説明

動画蓄積配信方法

【課題】 本発明の課題は、PSTN網を経由して受信したテレビ電話端末からのテレビ電話映像をインターネット上で動画として閲覧可能とする動画蓄積配信方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 上記課題は、公衆交換電話網を経由して受信した映像を蓄積し、インターネット網を経由して動画データとして配信する動画蓄積配信方法において、コンピュータが、上記公衆交換電話網を経由してテレビ電話発信された映像を受信しつつ所定録画領域に録画して蓄積する録画手順と、上記録画手順において録画された上記映像をディジタル形式の上記動画データに変換する映像動画変換手順と、上記インターネット網を経由して上記動画データをインターネット上で公開可能な記憶領域に配信する動画配信手順とを有するようにした動画蓄積配信方法によって達成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ電話端末によって撮影された映像を電話回線網を介して受信し、インターネットを介してその撮影された該映像に対する閲覧要求に応じてディジタル変換された動画データによって該映像を提供する動画蓄積配信方法を提供するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話機及び動画像技術の発展により、テレビ電話機としての機能を有すると共に、撮影した被写体を動画として電子メール等に添付することによって送信先へ送信することができるテレビ電話機が市販されるようになった。このようなテレビ電話機で動画を撮影する際には、音声も同時に録音することができ、受信者側は、同等の機能を持ったテレビ電話機に限定されず、例えば、パーソナルコンピュータ(以下、PCと言う)でメールを受信し、送信された動画を音声と共に楽しむことができるようになった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−262259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このようなテレビ電話機では、撮影した動画を一旦携帯電話機の記憶領域に格納し、電子メール機能を立ち上げてその動画を添付するという作業をテレビ電話機の利用者がする必要があった。このような操作は、本来電話機の操作として備わっていたものではないため、幾つかの操作を組み合せることは、利用者にとって煩わしいと感じるものであった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、テレビ電話端末によって撮影された映像を電話回線網を介して受信し、インターネットを介してその撮影された該映像に対する閲覧要求に応じてディジタル変換された動画データによって該映像を提供する画像蓄積配信方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
また、本発明は、公衆交換電話網を経由してテレビ電話端末から受信した映像を動画データに変換してデータ配信する動画変換配信サーバーと、該データ配信された動画データを格納し、インターネット網を介して接続されるパーソナルコンピュータからの動画要求に応じて該動画データを提供する動画提供サーバーとを有する動画蓄積配信システムにおける動画蓄積配信方法であって、上記動画変換配信サーバーは、上記公衆交換電話網を経由したテレビ電話発信に係る上記テレビ電話端末の電話番号情報を取得する電話番号情報取得手順と、上記テレビ電話発信された映像を受信しつつ所定録画領域に録画する録画手順と、上記録画手順において録画された上記映像をディジタル形式の上記動画データに変換する映像動画変換手順と、上記インターネット網を経由して上記動画データをインターネット上で公開可能な上記動画提供サーバーに、上記電話番号情報と上記映像から変換された動画データとをデータ配信するデータ配信手順とを有し、上記動画提供サーバーは、上記動画変換配信サーバーから上記電話番号情報と共に配信された上記動画データを該電話番号情報と対応させて格納領域に格納する動画格納制御手順と、上記インターネット網を介して接続されるパーソナルコンピュータからの上記電話番号情報を用いた動画要求に応じて上記動画データを該パーソナルコンピュータに提供する動画提供手順とを有するように構成される。
【0007】
このような動画蓄積配信方法では、例えば、テレビ電話機能を有する携帯端末であるTV電話端末から送信される映像を録画して、ディジタル形式(例えば、ストリーミング形式)の動画データに変換することができるため、その動画データをインターネット上で公開することができる。従って、閲覧者は、同等のTV電話端末によってインターネットに接続することによって動画データが実行されたWeb画面を閲覧することができる。また、閲覧者は、コンピュータ端末を利用してインターネットに接続することによって同様に動画データが実行されたWeb画面を閲覧することができる。このように、閲覧者が利用する端末をTV電話端末に限定することなく、Web画面が表示できる端末にてTV電話端末からの映像を閲覧してもらうことが可能となる。
【0008】
上記課題を解決するための手段として、本発明は、上記動画蓄積配信方法をコンピュータに行なわせるためのプログラム又は該プログラムを記憶した記憶媒体とすることもできる。
【発明の効果】
【0009】
本願発明によれば、TV電話端末からのTV電話映像をPSTN網を経由して受信し、インターネット上で動画として閲覧可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第一実施例に係る動画蓄積配信システムのネットワーク構成を示す図である。
【図2】本発明の第一実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。
【図3】本発明の第一実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。
【図4】本発明の第二実施例に係る動画蓄積配信システムのネットワーク構成を示す図である。
【図5】本発明の第二実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。
【図6】本発明の第二実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。
【図7】本発明の第三実施例に係る動画蓄積配信システムのネットワーク構成を示す図である。
【図8】本発明の第三実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。
【図9】本発明の第三実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。
【図10】本発明の第四実施例に係る動画蓄積配信システムのネットワーク構成を示す図である。
【図11】本発明の第四実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。
【図12】本発明の第四実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。
【図13】本発明の第五実施例に係る動画蓄積配信システムのネットワーク構成を示す図である。
【図14】本発明の第五実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。
【図15】本発明の第五実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
本発明に係る動画蓄積配信システムにおいて、従来のテレビ電話端末から送信された動画(映像)が閲覧者のパーソナルコンピュータ(PC)で閲覧可能になるまでの方法について以下第一実施例から第五実施例にて詳述する。以下の説明において、TV(テレビ)電話発信は、音声と同時に撮影された映像を送信するための電話発信を意味し、電話発信は、音声と同時に撮影された映像を送信することを意図しない電話発信を意味する。
