説明

列車案内装置

【課題】プラットホームにおける列車運行状況を的確に案内する列車案内装置を提供する。
【解決手段】列車案内装置100は、入力される列車運行情報(ダイヤ情報)に基づいて表示盤案内データ生成部341で生成される表示出力用のデータを表示データレジスタ36に格納し、表示盤表示情報制御部35では入力される列車位置情報に基づいて検出されるプラットホームに係る軌道上の列車位置に基づいて表示データレジスタ36に格納されるデータの更新を行い、当該表示データレジスタ36に格納される表示出力用データに基づいた運行案内情報の表示を表示盤4で行うように制御するとともに、オーバーランした列車を戻す際にはそのオーバーランに因って更新されたデータを更新前の状態に戻す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駅のプラットホームを発着する列車の運行案内を出力する列車案内装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、LED(Light Emitting Diode)等を用いた表示盤や予め設定された音声放送を行う自動放送装置を駅のプラットホームなどに設置し、当該プラットホームを発着する列車の運行案内をその表示盤への表示や自動放送などで旅客に対して行う列車案内装置がある。
【0003】
この列車案内装置では、TTC(列車運行総合制御装置)からの列車運行情報やプラットホームの軌道に設定された閉そく区間における列車の検出結果などを元に、運行案内用データのレジスタをシフトさせることで案内すべき情報を切り換えている。
【0004】
例えば、特許文献1には、列車出発信号を元に列車案内の情報をシフトさせて案内すべき情報を切り換える技術が開示されている。また、特許文献2には、中央司令所の運行管理システムから送られてくる旅客案内用列車情報を元に、駅連動装置より得られる駅構内の在線位置や信号機状態などの情報をトリガとして旅客に対する案内放送や案内表示を行うことが開示されている。
【特許文献1】特公平7−98483号公報
【特許文献2】特開2005−212526号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来技術では、列車がオーバーランしてプラットホームからはみ出して停車した場合でも列車が出発したものとして運行案内用データがシフトされていた。このため、そのオーバーランした列車が正しい停車位置に戻った場合の表示は1本ずれたものとなり、正しく旅客案内を行うために駅係員などが手動で再設定する必要があった。
【0006】
本発明の課題は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、プラットホームにおける列車運行状況を的確に案内する列車案内装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、入力される列車運行情報と列車位置情報とに基づいて、列車の運行案内情報を出力する列車案内装置において、前記列車の運行情報に基づいて、前記運行案内情報を出力するための出力用データを生成する出力用データ生成手段と、前記列車位置情報に基づいて、列車がプラットホームに沿って設けられた軌道上の閉そく区間から次の閉そく区間へ進入し、当該プラットホームに沿った軌道上の閉そく区間における所定の停車位置からずれて停車した後に、当該所定の停車位置に戻って停車するオーバーラン停車を検出するオーバーラン停車検出手段と、前記出力データに基づいた運行案内情報の出力を制御し、前記列車位置情報に基づいて、列車が前記次の閉そく区間へ進入した際に前記出力用データの更新を行うとともに、前記オーバーラン停車検出手段に基づいてオーバーラン停車が検出された場合に当該オーバーラン停車に因って更新された出力用データを更新前に戻す出力制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記運行案内情報の出力は表示盤への表示であり、前記出力制御手段は、前記表示盤における運行案内情報の表示制御を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、所定の停車位置からずれて停車した列車が当該所定の停車位置に戻って停車するオーバーラン停車を検出した場合に、そのオーバーラン停車により列車が次の閉そく区間へ進入して停車した際に更新された出力用データを更新前に戻すことができるため、旅客に対して列車の運行状況を的確に反映した運行案内を行うことができる。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、運行案内情報を表示盤に出力することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、この発明の実施の形態について、図1〜図4を参照して説明するが、この発明は以下の実施の形態に限定しない。また、この発明の実施の形態における発明の用途や用語はこれに限定するものではない。
【0012】
図1は、本発明である列車案内装置100の機能的構成を模式的に示すブロック図である。図2はプラットホームに係る軌道上の列車を例示する概念図であり、図2(a)は、プラットホーム閉そく区間K2に列車がある状態を例示する図であり、図2(b)は、プラットホーム閉そく区間K2とプラットホーム出発閉そく区間K3とにまたがって列車がある状態を示す図であり、図2(c)は、プラットホーム出発閉そく区間K3に列車ある状態を示す図である。図3は、ダイヤ情報解析部34で生成されるデータを例示する概念図である。図4は、列車案内装置100の動作を示すフローチャートである。
