説明

動作に基づいて入力イベントを生成する動作入力システム及び操作方法

【課題】動作に基づいて入力イベントを生成する動作入力システムの提供。
【解決手段】加速度感知器は加速度データを生成する。角速度感知器は角速度データを生成する。第一マイクロプロセッサは、加速度データと角速度データに基づいて動作データを生成する。無線トランスミッタは動作データを送信する。USB装置はUSBインターフェイスと、無線レシーバーと、第二マイクロプロセッサとを含む。無線レシーバーは無線トランスミッタから送信された動作データを受信する。第二マイクロプロセッサはUSBインターフェイスを通して無線レシーバーにより受信された前記動作データを動作マッピングソフトウェアに送信する。動作マッピングソフトウェアは動作データに基づいて、入力イベントを示す制御信号を生成する。第二マイクロプロセッサは制御信号に基づいて、USBインターフェイスを通して入力イベントに対応するハードウェア入力イベントを出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は入力システムに関し、特にユーザーの動作に基づいてユーザーが設定した入力イベントを生成する動作入力システムに関する。
【背景技術】
【0002】
テレビゲームや発表をするとき、ユーザーは一般に従来の入力装置を利用する。入力装置は例えばマウス、キーボード、タッチパッド、またはジョイスティックである。しかし、従来の入力装置でゲームや発表をするとき、ユーザーは直感的な動作でゲームキャラクターや、発表の進行を制御することができない。例えば、テニスやゴルフゲームをするとき、ユーザーはラケットやクラブを振る動作でボールを打つようにゲームキャラクターを制御することができない。また一部のゲームは、ゲームキャラクターの動作を制御するために、より複雑なボタンの組み合わせを要する。例えば同時に複数のボタンを押すか、または一定の順番で複数のボタンを押すのが必要とされ、またボタンを押す時間もゲームの進行に影響しうる。
【0003】
したがって、ゲームの迫真性を向上させ、ユーザーが簡単かつ直感的にゲームや発表をすることができるような、ユーザーの動作に基づいてゲームや発表の進行を制御する入力装置が求められる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明では、動作に基づいて入力イベントを生成する動作入力システムを開示する。動作入力システムは動作感知装置とUSB装置とを含む。動作感知装置は加速度感知器と、角速度感知器と、第一マイクロプロセッサと、無線トランスミッタとを含む。加速度感知器は加速度データを生成する。角速度感知器は角速度データを生成する。第一マイクロプロセッサは、加速度データと角速度データに基づいて動作データを生成する。無線トランスミッタは動作データを送信する。USB装置はUSBインターフェイスと、無線レシーバーと、第二マイクロプロセッサとを含む。無線レシーバーは無線トランスミッタから送信された動作データを受信する。第二マイクロプロセッサはUSBインターフェイスを通して無線レシーバーにより受信された前記動作データを動作マッピングソフトウェアに送信する。動作マッピングソフトウェアは動作データに基づいて、入力イベントを示す制御信号を生成する。第二マイクロプロセッサは制御信号に基づいて、USBインターフェイスを通して入力イベントに対応するハードウェア入力イベントを出力する。
【0005】
本発明では更に、動作に基づいて入力イベントを生成する動作入力システムの操作方法を開示する。動作入力システムは動作感知装置と、受信装置と、コンピュータとを含む。動作感知装置は動作感知器と無線トランスミッタとを含む。受信装置は無線レシーバーとマイクロプロセッサとを含む。コンピュータは動作マッピングソフトウェアを記憶する。操作方法は、動作感知装置から動作データを受信装置の無線レシーバーに送信する段階と、無線レシーバーで動作データを動作マッピングソフトウェアに送信する段階と、動作マッピングソフトウェアで動作データに基づいて、動作データに対応する所定入力イベントを取得する段階と、動作マッピングソフトウェアで所定入力イベントを示す制御信号をマイクロプロセッサに送信する段階と、マイクロプロセッサで制御信号に基づいて、ハードウェア入力イベントを生成して送信する段階とを含む。
