説明

医療具管理システムおよびリサイクルシステム

【課題】遺残事故を防止することができ、使用済みの医療具を滅菌することができる医療具管理システム1を提供し、医療現場の安全性を向上させる。
【解決手段】医療具管理システム1に、医療に用いる医療具に取り付けられた非接触ICタグ11のタグ情報を管理する管理サーバ40と、前記医療具3を使用する前にゲート装置15で前記非接触ICタグ11からタグ情報を取得して使用医療具3として登録するゲート装置15と、使用後にリーダライタ21で前記非接触ICタグ11からタグ情報を取得して前記登録された使用医療具3と比較して漏れがないか判定する制御部25と、使用済みの前記医療具3を滅菌し廃棄する廃棄装置20とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば病院など廃棄物の廃棄漏れを防止するような医療具管理システムおよびリサイクルシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、病院などの医療施設では、様々な医療具を使用して様々な処置が行われている。近年、この医療行為において、医療ミスの発生が問題になっている。
このような医療ミスを防止するシステムとして、医療行為事故防止支援システムが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
この医療行為事故防止支援システムは、バーコードを用いることで、医療具や薬品等の取り違えミスを防止することができるとされている。
【0004】
しかし、この医療行為事故防止支援システムは、手術を行うとバーコードが血で汚れ、読めなくなるという問題点がある。
また、手術の際に医療具や薬品等の取り違えを防止できても、手術完了後に医療具や薬品等が不足していないか確認できるものではない。このため、患者の腹部にガーゼやメスなどの医療具を置き忘れる遺残事故を防止することはできない。
【0005】
また、隔離病棟などでは、手術等に使用した医療具を滅菌する必要があるが、上述した医療行為事故防止支援システムは、このような医療具の滅菌に対応できるものではない。
【0006】
【特許文献1】特開2001−312566号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この発明は、上述した問題に鑑み、遺残事故を防止することができ、使用済みの医療具の滅菌に対応することができる医療具管理システムを提供し、医療現場の安全性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、医療に用いる医療具に取り付けられた非接触ICタグのタグ情報を管理する管理サーバと、前記医療具を使用する前にリーダ装置で前記非接触ICタグからタグ情報を取得して使用医療具として登録する使用医療具登録手段と、使用後にリーダ装置で前記非接触ICタグからタグ情報を取得して前記登録された使用医療具と比較して漏れがないか判定する判定手段とを備えた医療具管理システムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この発明により、遺残事故を防止することができ、使用済みの医療具の滅菌に対応することができる医療具管理システムを提供し、医療現場の安全性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は、医療具管理システム1およびリサイクルシステム2のシステム構成図を示す。
【0011】
リサイクルシステム2は、医療具管理システム1と、工場Kに備えられた図示省略する原料化装置で構成されている。原料化装置は、廃棄装置20での油化処理で抽出した抽出物を油と水に分離する油水分離装置や、残渣物からレアメタルや炭素を取り出す装置など、種々の装置で構成することができる。
【0012】
医療具管理システム1は、手術室Aの出入り口に設けられたゲート装置15と、手術室A内に設けられた廃棄装置20と、これらに接続された管理サーバ40とで主に構成されている。
【0013】
ゲート装置15は、メス3aや手袋3b等の医療具3(3a,3b)に取り付けられた非接触ICタグ11と非接触で通信するアンテナ部、該アンテナ部で非接触ICタグ11内のメモリから読取ったタグ情報を管理サーバ40に送信する通信部、およびこれらを制御する制御部を有している。
【0014】
なお、図示では手術室Aの出入り口のゲート装置15のみを表示しているが、このゲート装置15は、病院内の各室の出入り口および玄関に設けられている。したがって、非接触ICタグ11がどのゲート装置15を通過し、現在どの部屋に存在するか常時把握できるように構成されている。
また、医療具3は、メス3aや手袋3bだけでなく、カテーテル、ガーゼ、患者の服等、医療行為の現場で用いる様々な物品が含まれる。そして、これらすべての医療具3に、非接触ICタグ11が貼り付けられている。
【0015】
