説明

動かされた対象の三次元画像を生成する装置

本発明は、特には心臓等である対象の三次元画像を一連の投影映像から生成する方法及び装置に係る。再構成に対しては、それらの投影映像のみが使用され、特性対象の特徴の投影線は、略同一の空間点で交差する。特性対象の特徴は、特には血管分岐部であり得、投影映像上に容易に位置付けられ得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、周期的な動作を前提とする心臓等の対象の三次元画像を生成する方法及び装置に係る。
【背景技術】
【0002】
米国特許第2002/0126794A1号明細書(特許文献1)は、患者の心臓の三次元画像が再構成され得る回転X線装置を開示する。かかる再構成に関する1つの課題は、示される対象が静止しておらず心拍のために周期的な動作を前提とすることである。診察における臓器の動作に対する他の重要な源は、患者の呼吸である。多種の方向から回転X線装置で撮った心臓の2D投影は、異なる動作状態における心臓を示す。これらの投影画像が静止している対象を映すという仮定に基づいて心臓の3D画像を再構成するよう使用される場合、再構成エラーは必然的に発生する。かかるエラーを最小限に抑えるよう、特許文献1は、X線に対して平行に心電図(ECG)を記録すること、続いて、三次元画像の再構成用に略同一のECG相に対応するそれらのX線映像のみを使用することを提案する。ECG相に対して向きを定められたかかる方法を使って、3D再構成における実質的な改善が達成され得る。それにもかかわらず、更に一定の誤り及びアーチファクトは、再構成された画像内で発生し得ると考えられる。
【特許文献1】米国特許第2002/0126794A1号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明では、特に心臓等の周期的に動かされる対象の三次元画像を生成する手段を備えさせ、改善された画像の質を与えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この目的は、請求項1の特徴を有する装置、及び請求項8の特徴を有する方法によって、達成される。有利な実施例は、従属請求項に有される。
【0005】
本発明に従った装置は、周期的な動作を前提とする対象の三次元画像を生成する役割をはたす。対象は、特には患者の心臓であり得るが、本発明は医療用に制限されない。装置は、結像装置を有し、該装置を使って、前述の対象の二次元投影画像が異なる投影方向から生成され得る。装置は、例えば対応するソフトウェアを使って適合させることによって、投影画像から対象の三次元画像を再構成するよう設計された前述の結像装置に結合されたデータ処理装置を更に有する。このタスクに対して適切な工程及びアルゴリズムは、例えばコンピュータ・トモグラフィの分野より既知である。データ処理装置は、三次元画像の前述の再構成に対してそれらの投影画像のみを選択及び使用するよう更に設計され、特性対象の特徴の投影線は、略同一の空間点で交差する。「特性対象の特徴」は、対象に付随しその動作に追随する特徴であり、体の位置を特定し、可能であれば投影映像上に表示され得る。対象の特徴は、例えば、投影映像上で十分に目立つ対象上の目印であり得る。この点における「目印」は、例えばカテーテル又はステント(管連結器)でもあり得る。同様に、対象の特徴は、対象の構造の分岐点等の対象の一部分であり得る。医療用において、特に管の分岐点は、対象の特徴としての役割をはたし得る。更に、対象の特徴の「投影線」は、(想像)空間線であり、所定の投影映像に対し、対象の特徴を介して投影の中心から投影平面又は投影映像上の対象の特徴の画像点へと繋がる。X線画像において投影線は、例えば、対象の特徴を介するビーム源から検出器上の関連付けられたピクセルへのX線ビームの経路に対応する。更に(明らかに正確な交点を有さなければならない)投影線の「近似交点」に関して、関係のある周辺状態に依存して、適切な決定制限が個別の場合において確立されなければならない。例えば、かかる全ての投影線は、投影映像の最大幅の1%乃至5%より近くに互いに引き寄せられる場合、略同一の空間点で交差するものと考えられ得る。同様の標準は、例えば対象の寸法である他の基準値を使用して明らかに定義付けられる。
【0006】