【0006】
本発明では更に、動作に基づいて入力イベントを生成する動作入力システムを開示する。動作入力システムは無線動作感知装置と無線受信装置とを含む。無線動作感知装置は加速度感知器と角速度感知器とを含む。加速度感知器は無線動作感知装置の加速度を感知する。角速度感知器は無線動作感知装置の角速度を感知する。無線受信装置は、加速度と角速度に基づいて無線動作感知装置により生成された動作データを受信する。動作マッピングソフトウェアは動作データに基づいて入力イベントを示す制御信号を生成する。無線受信装置は制御信号に基づいて入力イベントに対応するハードウェア入力イベントを生成する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の実施例による動作入力システムのブロック図である。
【図2】図1に示す動作感知装置の複数の操作モードを表す説明図である。
【図3】動作データと入力イベントとの間の動作入力対応関係を設定するための設定インターフェイスを表す説明図である。
【図4】本発明の好ましい実施例による動作入力システムの操作方法のフローチャートである。
【図5】本発明の実施例による、ユーザーがインターフェイスで単一の動作を複数のハードウェア入力イベントに対応させることを表す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
かかる装置の特徴を詳述するために、具体的な実施例を挙げ、図を参照して以下に説明する。
【0009】
本発明では動作入力システムを提供する。この動作入力システムにおいて、ユーザーの突き刺し、回転、上下移動、振りなどの身体動作により複雑なボタンの組み合わせやマウスのクリックが取って代わられる。これは、パソコンゲームをするとき、ユーザーの制御方法を勉強する時間を短縮し、ゲームの迫真性を向上させるとともに、ゲームの進行制御に必要なボタンの組み合わせを記憶する時間を不要にし、それによりユーザーは専らゲームに集中すればよい。
【0010】
図1は本発明の実施例による動作入力システム100のブロック図である。動作入力システムは動作感知装置10と受信装置40を含む。動作感知装置10は動作感知器11と、マイクロプロセッサ25と、無線トランスミッタ30(他も可能)とを含む。動作感知器11は加速度感知器15(例えばG−sensor)と角速度感知器20(例えばジャイロ)を含む。加速度感知器15は1本または複数の基準軸線に沿って動作感知装置10の加速度を感知し、これに基づいて加速度データをマイクロプロセッサ25に出力する。角速度感知器20は例えばジャイロであり、1本または複数の基準軸線に沿って動作感知装置10の角速度を感知し、これに基づいて角速度データをマイクロプロセッサ25に出力する。マイクロプロセッサ25は演算及び/または他の処理プロセス(例えばアナログ−デジタル変換)を実行し、加速度データと角速度データに基づいて動作データを生成し、更に無線トランスミッタ30でこの動作データを受信装置40に送信する。
【0011】
受信装置40は無線レシーバー45と、マイクロプロセッサ50と、USB(ユニバーサルシリアルバス)インターフェイス(他も可能)とを含む。USBインターフェイスは、図1に示すコンピュータ80などの外部装置を接続するために用いられる。本発明の他実施例として、受信装置40をコンピュータ80の一部にすることも可能である。この場合、受信装置40にとってUSBインターフェイスは不要である。無線レシーバー45は無線トランスミッタ30からの動作データを受信し、この動作データをマイクロプロセッサ50に出力する。マイクロプロセッサ50はUSBインターフェイスを通して、動作データをコンピュータ80のCPU(中央処理装置)90で実行される動作マッピングソフトウェア95(動作マッピングソフトウェア95はメモリ85に保存される)に送信する。動作マッピングソフトウェア95は、対照表またはデータベースに記憶される動作データと入力との動作入力対応関係に基づいて、受信した動作データから動作データに対応する所定入力イベントを取得する。本発明の他実施例として、動作マッピングソフトウェア95が受信装置40のメモリに保存され、マイクロプロセッサ50で実行されるのも可能である。もっとも、望ましい実施例では、動作マッピングソフトウェア95はコンピュータ80に保存され、コンピュータ80(のCPU90)で実行される。なぜならば、CPU90はマイクロプロセッサ50より演算速度が速く、また受信装置40に動作マッピングソフトウェア95を増設する必要がないからである。
