説明

動画像記録再生装置及び方法

【課題】装置の設定や状態に連動してSKINデザインを任意に変更可能とする動画像記録再生装置および画像パターン表示の変更方法を、提供する。
【解決手段】この発明の実施形態は、複数のSKINデータを保持した記憶手段から任意のSKINデータを読み出し、表示装置へ出力する読出し手段と、前記表示装置に出力する表示情報を記録した第1の記録メディアが再生される場合と第2の記録メディアが再生される場合とで、前記読出し手段が読み出す前記SKINデータを自動的に変更する制御部とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、装置の設定や状態に連動してSKINデザインを任意に変更可能とする動画像記録再生装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
映像を表示可能なモニタ装置を有するパーソナルコンピュータやビデオカメラあるいはテレビ受像機に接続された動画像記録再生装置に表示されるメニュー画面や設定画面は、ユーザの好みに基づいて変更可能である。また、再生対象のデータの供給元あるいは接続された機器により、さまざまな起動画面(スプラッシュ)の表示が提案されている。
【0003】
なお、特許文献1には、再生スタイル(オーディオ音量、イコライザ等)の切換に連動してメニュー画面のデザインを変更させることが開示されている。
【特許文献1】特開2001−325768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来は、装置の起動画面や各設定表示項目画面に表示するデザインの変更については考慮されていないため、ユーザごとの好みに応じられず、差別化できないという問題がある。
【0005】
この発明の目的は、上記問題点を解決するために、装置の設定や状態に連動して画像の表示すなわちSKINデザインを任意に変更可能であり、再生画像のソース(記録メディア)に応じてSKINデータが変更される動画像記録再生装置及び方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書で開示される一実施形態では、複数のSKINデータを保持した記憶手段から任意のSKINデータを読み出し、表示装置へ出力する読出し手段と、前記表示装置に出力する表示情報を記録した第1の記録メディアが再生される場合と第2の記録メディアが再生される場合とでは、前記読出し手段が読み出す前記SKINデータを自動的に変更する制御部とを有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】映像装置におけるSKIN機能を説明する概略図。
【図2】記録再生装置の構成を示すブロック図。
【図3】SKIN変更、取得、一覧表示、登録、管理に関する。
【図4】SKIN取得先選択画面の表示例を示す概略図。
【図5】SKIN一覧選択画面の表示例を示す概略図。
【図6】SKIN管理データの表示例を示す概略図。
【図7】変更したSKINを元に戻す際の画面の表示例を示す概略図。
【図8】SKIN管理データと機器設定情報とに基づいてSKINが自動的に変更される例を説明するフローチャート。
【図9】SKIN管理データと機器の状態とに基づいてSKINが自動的に変更される例を説明するフローチャート。
【図10】SKINデザインを変更する際の手順の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0009】
図1は、本発明による映像装置におけるSKIN機能の実施の形態の一例を、概略的に示す。なお、SKINとは、アプリケーションのUI(ユーザインタフェイス)に画像を貼り付けて見た目(画面)を変更する仕組み、あるいは貼り付ける画像そのものを指す。すなわち、図1において、この発明は、記録再生装置1と一体的に接続された、もしくは一体に形成された映像装置(表示装置)5に表示される表示に関する。なお、図2は、図1に示した記録再生装置1および映像装置4の構成を説明する概略ブロック図である。
【0010】
記録再生装置1は、制御部11、ROM12、RAM13、操作部14、TVチューナ部15、信号処理部16、ハードディスク装置17、メディア書き込み/読み出し装置18、ネットワークインタフェイス19、およびリモートコントロール受信器20等を含む。なお、それぞれは、データバス21により相互に接続されている。TVチューナ部15には、詳述しないが、公衆向け放送を受信するアンテナ15Aが接続される。また、信号処理部16には、AVout(出力端)が設けられ、映像装置(表示装置)5が接続される。
【0011】
制御部11は、例えばマイクロコンピュータを含み、記録再生装置1内の上述した各部(回路)の動作を制御する。
【0012】
