説明

加湿機能付空気清浄装置

【課題】本発明は加湿装置に関するもので、加湿能力の更成る向上をすることができるものである。
【解決手段】吸気口2と排気口3を有する本体ケース1と、この本体ケース1内に空気清浄フィルター4と、加湿手段7と、送風手段5とを備え、吸気口2の下流側に、空気清浄フィルター4、加湿手段7、送風手段5を順次設けた構成とし、空気清浄フィルター4と加湿手段7との間には、空気清浄フィルター4と加湿手段7との風路の一部を塞ぐ閉塞面38を備え、加湿手段7は、水を溜める水槽と、吸い上げ式の加湿フィルター部15と、この加湿フィルター部15を固定すると共に水槽に回転自在に装着可能なフィルター枠部16と、このフィルター枠部16を回転させる回転手段17とからなり、電動機35は、フィルター枠部16の外方で、閉塞面38に設けられたことを特徴とするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気を清浄、および加湿することのできる加湿機能付空気清浄装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の加湿機能付空気清浄装置の構成は、以下のようになっていた。
【0003】
すなわち、従来の物においては、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に加湿手段と送風手段とを備え、前記吸気口の下流側に、前記加湿手段、前記送風手段を順次設けた構成とし、前記加湿手段は水を溜める水槽と、この水槽内の水に下端が浸漬される吸い上げ式の加湿フィルター部と、この加湿フィルター部を固定すると共に前記水槽に回転自在に装着可能なフィルター枠部と、このフィルター枠部を回転させる回転手段とからなり、この回転手段は、前記フィルター枠部に設けた第1のギア部と、この第1のギア部を第2のギア部を介して回転させる電動機からなり、前記送風手段は、スクロール形状のケーシング部と、このケーシング部に固定したモーター部と、このモーター部によって回転する羽根部とから構成し、前記ケーシング部は、上方には吐出口を有し、前記加湿フィルター部側の側面には吸込口を備え、この吸込口は、加湿フィルター部に対向し、前記電動機の一部は、前記加湿手段の前記フィルター枠部と前記送風手段の前記吸込口との間に位置すると共に前記電動機は、前記送風手段の前記吸込口の近傍に位置する構成となっていた。
【0004】
(例えば、これに類似する先行文献は下記特許文献1に記載されている。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−182161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来例における課題は、加湿能力の更なる向上ということであった。
【0007】
すなわち、従来の物においては、送風手段の吸込口は、加湿フィルター部に対向し、電動機の一部は、加湿手段の加湿フィルター部と送風手段の吸込口との間に位置すると共に電動機は、送風手段の吸込口の近傍に位置する構成となっていた。
【0008】
つまり、送風手段によって、本体ケースの吸気口から吸い込まれた空気は、加湿フィルター部を通過し、送風手段であるケーシング部の吸込口へ吸い込まれる。ここで、電動機は送風手段の吸込口の近傍に位置するので、電動機によってケーシング部の吸込口における空気の通過量が低下し、結果として、加湿量も低下するものであった。
【0009】
結果として、加湿能力の更なる向上させることが困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0010】
そしてこの目的を達成するために本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に空気清浄手段と、加湿手段と、送風手段とを備え、前記吸気口の下流側に、前記空気清浄手段、前記加湿手段、前記送風手段を順次設けた構成とし、前記空気清浄手段と前記加湿手段との間には、前記空気清浄手段と前記加湿手段との風路の一部を塞ぐ閉塞面を備え、前記加湿手段は、水を溜める水槽と、この水槽内の水に下端が浸漬される吸い上げ式の加湿フィルター部と、この加湿フィルター部を固定すると共に前記水槽に回転自在に装着可能なフィルター枠部と、このフィルター枠部を回転させる回転手段とからなり、この回転手段は、前記フィルター枠部に設けた第1のギア部と、この第1のギア部を第2のギア部を介して回転させる電動機からなり、前記送風手段は、スクロール形状のケーシング部と、このケーシング部に固定したモーター部と、このモーター部によって回転する羽根部とから構成し、前記ケーシング部は、上方には吐出口を有し、前記加湿フィルター部側の側面には吸込口を備え、この吸込口は、加湿フィルター部に対向し、前記電動機は、前記フィルター枠部の外方で、前記閉塞面に設けられたことを特徴としたものであり、これにより、初期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0011】
