説明

動く玩具付筆記具

【課題】本発明は、簡略操作にて長期にわたって支障なく動く玩具の筆記具頂部に対する着脱を繰り返すことができ、且つ、興趣に溢れた動く玩具付筆記具を提供する。
【解決手段】本発明の動く玩具付筆記具は、筆記部1を先端から出没させる構成の筆記具本体2と、載置面上を二足で歩行移動するゼンマイ駆動又は電動駆動の手振り式の二足移動玩具20と、筆記具本体2の頂部、二足移動玩具20の底部間にわたって設けたスライド嵌合式又はネジ込み式の着脱機構部とを有し、着脱機構部により筆記具本体2に二足移動玩具20を装着した状態と、筆記具本体2から二足移動玩具20を離脱させた状態との2種の形態をとり得るようにしたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動く玩具付筆記具に関し、詳しくは、シャープペンシル、ボールペン等の筆記具と床面上を移動する動く玩具とを着脱可能に組み合わせた動く玩具付筆記具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、シャープペンシル、ボールペン等の筆記具の頂部に電車形状等の玩具を着脱可能に取り付け、筆記具としての機能の他に、取り外した玩具を小児等の遊興に供するようにした玩具付筆記具が提案され実用化されている。
【0003】
特許文献1に開示されたこの種の玩具付筆記具の一例を図8乃至図10を参照して説明する。
図8に示す玩具付筆記具50は、筆記具先端側に配置した筆記部(ペン先)51を筆記具本体から出没させる構成(例えばノック式)に構成した筆記具頂部52に、例えば新幹線車両型の玩具60を着脱可能に取り付けている。
【0004】
特許文献1の玩具付筆記具50における筆記具頂部52と玩具60との嵌着機構について説明する。
【0005】
図9に示すように、筆記具頂部52の突出端面側に鍔付の円柱部53を露出させるとともにこの円柱部53の外周の一部に小突起54を設け、一方、玩具60の底部を構成する底板61の略中央部に、図10に示すように、前記円柱部53が装着可能な円形孔62を穿設し、前記円柱部53を円形孔62に装着したときの前記小突起54の円形孔62の縁部に対する係合作用を利用して、筆記具頂部52に対する玩具60の着脱を可能としている。
なお、図8、図10中、63は玩具60の車輪、図8乃至図10中、55は円柱部53の外周に配置した蛇腹部である。
【0006】
しかしながら、上記玩具付筆記具50の場合、多数回にわたって玩具60の着脱を繰り返した場合、小突起54が摩耗してしまい、遂には小突起54の円形孔62の縁部に対する係合状態が無くなって玩具60を筆記具頂部52に取り付けることができなくなるという問題を包含している。
【0007】
特許文献2には、小型自動車玩具のボディ形状に形成したノック装飾体の底部を筆記具の頭部に着脱可能に嵌着するように構成したノック式筆記具が提案されている。
【0008】
しかし、この特許文献2のノック式筆記具の場合も、筆記具の頭部とノック装飾体の底部との着脱を多数回にわたって繰り返した場合、両者の係合状態が無くなって着脱不良を生じる惧れがある。
【0009】
更に、従来においては、筆記具と、床面上等を歩行するロボット形状の玩具とを組み合わせたものは見当たらないのが実情である。
【特許文献1】特開2004−230669号公報
【特許文献2】実開平05−58377号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