【0012】
動作データに基づいて対応する所定入力イベントを得た後、動作マッピングソフトウェア95は対応する入力イベントを示す制御信号を受信装置40のマイクロプロセッサ50に送信する。このとき、マイクロプロセッサ50は制御信号に基づいてハードウェア入力イベントを生成し、更にUSBインターフェイスを通してハードウェア入力イベントをコンピュータ80に返送する。このハードウェア入力イベントは動作マッピングソフトウェア95により設定される入力イベントに対応する。例えば、マイクロプロセッサにより生成されるハードウェア入力イベントは、オペレーティングシステム(OS)98で従来の入力装置(例えばキーボード、マウス、ジョイスティック、タッチパッドまたはその他同様の入力装置)を識別して生成されるハードウェア入力イベントである。また、望ましい実施例では、動作入力システム100の互換性を最良状態に確保するために、マイクロプロセッサ50は動作入力システム100により別途に定められたバーチャル入力イベントでなく、従来の入力装置によるハードウェア入力イベントのようなイベントを生成する。なぜならば、バーチャル入力イベントは他のアプリケーションソフトウェアにより識別できないことがありうるからである。
【0013】
動作入力システム100を使用する前に、ユーザーは設定インターフェイスで動作データと入力イベントの動作入力対応関係を予め設定することができる。例えば、カーレースゲームをするとき、動作感知装置10でレーシングカーのハンドルをシミュレートすることができる。この場合、ユーザーは動作感知装置10(ハンドル)を回転して、ゲーム中のレーシングカーを左折・右折させるように制御することができる。更に明確に言えば、先行技術では、従来の入力装置(例えばキーボード)でカーレースゲームをするとき、ユーザーはキーボードの左/右キーを押し、キーボードの左/右キーに対応するハードウェア入力イベントを生成してゲーム中のレーシングカーの左折/右折を制御する。本発明の実施例では、ユーザーは設定インターフェイスで、動作感知装置10を左/右に回転した場合、キーボードの左/右キーのハードウェア入力イベントに対応する動作データが生成されるように設定することができる。したがって、動作感知装置10でレーシングカーのハンドルをシミュレートした場合、ユーザーは動作感知装置10を回転してゲーム中のレーシングカーの進行方向を制御することができる。
【0014】
図2は図1に示す動作感知装置10の複数の操作モードを表す説明図である。図2に示すように、ユーザーによるゲーム操作を容易にするか、またはゲームの迫真性を更に向上させるために、操作モードによって動作感知装置10の形状と大きさを調整できる。本実施例によれば、ゲーム体験をよくするために、動作感知装置10はスポーツモード210、射撃モード220、レーシングモード230、飛行モード240などの操作モードを有する。例えば、射撃モード220では、ユーザーは本物のように動作感知装置10で照準・射撃をすることができる。
【0015】
また、受信した動作データとそれにより生成される動作イベントとの動作入力対応関係の設定を可能にするために、動作マッピングソフトウェア95に設定インターフェイス300が設けられている。
【0016】
図3は動作データと入力イベントとの間の動作入力対応関係を設定するための設定インターフェイス300を表す説明図である。図3に示すように、ユーザーは設定インターフェイス300で操作モードを選択することができる。操作モードを選択することにより、ユーザーが動作感知装置10を操作するときに指す方向を調整し、操作モードによって異なる動作入力対応関係を設定することができる。また、図2と図3に示す動作モードと動作入力対応関係に限らず、他実施例として他の動作モード及び/または動作入力対応関係が可能である。図3によれば、ユーザーが設定インターフェイス300で各種の状況での動作入力対応関係を設定するのを可能にするために、設定インターフェイス300はゲーム及び/または名前を入力するフィールドを含む。例えば、ユーザーは各種のゲームに対して、ゲームをするとき個別の操作モードにおける動作入力対応関係を設定するか、または同一のゲームにおいてユーザーを名前で区別し、各々の好みによって動作入力対応関係を設定することができる。
