化合物及び生物学的材料並びにそれらの使用
本発明は、式(I)の化合物(式中、b、D、R1、R2、G、Ra及びRbは説明中で与えられる意味を有する)、或いは医薬として許容し得るその塩若しくは溶媒和物、又は医薬としての機能性のあるその誘導体を提供する。本発明は、さらに、該化合物を担体分子に複合する方法、並びに疾患の治療におけるこのような化合物及び複合体の使用を提供する。
【化1】
【化1】
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物、或いは医薬として許容し得るその塩若しくは溶媒和物、又は医薬としての機能を有するその誘導体
【化1】
(式中、
bが二重結合を表す場合、Dは、-CH2-又はQを表し、Ra及びRbは双方とも存在せず;
bが単結合を表す場合、Dは、-C(O)-、-CH2-又はQを表し、Ra及びRbは、双方ともHであるか、又は双方とも-OHであり;
R1が、H、或いはカルボキシル、ヒドロキシル、アミノ又はチオール基と反応することができる官能基を含有する部分を表す場合、
R2は、H又は可溶化基を表すか;或いは
R1が、H又は可溶化基を表す場合、
R2は、H、或いはカルボキシル、ヒドロキシル、アミノ又はチオール基と反応することができる官能基を含有する部分を表し;
Gは、O又は直接結合を表し;
Qは、式Ig又はIhの構造フラグメントを表す)
【化2】
。
【請求項2】
R1がH、或いはカルボキシル、ヒドロキシル、アミノ又はチオール基と反応することができる官能基を含有する部分を表し、且つR2がH又は可溶化基を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1が、H、-(CH2)t-X、-(CH2)u-C(R3)=C(R4)-(CH2)v-X、又は-(CH2)w-C≡C-(CH2)x-Xを表し;
tが、1〜20を表し;
uとvとの和が、2〜6であり;
wとxとの和が、2〜15であり;
Xが、-C(O)-L1、-OH、スルホニルエステル、-NO2、-CHO、-N3、-CN、-SH、-NHR3a、ハロ、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、マレイミジル、アリール、又はヘテロアリール(後の2つの基は、-C(O)-L1、-OH、スルホニルエステル、-NO2、-CHO、-N3、-CN、-SH、-NHR3a、ハロ、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、及びマレイミジルから選択される1つ以上の基で置換されている)を表し;
L1が、-OH、又は適切な脱離基を表すか、或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;
R2が、H、1つ以上の-C(O)O-E+基、-SO3-E+基、第4級アンモニウム塩、ピリジニウムイオン又は直鎖若しくは分枝のオリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)で独立に置換されたアルキル、シクロアルキル、アルキレニル、アルキニル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール(ここで、後の3つの基は、-OH、-NH2、又は1つ以上のハロ原子で置換されたC1〜C6アルキルから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい)を表すか、
或いはR2が、-NR6(R7)又は-N(R6a)-(CH2)z-SO3-E+を表し;
R3〜R5及びR3aが、独立に、-OH及びハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表し;
R6及びR7が、R6及びR7の少なくとも一方はHでないとの条件で、独立に、H、アルキニル、ピリジニウムイオン、-(CH2)z-NR8(R9)、又は-(CH2)z-N+R8(R9)(R10)A-を表し;
R6aが、H、又は-OH及びハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表し;
zが、1〜20を表し;
R8〜R10が、独立に、H、-OH及びハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、又はヘテロアリールを表し;
E+が、適切なカチオン基を表し;
A-が、適切なアニオン基を表す、請求項1又2記載の化合物。
【請求項4】
R1が、-(CH2)u-C(R3)=C(R4)-(CH2)v-X又は-(CH2)w-C≡C-(CH2)x-Xを表し;
wとxとの和が2〜10であり;
Xが、-C(O)-L1、-OH、-CN、-SH、-NHR3a、ハロ、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、マレイミジル、アリール、又はヘテロアリール(後の2つの基は、-C(O)-L1、-OH、スルホニルエステル、-NO2、-CHO、-N3、-CN、-SH、-NHR3a、ハロ、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、及びマレイミジルから選択される1つ以上の基で置換されている)を表し;
L1が、-OH又は-O-C(O)-R5を表すか、或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;
R2が、1つ以上の直鎖若しくは分枝のオリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)で独立に置換されたアルキル、シクロアルキル、アルキレニル、アルキニル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール(ここで、後の3つの基は、-OH、-NH2、又は1つ以上のハロ原子で置換されたC1〜C6アルキルから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい)を表すか、
或いはR2が、-NR6(R7)又はN(R6a)-(CH2)z-SO3-E+を表し;
R6及びR7が、R6及びR7の少なくとも一方がHでないとの条件で、独立に、-(CH2)z-NR8(R9)又は-(CH2)z-N+R8(R9)(R10)A-を表し;
R6aが、H、又は-OH若しくはハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C3アルキルを表し;
zが、1〜10を表し;
R8〜R10が、独立に、H、-OH及びハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいアルキル又はアルケニルを表し;
A-が、I-、Cl-、Br-を表す、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項5】
R1が、-(CH2)wC≡C-(CH2)x-Xを表し;
wとxとの和が2〜10であり;
Xが、-C(O)-L1、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、又はマレイミジルを表し;
L1が、-OHを表すか、或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;
R2が、1つ以上の直鎖若しくは分枝のオリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)で独立に置換されたアリール、ベンジル、ヘテロアリール(ここで、後の3つの基は、-OH、-NH2、又は1つ以上のハロ原子で置換されたC1〜C6アルキルから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい)を表すか、