解決しようとする問題点は、簡略操作にて長期にわたって支障なく動く玩具の筆記具頂部に対する着脱を繰り返すことができ、筆記具としての機能を発揮し得ることは勿論、取り外した動く玩具を小児等の遊興に供することが可能な興趣に溢れた動く玩具付筆記具が存在しない点である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、筆記具と、載置面上を歩行移動したり又は手や足或いは首を動かしたり、更にまた、載置面上を二足で歩行移動する手振り式の動く玩具と、前記筆記具の頂部、動く玩具の底部間にわたって設けた着脱機構部とを有し、前記着脱機構部により前記筆記具に動く玩具を装着した状態と、前記筆記具から動く玩具を離脱させた状態との2種の形態をとり得るようにしたことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、筆記具と、載置面上を歩行移動したり又は手や足或いは首を動かしたりする動く玩具とを、筆記具の頂部、動く玩具の底部間にわたって設けた着脱機構部により着脱可能としたものであるから、簡略操作にて前記筆記具に動く玩具を装着してこれを筆記具として機能させることができるとともに、筆記具から動く玩具を離脱させ、動く玩具を載置面上で歩行移動させたり動かしたりすることもでき、小児等の遊興に供することが可能な興趣に溢れた玩具としても機能させることもできる。更に、前記筆記具から動く玩具を離脱させた状態では、筆記具部分によって本来の筆記機能を発揮させることも勿論可能である。
【0013】
請求項2乃至4記載の発明によれば、筆記部を先端から出没させる構成の筆記具と、載置面上を二足で歩行移動するゼンマイ駆動又は電動駆動の手振り式の二足移動玩具とを、スライド嵌合式又はネジ込み式の着脱機構部により着脱可能としたものであるから、簡略操作にて長期にわたって支障なく二足移動玩具の筆記具頂部に対する着脱を繰り返すことができ、筆記具としての機能を発揮し得ることは勿論、取り外した二足移動玩具を小児等の遊興に供することが可能な興趣に溢れた動く玩具付筆記具を提供することができる。更に、前記二足移動玩具の胴体部、手部、足部を、透明、赤、青、黒、シルバー等で色分けした構成とすることで、小児等の玩具として使用する場合の興趣をより高めることができる。
【0014】
請求項5、6記載の発明によれば、筆記具と、載置面上を歩行移動する例えば四足動物である像の形状の四足移動玩具とを、筆記具の頂部、四足移動玩具の底部間にわたって設けた着脱機構部により着脱可能としたものであるから、前記筆記具に四足移動玩具を装着してこれを筆記具として機能させることができるとともに、前記筆記具から四足移動玩具を離脱させ、四足移動玩具を載置面上で四足で歩行移動させることもでき、小児等の遊興に供することが可能な興趣に溢れた玩具としても機能させることもできる。更に、前記筆記具から四足移動玩具を離脱させた状態では、筆記具部分によって本来の筆記機能を発揮させることも勿論可能である。前記四足歩行のための駆動力は、ゼンマイ駆動又は電動駆動により得ることができる。また、前記着脱機構部としては、スライド嵌合式又はネジ込み式として長期の使用に耐える構成とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明は、簡略操作にて長期にわたって支障なく動く玩具の筆記具頂部に対する着脱を繰り返すことができ、筆記具としての機能を発揮し得ることは勿論、取り外した動く玩具を小児等の遊興に供することが可能な興趣に溢れた動く玩具付筆記具を提供するという目的を、筆記部を先端から出没させる構成の筆記具と、載置面上を二足で歩行移動するゼンマイ駆動又は電動駆動の手振り式の二足移動玩具と、前記筆記具の頂部、二足移動玩具の底部間にわたって設けたスライド嵌合式又はネジ込み式の着脱機構部とを有し、前記着脱機構部により前記筆記具に二足移動玩具を装着した状態と、前記筆記具から二足移動玩具を離脱させた状態との2種の形態をとり得るようにした構成により実現した。
【実施例】
【0016】
以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は本発明の実施例の一つであるシャープペンシル、ボールペン等として機能する動く玩具付筆記具10を示すものである。
【0017】