[第一実施例]
本発明の第一実施例に係る動画蓄積配信システムについて図1、図2及び図3で説明する。図1は、本発明の第一実施例に係る動画蓄積配信システムのネットワーク構成を示す図である。図1に示す動画蓄積配信システム1001のネットワーク構成において、テレビ電話機能を有する携帯端末であるTV電話端末20はPSTN(公衆交換電話網:Public Switched Telephone Network)網91を介してTV(テレビ)電話映像を動画ファイル変換配信サーバー110に送信する。動画ファイル変換配信サーバー110は、ストリーミング形式に変換したTV電話映像を動画提供サーバー210にインターネット網92を介して配信する。動画提供サーバー210は、インターネット網92を介して端末30からの要求に応じて、該要求で指定される電話番号の全部又は一部を示す電話番号情報に対応した動画ファイルを端末30へ提供する。ここで、電話番号情報は、動画ファイル変換配信サーバー110がPSTN網91から取得したTV電話端末20の電話番号の全部又は一部を示す情報である。
【0013】
動画ファイル変換配信サーバー110は、CPU(中央処理装置)によって制御されるサーバーコンピュータであって、電話番号取得部111と、録画処理部112と、動画ファイル変換部113と、データ配信部114と、インストーラー119とを有する。電話番号取得部111は、PSTN網91から通知される電話番号を取得する。録画処理部112は、TV電話端末20から受信したTV電話映像を所定の記憶領域に録画し、動画ファイル変換部113は、録画されたTV電話映像をストリーミング形式の動画ファイルに変換する。データ配信部114は、変換された動画ファイルをTV電話端末20と共に、所定の動画提供サーバー210へ配信する。動画ファイル変換配信サーバー110の各処理部111〜114によって実行される処理は、例えば、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体190に記録されたプログラムをインストーラー119によって動画ファイル変換配信サーバー110にインストールし、該プログラムを実行することによって実現される。
【0014】
動画提供サーバー210は、CPU(中央処理装置)による制御によって、閲覧者が利用する端末30にインターネットを介して取得可能な情報をWeb情報として提供するWebサーバーコンピュータであって、動画ファイル格納制御部211と、動画提供部212と、動画ファイル格納領域218と、インストーラー219とを有する。動画ファイル格納制御部211は、動画ファイル変換配信サーバー110からTV電話端末20の電話番号情報と共に配信された動画ファイルをその電話番号情報と対応させて動画ファイル格納領域218に格納する。或いは、動画ファイルのファイル名を電話番号情報としても良い。この場合、同一の電話番号情報が存在しないように動画ファイルが管理される。つまり、同一の電話番号情報が既に格納されていた場合、その電話番号情報に対応させて動画ファイルが上書きされる。動画提供部212は、端末30からの動画要求に応じて、端末30の利用者がWeb画面上で指定した動画ファイルを端末30に提供する。動画提供サーバー210の各処理部211及び212によって実行される処理は、例えば、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体290に記録されたプログラムをインストーラー219によって動画提供サーバー210にインストールし、該プログラムを実行することによって実現される。
【0015】
このように、動画蓄積配信システム1001によって、TV電話端末20は、動画ファイル変換配信サーバー110へ音声と共に映像の送信を行うTV電話発信を行うのみでよく、通常のTV電話と同様の操作によって、TV電話映像を動画ファイル変換ファイルサーバー110へ送信することができる。TV電話端末20の利用者は、撮影したTV電話映像をTV電話端末20に一旦格納後、電子メールに添付する等の操作を不要とすることができる。
【0016】
また、端末30は、TV電話端末20の電話番号情報を指定するのみで、TV電話端末20が撮影したTV電話映像を動画として閲覧することができる。この場合、電話番号情報は、電話番号の全て又は一部の例えば下四桁を示すのみでも良い。或いは、携帯電話又はPHS(Personal Handyphone System)の種別と共に電話番号情報を指定するようにしても良い。このような指定によって対応する動画ファイルを十分に特定することができる。
【0017】
端末30は、閲覧者のPC又はTV電話端末等の動画を表示させることができる端末であれば良く、閲覧者がTV電話端末を持っていない場合であっても、TV電話端末20が送信したTV電話映像を閲覧することが可能となる。
【0018】
図2及び図3は、本発明の第一実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。図1のネットワーク構成を参照しつつ、図2及び図3に示す処理について説明する。図2より、TV電話端末20は、動画ファイル変換配信サーバー110の電話番号に対してTV電話発信を行い、動画ファイル変換配信サーバー110は、そのTV電話発信をPSTN網91を介して受信する(ステップS11)。動画ファイル変換配信サーバー110は、電話番号取得部111によって、PSTN網によって通知されるTV電話端末20の電話番号を取得し(ステップS12)、続けて、録画処理部112によって、TV電話端末20から送信されるTV電話映像を受信しつつ、所定記憶領域にリアルタイムに録画を行う(ステップS13)。
【0019】
動画ファイル変換配信サーバー110は、動画ファイル変換部113によって、録画したTV電話映像をインターネット網92上で閲覧可能な動画ファイルに変換して(ステップS14)、データ配信部114により、電話番号取得部111によって取得したTV電話端末20の電話番号と、動画ファイル変換部113によって変換された動画ファイルとを所定の動画提供サーバー210へインターネット網92を経由してデータ配信する(ステップS15)。ここで動画ファイル変換部113によって変換された動画ファイルは、例えば、再生しながらダウンロード可能なストリーミング形式の動画ファイルである。
【0020】
動画提供サーバー210は、インターネット網92を経由して、動画ファイルを受信すると(ステップS16)、動画ファイル格納制御部211によって、動画ファイル格納領域218にTV電話端末の電話番号と対応させて動画ファイルを格納する(ステップS17)。
【0021】
一方、閲覧者は、端末30を用いて動画提供サーバー210へアクセスし、Web画面上で電話番号情報に基づいて所望の動画を指定することによって動画要求を行う(ステップS18)。
【0022】
動画提供サーバー210は、閲覧者の端末30から動画要求を受信すると、動画提供部212によって、動画ファイル格納領域218から、その動画要求で指定される動画ファイルを取得する(ステップS19)。動画提供サーバー210は、動画提供部212によって、取得した動画ファイルを端末30へ送信する(ステップS20)。
【0023】
閲覧者の端末30は、動画ファイルを受信しWeb画面上で実行することによって、TV電話端末で撮影されたTV端末映像を動画として表示ユニットに表示する(ステップS21)。
【0024】
上記第一実施例に係る動画蓄積配信システム1001では、TV電話端末20の電話番号で特定できる動画ファイルは1つであるため、再度TV電話端末20がTV電話映像を送信した場合には、動画提供サーバー210は、TV電話端末20の電話番号に対応させて新しい動画ファイルに置き換えて格納することになる。
【0025】
第二実施例では、TV電話端末20側でTV電話映像の格納場所を指定可能とすることにより、複数のTV電話映像を格納できる構成例について説明する。
[第二実施例]
本発明の第二実施例に係る動画蓄積配信システムについて図4、図5及び図6で説明する。図4は、本発明の第二実施例に係る動画蓄積配信システムのネットワーク構成を示す図である。図4中、図1に示す動画蓄積配信システム1001と同様の構成部分には同一の符号が付される。図4に示す動画蓄積配信システム1002のネットワーク構成では、他の複数の動画提供サーバー220−1及び220−2と配信先指定番号識別サーバー320とがインターネット網92を介して接続されている点において、図1に示す動画蓄積配信システム1001のネットワーク構成と大きく異なる点である。他の複数の動画提供サーバー220−1及び220−2は、後述される動画提供サーバー220と同等の機能を有するものとする。よって、以下、説明の便宜のため、動画提供サーバー220として説明する。また、本実施例において、配信先指定番号識別サーバー320の電話番号を「053-123-4567」とし、動画ファイル変換配信サーバー120の電話番号を「053-123-4568」とする。
【0026】
配信先指定番号識別サーバー320は、CPU(中央処理装置)によって制御されるサーバーコンピュータであって、サブアドレス取得部321と、配信先通知部322と、インストーラー319とを有する。サブアドレス取得部321は、PSTN網91から提供されるTV電話端末20の電話番号と、配信先指定番号識別サーバー320の電話番号(例えば、「053-123-4567」)に付加されたサブアドレス(例えば、「0001」)を取得する。ここで、配信先指定番号識別サーバー320は、TV電話端末20からの電話発信を着信しないので、TV電話端末20に対して課金されることがない。
【0027】
配信先指定番号識別サーバー320において、配信先通知部322は、予めサブアドレスと対応付けられた動画提供サーバー220のディレクトリ名を取得して、そのディレクトリの位置を示す配信先情報と、TV電話端末20の電話番号とを動画ファイル変換配信サーバー120へ通知する。配信先指定番号識別サーバー320の各処理部321及び322によって実行される処理は、例えば、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体390に記録されたプログラムをインストーラー319によって配信先指定番号識別サーバー320にインストールし、該プログラムを実行することによって実現される。
【0028】
動画ファイル変換配信サーバー120は、配信先指定番号識別サーバー320から送信された配信先情報を取得する配信先取得部121を更に有する点において、第一実施例の動画ファイル変換配信サーバー110と異なっている。電話番号取得部111は、TV電話端末20との接続の際に、配信先取得部121によって既に取得したTV電話端末20の電話番号であることを確認し、録画処理部112によって、TV電話端末20から送信されるTV電話映像を所定記憶領域に録画する。動画ファイル変換部113は、録画したTV電話映像をストリーミング形式等の動画ファイルに変換し、データ配信部114は、配信先取得部121が取得した配信先情報で指定される動画提供サーバー220のディレクトリに動画ファイルを配信する。この場合、データ配信部114は、配信先情報のサブアドレスに基づいて、予め対応付けされた動画提供サーバー220のディレクトリに配信する。動画ファイル変換配信サーバー120の各処理部111〜114及び121によって実行される処理は、例えば、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体190に記録されたプログラムをインストーラー119によって動画ファイル変換配信サーバー120にインストールし、該プログラムを実行することによって実現される。
【0029】
動画提供サーバー220は、動画ファイル格納制御部221と、動画提供部222とを有する。動画ファイル格納制御部221は、動画ファイル変換配信サーバー120から受信した配信先情報で指定される動画ファイル格納領域228のディレクトリに動画ファイルを格納する。例えば、配信先情報によってディレクトリAが指定されていた場合、ディレクトリAに動画ファイルを格納する。動画提供部222は、端末30からの動画要求に応じて、該動画要求によって指定される動画ファイル格納領域228のディレクトリから動画ファイルを取得して端末30に提供する。ここで、ディレクトリAとサブアドレス「0001」、ディレクトリBとサブアドレス「0002」、ディレクトリCとサブアドレス「0003」とが予め対応付けてある。
【0030】
動画提供サーバー220の各処理部221及び222によって実行される処理は、例えば、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体290に記録されたプログラムをインストーラー219によって動画提供サーバー220にインストールし、該プログラムを実行することによって実現される。
【0031】
このように、動画蓄積配信システム1002によって、TV電話端末20は、配信先指定番号識別サーバー320へサブアドレスを付加して電話をかけるのみで、また、異なるサブアドレスを付加することによって、複数の動画ファイルを動画提供サーバー220にて提供することが可能となる。また、配信先指定番号識別サーバー320は、TV電話端末20からの接続要求を着信しないため、TV電話端末20に対して課金されないため、TV電話端末20の利用者に金銭的な負担を強いることがない。
【0032】
また、TV電話端末20は、動画ファイル変換配信サーバー120へTV電話発信を行うのみでよく、通常のTV電話と同様の操作によって、TV電話映像を動画ファイル変換サーバー120へ送信することができる。TV電話端末20の利用者は、撮影したTV電話映像をTV電話端末20に一旦格納後、電子メールに添付する等の操作をする必要がない。
【0033】
更に、端末30の閲覧者は、Web画面上で動画を指定するのみで、TV電話端末20が撮影したTV電話映像を動画として閲覧することができる。
【0034】
端末30は、閲覧者のPC又はTV電話端末等の動画を表示させることができる端末であれば良く、閲覧者がTV電話端末を持っていない場合であっても、TV電話端末20が送信したTV電話映像をインターネット網92を経由して閲覧することが可能となる。
【0035】
図5及び図6は、本発明の第二実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。図4のネットワーク構成を参照しつつ、図5及び図6に示す処理について説明する。図5より、TV電話端末20が、サブアドレスを付加して、配信先指定番号識別サーバー320の電話番号に電話発信すると、配信先指定番号識別サーバー320は、サブアドレス取得部321によって、着信せずにPSTN網からTV電話端末20の電話番号(例えば、「090-9999-9999」)とサブアドレスとを取得する(ステップS201)。例えば、配信先指定番号識別サーバー320の電話番号が「052-123-4567」であって、指定番号としてのサブアドレスが「0001」である場合、「052-123-4567*0001」のようにダイアルされる。
【0036】
TV電話端末20は、配信先指定番号識別サーバー320への電話発信を切断する(ステップS202)。従って、TV電話端末20に対して課金されない。
【0037】
配信先指定番号識別サーバー320は、配信先通知部322によって、サブアドレスとTV電話端末20の電話番号とを動画ファイル変換配信サーバー120へ通知する(ステップS203)。
【0038】
動画ファイル変換配信サーバー120は、配信先取得部121によって、配信先指定番号識別サーバー320から送信されたサブアドレスと、TV電話端末20の電話番号とを取得する(ステップS204)。TV電話端末20がTV電話発信すると、動画ファイル変換配信サーバー120は、そのTV電話発信をPSTN網91を介して受信する(ステップS205)。動画ファイル変換配信サーバー120は、ステップS204で取得したTV電話端末の電話番号であることを確認後、録画処理部112によって、TV電話映像を受信しつつリアルタイムに録画を行う(ステップS206)。
【0039】
動画ファイル変換配信サーバー120は、動画ファイル変換部113によって、録画したTV電話映像をインターネット網92上で閲覧可能な動画ファイルに変換する(ステップS207)。更に、動画ファイル変換配信サーバー120は、データ配信部114により、配信先指定番号識別サーバー340から取得したサブアドレスに予め対応付けられた動画提供サーバー220のディレクトリの位置を配信先情報として、動画ファイル変換部113によって変換された動画ファイルを動画提供サーバー220へインターネット網92を経由してデータ配信する(ステップS208)。ここで動画ファイル変換部113によって変換された動画ファイルは、例えば、再生しながらダウンロード可能なストリーミング形式の動画ファイルである。
【0040】
動画提供サーバー220は、動画ファイル格納制御部221によって、インターネット網92を経由して、動画ファイルを受信する(ステップS209)。続けて、動画提供サーバー220は、動画ファイル格納制御部221によって、ステップS209にてデータ受信時に配信先として指定される動画ファイル格納領域のディレクトリに動画ファイルを格納する(ステップS210)。例えば、配信先としてディレクトリAが指定されていた場合、ディレクトリAに受信した動画ファイルを格納する。
【0041】
一方、閲覧者は、端末30を用いて動画提供サーバー220へアクセスし、Web画面上で所望の動画を指定することによって動画要求を行う(ステップS211)。
【0042】
動画提供サーバー220は、閲覧者の端末30から動画要求を受信すると、動画提供部222によって、動画ファイル格納領域228の動画要求で指定されるディレクトリから動画ファイルを取得する(ステップS212)。そして、動画提供サーバー220は、動画提供部222によって、取得した動画ファイルを閲覧者の端末30へ送信する(ステップS213)。
【0043】
閲覧者の端末30は、動画ファイルを受信しWeb画面上で実行することによって、TV電話端末20で撮影されたTV端末映像を動画として表示ユニットに表示する(ステップS214)。
【0044】
上記第二実施例に係る動画蓄積配信システム1002では、配信先指定番号識別サーバー320を備えることによって、複数ある動画提供サーバー220、220−1及び220−2のどのディレクトリにTV電話端末20で撮影されたTV電話映像を格納するかを指定することができる。更に、TV電話端末20の利用者はサブアドレスによって配信先指定番号識別サーバー320に動画を格納すべきディレクトリを通知することができるため、特別な操作をすることなく、電話番号をダイアルする操作のみで、TV電話端末20の電話番号に対して複数のTV電話映像を別々に格納するための複数のディレクトリ(格納先)を指定することができる。
【0045】
また、配信先指定番号識別サーバー320は、TV電話番号20からの電話発信に対して着信しないため、TV電話番号20に対して課金しないようにすることができる。
【0046】
第三実施例では、TV電話端末20がサブアドレスを指定することができないW−CDMA(広域CDMA(Code Division Multiple Access))規格に準じた端末である場合にも、複数のTV電話映像をいずれかの動画提供サーバー220、220−1及び220−2のディレクトリに格納可能とする構成例について説明する。
[第三実施例]
本発明の第三実施例に係る動画蓄積配信システムについて図7、図8及び図9で説明する。図7は、本発明の第三実施例に係る動画蓄積配信システムのネットワーク構成を示す図である。図7中、図1に示す動画蓄積配信システム1001又は図4に示す動画蓄積配信システム1002と同様の構成部分には同一の符号が付される。図7に示す動画蓄積配信システム1003のネットワーク構成では、第二実施例における動画蓄積配信システム1002の配信先指定番号識別サーバー320の替わりに、動画ファイル配信先切換えサーバー430がインターネット網92を介して接続される点において異なっている。第二実施例同様に、他の複数の動画提供サーバー220−1及び220−2は、動画提供サーバー220と同等の機能を有するものとする。よって、以下、説明の便宜のため、動画提供サーバー220として説明する。また、本実施例において、動画ファイル変換配信サーバー120の電話番号を「053-123-4568」とする。
【0047】
動画ファイル配信先切換えサーバー430は、CPU(中央処理装置)によって制御されるサーバーコンピュータであって、ディレクトリ情報取得部421と、配信先通知部422とを有する。ディレクトリ情報取得部421は、インターネット網92を介してTV電話端末20へTV電話映像を格納可能なディレクトリの一覧を提供し、TV電話端末20の利用者から所望のディレクトリ名を取得する。また、ディレクトリ情報取得部421は、TV電話端末20の利用者によって入力された電話番号の一部又は全部を示す電話番号情報を取得する。配信先通知部422は、動画ファイル変換配信サーバー120へTV電話端末20の利用者によって指定されたディレクトリの位置(どの動画提供サーバーのどのディレクトリか)を示す配信先情報を通知する。動画ファイル配信先切換えサーバー430の各処理部421及び422によって実行される処理は、例えば、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体490に記録されたプログラムをインストーラー419によって動画ファイル配信先切換えサーバー430にインストールし、該プログラムを実行することによって実現される。
【0048】
動画ファイル変換配信サーバー120、第二実施例と同様の機能構成であるためその説明を省略する。
【0049】
動画提供サーバー230は、CPU(中央処理装置)によって制御されるサーバーコンピュータであって、動画ファイル格納制御部231と、動画提供部232とを有する。動画ファイル格納制御部231は、動画ファイル変換配信サーバー120から受信した配信先情報で指定される動画ファイル格納領域238のディレクトリに動画ファイルを格納する。例えば、配信先情報によってディレクトリAが指定されていた場合、TV電話端末20の電話番号情報を対応させて動画ファイルを格納する。動画提供部232は、端末30からの動画要求に応じて、該動画要求によって指定されるディレクトリに格納される動画ファイルを動画ファイル格納領域228から取得して端末30に提供する。
【0050】
このように、動画蓄積配信システム1003によって、TV電話端末20がサブアドレスを指定することができない電話端末であっても、インターネット網92に接続できるのであれば、インターネット網92を介して動画ファイルの格納場所を指定できるため、同一のTV電話端末20で撮影した複数のTV電話映像を動画蓄積配信システム1002に格納させることができる。
【0051】
また、TV電話端末20は、動画ファイル変換配信サーバー120へTV電話発信を行うのみでよく、通常のTV電話と同様の操作によって、TV電話映像を動画ファイル変換ファイルサーバー120へ送信することができる。TV電話端末20の利用者は、撮影したTV電話映像をTV電話端末20に一旦格納後、電子メールに添付する等の操作をする必要がない。
【0052】
また、端末30は、Web画面上で所望する動画ファイルを指定するのみで、TV電話端末20が撮影したTV電話映像を動画として閲覧することができる。この場合、電話番号情報は、電話番号の全部又は一部(例えば下四桁)を示す情報である。
【0053】
端末30は、閲覧者のPC又はTV電話端末等の動画を表示させることができる端末であれば良く、閲覧者がTV電話端末を持っていない場合であっても、TV電話端末20が送信したTV電話映像を閲覧することが可能となる。
【0054】
図8及び図9は、本発明の第三実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。図7のネットワーク構成を参照しつつ、図8及び図9に示す処理について説明する。図7より、動画ファイル配信先切換えサーバー430は、インターネット網92を介してTV電話端末から接続要求を受信すると(ステップS301)、動画ファイル配信先切換えサーバー430は、TV電話端末20のログイン後、TV電話映像の格納場所を指定するためのディレクトリ指定画面をTV電話端末20に提供する(ステップS302)。TV電話端末20の利用者は、TV電話端末20の表示ユニットに表示されたディレクトリ指定画面を利用して、TV電話映像を格納するディレクトリを選択し、電話番号の全部又は一部を示す電話番号情報を入力する。動画ファイル配信先切換えサーバー430は、TV電話端末20の利用者による入力によって、TV電話端末20の電話番号情報と所望するディレクトリを取得する(ステップS303)。例えば、TV電話端末20の利用者は、動画提供サーバー220のディレクトリAを選択したとする。
【0055】
配信先指定番号識別サーバー320は、配信先通知部422によって、TV電話端末20用に予めサブアドレスと対応させた動画提供サーバー220のディレクトリ名(ディレクトリA)を取得し、そのディレクトリの位置を示す配信先情報と、TV電話端末20の電話番号情報とを動画ファイル変換配信サーバー120へ通知する(ステップS304)。
【0056】
動画ファイル変換配信サーバー120は、配信先取得部121によって、配信先指定番号識別サーバー320から送信された配信先情報と、TV電話端末20の電話番号情報とを取得する(ステップS305)。TV電話端末20がTV電話発信すると、動画ファイル変換配信サーバー120は、そのTV電話発信をPSTN網91を介して受信する(ステップS306)。動画ファイル変換配信サーバー120は、PSTN網91から取得したTV電話端末20の電話番号がステップS305で取得したTV電話端末の電話番号情報に対応することを確認後、録画処理部112によって、TV電話映像を受信しつつリアルタイムに録画を行う(ステップS307)。
【0057】
動画ファイル変換配信サーバー120は、動画ファイル変換部113によって、録画したTV電話映像をインターネット網92上で閲覧可能な動画ファイルに変換して(ステップS308)、データ配信部114により、配信先指定番号識別サーバー320から取得した動画提供サーバー230のディレクトリの位置を配信先情報として、動画ファイル変換部113によって変換された動画ファイルとを動画提供サーバー230へインターネット網92を経由してデータ配信する(ステップS309)。ここで動画ファイル変換部113によって変換された動画ファイルは、例えば、再生しながらダウンロード可能なストリーミング形式の動画ファイルである。
【0058】
動画提供サーバー230は、動画ファイル格納制御部231によって、インターネット網92を経由して、動画ファイルを受信する(ステップS310)。続けて、動画提供サーバー230は、動画ファイル格納制御部231によって、ステップS310にてデータ受信時に配信先として指定される動画ファイル格納領域のディレクトリ(例えば、ディレクトリA)に動画ファイルを格納する(ステップS311)。
【0059】
一方、閲覧者は、端末30を用いて動画提供サーバー230へアクセスし、Web画面上で所望の動画を指定することによって動画要求を行う(ステップS312)。
【0060】
動画提供サーバー230は、閲覧者の端末30から動画要求を受信すると、動画提供部232によって、動画ファイル格納領域238の動画要求で指定されるディレクトリから動画ファイルを取得する(ステップS313)。そして、動画提供サーバー230は、動画提供部232によって、取得した動画ファイルを閲覧者の端末30へ送信する(ステップS314)。
【0061】
閲覧者の端末30は、動画ファイルを受信し実行することによって、TV電話端末20で撮影されたTV端末映像を動画として表示ユニットに表示する(ステップS315)。
【0062】
上記第三実施例に係る動画蓄積配信システム1003では、動画ファイル配信先切換えサーバー430を備えることによって、複数ある動画提供サーバー220、220−1及び220−2のどのディレクトリにTV電話端末20で撮影されたTV電話映像を格納するかを管理することができる。また、TV電話端末20がサブアドレスを指定できない電話端末であっても、インターネット網92を経由して動画ファイル配信先切換えサーバー430と接続することによって、TV電話端末20の利用者は、所望するディレクトリと電話番号の全部又は一部を示す電話情報を設定することができるため、TV電話端末20の電話番号に対して複数のTV電話映像を別々に格納するための複数のディレクトリを指定することができる。
【0063】
上記第二実施例及び第三実施例では、TV電話端末20の利用者は、TV電話映像を実際に送信する前に配信先指定番号識別サーバー320又は動画ファイル配信先切換えサーバー430に接続して格納先を指定することによって、複数のTV電話映像を動画提供サーバー220又は230にて動画ファイルとして管理することを可能としている。第四実施例では、TV電話端末20からの電話発信を1回で済ませる構成例について説明する。
【0064】
第四実施例では、ISDN基本インターフェース(BRI:Basic Rate Interface)に対応している動画ファイル変換配信サーバーに対して、TV電話端末20が、一次群速度インターフェース(PRI:Primary Rate Interface)を経由して、動画ファイル変換配信サーバーへサブアドレスを指定して電話発信することを可能とする構成例について説明する。
[第四実施例]
本発明の第四実施例に係る動画蓄積配信システムについて図10、図11及び図12で説明する。図10は、本発明の第四実施例に係る動画蓄積配信システムのネットワーク構成を示す図である。図10中、図1に示す動画蓄積配信システム1001と同様の構成部分には同一の符号が付される。図10に示す動画蓄積配信システム1004のネットワーク構成では、動画ファイル変換配信サーバー120に対して、TV電話端末20は、あえて動画ファイル変換配信サーバー120の電話番号「053-123-4568」にサブアドレス「0001」を付加してTV電話発信するのみでTV電話映像をインターネット網92を介して提供可能とするために、PRIからBRIへ変換するPRI/BRI変換器40を備えている点において異なっている。第二及び第三実施例同様に、他の複数の動画提供サーバー220−1及び220−2は、後述される動画提供サーバー220と同等の機能を有するものとする。よって、以下、説明の便宜のため、動画提供サーバー220として説明する。
【0065】
配信先指定番号識別サーバー340は、CPU(中央処理装置)によって制御されるサーバーコンピュータであって、サブアドレス消去部341と、配信先通知部342と、インストーラー319とを有する。サブアドレス消去部341は、PSTN網91から提供されるTV電話端末20の電話番号と、動画ファイル変換配信サーバー120の電話番号(例えば、「053-123-4568」)に付加されたサブアドレス(例えば、「0001」)を動画ファイルを特定する情報として取得する。配信先通知部342は、サブアドレス「0001」を動画ファイル変換配信サーバー120へ通知する。配信先指定番号識別サーバー340の各処理部341及び342によって実行される処理は、例えば、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体390に記録されたプログラムをインストーラー319によって配信先指定番号識別サーバー340にインストールし、該プログラムを実行することによって実現される。
【0066】
PRI/BRI変換器40は、配信先指定番号識別サーバー340からのPRIによる接続要求に応じて、サブアドレスを消去して動画ファイル変換配信サーバー120が接続可能なBRIに変換する。
【0067】
動画ファイル変換配信サーバー120及び動画提供サーバー220での処理は、第二実施例と同様であるためその説明を省略する。
【0068】
このように、動画蓄積配信システム1004によって、TV電話端末20は、動画ファイル変換配信サーバー120へサブアドレスを付加して電話をかけるのみで、また、異なるサブアドレスをその都度付加することによって、複数の動画ファイルを動画提供サーバー220にて提供することが可能となる。TV電話端末20の利用者は、1回の操作でTV電話映像を送信することができる。また、配信先指定番号識別サーバー320は、TV電話端末20からの接続要求を着信しないため、TV電話端末20に対して課金されないため、TV電話端末20の利用者に金銭的な負担を強いることがない。
【0069】
また、TV電話端末20は、動画ファイル変換配信サーバー120に対してTV電話発信を行うのみでよく、通常のTV電話と同様の操作によって、TV電話映像を動画ファイル変換サーバー120へ送信することができる。TV電話端末20の利用者は、撮影したTV電話映像をTV電話端末20に一旦格納後、電子メールに添付する等の操作をする必要がない。
【0070】
更に、端末30の閲覧者は、Web画面上で動画を指定するのみで、TV電話端末20が撮影したTV電話映像を動画として閲覧することができる。
【0071】
端末30は、閲覧者のPC又はTV電話端末等の動画を表示させることができる端末であれば良く、閲覧者がTV電話端末を持っていない場合であっても、TV電話端末20が送信したTV電話映像をインターネット網92を経由して閲覧することが可能となる。
【0072】
図11及び図12は、本発明の第四実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。図10のネットワーク構成を参照しつつ、図11及び図12に示す処理について説明する。図10より、TV電話端末20が、サブアドレスを付加して、動画ファイル変換配信サーバー120の電話番号に電話発信すると、先ず、配信先指定番号識別サーバー340は、サブアドレス取得部341によって、その電話発信を着信せずにPSTN網91からTV電話番号20の電話番号と、サブアドレスとを取得する(ステップS401)。配信先指定番号識別サーバー340は、配信先通知部340によって、動画ファイル変換配信サーバー120にTV電話端末20の電話番号とサブアドレスとを動画ファイルの配信先として通知する(ステップS402)。動画ファイル変換配信サーバー120は、配信先取得部121によって、配信先指定番号識別サーバー340からTV電話端末20の電話番号とサブアドレスとを取得する(ステップS403)。そして、配信先指定番号識別サーバー340は、PSTN網91を経由してPRI/BRI変換器40に接続する(ステップS404)。
【0073】
PRI/BRI変換器40は、発信されてきたサブアドレスを消去して、PSTN網91を経由して動画ファイル変換配信サーバー120に接続する(ステップS405)。
【0074】
動画ファイル変換配信サーバー120は、電話番号取得部111によって、PSTN網91を経由してTV電話端末20の電話番号を取得し(ステップS406)、ステップS403にて配信先取得部121によって取得したTV電話端末20の電話番号であることを確認後、TV電話映像を受信しつつ、リアルタイムで録画を行う(ステップS407)。
【0075】
動画ファイル変換配信サーバー120は、動画ファイル変換部113によって、録画したTV電話映像をインターネット網92上で閲覧可能な動画ファイルに変換する(ステップS408)。更に、動画ファイル変換配信サーバー120は、データ配信部114により、配信先指定番号識別サーバー340から取得したサブアドレスに予め対応付けられた動画提供サーバー220のディレクトリの位置を配信先情報として、動画ファイル変換部113によって変換された動画ファイルを動画提供サーバー220へインターネット網92を経由してデータ配信する(ステップS409)。ここで動画ファイル変換部113によって変換された動画ファイルは、例えば、再生しながらダウンロード可能なストリーミング形式の動画ファイルである。
【0076】
動画提供サーバー220は、動画ファイル格納制御部221によって、インターネット網92を経由して、動画ファイルを受信する(ステップS410)。続けて、動画提供サーバー220は、動画ファイル格納制御部221によって、ステップS209にてデータ受信時に配信先として指定される動画ファイル格納領域のディレクトリに動画ファイルを格納する(ステップS411)。例えば、配信先としてディレクトリAが指定されていた場合、ディレクトリAに受信した動画ファイルを格納する。
【0077】
一方、閲覧者は、端末30を用いて動画提供サーバー220へアクセスし、Web画面上で所望の動画を指定することによって動画要求を行う(ステップS412)。
【0078】
動画提供サーバー220は、閲覧者の端末30から動画要求を受信すると、動画提供部222によって、動画ファイル格納領域228の動画要求で指定されるディレクトリから動画ファイルを取得する(ステップS413)。そして、動画提供サーバー220は、動画提供部222によって、取得した動画ファイルを閲覧者の端末30へ送信する(ステップS414)。
【0079】
閲覧者の端末30は、動画ファイルを受信し実行することによって、TV電話端末20で撮影されたTV端末映像を動画として表示ユニットに表示する(ステップS415)。
【0080】
上記第四実施例に係る動画蓄積配信システム1004では、PRI/BRI変換器40を備えることによって、TV電話端末20の利用者は、サブアドレスを指定した1回の電話発信で、TV電話映像をインターネット上で閲覧可能とすることができる。また、複数ある動画提供サーバー220、220−1及び220−2のどのディレクトリにTV電話端末20で撮影されたTV電話映像を格納するかを指定することができる。更に、TV電話端末20の利用者はサブアドレスによって配信先指定番号識別サーバー320に動画を格納すべきディレクトリを通知することができるため、特別な操作をすることなく、電話番号をダイアルする操作のみで、TV電話端末20の電話番号に対して複数のTV電話映像を別々に格納するための複数のディレクトリ(格納先)を指定することができる。
【0081】
また、配信先指定番号識別サーバー320は、TV電話番号20からの電話発信に対して着信しないため、TV電話番号20に対して課金しないようにすることができる。
【0082】
第四実施例に係る動画蓄積配信システム1004では、PRIによる23B+Dチャネルによるディジタル回線網からBRIによる2B+Dチャネルによるディジタル回線網への変換をPRI/BRI変換器40として例示したが、TV電話端末20で付加されたサブアドレスを取得後、そのサブアドレスを消去する構成であればよい。例えば、TV電話端末20側をサブアドレスを付加することができるBRIであってもよく、この場合、サブアドレスが付加されたBRIからサブアドレスを消去したBRIへの変換(BRIからBRIへの変換)を行えばよい。このように、動画蓄積配信システム1004のネットワーク構成は、TV電話端末20からの発信がディジタル回線網を介せばよく、そのチャネル数によって制限されるものではない。また、動画ファイル変換配信サーバー120がPRIに対応する装置であれば、BRIからBRIへの変換と同様に、サブアドレスを消去するように構成すれば良い。
【0083】
第五実施例では、TV電話端末20が自動着信録画機能を有する場合に、その自動着信録画機能を利用してTV電話端末20に自動録画をさせる構成例について説明する。
[第五実施例]
本発明の第五実施例に係る動画蓄積配信システムについて図13、図14及び図15で説明する。図13は、本発明の第五実施例に係る動画蓄積配信システムのネットワーク構成を示す図である。図10中、図1に示す動画蓄積配信システム1001又は図7に示す動画蓄積配信システム1003と同様の構成部分には同一の符号が付される。図13に示す動画蓄積配信システム1005のネットワーク構成では、インターネット網92に接続可能な端末30からのTV電話端末20に対する自動録画の設定を可能とするために、自動録画設定サーバー550が備えられている点において他実施例におけるネットワーク構成と異なっている。第二〜第四実施例同様に、他の複数の動画提供サーバー220−1及び220−2は、後述される動画提供サーバー220と同等の機能を有するものとする。よって、以下、説明の便宜のため、動画提供サーバー220として説明する。
【0084】
自動録画設定サーバー550は、CPU(中央処理装置)によって制御されるサーバーコンピュータであって、電話番号登録部551と、ディレクトリ情報取得部552と、録画情報取得部553と、録画指示部554とを有する。電話番号登録部551は、インターネット網91を経由して端末30からの録画要求に対して、自動録画をさせたいTV電話端末20の電話番号の登録を行う。ディレクトリ情報取得部552は、端末30の閲覧者から所望のディレクトリ名を取得する。録画情報取得部553は、インターネット網91を経由して端末30の閲覧者の操作に応じて、録画開始指示、録画停止指示、タイマー録画時刻、録画時間に関する録画操作情報を取得する。録画指示部554は、TV電話端末20の電話番号と録画操作情報とを動画ファイル変換配信サーバー150へ通知する。
【0085】
動画ファイル変換配信サーバー150は、第一から第四実施例における配信先取得部121及び電話番号取得部111の替わりに、録画制御部155と、TV電話発信部151とを有する点で異なっている。他処理部は、第一から第四実施例における処理部と同様であるため、その説明を省略する。
【0086】
録画制御部155は、動画ファイル変換配信サーバー150が自動録画設定サーバー550からTV電話端末20の電話番号と録画操作情報とを受信すると、該電話番号と該録画操作情報とに基づいて、TV電話発信部151と録画処理部112とを制御する。つまり、録画開始指示又はタイマー録画時刻になったら、TV電話発信部151に該電話番号に対してTV電話発信を行わせる。また、録画停止指示又は録画時間が経過したら、録画処理部112での処理を停止させる。TV電話発信部151は、録画制御部155による制御によって、自動録画設定サーバー550から通知されたTV電話端末20の電話番号(例えば、「090-9999-9999」)に対してTV電話発信する。
【0087】
動画提供サーバー230は、第三実施例と同様の機能構成であるためその説明を省略する。
【0088】
このように、動画蓄積配信システム1005によって、端末30の閲覧者からの指示に応じて、TV電話端末20へTV電話発信を行い、TV電話端末20で撮影されるTV電話映像をリアルタイムでインターネット上で閲覧することができる。また、端末30の閲覧者は、インターネット網92を介して動画ファイルの格納場所を指定できるため、同一のTV電話端末20で撮影した複数のTV電話映像を動画蓄積配信システム1002に格納させることができる。
【0089】
また、端末30は、Web画面上で所望する動画ファイルを指定するのみで、TV電話端末20が撮影したTV電話映像を動画として閲覧することができる。
【0090】
端末30は、閲覧者のPC又はTV電話端末等の動画を表示させることができる端末であれば良く、閲覧者がTV電話端末を持っていない場合であっても、TV電話端末20が送信したTV電話映像を閲覧することが可能となる。
【0091】
図14及び図15は、本発明の第五実施例に係る動画蓄積配信システムでの処理を説明するフローチャート図である。図13のネットワーク構成を参照しつつ、図14及び図15に示す処理について説明する。図13より、自動録画設定サーバー550は、端末30から録画要求を受信すると(ステップS501)、電話番号登録部551によって端末30の閲覧者が閲覧したいTV電話端末20の電話番号を取得する(ステップS502)。既に、電話番号が登録されている場合は、ステップS502での処理を省略することができる。
【0092】
更に、自動録画設定サーバー550は、ディレクトリ情報取得部552によって、TV電話端末20からのTV電話映像の格納先を配信先情報として端末30の閲覧者から取得する(ステップS503)。続けて、自動録画設定サーバー550は、録画情報取得部553によって、端末30から録画開始指示、録画停止指示、タイマー録画時刻、録画時間等の指示内容を示す録画情報を取得する(ステップS504)。そして、録画指示部554は、TV電話端末20の電話番号と、配信先情報と、録画情報とを動画ファイル変換配信サーバー150へ送信することによって、動画ファイル変換配信サーバー150によるTV電話端末20の自動録画を指示する(ステップS505)。
【0093】
動画ファイル変換配信サーバー150は、TV電話端末20の電話番号と、配信先情報と、録画情報とを自動録画設定サーバー550から受信すると、録画制御部155によって、該録画情報が録画開始指示である場合、TV電話発信部151にTV電話端末20へTV電話発信を行わせる。録画制御部155による制御によってTV電話発信部151は、TV電話端末20に対してTV電話発信を行う(ステップ506)。
【0094】
TV電話端末20は、動画ファイル変換配信サーバー150からの接続要求に応じて自動着信機能を起動して、音声と共にTV電話映像を動画ファイル変換配信サーバー150へ送信する(ステップS507)。
【0095】
動画ファイル変換配信サーバー150は、録画処理部112によって、TV電話端末20から送信されるTV電話映像を受信しつつ、所定記憶領域にリアルタイムに録画を行う(ステップS508)。動画ファイル変換配信サーバー110は、動画ファイル変換部113によって、録画したTV電話映像をインターネット上で閲覧可能な動画ファイルに変換して(ステップS509)、データ配信部114により、自動録画設定サーバー550から取得した配信先情報に基づいて、動画ファイル変換部113によって変換された動画ファイルをインターネット網92を経由してデータ配信する(ステップS510)。ここで、配信先情報が動画提供サーバー230のディレクトリAを指定しているとすると、動画ファイルは、配信先情報が動画提供サーバー230のディレクトリAに配信される。ここで動画ファイル変換部113によって変換された動画ファイルは、例えば、再生しながらダウンロード可能なストリーミング形式の動画ファイルである。
【0096】
動画提供サーバー230は、動画ファイル格納制御部231によって、インターネット網92を経由して、動画ファイルを受信する(ステップS511)。続けて、動画提供サーバー230は、動画ファイル格納制御部231によって、ステップS310にてデータ受信時に配信先として指定される動画ファイル格納領域のディレクトリ(例えば、ディレクトリA)に動画ファイルを格納する(ステップS512)。
【0097】
閲覧者は、端末30を用いて動画提供サーバー230へアクセスし、Web画面上で所望の動画を指定することによって動画要求を行う(ステップS513)。
【0098】
動画提供サーバー230は、閲覧者の端末30から動画要求を受信すると、動画提供部232によって、動画ファイル格納領域238の動画要求で指定されるディレクトリから動画ファイルを取得する(ステップS514)。そして、動画提供サーバー230は、動画提供部232によって、取得した動画ファイルを閲覧者の端末30へ送信する(ステップS515)。
【0099】
閲覧者の端末30は、動画ファイルを受信し実行することによって、TV電話端末20で撮影されたTV端末映像を動画として表示ユニットに表示する(ステップS516)。
【0100】
上記第五実施例に係る動画蓄積配信システム1005では、自動録画設定サーバー550を備えることによって、端末30の閲覧者からのTV電話端末20に対する遠隔操作を実現することができる。
【0101】
本発明に係る第一から第五実施例において、TV電話発信をインターネット網92に接続される動画ファイル変換配信サーバーに対して行うことにより、インターネット上で公開される動画コンテンツの作成を容易とする。
【0102】
また、動画コンテンツの更新を容易とし、多数の動画コンテンツの作成を短期間で行うことができる。TV電話端末20の利用者は、TV電話発信をするのみで動画コンテンツを作成することができる。従って、個人で動画コンテンツを作成して楽しむのみならず、動画コンテンツの管理規模が大きい団体又は企業にとっても、更新や作成にかかる時間、手間、コストを大幅に削減することができる。
【0103】
更に、遠方の居住者にとって、実物を見ることができない場合に、映像(動画)によってリアルタイムで見ることができる。
【0104】
また、従来、写真、絵、図等で説明を行っていた業種においても、TV電話端末からTV電話発信をする行為のみで映像を作成することができるため、よりリアルで分かり易い説明とすることができる。よって、閲覧者にとっても、実物を見るまでにかかる時間及びコストを削減することができる。
【0105】
更に、各実施例における動画提供サーバーにおいて、端末30を利用する閲覧者の登録及び閲覧者の認証を行うように構成することによって、プライバシーを考慮した動画配信システムを実現することができる。例えば、TV電話端末20の利用者が予め閲覧者を登録するように制限しても良い。
【符号の説明】
【0106】
20 TV電話端末
30 端末
91 PSTN網
92 インターネット網
110、120、150 動画ファイル変換配信サーバー
210、220、230 動画提供サーバー
320、340 配信先指定番号識別サーバー
430 動画ファイル配信先切換えサーバー
550 自動録画設定サーバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
公衆交換電話網を経由してテレビ電話端末から受信した映像を動画データに変換してデータ配信する動画変換配信サーバーと、該データ配信された動画データを格納し、インターネット網を介して接続されるパーソナルコンピュータからの動画要求に応じて該動画データを提供する動画提供サーバーとを有する動画蓄積配信システムにおける動画蓄積配信方法であって、
上記動画変換配信サーバーは、
上記公衆交換電話網を経由したテレビ電話発信に係る上記テレビ電話端末の電話番号情報を取得する電話番号情報取得手順と、
上記テレビ電話発信された映像を受信しつつ所定録画領域に録画する録画手順と、
上記録画手順において録画された上記映像をディジタル形式の上記動画データに変換する映像動画変換手順と、
上記インターネット網を経由して上記動画データをインターネット上で公開可能な上記動画提供サーバーに、上記電話番号情報と上記映像から変換された動画データとをデータ配信するデータ配信手順とを有し、
上記動画提供サーバーは、
上記動画変換配信サーバーから上記電話番号情報と共に配信された上記動画データを該電話番号情報と対応させて格納領域に格納する動画格納制御手順と、
上記インターネット網を介して接続されるパーソナルコンピュータからの上記電話番号情報を用いた動画要求に応じて上記動画データを該パーソナルコンピュータに提供する動画提供手順とを有するようにした動画蓄積配信方法。
【請求項2】
請求項1記載の動画蓄積配信方法であって、
上記電話番号情報取得手順は、上記公衆交換電話網から取得した上記テレビ電話端末の電話番号の全て又は一部を電話番号情報として取得するようにした動画蓄積配信方法。
【請求項3】
請求項1又は2記載の動画蓄積配信方法であって、
上記動画格納制御手順は、同一の電話番号情報が存在しないように動画データを管理し、同一の電話番号情報が既に存在する場合、該電話番号情報に対応させて動画データを上書きするようにした動画蓄積配信方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項記載の動画蓄積配信方法であって、
上記パーソナルコンピュータは、携帯電話又はPHSの種別と共に電話番号情報を指定して上記動画要求を行うようにした動画蓄積配信方法。
【請求項5】
公衆交換電話網を経由してテレビ電話端末から受信した映像を動画データに変換してデータ配信する動画変換配信サーバーであって、
上記公衆交換電話網を経由したテレビ電話発信に係る上記テレビ電話端末の電話番号情報を取得する電話番号情報取得手段と、
上記テレビ電話発信された映像を受信しつつ所定録画領域に録画する録画手段と、
上記録画手段において録画された上記映像をディジタル形式の上記動画データに変換する映像動画変換手段と、
上記インターネット網を経由してパーソナルコンピュータからの上記電話番号情報を用いた動画要求に応じて上記動画データを提供する動画提供サーバーに、上記電話番号情報と上記映像から変換された動画データとをデータ配信するデータ配信手段とを有するようにした動画変換配信サーバー。
【請求項6】
請求項5記載の動画変換配信サーバーであって、
上記電話番号情報取得手段は、上記公衆交換電話網から取得した上記テレビ電話端末の電話番号の全て又は一部を電話番号情報として取得するようにした動画変換配信サーバー。
【請求項7】
インターネットを介して接続される請求項6記載の動画変換配信サーバーからデータ配信される動画データをインターネット上で公開可能な動画提供サーバーであって、
上記動画変換配信サーバーから上記電話番号情報と共に配信された上記動画データを該電話番号情報と対応させて格納領域に格納する動画格納制御手段と、
上記インターネット網を介して接続されるパーソナルコンピュータからの上記電話番号情報を用いた動画要求に応じて上記動画データを該パーソナルコンピュータに提供する動画提供手段とを有するようにした動画提供サーバー。
【請求項8】
請求項7記載の動画提供サーバーであって、
上記動画格納制御手段は、同一の電話番号情報が存在しないように動画データを管理し、同一の電話番号情報が既に存在する場合、該電話番号情報に対応させて動画データを上書きするようにした動画提供サーバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−88130(P2010−88130A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−297329(P2009−297329)
【出願日】平成21年12月28日(2009.12.28)
【分割の表示】特願2002−348367(P2002−348367)の分割
【原出願日】平成14年11月29日(2002.11.29)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 平成14年6月10日 インターネットアドレス「http://www.itec.co.jp/news_release」、「http://k‐tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/0,,9750,00.html」に発表  平成14年6月11日 インターネットアドレス「http://pcweb.mycom.co.jp/mail/back/2002/020611.txt」、「http://vt.sakura.ne.jp/〜mita/foma/topicslog.html」、「http://www.zdnet.co.jp/mobile/0206/11/n_s04.html」、「http://www.web−do.jp/news/00000003.html」、「http://www.zdnet.co.jp/mobile/」、「http://fresheye.oem.melma.com/mag/44/m00002744/a00000276.html」に発表  平成14年6月12日 インターネットアドレス「http://www.kumagaya.or.jp/〜toba/mobile/BackLog/more_2kdcm14.html」に発表  平成14年6月17日 インターネットアドレス「http://www.isbi.co.jp/2002topics/」に発表  平成14年8月 株式会社回線媒体研究所の「「MRecord」パンフレット」に発表  平成14年8月19日の「日刊工業新聞」に発表  平成14年8月24日の「日本経済新聞」に発表  インターネットアドレス「http://www.lmr.gr.jp/mrecord/」、「http://www.lmr.gr.jp/press/press020610.html」に発表
【出願人】(398065461)株式会社回線媒体研究所 (10)
【Fターム(参考)】