説明

募金装置付自動販売機

【課題】時間や場所の制約をほとんど受けずに、簡単に募金することを可能とし、さらに、利用者が自ら募金額を決定できることを特徴とする募金装置付自動販売機を提供すること。
【解決手段】本件発明に係る自動販売機は入金額と商品価額との差額を算出する差額算出部と、募金額の入力を受付ける募金額受付部と、算出された差額と、受付けた募金額と、から釣銭額を算出する釣銭額算出部とを有する。本自動販売機の募金額受付部インターフェースより募金額を入力することで、商品を購入した際に生じる釣銭額の中から募金を行うことが可能である。募金額は利用者が自ら決定することができることを特徴とする。また、商品を購入しない場合であっても募金をすることができるという特徴を有する。さらに、自動販売機を利用する際に電子マネー機能を用いて支払いをする場合であっても募金が可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動販売機に募金の機能がついており、さらに利用者が自ら募金額を決定できることを特徴とする募金装置付自動販売機に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に募金を集める方法としては、街頭においてボランティア団体等の人々が募金箱を持ち人々に募金を呼びかけるものや、災害が起こったときにテレビ局等が募金専用ダイヤルや募金専用銀行口座を設置し募金を集めるもの等があった。
【0003】
また、特許文献1には募金を自動で受付ける装置が開示されている。さらに、特許文献2には自動販売機等により生じる釣銭を募金として受付ける装置が開示されている。
【特許文献1】特開平11−272766号公報
【特許文献2】特開2002−83344号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、街頭において募金を呼びかける方法においては呼びかける人等の人件費や活動運営費等の費用がかかるという問題があった。また、災害が起こったときの募金専用ダイヤルや募金専用銀行口座の設置については期限が限定されていることが多く、募金をしたいときにいつでも行えるというものではなかった。さらに銀行口座については、わざわざ銀行に行かなくてはならない点や、銀行口座番号をメモして持参しなくてはいけないという点で煩雑であった。
【0005】
また、特許文献1の発明のように募金を自動で受付ける装置であれば前記費用も削減でき、募金の期限も限られないがその装置の置いてある場所まで行かなくてならない点は改善されておらず、また作業にも時間をとられ煩雑である。
【0006】
さらに、特許文献2においては自動販売機の釣銭を募金するという発明がなされているが、その募金額を自ら決定することができず、利用者にとって便利であるとは言えない。
【0007】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、時間や場所の制約をほとんど受けずに、簡単に募金することを可能とし、さらに、利用者が自ら募金額を決定できることを特徴とする募金装置付自動販売機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、次に示す自動販売機を提供する。すなわち、第一の発明としては、入金額と商品価額との差額を算出する差額算出部と、募金額の入力を受付ける募金額受付部と、算出された差額と、受付けた募金額と、から釣銭額を算出する釣銭額算出部とを有する自動販売機を提供する。
【0009】
第二の発明としては、募金額受付部は、募金額を受付けるための硬貨単位又は/及び紙幣単位ボタンからなる募金ボタンを有する自動販売機を提供する。
【0010】
第三の発明としては、商品購入ボタンが押されない場合には差額算出部は、商品価額を0円として差額を算出する自動販売機を提供する。
【0011】
第四の発明としては、募金額受付部は、算出された差額を超えた入力があった場合には、算出された差額を募金額として受付ける超過切捨受付手段を有する自動販売機を提供する。
【0012】
第五の発明としては、入金額は、投入口から投入された硬貨又は紙幣の額面により取得される自動販売機を提供する。
【0013】
第六の発明としては、入金額を予め設定する入金額設定部と、入金額設定部により設定された額を電子的に取得することにより入金を行う電子マネー取得部とを有する自動販売機を提供する。
【0014】
第七の発明としては、商品購入ボタンが複数回押された場合には最終回に押されたボタンの情報のみを記憶する商品選択情報記憶部と、募金ボタンが複数回押された場合には全ての情報を加算的に記憶する募金額加算情報記憶部とを有する自動販売機を提供する。
【0015】
第八の発明としては、商品選択情報記憶部と募金額加算情報記憶部とに記憶している情報は返却レバーを押すことにより消去される記憶情報消去部を有する自動販売機を提供する。
【0016】
第九の発明としては、差額算出部と、募金額受付部と、釣銭額算出部と、の処理履歴情報を保持する処理履歴情報保持部と、保持されている処理履歴情報を外部に対して送信するための処理履歴情報送信部とを有する自動販売機を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本発明の募金装置付自動販売機によれば自動販売機の利用者は、時間や場所を選ばず、簡単に募金をすることが可能であり、募金のみのための利用も可能である。さらに、利用者は自ら募金額を決定することができる。また、電子マネーによる支払いの際にも募金することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下に本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
【0019】
実施形態1は、主に請求項1、5について説明する。
【0020】
実施形態2は、主に請求項2について説明する。
【0021】
実施形態3は、主に請求項3について説明する。
【0022】
実施形態4は、主に請求項4について説明する。
【0023】
実施形態5は、主に請求項6について説明する。
【0024】
実施形態6は、主に請求項7について説明する。
【0025】
実施形態7は、主に請求項8について説明する。
【0026】
実施形態8は、主に請求項9について説明する。
【0027】
実施形態9は、主に請求項1から9について説明する。
<<実施形態1>>
【0028】
<実施形態1:概要>本実施形態は自動販売機を現金による支払いで利用した際に生じる釣銭額の中から、利用者が自ら募金額を決定することが可能であることを特徴とする自動販売機について説明する。
【0029】
<実施形態1:構成>本実施形態に係る自動販売機は入金額と商品価額との差額を算出する差額算出部と、募金額の入力を受付ける募金額受付部と、算出された差額と、受付けた募金額と、から釣銭額を算出する釣銭額算出部とを有し、入金額は、投入口から投入された硬貨又は紙幣の額面により取得される。
【0030】
本実施形態に係る自動販売機の概略構成図を図1に示した。この図1において、自動販売機筐体(0100)の上部に商品(0101)が陳列してある。各商品の下には商品購入ボタン(0102)が設置されており、このボタンを押すことにより商品を選択することが可能である。また、商品陳列の下段右端に募金額受付部のインターフェース(0103)が設置されている。募金額受付部のインターフェースは利用者が募金額を指定できるようなシステムを有しているものであれば、どのような形で設けられていても良い。
【0031】
次に、図1において自動販売機筐体(0100)の中央部左側には広告用スペース(0104)、右側には表示部(0105)、硬貨投入口(0106)、紙幣投入口(0107)、返却レバー(0108)等が設置されている。ここで、表示部には投入金額等の情報が表示される。この自動販売機において、広告用スペースには募金先の情報が明記されており、利用者は募金先を確認できるため安心して募金することができる。
【0032】