上述された装置を使用して、高品質の動作された対象の三次元画像を作成することが可能でり、3D画像の再構成に関しては、既に(少なくとも1つの)特性対象の特徴の点で十分に合致する二次元投影映像のみが使用される。従って、これらの投影映像はまた他の対象の点において一致すること、又は、選択された投影映像に対して対象は環状の動作の同一の相にあったことが推測されるべきであり、従って、略同一の空間点が推測された。装置が心臓を表示するよう使用される際、心電図に基づく既知の工程とは対照的に、有利点は、心臓の動作状態が選択基準として直接使用されることである。しかしながら、投影映像の同一のECGからの選択は、心拍サイクルの動作の相がまた電気相に明確にリンクされているという仮定に絶対的に基づく。しかしながら、この仮定は常に正確に満たすわけではないため、既知のECGに基づく工程を使用すると再構成エラーが発生し得る。これらのエラーは、ここで提案される装置を利用すると原理上は除外される。
【0007】
三次元画像の再構成に対する投影映像の選択に対する前述の状態は、また、1つ又はそれ以上の対象の特徴に対して同様に課せられ得る。故に選択方法は、例えば、1つの対象の特徴を有して反復的に実行され得、各反復時に作られた投影写真の選択は次の反復に対する基礎として使用されるため、選択はより狭まってきている。この場合、選択された投影映像における対象の位置が既に対応する点の数で一致しているため、精度が高められる。
【0008】
装置の撮像部分に対しては、原理上、いかなる装置でも使用され得、該装置を使って対象の投影映像は、異なる方向から生成され得、該映像から三次元画像が再構成され得る。これらの例は、超音波装置又はNMR装置である。特には、撮像装置はまた、共通軸の周囲に回転可能に取り付けられたX線源及びX線検出器を有するX線装置であり得る。この種類のX線設備は、3D回転血管造影(3D−RA)より既知であり、X線源及び検出器は、典型的にはCアームに取り付けられる。
【0009】
更に、装置は、モニタ等のデータ処理システムに結合されたディスプレイ装置を望ましくは有し、再構成された三次元画像が示され得る。かかるディスプレイ装置は、例えば医師が三次元再構成の結果を視覚的に表示し、診察又は治療活動用に直接これを分析することを可能とする。
【0010】
装置の望ましい一実施例によれば、データ処理設備は、次の段階を実行するよう設定される。
【0011】
a) 異なる投影方向からの複数の投影映像から第1の投影映像を選択する段階。第1の投影映像のこの選択は、任意(ランダム原則等)であり得、ユーザ又は他の応用の特定な基準(撮像品質又は関連付けられたECG相等)によって双方向性であり得る。
【0012】
b) 第1の投影映像に対して、他の投影方向からとられた第2の投影映像が選択され、第1及び第2の投影映像に対する特性対象の特徴の投影線が少なくとも略空間点で交差される段階。特性対象の特徴は、特には、自動画像処理の方法によって、又はユーザによって双方向的に位置付けられ得、可能な限り多くの投影映像で検出され得るようにされる。特定の伊投影映像上の特性対象の特徴を位置付けた後、空間投影線は、投影の中心から対象の特徴の画像点へ算出され、第1の投影映像の対応する投影線に略交差するか否か確認され得るようにされる。この場合、関連する投影映像は、「第2の投影映像」として選択される。故に、投影線の交差点は、対象の特徴の(推定される)実際の位置に対応し且つ更なる投影映像の続く選択に使用される、空間点を確立する。
【0013】
c) 三次元画像の再構成に対する更なる投影映像は、段階b)において使用される対象の特徴の関連する投影線が、段階b)において確定された空間点を略介してわたるよう、選択される段階。故に全体的に続けて、投影映像のサブ量(sub−quantity)は、関連する特性対象の特徴の空間位置に関係して互いに適合する所定の数の投影映像から選択される。
【0014】
上述された本発明の実施例を使って、第2の投影映像の投影方向は、第1の投影映像の投影方向に対して約90°の角度にある。置くには、第1の方向に対して70°乃至110°の角度範囲にあり得る。このようにして、採光性のために使用された全ての投影映像の選択に後に使用される空間点は、最高精度で確立され得る。第1の投影映像に基づき、この空間点に関し、即ち3つの自由度のうちの2つのみが確立されるのは、第1の投影映像の投影線に沿った位置が確定され得ないためである。第3の自由度は、第2の投影映像の投影線の第1の投影映像の投影線との交差によって確定される。第1の投影映像に対して基本的に垂直である第2の投影映像の場合、投影における対象の特徴の位置を確定する際のいかなるエラーも、空間点の確定における最低限にまでされる。