或いはR2が、-NR6(R7)又は-N(R6a)-(CH2)z-SO3-E+を表し;
R6及びR7が、R6及びR7の少なくとも一方がHではないとの条件で、独立に、-(CH2)z-NR8(R9)又は-(CH2)z-N+R8(R9)(R10)A-を表し;
R6aが、Hを表し;
zが、1〜10を表し;
R8〜R10が、独立に、H、又は-OH若しくはハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいアルキルを表し;
A-が、I-、Cl-、Br-を表す、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項6】
R1が、-(CH2)w-C≡C-(CH2)x-Xを表し;
wとxとの和が2〜10であり;
Xが、-C(O)-L1、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、又はマレイミジルを表し;
L1が、-OHを表すか、或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;
R2が、1つ以上の直鎖若しくは分枝のオリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)で独立に置換されたアリール、ベンジル、ヘテロアリール(ここで、後の3つの基は、-OH、-NH2、又は1つ以上のハロ原子で置換されたC1〜C6アルキルから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい)を表す、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
【請求項7】
R1が、-(CH2)w-C≡C-(CH2)x-Xを表し;
wとxとの和が2〜10であり;
Xが、-C(O)-L1、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、又はマレイミジルを表し;
L1が、-OHを表すか、或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;
R2が、-NR6(R7)を表し;
R6及びR7が、R6及びR7の少なくとも一方がHではないとの条件で、独立に、-(CH2)z-NR8(R9)又は-(CH2)z-N+R8(R9)(R10)A-を表し;
zが、1〜10を表し;
R8〜R10が、独立に、H、又は-OH若しくはハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいアルキルを表し;
A-が、I-、Cl-、Br-を表す、請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物。
【請求項8】
R1が可溶化基を表し、且つR2が、カルボキシル、ヒドロキシル、アミノ又はチオール基と反応することができる官能基を含有する部分を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項9】
R1が、式Ia、Ib、Ic、Id、Ie、Ifの構造フラグメント
【化3】
(ここで、破線は、分子の残部に対する結合点を示す)を表すか、或いは
R1が、-(CH2)t-Z、-(CH2)u-C(R3)=C(R4)-(CH2)v-Z、又は-(CH2)w-C≡C-(CH2)x-Zを表し、
R11が、H、アルキル(-OH、ハロ、及び直鎖若しくは分枝エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)から選択される1つ以上の基で置換されていてもよい)、又は直鎖若しくは分枝エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)を表し;
R12〜R14が、独立に、H、又は-OH、ハロ及び直鎖若しくは分枝エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)から選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表し;
Y-が、任意の適切なアニオン基を表し;
tが、1〜20を表し;
uとvとの和が、2〜6であり;
wとxとの和が、2〜15であり;
Zが、-C(O)O-E+、-SO3-E+、第4級アンモニウム塩、式Ia〜Ifの構造フラグメントを表すか、或いはZが、1つ以上の-C(O)O-E+基、-SO3-E+基、第4級アンモニウム塩、ピリジニウムイオン、又は直鎖若しくは分枝のオリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基(ここでオリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)で置換されたアリール、ベンジル、ヘテロアリール(ここで、後の3つの基は、-OH、-NH2、又は1つ以上のハロ原子で置換されているC1〜C6アルキルから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい)を表し;
E+が、任意の適切なものを表し;
R2が、-C(O)-L3、-OH、スルホニルエステル、-NO2、-CHO、-N3、-CN、-SH、-NHR3a、ハロ、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、マレイミジル、アリール、又はヘテロアリール(後の2つの基は、-C(O)-L1、-OH、スルホニルエステル、-NO2、-CHO、-N3、-CN、-SH、-NHR3a、ハロ、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル及びマレイミジルから選択される1つ以上の基で置換されている)を表し;
L3が、-OH又は適切な脱離基を表すか、或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;且つ
R15が、-OH及びハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表す、請求項1又8記載の化合物。
【請求項10】
R1が、先に定義した通りの式Ia、Ib、Ic、Id、Ie、Ifの構造フラグメントを表し;
R11が、H、アルキル(-OH、ハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい)、又は直鎖若しくは分枝エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)を表し;
R12〜R14が、独立に、H、又は-OH、ハロ及び直鎖若しくは分枝エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)から選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表し;
Y-が、I-、Br-、又はCl-を表し;
R2が、-C(O)-L3、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、又はマレイミジルを表し;
L3が、-OH又は-O-C(O)-R15、ハロ、1-オキシベンゾトリアゾイルなどの活性化されたエステル、又はニトロ、フルオロ、クロロ、シアノ及びトリフルオロメチルから選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよいアリールオキシ基を表すか、