次に、図1において自動販売機筐体(0100)の下部中央には、商品取出口(0109)、右端には釣銭取出口(0110)が設置されている。
【0033】
本実施形態に係る自動販売機の機能ブロックの一例を図2に示した。図2に示す本実施形態の「自動販売機」(0200)は、「差額算出部」(0201)と「募金額受付部」(0202)と「釣銭額算出部」(0203)とを有する。
【0034】
「差額算出部」(0201)は、利用者によって自動販売機の投入口から投入された硬貨又は紙幣の額面により取得される入金額と、利用者によって選択された商品の商品価格との差額を算出する部分である。ここで、投入口とは硬貨投入口及び紙幣投入口を合わせた総称である。例えば、利用者が投入口から200円を入金して120円の商品を選択した場合、差額算出部により算出される差額は80円になる。
【0035】
「募金額受付部」(0202)は、募金額を受付ける部分であり、自動販売機の利用者が自ら募金額を決定することが可能であることを特徴とする。
【0036】
「釣銭算出部」(0203)は、差額算出部によって算出された差額と募金額受付部によって受付けた募金額とから釣銭額を算出する部分である。例えば、算出された差額が80円であり、自動販売機の使用者が30円を募金額として決定すると、50円が釣銭額として算出される。
【0037】
次に、本実施形態に係る自動販売機のハードウェア構成の一例を図3に示した。この図を利用してそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、本実施形態の自動販売機は、「CPU(中央演算装置)」(0301)、「主メモリ」(0302)、「インターフェース」(0303)、「記憶装置」(0304)等で構成されており、それらが「システムバス」(0305)等のデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
【0038】
「主メモリ」は、差額算出プログラム(0306)、募金額受付プログラム(0307)、釣銭額算出プログラム(0308)を実行するために読み出すと同時にそのプログラムの作業領域であるワーク領域を提供する。
【0039】
「インターフェース」は、投入口(0309)、商品購入ボタン(0310)、募金額受付部インターフェース(0311)、表示部(0312)を備えている。
【0040】
「記憶装置」は、インターフェースから取り込まれた情報や各プログラムによって算出された情報を格納、保持する。
【0041】
「CPU」は、主メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、主メモリ上のデータやインターフェースを介して入力されるデータ、記憶装置に格納されているデータを処理することで各部の機能が実現される。
【0042】
(差額算出部の処理)
利用者によって自動販売機の投入口から硬貨又は紙幣が投入されると、「CPU」は投入されたの額面により入金額を取得し、入金額を記憶装置に格納、保持する。次に、利用者によって商品購入ボタンが押されると、「CPU」はその商品情報や商品価格を記憶装置に格納、保持する。「CPU」は記憶装置等に保持されている差額算出プログラムを「主メモリ」のワーク領域に読み込み、入金額、商品価格も「主メモリ」のワーク領域に一時的に記憶する。そして、「主メモリ」に展開されているプログラムを実行する。この処理により入金額と商品価格との差額を算出し、その差額を表示部に表示する。また、その差額を記憶装置に格納、保持する。
【0043】
(募金額受付部の処理)
「CPU」は記憶装置等に保持されている募金額受付プログラムを「主メモリ」のワーク領域に読み込み、利用者によって自動販売機の募金額受付部のインターフェースから募金額情報が入力されると、「主メモリ」に展開されているプログラムを実行する。この処理により募金額を算出し、その募金額を記憶装置に格納、保持する。
【0044】
(釣銭額算出部の処理)
さらに、「CPU」は記憶装置等に保持されている釣銭額算出プログラムを「主メモリ」のワーク領域に読み込み、差額及び募金額もワーク領域に一時的に記憶する。そして、「主メモリ」に展開されているプログラムを実行する。この処理により釣銭額を算出し、その釣銭額を表示部に表示する。また、その釣銭額を記憶装置に格納、保持する。
【0045】
<実施形態1:処理の流れ>本実施形態における処理の流れの一例を図4に示した。最初に、ステップS0401において利用者によって投入口から入金されたかを判断する。ここでの判断が入金されたとの判断であった場合にはステップS0402に移行する。一方、ここでの判断が入金されていないとの判断であった場合にはステップS0401に移行する。次に、ステップS0402においてその入金額を表示部に表示する。次に、ステップS0403において利用者によって商品購入ボタンが押されたかを判断する。ここでの判断が押されたとの判断であった場合にはステップS0404に移行する。一方、ここでの判断が押されていないとの判断であった場合にはステップS0405に移行する。次に、ステップS0404において該当の商品を出荷する。次に、ステップS0405において差額算出部によって算出された差額を表示部に表示する。次に、ステップS0406において利用者によって募金額受付部インターフェースより募金額情報が入力されたかを判断する。ここでの判断が入力されたとの判断であった場合にはステップS0407に移行する。一方、ここでの判断が入力されていないとの判断であった場合にはステップS0408に移行する。次に、ステップS0407において釣銭額算出部によって算出された釣銭額を表示部に表示する。次に、ステップS0408において表示部に表示されている金額を出金する。
【0046】
<実施形態1:効果>本実施形態の自動販売機により、自動販売機を利用した際の釣銭を簡単に募金することができる。また、募金額を自ら決定することができる。
【0047】
<実施形態1:具体例>本実施形態に係る自動販売機は募金装置を搭載しており、これは社会に貢献するものであって、さらに環境問題等に配慮したものであることが望ましい。そこで、推奨される具体的な設置例を以下に記す。自動販売機はその数が非常に多いことでエネルギー多消費による地球温暖化等の環境問題を引き起こしていると言われている。自動販売機はメーカー毎に設置されているのが現状であり、一所に2〜3台の自動販売機が設置されているのをよく見掛ける。そこで、メーカーを統合した1台の自動販売機に集約することを提案する。これにより、エネルギー消費量や電気代等の維持のコストを半減することが可能である。また、配送も協同配送方式にすることで、さらに燃料消費を削減できる。
【0048】
また、本実施形態の自動販売機を企業等の社内や工場等に設置した場合、広告用スペースには募金先の情報が明記されていることから、一目で募金に貢献している企業だということが分かる。さらに、前述のメーカー統合を実行している場合にはエネルギー消費量削減にも貢献していることになる。
<<実施形態2>>
【0049】
<実施形態2:概要>本実施形態は実施形態1を基本として、さらに具体的に募金額受付部のインターフェースとして募金ボタンを有することを特徴とした自動販売機について説明する。
【0050】
<実施形態2:構成>本実施形態に係る自動販売機の募金額受付部は、募金額を受付けるための硬貨単位又は/及び紙幣単位ボタンからなる募金ボタンを有する。
【0051】
本実施形態に係る自動販売機の概略構成図は図1に示したものとほぼ同様であり、各構成要素については実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。図5に、図1で示した募金額受付部のインターフェース(0103)の拡大図を示した。例えば、募金額受付部のインターフェースは100円募金ボタン(0501)、10円募金ボタン(0502)によって構成されている。
【0052】
この募金額受付部のインターフェースとして設置される募金ボタンは複数である必要はなく、1つでも構わない。また、「硬貨単位ボタン」とは100円募金ボタン、10円募金ボタンといった硬貨単位の募金ボタンであり、「紙幣単位ボタン」とは1000円募金ボタン、5000円募金ボタンといった紙幣単位の募金ボタンである。