【0015】
本発明は、周期的な動作を前提とする対象の三次元画像を作る方法に更に係る。該方法は、次の段階を有する。
【0016】
a) 多種の空間方向から対象の複数の投影映像を生成する段階。
【0017】
b) 特性対象の特徴の投影線が、同一の空間点で略交差する投影映像を選択する段階。
【0018】
c) 段階b)で選択された投影映像から三次元画像を再構成する段階。
【0019】
該方法は全体的に、上述された種類の装置でっこうされ得る段階を有する。従って方法及びその有利点に関する更なる説明に対しては、装置の前述の記載が参照される。特には、該方法は、装置の変化型の特徴に従って絞り込まれ、例えば、請求項6に記載された通りデータ処理装置で実行され得る段階を有する。
【0020】
該方法の任意の一実施例では、投影映像は、対象のX線投影によって生成あれ、X線ビームが放射される夫々の投影の中心は、対象の周囲の円弧上に略分布される。典型的には、円弧は、全ての独立した投影方向を覆うよう約180°の範囲にわたって延びる。
【0021】
更に該方法に従って再構成された三次元画像は、望ましくは、ユーザによって視覚的に分析されることができるよう、ディスプレイ装置上に表示される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明は、図面中に示される実施例を参照して更に説明されるが、本発明はそれに制限されない。
【0023】
本発明は、医療用、即ち患者の冠状血管又は心臓の三次元結像の例を使用して一般論の制限なく以下に説明される。このために図1に従って装置の一例として使用される装置は、X線源2及びX線検出器5を有する回転X線機器1を有する。X線源2及びX線検出器5は、C型アーム6上に互いに対して対向して配置され、カウチ4上に横たわる患者3の周囲を旋回され得る(図中点線で示される2つの旋回された位置)。多種の投影方向から生成された心臓のX線投影映像Pi−1,Pi,Pi+1,....は、管理及び画像処理に使用されたデータ処理装置7(ワーク・ステーション等)に送られる。データ処理装置7は、特には、画像処理アルゴリズムを有するソフトウェアを有し、二次元投影映像Pi−1,Pi,Pi+1,....から、対象の三次元形状又はその例えば冠状血管等の構造が再構成され得る。対応するアルゴリズムは、コンピュータ・トモグラフィから既知であるため、ここでは更に詳細に説明される必要は無い。三次元再構成の結果は、データ処理装置7に結合されたモニタ8上に表示され得、血管系図の全体画像を処理専門家へ与えるようにする。
【0024】
冠状血管の三次元画像に対する前述の再構成において、心拍によって、心臓は周期的な動作を前提とすることが注記されなければならない。作られた投影映像Pi−1,Pi,Pi+1,....は、従って、心臓サイクルの異なる相T,T,Tから生じ、そのサイクルの間、心臓は、異なる空間位置を推測する。再構成に関しては、それらの二次元の投影映像(例えば、Pi−1,Pi+1)は、使用されるべきであり、同一の心臓の動作の相に対応する(例えば、心臓拡張期の終了時であり得るT)。既知の方法では、投影映像の対応する選択が、平行な記録された心電図に基づいて行われる。しかしながら、ECGは、心臓のサイクルの電気状態を第一に表し、常に動作状態に相互に関連付いてはいない。既知の方法では、再構成された3D画像は、残留非高精度(residual inaccuracy)を頻繁に有する。
【0025】
説明された問題を避けるよう、第一に、図2を参照して以下により詳細に説明される方法は、3D画像の再構成用の投影映像の選択に対して提案される。図2は、投影映像P,P,P,P...の作成における幾何学的条件を斜視原理図で図示する。投影映像の夫々は、投影中心S,S,S,Sl...から始まって対象の中心射影として現れる。投影中心は、関与する投影映像中にX線源2の位置に対応し、最適な場合は210°より大きい角度を覆う湾曲(円弧等)上に分布される。放射線写真に撮られた対象9は、他の投影映像中に異なる形状及び位置を通常は有することが指摘されるべきである投影映像Pの時間に対する中心に図示される。(略)全ての投影映像が比較的よく位置付けられ得る対象上の点を印とするため、対象9に有される血管分岐部は、適切な対象の特徴を構成する。血管分岐部の代わりに、例えば、カテーテル上でX線を通さない位置目印等の目印が対象の特徴として使用され得る。
