説明

包装箱

【課題】一体または別体で形成した蓋壁による閉塞作業性を向上する。
【解決手段】閉塞壁(底壁10)の外側に外周壁(端壁12A,12Bおよび側壁14A,14B)を設け、この外周壁の先端開口部を蓋壁(蓋フラップ30A,30B)で閉塞するようにした包装箱において、外周壁の少なくとも1つの壁(端壁12A)を、外壁部16と、外壁部16に連続する連続壁部17と、連続壁部17に連続する内壁部18とを有する二重壁により構成し、この二重壁構造の壁12Aに、内壁部18の一部上端を切り起こし、連続壁部17と略面一に連続して内壁部18より内向きに突出する第1係止片22を設けるとともに、蓋壁(30A,30B)に、外周壁の開口部を閉塞した状態で、連続壁部17および第1係止片22の内面の少なくとも一方に係止する第2係止片32を外向きに突設する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の商品を収容する段ボール紙製の包装箱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の包装箱は、閉塞された底壁の外側に外周壁を立設したもので、その内部に所定の商品が収容される。そして、外周壁の上端開口部は、一体または別体に形成された蓋壁によって閉塞される。
【0003】
例えば、特許文献1には、矩形状をなす底壁の外側に、外周壁を構成する各一対の端壁および側壁を連設した包装箱が記載されている。この包装箱は、各端壁に蓋壁を構成する内フラップを連設し、その境界部分中央に係止孔を形成している。また、各側壁には、蓋壁を構成する外フラップを連設し、その先端両側に係止片を突設している。そして、この包装箱は、内フラップの上方に位置するように外フラップを折り曲げ、外フラップの係止片を内フラップの係止孔に差し込んで係止することにより、蓋の閉塞状態を維持するように構成されている。
【0004】
また、特許文献2には、矩形状をなす底壁の外側に、特許文献1と同様に外周壁を構成する各一対の端壁および側壁を連設した包装箱が記載されている。この包装箱は、各端壁に折込フラップを連設し、その略中央に係止孔を形成している。また、各側壁には、同様の折込フラップを連設している。そして、この包装箱は、これら端壁および側壁からなる外周壁の上端開口部を、係止孔に内側(対向縁)から挿入係止する係止片を備えた矩形状をなす別体の蓋壁によって閉塞する構成としている。
【0005】
しかしながら、特許文献1の包装箱は、内フラップの係止孔に外フラップの係止片を差し込む際に、外フラップに対して係止片を折り曲げなければならない。また、特許文献2の包装箱は、端壁に連設した折込フラップの係止孔に蓋壁の係止片を差し込む際に、蓋壁を両端から内向きに撓ませなければならない。そのため、いずれの包装箱も外周壁の上端開口部を閉塞する作業が繁雑である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実開昭51−134527号公報
【特許文献2】実開昭57−3613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、一体または別体で形成した蓋壁による閉塞作業性を向上できる包装箱を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本発明の包装箱は、閉塞壁の外側に外周壁を設け、この外周壁の先端開口部を蓋壁で閉塞するようにした包装箱において、前記外周壁の少なくとも1つの壁を、外壁部と、この外壁部に連続する連続壁部と、この連続壁部に連続する内壁部とを有する二重壁により構成し、この二重壁構造の壁に、前記内壁部の一部上端を切り起こし、前記連続壁部と略面一に連続して前記内壁部より内向きに突出する第1係止片を設けるとともに、前記蓋壁に、前記外周壁の開口部を閉塞した状態で、前記連続壁部および前記第1係止片の内面の少なくとも一方に係止する第2係止片を外向きに突設した構成としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の包装箱では、蓋壁を外周壁の先端開口部に配置し、内向きに押し込むだけで、内壁部より内方に突出した第1係止片を蓋壁に係止できる。また、第2係止片は、蓋体の寸法設定により、第1係止片が連設された連続壁部と内壁部の打抜部分の端縁との間に挿入できる。これにより、第1および第2係止片による係止力を向上できるため、外周壁の先端開口部を蓋壁によって閉塞した状態を確実に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係る第1実施形態の包装箱の開封状態を示す斜視図である。
【図2】図1の包装箱の閉塞状態を示す斜視図である。
【図3】図2の要部を示し、(A)は平面図、(B)断面図である。
【図4】第1実施形態の包装箱のブランクを示す平面図である。
【図5】第2実施形態の包装箱の開封状態を示す斜視図である。
【図6】図5の包装箱の閉塞状態を示す斜視図である。
【図7】第2実施形態の包装箱のブランクを示す平面図である。
【図8】(A),(B),(C)は包装箱の変形例を示す要部平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0012】
図1から図4は、本発明の第1実施形態に係る包装箱を示す。この包装箱は、底壁10の外側に各一対の端壁12A,12Bおよび側壁14A,14Bを備え、これらの先端開口部を一体に形成した蓋フラップ30A,30Bによって閉塞するものである。そして、本実施形態では、一対の端壁12A,12Bを二重壁構造として第1係止片22を形成し、蓋フラップ30A,30Bに形成した第2係止片32とで容易かつ確実に閉塞可能としたものである。
【0013】
この包装箱は、表紙および裏紙の間に波状をなすように中しんを配設した段ボール紙を、周知の紙器打抜装置(図示せず)によって図4に示す連続した一枚のブランクとして打ち抜き、所定部位を折り曲げることにより成形される。
【0014】
この包装箱のブランクは、中央に長方形状をなす底壁10を備えている。この底壁10は一端を閉塞する閉塞壁であり、その横方向の両端縁には各一対の差込孔11が設けられている。
【0015】
底壁10には、両端縁に端壁12A,12Bが連設され、その境界部分に肉厚を圧縮するように裏紙側から罫を入れて形成した折曲線13が設けられている。また、底壁10には、縦方向の両側縁に側壁14A,14Bが連設され、その境界部分に折曲線13と同様の折曲線15が設けられている。これら端壁12A,12Bはおよび側壁14A,14Bは、底壁10の外側に位置する外周壁を構成する。また、端壁12A,12Bは、互いに対向する一対の対向壁であり、側壁14A,14Bは、同様に互いに対向する一対の対向壁である。
【0016】
端壁12A,12Bは、底壁10に連続した外壁部16と、この底壁部の端縁に連続した連続壁部17と、この連続壁部17に連続した内壁部18とを備えた二重壁により構成されている。外壁部16と連続壁部17との境界部分には、直線状に延びる折曲線19が設けられている。連続壁部17と内壁部18との境界部分には、中央に内壁部18内に向けて迂回し、略横V字形状をなすように傾斜して延びる切断線20が設けられている。この切断線20の両端には、直線状に延びる折曲線21が設けられている。なお、折曲線19,21は、折曲線上に所定間隔をもって切断部を設けたリード罫によって構成されている。
【0017】
切断線20によって区画された連続壁部17の側には、組立状態で、内壁部18の一部上端を切り起こし、連続壁部17と面一に連続して内壁部18より内向きに突出する三角形状の第1係止片22が形成される。この第1係止片22は、折曲線21から頂部(突端)までの寸法が、製造材料である段ボール紙の肉厚と略同一に形成されている。また、切断線20の両端および中央には、内壁部18内に向けて横方向に延びる切断線23,23,23が設けられている。両端に位置する切断線23,23の端部間には折曲線24が設けられている。これら切断線23および折曲線24で区画された内部には、第2係止片32を連続壁部17の内面側に確実に挿入させるための挿入補助部として、一対の弾性変形部25が形成される。
【0018】
また、内壁部18の端縁には、組立状態で底壁10の差込孔11に差込可能な差込片26が突設されている。さらに、内壁部18には、組立状態の包装箱を分解する際に差込片26と差込孔11の係止を解除するための操作部27が設けられている。この操作部27は、内壁部18の端縁中央を略半円形状をなすように打ち抜いた打抜部により構成されている。
【0019】
側壁14A,14Bは、底壁10に連続する単一の壁により構成されている。この側壁14A,14Bの両端縁には、外壁部16と内壁部18との間に折り込まれる折込フラップ28が連設され、その境界部分に折曲線29が設けられている。
【0020】
また、側壁14A,14Bの側縁には、蓋壁を構成する蓋フラップ30A,30Bが連設され、その境界部分に折曲線31が設けられている。これら蓋フラップ30A,30Bは、端壁12A,12Bの内法に略一致する横幅であり、側壁14A,14B間の半分の領域をそれぞれ閉塞する。そして、蓋フラップ30A,30Bには、組立状態で端壁12A,12Bおよび側壁14A,14Bからなる外周壁の先端開口部を閉塞した状態で第1係止片22に一致する先端両側に、第2係止片32,32が外(横)向きに突設されている。これら第2係止片32,32は、第1係止片22を形成する切断線20の縦方向の端部間寸法より小さい縦寸法で形成されている。また、第2係止片32は、蓋フラップ30A,30Bの横方向の端縁から突端までの寸法が、第1係止片22と同様に、製造材料である段ボール紙の肉厚と略同一に形成されている。これにより、第2係止片32は、第1係止片22から連続壁部17にかけて内面に係止するように構成されている。
【0021】
このように構成した包装箱のブランクは、打ち抜かれた展開状態のまま所定の納入先に出荷される。納入先では、まず、底壁10に対して側壁14A,14Bを折り曲げるとともに、側壁14A,14Bに対して折込フラップ28を折り曲げる。その後、折込フラップ28を覆うように、底壁10に対して外壁部16を折り曲げ、ついで、外壁部16に対して連続壁部17を折り曲げた後、連続壁部17に対して内壁部18を折り曲げる。そして、内壁部18の差込片26を底壁10の差込孔11に差し込んで係止することにより、図1に示す開封状態の包装箱を組み立てる。
【0022】
次に、二重壁構造の端壁12A,12Bおよび単一壁構造の側壁14A,14Bからなる外周壁の内部に所定の商品を収容する。その後、側壁14A,14Bに対して蓋フラップ30A,30Bを折り曲げ、蓋フラップ30A,30Bを端壁12A,12Bおよび側壁14A,14Bからなる外周壁の先端開口部を配置する。そして、第2係止片32が第1係止片22の外面側に位置する状態で、蓋フラップ30A,30Bを内向きに押し込む。これにより、図2に示すように、蓋フラップ30A,30Bの第2係止片32が、内壁部18より内方に突出した第1係止片22を乗り越えて、この第1係止片22の内面側に係止する。
【0023】
第1および第2係止片22,32の係止状態では、図3(A),(B)に示すように、第1係止片22が、第2係止片32から蓋フラップ30A,30Bにかけて係止する。また、第2係止片32は、蓋フラップ30A,30Bおよび第2係止片32の寸法設定により、一部が連続壁部17と内壁部18の打抜部分の端縁との間に挿入される。この際、本実施形態では、内壁部18の打抜部分が三角形状をなし、段ボール紙の肉厚より隙間が小さい部分が存在するが、打抜部分の下部に形成される弾性変形部25によって確実に挿入作用を得ることができる。これにより、第1および第2係止片22,32の係止力を向上できる。その結果、端壁12A,12Bおよび側壁14A,14Bの先端開口部を蓋フラップ30A,30Bによって閉塞した状態を確実に維持できる。
【0024】
このように、本発明の包装箱は、一体に形成した蓋フラップ30A,30Bによる閉塞作業が極めて容易であるうえ、第1および第2係止片22,32の係止力によって閉塞状態を確実に維持することができる。
【0025】
図5乃至図7は、第2実施形態の包装箱を示す。この第2実施形態では、蓋壁である蓋体41を別体で構成するとともに、端壁12A,12Bの代わりに側壁14A,14Bを第1係止片22を有する二重壁構造とした点で、第1実施形態と大きく相違している。具体的には、第2実施形態の包装箱は、図7(A),(B)に示すように、本体ブランクと蓋ブランクとからなる。
【0026】
図7(A)に示すように、箱本体を構成する本体ブランクは、第1実施形態と同様に、中央に底壁10を備え、その両端縁に端壁12A,12Bが連設されるとともに、両側縁に側壁14A,14Bが連設されている。底壁10には両側縁中央に差込孔11が設けられている。
【0027】
端壁12A,12Bには、縦方向に位置する両側縁に折込フラップ28が連設され、その境界部分に折曲線33が設けられている。また、端壁12A,12Bには、各端縁に側壁14A,14B上に架設される枠壁34が連設され、その境界部分に折曲線35が設けられている。枠壁34の両側縁には、二重壁構造の側壁14A,14Bに差し込んで係止するための差込係止片36が連設され、その境界部分に折曲線37が設けられている。
【0028】
側壁14A,14Bは、底壁10に連続する外壁部16と、外壁部16に連続する連続壁部17と、連続壁部17に連続する内壁部18とを備えた二重壁からなる。この二重壁構造の側壁14A,14Bは、第1実施形態と同様に第1係止片22が設けられるとともに、弾性変形部25が設けられている。そして、内壁部18には、差込孔11に差し込まれる差込片26が突設されている。また、本実施形態では、連続壁部17および外壁部16には、これらにかけて連続して延びる差込係止孔38が設けられている。さらに、内壁部18には、横方向の各端縁に端壁12A,12Bの内面に重畳される重畳フラップ39が連設され、その境界部分に折曲線40が設けられている。この折曲線40は、他の折曲線とは異なり、段ボール紙の表紙側から肉厚を圧縮するように罫を入れて形成した所謂逆罫のものである。
【0029】
図7(B)に示すように、蓋体41を構成する蓋ブランクは、端壁12A,12B間および側壁14A,14Bの内法間の寸法と略同一の矩形状シートからなる。この蓋体41の両側縁中央には、第1実施形態と同様の第2係止片32が突設されている。
【0030】
この第2実施形態の包装箱を使用する際には、まず、底壁10に対して端壁12A,12Bを折り曲げた後、端壁12A,12Bに対して折込フラップ28を折り曲げる。その後、折込フラップ28を覆うように、底壁10に対して外壁部16を折り曲げ、ついで、外壁部16に対して連続壁部17を折り曲げる。また、内壁部18に対して重畳フラップ39を折り曲げながら、連続壁部17に対して内壁部18を折り曲げ、内壁部18の差込片26を底壁10の差込孔11に差し込んで係止する。最後に、枠壁34に対して差込係止片36を折り曲げながら、端壁12A,12Bに対して枠壁34を折り曲げ、差込係止片36を側壁14A,14Bの差込係止孔38に差し込んで係止する。これにより、図5に示す開封状態の包装箱を組み立てる。
【0031】
箱本体の内部に商品を収容させ、端壁12A,12Bおよび側壁14A,14Bからなる外周壁の先端開口部を閉塞する際には、両端の枠壁34,34上に架設するように蓋体41を配置し、第2係止片32,32の部分を内向きに押し込む。これにより、図6に示すように、蓋体41の第2係止片32が、内壁部18より内方に突出した第1係止片22を乗り越えて、この第1係止片22の内面側に係止する。
【0032】
そして、このように蓋体41を別体で形成した第2実施形態の包装箱は、第1実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
【0033】
なお、本発明の包装箱は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
【0034】
例えば、前記実施形態では、二重壁構造の端壁12A,12Bまたは側壁14A,14Bに各1個の第1係止片22を設けるとともに、蓋壁を構成する蓋フラップ30A,30Bまたは蓋体41に対応する第2係止片32を設けたが、2個以上ずつ設ける構成としてもよい。しかも、各係止片22,32は、対向壁の対向位置に設ける構成としたが、異なる位置に設けてもよい。
【0035】
また、前記実施形態の第1係止片22は、平面視三角形状をなすように形成したが、図8(A)に示すように円弧状としてもよく、図8(B)に示すように半長円形状としてもよく、図8(C)に示すように矩形状としてもよく、その形状は希望に応じて変更が可能である。
【0036】
さらに、前記実施形態では、外周壁を構成する各対向壁である端壁12A,12Bおよび側壁14A,14Bのうち、一方だけを二重壁構造としたが、両方を二重壁構造としてもよい。但し、この場合には、蓋壁は、第2実施形態のように別体の蓋体41によって構成する。また、この場合には、第1係止片22は、端壁12A,12Bおよび側壁14A,14Bのうち、一方だけに設けてもよいうえ、両方に設ける構成としてもよい。
【0037】
または、前記実施形態では、一対の対向壁である端壁12A,12Bまたは側壁14A,14Bを二重壁構造としたが、1つの壁(例えば端壁12A)だけを二重壁構造とし、その壁に第1係止片22を設けるとともに、蓋壁の対向位置に第2係止片32を設ける構成としてもよい。
【0038】
また、前記実施形態では、第2係止片32は、第1係止片22および連続壁部17の内面にかけて係止する構成としたが、第1係止片22および連続壁部17のうち一方の内面だけに係止する寸法設定としてもよい。即ち、蓋フラップ30A,30Bまたは蓋体41の横幅を、端壁12A,12B間または側壁14A,14B間の寸法より小さくするとともに、第2係止片32,32の端縁間の寸法を端壁12A,12B間または側壁14A,14B間の寸法と同一以下とする。これにより、第2係止片32を第1係止片22だけに係止する構成としてもよい。または、蓋フラップ30A,30Bまたは蓋体41の横幅を、端壁12A,12B間または側壁14A,14B間の寸法と同一とする。これにより、第2係止片32を、内壁部18における第1係止片22の打抜部分を通して連続壁部17だけに係止する構成としてもよい。
【0039】
さらに、前記実施形態では、内壁部18における第1係止片22の打抜部分の下部に、第2係止片32を連続壁部17の内面側に確実に挿入させるための挿入補助部として、3本の切断線23と折曲線24とで一対の弾性変形部25,25を形成したが、この弾性変形部25は、切断線23を折曲線24の両端に位置する2本だけとして、1つだけを設ける構成としてもよい。また、挿入補助部は、弾性変形部25の代わりに、打ち抜きによるスリットで構成してもよい。
【0040】
そして、前記実施形態では、外周壁を端壁12A,12Bおよび側壁14A,14Bからなる平面視矩形状のものとしたが、端壁12A,12Bおよび側壁14A,14Bの間に面取壁を設けた平面視八角形状や六角形状など、外周壁の平面視形状は希望に応じて変更が可能である。
【符号の説明】
【0041】
10…底壁(閉塞壁)
12A,12B…端壁(外周壁)
14A,14B…側壁(外周壁)
16…外壁部
17…連続壁部
18…内壁部
22…第1係止片
30A,30B…蓋フラップ(蓋壁)
32…第2係止片
41…蓋体(蓋壁)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
閉塞壁の外側に外周壁を設け、この外周壁の先端開口部を蓋壁で閉塞するようにした包装箱において、
前記外周壁の少なくとも1つの壁を、外壁部と、この外壁部に連続する連続壁部と、この連続壁部に連続する内壁部とを有する二重壁により構成し、
この二重壁構造の壁に、前記内壁部の一部上端を切り起こし、前記連続壁部と略面一に連続して前記内壁部より内向きに突出する第1係止片を設けるとともに、
前記蓋壁に、前記外周壁の開口部を閉塞した状態で、前記連続壁部および前記第1係止片の内面の少なくとも一方に係止する第2係止片を外向きに突設した
ことを特徴とする包装箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−76809(P2012−76809A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−224886(P2010−224886)
【出願日】平成22年10月4日(2010.10.4)
【出願人】(000115980)レンゴー株式会社 (502)
【Fターム(参考)】