廃棄装置20は、投入口35に投入された医療具3の非接触ICタグ11からタグ情報を読取り管理サーバ40に送信する機能と、管理サーバ40から受信した医療具漏れ情報を出力する機能と、投入された医療具3を油化してさらに滅菌する機能とを有している。また、医療具3を油化して滅菌した後の廃棄物は、排出口36から手術室A外に取り出せるようにしている。
【0016】
詳述すると、図2のブロック図に示すように、廃棄装置20は、リーダライタ21、水蒸気発生部22、加熱部23、制御部25、通信部26、及び表示部27を備えている。
【0017】
リーダライタ21は、制御部25の制御信号に従って、非接触ICタグ11と非接触で通信し、非接触ICタグ11のメモリに記憶されているタグ情報を読取る。このリーダライタ21は、投入口35の開口周囲に設けられており、投入口35に投入された医療具3の非接触ICタグ11と確実に通信できるように構成されている。
【0018】
水蒸気発生部22は、制御部25の制御信号に従って、所定温度の水蒸気を発生させて加熱部23に供給する。この加熱水蒸気は、電気エネルギーによって発生させることが好ましい。
【0019】
加熱部23は、水蒸気発生部22から供給される加熱水蒸気により、投入口35から投入された医療具3を加熱する。この加熱は、まず400℃から450℃程度で加熱して医療具3を油化する油化工程と、この油化工程で残渣物として残った廃棄物を1000℃程度で加熱して滅菌する滅菌工程との2段階で実行する。
【0020】
制御部25は、内部のROMに記憶されているプログラムに従って、RAMを一時記憶領域として利用し、各種制御処理を実行する。
通信部26は、制御部25の制御信号に従って、管理サーバ40と情報の送受信を行う。
【0021】
表示部27は、制御部25の制御信号に従って、各種の表示を行う。この表示には、手術室A内に持ち込まれた医療具3が全て投入口35に投入されたか否かの判定結果の表示や、足りない医療具3の表示などが含まれる。
【0022】
なお、この実施例では廃棄物を排出口36から手術室Aの外に排出する構成としているが、手術室A内で廃棄物を排出し、医師または看護師等がこの廃棄物を手術室Aから持ち出すように構成してもよい。この場合でも、滅菌済みの廃棄物を持ち出すことになるため、感染防止などの安全性が確保される。
【0023】
図1に示した管理サーバ40は、サーバコンピュータで構成されており、ハードディスク等で構成される記憶手段、CPU等で構成される制御手段、マウスおよびキーボード等で構成される入力手段、液晶ディスプレイまたはCRTディスプレイ等で構成される表示手段、および、LANボードまたは無線LANカード等で構成される通信手段等を有している。管理サーバ40の記憶手段には、管理データベース45が記憶されている。
【0024】
この管理データベース45には、図3のデータ構成図に示すように、資産管理情報47が記憶されている。
資産管理情報47は、ID、名称、導入日時、導入責任者、最終通過ゲート、最終通過日時、現在位置、廃棄日時、および廃棄責任者等の項目で構成されている。
【0025】
IDには、非接触ICタグ11のIDが記憶されている。
名称には、この非接触ICタグ11が貼り付けられている医療具3の名称が記憶されている。
【0026】
導入日時には、医療具3に非接触ICタグ11を貼り付けて管理対象として導入した日時が記憶されている。
導入責任者には、医療具3に非接触ICタグ11を貼り付けて管理対象として導入した責任者の氏名が記憶されている。
この導入日時と導入責任者は、管理サーバ40または別途のパーソナルコンピュータを用いてオペレータが入力すると良い。
【0027】
最終通過ゲートには、非接触ICタグ11が貼り付けられている医療具3が最後に通過したゲート装置15のゲートナンバー(あるいはゲート名などのゲート識別情報)が記憶されている。
最終通過日時には、最終通過ゲートを通過した日時が記憶されている。
【0028】
現在位置には、現在存在している室名が記憶されている。この室名は、ゲート装置15の通過により判定される。
廃棄日時には、医療具3が廃棄された日時が記憶されている。
廃棄責任者には、医療具3を廃棄した責任者の氏名が記憶されている。
【0029】
図4は、医療具管理システム1を用いた医療具3の管理処理のフローチャートを示す。
まず、看護師等の係員によって、新品の医療具3に非接触ICタグ11が貼り付けられ、管理サーバ40(あるいは管理サーバ40と通信可能に接続された他のパーソナルコンピュータ)により導入情報が資産管理情報47として登録される(ステップS1)。この登録される導入情報には、医療具3の名称や導入日時、導入責任者、および非接触ICタグ11のタグ情報などが含まれる。
【0030】
医師または看護師等によって非接触ICタグ11付きの医療具3が運搬され、手術室Aに入室する等してゲート装置15を通過すると、ゲート装置15により入口ゲート通過情報が管理サーバ40の資産管理情報47に登録される(ステップS2)。この入口ゲート通過情報の登録により、最終通過ゲート、最終通過日時、および現在位置が更新される。
【0031】