ROM12には、制御部11が実行すべきプログラムや初期設定情報等の所要の情報が格納される。なお、ROM12は、装置1の電源がオフされた場合であっても、それまでの記憶内容が保持されるとともに、書き換え可能なメモリ素子である。
【0013】
RAM13には、制御部11が各種処理を実行する際に参照するデータや、制御部11によるさまざまな処理の過程において生成したデータ等が保持(記憶)される。
【0014】
操作部14は、記録再生装置1の本体に設けられる複数の操作子(ボタンやスイッチ)を含む。操作部14の任意のボタンやスイッチが操作されることにより、制御部11に、所要の制御処理を実行するための制御信号が入力される。なお、操作部14は、リモートコントロール受信器20を経由してリモートコントロール端末3から入力される制御信号と並列に動作可能である。
【0015】
TVチューナ部は15は、アンテナ15Aにより受信した放送局あるいは放送衛星からの放送波を入力し、制御部11の制御に指示に応じたチャンネルを選局する。受信された放送波は、例えばストリームデータとして信号処理部16に出力される。
【0016】
信号処理部16においては、入力されたストリームデータから、ユーザの要求に従って必要な番組(チャンネル)のデータが抽出されて、例えば圧縮されたビデオデータ(以下単にビデオデータと示す)および圧縮されたオーディオデータ(単にオーディオデータと示す)が得られる。このようにして得られたビデオデータとオーディオデータは、制御部11の制御に基づいて、例えば録画のために、ハードディスク装置17に転送され、内蔵された図示しないハードディスクに記録される。なお、記録先としては、例えばメディア書き込み/読み出し装置18に装着された記録メディア2であってもよい。例えば、書き込み/読み出し装置18は、光ディスク装置であって、記録メディア2としては、DVDディスク(光ディスク)である。もちろん、書き込み/読み出し装置18は、図示しないが、例えば半導体メモリ(メモリカード)への(映像の)記録およびメモリカードからの(映像の)再生が可能な固体メモリ装置であってもよい。
【0017】
また、信号処理部16は、詳述しないが、例えばビデオインタフェース(Video I/F)部,OSD(On Screen Display)処理部およびビデオデコーダ(Video Decoder)部等を含み、表示出力のための画像信号すなわちビデオ信号を生成する。従って、以下に説明するSKIN画像およびその変更の間のさまざまな表示も、信号処理部16からAVoutを介して表示装置(映像装置)5に出力される。
【0018】
ネットワークインタフェイス19は、詳述しないが、広く普及しているネットワーク5と接続されることで、任意のデータを取得可能である。また、ユーザの要求により、もしくは記録再生装置1の動作の過程において、ネットワーク5に接続される図示しない情報提供元(装置1の製造元のホームページや、外部サーバ等)に、所定のデータを送信することもできる。なお、ネットワークインタフェイス19は、無線方式であっても、有線によるものであってもかまわないことはいうまでもない。
【0019】
ネットワークインタフェイス19により取得されたデータは、ネットワークインタフェイス19において、例えばアンパケット化等の処理が施され、記録再生装置1が処理可能な形式のデータに変換される。このようにして得られたデータは、データバス21により記録再生装置1の所要の要素に転送され、必要に応じて記憶される。
【0020】
記録再生装置1においては、操作部14またはリモートコントロール端末3から、記録されている映像の再生が指示されると、制御部11の制御によりハードディスク装置17に記憶されている録画ファイルのうちから、再生指示された録画ファイルが検索される。再生が指示された録画ファイルは信号処理部16に出力され、信号処理部16において、デコード(伸長)される。これにより、ビデオデータに対応する動画像信号とオーディオ信号が得られる。
【0021】
動画像信号およびオーディオ信号は、AV出力端(AVout)に出力され、出力端に接続された映像装置4に、供給される。これにより、録画番組としての動画像と対応する音声(音響)が出力される。
【0022】
ハードディスク装置17は、容量の大きなハードディスクと、ハードディスクにデータを書き込み、あるいはハードディスクからデータを読み出すドライバ部とを含む。周知のように、ハードディスクは、圧縮率に支配されるが、例えば現行のテレビ放送を標準的な圧縮率で記録する場合に、数100時間の動画(番組、あるいはタイトル)が記録可能である。また、メディア書き込み/読み出し装置18に装填された記録メディア2から読み出したデータも、ハードディスク装置17に保存させることができる。もちろん、制御部11が実行すべきアプリケーションプログラムの記憶も可能である。
【0023】