この動く玩具付筆記具10は、図2に示すように、シャープペンシルとして機能する筆記具本体2と、この筆記具本体2の先端側に配置した筆記部(シャープペンシル、ボールペン等のペン先部等)1を筆記具本体2から出没させる機構(本実施例では一例としてノック式の構成のものを示す)に構成している。筆記具本体2の先端側に配置した筆記部1を筆記具本体2から出没させる機構としては、本実施例で示すノック式の他、例えば、サイドノック式、回転繰り出し式、オート芯出し式等々がある。
【0018】
本実施例の動く玩具付筆記具10は、前記筆記具本体2の筆記具頂部3に、例えば図3に示すようにロボット玩具形状に形成したゼンマイ駆動式で、且つ、手振り式の二足移動玩具20を着脱機構部を介して着脱可能に取り付けている。
【0019】
前記二足移動玩具20は、頭部11a及び胴部11bを一体化したロボット形状の玩具本体部11、ロボットハンド形状の左右の手部12a、12b、各々コの字プレート状に形成した左右の足部13a、13bを有している。
【0020】
また、前記胴部11b内には、前記左右の足部13a、13bに対して床等の載置面上を交互に動かして移動したり又は手や足或いは首を動かしたりするための駆動力を発生し、前記左右の手部12a、12bを交互に振らすための駆動力を発生するゼンマイ及びリンク機構、歯車機構等(図示せず)を内装している。また、前記胴部11bから側方に向けて前記ゼンマイを巻き上げるための把持部分を白色とした操作桿14を突設している。
【0021】
なお、前記ゼンマイ及びリンク機構、クランク機構、歯車機構等は、公知のものを採用することができ、特に限定するものではない。また、前記二足移動玩具20における駆動力は、ゼンマイ駆動式の他、小型モータ、リンク機構、クランク機構、歯車機構等を組み合わせた電動駆動式としても構成可能である。
【0022】
前記二足移動玩具20の玩具本体部11、左右の手部12a、12b、左右の足部13a、13bは、適宜の色で着色して小児等の興趣をより高めるように構成している。
【0023】
この場合の着色の態様としては、例えば、玩具本体部11をシルバー、左右の手部12a、12bを青、左右の足部13a、13bを青に着色した態様、玩具本体部11を青、左右の手部12a、12bを黄、左右の足部13a、13bを赤に着色した態様、玩具本体部11をクリア(透明又は半透明)、左右の手部12a、12bを赤、左右の足部13a、13bを赤に着色した態様等を挙げることができる。
【0024】
次に、前記着脱機構部について図4を参照して詳述する。
この着脱機構部は、筆記具頂部3に突出形成した大径部4、小径部5からなる着脱用突部6と、図4に示すように、二足移動玩具20における玩具本体部11の底部を形成する底板21に設けた前記大径部4が挿通可能な広幅穴部22と前記小径部5が嵌合する嵌合穴部23とを連通させた装着受穴24とにより構成している。なお、図1、図2、図4中、7は筆記具頂部3の外周に配置した蛇腹部である。
【0025】
本実施例の動く玩具付筆記具10は、筆記具頂部3に形成した大径部4、小径部5からなる着脱用突部6と、二足移動玩具20の底板21に設けた前記大径部4が挿通可能な広幅穴部22と前記小径部5が嵌合する嵌合穴部23とを連通させた装着受穴24とによって着脱機構部を構成し、筆記具頂部3、底板21間を前記着脱機構部に対する簡略操作にて前記筆記具本体2、二足移動玩具20を装着状態、分離状態の2種の形態をとり得るようにしたものである。
【0026】
そして、筆記具頂部3に二足移動玩具20を装着固定するには、図4に示すように、まず前記着脱機構部における広幅穴部22に筆記具頂部3に形成した大径部4を挿通又は装着或いは嵌着した後、筆記具頂部3又は二足移動玩具20自体を図4に示す矢印方向にスライドさせて筆記具頂部3に形成した小径部5を前記底板の嵌合穴部23に嵌め込むものである。
【0027】
逆に、筆記具頂部3から二足移動玩具20を取り外すには、筆記具頂部3又は二足移動玩具20自体を装着時とは逆方向にスライドさせて、筆記具頂部3側の小径部5を前記底板21の嵌合穴部23から広幅穴部22側に移動させ、広幅穴部22から大径部4を抜き取るものである。