その後手術等が行われ、使用済みの非接触ICタグ11付き医療具3が廃棄装置20の投入口35に投入されると、廃棄装置20により出口ゲート通過情報が管理サーバ40の資産管理情報47に登録される(ステップS3)。この出口ゲート通過情報の登録により、最終通過ゲート、最終通過日時、現在位置、廃棄日時、および廃棄責任者が更新される。
【0032】
管理サーバ40は、受信した出口ゲート通過情報に含まれている投入アイテム(投入口35に投入された医療具3)と、前記ステップS2で登録された入口ゲート通過情報に含まれている入室アイテム(ゲート装置15を通過した医療具3)とが一致するか否か比較し、比較結果を廃棄装置20に送信する(ステップS4)。
【0033】
ここで、投入アイテムは、出口ゲート通過情報を受信することで取得できる。また、入室アイテムは、資産管理情報47に登録されている情報のうち、現在位置が手術室Aになっているものを抽出することで取得できる。
【0034】
比較結果を受信した廃棄装置20は、完全一致で漏れがないとの比較結果でなければ(ステップS5:NO)、表示部27に不足している医療具3を表示し、アラーム音を鳴らす等して医師および看護師等に通知(警告)し(ステップS6)、ステップS4に処理を戻す。
【0035】
これにより、医師および看護師等は手術室Aに持ち込んだ医療具3のうち、通知された医療具3が廃棄装置20の投入口35に投入されていない、つまり漏れていることを認識できる。従って、手術室のどこかに落ちていないか探すことができ、どこにも発見できなかった場合に患者の体内に遺残している可能性があると認識できる。
【0036】
体内に遺残している可能性があるとわかれば、レントゲンを取る、あるいは切開する等して遺残した医療具3を見つけ出し、手術等で取り除くことができる。また、医療具3が遺残しているか否かの確認は、携帯型のリーダ装置により医療具3の非接触ICタグ11と非接触で通信することによって実行してもよい。この場合、患者に負担を与えることなく医療具3の遺残を確実に検知することができる。
【0037】
前記ステップS5で完全一致であるとの比較結果であれば(ステップS5:YES)、廃棄装置20は、比較結果がOKであること、すなわち手術室Aに持ち込まれた全ての医療具3を確認できたことを表示部27に表示する(ステップS7)。このとき、医師および看護師等は、完全一致の比較結果を確認することで、患者の体内に医療具3が遺残していないことを確認できるため、安心して手術を完了することができる。
【0038】
そして、廃棄装置20は、管理サーバ40の資産管理情報47に廃棄情報を登録する(ステップS8)。この廃棄情報の登録は、資産管理情報47のうちIDの一致する情報に、廃棄日時および廃棄責任者を登録することで実行する。
【0039】
廃棄装置20は、投入口35に投入された医療具3を加熱部23(油化槽)内に導入し、該加熱部23をほぼ密閉させた状態で水蒸気発生部22から加熱水蒸気を供給して油化を実行する(ステップS9)。この油化は、400℃から450℃の温度にて実行することが好ましい。また、加熱水蒸気を加熱部23内に充満させることで、油化対象物である医療具3が燃えることを防止でき、安全かつ効率的に油化を行うことができる。この油化工程では、油と水が混ざった状態の抽出物と、炭素化した残渣物が得られる。
【0040】
廃棄装置20は、所定時間の加熱で油化を完了した後、水蒸気発生部22から供給する加熱水蒸気の温度を1000℃程度に上昇させ、滅菌工程を実行する(ステップS10)。この滅菌工程では、1000℃の熱を加えることで菌を死滅させる。これにより、感染性の菌を保有している患者を手術した場合でも、この手術に使用した医療具3を滅菌することができ、その後の取り扱いを容易にすることができる。
【0041】
そして、廃棄装置20は、滅菌された残渣物および抽出物を排出し(ステップS11)、処理を終了する。
【0042】
以上の構成および動作により、全ての医療具3を管理することができ、特に、手術室Aに持ち込んだ医療具3が手術後に全てきちん揃っているか確認することができる。したがって、医療具3が患者の体内に遺残していないことを確認して手術を完了することができる。また、仮に医療具3が患者の体内に遺残しても、遺残したことを容易かつ即座に認識することができ、遺残したまま気づかずに放置することを防止できる。
【0043】
また、手術室Aに持ち込んだ医療具3は、その手術室A内の廃棄装置20で容易かつ即座に滅菌することができる。したがって、感染性の菌を保有している患者を手術した場合でも、従来のように手術に用いた医療具3を保管・運搬する際の隔離に気を使う必要がなくなり、滅菌後の残渣物等を容易に取り扱うことができる。
【0044】
また、滅菌後の残渣物は廃棄装置20の油化処理によって減容されており、場所をとらずにコンパクトに取り扱うことができる。
また、廃棄装置20から排出される残渣物および抽出物は、トラックT等により工場Kに運ばれる。そして、工場Kは、抽出物を油水分離してA重油相当の油を抽出する、残渣物からレアメタルを取り出すといったことができる。従って、廃棄装置20から排出される残渣物および抽出物を原料化してリサイクルすることができる。
