説明

包装用箱

【課題】作業効率の向上を図る。
【解決手段】胴体部1の下端の周囲に、第1外底フラップ10、第1内底フラップ11、第2外底フラップ12、第2内底フラップ13を順に連設し、各フラップ10、11、12、13をその基端で内側に折り曲げると共に、両外底フラップ10、12の先端部を係合させることで、底面部を形成する様にした包装用箱であり、第1外底フラップ10の先端部に複数の突片部14、14aを間隔をおいて形成し、第2外底フラップ12の先端部にして第1外底フラップ10の突片部14、14aの隣接箇所の入込部15、15aに対応する部位に突片部16、16aを設けることによって、両内底フラップ11、13を折り曲げた後、両外底フラップ10、12を折り曲げさせ、対向する一対のフラップを一組ずつ順に折り曲げさせることで、フラップ折り曲げ順序を簡潔にし、組み立て時の心理的な負担を軽減して、作業効率の向上を図る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、段ボール箱等の様に底面部がフラップで構成される包装用箱に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、キャベツやバナナ等の野菜や果物を種別に所定数量分をひとまとめに梱包して運搬する際、一般に段ボール箱が用いられている。
段ボール箱の形式は多種有り(例えば、非特許文献1参照)、内容物その他の諸条件により適宜選択使用されるが、底面部を構成する各フラップを、ステープラー等の留具を用いず、フラップどうしを係合させることで封緘をするものとしては、上記非特許文献1の第2頁表2中のコード番号0215及びコード番号0216のもの等が見受けられる。
これらは、底面部の組み立てに際し、先ず一方の長さ面の下端に設けた第1底面フラップをその基端で内側に折り曲げ、次いで両幅面下端に設けた第2底面フラップ、第4底面フラップを共に折り曲げ、最後に他方の長さ面の下端に設けた第3底面フラップを折り曲げ、該第3底面フラップ先端に設けた突片部を、第1底面フラップ先端中央に設けた入込部に差し込み、この差し込まれた突片部を第1底面フラップ上面上に重ねることで、底面部を封緘する様にしている。
つまり、最後に折り曲げられ最下方に位置する第3底面フラップの両脇の上に第2底面フラップ、第4底面フラップが重なり、これらの上に第1底面フラップの両脇が重なり、この第1底面フラップ中央の上であり各フラップの重ね合わせの最上方に、基端側が最下方に位置している第3底面フラップの先端に設けた突片部が重なり、各フラップは相互に束縛しあって底面部が封緘されるのである。
【0003】
【非特許文献1】「段ボール箱の形式 JIS Z 1507」、財団法人日本規格協会、平成元年7月31日発行、2〜3頁、表2
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、梱包作業の現場においては、作業者が必ずしも熟練した者ばかりでなく、また一般に大量の箱を迅速に組み立てなければならないため、上記箱の様に、フラップ折り曲げ順序が決まっており、その上、第1底面フラップ折り曲げ後に、この第1底面フラップ対向位置ではなく、両脇に位置する第2底面フラップ及び第4底面フラップを折り曲げる工程を挟んで、最後に第3底面フラップを折り曲げる、との工程順序は、迅速に作業を勧める上で、心理的な煩わしさを伴う手順であり、特に非熟練者にとっては、正確な作業が妨げられ、作業遅延の原因となっていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題に鑑み、胴体部下端の周囲に、第1外底フラップ、第1内底フラップ、第2外底フラップ、第2内底フラップを順に連設し、各フラップをその基端で内側に折り曲げると共に、両外底フラップ先端部を係合させることで、底面部を形成する様にした包装用箱であり、第1外底フラップ先端部に複数の突片部を間隔をおいて形成し、第2外底フラップ先端部にして第1外底フラップ突片部の隣接箇所の入込部に対応する部位に突片部を設けると共に、該第2外底フラップ突片部の隣接箇所を入込部として、前記第1外底フラップ突片部に対応させることによって、両内底フラップを折り曲げた後、両外底フラップを折り曲げさせ、対向する一対のフラップを一組ずつ順に折り曲げさせることで、フラップ折り曲げ順序を簡潔にし、組み立て時の心理的な負担を軽減させ、作業効率の向上を図る様にして、上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0006】
要するに本発明は、胴体部下端の周囲に、第1外底フラップ、第1内底フラップ、第2外底フラップ、第2内底フラップを順に連設し、各フラップをその基端で内側に折り曲げると共に、両外底フラップ先端部を係合させることで、底面部を形成する様にした包装用箱であり、第1外底フラップ先端部に複数の突片部を間隔をおいて形成し、第2外底フラップ先端部にして第1外底フラップ突片部の隣接箇所の入込部に対応する部位に突片部を設けると共に、該第2外底フラップ突片部の隣接箇所を入込部として、前記第1外底フラップ突片部に対応させたので、つまり対向する両外底フラップに突片部を設けて、これらを係合させることから、、フラップの折り曲げに際し、先ず両内底フラップを折り曲げ、次いで両外底フラップを折り曲げ、対向する一対のフラップを一組ずつ順に折り曲げれば良いため、フラップ折り曲げ順序が簡潔であり、初心者でも作業手順を習熟し易く、また作業者の折り曲げ動作に無理なく、人の動作特性に合致しているため、心理的な負担を軽減させて、作業効率の向上を図ることが出来る。
又、外底フラップどうしを相互に束縛させて、ステープラー等の留具を用いることなく底面部を封緘することが出来る。
【0007】
底面部を形成するに際し、先ず胴体部を上下逆さにして、両内底フラップを折り曲げた後、両外底フラップを折り曲げ、外底フラップにより、内底フラップを押し下げ、揺動させつつ、一旦外底フラップ先端部を胴体部下端(各フラップ基端であり、この時上端)よりも更に下方に押し下げ、これを上方に戻しながら、一方の外底フラップ突片部と、他方の外底フラップ入込部を噛み合わせて、外底フラップ先端部どうしを係合させるのであるが、外底フラップは、その側縁部を内側傾斜の斜辺として、基端側に比して先端側の幅を狭く形成し、略台形としたので、外底フラップ先端隅角部が内底フラップ基端部から幾分離れて、内底フラップ基端部近くに当たらないため、外底フラップにより、内底フラップを押し下げ、揺動させねばならない角度が、内底フラップ基端部近くに外底フラップ先端隅角部が当たる場合に比べて小さくなり、押し下げに対する内底フラップの復元抵抗力が弱くなって、底面部の形成作業が容易となる。
【0008】
突片部は、その基端側に比して先端側の幅を広く形成したので、底面部形成後の第1外底フラップ突片部と第2外底フラップ突片部が夫々の基端側にて噛み合い、幅広となる途中の中間部で引っ掛かって、容易に抜けてしまわないことから、封緘がより確実となって信頼性の向上を図ることが出来る。
【0009】
一方の外底フラップ突片部を、他方の外底フラップ入込部の奥の上面に積重して、外底フラップどうしを係合させることから、積重部位だけが厚くなるため、荷の座りを良くするためには、積重部位両脇にて内底フラップが被梱包物の荷重により若干変形して陥没せねばならないが、内底フラップにその幅方向に長い細隙孔を貫設したので、内底フラップの細隙孔より先端側の部位が胴体部と繋がっているのは、細隙孔の脇の僅かな部分だけであり、また貫設箇所が基端部寄りであるから、大部分が規制されずに自由度大きく、変形が容易である。
従って、例えば、胴体部の剛性の向上を図るために、包装用箱形成素材をより肉厚にして、各フラップもより厚くなっても、内底フラップが具合良く変形して、馴染みが良く、荷の座りを良好に保つことが出来る。
【0010】
細隙孔は、内底フラップにおいて、底面部形成後に外底フラップ側縁部と重合する部位より先端側に、該重合部位に沿ってくの字形に形成したので、内底フラップは、細隙孔より先端側では、幾分変形して、外底フラップの先端部の積重により生じる凹凸に馴染み、また細隙孔より基端側では、内底フラップの基端と細隙孔との中間部の裏面に外底フラップ側縁部が当接し、内底フラップの細隙孔より基端側は、外底フラップ側縁部により支持され、細隙孔側を上方にして傾斜状態となる(図6及び図7を参照)。
そして、包装用箱が小さく、あまり強大な剛性を求められずに、その形成素材が薄くて良いものであれば、内底フラップの細隙孔より基端側でも被梱包物の荷重により充分に変形し、外底フラップによる凹凸に馴染むが、包装用箱がより大きく、形成素材を厚くし、剛性を高くせねばならない場合、内底フラップの細隙孔より基端側は、胴体部下端と繋がり、而も連繋部が屈曲していること、及び素材の抗折強度が高いことから、変形が困難である。
従って、剛性の高い素材で形成した包装用箱の上記傾斜状態の部分が被梱包物の荷重を受けると、外底フラップ側縁部を支点にして湾曲しながら細隙孔側(力点)が押し下げられ、その結果、梃子の原理で、内底フラップ基端部(作用点)が押し上げられ、胴体部が僅かに押し上げられ(押し上げ方向の力がかかり)、若干の歪みを生じる。
【0011】
ここで、仮に内底フラップが細隙孔にて区切られていないと、支点から力点(内底フラップ先端部)までが長くなって、より強大な力が胴体部下端に作用するため、胴体部下端がより大きく押し上げられ、胴体部下端と底面部周囲が載置面から浮いてしまって、底面部中央側のみで載置面と接触することとなって、箱の座りが不安定になってしまい、被梱包物を収納した包装用箱を複数個積み上げることが出来ない。
【0012】
しかしながら、本発明の包装用箱は、内底フラップが細隙孔にて区切られているため、支点力点間長さが短く抑えられて、胴体部下端が受ける力が低減化されることから、胴体部が若干押し上げられても、少しばかり歪むだけで、胴体部下端と底面部周囲は載置面から浮いてしまわず、載置面に接触しており、座りが良く、被梱包物を収納した包装用箱を複数個積み上げることが出来る。
又、細隙孔が、底面部形成後に外底フラップ側縁部と重合する部位より先端側に、該重合部位に沿ってくの字形に形成されているため、外底フラップの係合後に側縁部側にて生じる胴体部との隙間に、内底フラップの細隙孔より基端側の部分が覆い被さり、封緘状態をより確実なものとすることが出来る等その実用的効果甚だ大である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の包装用箱につき、実施例を示し、詳細に説明する。
図1は本発明に係る包装用箱の展開図、図2及び3は図1の包装用箱の組み立て(底面部形成)段階を表す底面図、図4は組み立て後の底面図、図5は水平断面図、図6は図5のA−A断面図、図7は図5のB−A断面図、図8は図5のC−C断面図である。
【0014】
本実施例の包装用箱は、段ボールから成り、図1に示す様に、ワンピース形のもので、組み立て後に四角筒形の胴体部1となる側壁2〜5が、罫線(クリーズ)Cを介して、直列に連設され、各側壁2〜5の上端に罫線(スコアー)Sを介して天面フラップ6〜9を連設し、側壁2〜5の下端に、罫線(スコアー)Sを介して、第1外底フラップ10、第1内底フラップ11、第2外底フラップ12、第2内底フラップ13を夫々連設している。
【0015】
第1外底フラップ10の先端部には、突片部14、14aが所定の間隔をおいて形成され、第2外底フラップ12の先端部にして第1外底フラップ10の突片部14、14aの隣接箇所の入込部15、15aに対応する部位に突片部16、16aを設けると共に、該突片部16、16aの隣接箇所を入込部17、17aとして、前記突片部14、14aに対応させている。
本実施例のものでは、突片部14、14aは各外底フラップ10、12に夫々2枚が形成されているが、突片部14、14aの枚数に制限はなく、各外底フラップ10、12に複数形成され、一方の外底フラップ10、12に設けられた突片部と、他方の外底フラップ10、12に形成された入込部の数量が合致し、両外底フラップ10、12が係合可能であれば良い。
【0016】
外底フラップ10、12は、その側縁部18、19、20、21を内側傾斜の斜辺として、基端側に比して先端側の幅を狭く形成し、外底フラップ10、12の外形を略台形としている。
【0017】
又、外底フラップ10の突片部14aおよび外底フラップ12の突片部16aについては、その基端側に比して先端側の幅を広く形成しており、このことにより、図4に示す様に、底面部形成後の突片部14aと突片部16aが夫々の基端側にて噛み合い、幅広となる途中の中間部で引っ掛かって、容易に抜けてしまわないことから、封緘がより確実となる。
尚、本実施例のものでは、突片部14a、16aの相互に噛み合う片側の側縁部のみを斜辺としたが、突片部14、16についても他の突片部14、16と噛み合う片側のみ同様にしたり、また突片部が3枚以上形成されたものにあっては、一部の突片部又は全ての突片部について、他の突片部と噛み合う片側又は両側の側縁部を斜辺とするなど適宜である。
【0018】
図1〜図5に示す様に、内底フラップ11、13の基端部寄りであって、底面部形成後に外底フラップ10、12の側縁部18、19、20、21と重合する部位より先端側に、内底フラップ11、13の幅方向に長い細隙孔(スリット)22、23を貫設しており、該細隙孔22、23は、内底フラップ11、13と外底フラップ10、12の側縁部18、19、20、21が重合する部位に沿ってくの字形に形成されている。
【0019】
図1及び図5中の24は、側壁2の側端に罫線(クリーズ)Cを介して設けた継ぎ代であり、該継ぎ代24により、側壁2と側壁5とが連結され、側壁2〜5により、図5に示す様に、四角筒形の胴体部1が形成され、該胴体部1の下端の周囲に、第1外底フラップ10、第1内底フラップ11、第2外底フラップ12、第2内底フラップ13が順に連設されることになるのである。
又、図1中の25、25aは、側壁3及び側壁5の中央上端寄りに刳り抜き形成した手掛け孔である。
【0020】
底面部を形成する際は、図2〜図4に示す様に、先ず胴体部1を上下逆さにして、両内底フラップ11、13を折り曲げた後、両外底フラップ10、12を折り曲げ、図3に示す様に、外底フラップ10、12により、内底フラップ11、13を押し下げ、揺動させつつ、一旦外底フラップ10、12の先端部を胴体部1の下端(各フラップ10、11、12、13基端であり、この時上端)よりも更に下方に押し下げ、これを上方に戻しながら、図4に示す様に、一方の外底フラップ10、12の突片部14、14a、16、16aを、他方の外底フラップ10、12の入込部17a、17、15a、15の奥の上面に積重し噛み合わせて、外底フラップ10、12の先端部どうしを係合させる。
【0021】
この時、外底フラップ10、12が略台形であることから、図3に示す様に、外底フラップ10、12の先端隅角部(側縁部18、19、20、21の先端)が内底フラップ11、13の基端部から幾分離れて、内底フラップ11、13の基端部近くに当らないため、外底フラップ10、12により、内底フラップ11、13を押し下げ、揺動させねばならない角度が、例えば、外底フラップ10、12が略長方形で、内底フラップ11、13基端部近くに外底フラップ10、12の先端隅角部が当たる場合に比べて小さくなる。
【0022】
そして、形成後の底面部では、図5〜図8に示す様に、突片部14、14a、16、16aの外底フラップ10、12への積重により、積重部位だけが厚くなるが、内底フラップ11、13における側縁部18、19、20、21との重合部位より先端側であってなるべく基端側に、前記重合部位に沿ってくの字形の細隙孔22、23が設けられていることから、内底フラップ11、13は、細隙孔22、23より先端側(主に、図5中に二点鎖線で示した範囲R)では、幾分凹変して、外底フラップ10、12の先端部の積重により生じる凹凸に全体が馴染み、また細隙孔22、23より基端側では、図6〜図8に示す様に、内底フラップ11、13の基端と細隙孔22、23との中間部の裏面に側縁部18、19、20、21が当接し、内底フラップ11、13の細隙孔22、23より基端側は、側縁部18、19、20、21により支持され、細隙孔22、23側を上方にした傾斜状態となる。
