しながらも、高い切断精度及び貼付位置精度でラミネートフィルムを切断可能な切断装置、ラミネーター、切断方法及び切断プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ラミネーターは、連続的に繰り出されるラミネートフィルムをガラス基板等の表面に圧着する。圧着されたラミネートフィルムは、基板の端部に沿って、もしくは、端部より所定の長さだけ離れた位置で切断される。この基板端部とラミネートフィルム端部との間の位置精度がラミネートフィルムの切断において要求される。
【0003】
このようなことから、本発明より先に出願された技術文献として、ラミネートフィルムが通過する一対の計測ローラーにロータリーエンコーダー等のラミネートフィルムの移動距離読み取り装置を設け、前記計測ローラーより下流に設けたセンサーが、搬送されてくるラミネートフィルムの前端部もしくは後端部を読み取ると、ラミネートフィルムが任意の距離を移動した時点において、前記ロータリーカッターを稼動させ、ラミネートフィルムの前後端部から所定の距離で切断する方法が開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−343688号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の方法では、ラミネートフィルムと基板が移動しながらラミネートフィルムをロータリーカッターによって切断するので、切断すべき位置よりずれてしまい、所望の切断精度及び貼付位置精度を得ることができない。
【0005】
また、ラミネートフィルムの切断時のずれを防止するために、ラミネートフィルムと基板の移動を止めて切断を行うと、ラミネートフィルムにしわが発生する恐れがある。また、複数の基板にラミネートするような場合、ラミネートフィルムと基板の移動停止の影響により、全体の処理効率が悪化する。
【0006】
また、ロータリーカッターがラミネート面に接した状態で、ラミネートフィルムを切断するので、基板の端部から所定の長さだけ離れた位置でラミネートフィルムを切断する場合において、カッター刃に対する基板の妨げにより、ラミネートフィルムを完全に切断することができない恐れや、カッター刃が基板表面を傷つけてしまう恐れがある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ラミネート動作を継続しながら、高い切断精度及び貼付位置精度で、ラミネートフィルムを切断することが可能な切断装置、ラミネーター、切断方法及び切断プログラムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有することとする。
【0009】
本発明にかかる切断装置は、ラミネート動作を継続した状態で、ラミネートフィルムを高い切断精度及び貼付位置精度で切断する装置であって、ロボットアームに接続されたカッターローラーにより、基板にラミネートされるラミネートフィルムの長さを計測する手段を有することを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明にかかる切断装置は、ロボットアームに接続されたカッターローラーが所定の長さを計測したときに、ロボットアームによりカッターローラーとラミネートフィルムを基板表面から上昇させる手段を有することを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明にかかる切断装置は、カッターローラーが、上昇しながら内蔵したカッター刃がラミネートフィルムの所定の長さの位置にくるように調節後、その位置に固定し、また、カッターローラーが、基板の移動に合わせて下降しながら、カッター刃の固定した位置で、ラミネートフィルムを切断する手段を有することを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明にかかるラミネーターは、所定の長さのラミネートフィルムを基板にラミネートする装置であって、ロボットアームに接続されたカッターローラーにより、基板にラミネートされるラミネートフィルムの長さを計測する手段を有することを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明にかかるラミネーターは、ロボットアームに接続されたカッターローラーが所定の長さを計測したときに、ロボットアームによりカッターローラーとラミネートフィルムを基板表面から上昇させる手段を有することを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明にかかるラミネーターは、カッターローラーが、上昇しながら内蔵したカッター刃がラミネートフィルムの所定の長さの位置にくるように調節後、その位置に固定し、また、カッターローラーが、基板の移動に合わせて下降しながら、カッター刃の固定した位置で、ラミネートフィルムを切断する手段を有することを特徴とするものである。
【0015】
また、本発明にかかる切断方法は、ラミネート動作を継続した状態で、ラミネートフィルムを高い切断精度及び貼付位置精度で切断する切断装置で行う切断方法であって、ロボットアームに接続されたカッターローラーにより、基板にラミネートされるラミネートフィルムの長さを計測する工程を、当該切断装置が行うことを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明にかかる切断方法は、ロボットアームに接続されたカッターローラーが所定の長さを計測したときに、ロボットアームによりカッターローラーとラミネートフィルムを基板表面から上昇させる工程を、当該切断装置が行うことを特徴とするものである。
【0017】
また、本発明にかかる切断方法は、カッターローラーが、上昇しながら内蔵したカッター刃がラミネートフィルムの所定の長さの位置にくるように調節後、その位置に固定し、また、カッターローラーが、基板の移動に合わせて下降しながら、カッター刃の固定した位置で、ラミネートフィルムを切断する手段を有することを特徴とするものである。