【0028】
このような構成、作用により、簡略操作にて長期にわたって支障なく二足移動玩具20の筆記具頂部3に対する着脱を繰り返すことができる。
また、本実施例の動く玩具付筆記具10は、前記筆記具本体2の機能によりシャープペンシル、ボールペン等として機能させることができる。すなわち、二足移動玩具20を筆記具本体2に装着した状態、及び二足移動玩具20を筆記具本体2から離脱させた状態の双方において、シャープペンシル、ボールペン等として機能させることができる。
【0029】
更に、前記二足移動玩具20を筆記具本体2から分離させ、前記操作桿14を操作してゼンマイを巻き上げ、その後二足移動玩具20を床面上等に載置することでこの二足移動玩具20が床面上等を自力にて左右の足部13a、13bを交互に動かして移動(歩行)したり又は手や足或いは首を動かしたり、同時に左右の手部12a、12bを交互に動かす手振り動作を行うことから、幼児等にとって興趣に溢れた玩具として機能させることができる。
【0030】
次に、図5を参照して前記着脱機構部の他例について説明する。
図5に示す着脱機構部は、筆記具本体2の筆記具頂部3に雄ネジ部8を設けるとともに、二足移動玩具20の底板21側に雌ネジ部25を玩具本体部11の内方に向けて設け、雄ネジ部8を雌ネジ部25に螺合するネジ込み式としたものである。
【0031】
このような図5に示す着脱機構部を採用することによっても、図4に示す着脱機構部の場合と同様、二足移動玩具20を筆記具本体2に装着したり、分離したりする機能を長期にわたって発揮させることができる。
【0032】
次に、図6を参照して本発明の他の実施例について説明する。
図6に示す動く玩具付筆記具10Aは、シャープペンシル、ボールペン機能等を有する筆記具本体2Aと、二足移動玩具20Aとを既述した図4に示す着脱機構部により着脱可能に組み合わせたものである。
【0033】
すなわち、図6に示す動く玩具付筆記具10Aは、シャープペンシル、ボールペン等として機能する筆記具本体2Aと、この筆記具本体2Aの先端側に配置した筆記部(シャープペンシル、ボールペンのペン先部)1Aを筆記具本体2Aから出没させるノック式等に構成している。
【0034】
また、動く玩具付筆記具10Aは、前記筆記具本体2Aの筆記具頂部3に、ロボット玩具形状に形成したゼンマイ駆動式で、且つ、手振り式の二足移動玩具20Aを着脱機構部を介して着脱可能に取り付けている。
【0035】
前記二足移動玩具20Aは、前記二足移動玩具20の場合と同様、頭部11a及び胴部11bを一体化したロボット形状の玩具本体部11、ロボットハンド形状の左右の手部12a、12b、各々コの字プレート状に形成した左右の足部13a、13bを有している。
【0036】
また、前記胴部11b内には、前記左右の足部13a、13bに対して床等の載置面上を交互に動かして移動したり又は手や足或いは首を動かしたりするための駆動力を発生し、前記左右の手部12a、12bを交互に振らすための駆動力を発生するゼンマイ及びリンク機構、歯車機構等(図示せず)を内装している。
また、前記胴部11bから側方に向けて前記ゼンマイを巻き上げるための把持部分を白色とした操作桿14を突設している。
なお、図6に示す動く玩具付筆記具10Aにおいても、動く玩具付筆記具10の場合と同様、電動駆動式に構成できることは勿論である。
【0037】
前記二足移動玩具20Aにおける各部の着色形態は、例えば玩具本体部11を黒、左右の手部12a、12bをシルバー、左右の足部13a、13bを黒に着色した態様、玩具本体部11を赤、左右の手部12a、12bを黄、左右の足部13a、13bを青に着色した態様、玩具本体部11をクリア(透明又は半透明)、左右の手部12a、12bを橙、左右の足部13a、13bを青に着色した態様等を挙げることができる。
【0038】
図6に示す動く玩具付筆記具10Aにおいては、筆記具本体2Aがボールペン等として機能する点を除いて図1に示す動く玩具付筆記具10の場合と同様な機能を発揮する。
【0039】
すなわち、二足移動玩具20Aを筆記具本体2Aに装着した状態、及び二足移動玩具20Aを筆記具本体2Aから離脱させた状態の双方において、ボールペン等として機能させることができ、また、前記二足移動玩具20Aを筆記具本体2Aから分離させた状態において、床面上等を自力にて左右の足部13a、13bを交互に動かして移動(歩行)したり又は手や足或いは首を動かしたり、同時に左右の手部12a、12bを交互に動かす手振り動作をさせることで、幼児等にとって興趣に溢れた玩具として機能させることができる。
【0040】
次に、図7を参照して本発明の更に他の実施例について説明する。
図7に示す動く玩具付筆記具10Bは、シャープペンシル、ボールペン等として機能する筆記具本体2と、四足動物である例えば像の形状に形成したゼンマイ式で四足歩行する例えば灰色に着色した四足移動玩具40とを図4又は図5に示す場合と同様な着脱機構部により着脱可能に構成したものである。
【0041】
この場合も、四足移動玩具40の足41a、41b、41c、41dの歩行のための駆動力は、操作桿14で巻き上げるゼンマイ、リンク機構、クランク機構、歯車機構を用いた公知の機構を採用したり、小型モータを用いた電動式とすることができる。
また、前記筆記具本体2に替えてボールペンとして機能する筆記具本体2Aと四足移動玩具40とを組み合わせた構成とすることができる。
【0042】
図7に示す動く玩具付筆記具10Bによれば、簡略操作にて長期にわたって支障なく四足移動玩具40を筆記具本体2に対する着脱を繰り返すことができる。
【0043】
また、前記筆記具本体2の機能により、シャープペンシルとして機能させることができる。すなわち、四足移動玩具40を筆記具本体2に装着した状態、及び四足移動玩具40を筆記具本体2から離脱させた状態の双方において、シャープペンシルとして機能させることができる。
【0044】
更に、前記四足移動玩具40を筆記具本体2から分離させ、操作桿14を操作してゼンマイを巻き上げ、その後四足移動玩具40を床面上等に載置することでこの四足移動玩具40が床面上等を自力にて四足を交互に動かして移動(歩行)したり又は手や足或いは首を動かしたりすることから、幼児等にとって一段と興趣に溢れた玩具として機能させることができる。
ボールペンとして機能する筆記具本体2Aと四足移動玩具40とを組み合わせた場合も同様である。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明の動く玩具付筆記具としては、筆記具部分が上述したシャープペンシル機能、ボールペン機能を有するものの他、サインペン、マーキングペン等のような異なる機能、種態の筆記具部分を備えたものにも応用可能である。
また、動く玩具の形状としては、上述したロボット形状、像の形状に構成したものに限らず、二足歩行、四足歩行を行う各種鳥類、各種動物類等の形状、更には四足歩行のロボット形状とする応用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の実施例の動く玩具付筆記具を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例の動く玩具付筆記具における筆記具を示す正面図である。
【図3】本実施例の動く玩具付筆記具における動く玩具を示す拡大斜視図である。
【図4】本実施例の動く玩具付筆記具における筆記具頂部に対する玩具の取り付け状態を示す概略斜視図である。
【図5】本実施例の動く玩具付筆記具における筆記具頂部に対する玩具の取り付け状態の他例を示す概略斜視図である。
【図6】本実施例の動く玩具付筆記具の他例を示す正面図である。
【図7】本実施例の動く玩具付筆記具の更に他例を示す斜視図である。
【図8】従来の玩具付筆記具を示す正面図である。
【図9】従来の玩具付筆記具における筆記具頂部を示す部分拡大図である。
【図10】従来の玩具付筆記具における筆記具頂部に対する玩具の取り付け状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
【0047】
1 筆記部
2 筆記具本体
2A 筆記具本体
3 筆記具頂部
4 大径部
5 小径部
6 着脱用突部
8 雄ネジ部
10 動く玩具付筆記具
10A 動く玩具付筆記具
10B 動く玩具付筆記具
11 玩具本体部
11a 頭部
11b 胴部
12a、12b 手部
13a、13b 足部
14 操作桿
20 二足移動玩具
20A 二足移動玩具
21 底板
22 広幅穴部
23 嵌合穴部
24 装着受穴
25 雌ネジ部
40 四足移動玩具
41a 足
41b 足
41c 足
41d 足

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筆記具と、
載置面上を歩行移動したり、又は手や足或いは首を動かしたりする動く玩具と、
前記筆記具の頂部、動く玩具の底部間にわたって設けた着脱機構部と、
を有することを特徴とする動く玩具付筆記具。
【請求項2】
筆記具と、
載置面上を二足で歩行移動する手振り式の二足移動玩具と、
前記筆記具の頂部、二足移動玩具の底部間にわたって設けた着脱機構部と、
を有し、
前記着脱機構部により前記筆記具に二足移動玩具を装着した状態と、前記筆記具から二足移動玩具を離脱させた状態との2種の形態を取り得るようにしたことを特徴とする動く玩具付筆記具。
【請求項3】
筆記部を先端から出没させる構成の筆記具と、
載置面上を二足で歩行移動するゼンマイ駆動又は電動駆動の手振り式の二足移動玩具と、
前記筆記具の頂部、二足移動玩具の底部間にわたって設けたスライド嵌合式又はネジ込み式の着脱機構部と、
を有し、
前記着脱機構部により前記筆記具に二足移動玩具を装着した状態と、前記筆記具から二足移動玩具を離脱させた状態との2種の形態をとり得るようにしたことを特徴とする動く玩具付筆記具。
【請求項4】
筆記部を先端から出没させる構成の筆記具と、
載置面上を二足で移動するゼンマイ駆動又は電動駆動の手振り式のロボット玩具からなる二足移動玩具と、
前記筆記具の頂部、二足移動玩具の底部間にわたって設けたスライド嵌合式又はネジ込み式の着脱機構部と、
を有し、
前記着脱機構部により前記筆記具に二足移動玩具を装着した状態と、前記筆記具から二足移動玩具を離脱させた状態との2種の形態をとり得るようにするとともに、前記二足移動玩具の胴体部、手部、足部を、透明、赤、青、黒、シルバー等で色分けしたことを特徴とする動く玩具付筆記具。
【請求項5】
筆記具と、
載置面上を四足で移動する四足移動玩具と、
前記筆記具の頂部、四足移動玩具の底部間にわたって設けた着脱機構部と、
を有し、
前記着脱機構部により前記筆記具に四足移動玩具を装着した状態と、前記筆記具から四足移動玩具を離脱させた状態との2種の形態をとり得るようにしたことを特徴とする動く玩具付筆記具。
【請求項6】
筆記部を先端から出没させる構成の筆記具と、
載置面上を四足で移動するゼンマイ駆動又は電動駆動の四足動物形状の四足移動玩具と、
前記筆記具の頂部、四足移動玩具の底部間にわたって設けたスライド嵌合式又はネジ込み式の着脱機構部と、
を有し、
前記着脱機構部により前記筆記具に四足移動玩具を装着した状態と、前記筆記具から四足移動玩具を離脱させた状態との2種の形態をとり得るようにしたことを特徴とする動く玩具付筆記具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−187355(P2006−187355A)
【公開日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−382110(P2004−382110)
【出願日】平成16年12月28日(2004.12.28)
【出願人】(591046179)株式会社ミドリ (3)
【Fターム(参考)】