【0023】
従って、上記傾斜状態の部分は、被梱包物の荷重を受けると、外底フラップ10、12の側縁部18、19、20、21を支点にして湾曲しながら細隙孔22、23側(力点)が押し下げられ、その結果、梃子の原理で、内底フラップ11、13の基端部(作用点)が押し上げられ、胴体部1が僅かに押し上げられ、つまり押し上げ方向に力がかかることとなるが、内底フラップ11、13が細隙孔22、23にて区切られ、分断されているため、支点力点間長さが短く抑えられて、胴体部1の下端が受ける力が小さく、胴体部1の下端が押し上げ方向の力を受けても、使用に支障のない程度の若干の歪みを生じるだけで、胴体部1の下端と底面部周囲は載置面から浮いてしまわず、設置状態が保持される。
【0024】
因みに、外底フラップ10、12の係合後に側縁部18、19、20、21側にて生じる胴体部1との隙間は、内底フラップ11、13の細隙孔22、23より基端側の部分が覆い被さり、封緘されるのである。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係る包装用箱の展開図である。
【図2】図1の包装用箱の組み立て段階を表す底面図であり、両内底フラップを折り曲げ、更に片側の外底フラップを折り曲げた状態を示す図である。
【図3】図1の包装用箱の組み立て段階を表す底面図であり、図2の段階に次いで両外底フラップ先端を胴体部下端よりも更に下方に押し下げた状態を示す図である。
【図4】組み立て後の包装用箱の底面図である。
【図5】包装用箱の水平断面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】図5のB−A断面図である。
【図8】図5のC−C断面図である。
【符号の説明】
【0026】
1 胴体部
10 外底フラップ
11 内底フラップ
12 外底フラップ
13 内底フラップ
14、14a 突片部
15、15a 入込部
16、16a 突片部
17、17a 入込部
18 側縁部
19 側縁部
20 側縁部
21 側縁部
22 細隙孔
23 細隙孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
胴体部下端の周囲に、第1外底フラップ、第1内底フラップ、第2外底フラップ、第2内底フラップを順に連設し、各フラップをその基端で内側に折り曲げると共に、両外底フラップ先端部を係合させることで、底面部を形成する様にした包装用箱であり、
第1外底フラップ先端部に複数の突片部を間隔をおいて形成し、第2外底フラップ先端部にして第1外底フラップ突片部の隣接箇所の入込部に対応する部位に突片部を設けると共に、該第2外底フラップ突片部の隣接箇所を入込部として、前記第1外底フラップ突片部に対応させたことを特徴とする包装用箱。
【請求項2】
外底フラップは、その側縁部を内側傾斜の斜辺として、基端側に比して先端側の幅を狭く形成したことを特徴とする請求項1記載の包装用箱。
【請求項3】
突片部は、その基端側に比して先端側の幅を広く形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の包装用箱。
【請求項4】
内底フラップの基端部寄りにその幅方向に長い細隙孔を貫設したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の包装用箱。
【請求項5】
細隙孔は、内底フラップにおいて、底面部形成後に外底フラップ側縁部と重合する部位より先端側に、該重合部位に沿ってくの字形に形成したことを特徴とする請求項4記載の包装用箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−113818(P2009−113818A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−285695(P2007−285695)
【出願日】平成19年11月2日(2007.11.2)
【出願人】(000212647)中津川包装工業株式会社 (7)
【Fターム(参考)】