以上のように本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に空気清浄手段と、加湿手段と、送風手段とを備え、前記吸気口の下流側に、前記空気清浄手段、前記加湿手段、前記送風手段を順次設けた構成とし、前記空気清浄手段と前記加湿手段との間には、前記空気清浄手段と前記加湿手段との風路の一部を塞ぐ閉塞面を備え、前記加湿手段は、水を溜める水槽と、この水槽内の水に下端が浸漬される吸い上げ式の加湿フィルター部と、この加湿フィルター部を固定すると共に前記水槽に回転自在に装着可能なフィルター枠部と、このフィルター枠部を回転させる回転手段とからなり、この回転手段は、前記フィルター枠部に設けた第1のギア部と、この第1のギア部を第2のギア部を介して回転させる電動機からなり、前記送風手段は、スクロール形状のケーシング部と、このケーシング部に固定したモーター部と、このモーター部によって回転する羽根部とから構成し、前記ケーシング部は、上方には吐出口を有し、前記加湿フィルター部側の側面には吸込口を備え、この吸込口は、加湿フィルター部に対向し、前記電動機は、前記フィルター枠部の外方で、前記閉塞面に設けられたことを特徴としたものであり、加湿能力の更なる向上をさせることができるものである。
【0012】
すなわち、送風手段の吸込口は、加湿フィルター部に対向し、電動機は、フィルター枠部の外方で、閉塞面に設けられたものである。
【0013】
これにより、送風手段によって、本体ケースの吸気口から吸い込まれた空気は、加湿フィルター部を通過し、送風手段であるケーシング部の吸込口へ吸い込まれる。ここで、電動機は、フィルター枠部の外方で、閉塞面に設けられたものである。つまり、電動機によるケーシング部の吸込口における空気の通過量の低下が抑制され、結果として、加湿量の低下も抑制されるものであった。
【0014】
これらの結果により、加湿能力の更なる向上をさせることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施の形態1の加湿機能付空気清浄装置の斜視図
【図2】同実施の形態1の加湿機能付空気清浄装置の概略断面を示す図
【図3】同実施の形態1の加湿フィルター部とフィルター枠部を示す斜視図
【図4】同実施の形態1の加湿手段の斜視図
【図5】同実施の形態1の風路を示す図
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本実施形態を添付図面を用いて説明する。
【0017】
(実施の形態1)
図1から図5に示すように、吸気口2と排気口3を有する本体ケース1と、この本体ケース1内に設けられた空気清浄手段と、送風手段5と、加湿手段装着部6と、この加湿手段装着部6に着脱自在な加湿手段7とを備えている。
【0018】
本体ケース1は、縦長の箱形状で、本体ケース1における前面側の側面下部には、横長四角形状の吸気口2を有し、本体ケース1における天面には、横長四角形状の排気口3を備えている。この吸気口2と排気口3とは、送風手段5によって送風される風路によって連通している。
【0019】
空気清浄手段は、縦長箱形状の空気清浄フィルター4で、濾材が蛇腹形状に折られたものであり、本体ケース1の吸気口2の風路風下側に設けられている。
【0020】
送風手段5は、空気清浄フィルター4と排気口3との間の風路に設けている。送風手段5は、スクロール形状のケーシング部8と、このケーシング部8に固定されたモータ部9と、このモータ部9によって回転する羽根部10とから構成している。ケーシング部8は、天面に横長四角形状の吐出口11と、本体ケース1における前面側の側面側、つまり空気清浄フィルター4に対向した側面に円形状の吸込口12を備えている。
【0021】
加湿手段装着部6は、空気清浄フィルター4と送風手段5との間の風路に設けている。具体的には、空気清浄フィルター4と送風手段5のケーシング部8吸込口12を有する側面との間の空間部13で、この空間部13は、本体ケース1における一方側の側面から内方に伸びた縦断面形状が縦長四角形状である縦長四角直方体の穴である。この穴の開口には、給水タンク41が位置するものである。
【0022】
加湿手段7は、水槽部14と、加湿フィルター部15と、フィルター枠部16と、回転手段17とから構成されている。
【0023】
水槽部14は、上面が開口した細長四角形状で、加湿フィルター部15と、フィルター枠部16とが装着される第1の水槽部分19と、上面が開口した四角形状で、給水タンク41が装着される第2の水槽部分20とから形成している。これら第1の水槽部分19と第2の水槽部分20とは連通口21で連通しており、給水タンク41より、第2の水槽部分20に供給された水は、連通口21を介して、第1の水槽部分19に流れこみ、この第1の水槽部分19に一定量の水が供給されるものである。
【0024】
第1の水槽部分19は、本体ケース1における前面側の側面上端部と、本体ケース1における背面側の側面上端部とから伸びた2本の縦長四角平板形状の支持部分22を備えている。これら支持部分22の上部には、対向して設けた2つの軸受部分23を有する。これら軸受部分23は、それぞれの支持部分22の内面から内方へ突出しているリブであり、これらのリブを水平視すると、上方が開口したU字形状である。
【0025】
加湿フィルター部15は、円板形状で、複数の繊維によって形成し、毛細管現象で水を吸い上げる自吸い式タイプである。加湿フィルター部15の周縁部の一部が、第1の水槽部分19の水に浸漬するように、フィルター枠部16によって、第1の水槽部分19に回転自在に装着されている。
【0026】
フィルター枠部16は、加湿フィルター部15の円形の一方側面側と周縁部とに位置する第1のフィルター枠部24と、加湿フィルター部15の円形の他方側面側と周縁部とに位置する第2のフィルター枠部25とから形成している。
【0027】
第1のフィルター枠部24は、加湿フィルター部15の円形の一方側面側の中心から外方へ伸びた円柱形状の軸部分である第1の軸部分26と、この第1の軸部分26から放射線上に伸びた複数の細長四角平板形状の第1の直線状桟部分27と、これら第1の直線状桟部分27を連結する複数の半径が異なる円形リング形状の第1の円形リング状桟部分28と、加湿フィルター部15の周縁外周に位置すると共に第1の直線状桟部分27の先端で連結した円筒形状の第1の外周筒部分29とから形成している。
【0028】
第2のフィルター枠部25は、加湿フィルター部15の円形の他方側面側の中心から外方へ伸びた円柱形状の軸部分である第2の軸部分30と、この第2の軸部分30から放射線上に伸びた複数の細長四角平板形状の第2の直線状長桟部分31と、これら第2の直線状長桟部分31を連結する円形リング形状の第2の円形リング状桟部分32と、加湿フィルター部15の周縁外周に位置する円筒形状の第2の外周筒部分33と、この第2の外周筒部分33と第2の円形リング状桟部分32とを連結する複数の細長四角平板形状の第2の直線状短桟部分34とから形成している。第1の外周筒部分29の内径は、第2の外周筒部分33の内径より小さく、第2の外周筒部分33の内面に、第1の外周筒部分29の外面が嵌るものである。
【0029】
ここで、フィルター枠部16を、フィルター枠部16の軸部分である第1の軸部分26と、第2の軸部分30とを、第1の水槽部分19の軸受部分23の上方から挿入し所定距離下げることにより回転自在に支持される。つまり、U字形状のリブの内径は、フィルター枠部16の軸部分の外径より大きいので、軸受部分23であるU字形状のリブの上方開口から、軸部分である第1の軸部分26と第2の軸部分30とを挿入し、U字形状のリブに沿って所定距離下げると、軸受部分23であるU字形状のリブの底である円弧部分と、第1の軸部分26と第2の軸部分30の外周の一部が当たり、回転自在に支持される。
【0030】
回転手段17は、本体ケース1の設けられた電動機35と、この電動機35によって回転する歯車である第1のギア36と、第2のフィルター枠部25の第2の円形リング状桟部分32に設けた歯車である第2のギア37とから形成している。
【0031】
空気清浄手段と加湿手段7との間には、空気清浄手段と加湿手段7との風路の一部を塞ぐ閉塞面38を備えている。この閉塞面38の上部には、第1の連通路39を有し、閉塞面38の下部には、第2の連通路40を備えている。この、第1の連通路39を流れる空気の大部分は、加湿手段7を通過せずに送風手段5へ流れ込む。ここで、第2の連通路40の開口面積は、第1の連通路39の開口面積より大きいものであり、加湿手段7の加湿フィルター部15、送風手段5の吸込口12に対向するものである。これにより、加湿フィルター部15へ流れる風量を増やすことができる。
【0032】
この閉塞面38の上部には、空気清浄手段と送風手段5とを連通する第1の連通路39を有し、閉塞面38の下部には、空気清浄手段と加湿手段7とを連通する第2の連通路40を備えている。この第2の連通路40の開口面積は、第1の連通路39の開口面積より大きいものであり、加湿手段7の加湿フィルター部15、送風手段5の吸込口12に対向するものである。これにより、加湿フィルター部15へ流れる風量を増やすことができる。
【0033】
以上の構成における加湿動作について説明する。送風手段5によって、本体ケース1の吸気口2から吸い込まれた室内の空気は、空気清浄手段を介し、第1の連通路39を通過する一部の空気と、第2の連通路40の多くの空気は、加湿手段7の加湿フィルター部15へ送風される。ここで、送風された空気が、水を含んだ加湿フィルター部15を通過することで、加湿され、この加湿された空気が、本体ケース1の排気口3から室内へ送風され、室内を空気清浄および加湿するものである。また、第1の連通路39を通過する多くの空気と、第2の連通路40の一部の空気は、加湿フィルター部15を通過せず、本体ケース1の排気口3から室内へ送風され、室内を空気清浄するものである。
【0034】
本実施形態において特徴は、回転手段17と閉塞面38とにある。すなわち、送風手段5の吸込口12は、加湿フィルター部15に対向し、電動機35は、フィルター枠部16の外方で、閉塞面38に設けられたものである。
【0035】
これにより、送風手段5によって、本体ケース1の吸気口2から吸い込まれた空気は、加湿フィルター部15を通過し、送風手段5であるケーシング部8の吸込口へ吸い込まれる。ここで、電動機35は、フィルター枠部16の外方で、閉塞面38に設けられたものである。つまり、電動機35によるケーシング部8の吸込口12における空気の通過量の低下が抑制され、結果として、加湿量の低下も抑制されるものであった。
【0036】
これらの結果により、加湿能力の更なる向上をさせることができるものである。
【0037】
また、第1の連通路39を通過する多くの空気は、加湿フィルター部15を通過せず、ケーシング部8本体ケース1の排気口3から室内へ送風され、室内を空気清浄するものである。ここで、電動機35は、閉塞面38に設けられたものであるので、第1の連通路39を通過する一部の空気は、電動機35とケーシング部8との間を通過し易くなる。
【0038】
また、加湿フィルター部15と吸込口12との距離は、加湿フィルター部15と空気清浄手段との距離より長いものである。すなわち、ケーシング部8の吸込口12の開口面積は、第1の連通路39の開口面積と第2の連通路40の開口面積との和より小さいので、ケーシング部8の吸込口12での風速は、第1の連通路39および第2の連通路40での風速より大きいものである。ここで、加湿フィルター部15と吸込口12との距離は、加湿フィルター部15と空気清浄手段との距離より長いので、加湿フィルター部15と吸込口12との間での乱流の発生が抑制される。
【0039】
また、第2のギア37は、複数の開口42を有するものである。これにより、第2のギア37での空気抵抗を抑制することができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
以上のように本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に空気清浄手段と、加湿手段と、送風手段とを備え、前記吸気口の下流側に、前記空気清浄手段、前記加湿手段、前記送風手段を順次設けた構成とし、前記空気清浄手段と前記加湿手段との間には複数の開口を有する第1の格子部を有し、この第1の格子部の上部には、前記開口の一部を塞いだ閉塞面を備え、前記加湿手段は、水を溜める水槽と、この水槽内の水に下端が浸漬される吸い上げ式の加湿フィルター部と、この加湿フィルター部を固定すると共に前記水槽に回転自在に装着可能なフィルター枠部と、このフィルター枠部を回転させる回転手段とからなり、この回転手段は、前記フィルター枠部に設けた第1のギア部と、この第1のギア部を第2のギア部を介して回転させる電動機からなり、前記送風手段は、スクロール形状のケーシング部と、このケーシング部に固定したモーター部と、このモーター部によって回転する羽根部とから構成し、前記ケーシング部は、上方には吐出口を有し、前記加湿フィルター部側の側面には吸込口を備え、この吸込口は、加湿フィルター部に対向し、前記電動機は、前記フィルター枠部の外方で、前記閉塞面に設けられたことを特徴としたものであり、加湿能力の更なる向上をさせることができるものである。
【0041】
すなわち、送風手段の吸込口は、加湿フィルター部に対向し、電動機は、フィルター枠部の外方で、閉塞面に設けられたものである。
【0042】
これにより、送風手段によって、本体ケースの吸気口から吸い込まれた空気は、加湿フィルター部を通過し、送風手段であるケーシング部の吸込口へ吸い込まれる。ここで、電動機は、フィルター枠部の外方で、閉塞面に設けられたものである。つまり、電動機によるケーシング部の吸込口における空気の通過量の低下が抑制され、結果として、加湿量の低下も抑制されるものであった。
【0043】
これらの結果により、加湿能力の更なる向上をさせることができるものである。
【0044】
従って、家庭用や事務所用などの、加湿機能付空気清浄装置として活用が期待されるものである。
【符号の説明】
【0045】
1 本体ケース
2 吸気口
3 排気口
4 空気清浄フィルター
5 送風手段
6 加湿手段装着部
7 加湿手段
8 ケーシング部
9 モータ部
10 羽根部
11 吐出口
12 吸込口
13 空間部
14 水槽部
15 加湿フィルター部
16 フィルター枠部
17 回転手段
19 第1の水槽部分
20 第2の水槽部分
21 連通口
22 支持部分
23 軸受部分
24 第1のフィルター枠部
25 第2のフィルター枠部
26 第1の軸部分
27 第1の直線状桟部分
28 第1の円形リング状桟部分
29 第1の外周筒部分
30 第2の軸部分
31 第2の直線状長桟部分
32 第2の円形リング状桟部分
33 第2の外周筒部分
34 第2の直線状短桟部分
35 電動機
36 第1のギア
37 第2のギア
38 閉塞面
39 第1の連通路
40 第2の連通路
41 給水タンク
42 開口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に空気清浄手段と、加湿手段と、送風手段とを備え、前記吸気口の下流側に、前記空気清浄手段、前記加湿手段、前記送風手段を順次設けた構成とし、前記空気清浄手段と前記加湿手段との間には、前記空気清浄手段と前記加湿手段との風路の一部を塞ぐ閉塞面を備え、前記加湿手段は、水を溜める水槽と、この水槽内の水に下端が浸漬される吸い上げ式の加湿フィルター部と、この加湿フィルター部を固定すると共に前記水槽に回転自在に装着可能なフィルター枠部と、このフィルター枠部を回転させる回転手段とからなり、この回転手段は、前記フィルター枠部に設けた第1のギア部と、この第1のギア部を第2のギア部を介して回転させる電動機からなり、前記送風手段は、スクロール形状のケーシング部と、このケーシング部に固定したモーター部と、このモーター部によって回転する羽根部とから構成し、前記ケーシング部は、上方には吐出口を有し、前記加湿フィルター部側の側面には吸込口を備え、この吸込口は、加湿フィルター部に対向し、前記電動機は、前記フィルター枠部の外方で、前記閉塞面に設けられたことを特徴とする加湿機能付空気清浄装置。
【請求項2】
前記加湿フィルター部と前記吸込口との距離は、前記加湿フィルター部と前記空気清浄手段との距離より長いことを特徴とする請求項1の加湿機能付空気清浄装置。
【請求項3】
前記第2のギア部は、複数の開口を有することを特徴とした請求項1または2に記載の加湿機能付空気清浄装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2013−83367(P2013−83367A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−221636(P2011−221636)
【出願日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】