或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;
R15が、-OH及びハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表す、請求項1、8又は9のいずれか一項記載の化合物。
【請求項11】
R1が、先に定義した通りの式Ia、Ib、Ic、Id、Ie、Ifの構造フラグメンを表し;
R11が、アルキル、又は直鎖若しくは分枝エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は約3〜約20である)を表し;
R12〜R14が、独立に、H、又は-OH、ハロ及び直鎖若しくは分枝エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は約3〜約20である)から選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表し;
Y-が、I-、Br-、又はCl-を表し;
R2が、-C(O)-L3、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、又はマレイミジルを表し;
L3が、-OH又は-O-C(O)-R15を表すか、
或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;
R15が、-OHから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表す、請求項1、又は8〜10のいずれか一項記載の化合物。
【請求項12】
式IB〜IGの化合物:
【化4】
(式中、E-は適切なアニオン基を表す)から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項13】
bが、二重結合を表し、且つDが-CH2-を表すか;或いは
bが、単結合を表し、且つDが-C(O)-又は-CH2-を表す、請求項1〜10のいずれか一項記載の化合物。
【請求項14】
bが、単結合を表し、且つDが-C(O)-又は-CH2-を表し;
立体化学が、下式IA:
【化5】
(式中、R1及びR2は、先に定義された通りである)中で定義される通りである、請求項1〜10及び13のいずれか一項記載の化合物。
【請求項15】
式IIの化合物:
【化6】
(式中、
D、b、R1、R2、G、Ra及びRbは、請求項1〜10のいずれか一項中で定義された通りであり;
Mは、Zn(II)、Fe(II)、Ga(II)、Co(II)、Cu(II)、Mn(II)、Ni(II)、Ru(II)、Al(II)、Pt(II)又はPd(II)を表す)。
【請求項16】
抗体或いはそのフラグメント又は誘導体にカップリングされた請求項1〜15のいずれか一項記載の化合物を含む、光増感物質を含む化合物。
【請求項17】
担体分子にカップリングされた請求項1〜15のいずれか一項記載の式Iの化合物を含む光増感物質を含む化合物の製造方法であって、
(i)式Iの化合物を含む光増感物質を提供する工程;
(ii)担体分子を提供する工程;
(iii)光増感物質と担体分子とを第1及び第2の極性非プロトン性溶媒及び水性緩衝液の存在下で複合する工程;を含む、前記製造方法。
【請求項18】
前記化合物が、少なくとも3:1である式Iの化合物の担体分子に対する比率を含む、請求項17記載の製造方法。
【請求項19】
前記化合物が、5:1〜40:1である式Iの化合物の担体分子に対する比率を含む、請求項18記載の製造方法。
【請求項20】
前記光増感物質及び担体分子の機能的及び物理的特性が、カップリングの後に実質的に不変である、請求項17〜19のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項21】
前記第1及び第2の極性非プロトン性溶媒が、ジメチルスルホキシド(DMSO)、アセトニトリル、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、HMPA、ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)、二硫化炭素、グライム及びジグライム、2-ブタノン(MEK)、スルホラン、ニトロメタン、N-メチルピロリドン、ピリジン、並びにアセトンからなる群から選択される、請求項17〜20のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項22】
前記第1及び第2の極性非プロトン性溶媒が、DMSO、DMF、及びアセトニトリルからなる群から選択される、請求項21記載の製造方法。
【請求項23】
前記第1及び第2の非プロトン性溶媒が、DMSO及びアセトニトリルである、請求項22記載の製造方法。
【請求項24】
水性緩衝液と第1非プロトン性溶媒と第2非プロトン性溶媒との比率が、ほぼ50%:1〜49%:49〜1%である、請求項17〜23のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項25】
前記比率が、92%PBS:2%DMSO:6%アセトニトリルである、請求項24記載の製造方法。
【請求項26】
光増感物質と担体分子とを複合する前記工程が、0℃〜30℃の温度で実施される、請求項17〜25のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項27】
前記温度が、0℃〜25℃である、請求項26記載の製造方法。
【請求項28】
前記温度が、0℃〜5℃である、請求項27記載の製造方法。
【請求項29】
光増感物質と担体分子とを複合する前記工程が、ほぼ30分間実施される、請求項17〜28のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項30】
前記担体分子が、抗体、そのフラグメント及び/又は誘導体である、請求項17〜28のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項31】
前記抗体フラグメント及び/又は誘導体が、単鎖抗体である、請求項30記載の製造方法。
【請求項32】
前記単鎖抗体が、scFvである、請求項31記載の製造方法。
【請求項33】
前記抗体、そのフラグメント及び/又は誘導体が、ヒト化されているか、又はヒトのものである、請求項30〜32のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項34】
光増感物質と担体分子とを複合する前記工程が、250μg/mL〜10mg/mLの担体分子の濃度で実施される、請求項17〜33のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項35】
担体分子の前記濃度が、1mg/mL〜10mg/mLである、請求項34記載の製造方法。
【請求項36】
担体分子の前記濃度が、約5mg/mLである、請求項35記載の製造方法。
【請求項37】
工程(iii)の後に実施される下記工程:
(iv)担体分子に、光増感物質の機能を調節する能力を有する調節性物質をカップリングさせる工程
をさらに含む、請求項17〜36のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項38】
前記調節性物質が、安息香酸、アジド基を含有する安息香酸、4-アジドテトラフルオロフェニル安息香酸、アジド部分を有する芳香族基を含有する安息香酸、アジド部分を有するヘテロ芳香族基を含有する安息香酸、ビタミンE類似体、トロロクス、ブチルヒドロキシルトルエン、没食子酸プロピル、デオキシコール酸、ウルサデオキシコール酸からなる群から選択される、請求項38記載の方法。