【0018】
また、本発明にかかる切断方法は、所定の長さのラミネートフィルムを基板にラミネートするラミネーターで行う切断方法であって、ロボットアームに接続されたカッターローラーにより、基板にラミネートされるラミネートフィルムの長さを計測する工程を、当該ラミネーターが行うことを特徴とするものである。
【0019】
また、本発明にかかる切断方法は、ロボットアームに接続されたカッターローラーが所定の長さを計測したときに、ロボットアームによりカッターローラーとラミネートフィルムを基板表面から上昇させる工程を、当該ラミネーターが行うことを特徴とするものである。
【0020】
また、本発明にかかる切断方法は、カッターローラーが、上昇しながら内蔵したカッター刃がラミネートフィルムの所定の長さの位置にくるように調節後、その位置に固定し、また、カッターローラーが、基板の移動に合わせて下降しながら、カッター刃の固定した位置で、ラミネートフィルムを切断する手段を有することを特徴とするものである。
【0021】
また、本発明にかかる切断プログラムは、ラミネート動作を継続した状態で、ラミネートフィルムを高い切断精度及び貼付位置精度で切断する切断装置で実行させる切断プログラムであって、ロボットアームに接続されたカッターローラーにより、基板にラミネートされるラミネートフィルムの長さを計測する処理を、当該切断装置に実行させることを特徴とするものである。
【0022】
また、本発明にかかる切断プログラムは、ロボットアームに接続されたカッターローラーが所定の長さを計測したときに、ロボットアームによりカッターローラーとラミネートフィルムを基板表面から上昇させる処理を、当該切断装置に実行させることを特徴とするものである。
【0023】
また、本発明にかかる切断プログラムは、カッターローラーが、上昇しながら内蔵したカッター刃がラミネートフィルムの所定の長さの位置にくるように調節後、その位置に固定し、また、カッターローラーが、基板の移動に合わせて下降しながら、カッター刃の固定した位置で、ラミネートフィルムを切断する手段を有することを特徴とするものである。
【0024】
また、本発明にかかる切断プログラムは、所定の長さのラミネートフィルムを基板にラミネートするラミネーターで実行させる切断プログラムであって、ロボットアームに接続されたカッターローラーにより、基板にラミネートされるラミネートフィルムの長さを計測する処理を、当該ラミネーターに実行させることを特徴とするものである。
【0025】
また、本発明にかかる切断プログラムは、ロボットアームに接続されたカッターローラーが所定の長さを計測したときに、ロボットアームによりカッターローラーとラミネートフィルムを基板表面から上昇させる処理を、当該ラミネーターに実行させることを特徴とするものである。
【0026】
また、本発明にかかる切断プログラムは、カッターローラーが、上昇しながら内蔵したカッター刃がラミネートフィルムの所定の長さの位置にくるように調節後、その位置に固定し、また、カッターローラーが、基板の移動に合わせて下降しながら、カッター刃の固定した位置で、ラミネートフィルムを切断する手段を有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、ラミネート動作を継続しながら、高い切断精度及び貼付位置精度で、ラミネートフィルムを切断することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
(本実施形態の構成)
まず、図1〜4を参照しながら、本実施形態におけるラミネーターの構成を説明する。
【0029】
図1に示すように、本実施形態におけるラミネーター(30)は、カッターローラー(1)と、ロボットアーム(2)と、エンコーダー(3)と、サーボモーター(4)と、コントローラー(5)と、フィルムロール(10)と、プレローラー(11,11´)と、ガイドローラー(12)と、圧着ローラー(13,13´)と、プルローラー(14,14´)と、を有して構成される。
【0030】
カッターローラー(1)は、ラミネート時に、ラミネートフィルム(20)を挟んで基板(21)上に置かれ、基板(21)に対しラミネートされる、ラミネートフィルム(20)の長さを計測するものである。計測は、カッターローラー(1)に接続されたエンコーダー(3)によって行われる。
【0031】
また、エンコーダー(3)が所定の長さを示すと、カッターローラー(1)とラミネートフィルム(20)は、ロボットアーム(2)により、基板(21)から上昇させられる。また、上昇後、カッターローラー(1)は、基板の移動に合わせて下降しながら、内蔵されたカッター刃によって、所定の長さでラミネートフィルムを切断する。
【0032】
ロボットアーム(2)は、所定の位置にカッターローラー(1)とラミネートフィルム(10)を移動させるためのものである。
【0033】
エンコーダー(3)は、カッターローラー(1)の回転数を計測することにより、基板(21)にラミネートされるラミネートフィルム(20)の長さを示すものである。
【0034】
サーボモーター(4)は、カッターローラー(1)の回転や回転の停止及び固定を実施するためのものである。
【0035】
コントローラー(5)は、エンコーダー(3)からの計測情報を基に、カッターローラー(1)と、ロボットアーム(2)及びサーボモーター(4)を制御して、基板(21)に対するラミネートフィルム(20)のラミネートを開始する位置の制御と、ラミネートされるラミネートフィルム(20)の長さの計測及びラミネートされる全長でのラミネートフィルム(20)の切断を行うためのものである。
【0036】
圧着ローラー(13,13´)は、ラミネートフィルム(20)を基板(21)に圧着するためのものである。
【0037】
図2は、ラミネートフィルム(20)と基板(21)との間の位置関係を示したもので

ラミネートフィルム(20)の全長を示す。
【0038】
図3は、カッターローラー(1)とラミネートフィルム(20)との間の位置関係を示

現在位置との間の長さ及び基板(21)にラミネートされることが確定したラミネートフ

置から後端部までの長さであり、カッターローラー(1)が上昇して、ラミネートフィルム(20)を切断する際の設定値となる。
【0039】
図4は、本実施形態のラミネーターにおいて、ラミネートフィルム(20)を挟んで基

って、カッターローラー(1)及びカッターローラー(1)に吸着されたラミネートフィルム(20)が、一緒に上昇した状態を示したものである。
【0040】
(本実施形態の動作)
次に、図5を参照しながら、本実施形態におけるラミネートフィルムの切断方法を説明する。
【0041】
まず、基板(21)がラミネーター(30)に挿入されると、基板(21)をプレローラー(11,11´)にて、ガイドローラー(12)方向へ移動させ、ガイドローラー(12)の手前で停止させる(ステップS1)。
【0042】
次に、コントローラー(5)は、カッターローラー(1)を、ラミネートフィルム(2

ミネートフィルム(20)は、カッターローラー(1)に吸着されており、ラミネートフィルム(20)の前端部が、カッターローラー(1)における基板(21)との接点に在

プS2)。
【0043】
次に、プレローラー(11,11´)、ガイドローラー(12)、圧着ローラー(13,13´)及びプルローラー(14,14´)による基板(21)の移動に連れて、サーボモーターを調節して、カッターローラー(1)が回転し、その回転数をエンコーダー(3)が計測することによって、コントローラー(5)が、図3に示すラミネートフィルム(2

【0044】

をし(ステップS4)、事前に設定した値である場合、ロボットアーム(2)に指示し、カッターローラー(1)を上昇させながら、サーボモーター(4)を用いて、ラミネート

を回転させて移動させ、その位置に固定をし、また、カッター刃がその位置にくるように調節し、固定する(ステップS5)。
【0045】
なお、カッターローラー(1)のカッター刃を固定するときや、ラミネートフィルム(20)を切断するときに、ラミネートフィルム(20)及び基板(21)が、ガイドローラー(12)側に移動し、ラミネートフィルム(20)が引っ張られてしまうことにより切断位置がずれてしまうのを防ぐため、カッターローラー(1)及びラミネートフィルム(20)が上昇したときに、ある程度、ラミネートフィルム(20)を弛ませておくといった方法も考えられる。
【0046】
最後に、基板(21)がガイドローラー方向へ移動する速度に合わせて、ロボットアーム(2)により、カッターローラー(1)を基板方向へ下降させながら、カッター刃を固定した位置で、ラミネートフィルム(20)を切断する(ステップS6)。切断されたラ

によってラミネートされ(ステップS7)、一連の処理が完了することになる。
【0047】
以降、新しい基板にラミネートを行う場合、ステップ1からの処理を繰り返す。
【0048】
なお、ラミネーター(30)の全体制御をPLC(Programmable Logic Controller)や、PC(Personal Computer)等で行われることが考えられ、それと合わせて、ラミネートフィルム(20)の切断装置に関する制御についても、PLCやPC等で行われることも考えられる。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明にかかる切断装置、ラミネーター、切断方法及び切断プログラムは、電気電子、印刷、ガラス等の分野でのラミネーターに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本実施形態におけるラミネーターの構成を示す図である。
【図2】ラミネートの位置に関する制御パラメーターを示す図である。
【図3】カッターローラー及びラミネートフィルムを上昇させる位置を示す図である。
【図4】本実施形態におけるラミネーターの構成で、カッターローラー及びラミネートフィルムを上昇させた状態を示す図である。
【図5】本発明のラミネートフィルム切断の一連の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0051】
1 カッターローラー
2 ロボットアーム
3 エンコーダー
4 サーボモーター
5 コントローラー
10 フィルムロール
11、11´ プレローラー
12 ガイドローラー
13、13´ 圧着ローラー
14、14´ プルローラー
20 ラミネートフィルム
21 基板
30 ラミネーター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラミネート動作を継続した状態で、ラミネートフィルムを高い切断精度及び貼付位置精度で切断する切断装置であって、
ロボットアームに接続されたカッターローラーにより、基板にラミネートされるラミネートフィルムの長さを計測する手段を有することを特徴とする切断装置。
【請求項2】
前記切断装置は、ロボットアームに接続されたカッターローラーが所定の長さを計測したときに、ロボットアームによりカッターローラーとラミネートフィルムを基板表面から上昇させる手段を有することを特徴とする切断装置。
【請求項3】
前記切断装置は、カッターローラーが、上昇しながら内蔵したカッター刃がラミネートフィルムの所定の長さの位置にくるように調節後、その位置に固定し、また、カッターローラーが、基板の移動に合わせて下降しながら、カッター刃の固定した位置で、ラミネートフィルムを切断する手段を有することを特徴とする切断装置。
【請求項4】
所定の長さのラミネートフィルムを基板にラミネートするラミネーターであって、
ロボットアームに接続されたカッターローラーにより、基板にラミネートされるラミネートフィルムの長さを計測する手段を有することを特徴とするラミネーター。
【請求項5】
前記ラミネーターは、ロボットアームに接続されたカッターローラーが所定の長さを計測したときに、ロボットアームによりカッターローラーとラミネートフィルムを基板表面から上昇させる手段を有することを特徴とするラミネーター。
【請求項6】
前記ラミネーターは、カッターローラーが、上昇しながら内蔵したカッター刃がラミネートフィルムの所定の長さの位置にくるように調節後、その位置に固定し、また、カッターローラーが、基板の移動に合わせて下降しながら、カッター刃の固定した位置で、ラミネートフィルムを切断する手段を有することを特徴とするラミネーター。
【請求項7】
ラミネート動作を継続した状態で、ラミネートフィルムを高い切断精度及び貼付位置精度で切断する切断装置で行う切断方法であって、
ロボットアームに接続されたカッターローラーにより、基板にラミネートされるラミネートフィルムの長さを計測する工程を、当該切断装置が行うことを特徴とする切断方法。
【請求項8】
前記切断方法は、ロボットアームに接続されたカッターローラーが所定の長さを計測したときに、ロボットアームによりカッターローラーとラミネートフィルムを基板表面から上昇させる工程を、前記切断装置が行うことを特徴とする切断方法。
【請求項9】
前記切断方法は、カッターローラーが、上昇しながら内蔵したカッター刃がラミネートフィルムの所定の長さの位置にくるように調節後、その位置に固定し、また、カッターローラーが、基板の移動に合わせて下降しながら、カッター刃の固定した位置で、ラミネートフィルムを切断する工程を、前記切断装置が行うことを特徴とする切断方法。
【請求項10】
前記切断方法は、所定の長さのラミネートフィルムを基板にラミネートするラミネーターで行う切断方法であって、
ロボットアームに接続されたカッターローラーにより、基板にラミネートされるラミネートフィルムの長さを計測する工程を、前記ラミネーターが行うことを特徴とする切断方法。
【請求項11】
前記切断方法は、ロボットアームに接続されたカッターローラーが所定の長さを計測したときに、ロボットアームによりカッターローラーとラミネートフィルムを基板表面から上昇させる工程を、前記ラミネーターが行うことを特徴とする切断方法。
【請求項12】
前記切断方法は、カッターローラーが、上昇しながら内蔵したカッター刃がラミネートフィルムの所定の長さの位置にくるように調節後、その位置に固定し、また、カッターローラーが、基板の移動に合わせて下降しながら、カッター刃の固定した位置で、ラミネートフィルムを切断する工程を、前記ラミネーターが行うことを特徴とする切断方法。
【請求項13】
ラミネート動作を継続した状態で、ラミネートフィルムを高い切断精度及び貼付位置精度で切断する切断装置で実行させる切断プログラムであって、
ロボットアームに接続されたカッターローラーにより、基板にラミネートされるラミネートフィルムの長さを計測する処理を、前記切断装置に実行させることを特徴とする切断プログラム。
【請求項14】
前記切断プログラムは、ロボットアームに接続されたカッターローラーが所定の長さを計測したときに、ロボットアームによりカッターローラーとラミネートフィルムを基板表面から上昇させる処理を、前記切断装置に実行させることを特徴とする切断プログラム。
【請求項15】
前記切断プログラムは、カッターローラーが、上昇しながら内蔵したカッター刃がラミネートフィルムの所定の長さの位置にくるように調節後、その位置に固定し、また、カッターローラーが、基板の移動に合わせて下降しながら、カッター刃の固定した位置で、ラミネートフィルムを切断する処理を、前記切断装置に実行させることを特徴とする切断プログラム。
【請求項16】
前記切断プログラムは、ロボットアームに接続されたカッターローラーにより、基板にラミネートされるラミネートフィルムの長さを計測する処理を、前記ラミネーターに実行させることを特徴とする切断プログラム。
【請求項17】
前記切断プログラムは、ロボットアームに接続されたカッターローラーが所定の長さを計測したときに、ロボットアームによりカッターローラーとラミネートフィルムを基板表面から上昇させる処理を、前記ラミネーターに実行させることを特徴とする切断プログラム。
【請求項18】
前記切断プログラムは、カッターローラーが、上昇しながら内蔵したカッター刃がラミネートフィルムの所定の長さの位置にくるように調節後、その位置に固定し、また、カッターローラーが、基板の移動に合わせて下降しながら、カッター刃の固定した位置で、ラミネートフィルムを切断する処理を、前記ラミネーターに実行させることを特徴とする切断プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−208311(P2010−208311A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−89558(P2009−89558)
【出願日】平成21年3月9日(2009.3.9)
【出願人】(304060368)新光エンジニアリング株式会社 (7)
【Fターム(参考)】