【0045】
なお、以上の実施例では、手術室Aの出入り口にゲート装置15を備え、廃棄装置20の投入口35にリーダライタ21を備えたが、これに限らず、手術室A内で使用できる1つのリーダライタ装置を備える構成にしてもよい。この場合、手術室Aへの入室時に、医療具3に貼り付けられた非接触ICタグ11からリーダライタ装置でタグ情報を読み出しておき、手術完了後に、再度リーダライタ装置でタグ情報を読み出して完全一致するか否かチェックする構成にすれば良い。
【0046】
この場合でも、手術の前後で医療具3が揃っているか確認でき、上述した各効果と同一の効果を得ることができる。
【0047】
また、ステップS4にて実行する入室アイテムと投入アイテムが一致するか否かの判定は、両者を比較することに限らず、他の方法で行っても良い。例えば、ステップS8の廃棄情報登録をステップS4の前に行い、ステップS4では、廃棄されていない入室アイテムが残っているか否かを判定してもよい。この場合でも、医療具3の廃棄漏れの存在、つまり医療具3の遺残の可能性を検出することができる。
【0048】
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の使用医療具は、実施形態の手術室A内に入った医療具3に対応し、
以下同様に、
非接触ICタグは、非接触ICタグ11に対応し、
入口リーダ装置および使用医療具登録手段は、ゲート装置15に対応し、
リーダ装置は、ゲート装置15およびリーダライタ21に対応し、
判定手段は、ステップS5を実行する廃棄装置20の制御部25に対応し、
出口リーダ装置は、リーダライタ21に対応し、
通知手段は、表示部27に対応し、
廃棄物投入口は、投入口35に対応し、
管理室は、手術室Aに対応し、
入り口は、手術室Aの出入り口に対応し、
所定の油化温度は、400℃〜450℃程度に対応し、
所定の滅菌温度は、1000℃程度に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】医療具管理システムおよびリサイクルシステムのシステム構成図。
【図2】廃棄装置のブロック図。
【図3】資産管理情報のデータ構成図。
【図4】医療具管理システムを用いた医療具の管理処理のフローチャート。
【符号の説明】
【0050】
1…医療具管理システム、2…リサイクルシステム、3…医療具、11…非接触ICタグ、15…ゲート装置、20…廃棄装置、21…リーダライタ、25…制御部、27…表示部、35…投入口、40…管理サーバ、A…手術室

【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療に用いる医療具に取り付けられた非接触ICタグのタグ情報を管理する管理サーバと、
前記医療具を使用する前にリーダ装置で前記非接触ICタグからタグ情報を取得して使用医療具として登録する使用医療具登録手段と、
使用後にリーダ装置で前記非接触ICタグからタグ情報を取得して前記登録された使用医療具と比較して漏れがないか判定する判定手段とを備えた
医療具管理システム。
【請求項2】
使用済みの前記医療具を滅菌し廃棄する廃棄装置を備えた
請求項1記載の医療具管理システム。
【請求項3】
前記判定手段で漏れがあると判定した場合に、漏れている医療具を通知する通知手段を備えた
請求項1または2記載の医療具管理システム。
【請求項4】
前記リーダ装置を、
使用する医療具を管理する管理室の入り口または入り口近傍に備えられた入口リーダ装置と、
前記廃棄装置の廃棄物投入口または該廃棄装置の近傍に備えられた出口リーダ装置とで構成し、
前記使用医療具登録手段は前記入口リーダ装置を使用し、
前記判定手段は前記出口リーダ装置を使用する構成とした
請求項1、2または3記載の医療具管理システム。
【請求項5】
前記廃棄装置は、所定の油化温度で加熱して前記医療具を油化し、さらに所定の滅菌温度に加熱して油化した医療具を滅菌する構成にした
請求項1から4のいずれか1つに記載の医療具管理システム。
【請求項6】
前記廃棄装置での油化および滅菌を、所定の油化温度の水蒸気および所定の滅菌温度の水蒸気をそれぞれ充満させた環境で実行する構成にした
請求項5記載の医療具管理システム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1つに記載の医療具管理システムを使用し、
排出された廃棄物を原料化して再利用可能にする
リサイクルシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2008−305230(P2008−305230A)
【公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−152596(P2007−152596)
【出願日】平成19年6月8日(2007.6.8)
【出願人】(597120972)オリエント測器コンピュータ株式会社 (56)
【Fターム(参考)】