【0026】
投影映像Pの生成において、対象9の分岐である対象の特徴は、初期には未知である空間点にあることである。この空間点は、投影映像P上の対象の特徴の画像点Xにおける投影線lを介して投影中心Sから始まるよう図示される。投影映像PにおけるXの位置は、既知の画像処理方法を使用して双方向的に動的に位置付けられ得る。同様に、他の投影映像上の対象の特徴の画像点の位置は、決定され得(例えば、投影映像P又はPにおける画像点X,X)、他の投影方向からとられ、通常は、心臓のサイクルの他の相に属するようにする。
【0027】
投影映像から、第1の投影映像Pは、ユーザのインタラクション又は他の方法によって無作為に選択される。これから始まって、更なる投影映像が決定され、第1の投影映像Pと同様の動作の相にあるようにする。まずはこれを達成するよう、第2の投影映像が選択される。第1の基準によれば、その投影方向は、第1の投影映像Pの投影方向に対して略90°の角度にあるべきである。図2中、Pに関する投影映像がまず考察される。続いて第2の基準に従ったこれらの投影映像P,....に対しては、関連付けられた投影線l,....が第1の投影映像Pの投影線lと交差するか、又は、予め指定された最大距離よりもこれにより近づくかを調べる。図2中の場合は、投影中心Sを投影映像P上の対象の特徴の画像点Xに接続する投影線lに対するものである。このように決定された投影映像Pは、続いて、「第2の投影映像」として確立され、投影線lとlとの(おおよその)交差は、更なる工程に対して、空間点を定義付ける。該空間点で、対象の特徴(管の分岐)は基本的な心臓の動作の相の間に仮定的に位置付けられた。
【0028】
第2の投影映像Pに関して上述された選択は、エピポーラ線を使用して同等の手法で実行され得る。投影映像Pに対して、エピポーラ線E(i)は点線で図示される。投影中心Sからとられた投影線lの理論上の投影に対応し、従って、第1の投影映像Pのみの知識から対象の特徴の全ての理論的に可能な位置を説明する。後者は、投影線l上に対象の特徴が置かれる投影映像Pから決定され得ないため、主に対象の特徴の空間位置を1つの自由度に対してのみ確立する。全て他の投影映像に対してエピポーラ線を使用して、ユークリッド間隔が、対応するエピポーラ線E(i)から対象の特徴の夫々の投影映像P,....上に位置付けられた画像点Xに関して計算され得る。選択されるべき第2の投影映像Pkは、その対象の特徴の画像点Xが、関連付けられたエピポーラ線E(i)からの最小の距離を有する点で識別される。
【0029】
上述された通り第1及び第2の投影映像P及びPを使用して、関係する心臓の相の間に対象の特徴の位置の空間点が決定され得る。故に、この空間点は、全ての他の投影映像上に理論的には投影され得る。例えば投影映像Pに対して、点X’が計算され、そこで空間点は投影中心Sから投影される。投影映像Pにおける対象の特徴のと画像点Xとこの投影点X’の間のユークリッド距離Δは、投影映像Pが撮られる心臓の動作の相が、第1及び第2の投影映像P,Pの間に心臓の動作の相からいかに大きく逸れるかという測定を続ける。故に、所望された三次元画像の再構成に対して、目標とされた手法で、それらの投影映像Pは選択され得、前述の距離はゼロか、予め指定された閾値を下回るようにされる。
【0030】
前述の方法を使用して、一連の投影映像P,P,P,Pより、それらが同一の心臓の動作の相に属して選択され得、有利には、真の動作データ及び派生されていない電気的活動は、心臓サイクルを確定するよう使用される。更に有利には、使用された対象の特徴は、対象9の特に関心領域から選択され得、優先事項としてのこの領域は、三次元画像において高精度を有して示される。
【0031】