【0017】
設定インターフェイス300により、ユーザーは図3に示すゲーム選択のところで、各種のゲームに対して動作入力対応関係を設定することができる。例えば、ユーザーは動作感知装置10の「上へ移動」という動作データを、通常キーボードの上キーまたはその他特定のキーを押すときに発生するハードウェア入力イベントと関連させることができる。そうすれば、ユーザーが動作感知装置10を上へ移動するとき、動作入力システム100は、通常キーボードの上キー(またはその他特定のキー)を押すときに発生するものと同じハードウェア入力イベントをコンピュータ80のOS98に送信する。他実施例として、例えば野球ゲームの場合、ユーザーはマウスの右ボタンを押すことでバットを振るように打者を制御する。この場合、ユーザーは設定インターフェイス300で、動作感知装置10の「左へ移動」という動作データを、通常キーボードの右ボタンを押すときに発生するハードウェア入力イベントと関連させることができる。そうすれば、ユーザーが動作感知装置10を左へ移動するとき、動作入力システム100はマウスの右ボタンを押すときに発生するものと同じハードウェア入力イベントをコンピュータ80のOS98に送信し、打者にバットを振らせる。他実施例として、例えばテニスゲームの場合、ユーザーはキーボードのCtrlキーを押すことでサーブを制御する。この場合、ユーザーは設定インターフェイス300で、動作感知装置10による「下へ移動」という動作データを、キーボードのCtrlキーを押すときに発生するハードウェア入力イベントと関連させることができる。そうすれば、ユーザーが動作感知装置10を下へ移動するとき、キーボードのCtrlキーを押すときに発生するものと同じハードウェア入力イベントが生成され、サーブが行われる。
【0018】
また、本発明による実施例では、動作感知装置10の動作データを複数のハードウェア入力イベントに対応させることが可能である。そうすれば、ユーザーは動作感知装置10を用いて単一の動作をすることで、複雑な入力イベント(例えば前記ボタンの組み合わせ)を生成することができる。例えば、格闘ゲームの場合、キックの動作を生成するために、2つ以上のボタンを押す(例えばスペースキーを押してからF6キーを押す)のが一般である。この場合、ユーザーは設定インターフェイス300で、「前に突き刺す」という動作データを、スペースキーを押してからF6キーを押すときに発生するハードウェア入力イベントと関連させるほか、生成されるハードウェア入力イベントにおいてスペースキーとF6キーを押す時間間隔を設定することができる。そうすれば、ユーザーが動作感知装置10を前に突き刺すとき、マイクロプロセッサ50は、スペースキーを押し、その後設定された時間間隔を経てからF6キーを押すときに発生するハードウェア入力イベントを生成し、ゲームキャラクターにキックさせる。
【0019】
図5は本発明の実施例による、ユーザーがインターフェイスで単一の動作を複数のハードウェア入力イベントに対応させることを表す説明図である。図5に示すように、「上へ移動」という動作データは、ボタンA、B、Cを同時に押すときに発生するハードウェア入力イベントに対応する。図5に示す他の制御設定によれば、ユーザーがボタンAを押してから動作感知装置10を上へ移動するとき、マイクロプロセッサ50はボタンA、B、Cを同時に押すときに発生するものと同じハードウェア入力イベントを生成する。また、図5に示すように、「左へ移動」という動作データは、ボタンAを押し、所定時間を経てからボタンBを押すのと同じハードウェア入力イベントに対応する。ボタンA、Bの間の所定時間は設定インターフェイス300で設定することができる。また、図5に示す「前へ移動」という動作データは、ボタンA、Bを同時に押してから、ボタンCを押すのと同じハードウェア入力イベントに対応する。以上の説明から図5の「右へ移動」と「下へ移動」という動作データに対応するハードウェア入力イベントが得られるので、ここで説明を省略する。
【0020】