【0053】
本実施形態に係る自動販売機の機能ブロックは図2に示したものとほぼ同様であり、「自動販売機」(0200)は、「差額算出部」(0201)と「募金額受付部」(0202)と「釣銭額算出部」(0203)とを有する。なお、「差額算出部」、「釣銭額算出部」に関しては実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0054】
「募金額受付部」(0202)は、募金額を受付ける部分であり、自動販売機の利用者が自ら募金額を決定することが可能であることを特徴とする。本実施形態においては自動販売機に100円募金ボタン及び10円募金ボタンといった2つのボタンが用意されており(図5の0501、0502)、このボタンが押し下げられた回数とその硬貨単位を乗じた額が募金額として受付けられる。例えば、10円募金ボタンが3回押された場合には30円が募金額として受付けられる。10円募金ボタンを押す度に10円ずつの募金が行われる仕組みである。
【0055】
次に、本実施形態に係る自動販売機のハードウェア構成の一例を図6に示した。この図を利用してそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、本実施形態の自動販売機は、「CPU(中央演算装置)」(0601)、「主メモリ」(0602)、「インターフェース」(0603)、「記憶装置」(0604)等で構成されており、それらが「システムバス」(0605)等のデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
【0056】
「インターフェース」は、投入口(0609)、商品購入ボタン(0610)、募金ボタン(0611)、表示部(0612)、返却レバー(0613)を備えている。
【0057】
「CPU」、「主メモリ」、「記憶装置」については、実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0058】
「差額算出部」、「釣銭額算出部」の各部の処理については、実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0059】
(募金額受付部の処理)
「CPU」は、記憶装置等に保持されている募金額受付プログラムを「主メモリ」のワーク領域に読み込み、利用者によって自動販売機の募金ボタンが押されることで募金額情報が入力されると、「主メモリ」に展開されているプログラムを実行する。この処理により募金額を算出し、その募金額を記憶装置に格納、保持する。
【0060】
<実施形態2:処理の流れ>本実施形態における処理の流れの一例を図7に示した。最初に、ステップS0701において利用者によって投入口から入金されたかを判断する。ここでの判断が入金されたとの判断であった場合にはステップS0702に移行する。一方、ここでの判断が入金されていないとの判断であった場合にはステップS0701に移行する。次に、ステップS0702においてその入金額を表示部に表示する。次に、ステップS0703において利用者によって商品購入ボタンが押されたかを判断する。ここでの判断が押されたとの判断であった場合にはステップS0704に移行する。一方、ここでの判断が押されていないとの判断であった場合にはステップS0705に移行する。次に、ステップS0704において該当の商品を出荷する。次に、ステップS0705において差額算出部によって算出された差額を表示部に表示する。次に、ステップS0706において利用者によって募金ボタンが押されたかを判断する。ここでの判断が押されたとの判断であった場合にはステップS0707に移行する。一方、ここでの判断が押されていないとの判断であった場合にはステップS0708に移行する。次に、ステップS0707において釣銭額算出部によって算出された釣銭額を表示部に表示する。次に、ステップS0708において、募金額が決定されたかの判断をする。ここでの判断が決定されたとの判断であった場合にはステップS0709に移行する。一方、ここでの判断が決定されていないとの判断であった場合にはステップS0706に移行する。次に、ステップS0709において表示部に表示されている金額を出金する。
【0061】
ここで、ステップS0708において利用者が募金額を決定する方法は返却レバーが押されたことによってなされても良いし、利用者が最後の入力を行ってから所定時間が経過したことによってなされても良い。
【0062】
<実施形態2:効果>募金額受付部のインターフェースとして募金ボタンを設置することにより、利用者は通常商品を購入する方法と同様の方法で簡単に募金額を決定することが可能である。
<<実施形態3>>
【0063】
<実施形態3:概要>実施形態2を基本として、商品を購入しない場合であっても募金のみをすることが可能である自動販売機について説明する。
【0064】
<実施形態3:構成>本実施形態に係る自動販売機は、商品購入ボタンが押されない場合には差額算出部は、商品価額を0円として差額を算出する自動販売機である。
【0065】
本実施形態に係る自動販売機の機能ブロックは図2に示したものとほぼ同様であり、各部については実施形態1及び2にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0066】
本実施形態に係る自動販売機のハードウェア構成は図6に示したものとほぼ同様であり、各部で行われる処理については実施形態1及び2にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0067】
<実施形態3:処理の流れ>本実施形態における処理の流れは図7に示したものとほぼ同様であり、その流れについては実施形態1及び2にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0068】
本実施形態は、図7で示したステップS0703において利用者によって商品購入ボタンが押されていないとの判断があった場合であり、この場合にはステップS0705に移行し、ここで差額算出部は商品価格を0円として差額を算出する。
【0069】
<実施形態3:効果>本実施形態によると利用者は商品を購入しない場合であっても募金のみを行うことが可能である。
<<実施形態4>>
【0070】
<実施形態4:概要>実施形態2を基本として、入金額と商品価格との差額を超えた募金額を受付けた場合について説明する。
【0071】
<実施形態4:構成>本実施形態に係る自動販売機の募金額受付部は、算出された差額を超えた入力があった場合には、算出された差額を募金額として受付ける超過切捨受付手段を有する。
【0072】
本実施形態に係る自動販売機の機能ブロックの一例を図8に示した。図8に示す本実施形態の「自動販売機」(0800)は、「差額算出部」(0801)と「募金額受付部」(0802)と「釣銭算出部」(0803)とを有し、「募金額受付部」が「超過切捨受付手段」(0804)を有することを特徴とする。
【0073】
「差額算出部」、「募金額受付部」、「釣銭算出部」については、実施形態1及び2にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0074】
「超過切捨受付手段」(0804)とは、募金額受付部に対し差額算出部で算出された差額を超えた入力があった場合には、算出された差額を募金額として受付ける手段である。例えば、算出された差額が80円であるのに対し、10円募金ボタンを9回以上押した場合には超過分は切り捨て、80円を募金額として受付ける。
【0075】
本実施形態に係る自動販売機のハードウェア構成は図6に示したものとほぼ同様であり、各部で行われる処理については実施形態1及び2にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0076】