メディア書き込み/読み出し装置18は、装填された記録メディア2に記録されている映像あるいはSKINデータを読み出し、ハードディスク装置17あるいはRAM13に転送可能である。
【0024】
このような、記録再生装置1および表示装置4においては、例えば記録メディア2からSKINデータが読み出された場合、記録メディア2から取得したSKIN一覧選択画面501(図1参照)が映像装置(表示装置)5に表示される。なお、SKINデータは、ネットワーク5を通じて取得することもできる。
【0025】
図3は、SKIN変更、取得、一覧表示、登録、管理に関する流れ図である。
【0026】
ステップS301により、SKINの変更が指示(選択)されることで、SKIN取得先選択画面401(図4参照)が、表示装置4に表示される(ステップS302)。取得先選択(取得先変更)画面には、取得先として、例えばネットワーク(web等)を指示可能なボタンあるいはアイコン等のGUI表示402や、CD−ROMやDVD−R等に代表されるメディアを指示可能なボタンあるいはアイコン等のGUI表示403が、表示される。
【0027】
ステップS302において、任意のGUI表示402または403が、例えばリモートコントロール端末3の操作により選択されることで、対応するSKIN画像供給元に保持されているSKIN画像を一覧表示するSKIN一覧選択画面501(図5参照)が表示される(ステップS303)。なお、SKIN一覧選択画面501が表示されると、平行して、あるいはバックグラウンドにて、直前に、あるいは一覧選択画面501のSKINとして表示されているSKINデザイン(*)のSKINデータが、SKIN管理データ601(図6参照)として、予め決められているシステム領域(ROM12またはHDD17等)に記録される(ステップS304)。
【0028】
次に、ステップS303で表示されたSKIN一覧選択画面501から任意のSKINデザイン(n)が、例えばリモートコントロール端末3の操作により選択されることで、対応するSKIN画像のデータ(n)が供給元から読み出され、表示装置4の表示が変更される(ステップS305)。
【0029】
続いて、あるいは所定時間経過後、ステップS305において表示されたSKIN画像に決定するか、SKIN画面の変更を取りやめるか、の指示を入力させるためのSKINデザイン確定画面701(図7参照)が表示される(ステップS306)。なお、SKINデザイン確定画面701は、SKIN画面を元に戻すか否かを指示可能な、例えば「はい(元のSKINに戻す)」ボタンあるいはアイコン等のGUI表示702と「いいえ(直前に選択されたSKINを用いる)」ボタンあるいはアイコン等のGUI表示703と「取り消し(SKIN変更を中止する)」ボタンあるいはアイコン等のGUI表示704を、含む。
【0030】
ステップS306において、GUI表示704(「取り消し」)が指示された場合(S306−Yes)、SKIN変更が中止され、元の表示に戻される。
【0031】
次に、ステップS307において、GUI表示703(「いいえ」)とリモートコントロール端末3により、新たに読み出された(変更しようとしている)SKIN(n)への変更が指示された場合(S507−Yes)、表示装置4のSKINデザインが現在表示されているSKIN(n)に変更され、さらにSKIN管理データが書き換えられる(S308)。
【0032】
これに対し、ステップS307において、GUI表示702(「はい」)が選択された場合(S507−No)、表示装置4のSKIN画像は、それまでに表示されていたSKIN(*)に戻される。この場合、関連する情報も、元の状態に戻されることはいうまでもない。
【0033】
このように、ユーザから、任意のSKINデザイン(n)がリモートコントロール端末3等の操作により選択されることにより、取得されたSKIN情報(SKIN(n))に基づいて、表示装置4の現在のSKINデザイン(*)が、選択されたSKINデザイン(n)に変更される。なお、SKINの変更に際しては、変更されている内容のチェック(確認処理)、必要な情報の取り出し、および(変更されたデータの)保存処理等が実行される。
【0034】
上述したSKINの変更は、例えば、初期設定に用いる画面のデザインや、背景画面のデザイン等との、任意の組み合わせが可能である。また、起動時の画面(スプラッシュ)等も変更可能である。すなわち、ユーザが好む任意のSKINデザイン(n)、例えば、トロピカル(SKIN2)、パステル(SKIN3)あるいはクラッシク(SKIN4),・・・,SKIN6(特定のSKIN)等を随時、設定することができる。
【0035】