本発明の望ましい実施例では、動作入力システム100は動作感知装置10と受信装置40を含む。動作感知装置10は動作感知器11と、マイクロプロセッサ25と、無線トランスミッタ30とを含む。動作感知器11は加速度感知器15と角速度感知器20を含む。加速度感知器15から加速度データ、角速度感知器20から角速度データを受信し、この加速度データと角速度データに基づいて対応する動作データを無線トランスミッタ30に出力するために、マイクロプロセッサ25は加速度感知器15と角速度感知器20に結合されている。受信装置40はマイクロプロセッサ50に結合される無線トランスミッタ45を含む。無線レシーバー45は無線トランスミッタ30から受信した動作データをマイクロプロセッサに出力する。本発明の好ましい実施例では、受信装置40はUSBインターフェイスを有するUSBドングルであり、マイクロプロセッサ50は受信装置40のUSBインターフェイスに結合されている。
【0021】
図4は本発明の好ましい実施例による動作入力システムの操作方法400のフローチャートである。
【0022】
ステップ410において、加速度感知器15と角速度感知器20により生成された動作データは、マイクロプロセッサ50と無線トランスミッタ30を通して受信装置40の無線レシーバー45に送信される。
【0023】
ステップ420において、マイクロプロセッサ50は無線レシーバー45から動作データを受信し、USBインターフェイスを通してこの動作データを動作マッピングソフトウェアに送信する。動作マッピングソフトウェア95は動作データに基づいて、動作データに対応する入力イベントを取得し、USBインターフェイスを通して入力イベントを示す制御信号をマイクロプロセッサ50に送信する。
【0024】
ステップ430において、マイクロプロセッサ50は制御信号に基づいてハードウェア入力イベントを生成し、USBインターフェイスを通してこのハードウェア入力イベントをコンピュータ80のOS98に送信する。
【0025】
まとめて言えば、本発明の実施例による動作入力システムは動作感知装置でユーザーの動作を感知して動作データを生成し、更に動作入力対応関係と動作データに基づいて動作データに対応するハードウェア入力イベントを生成する。ユーザーは動作データとハードウェア入力イベントとの動作入力対応関係を設定することができ、また単一の動作で複数のハードウェア入力イベントを生成するように設定することができる。したがって、本発明の実施例による動作入力システムにより、ユーザーは簡単にゲームをすることができ、ゲーム体験をよくすることができる。
以上は本発明に好ましい実施例であって、本発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、本発明の精神の下においてなされ、本発明に対して均等の効果を有するものは、いずれも本発明の特許請求の範囲に属するものとする。
【符号の説明】
【0026】
10 動作感知装置
11 動作感知器
15 加速度感知器
20 角速度感知器
25、50 マイクロプロセッサ
30 無線トランスミッタ
40 受信装置
45 無線レシーバー
80 コンピュータ
85 メモリ
90 CPU
95 動作マッピングソフトウェア
98 OS
100 動作入力システム
210、220、 操作モード
230、240
300 設定インターフェイス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
動作に基づいて入力イベントを生成する動作入力システムであって、
加速度データを生成する加速度感知器と、
角速度データを生成する角速度感知器と、
前記加速度データと前記角速度データに基づいて動作データを生成する第一マイクロプロセッサと、
前記動作データを送信する無線トランスミッタとを含む動作感知装置と、
USB(ユニバーサルシリアルバス)インターフェイスと、
前記無線トランスミッタから送信された前記動作データを受信する無線レシーバーと、
前記USBインターフェイスを通して無線レシーバーにより受信された前記動作データを動作マッピングソフトウェアに送信する第二マイクロプロセッサとを含むUSB装置とを含み、前記動作マッピングソフトウェアは前記動作データに基づいて入力イベントを示す制御信号を生成し、前記第二マイクロプロセッサは当該制御信号に基づいて前記USBインターフェイスを通して当該入力イベントに対応するハードウェア入力イベントを出力する、動作入力システム。
【請求項2】
前記動作入力システムは更に、