図3は、投影方向に従って配列され参照符号n(水泳方向軸)を付された投射映像に対して、空間点の算出された投影と対象の特徴の夫々の画像位置との間の上に定義されたユークリッド距離Δの夫々のサイズを図示する。心調律に対応する周期変動は明らかである。上述の方法に従った三次元画像の再構成に対しては、湾曲の”くぼみ部”からの投影映像のみが使用される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】心臓の三次元画像を生成する本発明に従った装置の構造を図式的に示す。
【図2】心臓の同一の動作の状態の二次元投影映像の本発明に従った選択における状況の原理図である。
【図3】特には心臓の相である対象の特徴の空間位置に対応する空間点のの投影と、参照符号nを有する写された投影映像上のこの対象の特徴の画像点の位置との間のユークリッド間隔Δの寸法を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
周期的な動作を前提とする対象の三次元画像を生成する装置であって、
多種の投影方向から前記対象の投影映像を生成する結像装置と、前記投影映像から前記対象の三次元画像の再構成をするよう前記結像装置に結合されたデータ処理装置と、を有し、
前記データ処理装置は、前記三次元画像の再構成に対して、特性対象の特徴の投影線が同一の空間点で略交差するよう前記投影映像のみを使用するよう設計される、
装置。
【請求項2】
前記結像装置は、共通軸の周囲に回転可能に取り付けられたX線源及びX線検出器を有するX線装置である、ことを特徴とする、
請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記再構成された三次元画像を表示するよう前記データ処理装置に結合されたディスプレイ装置を有する、ことを特徴とする、
請求項1記載の装置。
【請求項4】
前記特性対象の特徴は、特にはカテーテル又はステントである前記対象上の目印である、ことを特徴とする、
請求項1記載の装置。
【請求項5】
前記特性対象の特徴は、特には血管である対象の構造の分岐点である、ことを特徴とする、
請求項1記載の装置。
【請求項6】
前記データ処理装置は、
a) 複数の投影映像から第1の投影映像を選択するよう、
b) いずれの投影映像に対しても特性対象の特徴の前記投影線が空間点で少なくとも略交差するよう、前記第1の投影映像に対して、他の投影方向からとられた第2の投影映像を選択するよう、
c) 前記特性対象の特徴の前記関連された投影線が、前記空間点を略介して通るよう、前記三次元画像の前記再構成に対して更なる投影映像を選択するよう、
設計される、
請求項1記載の装置。
【請求項7】
前記第2の投影映像の前記投影方向は、前記第1の投影映像の前記投影方向に対して約90°の角度にある、ことを特徴とする、
請求項6記載の装置。
【請求項8】
周期的な動作を前提とする対象の三次元画像を生成する方法であって、
(a) 多種の空間方向から前記対象の複数の投影映像を生成する段階と、
(b) 特性対象の特徴の前記投影線が前記同一の空間点で略交差するよう投影映像を選択する段階と、
(c) 段階(b)において選択された前記投影映像から前記三次元画像の再構成をする段階と、
を有する方法。
【請求項9】
前記投影映像は、対象のX線投影によって生成され、投影の中心は、前記対象の周囲の円弧上に分布する、ことを特徴とする、
請求項8記載の方法。
【請求項10】
前記再構成された三次元画像は、ディスプレイ装置上に示される、ことを特徴とする、
請求項8記載の方法。

【図1】
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【図3】
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【図2】
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【公表番号】特表2007−515985(P2007−515985A)
【公表日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−516706(P2006−516706)
【出願日】平成16年6月16日(2004.6.16)
【国際出願番号】PCT/IB2004/050923
【国際公開番号】WO2004/114221
【国際公開日】平成16年12月29日(2004.12.29)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】