なお、変更されたSKIN(n)の管理データの記録に先立って、現在利用されているSKIN(*)に戻す場合に用いる管理データも同様に記録される。この処理により、例えば異なるユーザが、そのユーザが特別に利用したい固有のSKINデザインを希望する場合や、特定の作業またはアプリケーションの利用等のさまざまな条件と関連付けて、優先させるSKINデザインの設定(自動変更)が可能となる。また、HDD17に記録された動画の再生とメディア書き込み/読み出し装置からの情報の再生等のソースの違い等において、優先させるSKINデザインの設定(自動変更)が可能となる。なお、日頃、多様される機能を優先させる画面(SKIN)とすることで、例えば、音声出力と字幕表示等、あるいはユーザ毎に、画面(SKIN)を効率良く表示することが可能である。
【0036】
図6は、SKIN管理データの一例を説明する概略図である。SKIN管理データは、例えば機種情報、SKIN情報およびデータ数等が記録された管理部602と、それぞれのデータ(1〜n)毎に用意されるデータ記述部603を含む。個々のデータの記述部には、例えば「表示する状態情報(初期画面、初期設置等の情報)」、「表示関連情報(前候補)」および表示関連情報(後候補)」等を含む『表示項目情報』と、例えば「データタイプ(ファイル形式、PNG,JPEG,BPM等)」、「データ(ファイル)名」、「データ量(サイズ)」、「縦方向のサイズ」、「横方向のサイズ」および「表示開始位置情報(X0=横方向起点,Y0=縦方向起点,X1=横方向終点,Y1=縦方向終点)」等である『表示するデータ(イメージ等)を管理する情報』を、少なくとも含む。
【0037】
図6に示すSKIN管理データ601は、SKIN画像を表示するために必要な情報を管理するために生成され、記録再生装置1の起動時に、制御部11の制御により記憶装置(ROM12あるいはHDD17)からワークメモリ(RAM)13に読み込まれる。
【0038】
従って、このSKIN管理データに基づいて、起動時のSKIN画面や、各機能の設定項目におけるSKIN画面が表示される。また、SKIN管理データには、そのSKINが起動(自動変更)されるタイミング(条件)が含まれることから、例えばユーザ毎の、あるいは利用するアプリケーション毎の、もしくはHDD17に記録された動画の再生とメディア書き込み/読み出し装置からの情報の再生等のソースの違いにおいて、SKINデザインの設定(自動変更)が可能となる。なお、自動変更のタイミングとしては、以下に説明するが、例えば画面サイズ情報を用いることができる。また、メディア書き込み/読み出し装置にセットされるメディアの種別および規格およびそのためのメディアの取り出しと装着、あるいはユーザ毎のログイン等のさまざまな情報が利用可能である。
【0039】
図8は、図6により説明したSKIN管理データ601と機器設定情報とにより、SKINデザインを自動的に変更する一例を示すフローチャートである。なお、図8は、表示装置4の画面サイズ(アスペクト比)に従って、SKINデザインを自動的に変更する例である。
【0040】
まず、SKIN管理データ601が読み込まれる(ステップS801)。続いて、表示装置(テレビ受像器)5の設定情報が読み込まれる(ステップS802)。
【0041】
次に、TV画面形状(受像機のアスペクト比)が、16:9か否かが判断される(ステップS803)。ステップS803において、アスペクト比が16:9の場合(S803−Yes)、予め関連付けられている16:9のSKINデザインが読み出され、画面が変更される(ステップS804)。
【0042】
図9は、図6に示したSKIN管理データ601と機器の動作状態とにより、SKINデザインを自動的に変更する一例を示すフローチャートである。
【0043】
まず、SKIN管理データ601が読み込まれる(ステップS901)。続いて、記録再生装置の状態(動作状態)がチェックされる(ステップS902)。なお、動作状態としては、動画(映像)の録画中の一時停止(ポーズ)とする。
【0044】
次に、動作状態がポーズ中か否かを判断し(ステップS903)、ポーズ中である場合(S903−Yes)、ポーズ向けのSKINに変更する(ステップS904)。なお、録画中のポーズ向けにSKIN画像を変更することは、ポーズ(一時停止)中であることをユーザに明確に報知可能であるから、例えばポーズを解除し損なう(録画動作への復帰タイミングを逸する)ことが低減される。
【0045】
図10は、実際に、SKINデザインを変更する際の手順の一例を示すフローチャートである。なお、図10においては、リモートコントローラ端末のSKIN変更ボタン(操作子)の1回の操作により、ポーズ中のSKINデザインを変更する例を示す。
【0046】
ポーズのSKINを変更する場合、まず、映像(動画)の録画中または再生中に、図示しないポーズキー(ボタン)により、表示されている映像にポーズをかける(ステップ1001)。
【0047】
ステップ1001においてポーズがかけられることにより、ポーズ向けのSKIN画像が表示されている状態で、リモートコントロール端末3のSKIN変更ボタン3A(図1参照)がオンされることで(ステップS1002)、図6を用いて既に説明したSKIN管理データ601がSKINデータ記録先から読み出される(ステップS1003)。
【0048】
これにより、ポーズ向けのSKINとして次の候補として登録されているSKIN画像が表示装置4に表示される(ステップS1004)。なお、所定時間の間、SKIN変更ボタン3Aがオンされないことが検知された場合には(ステップS1005−Yes)、現在表示されているSKIN画像がポーズ向けSKIN画像として設定される(ステップS1006)。一方、引き続いてSKIN変更ボタン3Aがオンされた場合(ステップS1005−No)、ステップS1004により、次のSKIN画像候補として登録されているSKIN画像が表示装置に表示される。
【0049】
以上説明したように、本発明によれば、記録再生装置の起動画面(スプラッシュ等)、各設定機能の表示項目で画面に表示されるデザインおよび背景デザインを自由に変更することが可能である。例えば、ユーザ毎に、好みのデザインを使用可能となる。また、優先的に使用する機能(頻度の高い機能)が実行されていることが容易に確認可能なデザイン設定とすることができる。さらに、表示されるデザインの変更(サイズ等を含む)および表示位置の変更によるプログラムの修正が不要になる。
【0050】
これにより、装置の設定や状態に連動して、画像のデザインを容易に変更させることが可能となり、表示するデザインの容易な変更は、例えばOEM(相手先商標製造)製品の差別化に、有効である。
【0051】
なお、上述した本発明は、テレビ受像機に限らず、モニタ装置や、ビデオカメラ装置等の少なくとも画像を表示可能な機器であれば、実施可能であることはいうまでもない。
【0052】
また、この発明は、前記各実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形もしくは変更が可能である。また、各実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて、もしくは一部を削除して実施されてもよく、その場合は、組み合わせもしくは削除に起因したさまざまな効果が得られる。
【符号の説明】
【0053】
1…記録再生装置、3…リモートコントロール端末、4…表示装置、11…制御部、12…ROM、13…RAM(ワークメモリ)、16…信号処理部、17…HDD(ハードディスク装置)、18…メディア書き込み/読み出し装置、19…ネットワークインタフェイス、20…リモートコントロール受信器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のSKINデータを保持した記憶手段から任意のSKINデータを読み出し、表示装置へ出力する読出し手段と、
前記表示装置に出力する表示情報を記録した第1の記録メディアが再生される場合と第2の記録メディアが再生される場合とで、前記読出し手段が読み出す前記SKINデータを自動的に変更する制御部とを有する動画像記録再生装置。
【請求項2】
前記複数のSKINデータに含まれるSKIN管理データには、表示する画像のアスペクト比を指定する情報が含まれており、このアスペクト比を指定する情報に基づいて前記表示装置でのアスペクト比を制御する手段を有する請求項1記載の動画像記録再生装置。
【請求項3】
前記記録メディアは、ハードディスク又は光ディスク又は半導体メモリであることを特徴とする請求項1記載の動画像記録再生装置。
【請求項4】
複数のSKINデータを保持した記憶手段から任意のSKINデータを読み出し、表示装置へ出力する読出し手段と、前記読出し手段を制御する制御部と用いる動画像記録再生方法において、
前記表示装置に出力する表示情報を記録した第1の記録メディアが再生される場合と第2の記録メディアが再生される場合とでは、前記読出し手段が読み出す前記SKINデータを自動的に変更する動画像記録再生方法。
【請求項5】
前記複数のSKINデータに含まれるSKIN管理データには、表示する画像のアスペクト比を指定する情報が含まれており、このアスペクト比を指定する情報に基づいて前記表示装置でのアスペクト比を制御する請求項4載の動画像記録再生方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−100460(P2011−100460A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−253838(P2010−253838)
【出願日】平成22年11月12日(2010.11.12)
【分割の表示】特願2005−193162(P2005−193162)の分割
【原出願日】平成17年6月30日(2005.6.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】