前記USBインターフェイスに接続され、前記動作マッピングソフトウェアを実行して前記制御信号を生成する中央処理装置(CPU)と、前記動作マッピングソフトウェアとオペレーティングシステム(OS)を記憶するメモリとを含むコンピュータを含み、前記ハードウェア入力イベントを受信するために、前記CPUは前記OSを実行する、請求項1に記載の動作入力システム。
【請求項3】
動作に基づいて入力イベントを生成する動作入力システムの操作方法であって、当該動作入力システムは動作感知装置と、受信装置と、コンピュータとを含み、当該動作感知装置は動作感知器と無線トランスミッタとを含み、当該受信装置は無線レシーバーとマイクロプロセッサとを含み、当該コンピュータは動作マッピングソフトウェアを記憶し、当該操作方法は、
前記動作感知装置から動作データを前記受信装置の前記無線レシーバーに送信する段階と、
前記無線レシーバーで前記動作データを前記動作マッピングソフトウェアに送信する段階と、
前記動作マッピングソフトウェアで前記動作データに基づいて、前記動作データに対応する所定入力イベントを取得する段階と、
前記動作マッピングソフトウェアで前記所定入力イベントを示す制御信号を前記マイクロプロセッサに送信する段階と、
前記マイクロプロセッサで前記制御信号に基づいて、ハードウェア入力イベントを生成して送信する段階とを含む、動作入力システムの操作方法。
【請求項4】
前記無線レシーバーはUSBインターフェイスを通して前記動作データを前記動作マッピングソフトウェアに送信する、請求項3に記載の動作入力システムの操作方法。
【請求項5】
前記動作マッピングソフトウェアは前記USBインターフェイスを通して前記制御信号を前記マイクロプロセッサに送信し、前記マイクロプロセッサは前記USBインターフェイスを通して前記ハードウェア入力イベントを前記コンピュータに送信する、請求項4に記載の動作入力システムの操作方法。
【請求項6】
前記動作マッピングソフトウェアで前記動作データに基づいて前記動作データに対応する前記所定入力イベントを取得する段階は、
ユーザーの好みによって前記動作データを設定し、前記動作データに対応する前記所定入力イベントを取得する段階を含む、請求項3に記載の動作入力システムの操作方法。
【請求項7】
前記操作方法は更に、
前記動作マッピングソフトウェアで単一の動作データに基づいて、当該単一の動作データに対応する複数の入力イベントを取得し、当該複数の入力イベントに対応する前記制御信号を生成する段階と、
前記マイクロプロセッサで前記複数の入力イベントに対応する前記制御信号に基づいて、対応する複数のハードウェア入力イベントを生成して送信する段階とを含む、請求項3に記載の動作入力システムの操作方法。
【請求項8】
動作に基づいて入力イベントを生成する動作入力システムであって、
無線動作感知装置の加速度を感知する加速度感知器と、
前記無線動作感知装置の角速度を感知する角速度感知器とを含む無線動作感知装置と、
前記加速度と前記角速度に基づいて前記無線動作感知装置により生成された動作データを受信する無線受信装置とを含み、そのうち動作マッピングソフトウェアは前記動作データに基づいて入力イベントを示す制御信号を生成し、前記無線受信装置は前記制御信号に基づいて前記入力イベントに対応するハードウェア入力イベントを生成する、動作入力システム。
【請求項9】
前記無線動作感知装置は更に、前記加速度感知器により感知された前記無線動作感知装置の前記加速度と、前記角速度感知器により感知された前記無線動作感知装置の前記角速度に基づいて、前記動作データを生成するマイクロプロセッサを含む、請求項8に記載の動作入力システム。
【請求項10】
前記無線受信装置はUSBインターフェイスを備える、請求項8に記載の動作入力システム。
【請求項11】
前記無線受信装置は更に、前記USBインターフェイスを通して前記動作データを前記動作マッピングソフトウェアに送信し、前記動作マッピングソフトウェアによる前記制御信号に基づいて前記ハードウェア入力イベントを生成し、更に前記USBインターフェイスを通して前記ハードウェア入力イベントを送信し、前記動作マッピングソフトウェアによる前記制御信号に応答するマイクロプロセッサを含む、請求項10に記載の動作入力システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate