医薬処方物およびそれを用いる治療方法
本明細書中における式I〜XXVIの少なくとも1つの化合物および少なくとも1つの界面活性剤を含有する医薬処方物が提供される。医薬上許容される担体および賦形剤を該処方に含めることもできる。本発明の処方物は単一単位用量で用いるのに適している。そのような処方物はHCVプロテアーゼおよび/またはカプテシン活性を阻害するのに有用であり得、かつ式I〜XXVIの化合物の吸収を容易とするという良好な溶解特徴を有する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)少なくとも1つの界面活性剤;および
(b)以下の式I〜XXVIの化合物よりなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む医薬処方物:
a.式I:
【化1】
[式I中、
Yは以下の基:アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノよりなる群から選択され、但し、Yは必要に応じてX11またはX12で置換されていてもよく;
X11はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、但し、X11はさらに必要に応じてX12で置換されていてもよく;
X12はヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、ニトロであり、但し、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、さらに必要に応じて独立してX12から選択される基で置換されていてもよく;
R1はCOR5またはB(OR)2であり、ここで、R5はH、OH、OR8、NR9R10、CF3、C2F5、C3F7、CF2R6、R6またはCOR7であり、ここで、R7はH、OH、OR8、CHR9R10、またはNR9R10であり、ここで、R6、R8、R9およびR10は、独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、[CH(R1’)]PCOOR11、[CH(R1’)]PCONR12R13、[CH(R1’)]PSO2R11、[CH(R1’)]PCOR11、[CH(R1’)]PCH(OH)R11、CH(R1’)CONHCH(R2)COOR11、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONR12F13、CH(R1’)CONHCH(R2)R’、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)COOR11、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONR12R13、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)COOR11、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)CONR12R13、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)CONHCH(R5’)COOR11、およびCH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)CONHCH(R5’)CONR12R13よりなる群から選択され、ここで、R1’、R2’、R3’、R4’、R5’、R11、R12、R13、およびR’は、独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルよりなる群から選択され;
ZはO、N、CHまたはCRから選択され、
Wは存在しても存在しなくてもよく、もし、Wが存在すれば、WはC=O、C=S、C(=N−CN)、またはSO2から選択され;
Qは存在しても存在しなくてもよく、Qが存在する場合、QはCH、N、P、(CH2)P、(CHR)P、(CRR’)P、O、NR、S、またはSO2であり;Qが存在しない場合、Mは存在しても存在しなくてもよく;QおよびMが非存在の場合、AはLに直接連結し;
AはO、CH2、(CHR)P、(CHR−CHR’)P、(CRR’)P、NR、S、またはSO2または結合であり;
EはCH、N、CR、またはA、LもしくはGに対する二重結合であり;
Gは存在しても存在しなくてもよく、Gが存在する場合、Gは(CH2)P、(CHR)P、または(CRR’)Pであり;Gが非存在である場合、Jは存在し、およびEは、Gが連結されているように、式Iにおける炭素原子に直接連結され、
Jは存在するか、または存在しなくてもよく、Jが存在する場合、Jは(CH2)P、(CHR)P、または(CRR’)P、SO2、NH、NRまたはOであり;Jが非存在の場合、Gは存在し、かつEはJに連結するように式Iに示されるNに直接連結され;
Lは存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合、LはCH、CR、O、SまたはNRであり;Lが非存在の場合、Mは存在してもしなくてもよく;もしMが存在し、Lが非存在である場合、Mは直接かつ独立してEに連結され、およびJはEに直接かつ独立して連結され;
Mは存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合、MはO、NR、S、SO2、(CH2)P、(CHR)P(CHR−CHR’)P、または(CRR’)Pであり;
pは0〜6の数であり;および
R、R’、R2、R3およびR4は、独立して、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C3−C8シクロアルキル;C3−C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアン、ニトロ、ハロゲン;(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル、ここで、該シクロアルキルは3〜8の炭素原子および、0〜6の酸素、窒素、硫黄またはリン原子からなり、該アルキルは1〜6の炭素原子であり;アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールよりなる群から選択され;
ここで、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル基は、必要に応じて化学的に適切に置換されていてもよく、該用語「置換された」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニル尿素、ヒドラジド、およびヒドロキサメートよりなる群から選択される1以上の基での必要に応じた化学的に適切な置換をいい;あるいは
さらに、単位N−C−G−E−L−J−Nは5員または6員の環状環構造を表し、但し、該単位N−C−G−E−L−J−Nが5員の環状の環構造を表す場合、またはN、C、G、E、L、J、N、A、Q、およびMを含む式I中の二環構造が5員の環状の環構造を表す場合、該5員の環状の環構造は環状環の一部としてのカルボニル基を欠如する]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
b.式II:
【化2】
[式II中、
ZはO、NHまたはNR12であり;
Xはアルキルスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、ヘテロシクリルアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、ヘテロシクリルアルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、またはヘテロアリールアミノカルボニル基であり、但し、Xはさらに必要に応じて、R12またはR13で置換されていてもよく、
X1はH;C1−C4直鎖アルキル;C1−C4分岐鎖アルキルまたは;CH2−アリール(置換または非置換)で置換されていてもよく;R12はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルへテロアリール、またはヘテロアリールアルキル基であり、但し、R12はさらに、必要に応じてR13で置換されていてもよく;
R13はヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキシアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロ基であり、但し、該アルキル、アルコキシおよびアリールはさらに、必要に応じて、独立してR13から選択される基で置換されていてもよく;
P1a、P1b、P2、P3、P4、P5、およびP6は独立して以下のものであり;
H;C1−C10直鎖または分岐鎖アルキル;C2−C10直鎖または分岐鎖アルケニル;
C3−C8シクロアルキル、C3−C8複素環;(シクロアルキル)アルキルまたは(ヘテロシクリル)アルキル、ここで、該シクロアルキルは3〜8の炭素原子、および0〜6の酸素、窒素、硫黄またはリン原子からなり、および該アルキルは1〜6の炭素原子のものであり;
アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、またはヘテロアリールアルキル、ここで、該アルキルは1〜6の炭素原子のものであり;
ここで、該アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル;(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクリル)アルキル基は必要に応じてR13で置換されていてもよく、さらに、ここで、該P1aおよびP1bは必要に応じて相互に連結されて、スピロ環状またはスピロ複素環の環を形成してもよく、該スピロ環状またはスピロ複素環の環は0〜6の酸素、窒素、硫黄またはリン原子を含有し、かつさらに必要に応じてR13で置換されていてもよく;および
P1’はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−アルキル、アリール、アリール−アルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリール−アルキルであり;但し、該P1’はさらに必要に応じてR13で置換されていてもよい]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
c.式III:
【化3】
[式III中、
G、JおよびYは同一であっても異なっていてもよく、独立して、基:H、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノよりなる群から選択され、但し、Yはさらに必要に応じてX11またはX12で置換されていてもよく;
X11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキル基よりなる群から選択され、但し、X11はさらに必要に応じてX12で置換されていてもよく;
X12はヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキシアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノまたはニトロであり、但し、該アルキル、アルコキシおよびアリールは加えて、必要に応じて、独立してX12から選択される基で置換されていてもよく;
R1はCOR5またはB(OR)2であり、ここで、R5はH、OH、OR8、NR9R10、CF3、C2F5、C3F7、CF2R6、R6およびCOR7よりなる群から選択され、ここで、R7はH、OH、OR8、CHR9R10、およびNR9R10よりなる群から選択され、ここで、R6、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、CH(R1’)COOR11、CH(R1’)CONR12R13、CH(R1’)CONHCH(R2’)COOR11、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONR12R13、CH(R1’)CONHCH(R2’)R’、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)COOR11、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONR12R13、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)COOR11、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)CONR12R13、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)CONHCH(R5’)COOR11、およびCH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)CONHCH(R5’)CONR12R13より群から選択され、ここで、R1’、R2’、R3’、R4’、R5’、R11、R12、R13、およびR’は同一であっても異なっていてもよく、独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルよりなる群から選択され;
ZはO、N、またはCHから選択され;
Wは存在してもしなくてもよく、もしWが存在すれば、WはC=O、C=S、またはSO2から選択され;および
R、R’、R2、R3およびR4は、独立して、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C3−C8シクロアルキル;C3−C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ;酸素、窒素、硫黄またはリン元素(該酸素、窒素、硫黄またはリン原子は0〜6の数であり);(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル、ここで、該シクロアルキルは3〜8の炭素原子、および0〜6の酸素、窒素、硫黄またはリン原子よりなり、および該アルキルは1〜6の炭素原子のものであり;アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールよりなる群から選択され;
ここで、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル基は必要に応じて置換されていてもよく、該用語「置換された」とは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニル尿素、ヒドラジドおよびヒドロキサメートよりなる群から選択される1以上の基での必要に応じた化学的に適当な置換をいう]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
d.式IV:
【化4】
[式IV中、
Yは以下の基:アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、およびヘテロシクロアルキルアミノよりなる群から選択され、但し、Yは必要に応じてX11またはX12で置換されていてもよく;
X11はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、但し、X11はさらに必要に応じてX12で置換されていてもよく;
X12はヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミノ、アリールスルホンアミノ、カルボキシル、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノまたはニトロであり、但し、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは加えて、必要に応じて、独立してX12から選択される基で置換されていてもよく;
R1は以下の構造:
【化5】
から選択され;
ここで、kは0〜5の数であり、これは同一であっても異なっていてもよく、R11は必要に応じた置換基を示し、該置換基の各々は、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアミノ、ヒドロキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシル、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミド、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノおよびニトロよりなる群から選択され、但し、R11(R11≠Hの場合)は必要に応じてX11またはX12で置換されていてもよく;
ZはO、N、CHまたはCRから選択され;
Wは存在してもしなくてもよく、もしWが存在すれば、WはC=O、C=S、C(=N−CN)、またはS(O2)から選択され;
Qは存在してもしなくてもよく、Qが存在する場合、QはCH、N、P、(CH2)P、(CHR)P、(CRR’)P、O、N(R)、S、またはS(O2)であり;Qが非存在の場合、Mは存在してもしなくてもよく;QおよびMが存在しない場合、AはLに直接連結されており;
AはO、CH2、(CHR)P、(CHR−CHR’)P、(CRR’)P、NR、S、またはS(O2)または結合であり;
EはCH、N、CR、またはA、LもしくはGに対する二重結合であり;
Qは存在してもまたはしなくてもよく、Gが存在する場合、Gは(CH2)P、(CHR)P、または(CRR’)Pであり;Gが存在しない場合、Jは存在し、かつEは、Gが連結するように式Iにおける炭素原子に直接連結され;
Jは存在してもしなくてもよく、Jが存在する場合、Jは(CH2)P、(CHR)P、または(CRR’)P、S(O2)、NH、N(R)またはOであり;Jが非存在の場合、Gは存在し、かつEは、Jに連結するように式Iに示されるNに直接連結され;
Lは存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合、LはCH、C(R)、O、SまたはN(R)であり;Lが非存在の場合、Mは存在してもしなくてもよく;もしMが存在し、かつLが非存在であれば、Mは直接かつ独立してEに連結され、およびJは直接かつ独立してEに連結され;
Mは存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合、MはO、N(R)、S、S(O2)、(CH2)P、(CHR)P(CHR−CHR’)P、または(CRR’)Pであり;
pは0〜6の数であり;および
R、R’、R2、R3およびR4は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C3−C8シクロアルキル;C3−C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル、ここで、該アルキルは3〜8の炭素原子、および0〜6の酸素、窒素、硫黄またはリン原子からなり、かつ該アルキルは1〜6の炭素原子のものであり;アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールよりなる群から選択され;
ここで、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル基は必要に応じて置換されていてもよく、該用語「置換された」とは、同一であっても異なっていてもよく、各々が、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニル尿素、ヒドラジドおよびヒドロキサメートよりなる群から選択される1以上の基での置換をいい;
さらに、ここで、該単位N−C−G−E−L−J−Nは5員の環状の環構造または6員の環状の環構造を表し、但し、該単位N−C−G−E−L−J−Nが5員の環状の環構造を表す場合、またはN、C、G、E、L、J、N、A、Q、およびMを含む式Iにおける二環構造が5員の環状の環構造を表す場合、該5員の環状環構造は該5員の環状環の部分としてのカルボニル基を欠如する]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
e.式V:
【化6】
[式V中、
(1)R1は−C(O)R5またはB(OR)2であり;
(2)R5はH、−OH、OR8、NR9R10、−C(O)OR8、−C(O)NR9R10、−CF3、C2F5、C3F7、−CF2R6、−R6、−C(O)R7またはNR7SO2
R8であり;
(3)R7はH、−OH、−OR8、または−CHR9R10であり;
(4)R6、R8、R9およびR10は、独立して、H:アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、R14、−CH(R1’)CH(R1’)C(O)OR11、[CH(R1’)]PC(O)OR11、−[CH(R1’)]PC(O)NR12R13、−[CH(R1’)]PS(O2)R11、−[CH(R1’)]PC(O)R11、−[CH(R1’)]PS(O2)NR12R13、CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)(R’)、CH(R1’)CH(R1’)C(O)NR12R13、−CH(R1’)CH(R1’)S(O2)R11、−CH(R1’)CH(R1’)S(O2)NR12R13、−CH(R1’)CH(R1’)CH(R1’)C(O)R11、―[CH(R1’)]PCH(OH)R11、−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)OR11、C(O)N(H)CH(R2’)C(O)OR11、−C(O)N(H)CH(R2’)C(O)R11、CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)NR12R13、−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)R’、C(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)OR11、CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)CH(R3’)NR12R13、C(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)NR12R13、CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)N(H)CH(R4’)C(O)OR11、CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)N(H)CH(R4’)C(O)NR12R13、CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)N(H)CH(R4’)C(O)N(H)CH(R5’)C(O)OR11、およびCH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)N(H)CH(R4’)C(O)N(H)CH(R5’)C(O)NR12R13よりなる群から選択され;
R1’、R2’、R3’、R4’、R5’、R11、R12、およびR13は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、ハロゲン、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルケニル、アルキニル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルよりなる群から選択され;あるいは
R12およびR13は一緒に連結し、ここで、その組み合わせはシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
R14は存在するか、または存在せず、もし存在すれば、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アリル、アルキル−ヘテロアリール、アルコキシ、アリール−アルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロアラルキルよりなる群から選択され;
(5)RおよびR’は存在するか、または存在せず、もし存在すれば、同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、H、OH、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C3−C8シクロアルキル、C3−C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、(アリール)アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリール、ヘテロアリール、(アルキル)アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリールおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルよりなる群から選択され、ここで、該シクロアルキルは3〜8の炭素原子、および0〜6の酸素、窒素、硫黄またはリン原子よりなり、および該アルキルは0〜6の炭素原子のものであり;
(6)L’はH、OH、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルであり;
(7)M’はH、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルまたはアミノ酸側鎖であり;
あるいはL’およびM’は一緒に結合して、
【化7】
によって表される構造式1の部分が構造式2:
【化8】
によって表される環構造を形成し、
ここで、式2においては、
Eは存在するかまたは存在せず、もし存在すれば、C、CH、NまたはC(R)であり;
Jは存在するかまたは存在せず、Jが存在しない場合、Jは(CH2)P、(CHR−CHR’)P、(CHR)P、(CRR’)P、S(O2)、N(H)、N(R)またはOであり;Jが存在せず、かつGは存在する場合、Lは位置2でマークされる窒素原子に直接連結され;
pは0〜6の数であり;
Lは存在または非存在であり、Lが存在する場合、LはC(H)またはC(R)であり;Lが存在しない場合、Mは存在するかまたは存在せず;もしMが存在し、かつLが非存在であれば、Mは、直接かつ独立してEに連結され、およびJは直接かつ独立してEに連結され;
Gは存在するか、または存在せず、Gが存在する場合、Gは(CH2)P、(CHR)P、(CHR−CHR’)Pまたは(CRR’)Pであり;Gが存在しない場合、Jは存在し、かつEは位置1でマークされる炭素原子に直接連結され;
Qは存在するか、または存在せず、Qが存在する場合、QはNR、PR、(CR=CR)、(CH2)P、(CHR)P、(CRR’)P、(CHR−CHR’)P、O、NR、S、SO、またはSO2であり;Qが存在しない場合、Mは(i)Aに直接連結されているか、または(ii)独立してL上の置換基であり、該独立した置換基は−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択され、または(iii)存在せず;QおよびMが共に存在しない場合、AはLに直接連結されているか、またはAはE上の独立した置換基であり、該独立した置換基は−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択され、またはAは存在せず;
Aは存在するか、または存在せず、もし存在すれば、AはO、O(R)、(CH2)P、(CHR)P、(CHR−CHR’)P、(CRR’)P、N(R),NRR’、S、S(O2),−OR、CH(R)(R’)またはNRR’であり;またはAはMに連結されて、脂環式、脂肪族またはヘテロ脂環式ブリッジを形成し;
Mは存在するか、または存在せず、Mが存在する場合、Mはハロゲン、O、OR、N(R)、S、S(O2)、(CH2)P、(CHR)P(CHR−CHR’)P、または(CRR’)Pであり;またはMはAに連結されて、脂環式、脂肪族またはヘテロ脂環式ブリッジを形成し;
(8)Z’は構造式3:
【化9】
によって表され、ここで、式3において、YはH、アリール、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロアルキル−ヘテロアリール、ヘテロアルキル−ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノよりなる群から選択され、およびYは置換されていないか、必要に応じて同一または異なって、独立してX11またはX12から選択される1または2の置換基で置換されていてもよく;
X11はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、およびX11は置換されていないか、あるいは必要に応じて、同一または異なって、独立して選択されるX12基の1以上で置換されていてもよく;
X12はヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、スルホニル尿素、シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−スルホンアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、該アルキル、アルコキシおよびアリールは置換されていないか、あるいは必要に応じて、同一または異なって、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルから選択される1以上の基で独立して置換されていてもよく;
ZはO、N、C(H)またはC(R)であり;
R31はH、ヒドロキシル、アリール、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロアルキル−ヘテロアリール、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノまたはヘテロシクロアルキルアミノであり、およびR31は置換されていないか、または必要に応じて、同一または異なって、独立してX13またはX14から選択される1または2の置換基で置換されていてもよく;
X13はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、およびX13は置換されていないか、あるいは必要に応じて、同一または異なって、独立して選択される1以上のX14基で置換されていてもよく;
X14はヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリールスルホンアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノまたはニトロであり、および該アルキル、アルコキシ、およびアリールは置換されていないか、あるいは必要に応じて、同一または異なって、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルから選択される1以上の基で置換されていてもよく;
Wは存在し、または存在しなくてもよく、もしWが存在すれば、WはC(=O)、C(=S)、C(=N−CN)、またはS(O2)であり;
(9)Xは構造式4:
【化10】
によって表され、
ここで、式4においては、aは2、3、4、5、6、7、8または9であり;b、c、d、eおよびfは0、1、2、3、4または5であり;
AはC、N、SまたはOであり;
R29およびR29’は、独立して、存在するか、または存在せず、もし存在すれば、同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)2、カルボキシル、C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、Y1Y2N−アルキル−、Y1Y2NC(O)−およびY1Y2NSO2−よりなる群から選択される1または2の置換基であり、ここで、Y1およびY2は同一であっても異なっていてもよく、独立して、水素、アルキル、アリールおよびアラルキルよりなる群から選択され;あるいは
R29およびR29’は、その組み合わせが0〜6の炭素原子の脂肪族またはヘテロ脂肪族鎖であるように一緒に連結され;
R30は存在するか、または存在せず、もし存在すれば、H、アルキル、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルよりなる群から独立して選択される1または2の置換基であり;
(10)Dは構造式5:
【化11】
によって表され、
ここで、式5においては、R32、R33およびR34は存在するか、または存在せず、もし存在すれば、H、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、スピロアルキル、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)2、カルボキシル、−C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、Y1Y2N−アルキル−、Y1Y2NC(O)−およびY1Y2NSO2−よりなる群から独立して選択される1または2の置換基であり、ここで、Y1およびY2は同一であっても異なっていてもよく、独立して、水素、アルキル、アリール、およびアラルキルよりなる群から選択され;あるいは
R32およびR34は、その組み合わせがシクロアルキル基の部分を形成するように一緒に連結され;
gは1、2、3、4、5、6、7、8または9であり;
h、i、j、k、lおよびmは0、1、2、3、4または5であり;および
AはC、N、SまたはOであり、
(11)但し、構造式2:
【化12】
が
【化13】
であって、W’がCHまたはNである場合、以下の条件排除(i)および(ii)が共に適用される:
条件排除(i):Z’は、R36がH、C6または10アリール、ヘテロアリールである−NH−R36、−R37がC1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルである−C(O)−R37、−C(O)−OR37または−C(O)−NHR37のいずれでもなく:および
条件排除(ii):R1は−C(O)OH、−C(O)OHの医薬上許容される塩、−C(O)OHのエステル、またはR38がC1−8アルキル、C3−6シクロアルキル、C6〜10アリールまたはC7−16アラルキルよりなる群から選択される−C(O)NHR38のいずれでもない]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
f.式VI:
【化14】
[式VI中、
CapおよびP’は、独立して、H、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アリールアルキルオキシまたはヘテロシクリルアミノであり、ここで、該アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アリールアルキルオキシまたはヘテロシクリルアミノの各々は置換されていないか、または必要に応じて、同一であっても異なっていてもよく、かつ独立してX1およびX2から選択される1または2の置換基で置換されていてもよく;
X1はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、およびX1は置換されていないか、または必要に応じて、同一であっても異なっていてもよく、かつ独立して選択される1以上のX2基で独立して置換でき;
X2はヒドロキシ、アルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミノ、アリールスルホンアミノ、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、ケト、エステルまたはニトロであり、ここで、該アルキル、アルコキシ、およびアリールの各々は置換されていないか、あるいは必要に応じて、同一であっても異なっていてもよく、かつ独立してアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルから選択される1以上の基で独立して置換でき;
Wは存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合、WはC(=O)、C(=S)、C(=NH)、C(=N−OH)、C(=N−CN)、S(O)またはS(O2)であり;
Qは存在してもしなくてもよく、Qが存在する場合、QはN(R)、P(R)、CR=CR’、(CH2)P、(CHR)P、(CRR’)P、(CHR−CHR’)P、O、S、S(O)またはS(O2)であり;Qが存在しない場合、Mは(i)直接的にAに連結されているか、あるいは(ii)MはL上の独立した置換基であり、およびAはE上の独立した置換基であり、該独立した置換基は−OR、−CH(R’)、S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択され;QおよびMが共に存在しない場合、AはLに直接連結され、あるいはAは、−OR、CH(R)(R’)、−S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択される、E上の独立した置換基であり;
Aは存在するか、または存在せず、もし存在すれば、Aは−O−、−O(R)CH2−、−(CHR)P−、−(CHR−CHR’)P−、(CRR’)P、N(R)、NRR’、S、またはS(O2)であり、Qが存在しない場合、Aは−OR、−CH(R)(R’)または−NRR’であり;Aが存在しない場合、QおよびEは結合によって連結されているか、あるいはQはM上の独立した置換基であり;
Eは存在するか、または存在せず、もし存在すれば、EはCH、N、C(R)であり;
Gは存在してもしなくてもよく、Gが存在する場合、Gは(CH2)P、(CHR)P、または(CRR’)Pであり;Gが存在しない場合、Jは存在し、およびEは位置1でマークされる炭素原子に直接連結され;
Jは存在してもしなくてもよく、Jが存在する場合、Jは(CH2)P、(CHR−CHR’)P、(CHR)P、(CRR’)P、S(O2)、N(H)、N(R)またはOであり;Jが存在せず、かつGが存在する場合、Lは位置2でマークされる窒素原子に直接連結され;
Lは存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合、LはCH、N、またはCRであり;Lが存在しない場合、Mは存在するか、または存在せず;もしMが存在し、かつLが存在しない場合、Mは直接かつ独立してEに連結され、およびJは直接かつ独立してEに連結され;
Mは存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合、MはO、N(R)、S、S(O2)、(CH2)P、(CHR)P、(CHR−CHR’)P、または(CRR’)Pであり;
pは0〜6の整数であり;
R、R’およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々はH、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C3−C8シクロアルキル、C3−C8ヘテロシクリル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アリール−アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキル−アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリールおよび(ヘテロシクリル)アルキルよりなる群から選択され;
(CRR’)におけるRおよびR’は、その組み合わせがシクロアルキルまたはヘテロシクリル基を形成するように一緒に連結し得;および
R1はN(R)またはOである]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
g.式VII:
【化15】
[式VII中、
MはO、N(H)、またはCH2であり;
nは0〜4であり;
R1は−OR6、−NR6R7または
【化16】
であり;
ここで、R6およびR7は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノよりなる群から選択される群から選択され;R4およびR5は同一であっても異なっていてもよく、各々が、独立して、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルよりなる群から選択され;あるいは代替的に、R4およびR5は、基
【化17】
が、kが0〜2である
【化18】
によって表されるように、環状の5〜7員環の一部を一緒に形成し;
Xは:
【化19】
よりなる群から選択され;
ここで、pは1〜2であり、qは1〜3であり、およびP2はアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;および
R3はアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
【化20】
よりなる群から選択され;
ここで、YはO、SまたはNHであり、およびZはCHまたはNであり、およびR8基は同一であっても異なっていてもよく、各R8は、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシよりなる群から選択される]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
h.式VIII:
【化21】
[式VIII中、
MはO、N(H)、またはCH2であり;
R1は−OR6、NR6R7または
【化22】
であり;
ここで、R6およびR7は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノよりなる群から選択され;
P1はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルハロアルキルよりなる群から選択され;
P3はアルキル、シクロアルキル、アリール、およびアリールと縮合したシクロアルキルよりなる群から選択され;
R4およびR5は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルよりなる群から選択され;あるいは代替的に、R4およびR5は、基
【化23】
が、kが0〜2である
【化24】
によって表されるように、環状の5〜7員環の一部を一緒に形成し;
Xは:
【化25】
よりなる群から選択され;
ここで、pは1〜2であり、qは1〜3であり、およびP2 はアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、またはシクロアルキルアミノであり;および
R3はアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
【化26】
よりなる群から選択され;
ここで、YはO、SまたはNHであり、およびZはCHまたはNであり、およびR8基は同一であっても異なっていてもよく、各R8は、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシよりなる群から選択される]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
i.式IX:
【化27】
[式IX中、
MはO、N(H)、またはCH2であり;
nは0〜4であり;
R1は−OR6、−NR6R7または
【化28】
であり;
ここで、R6およびR7は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノよりなる群から選択され;
R4およびR5は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルよりなる群から選択され;あるいは代替的に、R4およびR5は、基
【化29】
が、kが0〜2である
【化30】
によって表されるように、環状の5〜7員の一部を一緒に形成し;
Xは
【化31】
よりなる群から選択され;
ここで、pは1〜2であり、qは1〜3であって、P2はアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、またはシクロアルキルアミノであり;および
R3はアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
【化32】
よりなる群から選択され;
ここで、YはO、SまたはNHであり、およびZはCHまたはNであり、およびR8基は同一であっても異なっていてもよく、各R8は、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシよりなる群から選択される]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
j.式X:
【化33】
[式X中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
AおよびMは同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2Rおよびハロから選択され;あるいはAおよびMは、式Iにおいて前記で示される基:
【化34】
が3、4、6、7または8員のシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクリル、6〜10員のアリール、または5〜10員のヘテロアリールいずれかを形成するように相互に結合され;
EはC(H)またはC(R)であり;
LはC(H)、C(R)、CH2C(R),またはC(R)CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−よりなる群から選択され;あるいは代替的に、NRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され;
およびYは以下の基:
【化35】
から選択され;
ここで、GはNHまたはOであり;およびR15、R16、R17およびR18は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、R15およびR16は相互に結合して、4〜8員のシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキル構造を形成し、同様に、独立して、R17およびR18は相互に連結されて、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されていないか、必要に応じて、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノおよびニトロよりなる群から選択される1以上の基で独立して置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
k.式XI:
【化36】
[式XI中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
AおよびMは同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、R、NR9R10、SR、SO2Rおよびハロから選択され;あるいはAおよびMは、式Iにおいて前記で示された基:
【化37】
が3、4、6、7または8員のシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクリル、6〜10員のアリール、または5〜10員のヘテロアリールいずれかを形成するように相互に連結される(換言すれば、A−E−L−Mが一緒になる);
EはC(H)またはC(R)であり;
LはC(H)、C(R)、CH2C(R)、またはC(R)CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−、アルキル−、およびヘテロアリール−、アルキル−よりなる群から選択され;あるいは代替的に、NRR’におけるRおよびR’は、NR9R10が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され;
Yは以下の基から選択され:
【化38】
ここで、Y30およびY31は
【化39】
(式中、uは数0〜6である)
から選択され;
XはO、NR15、NC(O)R16、S、S(O)およびSO2から選択され;
GはNHまたはOであり;および
R15、R16、R17、R18、R19、T1、T2、T3およびT4は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、R17およびR18は相互に連結されて、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されていないか、または必要に応じて、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノおよびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
l.式XII:
【化40】
[式XII中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
AおよびMは同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2Rおよびハロから選択され;あるいはAおよびMは、式Iにおいて前記で示した基:
【化41】
が3、4、6、7または8員のシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクリル、6〜10員のアリール、または5〜10員のヘテロアリールいずれかを形成するように相互に連結され;
EはC(H)またはC(R)であり;
LはC(H)、C(R)、CH2C(R)、またはC(R)CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−よりなる群から選択され;あるいは代替的に、NRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され;
およびYは以下の基:
【化42】
から選択され;
ここで、GはNHまたはOであり;およびR15、R16、R17、R18、およびR19は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、(i)R15およびR16は相互に連結して、4〜8員の環状構造を形成し、あるいはR15およびR19は相互に連結して、4〜8員の環状構造を形成し、および(ii)同様に、独立して、R17およびR18は相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されていないか、または必要に応じて、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミド、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
m.式XIII:
【化43】
[式XIII中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々が、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
AおよびMは同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2R、およびハロから選択され;あるいはAおよびMは、式Iにおいて前記で示した基:
【化44】
が3、4、6、7または8員のシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクリル、6〜10員のアリール、または5〜10員のヘテロアリールいずれかを形成するように相互に連結され(換言すれば、A−E−L−Mが一緒になる);
EはC(H)またはC(R)であり;
LはC(H)、C(R)、CH2C(R)、またはC(R)CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−よりなる群から選択され;あるいは代替的に、NRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され;
およびYは以下の基:
【化45】
から選択され;
ここで、GはNHまたはOであり、およびR15、R16、R17、R18、R19およびR20は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、C1−C10アルキル、C1−C10ヘテロアルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10ヘテロアルケニル、C2−C10アルキニル、C2−C10ヘテロアルキニル、C3−C8シクロアルキル、C3−C8ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールよりなる群から選択され、あるいは代替的に:(i)R15およびR16は相互に連結して、4〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルを形成でき、またはR15およびR19は相互に連結して、5〜8員のヘテロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、あるいはR15およびR20は相互に連結して、5〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、および(ii)同様に、独立して、R17およびR18は相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されていないか、または必要に応じて独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アリールスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
n.式XIV:
【化46】
[式XIV中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
AおよびMは同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2R、およびハロから選択され;
あるいはAおよびMは、式Iにおいて前記で示した基:
【化47】
が3、4、6、7または8員のシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクリル、または6〜10員のアリール、または5〜10員のヘテロアリールいずれかを形成するように相互に連結され;
EはC(H)またはC(R)であり;
AはC(H)、C(R)、CH2C(R)、またはC(R)CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、NRR’におけるRおよびR’はNRR’が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され;
およびYは以下の基:
【化48】
から選択され;
ここで、GはNHまたはOであり;およびR15、R16、R17、およびR18は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールよりなる群から選択され、あるいは代替的に、(i)R15およびR16は相互に連結して、4〜8員の環状構造を形成し、および(ii)同様に、独立して、R17およびR18は相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されていないか、または必要に応じて、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノおよびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
o.式XV:
【化49】
[式XV中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アリール−、ヘテロアルキル、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;EおよびJは同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、R、OR、NHR、NRR7、SR、ハロ、およびSO2Rよりなる群から選択され、EおよびJは相互に直接連結して、3〜8員のシクロアルキル、または3〜8員のヘテロシクリル基を形成でき;
ZはN(H)、N(R)、またはOであり、但し、ZがOである場合、Gは存在するか、または存在せず、もしGが存在し、ZがOであれば、GはC(=O)であり;
Gは存在してもしなくてもよく、もしGが存在すれば、GはC(=O)またはS(O2)であり、Gが存在しない場合、Zは直接Yに連結され;
Yは:
【化50】
よりなる群から選択され;
R、R7、R2、R3、R4およびR5は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−よりなる群から選択され、ここで、該ヘテロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルの各々が、独立して、1〜6の酸素、窒素、硫黄またはリン原子を有し;
ここで、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基の各々は置換されていないか、または必要に応じて、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニル尿素、ヒドラジド、およびヒドロキサメートよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
p.式XVI:
【化51】
[式XVI中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、NR9R10におけるR9およびR10は、NR9R10が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され、および同様に、独立して、代替的に、CHR9R10におけるR9およびR10は、CHR9R10が4〜8員のシクロアルキルを形成するように相互に連結され;
R2およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
Yは以下の基:
【化52】
から選択され;
ここで、GはNHまたはOであり;およびR15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24およびR25は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、(i)R17およびR18は、独立して、相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、独立して、R15およびR19は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、独立して、R15およびR16は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iv)同様に、独立して、R15およびR20は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;(v)同様に、独立して、R22およびR23は相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたは4〜8−インのヘテロシクリルを形成し;および(vi)同様に、独立して、R24およびR25は相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたは4〜8員のヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されてなく、または必要に応じて、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノおよびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
q.式XVII:
【化53】
[式XVII中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
AおよびMは同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2Rおよびハロから選択され;あるいはAおよびMは、式Iにおいて前記に示した基:
【化54】
が、3、4、6、7または8員のシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクリル、または6〜10員のアリール、または5〜10員のヘテロアリールいずれかを形成するように相互に連結され;
EはC(H)またはC(R)であり;
LはC(H)、C(R)、CH2C(R)、またはC(R)CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−よりなる群から選択され;または代替的に、NRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され;
Yは以下の基から選択され:
【化55】
ここで、Y30は
【化56】
から選択され、
ここで、uは0〜1であり;
XはO、NR15、NC(O)R16、S、S(O)およびSO2から選択され;
GはNHまたはOであり;および
R15、R16、R17、R18、R19、T1、T2、およびT3は同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、R17およびR18は相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されていないか、あるいは必要に応じて、独立して、ヒドロキイシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノおよびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
r.式XVIII:
【化57】
[式XVIII中、
R8はアルキル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、およびヘテロシクロアルキルよりなる群から選択され;
R9はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびシクロアルキルよりなる群から選択され;
AおよびMは同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、R、OR、N(H)R、N(RR’)、SR、S(O2)R、およびハロから選択され;あるいはAおよびMは、式Iにおいて前記で示した基:
【化58】
が、3、4、5、6、7または8員のシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクリル、6〜10員のアリール、または5〜10の員もヘテロアリールいずれかを形成するように相互に連結され(換言すれば、A−E−L−Mが一緒になる);
EはC(H)またはC(R)であり;
LはC(H)、C(R)、CH2C(R)、またはC(R)CH2であり;
RおよびR’は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−、アルキル−よりなる群から選択され;あるいは代替的に、N(RR’)におけるRおよびR’は、N(RR’)が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され;
R2およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、スピロ連結シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
Yは以下の基:
【化59】
から選択され;
ここで、GはNHまたはOであり;およびR15、R16、R17、R18、R19、およびR20は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、(i)R17およびR18は独立して相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、独立して、R15およびR19は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、独立して、R15およびR16は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;および(iv)同様に、独立して、R15およびR20は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、スピロ連結シクロアルキル、およびヘテロシクリルの各々は置換されていないか、あるいは必要に応じて、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノおよびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
s.式XIX:
【化60】
[式XIX中、
Zはヘテロシクリル基、N(H)(アルキル)、−N(アルキル)2、−N(H)(シクロアルキル)、−N(シクロアルキル)2、−N(H)(アリール)、−N(アリール)2、−N(H)(ヘテロシクリル)、−N(ヘテロシクリル)2、−N(H)(ヘテロアリール)、および−N(ヘテロアリール)2よりなる群から選択され;
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、NR9R10におけるR9およびR10は、NR9R10が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され、同様に、独立して、代替的に、CHR9R10におけるR9およびR10は、CHR9R10が4〜8員のシクロアルキルを形成するように相互に連結され;
R2およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々が、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
Yは以下の基:
【化61】
から選択され;
ここで、GはNHまたはOであり;およびR15、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は同一であっても異なっていてもよく、各々が、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、(i)R17およびR18は独立して相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、独立して、R15およびR19は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、独立して、R15およびR16は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;および(iv)同様に、独立して、R15およびR20は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されていないか、あるいは必要に応じて、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、カルボキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノおよびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
t.式XX:
【化62】
[式XX中、
aは0または1であり;bは0または1であり;YはHまたはC1−6アルキルであり;
BはH、式R7−C(O)−のアシル誘導体、または式R7−SO2のスルホニルであり、ここで、
R7は(i)必要に応じてカルボキシル、C1−6アルカノイルオキシまたはC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−10アルキル;
(ii)必要に応じてカルボキシル、(C1−6アルコキシ)カルボニルまたはフェニルメトキシカルボニルで置換されていてもよいC3−7シクロアルキル;
(iii)必要に応じてC1−6アルキル、ヒドロキシ、または必要に応じてC1−6アルキルで置換されていてもよいアミノで置換されていてもよいC6またはC10アリールまたはC7−16アラルキル;または
(iv)必要に応じてC1−6アルキル、ヒドロキシ、必要に応じてC1−6アルキルで置換されていてもよいアミノ、または必要に応じてC1−6アルキルで置換されていてもよいアミドで置換されていてもよいHet;
であり;
R6は、存在する場合、カルボキシルで置換されたC1−6アルキルであり;
R5は、存在する場合、必要に応じてカルボキシル置換されていてもよいC1−6アルキルであり;
R4はC1−10アルキル、C3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり;
R3はC1−10アルキル、C3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり;
R2はCH2−R20、NH−R20、O−R20またはS−R20であり、ここで、R20は、必要に応じてR21で一置換、二置換または三置換されていてもよい飽和または不飽和C3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり、あるいはR20は、必要に応じてR21で一置換、二置換または三置換されていてもよいC6またはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり、
あるいはR20は必要に応じてR21で一置換、二置換、または三置換されていてもよいHetまたは(低級アルキル)−Hetであり、ここで、各R21は独立してC1−6アルキル;C1−6アルコキシ;必要に応じてC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノ;スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;必要に応じてC1−6アルキル、C6またはC10アリール、C7−16アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで一置換されていてもよいアミド;カルボキシル;カルボキシ(低級アルキル);C6またはC10アリール、C7−16アラルキルまたはHetであり、該アリール、アラルキルまたはHetは必要に応じてR22で置換されていてもよく;
ここで、R22はC1−6アルキル;C1−6アルコキシ;必要に応じてC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノ;スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;カルボキシル;アミドまたは(低級アルキル)アミドであり;
R1は必要に応じてハロゲンで置換されていてもよいC1−6アルキルまたはC2−6アルケニルであり;および
WはヒドロキシまたはN−置換アミノである]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
u.式XXI:
【化63】
[式XXI中、
BはH、C6またはC10アリール、C7−16アラルキル;その全てが必要に応じてC1−6アルキルで置換されていてもよいHetまたは(低級アルキル)−Het;C1−6アルコキシ;C1−6アルカノイル;ヒドロキシ;ヒドロキシアルキル;ハロ;ハロアルキル;ニトロ;シアノ;シアノアルキル;必要に応じてC1−6アルキルで置換されていてもよいアミノ;アミド;または(低級アルキル)アミドであり;
あるいはBは式R4−C(O)−のアシル誘導体;式R4−O−C(O)−のカルボキシル;式R4−N(R5)−C(O)−のアミド;式R4−N(R5)−C(S)−のチオアミド;または式R4−SO2のスルホニルであり、ここで、
R4は(i)必要に応じてカルボキシル、C1−6アルカノイル、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、必要に応じてC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノ、アミド、または低級アルキルアミドで置換されていてもよいC1−10アルキル;
(ii)全てが、必要に応じて、ヒドロキシ、カルボキシル、(C1−6アルコキシ)カルボニル、必要に応じてC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノ、アミド、または(低級アルキル)アミドで置換されていてもよい、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルコキシ、またはC4−10アルキルシクロアルキル;
(iii)必要に応じてC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノ;アミド;または(低級アルキル)アミド;
(iv)全てが、必要に応じて、C1−6アルキル、ヒドロキシ、アミド、(低級アルキル)アミド、または必要に応じてC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノで置換されていてもよい、C6またはC10アリールまたはC7−16アラルキル;または
(v)共に必要に応じてC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミド、(低級アルキル)アミド、またはC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノで置換されていてもよい、Hetまたは(低級アルキル)−Het;
であり;
R5はHまたはC1−6アルキルであり;
但し、R4がアミドまたはチオアミドである場合、R4は(ii)シクロアルコキシではなく;
YはHまたはC1−6アルキルであり;
R3は、全て必要に応じて、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、C1−6チオアルキル、アミド、(低級アルキル)アミド、C6またはC10アリール、またはC7−16アラルキルで置換されていてもよい、R1−8アルキル、C3−7シクロアルキル、またはC4−10アルキルシクロアルキルであり;
R2はCH2−R20、NH−R20、O−R20またはS−R20であり、ここで、R20は、その全てが必要に応じてR21で一置換、二置換または三置換されていてもよい、飽和または不飽和C3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であるか、あるいはR20は、全てが必要に応じてR21で一置換、二置換または三置換されていてもよい、C6またはC10アリールまたはC7−14アラルキルであり、
あるいはR20は、共に必要に応じてR21で一置換、二置換または三置換されていてもよい、Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、
ここで、各R21は、独立して、C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;低級チオアルキル;スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;必要に応じてC1−6アルキル、C6またはC10アリール、C7−14アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで一置換または二置換されていてもよいアミノ;必要に応じてC1−6アルキル、C6またはC10アリール、C7−14アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで一置換されていてもよいアミド;カルボキシル;カルボキシ(低級アルキル);C6またはC10アリール、C7−14アラルキルまたはHetであり、該アリール、アラルキルまたはHetは必要に応じてR22で置換されていてもよく;
ここで、R22はC1−6アルキル;C3−7シクロアルキル;C1−6アルコキシ;必要に応じてC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノ;スルホニル;(低級アルキル)スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;カルボキシル;アミド;(低級アルキル)アミド;または必要に応じてC1−6アルキルで置換されていてもよいHetであり;
R1はH;C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルであり、全て、必要に応じてハロゲンで置換されていてもよい]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
v.式XXII:
【化64】
[式XXII中、
WはCHまたはNであり、
R21はH、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、ヒドロキシ、またはN(R23)2であり、ここで、各R23は独立してH、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
R22はH、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6チオアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、C2−7アルコキシアルキル、C3−6シクロアルキル、C6または10アリールまたはHetであり、ここで、Hetは窒素、酸素および硫黄から選択される1〜4のヘテロ原子を含有する5−、6−または7員の飽和または不飽和複素環であり;
該シクロアルキル、アリールまたはHetはR24で置換されており、ここで、R24はH、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、NO2、N(R25)2、NH−C(O)−R25またはNH−C(O)−NH−R25であり、ここで、各R25は独立して:H、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;あるいはR24はNH−C(O)−OR26であり、ここで、R26はC1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
R3はヒドロキシ、NH2、または式−NH−R31の基であり、ここで、R31はC6または10アリール、ヘテロアリール、−C(O)−R32、−C(O)−NHR32または−C(O)−OR32であり、ここで、R32はC1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
Dは、必要に応じて:O、S、またはN−R41から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を含有してもよい5〜10原子の飽和または不飽和アルキレン鎖であり、ここで、R41はH、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたは−C(O)−R42であり、ここで、R42はC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6または10アリールであり;R4はH、または該鎖Dのいずれかの炭素原子における1〜3の置換基であり、該置換基は、独立して:C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、オキソ、チオおよびC1−6チオアルキルよりなる群から選択され、および
Aは式−C(O)−NH−R5のアミドであり、ここで、R5は:C1−8アルキル、C3−6シクロアルキル、C6または10アリールおよびC7−16アラルキルよりなる群から選択され;
あるいはAはカルボン酸である]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
w.式XXIII:
【化65】
[式XXIII中、
R0は結合またはジフルオロメチレンであり;
R1は水素、必要に応じて置換されていてもよい脂肪族基、必要に応じて置換されていてもよい環状基または必要に応じて置換されていてもよい芳香族基であり;
R2およびR9は、各々、独立して、必要に応じて置換されていてもよい脂肪族基、必要に応じて置換されていてもよい環状基または必要に応じて置換されていてもよい芳香族基であり;
R3、R5およびR7は、各々、独立して、必要に応じて置換されていてもよい(1,1−または1,2−)シクロアルキレン;または必要に応じて置換されていてもよい(1,1−または1,2−)ヘテロシクリレン;または必要に応じて置換されていてもよい脂肪族、必要に応じて置換されていてもよい環状基または必要に応じて置換されていてもよい芳香族基よりなる群から選択される1つの置換基で置換されたメチレンまたはエチレンであり、ここで、該メチレンまたはエチレンはさらに必要に応じて脂肪族基置換基で置換されていてもよく;あるいは
R4、R6、R8およびR10は、各々、独立して、水素または必要に応じて置換されていてもよい脂肪族基であり;
【化66】
は置換された単環アザ複素環または必要に応じて置換されていてもよい多環アザヘテロシクリル、または必要に応じて置換されていてもよい多環アザヘテロシクレニルであり、ここで、該不飽和は、R9−L−(N(R(8)−R7−C(O)−)nN(R6)−R5−C(O)−N基を担う環に対して遠位の環にあり、かつ−C(O)−N(R4)−R3−C(O)C(O)NR2R1基が結合した環におけるものであり;Lは−C(O)−、−OC(O)−、NR10C(O)−、S(O)2−、または−NR10S(O)2−であり;およびnは0または1であり、
但し、
【化67】
が置換された
【化68】
である場合、Lは−OC(O)−であって、R9は必要に応じて置換されていてもよい脂肪族であり;あるいはR3、R5およびR7の少なくとも1つは、必要に応じて置換されていてもよい脂肪族基、必要に応じて置換されていてもよい環状基または必要に応じて置換されていてもよい芳香族基よりなる群から選択される1つの置換基で置換されたエチレンである、ここで、該エチレンはさらに必要に応じて脂肪族基置換基で置換されていてもよく;あるいはR4は必要に応じて置換されていてもよい脂肪族である]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
x.式XXIV:
【化69】
[式XXIV中、
Wは
【化70】
であり;
mは0または1であり;
各R1はヒドロキシ、アルコキシまたはアリールオキシであり、あるいは各R1は酸素原子であって、それらが各々結合するホウ素と一緒になって、5〜7員の環を形成し、ここで、環原子は炭素、窒素または酸素であり;
各R2は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり、あるいは同一の窒素原子に結合した2つのR2基はその窒素原子と一緒になって、5〜7員の単環複素環系を形成し;ここで、いずれかのR2炭素原子は必要に応じてJで置換されていてよく;
Jはアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ケト、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、アラルカノイルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ホルミル、アシル、スルホニル、またはスルオンアミドであり、必要に応じて1〜3のJ1基で置換されてよく;
J1はアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ケト、ヒドロキシ、アミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ホルミル、スルホニル、またはスルホンアミドであり;
Lはアルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、ここで、いずれの水素も必要に応じてハロゲンで置換されていてよく、ここで、いずれかの末端炭素原子に結合したいずれの水素またはハロゲン原子も必要に応じてスルフヒドリルまたはヒドロキシで置換されていてもよく;
A1は結合であり;
R4はアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよく;
R5およびR6は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよく;
Xは結合、−C(H)(R7)−、−O−、−S−、またはN(R8)−であり;
R7は水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよく;
R8は水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、アラルカノイル、ヘテロシクラノイル、ヘテロアラルカノイル、−C(O)R14、−SO2R14またはカルボキサミドであり、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよく;あるいはR8およびZは、それらが結合する炭素と一緒になって、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよい窒素含有単環または二環系を形成し;
R14はアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり;
Yは結合、−CH2−、−C(O)−、−C(O)C(O)−、−S(O)−、−S(O)2−、または−S(O)(NR7)−であり、ここで、R7は前記定義に同じであり;
Zはアルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、−OR2、または−N(R2)2であり、ここで、いずれの炭素原子も必要に応じてJで置換されていてもよく、ここで、R2は前記した通りであり;
A2は結合または
【化71】
であり;
R9はアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよく;
Mは、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよい、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり、ここで、いずれのアルキル炭素原子もヘテロ原子によって置換されていてもよく;
Vは結合、−CH2−、−C(H)(R11)−、−O−、−S−、または−N(R11)−であり;
R11は水素またはC1−3アルキルであり;
Kは結合、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)2−、または−S(O)(NR11)−であり、ここで、R11は前記定義の通りであり;
Tは−R12−アルキル−R12−アルケニル−R12、−アルキニル−R12、―OR12、−N(R12)2、−C(O)R12−C(=NOアルキル)R12、または
【化72】
であり;
R12は水素、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキリデニル、またはヘテロシクロアルキリデニルであり、これは必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよく、あるいは第一のR12および第二のR12は、それらが結合している窒素と一緒になって、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよい単環または二環系を形成し;
R10はアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、これは必要に応じて1〜3の水素J基で置換されていてもよく;
R15はアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、これは、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよく;および
R16は水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルである]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
y.式XXV:
【化73】
[式XXV中、
EはCHOまたはB(OH)2であり;
R1は低級アルキル、ハロ−低級アルキル、シアノ−低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキル、ヘテロアリール低級アルキル、低級アルケニルまたは低級アルキニルを表し;
R2は低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、アリール−低級アルキル、アミノカルボニル−低級アルキルまたは低級シクロアルキル−低級アルキルを表し;および
R3は水素または低級アルキルを表し;
あるいはR2およびR3は、一緒になって、必要に応じてヒドロキシによって置換されていてもよいジメチレンまたはトリメチレンを表し;
R4は低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級シクロアルキル−低級アルキル、カルボキシ−低級アルキル、アリール低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、シアノ−低級アルキル−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、低級アルケニル、アリールまたは低級シクロアルキルを表し;
R5は低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、シアノ−低級アルキルチオ−低級アルキルまたは低級シクロアルキルを表し;
R6は水素または低級アルキルを表し;
R7は低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、アリール−低級アルキル、低級シクロアルキル−低級アルキルまたは低級シクロアルキルを表し;
R8は低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、カルボキシ低級アルキルまたはアリール−低級アルキルを表し;
R9は低級アルキルカルボニル、カルボキシ−低級アルキルカルボニル、アリールカルボニル、低級アルキルスルホニル、アリールスルホニル、低級アルコキシカルボニルまたはアリール−低級アルコキシカルボニルを表す]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
z.式XXVI:
【化74】
[式XXVI中、
Bは式R11−C(O)−のアシル誘導体であり、ここで、R11は必要に応じてカルボキシルで置換されていてもよいCl−10アルキルである;あるいはR11は必要に応じてC1−6アルキルで置換されていてもよいC6またはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり;
aは0または1であり;
R6は存在する場合、カルボキシ(低級)アルキルであり;
bは0または1であり;
R5は、存在する場合、C1−6アルキル、またはカルボキシ(低級)アルキルであり;
YはHまたはC1−6アルキルであり;
R4はC1−10アルキル;C3−10シクロアルキルであり
R3はC1−10アルキル;C3−10シクロアルキルであり;
Wは式:
【化75】
の基であり;
ここで、R2は必要に応じてカルボキシルで置換されていてもよいC1−10アルキルまたはC3−7シクロアルキル;C6またはC10アリール;またはC7−16アラルキルであり;あるいは
Wは式:
【化76】
の基であり、ここで、XはCHまたはNであり;および
R2’は、Xと連結して5−または6員の環を形成するC3−4アルキレンであり、該環は必要に応じてOH;SH;NH2;カルボキシル;R12;OR12、SR12、NHR12またはNR12R12’で置換されていてもよく、ここで、R12およびR12’は独立して:環状C3−16アルキルまたは非環状C1−16アルキルまたは環状C3−16アルケニルまたは非環状C2−16アルケニルであり、該アルキルまたはアルケニルは必要に応じてNH2、OH、SH、ハロまたはカルボキシルで置換されていてもよく;該アルキルまたはアルケニルは、必要に応じて、O、S、およびNよりなる群から独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有し;あるいは
R12およびR12’は、独立して、必要に応じてC1−6アルキル、NH2、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで置換されていてもよいC6またはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり;該アリールまたはアラルキルは、必要に応じて、O、S、およびNよりなる群から独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有し;
該環状アルキル、環状アルケニル、アリールまたはアラルキルは必要に応じて第二の5−、6−または7員の環と縮合して、環状系または複素環を形成してもよく、該第二の環は必要に応じてNH2、OH、SH、ハロカルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキル;C6またはC10アリールまたは複素環で置換されていてもよく;該第二の環は、必要に応じて、O、S、およびNよりなる群から独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有し;
Qは式:
【化77】
の基であり;
ここで、ZはCHまたはNであり;
XはOまたはSであり;
R1はH、共に必要に応じてチオまたはハロで置換されていてもよいC1−6アルキルまたはC1−6アルケニルであり;および
ZがCHである場合、R13はH;CF3;CF2CF3;CH2−R14;CH(F)−R14;CH2−R14;NR14R14’;S−R14;またはCO−NH−R14であり、ここで、R14およびR14’は独立して水素、環状C3−10アルキルまたは非環状C1−10アルキルまたは環状C3−10アルケニルまたは非環状C2−10アルケニルであり、該アルキルまたはアルケニルは必要に応じてNH2、OH、SH、ハロまたはカルボキシルで置換されていてもよく;該アルキルまたはアルケニルは、必要に応じて、O、S、およびNよりなる群から独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有してもよく;あるいは
R14およびR14’は、独立して、必要に応じてC1−6アルキル、NH2、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで置換されていてもよく、あるいはさらなるC3−7シクロアルキル、C6またはC10アリール、または複素環で置換されていてもよいC6またはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり、該アリールまたはアラルキルは、必要に応じて、O、S、およびNよりなる群から独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有してもよく;
該環状アルキル、環状アルケニル、アリールまたはアラルキルは必要に応じて第二の5−、6−または7員の環と縮合して、環状系または複素環を形成してもよく、該第二の環は、必要に応じて、NH2、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで置換されていてもよく、またはさらなるC3−7シクロアルキル、C6またはC10アリール、または複素環で置換されていてもよく;該第二の環は、必要に応じて、O、S、およびNよりなる群から独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有してもよく;
あるいはR14およびR14’は、独立して、Nと一緒に結合した場合に、必要に応じてさらなるC3−7シクロアルキル、C6またはC10アリールまたは複素環と縮合してもよい3〜6員の窒素−含有環を形成するC1−4アルキルであり;
但し、ZがCHである場合、R13はα−アミノ酸またはそのエステルではなく;ZがNである場合、R13はH;カルボキシ;必要に応じてカルボキシで置換されていてもよいC1−6 アルキル;CH2−R14;CHR14R14’;CH(F)−R14;O−R14;NR14R14’またはS−R14であり、ここで、R14およびR14’は前記定義の通りであり;あるいは
Qは式:
【化78】
のホスホネート基であり;
ここで、R15およびR16は独立してC6−20アリールオキシであり;およびR1は前記定義の通りである]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル。
【請求項2】
前記少なくとも1つの化合物が:
【化79】
【化80】
【化81】
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはそのエステルよりなる群から選択される、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項3】
前記少なくとも1つの化合物が:
【化82】
およびその医薬上許容される塩、またはその溶媒和物よりなる群から選択される、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項4】
前記少なくとも1つの化合物が:
【化83】
およびその医薬上許容される塩または溶媒和物よりなる群から選択される、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項5】
前記少なくとも1つの界面活性剤が、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸、モノエタノールアミン、ドクセートナトリウム、ポロキサマー、テシチン、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、エトキシル化脂肪族アルコール、プロピレングリコールモノカプリレート、グリセロールモノステアレート、中鎖トリグリセリド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、およびポリオキシエチレンステアレートよりなる群から選択される、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項6】
前記少なくとも1つの界面活性剤がラウリル硫酸ナトリウムを含む、請求項5記載の医薬処方物。
【請求項7】
前記少なくとも1つの界面活性剤がポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを含む、請求項5記載の医薬処方物。
【請求項8】
前記少なくとも1つの界面活性剤がPEG−1−PEG−9−ラウリルグリコールエーテルを含む、請求項5記載の医薬処方物。
【請求項9】
さらに、少なくとも1つの医薬上許容される賦形剤を含む、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項10】
前記少なくとも1つの医薬上許容される賦形剤が、バインダー、グライデント、滑沢剤、希釈剤、および崩壊剤よりなる群から選択される、請求項9記載の医薬処方物。
【請求項11】
前記処方物が、カプセル、錠剤、ゲル、坐薬、粉末、または流体の形態である、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項12】
前記処方物がカプセル形態である、請求項11記載の医薬処方物。
【請求項13】
前記少なくとも1つの界面活性剤が約0.1〜約10重量%の量で存在する、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項14】
前記少なくとも1つの界面活性剤が約1〜約5重量%の量で存在する、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項15】
前記少なくとも1つの化合物が約50〜約1000mgの量で存在する、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項16】
前記少なくとも1つの化合物が約200〜約800mgの量で存在する、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項17】
前記化合物が約50〜約1000mgの量で存在する、請求項1〜10、13、14、15および16のいずれか1つの医薬処方物の単位投薬形態。
【請求項18】
前記少なくとも1つの化合物が約50〜約800mgの量で存在する、請求項16記載の単位投薬形態。
【請求項19】
前記少なくとも1つの化合物が約50〜約600mgの量で存在する、請求項17記載の単位投薬形態。
【請求項20】
前記少なくとも1つの化合物が約50〜約400mgの量で存在する、請求項17記載の単位投薬形態。
【請求項21】
前記少なくとも1つの化合物が約50〜約200mgの量で存在する、請求項17記載の単位投薬形態。
【請求項22】
前記形態がカプセル、錠剤、ゲル、坐薬、粉末または流体である、請求項17記載の単位投薬形態。
【請求項23】
前記形態がカプセルである、請求項17記載の単位投薬形態。
【請求項24】
有効量の請求項1〜3いずれか記載の医薬処方物を、HCV感染の治療を必要とする対象に投与することを含む、HCV感染を治療する方法。
【請求項25】
有効量の請求項1〜3いずれか記載の医薬処方物を、カプテシン関連障害の治療を必要とする対象に投与することを含む、カプテシン関連障害を治療する方法。
【請求項1】
(a)少なくとも1つの界面活性剤;および
(b)以下の式I〜XXVIの化合物よりなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む医薬処方物:
a.式I:
【化1】
[式I中、
Yは以下の基:アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノよりなる群から選択され、但し、Yは必要に応じてX11またはX12で置換されていてもよく;
X11はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、但し、X11はさらに必要に応じてX12で置換されていてもよく;
X12はヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、ニトロであり、但し、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは、さらに必要に応じて独立してX12から選択される基で置換されていてもよく;
R1はCOR5またはB(OR)2であり、ここで、R5はH、OH、OR8、NR9R10、CF3、C2F5、C3F7、CF2R6、R6またはCOR7であり、ここで、R7はH、OH、OR8、CHR9R10、またはNR9R10であり、ここで、R6、R8、R9およびR10は、独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、[CH(R1’)]PCOOR11、[CH(R1’)]PCONR12R13、[CH(R1’)]PSO2R11、[CH(R1’)]PCOR11、[CH(R1’)]PCH(OH)R11、CH(R1’)CONHCH(R2)COOR11、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONR12F13、CH(R1’)CONHCH(R2)R’、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)COOR11、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONR12R13、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)COOR11、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)CONR12R13、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)CONHCH(R5’)COOR11、およびCH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)CONHCH(R5’)CONR12R13よりなる群から選択され、ここで、R1’、R2’、R3’、R4’、R5’、R11、R12、R13、およびR’は、独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルよりなる群から選択され;
ZはO、N、CHまたはCRから選択され、
Wは存在しても存在しなくてもよく、もし、Wが存在すれば、WはC=O、C=S、C(=N−CN)、またはSO2から選択され;
Qは存在しても存在しなくてもよく、Qが存在する場合、QはCH、N、P、(CH2)P、(CHR)P、(CRR’)P、O、NR、S、またはSO2であり;Qが存在しない場合、Mは存在しても存在しなくてもよく;QおよびMが非存在の場合、AはLに直接連結し;
AはO、CH2、(CHR)P、(CHR−CHR’)P、(CRR’)P、NR、S、またはSO2または結合であり;
EはCH、N、CR、またはA、LもしくはGに対する二重結合であり;
Gは存在しても存在しなくてもよく、Gが存在する場合、Gは(CH2)P、(CHR)P、または(CRR’)Pであり;Gが非存在である場合、Jは存在し、およびEは、Gが連結されているように、式Iにおける炭素原子に直接連結され、
Jは存在するか、または存在しなくてもよく、Jが存在する場合、Jは(CH2)P、(CHR)P、または(CRR’)P、SO2、NH、NRまたはOであり;Jが非存在の場合、Gは存在し、かつEはJに連結するように式Iに示されるNに直接連結され;
Lは存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合、LはCH、CR、O、SまたはNRであり;Lが非存在の場合、Mは存在してもしなくてもよく;もしMが存在し、Lが非存在である場合、Mは直接かつ独立してEに連結され、およびJはEに直接かつ独立して連結され;
Mは存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合、MはO、NR、S、SO2、(CH2)P、(CHR)P(CHR−CHR’)P、または(CRR’)Pであり;
pは0〜6の数であり;および
R、R’、R2、R3およびR4は、独立して、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C3−C8シクロアルキル;C3−C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアン、ニトロ、ハロゲン;(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル、ここで、該シクロアルキルは3〜8の炭素原子および、0〜6の酸素、窒素、硫黄またはリン原子からなり、該アルキルは1〜6の炭素原子であり;アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールよりなる群から選択され;
ここで、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル基は、必要に応じて化学的に適切に置換されていてもよく、該用語「置換された」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニル尿素、ヒドラジド、およびヒドロキサメートよりなる群から選択される1以上の基での必要に応じた化学的に適切な置換をいい;あるいは
さらに、単位N−C−G−E−L−J−Nは5員または6員の環状環構造を表し、但し、該単位N−C−G−E−L−J−Nが5員の環状の環構造を表す場合、またはN、C、G、E、L、J、N、A、Q、およびMを含む式I中の二環構造が5員の環状の環構造を表す場合、該5員の環状の環構造は環状環の一部としてのカルボニル基を欠如する]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
b.式II:
【化2】
[式II中、
ZはO、NHまたはNR12であり;
Xはアルキルスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、ヘテロシクリルアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル、ヘテロシクリルアルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ヘテロシクリルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、またはヘテロアリールアミノカルボニル基であり、但し、Xはさらに必要に応じて、R12またはR13で置換されていてもよく、
X1はH;C1−C4直鎖アルキル;C1−C4分岐鎖アルキルまたは;CH2−アリール(置換または非置換)で置換されていてもよく;R12はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルへテロアリール、またはヘテロアリールアルキル基であり、但し、R12はさらに、必要に応じてR13で置換されていてもよく;
R13はヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキシアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロ基であり、但し、該アルキル、アルコキシおよびアリールはさらに、必要に応じて、独立してR13から選択される基で置換されていてもよく;
P1a、P1b、P2、P3、P4、P5、およびP6は独立して以下のものであり;
H;C1−C10直鎖または分岐鎖アルキル;C2−C10直鎖または分岐鎖アルケニル;
C3−C8シクロアルキル、C3−C8複素環;(シクロアルキル)アルキルまたは(ヘテロシクリル)アルキル、ここで、該シクロアルキルは3〜8の炭素原子、および0〜6の酸素、窒素、硫黄またはリン原子からなり、および該アルキルは1〜6の炭素原子のものであり;
アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、またはヘテロアリールアルキル、ここで、該アルキルは1〜6の炭素原子のものであり;
ここで、該アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル;(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクリル)アルキル基は必要に応じてR13で置換されていてもよく、さらに、ここで、該P1aおよびP1bは必要に応じて相互に連結されて、スピロ環状またはスピロ複素環の環を形成してもよく、該スピロ環状またはスピロ複素環の環は0〜6の酸素、窒素、硫黄またはリン原子を含有し、かつさらに必要に応じてR13で置換されていてもよく;および
P1’はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−アルキル、アリール、アリール−アルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリール−アルキルであり;但し、該P1’はさらに必要に応じてR13で置換されていてもよい]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
c.式III:
【化3】
[式III中、
G、JおよびYは同一であっても異なっていてもよく、独立して、基:H、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノよりなる群から選択され、但し、Yはさらに必要に応じてX11またはX12で置換されていてもよく;
X11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキル基よりなる群から選択され、但し、X11はさらに必要に応じてX12で置換されていてもよく;
X12はヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキシアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノまたはニトロであり、但し、該アルキル、アルコキシおよびアリールは加えて、必要に応じて、独立してX12から選択される基で置換されていてもよく;
R1はCOR5またはB(OR)2であり、ここで、R5はH、OH、OR8、NR9R10、CF3、C2F5、C3F7、CF2R6、R6およびCOR7よりなる群から選択され、ここで、R7はH、OH、OR8、CHR9R10、およびNR9R10よりなる群から選択され、ここで、R6、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、CH(R1’)COOR11、CH(R1’)CONR12R13、CH(R1’)CONHCH(R2’)COOR11、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONR12R13、CH(R1’)CONHCH(R2’)R’、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)COOR11、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONR12R13、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)COOR11、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)CONR12R13、CH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)CONHCH(R5’)COOR11、およびCH(R1’)CONHCH(R2’)CONHCH(R3’)CONHCH(R4’)CONHCH(R5’)CONR12R13より群から選択され、ここで、R1’、R2’、R3’、R4’、R5’、R11、R12、R13、およびR’は同一であっても異なっていてもよく、独立して、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルよりなる群から選択され;
ZはO、N、またはCHから選択され;
Wは存在してもしなくてもよく、もしWが存在すれば、WはC=O、C=S、またはSO2から選択され;および
R、R’、R2、R3およびR4は、独立して、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C3−C8シクロアルキル;C3−C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ;酸素、窒素、硫黄またはリン元素(該酸素、窒素、硫黄またはリン原子は0〜6の数であり);(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル、ここで、該シクロアルキルは3〜8の炭素原子、および0〜6の酸素、窒素、硫黄またはリン原子よりなり、および該アルキルは1〜6の炭素原子のものであり;アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールよりなる群から選択され;
ここで、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル基は必要に応じて置換されていてもよく、該用語「置換された」とは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニル尿素、ヒドラジドおよびヒドロキサメートよりなる群から選択される1以上の基での必要に応じた化学的に適当な置換をいう]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
d.式IV:
【化4】
[式IV中、
Yは以下の基:アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、およびヘテロシクロアルキルアミノよりなる群から選択され、但し、Yは必要に応じてX11またはX12で置換されていてもよく;
X11はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、但し、X11はさらに必要に応じてX12で置換されていてもよく;
X12はヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミノ、アリールスルホンアミノ、カルボキシル、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノまたはニトロであり、但し、該アルキル、アルコキシ、およびアリールは加えて、必要に応じて、独立してX12から選択される基で置換されていてもよく;
R1は以下の構造:
【化5】
から選択され;
ここで、kは0〜5の数であり、これは同一であっても異なっていてもよく、R11は必要に応じた置換基を示し、該置換基の各々は、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアミノ、ヒドロキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシル、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミド、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノおよびニトロよりなる群から選択され、但し、R11(R11≠Hの場合)は必要に応じてX11またはX12で置換されていてもよく;
ZはO、N、CHまたはCRから選択され;
Wは存在してもしなくてもよく、もしWが存在すれば、WはC=O、C=S、C(=N−CN)、またはS(O2)から選択され;
Qは存在してもしなくてもよく、Qが存在する場合、QはCH、N、P、(CH2)P、(CHR)P、(CRR’)P、O、N(R)、S、またはS(O2)であり;Qが非存在の場合、Mは存在してもしなくてもよく;QおよびMが存在しない場合、AはLに直接連結されており;
AはO、CH2、(CHR)P、(CHR−CHR’)P、(CRR’)P、NR、S、またはS(O2)または結合であり;
EはCH、N、CR、またはA、LもしくはGに対する二重結合であり;
Qは存在してもまたはしなくてもよく、Gが存在する場合、Gは(CH2)P、(CHR)P、または(CRR’)Pであり;Gが存在しない場合、Jは存在し、かつEは、Gが連結するように式Iにおける炭素原子に直接連結され;
Jは存在してもしなくてもよく、Jが存在する場合、Jは(CH2)P、(CHR)P、または(CRR’)P、S(O2)、NH、N(R)またはOであり;Jが非存在の場合、Gは存在し、かつEは、Jに連結するように式Iに示されるNに直接連結され;
Lは存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合、LはCH、C(R)、O、SまたはN(R)であり;Lが非存在の場合、Mは存在してもしなくてもよく;もしMが存在し、かつLが非存在であれば、Mは直接かつ独立してEに連結され、およびJは直接かつ独立してEに連結され;
Mは存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合、MはO、N(R)、S、S(O2)、(CH2)P、(CHR)P(CHR−CHR’)P、または(CRR’)Pであり;
pは0〜6の数であり;および
R、R’、R2、R3およびR4は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H;C1−C10アルキル;C2−C10アルケニル;C3−C8シクロアルキル;C3−C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキル、ここで、該アルキルは3〜8の炭素原子、および0〜6の酸素、窒素、硫黄またはリン原子からなり、かつ該アルキルは1〜6の炭素原子のものであり;アリール;ヘテロアリール;アルキル−アリール;およびアルキル−ヘテロアリールよりなる群から選択され;
ここで、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル基は必要に応じて置換されていてもよく、該用語「置換された」とは、同一であっても異なっていてもよく、各々が、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニル尿素、ヒドラジドおよびヒドロキサメートよりなる群から選択される1以上の基での置換をいい;
さらに、ここで、該単位N−C−G−E−L−J−Nは5員の環状の環構造または6員の環状の環構造を表し、但し、該単位N−C−G−E−L−J−Nが5員の環状の環構造を表す場合、またはN、C、G、E、L、J、N、A、Q、およびMを含む式Iにおける二環構造が5員の環状の環構造を表す場合、該5員の環状環構造は該5員の環状環の部分としてのカルボニル基を欠如する]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
e.式V:
【化6】
[式V中、
(1)R1は−C(O)R5またはB(OR)2であり;
(2)R5はH、−OH、OR8、NR9R10、−C(O)OR8、−C(O)NR9R10、−CF3、C2F5、C3F7、−CF2R6、−R6、−C(O)R7またはNR7SO2
R8であり;
(3)R7はH、−OH、−OR8、または−CHR9R10であり;
(4)R6、R8、R9およびR10は、独立して、H:アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、R14、−CH(R1’)CH(R1’)C(O)OR11、[CH(R1’)]PC(O)OR11、−[CH(R1’)]PC(O)NR12R13、−[CH(R1’)]PS(O2)R11、−[CH(R1’)]PC(O)R11、−[CH(R1’)]PS(O2)NR12R13、CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)(R’)、CH(R1’)CH(R1’)C(O)NR12R13、−CH(R1’)CH(R1’)S(O2)R11、−CH(R1’)CH(R1’)S(O2)NR12R13、−CH(R1’)CH(R1’)CH(R1’)C(O)R11、―[CH(R1’)]PCH(OH)R11、−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)OR11、C(O)N(H)CH(R2’)C(O)OR11、−C(O)N(H)CH(R2’)C(O)R11、CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)NR12R13、−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)R’、C(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)OR11、CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)CH(R3’)NR12R13、C(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)NR12R13、CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)N(H)CH(R4’)C(O)OR11、CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)N(H)CH(R4’)C(O)NR12R13、CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)N(H)CH(R4’)C(O)N(H)CH(R5’)C(O)OR11、およびCH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)N(H)CH(R4’)C(O)N(H)CH(R5’)C(O)NR12R13よりなる群から選択され;
R1’、R2’、R3’、R4’、R5’、R11、R12、およびR13は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、ハロゲン、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルケニル、アルキニル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキルよりなる群から選択され;あるいは
R12およびR13は一緒に連結し、ここで、その組み合わせはシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
R14は存在するか、または存在せず、もし存在すれば、H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アリル、アルキル−ヘテロアリール、アルコキシ、アリール−アルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロアラルキルよりなる群から選択され;
(5)RおよびR’は存在するか、または存在せず、もし存在すれば、同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、H、OH、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C3−C8シクロアルキル、C3−C8ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、(アリール)アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリール、ヘテロアリール、(アルキル)アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリールおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルよりなる群から選択され、ここで、該シクロアルキルは3〜8の炭素原子、および0〜6の酸素、窒素、硫黄またはリン原子よりなり、および該アルキルは0〜6の炭素原子のものであり;
(6)L’はH、OH、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルであり;
(7)M’はH、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルまたはアミノ酸側鎖であり;
あるいはL’およびM’は一緒に結合して、
【化7】
によって表される構造式1の部分が構造式2:
【化8】
によって表される環構造を形成し、
ここで、式2においては、
Eは存在するかまたは存在せず、もし存在すれば、C、CH、NまたはC(R)であり;
Jは存在するかまたは存在せず、Jが存在しない場合、Jは(CH2)P、(CHR−CHR’)P、(CHR)P、(CRR’)P、S(O2)、N(H)、N(R)またはOであり;Jが存在せず、かつGは存在する場合、Lは位置2でマークされる窒素原子に直接連結され;
pは0〜6の数であり;
Lは存在または非存在であり、Lが存在する場合、LはC(H)またはC(R)であり;Lが存在しない場合、Mは存在するかまたは存在せず;もしMが存在し、かつLが非存在であれば、Mは、直接かつ独立してEに連結され、およびJは直接かつ独立してEに連結され;
Gは存在するか、または存在せず、Gが存在する場合、Gは(CH2)P、(CHR)P、(CHR−CHR’)Pまたは(CRR’)Pであり;Gが存在しない場合、Jは存在し、かつEは位置1でマークされる炭素原子に直接連結され;
Qは存在するか、または存在せず、Qが存在する場合、QはNR、PR、(CR=CR)、(CH2)P、(CHR)P、(CRR’)P、(CHR−CHR’)P、O、NR、S、SO、またはSO2であり;Qが存在しない場合、Mは(i)Aに直接連結されているか、または(ii)独立してL上の置換基であり、該独立した置換基は−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択され、または(iii)存在せず;QおよびMが共に存在しない場合、AはLに直接連結されているか、またはAはE上の独立した置換基であり、該独立した置換基は−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択され、またはAは存在せず;
Aは存在するか、または存在せず、もし存在すれば、AはO、O(R)、(CH2)P、(CHR)P、(CHR−CHR’)P、(CRR’)P、N(R),NRR’、S、S(O2),−OR、CH(R)(R’)またはNRR’であり;またはAはMに連結されて、脂環式、脂肪族またはヘテロ脂環式ブリッジを形成し;
Mは存在するか、または存在せず、Mが存在する場合、Mはハロゲン、O、OR、N(R)、S、S(O2)、(CH2)P、(CHR)P(CHR−CHR’)P、または(CRR’)Pであり;またはMはAに連結されて、脂環式、脂肪族またはヘテロ脂環式ブリッジを形成し;
(8)Z’は構造式3:
【化9】
によって表され、ここで、式3において、YはH、アリール、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロアルキル−ヘテロアリール、ヘテロアルキル−ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアミノよりなる群から選択され、およびYは置換されていないか、必要に応じて同一または異なって、独立してX11またはX12から選択される1または2の置換基で置換されていてもよく;
X11はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、およびX11は置換されていないか、あるいは必要に応じて、同一または異なって、独立して選択されるX12基の1以上で置換されていてもよく;
X12はヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、スルホニル尿素、シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−スルホンアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、またはニトロであり、該アルキル、アルコキシおよびアリールは置換されていないか、あるいは必要に応じて、同一または異なって、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルから選択される1以上の基で独立して置換されていてもよく;
ZはO、N、C(H)またはC(R)であり;
R31はH、ヒドロキシル、アリール、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロアルキル−ヘテロアリール、シクロアルキルオキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノまたはヘテロシクロアルキルアミノであり、およびR31は置換されていないか、または必要に応じて、同一または異なって、独立してX13またはX14から選択される1または2の置換基で置換されていてもよく;
X13はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、およびX13は置換されていないか、あるいは必要に応じて、同一または異なって、独立して選択される1以上のX14基で置換されていてもよく;
X14はヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリール−シクロアルキルスルホンアミド、ヘテロアリールスルホンアミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノまたはニトロであり、および該アルキル、アルコキシ、およびアリールは置換されていないか、あるいは必要に応じて、同一または異なって、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルから選択される1以上の基で置換されていてもよく;
Wは存在し、または存在しなくてもよく、もしWが存在すれば、WはC(=O)、C(=S)、C(=N−CN)、またはS(O2)であり;
(9)Xは構造式4:
【化10】
によって表され、
ここで、式4においては、aは2、3、4、5、6、7、8または9であり;b、c、d、eおよびfは0、1、2、3、4または5であり;
AはC、N、SまたはOであり;
R29およびR29’は、独立して、存在するか、または存在せず、もし存在すれば、同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)2、カルボキシル、C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、Y1Y2N−アルキル−、Y1Y2NC(O)−およびY1Y2NSO2−よりなる群から選択される1または2の置換基であり、ここで、Y1およびY2は同一であっても異なっていてもよく、独立して、水素、アルキル、アリールおよびアラルキルよりなる群から選択され;あるいは
R29およびR29’は、その組み合わせが0〜6の炭素原子の脂肪族またはヘテロ脂肪族鎖であるように一緒に連結され;
R30は存在するか、または存在せず、もし存在すれば、H、アルキル、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルよりなる群から独立して選択される1または2の置換基であり;
(10)Dは構造式5:
【化11】
によって表され、
ここで、式5においては、R32、R33およびR34は存在するか、または存在せず、もし存在すれば、H、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、スピロアルキル、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)2、カルボキシル、−C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、Y1Y2N−アルキル−、Y1Y2NC(O)−およびY1Y2NSO2−よりなる群から独立して選択される1または2の置換基であり、ここで、Y1およびY2は同一であっても異なっていてもよく、独立して、水素、アルキル、アリール、およびアラルキルよりなる群から選択され;あるいは
R32およびR34は、その組み合わせがシクロアルキル基の部分を形成するように一緒に連結され;
gは1、2、3、4、5、6、7、8または9であり;
h、i、j、k、lおよびmは0、1、2、3、4または5であり;および
AはC、N、SまたはOであり、
(11)但し、構造式2:
【化12】
が
【化13】
であって、W’がCHまたはNである場合、以下の条件排除(i)および(ii)が共に適用される:
条件排除(i):Z’は、R36がH、C6または10アリール、ヘテロアリールである−NH−R36、−R37がC1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルである−C(O)−R37、−C(O)−OR37または−C(O)−NHR37のいずれでもなく:および
条件排除(ii):R1は−C(O)OH、−C(O)OHの医薬上許容される塩、−C(O)OHのエステル、またはR38がC1−8アルキル、C3−6シクロアルキル、C6〜10アリールまたはC7−16アラルキルよりなる群から選択される−C(O)NHR38のいずれでもない]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
f.式VI:
【化14】
[式VI中、
CapおよびP’は、独立して、H、アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アリールアルキルオキシまたはヘテロシクリルアミノであり、ここで、該アルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アリールアルキルオキシまたはヘテロシクリルアミノの各々は置換されていないか、または必要に応じて、同一であっても異なっていてもよく、かつ独立してX1およびX2から選択される1または2の置換基で置換されていてもよく;
X1はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、およびX1は置換されていないか、または必要に応じて、同一であっても異なっていてもよく、かつ独立して選択される1以上のX2基で独立して置換でき;
X2はヒドロキシ、アルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミノ、アリールスルホンアミノ、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノ、ケト、エステルまたはニトロであり、ここで、該アルキル、アルコキシ、およびアリールの各々は置換されていないか、あるいは必要に応じて、同一であっても異なっていてもよく、かつ独立してアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルから選択される1以上の基で独立して置換でき;
Wは存在してもしなくてもよく、Wが存在する場合、WはC(=O)、C(=S)、C(=NH)、C(=N−OH)、C(=N−CN)、S(O)またはS(O2)であり;
Qは存在してもしなくてもよく、Qが存在する場合、QはN(R)、P(R)、CR=CR’、(CH2)P、(CHR)P、(CRR’)P、(CHR−CHR’)P、O、S、S(O)またはS(O2)であり;Qが存在しない場合、Mは(i)直接的にAに連結されているか、あるいは(ii)MはL上の独立した置換基であり、およびAはE上の独立した置換基であり、該独立した置換基は−OR、−CH(R’)、S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択され;QおよびMが共に存在しない場合、AはLに直接連結され、あるいはAは、−OR、CH(R)(R’)、−S(O)0−2Rまたは−NRR’から選択される、E上の独立した置換基であり;
Aは存在するか、または存在せず、もし存在すれば、Aは−O−、−O(R)CH2−、−(CHR)P−、−(CHR−CHR’)P−、(CRR’)P、N(R)、NRR’、S、またはS(O2)であり、Qが存在しない場合、Aは−OR、−CH(R)(R’)または−NRR’であり;Aが存在しない場合、QおよびEは結合によって連結されているか、あるいはQはM上の独立した置換基であり;
Eは存在するか、または存在せず、もし存在すれば、EはCH、N、C(R)であり;
Gは存在してもしなくてもよく、Gが存在する場合、Gは(CH2)P、(CHR)P、または(CRR’)Pであり;Gが存在しない場合、Jは存在し、およびEは位置1でマークされる炭素原子に直接連結され;
Jは存在してもしなくてもよく、Jが存在する場合、Jは(CH2)P、(CHR−CHR’)P、(CHR)P、(CRR’)P、S(O2)、N(H)、N(R)またはOであり;Jが存在せず、かつGが存在する場合、Lは位置2でマークされる窒素原子に直接連結され;
Lは存在してもしなくてもよく、Lが存在する場合、LはCH、N、またはCRであり;Lが存在しない場合、Mは存在するか、または存在せず;もしMが存在し、かつLが存在しない場合、Mは直接かつ独立してEに連結され、およびJは直接かつ独立してEに連結され;
Mは存在してもしなくてもよく、Mが存在する場合、MはO、N(R)、S、S(O2)、(CH2)P、(CHR)P、(CHR−CHR’)P、または(CRR’)Pであり;
pは0〜6の整数であり;
R、R’およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々はH、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C3−C8シクロアルキル、C3−C8ヘテロシクリル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アリール−アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキル−アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリールおよび(ヘテロシクリル)アルキルよりなる群から選択され;
(CRR’)におけるRおよびR’は、その組み合わせがシクロアルキルまたはヘテロシクリル基を形成するように一緒に連結し得;および
R1はN(R)またはOである]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
g.式VII:
【化15】
[式VII中、
MはO、N(H)、またはCH2であり;
nは0〜4であり;
R1は−OR6、−NR6R7または
【化16】
であり;
ここで、R6およびR7は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノよりなる群から選択される群から選択され;R4およびR5は同一であっても異なっていてもよく、各々が、独立して、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルよりなる群から選択され;あるいは代替的に、R4およびR5は、基
【化17】
が、kが0〜2である
【化18】
によって表されるように、環状の5〜7員環の一部を一緒に形成し;
Xは:
【化19】
よりなる群から選択され;
ここで、pは1〜2であり、qは1〜3であり、およびP2はアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノまたはシクロアルキルアミノであり;および
R3はアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
【化20】
よりなる群から選択され;
ここで、YはO、SまたはNHであり、およびZはCHまたはNであり、およびR8基は同一であっても異なっていてもよく、各R8は、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシよりなる群から選択される]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
h.式VIII:
【化21】
[式VIII中、
MはO、N(H)、またはCH2であり;
R1は−OR6、NR6R7または
【化22】
であり;
ここで、R6およびR7は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノよりなる群から選択され;
P1はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルハロアルキルよりなる群から選択され;
P3はアルキル、シクロアルキル、アリール、およびアリールと縮合したシクロアルキルよりなる群から選択され;
R4およびR5は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルよりなる群から選択され;あるいは代替的に、R4およびR5は、基
【化23】
が、kが0〜2である
【化24】
によって表されるように、環状の5〜7員環の一部を一緒に形成し;
Xは:
【化25】
よりなる群から選択され;
ここで、pは1〜2であり、qは1〜3であり、およびP2 はアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、またはシクロアルキルアミノであり;および
R3はアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
【化26】
よりなる群から選択され;
ここで、YはO、SまたはNHであり、およびZはCHまたはNであり、およびR8基は同一であっても異なっていてもよく、各R8は、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシよりなる群から選択される]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
i.式IX:
【化27】
[式IX中、
MはO、N(H)、またはCH2であり;
nは0〜4であり;
R1は−OR6、−NR6R7または
【化28】
であり;
ここで、R6およびR7は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノおよびアルキルアミノよりなる群から選択され;
R4およびR5は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、アリールおよびシクロアルキルよりなる群から選択され;あるいは代替的に、R4およびR5は、基
【化29】
が、kが0〜2である
【化30】
によって表されるように、環状の5〜7員の一部を一緒に形成し;
Xは
【化31】
よりなる群から選択され;
ここで、pは1〜2であり、qは1〜3であって、P2はアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、またはシクロアルキルアミノであり;および
R3はアリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、
【化32】
よりなる群から選択され;
ここで、YはO、SまたはNHであり、およびZはCHまたはNであり、およびR8基は同一であっても異なっていてもよく、各R8は、独立して、水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシル、アミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロ、アルキルチオ、アリールチオおよびアルキルオキシよりなる群から選択される]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
j.式X:
【化33】
[式X中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
AおよびMは同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2Rおよびハロから選択され;あるいはAおよびMは、式Iにおいて前記で示される基:
【化34】
が3、4、6、7または8員のシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクリル、6〜10員のアリール、または5〜10員のヘテロアリールいずれかを形成するように相互に結合され;