<実施形態4:処理の流れ>本実施形態における処理の流れの一例を図9に示した。最初に、ステップS0901において利用者によって投入口から入金されたかを判断する。ここでの判断が入金されたとの判断であった場合にはステップS0902に移行する。一方、ここでの判断が入金されていないとの判断であった場合にはステップS0901に移行する。次に、ステップS0902においてその入金額を表示部に表示する。次に、ステップS0903において利用者によって商品購入ボタンが押されたかを判断する。ここでの判断が押されたとの判断であった場合にはステップS0904に移行する。一方、ここでの判断が押されていないとの判断であった場合にはステップS0905に移行する。次に、ステップS0904において該当の商品を出荷する。次に、ステップS0905において差額算出部によって算出された差額を表示部に表示する。次に、ステップS0906において利用者によって募金ボタンが押されたかを判断する。ここでの判断が押されたとの判断であった場合にはステップS0907に移行する。一方、ここでの判断が押されていないとの判断であった場合にはステップS0910に移行する。次に、ステップS0907において釣銭算出部によって算出された釣銭額が正の値であるかを判断する。ここでの判断が正の値であるとの判断であった場合にはステップS0908に移行する。一方、ここでの判断が正の値ではないとの判断であった場合にはステップS0909に移行する。一方、ここで、ステップS0908においては釣銭額算出部によって算出された釣銭額を表示部に表示する。また、ステップS0909においては釣銭額を0円として表示部に表示する。次に、ステップS0910において、募金額が決定されたかを判断する。ここでの判断が決定されたとの判断であった場合にはステップS0911に移行する。一方、ここでの判断が決定されていないとの判断であった場合にはステップS0906に移行する。次に、ステップS0911において表示部に表示されている金額を出金する。
【0077】
<実施形態4:効果>入金額と商品価格との差額を超えた募金額を受付けた場合には、差額を募金額として受付けるため、超過分を新たに入金する必要はない。また、全額募金するために募金ボタンを連打したとしても問題は生じない。さらに、釣銭を全て募金したいときには釣銭額よりも大きな額のボタン、もしくはその釣銭額と同等の額のボタンを押すことにより募金額を決めるためにボタンを押す回数を減らすことが可能である。
<<実施形態5>>
【0078】
<実施形態5:概要>本実施形態は自動販売機を利用する際に電子マネーで支払いをする場合であっても募金できることを特徴とする自動販売機について説明する。
【0079】
<実施形態5:構成>本実施形態に係る自動販売機は、入金額を予め設定する入金額設定部と、入金額設定部により設定された額を電子的に取得することにより入金を行う電子マネー取得部とを有する。
【0080】
図10に本実施形態に係る自動販売機の概略構成図を示した。この図10において、自動販売機筐体(1000)の上部に商品(1001)が陳列してある。各商品の下には商品購入ボタン(1002)が設置されており、このボタンにより商品を選択することを可能とする。また、商品陳列下段右端に募金額受付部のインターフェース(1003)が設置されている。
【0081】
次に、図10において自動販売機筐体(1000)の中央部左側には公告用スペース(1004)、電子マネー取得部(1005)、右側には表示部(1006)、硬貨投入口(1007)、紙幣投入口(1008)、返却レバー(1009)等が設置されている。ここで、表示部には商品価格等の情報が表示される。
【0082】
次に、図10において自動販売機筐体(1000)の下部中央には、商品取出口(1010)、右端には釣銭取出口(1011)が設置されている。
【0083】
本実施形態に係る自動販売機の機能ブロックの一例を図11に示した。図11に示す本実施形態の「自動販売機」(1100)は、「差額算出部」(1101)と「募金額受付部」(1102)と「入金額設定部」(1103)と「電子マネー取得部」(1104)を有する。
【0084】
「差額算出部」(1101)は、入金額と、利用者によって選択された商品の商品価格との差額を算出する部分である。入金される前に商品購入ボタンが押された場合には、入金額は0円として差額を算出する。例えば、利用者が120円の商品を選択した場合には差額算出部によって算出される差額は120円になる。
【0085】
「募金額受付部」(1102)は、募金額を受付ける部分であり、自動販売機の利用者が自ら募金額を決定することが可能であることを特徴とする。利用者によって入力された金額を募金額として受付ける。募金額受付部のインターフェースとして、例えば募金ボタンを有していても良い。
【0086】
「入金額設定部」(1103)は、入金額を予め設定する部分である。具体的には、商品購入ボタンが押されたことにより選択された商品の商品価格や、募金ボタンが押されたことにより設定される募金額とにより算出される。利用者は入金額設定部によって設定される金額を表示部で確認することができる。
【0087】
「電子マネー取得部」(1104)は、入金額設定部により設定された額を電子的に取得することにより入金を行う部分である。実際には電子マネー取得部に電子マネー機能を持った媒体を近づけたり、接触させたりすることで入金を行う。
【0088】
本実施形態に係る自動販売機のハードウェア構成の一例を図12に示した。この図を利用してそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、本実施形態の自動販売機は、「CPU(中央演算装置)」(1201)、「主メモリ」(1202)、「インターフェース」(1203)、「記憶装置」(1204)等で構成されており、それらが「システムバス」(1205)等のデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
【0089】
「主メモリ」は、差額算出プログラム(1206)、募金額受付プログラム(1207)、入金額設定プログラム(1208)を実行するために読み出すと同時にそのプログラムの作業領域であるワーク領域を提供する。
【0090】
「インターフェース」は、電子マネー取得部(1209)、商品購入ボタン(1210)、募金ボタン(1211)、表示部(1212)、を備えている。
【0091】
「CPU」、「記憶装置」については、実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0092】
(差額算出部の処理)
利用者によって商品購入ボタンが押されると、「CPU」はその商品情報や商品価格を記憶装置に格納、保持する。「CPU」は記憶装置等に保持されている差額算出プログラムを「主メモリ」のワーク領域に読み込み、商品価格も「主メモリ」のワーク領域に一時的に記憶する。そして、「主メモリ」に展開されているプログラムを実行する。この処理により商品価格を差額として算出し、その差額を記憶装置に格納、保持する。
【0093】
(募金額受付部の処理)
「CPU」は記憶装置等に保持されている募金額受付プログラムを「主メモリ」のワーク領域に読み込み、利用者によって自動販売機の募金ボタンが押されると、「主メモリ」に展開されているプログラムを実行する。この処理により募金額を算出し、その募金額を記憶装置に格納、保持する。
【0094】
(入金額設定部の処理)
さらに、「CPU」は記憶装置等に保持されている入金額設定プログラムを「主メモリ」のワーク領域に読み込み、差額及び募金額もワーク領域に一時的に記憶する。そして、「主メモリ」に展開されているプログラムを実行する。この処理により入金を算出し、その入金額を表示部に表示する。また、その入金額を記憶装置に格納、保持する。
【0095】
<実施形態5:処理の流れ>本実施形態における処理の流れの一例を図13示した。最初に、ステップS1301において利用者によって商品購入ボタンが押されたかを判断する。ここでの判断が押されたとの判断であった場合にはステップS1302に移行する。一方、ここでの判断が押されていないとの判断であった場合にはステップS1303に移行する。次に、ステップS1302においてステップS1301で選択された商品の商品価格が表示部に表示される。次に、ステップS1303において利用者によって募金ボタンが押されたかを判断する。ここでの判断が押されたとの判断であった場合にはステップS1304に移行する。一方、ここでの判断が押されていないとの判断であった場合にはステップS1305に移行する。次に、ステップS1304において商品価格と募金額とを加算した額を表示部に表示する。次に、ステップS1305において利用者によって電子マネーが入金されたかを判断する。ここでの判断が入金されたとの判断であった場合にはステップS1306に移行する。一方、ここでの判断が押されていないとの判断であった場合にはステップS1305に移行する。次に、ステップS1306において該当の商品を出荷する。
【0096】
以上の処理の流れにより、商品を購入し募金をしたい場合、商品の購入だけをしたい場合、募金だけをしたい場合の何れの場合でも利用が可能である。また、ここに示したフローチャートは一例に過ぎず、例えば、商品購入ボタンと募金ボタンが押される順は逆であっても構わない。
【0097】
<実施形態5:効果>本実施形態によれば、自動販売機を利用する際に電子マネー機能を用いて支払いをする場合であっても募金をすることができる。この機能を搭載していると電子マネーによって商品を購入することが多い時代に移り変わったとしても簡単に募金を集めることが可能である。
<<実施形態6>>
【0098】
<実施形態6:概要>本実施形態は実施形態5を基本として、商品購入ボタンや募金ボタンが複数回押された場合について説明する。
【0099】
<実施形態6:構成>本実施形態に係る自動販売機は商品購入ボタンが複数回押された場合には最終回に押されたボタンの情報のみを記憶する商品選択情報記憶部と、募金ボタンが複数回押された場合には全ての情報を加算的に記憶する募金額加算情報記憶部とを有する。
【0100】
本実施形態に係る自動販売機の機能ブロックの一例を図14に示した。図14に示す本実施形態の「自動販売機」(1400)は、「差額算出部」(1401)と「募金額受付部」(1402)と「入金額設定部」(1403)と「電子マネー取得部」(1404)と「商品選択情報記憶部」(1405)と「募金額加算情報記憶部」(1406)とを有する。
【0101】
「差額算出部」、「募金額受付部」、「入金額設定部」、「電子マネー取得部」については、実施形態5にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0102】
「商品選択情報記憶部」(1405)は、商品購入ボタンが複数回押された場合には最終回に押されたボタンの情報のみを更新して記憶する部分である。最終回に押された商品購入ボタンの商品価格から差額算出部によって算出された差額が、商品選択情報記憶部に記憶される。
【0103】
「募金額加算情報記憶部」(1406)は、募金ボタンが複数回押された場合には全ての募金額情報を加算的に記憶する部分である。募金額受付部で受付けられた募金額が、加算的に募金額加算情報記憶部に記憶される。
【0104】
本実施形態に係る自動販売機のハードウェア構成の一例を図15に示した。この図を利用してそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、本実施形態の自動販売機は、「CPU(中央演算装置)」(1501)、「主メモリ」(1502)、「インターフェース」(1503)、「記憶装置」(1504)等で構成されており、それらが「システムバス」(1505)等のデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
【0105】
「記憶装置」は、インターフェースから取り込まれた情報や各プログラムによって算出された情報を格納、保持する。本実施形態においては、商品選択情報(1513)、募金額加算情報(1514)を格納、保持することを特徴とする。
【0106】
「CPU」、「主メモリ」、「インターフェース」については、実施形態1及び5にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0107】
(差額算出部の処理)
利用者によって商品購入ボタンが押されると、「CPU」はその商品情報や商品価格を記憶装置に格納、保持する。「CPU」は記憶装置等に保持されている差額算出プログラムを「主メモリ」のワーク領域に読み込み、商品価格も「主メモリ」のワーク領域に一時的に記憶する。そして、「主メモリ」に展開されているプログラムを実行する。この処理により商品価格が差額として算出し、その差額を記憶装置に商品選択情報として格納、保持する。
【0108】
(商品選択情報記憶部の処理)
差額算出部の処理により、差額を記憶装置に商品選択情報として格納、保持した後に、再び利用者によって商品購入ボタンが押された場合には、差額算出部は前記の処理を繰り返す。このとき、「CPU」は記憶装置に以前記憶された商品選択情報を消去し、新たに算出された差額を商品選択情報として格納、保持する。この処理は、電子マネー取得部からの電子マネーの入金がなされるまで繰り返される。
【0109】
(募金額受付部の処理)
「CPU」は記憶装置等に保持されている募金額受付プログラムを「主メモリ」のワーク領域に読み込み、利用者によって自動販売機の募金ボタンが押されると、「主メモリ」に展開されているプログラムを実行する。この処理により募金額を算出し、その募金額を記憶装置に募金額加算情報として格納、保持する。
【0110】
(募金額加算情報記憶部の処理)
募金額受付部の処理により、募金額を記憶装置に募金額加算情報として格納、保持した後に、再び利用者によって募金ボタンが押された場合には、募金額受付部は前記の処理を繰り返す。このとき、「CPU」は、記憶装置に以前記憶された募金額加算情報に加算して、新たに算出された募金額を募金額加算情報として格納、保持する。この処理は、電子マネー取得部からの電子マネーの入金がなされるまで繰り返される。
【0111】
(入金額設定部の処理)
さらに、「CPU」は記憶装置等に保持されている入金額設定プログラムを「主メモリ」のワーク領域に読み込み、商品選択情報及び募金額加算情報もワーク領域に一時的に記憶する。そして、主メモリに展開されているプログラムを実行する。この処理により入金を算出し、その入金額を表示部に表示する。また、その入金額を記憶装置に格納、保持する。
【0112】
<実施形態6:処理の流れ>本実施形態における処理を説明する概念図を図16に示した。利用者によって、商品購入ボタンや募金ボタンが複数回押された場合に、自動販売機がどのような判断をするかを場合分けして説明する。図16(a)から(d)の各図においてAからDは商品であり、各商品の下には商品購入ボタンが設置されている。さらに、EとFは募金受付ボタンの硬貨又は/及び紙幣単位ボタンの募金額単位を表記している部分である。この部分の下に設置されている募金ボタンが押されることにより募金額の入力がなされる。また、同図の(1)から(6)はボタンが押される順番を表すものである。
【0113】
まず、図16(a)は商品購入ボタンが複数回押された場合である。利用者が商品Aの商品購入ボタン、商品Dの商品購入ボタン、商品Cの商品購入ボタンという順に押した場合には、商品Cのみが選択される。
【0114】
次に、図16(b)は募金ボタンが複数回押された場合である。利用者が募金額Eの募金ボタン、募金額Fの募金ボタン、募金額Fの募金ボタンという順に押した場合には、E×1+F×2[円]が募金額として決定される。
【0115】
次に、図16(c)は商品購入ボタンが複数回押された後、募金ボタンが複数回押された場合である。利用者が商品Aの商品購入ボタン、商品Bの商品購入ボタン、募金額Eの募金ボタン、募金額Fの募金ボタンという順に押した場合には、商品Bのみが選択され、商品E×1+F×1[円]が募金額として決定される。
【0116】
次に、図16(d)は商品購入ボタンが押された後、募金ボタンが複数回押され、さらに商品購入ボタンが押された場合である。利用者が商品Aの商品購入ボタン、募金額Eの募金ボタン、募金額Eの募金ボタン、募金額Fの募金ボタン、募金額Fの募金ボタン、商品Dの商品購入ボタン、という順に押した場合には、商品Dのみが選択され、商品E×2+F×2[円]が募金額として決定される。
【0117】
<実施形態6:効果>商品購入ボタンが複数回押された場合には、常に情報が更新され、1つの商品しか選択されないため、電子マネーによる入金を行った際に多数の商品が同時に出荷される事態を防ぐことができる。
【0118】
また、募金ボタンが複数回押された場合には、募金額情報は加算的に更新されるため、利用者は自ら募金額を決定することができる。
<<実施形態7>>
【0119】
<実施形態7:概要>本実施形態は実施形態6を基本として、利用者が一度入力した商品購入ボタンの情報や募金ボタンの情報を取り消したい場合には返却レバーを押すことにより全ての入力情報がキャンセルされる場合について説明する。
【0120】
<実施形態7:構成>本実施形態に係る自動販売機は、商品選択情報記憶部と募金額加算情報記憶部とに記憶している情報は返却レバーを押すことにより消去される記憶情報消去部を有する。
【0121】
本実施形態に係る自動販売機の機能ブロックの一例を図17に示した。図17に示す本実施形態の「自動販売機」(1700)は、「差額算出部」(1701)と「募金額受付部」(1702)と「入金額設定部」(1703)と「電子マネー取得部」(1704)と「商品選択情報記憶部」(1705)と「募金額加算情報記憶部」(1706)と「記憶情報消去部」(1707)を有する。
【0122】
「差額算出部」、「募金額受付部」、「入金額設定部」、「商品選択情報記憶部」、「募金額加算情報記憶部」については、実施形態6にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0123】
「記憶情報消去部」(1707)は、商品選択情報記憶部と募金額加算情報記憶部とに記憶している情報は返却レバーが押されることにより消去する部分である。
【0124】
本実施形態に係る自動販売機のハードウェア構成の一例を図18に示した。この図を利用してそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、本実施形態の自動販売機は、「CPU(中央演算装置)」(1801)、「主メモリ」(1802)、「インターフェース」(1803)、「記憶装置」(1804)等で構成されており、それらが「システムバス」(1805)等のデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
【0125】
「主メモリ」は、差額算出プログラム、募金額受付プログラム、入金額設定プログラム、記憶情報消去プログラムを実行するために読み出すと同時にそのプログラムの作業領域であるワーク領域を提供する。
【0126】
「インターフェース」は、電子マネー取得部(1810)、商品購入ボタン(1811)、募金ボタン(1812)、表示部(1813)、返却レバー(1814)を備えている。
【0127】
「CPU」、「記憶装置」については、実施形態1及び6にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0128】
「差額算出部」、「募金額受付部」、「入金額設定部」、「商品選択情報記憶部」、「募金額加算情報記憶部」の各部の処理については、実施形態6にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0129】
(記憶情報処理部の処理)
「CPU」は、記憶装置等に保持されている記憶情報消去プログラムを「主メモリ」のワーク領域に読み込む。利用者によって返却レバーが押されると、「主メモリ」に展開されているプログラムを実行する。この処理により記憶装置に商品選択情報及び募金額加算情報として格納、保持されていた情報を消去する。また、表示部に0円を表示する。
【0130】
<実施形態7:処理の流れ>本実施形態における処理を説明する概念図を図19に示した。利用者によって、商品購入ボタンや募金ボタンが複数回押され、さらに返却レバーが押された場合に、自動販売機がどのような判断をするかを説明する。図19においてAからDは商品であり、各商品の下には商品購入ボタンが設置されている。また、EとFは募金受付ボタンの硬貨又は/及び紙幣単位ボタンの募金額単位を表記している部分である。この部分の下に設置されている募金ボタンが押されることにより募金額の入力がなされる。さらに、Gは返却レバーである。また、同図の(1)から(6)はボタンが押される順番を表すものである。
【0131】
まず、図19は商品購入ボタンや募金ボタンが複数回押される間に返却レバーが押された場合である。利用者が商品Aの商品購入ボタン、募金額Eの募金ボタン、募金額Fの募金ボタンを押した後に返却レバーGを押し、さらに、商品Aの商品購入ボタン、募金額Fの募金ボタンという順に押した場合には、商品Aのみが選択され、F×1[円]が募金額として決定される。つまり、返却レバーを押すことによってそれ以前に入力した情報を消去することができる。
【0132】
<実施形態7:効果>誤って募金額を設定してしまった場合に、返却レバーを押すことによってその情報を消去することが可能である。また、消去される情報は、募金額加算情報のみであっても構わない。
<<実施形態8>>
【0133】
<実施形態8:概要>本実施形態は自動販売機に記憶されている商品売上高情報及び募金額情報を自動販売機本体から読み出し、外部のコンピュータを用いて情報管理するための情報管理システムについて説明する。
【0134】
<実施形態8:構成>本実施形態に係る自動販売機は差額算出部と、募金額受付部と、釣銭額算出部と、の処理履歴情報を保持する処理履歴情報保持部と、保持されている処理履歴情報を外部に対して送信するための処理履歴情報送信部とを有する。
【0135】
本実施形態の概念図を図20に示した。自動販売機(2001)に対し、ハンディーターミナル(2002)と、外部のコンピュータ(2003)を用いることで自動販売機に記憶されている情報の管理を行うことができる。
【0136】
本実施形態に係る自動販売機の機能ブロックの一例を図21に示した。本実施形態の「自動販売機」(2100)は、「差額算出部」(2101)と「募金額受付部」(2102)と「釣銭額算出部」(2103)と「入金額設定部」(2104)と「電子マネー取得部」(2105)と「商品選択情報記憶部」(2106)と「募金額加算情報記憶部」(2107)と「記憶情報消去部」(2108)と「処理履歴情報保持部」(2109)と「処理履歴情報送信部」(2110)を有し、「募金額受付部」が「超過切捨受付手段」(2111)を有することを特徴とする。また、外部で情報を管理するための「コンピュータ」(2113)と自動販売機からコンピュータへの情報媒体として、「ハンディーターミナル」(2112)を必要とする。
【0137】
「差額算出部」、「募金額受付部」、「釣銭額算出部」、「入金額設定部」、「電子マネー取得部」、「商品選択情報記憶部」、「募金額加算情報記憶部」、「記憶情報消去部」、「超過切捨受付手段」については、実施形態1から7にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0138】
「処理履歴情報保持部」(2109)は、差額算出部と、募金額受付部と、釣銭額算出部と、の処理履歴情報を保持する部分である。管理者はこの情報から商品売上高情報及び募金額情報を得ることができる。
【0139】
「処理履歴情報送信部」(2110)は、保持されている処理履歴情報を外部に対して送信するための部分である。実際にはハンディーターミナル等の情報媒体を用いて処理履歴情報送信部から情報を読み出す。
【0140】
「ハンディーターミナル」(2112)は、自動販売機に設置されている処理履歴情報送信部から赤外線通信等によって情報を取得し、外部のコンピュータにその情報を落とし込む情報媒体である。
【0141】
「コンピュータ」(2113)は、一般に使用されているどのようなコンピュータでも良い。情報管理システムといったソフトウェアを用いて情報を管理することが可能である。
【0142】
本実施形態に係る自動販売機のハードウェア構成の一例を図22に示した。この図を利用してそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、本実施形態の自動販売機は、「CPU(中央演算装置)」(2201)、「主メモリ」(2202)、「インターフェース」(2203)、「記憶装置」(2204)、「I/O(インプット/アウトプット)」(2205)等で構成されており、それらが「システムバス」(2206)等のデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
【0143】
「主メモリ」は、差額算出プログラム(2207)、募金額受付プログラム(2208)、釣銭額算出プログラム(2209)、入金額設定プログラム(2210)、記憶情報消去プログラム(2211)を実行するために読み出すと同時にそのプログラムの作業領域であるワーク領域を提供する。
【0144】
「インターフェース」は、投入口(2212)、電子マネー取得部(2213)、商品購入ボタン(2214)、募金ボタン(2215)、表示部(2216)、返却レバー(2217)を備えている。
【0145】
「記憶装置」は、インターフェースから取り込まれた情報や各プログラムによって算出された情報を格納、保持する。本実施形態においては、商品選択情報(2218)、募金額加算情報(2219)、処理履歴情報(2220)を格納、保持することを特徴とする。
【0146】
「I/O」は、情報の入出力を行う。本実施形態においては、処理履歴情報送信部を有することを特徴とする。
【0147】
「CPU」については、実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0148】
「差額算出部」、「募金額受付部」、「釣銭額算出部」、「入金額設定部」、「商品選択情報記憶部」、「募金額加算情報記憶部」、「記憶情報処理部」の各部の処理については、実施形態1から7にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0149】
(処理履歴情報保持部の処理)
差額算出部によって処理される、入金額、商品価格、募金額受付部によって処理される募金額、釣銭額算出部によって処理される釣銭額、等の情報を、処理履歴情報として記憶装置に格納、保持する。
【0150】
(処理履歴情報送信部の処理)
I/Oから信号等の入力があると、「CPU」は、記憶装置に格納、保持している処理履歴情報を読み出し、I/Oから赤外線通信等の手段でその情報を送信する。
【0151】
<実施形態8:処理の流れ>自動販売機に設置されているI/Oに信号等の入力があると、自動販売機の記憶装置に格納、保持している処理履歴情報をI/Oから送信する。その送信された情報をハンディーターミナルに読み込み、さらに、コンピュータに落とし込む。
【0152】
<実施形態8:効果>このような情報管理システムを有することにより、商品売上高情報及び募金額情報等を簡単に外部コンピュータにより管理することができる。
<<実施形態9>>
【0153】
<実施形態9:概要>本実施形態は実施形態1から8を基本として、さらに自動販売機内にディスプレイと音声装置が設置されている自動販売機について説明する。
【0154】
<実施形態9:構成>本実施形態に係る自動販売機は、利用者に情報を提供するためのディスプレイと音声装置とを有する。
【0155】
本実施形態に係る自動販売機の概略構成図を図23に示した。この図23において、自動販売機筐体(2300)の右側上部と下部に商品(2301)が陳列してある。各商品の下には商品購入ボタン(2302)が設置されており、このボタンを押すことにより商品を選択することが可能である。また、商品陳列の中段右端に募金額受付部のインターフェース(2303)が設置されている。また、右側中央部には表示部(2304)、硬貨投入口(2305)、返却レバー(2306)、紙幣投入口(2307)、釣銭取出口(2308)等が設置されている。さらに、最下部には商品取出口(2309)が設置されている。募金額受付部のインターフェースは利用者が募金額を指定できるようなシステムを有しているものであれば、どのような形で設けられていても良い。また、募金と同時に氏名やペンネームを入力できるシステムを有していても良いし、指紋や虹彩もしくは識別番号等により個人を識別し、個人毎の募金合計金額を算出できる機能を有していても構わない。
【0156】
次に、図23において自動販売機筐体(2300)の左全体にはディスプレイ(2310)が設置されており、募金先の情報や募金状況情報等を映像で表示できる。さらに、最上部には音声装置(2311)が設置されている。
【0157】
本実施形態に係る自動販売機の機能ブロックは図21に示したものとほぼ同様であり、各部については実施形態1から8にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0158】
本実施形態に係る自動販売機のハードウェア構成の一例を図24に示した。この図を利用してそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、本実施形態の自動販売機は、「CPU(中央演算装置)」(2401)、「主メモリ」(2402)、「インターフェース」(2403)、「記憶装置」(2404)、「I/O(インプット/アウトプット)」(2405)等で構成されており、それらが「システムバス」(2406)等のデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
【0159】
「主メモリ」は、差額算出プログラム(2407)、募金額受付プログラム(2408)、釣銭額算出プログラム(2409)、入金額設定プログラム(2410)、記憶情報消去プログラム(2411)、募金内容印刷プログラム(2412)、募金額ランキング決定プログラム(2413)、募金履歴発行プログラム(2414)を実行するために読み出すと同時にそのプログラムの作業領域であるワーク領域を提供する。
【0160】
「インターフェース」は、投入口(2415)、電子マネー取得部(2416)、商品購入ボタン(2417)、募金額受付部インターフェース(2418)、表示部(2419)、返却レバー(2420)、ディスプレイ(2421)、音声装置(2422)を備えている。
【0161】
「I/O」は、情報の入出力を行う。本実施形態においては、プリンター(2426)と、処理履歴情報送信部と、募金情報発信部と、募金情報受信部を有することを特徴とする。
【0162】
「CPU」、「記憶装置」については、実施形態1及び8にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0163】
「差額算出部」、「募金額受付部」、「釣銭額算出部」、「入金額設定部」、「商品選択情報記憶部」、「募金額加算情報記憶部」、「記憶情報処理部」、「処理履歴情報保持部」、「処理履歴情報送信部」の各部の処理については、実施形態1から8にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
【0164】
(募金情報発信部と募金情報受信部の処理)
所定の時間毎、もしくは信号の入力があると、「CPU」は記憶装置に格納、保持している募金情報を読み出し、I/Oインターフェースからインターネット通信等の手段で情報を発信する。また、他の自動販売機から募金情報が受信されると、「CPU」はその情報を記憶装置に格納、保持する。
【0165】
<実施形態9:各種の実施例>
【0166】
(自動販売機が募金を受け入れた際に音声で募金内容や募金先情報を出力する)
「CPU」は、募金額受付部によって記憶装置に格納、保持されている募金額情報を読み出し、音声装置からその情報を含んだ文字列を音声出力する。合わせて募金先情報を音声出力しても良い。
【0167】
(自動販売機から販売される商品パッケージに募金内容等を印刷する)
「CPU」は、記憶装置等に格納、保持されている募金内容印刷プログラムと募金額情報を「主メモリ」に読み出し、「主メモリ」に展開されている募金内容印刷プログラムを実行する。この処理により、プリンターを用いて商品のパッケージに募金内容等を印刷することが可能である。
【0168】
(自動販売機が募金者の氏名やニックネーム等を音声出力してお礼を言う)
利用者は、募金額受付部のインターフェースから氏名やニックネーム等を入力することが可能である。また、電子マネー取得部から電子的に入金を取得する際に、氏名やニックネーム等の情報も合わせて取得することも可能である。「CPU」は前記のようにして取得した募金者の氏名やニックネーム等の情報を記憶装置に格納、保持する。次に、記憶装置に格納、保持している募金者の氏名、ニックネーム等の情報を読み出し、音声装置からその情報を出力する。例えば、「○○さん、募金ありがとうございます。」という出力をする。募金額の情報も合わせて出力しても良い。また、出力される音声は複数のパターンが用意されていても良い。例えば、複数の芸能人の声を録音しておき、利用者がボタン等によって好きな芸能人を選択した情報を元に出力しても良いし、利用者が購入した商品の宣伝をしている芸能人の声を選択して出力しても良い。また、ランダムな出力であっても良い。さらに、電子マネーにより入金される場合においては、利用者が好きな芸能人が誰であるかの情報を合わせて取得し、その情報を元に出力する音声を選択することも可能である。
【0169】
(自動販売機に本日の募金者、今週の募金者等の氏名やニックネーム等を表示する)
「CPU」は、記憶装置に格納、保持している募金者の氏名、ニックネームや募金額情報等を読み出し、その情報をディスプレイに表示する。
【0170】
(自動販売機に募金額ランキング等を表示する)
「CPU」は、記憶装置に格納、保持している募金額ランキング決定プログラムと募金者の氏名、ニックネームや募金額情報等の情報を「主メモリ」に読み出す。次に、「CPU」は、「主メモリ」に展開されている募金額ランキング決定プログラムを実行する。この処理により決定したランキングを、ディスプレイに表示する。このランキングは一の自動販売機に限られたランキングであっても良いし、日本中に設置されている募金装置付自動販売機のデータを集計して決定したランキングであっても良い。
【0171】
(自動販売機に募金を受け取る人たちのメッセージ映像等を表示する)
上記の募金状況のディスプレイへの表示に加えて、募金を受け取る人たちのメッセージ映像等をディスプレイに表示することで、より効果的に募金を集めることが可能となると考えられる。
【0172】
(自動販売機に過去の募金履歴証明書の発行機能をもたせる)
「CPU」は、記憶装置に格納、保持している募金履歴発行プログラムと募金者の氏名、ニックネームや募金額情報等の情報を「主メモリ」に読み出す。次に、「CPU」は、「主メモリ」に展開されている募金履歴発行プログラムを実行する。この処理により募金者の氏名、ニックネームや募金額情報を記載した証明書を発行する。さらに、自動販売機に個人識別機能を持たせることによって、過去の募金履歴を集計した証明書を発行することも可能である。この募金履歴証明書は、電子的なものであっても、印刷されたものであっても構わない。
【0173】
<実施形態9:効果>自動販売機にディスプレイと音声装置を設置することにより、募金状況や募金を受け取る人たちの状況を利用者に分かりやすく伝えることが可能である。
【0174】
また、募金に貢献したことを出力する機能を持ち合わせることで、利用者に募金を促す効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0175】
【図1】実施形態1に係る自動販売機の概略構成図
【図2】実施形態1に係る自動販売機の機能ブロックの一例を示す図
【図3】実施形態1に係る自動販売機のハードウェア構成の一例を示す図
【図4】実施形態1における処理の流れの一例を示すフロー図
【図5】実施形態2に係る募金額受付部のインターフェースの拡大図
【図6】実施形態2に係る自動販売機のハードウェア構成の一例を示す図
【図7】実施形態2における処理の流れの一例を示すフロー図
【図8】実施形態4に係る自動販売機の機能ブロックの一例を示す図
【図9】実施形態4における処理の流れの一例を示すフロー図
【図10】実施形態5に係る自動販売機の概略構成図
【図11】実施形態5に係る自動販売機の機能ブロックの一例を示す図
【図12】実施形態5に係る自動販売機のハードウェア構成の一例を示す図
【図13】実施形態5における処理の流れの一例を示すフロー図
【図14】実施形態6に係る自動販売機の機能ブロックの一例を示す図
【図15】実施形態6に係る自動販売機のハードウェア構成の一例を示す図
【図16】実施形態6における処理を説明する概念図
【図17】実施形態7に係る自動販売機の機能ブロックの一例を示す図
【図18】実施形態7に係る自動販売機のハードウェア構成の一例を示す図
【図19】実施形態7における処理を説明する概念図
【図20】実施形態8の概念図
【図21】実施形態8に係る自動販売機の機能ブロックの一例を示す図
【図22】実施形態8に係る自動販売機のハードウェア構成の一例を示す図
【図23】実施形態9に係る自動販売機の概略構成図
【図24】実施形態9に係る自動販売機のハードウェア構成の一例を示す図
【符号の説明】
【0176】
0100 自動販売機筐体
0101 商品
0102 商品購入ボタン
0103 募金額受付部のインターフェース
0104 広告用スペース
0105 表示部
0106 硬貨投入口
0107 紙幣投入口
0108 返却レバー
0109 商品取出口
0110 釣銭取出口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入金額と商品価額との差額を算出する差額算出部と、
募金額の入力を受付ける募金額受付部と、
算出された差額と、受付けた募金額と、から釣銭額を算出する釣銭額算出部と、
を有する自動販売機。
【請求項2】
募金額受付部は、
募金額を受付けるための硬貨単位又は/及び紙幣単位ボタンからなる募金ボタンを有する請求項1に記載の自動販売機。
【請求項3】
商品購入ボタンが押されない場合には差額算出部は、商品価額を0円として差額を算出する請求項1又は2に記載の自動販売機。
【請求項4】
募金額受付部は、算出された差額を超えた入力があった場合には、算出された差額を募金額として受付ける超過切捨受付手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載の自動販売機。
【請求項5】
入金額は、投入口から投入された硬貨又は紙幣の額面により取得される請求項1から4のいずれか一に記載の自動販売機。
【請求項6】
入金額を予め設定する入金額設定部と、
入金額設定部により設定された額を電子的に取得することにより入金を行う電子マネー取得部と、
を有する請求項1から5のいずれか一に記載の自動販売機。
【請求項7】
商品購入ボタンが複数回押された場合には最終回に押されたボタンの情報のみを記憶する商品選択情報記憶部と、
募金ボタンが複数回押された場合には全ての情報を加算的に記憶する募金額加算情報記憶部と、
を有する請求項1から6のいずれか一に記載の自動販売機。
【請求項8】
商品選択情報記憶部と募金額加算情報記憶部とに記憶している情報は返却レバーを押すことにより消去される記憶情報消去部
を有する請求項1から7のいずれか一に記載の自動販売機。
【請求項9】
差額算出部と、募金額受付部と、釣銭額算出部と、の処理履歴情報を保持する処理履歴情報保持部と、
保持されている処理履歴情報を外部に対して送信するための処理履歴情報送信部と、
を有する請求項1から8のいずれか一に記載の自動販売機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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