【請求項39】
前記芳香族基又はヘテロ芳香族基が、ポリフルオロベンゼン、ナフタリン、ナフタキノン、アントラセン、アントラキノン、フェナントレン、テトラセン、ナフタセンジオン、ピリジン、キノリン、イソキノリン、インドール、イソインドール、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピラジン、ベンズイミダゾール、ベンゾフラン、ジベンゾフラン、カルバゾール、アクリジン、アクリドン、フェナントリジン、キサンチン、キサントン、フラボン、クマリン、及びそれらのスルフェネートからなる群から選択される、請求項38記載の方法。
【請求項40】
工程(iii)又は(iv)の後に実施される下記工程:
(v)前記化合物を医薬として許容し得る担体と合わせて医薬製剤を形成する工程
をさらに含む、請求項17〜39のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項41】
前記担体分子にカップリングされた光増感物質間の距離が、3.5オングストローム〜25nmである、請求項17〜40のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項42】
前記担体分子にカップリングされた光増感物質間の距離が、20〜25nmである、請求項41記載の製造方法。
【請求項43】
工程(v)の前に実施される、可視化剤を前記担体分子、光増感物質、又はそれらの複合体にカップリングさせる工程をさらに含む、請求項17〜42のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項44】
前記可視化剤が、蛍光色素又は発光色素である、請求項43記載の製造方法。
【請求項45】
前記可視化剤が、MRI用造影剤である、請求項43記載の製造方法。
【請求項46】
請求項16〜44のいずれか一項記載の方法によって得ることのできる化合物。
【請求項47】
前記光増感物質が、担体分子に少なくとも3:1のカップリング比率でカップリングされる、請求項46記載の化合物。
【請求項48】
前記光増感物質及び担体分子の機能的及び物理的特性が、非カップリング形態の場合の特性に比較して、カップリングした形態において実質的に不変である、請求項46又は47記載の化合物。
【請求項49】
前記担体分子が、抗体、そのフラグメント及び/又は誘導体、或いは非免疫原性ペプチドリガンドからなる群から選択される、請求項46〜48のいずれか一項記載の化合物。
【請求項50】
前記抗体、そのフラグメント及び/又は誘導体が、単鎖抗体フラグメントである、請求項49記載の化合物。
【請求項51】
前記単鎖抗体が、scFvである、請求項50記載の化合物。
【請求項52】
前記抗体、そのフラグメント及び/又は誘導体が、ヒト化されているか、又はヒトのものである、請求項49〜51のいずれか一項記載の化合物。
【請求項53】
前記光増感物質が、担体分子に、該担体分子上のアミノ酸残基又は糖分子の位置でカップリングされる、請求項46〜52のいずれか一項記載の化合物。
【請求項54】
前記アミノ酸残基が、リシン、システイン、チロシン、セリン、グルタミン酸、アスパラギン酸、及びアルギニンからなる群から選択される、請求項53記載の化合物。
【請求項55】
前記糖分子が、ヒドロキシル基を含む糖、アルデヒド基を含む糖、アミノ基を含む糖、カルボン酸基を含む糖からなる群から選択される、請求項53記載の化合物。
【請求項56】
前記担体分子にカップリングされた光増感物質間の距離が、3.5オングストローム〜25nmである、請求項46〜55のいずれか一項記載の化合物。
【請求項57】
前記担体分子にカップリングされた光増感物質間の距離が、20〜25nmである、請求項55記載の化合物。
【請求項58】
前記光増感物質の機能を調節する能力を有する調節性物質をさらに含む、請求項46〜57のいずれか一項記載の化合物。
【請求項59】
前記調節性物質が、安息香酸、アジド基を含有する安息香酸、4-アジドテトラフルオロフェニル安息香酸、アジド部分を有する芳香族基を含有する安息香酸、アジド部分を有するヘテロ芳香族基を含有する安息香酸、ビタミンE類似体、トロロクス、ブチルヒドロキシルトルエン、没食子酸プロピル、デオキシコール酸、ウルサデオキシコール酸からなる群から選択される、請求項58記載の化合物。
【請求項60】
前記芳香族基又はヘテロ芳香族基が、ポリフルオロベンゼン、ナフタリン、ナフタキノン、アントラセン、アントラキノン、フェナントレン、テトラセン、ナフタセンジオン、ピリジン、キノリン、イソキノリン、インドール、イソインドール、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピラジン、ベンズイミダゾール、ベンゾフラン、ジベンゾフラン、カルバゾール、アクリジン、アクリドン、フェナントリジン、キサンチン、キサントン、フラボン、クマリン、及びそれらのスルフェネートからなる群から選択される、請求項59記載の化合物。
【請求項61】
さらに、可視化剤を含む、請求項46〜60のいずれか一項記載の化合物。
【請求項62】
前記可視化剤が、蛍光色素又は発光色素である、請求項61記載の化合物。
【請求項63】
前記可視化剤が、MRI用造影剤である、請求項61記載の化合物。
【請求項64】
前記担体分子がscFvであり、且つ前記光増感物質が、請求項1〜15のいずれか一項記載の化合物から選択される、請求項26〜44のいずれか一項記載の化合物。
【請求項65】
標的細胞の破壊を必要とする疾患の診断及び/又は治療及び/又は予防における、請求項16又46〜64のいずれか一項記載の化合物の使用。
【請求項66】
標的細胞の破壊を必要とする疾患の診断及び/又は治療及び/又は予防のための薬剤の製造における、請求項16又は46〜64のいずれか一項記載の化合物の使用。
【請求項67】
標的細胞の破壊を必要とする疾患の診断及び/又は治療及び/又は予防で使用するための、請求項16又は46〜64のいずれか一項記載の化合物。
【請求項68】
治療すべき前記疾患が、がん、加齢性黄斑変性症、免疫障害、心血管疾患、及びウイルス、細菌又は真菌感染症を含む微生物感染症、BSEなどのプリオン病、並びに歯肉炎などの口腔/歯科疾患からなる群から選択される、請求項65〜67のいずれか一項記載の使用又は化合物。
【請求項69】
治療すべき前記疾患が、結腸、肺、乳房、頭頸部、脳、舌、口腔、前立腺、精巣、胃/消化管、膀胱のがん、並びにバレット食道などの前がん病変である、請求項68記載の使用又は化合物。
【請求項70】
疾患の診断が、光増感物質又は任意選択の可視化剤の可視化によって実施される、請求項65〜69のいずれか一項記載の使用又は化合物。
【請求項71】
前記化合物が、光線曝露に先立って患者に投与される、請求項65〜70のいずれか一項記載の使用又は化合物。
【請求項72】
請求項1〜15、又は46〜64のいずれか一項記載の化合物、及び医薬として許容し得る担体、賦形剤又は希釈剤を含む医薬組成物。
【請求項1】
式Iの化合物、或いは医薬として許容し得るその塩若しくは溶媒和物、又は医薬としての機能を有するその誘導体
【化1】
(式中、
bが二重結合を表す場合、Dは、-CH2-又はQを表し、Ra及びRbは双方とも存在せず;
bが単結合を表す場合、Dは、-C(O)-、-CH2-又はQを表し、Ra及びRbは、双方ともHであるか、又は双方とも-OHであり;
R1が、H、或いはカルボキシル、ヒドロキシル、アミノ又はチオール基と反応することができる官能基を含有する部分を表す場合、