【0013】
先ず、列車案内装置100の構成について詳細に説明する。図1に示すように、列車案内装置100は、検知装置1、外部装置2、列車案内制御装置3、表示盤4、拡声装置5及びスピーカ6を有する構成である。
【0014】
検知装置1は、プラットホームを沿った部分を含む路線の軌道に予め設定された閉そく区間毎に列車の位置を検出するため、当該閉そく区間毎に設置された軌道回路や地上子などの列車の位置を検知する装置であり、検知された情報を列車位置情報として列車案内制御装置3に出力する。なお、検知装置1は、閉そく区間内における列車の有無を検知するだけでなく、閉そく区間内における停車位置などの所定位置に列車が停止している否か等の検知も行うように軌道上に配置される。
【0015】
外部装置2は、TTC(列車運行総合制御装置)等であり、検知装置1が設置されるプラットホームの路線に関する列車の列車運行情報(ダイヤ情報)を管理する装置であり、列車案内制御装置3に対してそのダイヤ情報を供給する。この外部装置2が供給するダイヤ情報とは、具体的には、検知装置1が設置されるプラットホームに入線する路線に関する運行詳細を示す情報である。
【0016】
列車案内制御装置3は、特に図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、磁気的・光学的記憶媒体や半導体等の記憶部や各種装置と電気的に接続するインターフェイスなどを有する構成である。この列車案内制御装置3では、CPUがRAMの所定領域を作業領域としてROMや記憶部等に予め格納された制御プログラムや設定情報を順次実行することで、列車位置検出部31、列車位置条件出力部32、ダイヤ情報受信部33、ダイヤ情報解析部34、表示盤表示情報制御部35、表示データレジスタ36、自動放送情報制御部37及び案内データ制御部38としての機能を提供する。
【0017】
列車位置検出部31は、検知装置1から出力される列車位置情報に基づいて軌道上の列車位置や所定の距離を通過するのに要する時間から算出される速度などの走行状態を特定し、列車位置条件出力部32に出力する。列車位置条件出力部32は、列車位置検出部31で特定される列車位置及び走行状態の条件に基づいてその軌道上の列車の状態を出力する。この列車位置条件出力部32で出力される列車の状態は、走行中又は停車中などの走行状態や、プラットホームに沿った軌道上における列車の位置などである。
【0018】
このプラットホームに沿った軌道上における列車の位置としては、図2に示すように、プラットホームPに沿って入線する軌道R上の列車Tの位置であり、軌道Rに設定されたプラットホーム進入閉そく区間K1、プラットホーム閉そく区間K2、プラットホーム出発閉そく区間K3のどの位置に列車Tが属するかである。例えば、図2(a)に示すように、列車TがプラットホームPに係るプラットホーム閉そく区間K2にある場合(「プラットホーム進入」)、図2(b)に示すように、列車Tがプラットホーム閉そく区間K2とプラットホーム出発閉そく区間K3とにまたがっている場合(「出発」)、図2(c)に示すように、列車TがプラットホームPを通過してその車両の全てがプラットホーム出発閉そく区間K3へ移行している場合(「通過」・「過走」)などである。更に、図2(a)において、プラットホーム閉そく区間K2内に予め設定されている停車位置に列車Tが停車しているか否かや、その停車位置からずれて列車Tが停車している状態なども出力する。
【0019】
ダイヤ情報受信部33は、外部装置2から出力される列車運行情報(ダイヤ情報)を受信するインターフェイスであり、その受信した列車運行情報をダイヤ情報解析部34へ出力する。ダイヤ情報解析部34は、表示盤案内データ生成部341、自動放送案内データ生成部342及び案内データ生成部343を有し、入力される列車運行情報を元にプラットホームを発着又は通過する列車毎の情報に解析し、その列車毎に案内を行うための案内データを表示盤表示情報制御部35、自動放送情報制御部37及び案内データ制御部38に出力する。
【0020】
このダイヤ情報解析部34から出力される案内データは、具体的には、図3に示すように、表示盤案内データ生成部341で生成される表示出力用の表示盤案内データD1、自動放送案内データ生成部342で生成される音声案内用の自動放送案内データD2、案内データ生成部343で生成される管理用の案内データD3である。
【0021】
同図に示すように、表示盤案内データD1、自動放送案内データD2は、列車を識別する「列車番号」、プラットホームから発車する順番を示す「発順」、貨物や旅客又は快速運転等の列車の運行種別を示す「種別」、列車の行き先を示す「行先」、プラットホームからの発車時刻である「発車時刻」、他の路線との接続を示す「接続情報」及び「その他情報」等を有する。また、案内データD3は、「列車番号」、「発順」、「種別」、「行先」、「発車時刻」、「接続情報」及び「その他情報」に加え、路線を示す「線区」、上り又は下りなどの「方向」等を有する。
【0022】
表示盤表示情報制御部35は、表示データレジスタ36に格納された表示データに基づいた表示制御信号を表示盤4に出力し、表示盤4での表示を制御する。表示盤表示情報制御部35は、表示盤案内データ生成部341で生成される表示盤案内データD1を表示データとして表示データレジスタ36に格納し、列車位置条件出力部32から出力される列車の状態に基づいて表示データレジスタ36のデータシフト、つまり、表示データの更新を行う。このため、表示盤表示情報制御部35は、入力される表示盤案内データD1に基づいて各列車に関する案内表示を行うとともに、プラットホームを発着する列車に応じて表示の切り換えを行うことができる。
【0023】
自動放送情報制御部37は、自動放送案内データ生成部342で生成される自動放送案内データD2と列車位置条件出力部32から出力される列車の状態とに基づいて、拡声装置5に音声案内を行うための制御信号を出力する。
【0024】
案内データ制御部38は、案内データ生成部343で生成される案内データD3と列車位置条件出力部32から出力される列車の状態とを元に、現在の列車の運行状態に基づいて、ダイヤ情報解析部34における案内データの出力を制御する。具体的には、案内データD3に係る列車の「出発」に応じて次の案内データを出力するようにダイヤ情報解析部34に指示する。
【0025】
表示盤4は、プラットホームなどに設置され、電光(ランプ)表示器、字幕式表示器、フラップ、LED(Light Emitting Diode)、LCD(Liquid Crystal Display)、VFD(Vacume Flourescent Display)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electro Luminescent)、ECD(Electrochromic or Chemical Display)、マグサイン(磁気反転式表示器)、磁気泳動式表示器、静電表示器等の表示部に表示盤表示情報制御部35からの表示制御信号に基づく列車の運行状況を示す運行案内情報を出力する装置である。
【0026】
この表示盤4の表示部は、プラットホームからの先発の列車に関する情報を表示する先発列車情報表示部41や次発の列車に関する情報を表示する次発列車情報表示部42などである。先発列車情報表示部41、次発列車情報表示部42の表示は、表示データレジスタ36に格納されるデータに基づいて表示盤表示情報制御部35で制御される。つまり、表示盤4は、表示データレジスタ36のデータがシフトされて更新されることで、先発列車情報表示部41、次発列車情報表示部42の表示が切り換えられ、プラットホームにいる旅客に対して当該プラットホームに関する列車の運行状況を知らしめることができる。
【0027】
拡声装置5は、自動放送情報制御部37から出力される制御信号に基づいて予め設定された自動音声放送をスピーカ6から出力する。
【0028】
次に、列車案内装置100における動作であり、列車がプラットホームを発着した際に列車案内制御装置3が行う表示盤4の表示切換制御について詳細に説明する。図4に示すように、列車案内制御装置3は、プラットホーム内に進入した列車がプラットホームに係る閉そく区間から次の閉そく区間へ進入(「出発」)するまで待機し(ステップS11)、次の閉そく区間へ進入した場合に表示データレジスタ36に格納される表示データをシフトするシフト処理を行い(ステップS12)、そのシフト処理後に表示データレジスタ36に格納される表示データに基づいて、表示盤4に表示する運行案内情報を更新する(ステップS13)。
【0029】
次いで、列車がプラットホームで停車したか否か、つまり、通常の停車位置からずれた停車位置であり、プラットホームに係る閉そく区間から次の閉そく区間へ跨いだオーバーランの状態で列車が停車したか否かが判定される(ステップS14)。
【0030】
ステップS14において、オーバーランの状態で停車した際には(ステップS14:YES)、列車を所定の停車位置(通常の停車位置)に戻したか否かが判定される(ステップS15)。つまり、ステップS15において、オーバーランの状態で停車した後に通常の停車位置に戻して停車するオーバーラン停車であるか否かが検出され、所定の停車位置に戻した場合には表示データレジスタ36に格納される表示データがステップS12でシフトされる前の状態へ戻され(ステップS16)、表示盤4に表示する運行案内情報が更新されて(ステップS17)、ステップS11へ戻る。
【0031】
ステップS14において、列車がプラットホームで停車しない場合や(ステップS14:NO)、列車を所定の停車位置に戻さずにそのまま出発した場合は(ステップS15:NO)、列車が次の閉そく区画へ抜け出た際に、つまり、列車がプラットホームを「通過」したと判定された際に(ステップS18:YES)、ダイヤ情報解析部34から次の案内データを出力して案内データを更新するシフト処理が行われ(ステップS19)、終了する。
【0032】
以上のように、列車案内装置100は、入力される列車運行情報(ダイヤ情報)に基づいて表示盤案内データ生成部341で生成される表示出力用のデータを表示データレジスタ36に格納し、表示盤表示情報制御部35において、入力される列車位置情報に基づいて検出されるプラットホームに係る軌道上の列車位置に基づいて表示データレジスタ36に格納されるデータのシフトを行うとともに、当該表示データレジスタ36に格納される表示出力用データに基づいた運行案内情報の表示を表示盤4で行うように制御する。このため、列車案内装置100は、プラットホームに係る軌道上の列車位置に基づいた的確な運行案内情報の表示を行うことができる。
【0033】
また、列車案内装置100は、入力される列車位置情報に基づいて列車がプラットホームに係る軌道上の閉そく区間から次の閉そく区間へ進入した際(図2(b)を参照)に表示データレジスタ36に格納されるデータのシフトを行う。このため、プラットホームからの列車の出発に即応した運行案内情報を表示することができる。
【0034】
また、列車案内装置100は、所定の停車位置からずれて停車した列車を当該所定の停車位置に戻して停車したオーバーラン停車が行われた際に(図4、ステップS14、S15を参照)、そのオーバーラン停車した際に行われた表示データレジスタ36のデータシフト、つまり、表示用データの更新を戻す(図4、ステップS16を参照)。このため、列車の運行状況を的確に反映した運行案内を行うことができる。
【0035】
また、列車案内装置100は、運行案内情報を表示盤4に表示し、列車の運行状況を旅客に知らしめることができる。
【0036】
なお、本実施の形態における記述は、本発明の一例を示すものであり、これに限定するものではない。本実施の形態における列車案内装置100の構成及び動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
【0037】
例えば、列車案内装置100における列車運行情報(ダイヤ情報)の入力は、外部装置2から行う構成であり、いわゆるTTC接続方式を例示したが、内蔵される磁気的・光学的記憶媒体等の記憶装置にダイヤ情報が格納され、その記憶装置からの入力であるダイヤ内蔵方式であってもよく、特に限定するものではない。
【0038】
また、本実施の形態では、運行案内情報を表示盤4から表示出力する構成を例示したが、スピーカ6から自動案内する構成であっても良い。つまり、スピーカ6から出力する自動音声放送は、表示盤4から表示出力される運行案内情報と同様に、自動放送情報制御部37もデータレジスタを備える構成であり、列車位置条件出力部32から出力される列車の状態に基づいてそのデータレジスタ内のデータがシフトされ、当該データレジスタの内容に応じて行われるものであってよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明である列車案内装置100の機能的構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】(a)は、プラットホーム閉そく区間K2に列車がある状態を例示する概念図であり、(b)は、プラットホーム閉そく区間K2とプラットホーム出発閉そく区間K3とにまたがって列車がある状態を示す概念図であり、(c)は、プラットホーム出発閉そく区間K3に列車がある状態を示す概念図である。
【図3】ダイヤ情報解析部34で生成されるデータを例示する概念図である。
【図4】列車案内装置100の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0040】
100 列車案内装置
1 検知装置
2 外部装置
3 列車案内制御装置
4 表示盤
5 拡声装置
6 スピーカ
31 列車位置検出部(オーバーラン検出手段)
32 列車位置条件出力部(オーバーラン検出手段)
33 ダイヤ情報受信部
34 ダイヤ情報解析部
35 表示盤表示情報制御部(出力制御手段)
36 表示データレジスタ
37 自動放送情報制御部(出力制御手段)
38 案内データ制御部
41 先発列車情報表示部
42 次発列車情報表示部
341 表示盤案内データ生成部(出力用データ生成手段)
342 自動放送案内データ生成部(出力用データ生成手段)
343 案内データ生成部
D1 表示盤案内データ(出力用データ)
D2 自動放送案内データ(出力用データ)
D3 案内データ
K1 プラットホーム進入閉そく区間
K2 プラットホーム閉そく区間
K3 プラットホーム出発閉そく区間
P プラットホーム
R 軌道
T 列車

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力される列車運行情報と列車位置情報とに基づいて、列車の運行案内情報を出力する列車案内装置において、
前記列車の運行情報に基づいて、前記運行案内情報を出力するための出力用データを生成する出力用データ生成手段と、
前記列車位置情報に基づいて、列車がプラットホームに沿って設けられた軌道上の閉そく区間から次の閉そく区間へ進入し、当該プラットホームに沿った軌道上の閉そく区間における所定の停車位置からずれて停車した後に、当該所定の停車位置に戻って停車するオーバーラン停車を検出するオーバーラン停車検出手段と、
前記出力データに基づいた運行案内情報の出力を制御し、前記列車位置情報に基づいて、列車が前記次の閉そく区間へ進入した際に前記出力用データの更新を行うとともに、前記オーバーラン停車検出手段に基づいてオーバーラン停車が検出された場合に当該オーバーラン停車に因って更新された出力用データを更新前に戻す出力制御手段と、
を備えることを特徴とする列車案内装置。
【請求項2】
前記運行案内情報の出力は表示盤への表示であり、
前記出力制御手段は、前記表示盤における運行案内情報の表示制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の列車案内装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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