R2は、H又は可溶化基を表すか;或いは
R1が、H又は可溶化基を表す場合、
R2は、H、或いはカルボキシル、ヒドロキシル、アミノ又はチオール基と反応することができる官能基を含有する部分を表し;
Gは、O又は直接結合を表し;
Qは、式Ig又はIhの構造フラグメントを表す)
【化2】
。
【請求項2】
R1がH、或いはカルボキシル、ヒドロキシル、アミノ又はチオール基と反応することができる官能基を含有する部分を表し、且つR2がH又は可溶化基を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1が、H、-(CH2)t-X、-(CH2)u-C(R3)=C(R4)-(CH2)v-X、又は-(CH2)w-C≡C-(CH2)x-Xを表し;
tが、1〜20を表し;
uとvとの和が、2〜6であり;
wとxとの和が、2〜15であり;
Xが、-C(O)-L1、-OH、スルホニルエステル、-NO2、-CHO、-N3、-CN、-SH、-NHR3a、ハロ、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、マレイミジル、アリール、又はヘテロアリール(後の2つの基は、-C(O)-L1、-OH、スルホニルエステル、-NO2、-CHO、-N3、-CN、-SH、-NHR3a、ハロ、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、及びマレイミジルから選択される1つ以上の基で置換されている)を表し;
L1が、-OH、又は適切な脱離基を表すか、或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;
R2が、H、1つ以上の-C(O)O-E+基、-SO3-E+基、第4級アンモニウム塩、ピリジニウムイオン又は直鎖若しくは分枝のオリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)で独立に置換されたアルキル、シクロアルキル、アルキレニル、アルキニル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール(ここで、後の3つの基は、-OH、-NH2、又は1つ以上のハロ原子で置換されたC1〜C6アルキルから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい)を表すか、
或いはR2が、-NR6(R7)又は-N(R6a)-(CH2)z-SO3-E+を表し;
R3〜R5及びR3aが、独立に、-OH及びハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表し;
R6及びR7が、R6及びR7の少なくとも一方はHでないとの条件で、独立に、H、アルキニル、ピリジニウムイオン、-(CH2)z-NR8(R9)、又は-(CH2)z-N+R8(R9)(R10)A-を表し;
R6aが、H、又は-OH及びハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表し;
zが、1〜20を表し;
R8〜R10が、独立に、H、-OH及びハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、又はヘテロアリールを表し;
E+が、適切なカチオン基を表し;
A-が、適切なアニオン基を表す、請求項1又2記載の化合物。
【請求項4】
R1が、-(CH2)u-C(R3)=C(R4)-(CH2)v-X又は-(CH2)w-C≡C-(CH2)x-Xを表し;
wとxとの和が2〜10であり;
Xが、-C(O)-L1、-OH、-CN、-SH、-NHR3a、ハロ、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、マレイミジル、アリール、又はヘテロアリール(後の2つの基は、-C(O)-L1、-OH、スルホニルエステル、-NO2、-CHO、-N3、-CN、-SH、-NHR3a、ハロ、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、及びマレイミジルから選択される1つ以上の基で置換されている)を表し;
L1が、-OH又は-O-C(O)-R5を表すか、或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;
R2が、1つ以上の直鎖若しくは分枝のオリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)で独立に置換されたアルキル、シクロアルキル、アルキレニル、アルキニル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール(ここで、後の3つの基は、-OH、-NH2、又は1つ以上のハロ原子で置換されたC1〜C6アルキルから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい)を表すか、
或いはR2が、-NR6(R7)又はN(R6a)-(CH2)z-SO3-E+を表し;
R6及びR7が、R6及びR7の少なくとも一方がHでないとの条件で、独立に、-(CH2)z-NR8(R9)又は-(CH2)z-N+R8(R9)(R10)A-を表し;
R6aが、H、又は-OH若しくはハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C3アルキルを表し;
zが、1〜10を表し;
R8〜R10が、独立に、H、-OH及びハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいアルキル又はアルケニルを表し;
A-が、I-、Cl-、Br-を表す、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項5】
R1が、-(CH2)wC≡C-(CH2)x-Xを表し;
wとxとの和が2〜10であり;
Xが、-C(O)-L1、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、又はマレイミジルを表し;
L1が、-OHを表すか、或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;
R2が、1つ以上の直鎖若しくは分枝のオリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)で独立に置換されたアリール、ベンジル、ヘテロアリール(ここで、後の3つの基は、-OH、-NH2、又は1つ以上のハロ原子で置換されたC1〜C6アルキルから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい)を表すか、
或いはR2が、-NR6(R7)又は-N(R6a)-(CH2)z-SO3-E+を表し;
R6及びR7が、R6及びR7の少なくとも一方がHではないとの条件で、独立に、-(CH2)z-NR8(R9)又は-(CH2)z-N+R8(R9)(R10)A-を表し;
R6aが、Hを表し;
zが、1〜10を表し;
R8〜R10が、独立に、H、又は-OH若しくはハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいアルキルを表し;
A-が、I-、Cl-、Br-を表す、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項6】
R1が、-(CH2)w-C≡C-(CH2)x-Xを表し;
wとxとの和が2〜10であり;
Xが、-C(O)-L1、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、又はマレイミジルを表し;
L1が、-OHを表すか、或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;
R2が、1つ以上の直鎖若しくは分枝のオリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)で独立に置換されたアリール、ベンジル、ヘテロアリール(ここで、後の3つの基は、-OH、-NH2、又は1つ以上のハロ原子で置換されたC1〜C6アルキルから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい)を表す、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
【請求項7】
R1が、-(CH2)w-C≡C-(CH2)x-Xを表し;
wとxとの和が2〜10であり;
Xが、-C(O)-L1、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、又はマレイミジルを表し;
L1が、-OHを表すか、或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;
R2が、-NR6(R7)を表し;
R6及びR7が、R6及びR7の少なくとも一方がHではないとの条件で、独立に、-(CH2)z-NR8(R9)又は-(CH2)z-N+R8(R9)(R10)A-を表し;
zが、1〜10を表し;
R8〜R10が、独立に、H、又は-OH若しくはハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいアルキルを表し;
A-が、I-、Cl-、Br-を表す、請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物。
【請求項8】
R1が可溶化基を表し、且つR2が、カルボキシル、ヒドロキシル、アミノ又はチオール基と反応することができる官能基を含有する部分を表す、請求項1記載の化合物。
【請求項9】
R1が、式Ia、Ib、Ic、Id、Ie、Ifの構造フラグメント
【化3】
(ここで、破線は、分子の残部に対する結合点を示す)を表すか、或いは
R1が、-(CH2)t-Z、-(CH2)u-C(R3)=C(R4)-(CH2)v-Z、又は-(CH2)w-C≡C-(CH2)x-Zを表し、
R11が、H、アルキル(-OH、ハロ、及び直鎖若しくは分枝エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)から選択される1つ以上の基で置換されていてもよい)、又は直鎖若しくは分枝エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)を表し;
R12〜R14が、独立に、H、又は-OH、ハロ及び直鎖若しくは分枝エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)から選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表し;
Y-が、任意の適切なアニオン基を表し;
tが、1〜20を表し;
uとvとの和が、2〜6であり;
wとxとの和が、2〜15であり;
Zが、-C(O)O-E+、-SO3-E+、第4級アンモニウム塩、式Ia〜Ifの構造フラグメントを表すか、或いはZが、1つ以上の-C(O)O-E+基、-SO3-E+基、第4級アンモニウム塩、ピリジニウムイオン、又は直鎖若しくは分枝のオリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基(ここでオリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)で置換されたアリール、ベンジル、ヘテロアリール(ここで、後の3つの基は、-OH、-NH2、又は1つ以上のハロ原子で置換されているC1〜C6アルキルから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい)を表し;
E+が、任意の適切なものを表し;
R2が、-C(O)-L3、-OH、スルホニルエステル、-NO2、-CHO、-N3、-CN、-SH、-NHR3a、ハロ、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、マレイミジル、アリール、又はヘテロアリール(後の2つの基は、-C(O)-L1、-OH、スルホニルエステル、-NO2、-CHO、-N3、-CN、-SH、-NHR3a、ハロ、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル及びマレイミジルから選択される1つ以上の基で置換されている)を表し;
L3が、-OH又は適切な脱離基を表すか、或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;且つ
R15が、-OH及びハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表す、請求項1又8記載の化合物。
【請求項10】
R1が、先に定義した通りの式Ia、Ib、Ic、Id、Ie、Ifの構造フラグメントを表し;
R11が、H、アルキル(-OH、ハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい)、又は直鎖若しくは分枝エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)を表し;
R12〜R14が、独立に、H、又は-OH、ハロ及び直鎖若しくは分枝エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は2〜100である)から選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表し;
Y-が、I-、Br-、又はCl-を表し;
R2が、-C(O)-L3、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、又はマレイミジルを表し;
L3が、-OH又は-O-C(O)-R15、ハロ、1-オキシベンゾトリアゾイルなどの活性化されたエステル、又はニトロ、フルオロ、クロロ、シアノ及びトリフルオロメチルから選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよいアリールオキシ基を表すか、
或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;
R15が、-OH及びハロから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表す、請求項1、8又は9のいずれか一項記載の化合物。
【請求項11】
R1が、先に定義した通りの式Ia、Ib、Ic、Id、Ie、Ifの構造フラグメンを表し;
R11が、アルキル、又は直鎖若しくは分枝エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は約3〜約20である)を表し;
R12〜R14が、独立に、H、又は-OH、ハロ及び直鎖若しくは分枝エチレンオキシ基(ここで、オリゴ若しくはポリ-エチレンオキシ基の総数は約3〜約20である)から選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表し;
Y-が、I-、Br-、又はCl-を表し;
R2が、-C(O)-L3、ホスホルアミジチル、N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、スルホ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステル、フルオロフェニルエステル、イソチオシアナト、ヨードアセトアミジル、又はマレイミジルを表し;
L3が、-OH又は-O-C(O)-R15を表すか、
或いは-C(O)-L1が、カルボジイミドで活性化されるカルボン酸官能基を表し;
R15が、-OHから選択される1つ以上の基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルを表す、請求項1、又は8〜10のいずれか一項記載の化合物。
【請求項12】
式IB〜IGの化合物:
【化4】
(式中、E-は適切なアニオン基を表す)から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項13】
bが、二重結合を表し、且つDが-CH2-を表すか;或いは
bが、単結合を表し、且つDが-C(O)-又は-CH2-を表す、請求項1〜10のいずれか一項記載の化合物。
【請求項14】
bが、単結合を表し、且つDが-C(O)-又は-CH2-を表し;
立体化学が、下式IA:
【化5】
(式中、R1及びR2は、先に定義された通りである)中で定義される通りである、請求項1〜10及び13のいずれか一項記載の化合物。
【請求項15】
式IIの化合物:
【化6】
(式中、
D、b、R1、R2、G、Ra及びRbは、請求項1〜10のいずれか一項中で定義された通りであり;
Mは、Zn(II)、Fe(II)、Ga(II)、Co(II)、Cu(II)、Mn(II)、Ni(II)、Ru(II)、Al(II)、Pt(II)又はPd(II)を表す)。
【請求項16】
抗体或いはそのフラグメント又は誘導体にカップリングされた請求項1〜15のいずれか一項記載の化合物を含む、光増感物質を含む化合物。
【請求項17】
担体分子にカップリングされた請求項1〜15のいずれか一項記載の式Iの化合物を含む光増感物質を含む化合物の製造方法であって、
(i)式Iの化合物を含む光増感物質を提供する工程;
(ii)担体分子を提供する工程;
(iii)光増感物質と担体分子とを第1及び第2の極性非プロトン性溶媒及び水性緩衝液の存在下で複合する工程;を含む、前記製造方法。
【請求項18】
前記化合物が、少なくとも3:1である式Iの化合物の担体分子に対する比率を含む、請求項17記載の製造方法。
【請求項19】
前記化合物が、5:1〜40:1である式Iの化合物の担体分子に対する比率を含む、請求項18記載の製造方法。
【請求項20】
前記光増感物質及び担体分子の機能的及び物理的特性が、カップリングの後に実質的に不変である、請求項17〜19のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項21】
前記第1及び第2の極性非プロトン性溶媒が、ジメチルスルホキシド(DMSO)、アセトニトリル、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、HMPA、ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)、二硫化炭素、グライム及びジグライム、2-ブタノン(MEK)、スルホラン、ニトロメタン、N-メチルピロリドン、ピリジン、並びにアセトンからなる群から選択される、請求項17〜20のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項22】
前記第1及び第2の極性非プロトン性溶媒が、DMSO、DMF、及びアセトニトリルからなる群から選択される、請求項21記載の製造方法。
【請求項23】
前記第1及び第2の非プロトン性溶媒が、DMSO及びアセトニトリルである、請求項22記載の製造方法。
【請求項24】
水性緩衝液と第1非プロトン性溶媒と第2非プロトン性溶媒との比率が、ほぼ50%:1〜49%:49〜1%である、請求項17〜23のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項25】
前記比率が、92%PBS:2%DMSO:6%アセトニトリルである、請求項24記載の製造方法。
【請求項26】
光増感物質と担体分子とを複合する前記工程が、0℃〜30℃の温度で実施される、請求項17〜25のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項27】
前記温度が、0℃〜25℃である、請求項26記載の製造方法。
【請求項28】
前記温度が、0℃〜5℃である、請求項27記載の製造方法。
【請求項29】
光増感物質と担体分子とを複合する前記工程が、ほぼ30分間実施される、請求項17〜28のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項30】
前記担体分子が、抗体、そのフラグメント及び/又は誘導体である、請求項17〜28のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項31】
前記抗体フラグメント及び/又は誘導体が、単鎖抗体である、請求項30記載の製造方法。
【請求項32】
前記単鎖抗体が、scFvである、請求項31記載の製造方法。
【請求項33】
前記抗体、そのフラグメント及び/又は誘導体が、ヒト化されているか、又はヒトのものである、請求項30〜32のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項34】
光増感物質と担体分子とを複合する前記工程が、250μg/mL〜10mg/mLの担体分子の濃度で実施される、請求項17〜33のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項35】
担体分子の前記濃度が、1mg/mL〜10mg/mLである、請求項34記載の製造方法。
【請求項36】
担体分子の前記濃度が、約5mg/mLである、請求項35記載の製造方法。
【請求項37】
工程(iii)の後に実施される下記工程:
(iv)担体分子に、光増感物質の機能を調節する能力を有する調節性物質をカップリングさせる工程
をさらに含む、請求項17〜36のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項38】
前記調節性物質が、安息香酸、アジド基を含有する安息香酸、4-アジドテトラフルオロフェニル安息香酸、アジド部分を有する芳香族基を含有する安息香酸、アジド部分を有するヘテロ芳香族基を含有する安息香酸、ビタミンE類似体、トロロクス、ブチルヒドロキシルトルエン、没食子酸プロピル、デオキシコール酸、ウルサデオキシコール酸からなる群から選択される、請求項38記載の方法。
【請求項39】
前記芳香族基又はヘテロ芳香族基が、ポリフルオロベンゼン、ナフタリン、ナフタキノン、アントラセン、アントラキノン、フェナントレン、テトラセン、ナフタセンジオン、ピリジン、キノリン、イソキノリン、インドール、イソインドール、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピラジン、ベンズイミダゾール、ベンゾフラン、ジベンゾフラン、カルバゾール、アクリジン、アクリドン、フェナントリジン、キサンチン、キサントン、フラボン、クマリン、及びそれらのスルフェネートからなる群から選択される、請求項38記載の方法。
【請求項40】
工程(iii)又は(iv)の後に実施される下記工程:
(v)前記化合物を医薬として許容し得る担体と合わせて医薬製剤を形成する工程
をさらに含む、請求項17〜39のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項41】
前記担体分子にカップリングされた光増感物質間の距離が、3.5オングストローム〜25nmである、請求項17〜40のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項42】
前記担体分子にカップリングされた光増感物質間の距離が、20〜25nmである、請求項41記載の製造方法。
【請求項43】
工程(v)の前に実施される、可視化剤を前記担体分子、光増感物質、又はそれらの複合体にカップリングさせる工程をさらに含む、請求項17〜42のいずれか一項記載の製造方法。
【請求項44】
前記可視化剤が、蛍光色素又は発光色素である、請求項43記載の製造方法。
【請求項45】
前記可視化剤が、MRI用造影剤である、請求項43記載の製造方法。
【請求項46】
請求項16〜44のいずれか一項記載の方法によって得ることのできる化合物。
【請求項47】
前記光増感物質が、担体分子に少なくとも3:1のカップリング比率でカップリングされる、請求項46記載の化合物。
【請求項48】
前記光増感物質及び担体分子の機能的及び物理的特性が、非カップリング形態の場合の特性に比較して、カップリングした形態において実質的に不変である、請求項46又は47記載の化合物。
【請求項49】
前記担体分子が、抗体、そのフラグメント及び/又は誘導体、或いは非免疫原性ペプチドリガンドからなる群から選択される、請求項46〜48のいずれか一項記載の化合物。
【請求項50】
前記抗体、そのフラグメント及び/又は誘導体が、単鎖抗体フラグメントである、請求項49記載の化合物。
【請求項51】
前記単鎖抗体が、scFvである、請求項50記載の化合物。
【請求項52】
前記抗体、そのフラグメント及び/又は誘導体が、ヒト化されているか、又はヒトのものである、請求項49〜51のいずれか一項記載の化合物。
【請求項53】
前記光増感物質が、担体分子に、該担体分子上のアミノ酸残基又は糖分子の位置でカップリングされる、請求項46〜52のいずれか一項記載の化合物。
【請求項54】
前記アミノ酸残基が、リシン、システイン、チロシン、セリン、グルタミン酸、アスパラギン酸、及びアルギニンからなる群から選択される、請求項53記載の化合物。
【請求項55】
前記糖分子が、ヒドロキシル基を含む糖、アルデヒド基を含む糖、アミノ基を含む糖、カルボン酸基を含む糖からなる群から選択される、請求項53記載の化合物。
【請求項56】
前記担体分子にカップリングされた光増感物質間の距離が、3.5オングストローム〜25nmである、請求項46〜55のいずれか一項記載の化合物。
【請求項57】
前記担体分子にカップリングされた光増感物質間の距離が、20〜25nmである、請求項55記載の化合物。
【請求項58】
前記光増感物質の機能を調節する能力を有する調節性物質をさらに含む、請求項46〜57のいずれか一項記載の化合物。
【請求項59】
前記調節性物質が、安息香酸、アジド基を含有する安息香酸、4-アジドテトラフルオロフェニル安息香酸、アジド部分を有する芳香族基を含有する安息香酸、アジド部分を有するヘテロ芳香族基を含有する安息香酸、ビタミンE類似体、トロロクス、ブチルヒドロキシルトルエン、没食子酸プロピル、デオキシコール酸、ウルサデオキシコール酸からなる群から選択される、請求項58記載の化合物。
【請求項60】
前記芳香族基又はヘテロ芳香族基が、ポリフルオロベンゼン、ナフタリン、ナフタキノン、アントラセン、アントラキノン、フェナントレン、テトラセン、ナフタセンジオン、ピリジン、キノリン、イソキノリン、インドール、イソインドール、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピラジン、ベンズイミダゾール、ベンゾフラン、ジベンゾフラン、カルバゾール、アクリジン、アクリドン、フェナントリジン、キサンチン、キサントン、フラボン、クマリン、及びそれらのスルフェネートからなる群から選択される、請求項59記載の化合物。
【請求項61】
さらに、可視化剤を含む、請求項46〜60のいずれか一項記載の化合物。
【請求項62】
前記可視化剤が、蛍光色素又は発光色素である、請求項61記載の化合物。
【請求項63】
前記可視化剤が、MRI用造影剤である、請求項61記載の化合物。
【請求項64】
前記担体分子がscFvであり、且つ前記光増感物質が、請求項1〜15のいずれか一項記載の化合物から選択される、請求項26〜44のいずれか一項記載の化合物。
【請求項65】
標的細胞の破壊を必要とする疾患の診断及び/又は治療及び/又は予防における、請求項16又46〜64のいずれか一項記載の化合物の使用。
【請求項66】
標的細胞の破壊を必要とする疾患の診断及び/又は治療及び/又は予防のための薬剤の製造における、請求項16又は46〜64のいずれか一項記載の化合物の使用。
【請求項67】
標的細胞の破壊を必要とする疾患の診断及び/又は治療及び/又は予防で使用するための、請求項16又は46〜64のいずれか一項記載の化合物。
【請求項68】
治療すべき前記疾患が、がん、加齢性黄斑変性症、免疫障害、心血管疾患、及びウイルス、細菌又は真菌感染症を含む微生物感染症、BSEなどのプリオン病、並びに歯肉炎などの口腔/歯科疾患からなる群から選択される、請求項65〜67のいずれか一項記載の使用又は化合物。
【請求項69】
治療すべき前記疾患が、結腸、肺、乳房、頭頸部、脳、舌、口腔、前立腺、精巣、胃/消化管、膀胱のがん、並びにバレット食道などの前がん病変である、請求項68記載の使用又は化合物。
【請求項70】
疾患の診断が、光増感物質又は任意選択の可視化剤の可視化によって実施される、請求項65〜69のいずれか一項記載の使用又は化合物。
【請求項71】
前記化合物が、光線曝露に先立って患者に投与される、請求項65〜70のいずれか一項記載の使用又は化合物。
【請求項72】
請求項1〜15、又は46〜64のいずれか一項記載の化合物、及び医薬として許容し得る担体、賦形剤又は希釈剤を含む医薬組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
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【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【公表番号】特表2012−520862(P2012−520862A)
【公表日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−500309(P2012−500309)
【出願日】平成22年3月19日(2010.3.19)
【国際出願番号】PCT/GB2010/000518
【国際公開番号】WO2010/106341
【国際公開日】平成22年9月23日(2010.9.23)
【出願人】(508104053)フォトバイオティクス・リミテッド (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年3月19日(2010.3.19)
【国際出願番号】PCT/GB2010/000518
【国際公開番号】WO2010/106341
【国際公開日】平成22年9月23日(2010.9.23)
【出願人】(508104053)フォトバイオティクス・リミテッド (2)
【Fターム(参考)】
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