EはC(H)またはC(R)であり;
LはC(H)、C(R)、CH2C(R),またはC(R)CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−よりなる群から選択され;あるいは代替的に、NRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され;
およびYは以下の基:
【化35】
から選択され;
ここで、GはNHまたはOであり;およびR15、R16、R17およびR18は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、R15およびR16は相互に結合して、4〜8員のシクロアルキル、ヘテロアリールまたはシクロアルキル構造を形成し、同様に、独立して、R17およびR18は相互に連結されて、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されていないか、必要に応じて、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノおよびニトロよりなる群から選択される1以上の基で独立して置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
k.式XI:
【化36】
[式XI中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
AおよびMは同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、R、NR9R10、SR、SO2Rおよびハロから選択され;あるいはAおよびMは、式Iにおいて前記で示された基:
【化37】
が3、4、6、7または8員のシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクリル、6〜10員のアリール、または5〜10員のヘテロアリールいずれかを形成するように相互に連結される(換言すれば、A−E−L−Mが一緒になる);
EはC(H)またはC(R)であり;
LはC(H)、C(R)、CH2C(R)、またはC(R)CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−、アルキル−、およびヘテロアリール−、アルキル−よりなる群から選択され;あるいは代替的に、NRR’におけるRおよびR’は、NR9R10が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され;
Yは以下の基から選択され:
【化38】
ここで、Y30およびY31は
【化39】
(式中、uは数0〜6である)
から選択され;
XはO、NR15、NC(O)R16、S、S(O)およびSO2から選択され;
GはNHまたはOであり;および
R15、R16、R17、R18、R19、T1、T2、T3およびT4は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、R17およびR18は相互に連結されて、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されていないか、または必要に応じて、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノおよびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
l.式XII:
【化40】
[式XII中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
AおよびMは同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2Rおよびハロから選択され;あるいはAおよびMは、式Iにおいて前記で示した基:
【化41】
が3、4、6、7または8員のシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクリル、6〜10員のアリール、または5〜10員のヘテロアリールいずれかを形成するように相互に連結され;
EはC(H)またはC(R)であり;
LはC(H)、C(R)、CH2C(R)、またはC(R)CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−よりなる群から選択され;あるいは代替的に、NRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され;
およびYは以下の基:
【化42】
から選択され;
ここで、GはNHまたはOであり;およびR15、R16、R17、R18、およびR19は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、(i)R15およびR16は相互に連結して、4〜8員の環状構造を形成し、あるいはR15およびR19は相互に連結して、4〜8員の環状構造を形成し、および(ii)同様に、独立して、R17およびR18は相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されていないか、または必要に応じて、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミド、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
m.式XIII:
【化43】
[式XIII中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々が、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
AおよびMは同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2R、およびハロから選択され;あるいはAおよびMは、式Iにおいて前記で示した基:
【化44】
が3、4、6、7または8員のシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクリル、6〜10員のアリール、または5〜10員のヘテロアリールいずれかを形成するように相互に連結され(換言すれば、A−E−L−Mが一緒になる);
EはC(H)またはC(R)であり;
LはC(H)、C(R)、CH2C(R)、またはC(R)CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−よりなる群から選択され;あるいは代替的に、NRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され;
およびYは以下の基:
【化45】
から選択され;
ここで、GはNHまたはOであり、およびR15、R16、R17、R18、R19およびR20は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、C1−C10アルキル、C1−C10ヘテロアルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10ヘテロアルケニル、C2−C10アルキニル、C2−C10ヘテロアルキニル、C3−C8シクロアルキル、C3−C8ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールよりなる群から選択され、あるいは代替的に:(i)R15およびR16は相互に連結して、4〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルを形成でき、またはR15およびR19は相互に連結して、5〜8員のヘテロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、あるいはR15およびR20は相互に連結して、5〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し、および(ii)同様に、独立して、R17およびR18は相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されていないか、または必要に応じて独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アリールスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノ、およびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
n.式XIV:
【化46】
[式XIV中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
AおよびMは同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2R、およびハロから選択され;
あるいはAおよびMは、式Iにおいて前記で示した基:
【化47】
が3、4、6、7または8員のシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクリル、または6〜10員のアリール、または5〜10員のヘテロアリールいずれかを形成するように相互に連結され;
EはC(H)またはC(R)であり;
AはC(H)、C(R)、CH2C(R)、またはC(R)CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、NRR’におけるRおよびR’はNRR’が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され;
およびYは以下の基:
【化48】
から選択され;
ここで、GはNHまたはOであり;およびR15、R16、R17、およびR18は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールよりなる群から選択され、あるいは代替的に、(i)R15およびR16は相互に連結して、4〜8員の環状構造を形成し、および(ii)同様に、独立して、R17およびR18は相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されていないか、または必要に応じて、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノおよびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
o.式XV:
【化49】
[式XV中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アリール−、ヘテロアルキル、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;EおよびJは同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、R、OR、NHR、NRR7、SR、ハロ、およびSO2Rよりなる群から選択され、EおよびJは相互に直接連結して、3〜8員のシクロアルキル、または3〜8員のヘテロシクリル基を形成でき;
ZはN(H)、N(R)、またはOであり、但し、ZがOである場合、Gは存在するか、または存在せず、もしGが存在し、ZがOであれば、GはC(=O)であり;
Gは存在してもしなくてもよく、もしGが存在すれば、GはC(=O)またはS(O2)であり、Gが存在しない場合、Zは直接Yに連結され;
Yは:
【化50】
よりなる群から選択され;
R、R7、R2、R3、R4およびR5は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−よりなる群から選択され、ここで、該ヘテロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルの各々が、独立して、1〜6の酸素、窒素、硫黄またはリン原子を有し;
ここで、該アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基の各々は置換されていないか、または必要に応じて、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、エステル、カルボン酸、カルバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、スルホンアミド、スルホキシド、スルホン、スルホニル尿素、ヒドラジド、およびヒドロキサメートよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
p.式XVI:
【化51】
[式XVI中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、NR9R10におけるR9およびR10は、NR9R10が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され、および同様に、独立して、代替的に、CHR9R10におけるR9およびR10は、CHR9R10が4〜8員のシクロアルキルを形成するように相互に連結され;
R2およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
Yは以下の基:
【化52】
から選択され;
ここで、GはNHまたはOであり;およびR15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24およびR25は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、(i)R17およびR18は、独立して、相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、独立して、R15およびR19は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、独立して、R15およびR16は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iv)同様に、独立して、R15およびR20は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;(v)同様に、独立して、R22およびR23は相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたは4〜8−インのヘテロシクリルを形成し;および(vi)同様に、独立して、R24およびR25は相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたは4〜8員のヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されてなく、または必要に応じて、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノおよびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
q.式XVII:
【化53】
[式XVII中、
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
AおよびMは同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、R、OR、NHR、NRR’、SR、SO2Rおよびハロから選択され;あるいはAおよびMは、式Iにおいて前記に示した基:
【化54】
が、3、4、6、7または8員のシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクリル、または6〜10員のアリール、または5〜10員のヘテロアリールいずれかを形成するように相互に連結され;
EはC(H)またはC(R)であり;
LはC(H)、C(R)、CH2C(R)、またはC(R)CH2であり;
R、R’、R2、およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−アルキル−よりなる群から選択され;または代替的に、NRR’におけるRおよびR’は、NRR’が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され;
Yは以下の基から選択され:
【化55】
ここで、Y30は
【化56】
から選択され、
ここで、uは0〜1であり;
XはO、NR15、NC(O)R16、S、S(O)およびSO2から選択され;
GはNHまたはOであり;および
R15、R16、R17、R18、R19、T1、T2、およびT3は同一であっても異なっていてもよく、各々、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、R17およびR18は相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されていないか、あるいは必要に応じて、独立して、ヒドロキイシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノおよびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
r.式XVIII:
【化57】
[式XVIII中、
R8はアルキル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、およびヘテロシクロアルキルよりなる群から選択され;
R9はH、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびシクロアルキルよりなる群から選択され;
AおよびMは同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、R、OR、N(H)R、N(RR’)、SR、S(O2)R、およびハロから選択され;あるいはAおよびMは、式Iにおいて前記で示した基:
【化58】
が、3、4、5、6、7または8員のシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクリル、6〜10員のアリール、または5〜10の員もヘテロアリールいずれかを形成するように相互に連結され(換言すれば、A−E−L−Mが一緒になる);
EはC(H)またはC(R)であり;
LはC(H)、C(R)、CH2C(R)、またはC(R)CH2であり;
RおよびR’は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、シクロアルキル−、ヘテロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリール−、ヘテロアリール−、(シクロアルキル)アルキル−、(ヘテロシクリル)アルキル−、アリール−アルキル−、およびヘテロアリール−、アルキル−よりなる群から選択され;あるいは代替的に、N(RR’)におけるRおよびR’は、N(RR’)が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され;
R2およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、スピロ連結シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
Yは以下の基:
【化59】
から選択され;
ここで、GはNHまたはOであり;およびR15、R16、R17、R18、R19、およびR20は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、(i)R17およびR18は独立して相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、独立して、R15およびR19は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、独立して、R15およびR16は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;および(iv)同様に、独立して、R15およびR20は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、スピロ連結シクロアルキル、およびヘテロシクリルの各々は置換されていないか、あるいは必要に応じて、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノおよびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
s.式XIX:
【化60】
[式XIX中、
Zはヘテロシクリル基、N(H)(アルキル)、−N(アルキル)2、−N(H)(シクロアルキル)、−N(シクロアルキル)2、−N(H)(アリール)、−N(アリール)2、−N(H)(ヘテロシクリル)、−N(ヘテロシクリル)2、−N(H)(ヘテロアリール)、および−N(ヘテロアリール)2よりなる群から選択され;
R1はH、OR8、NR9R10、またはCHR9R10であり、ここで、R8、R9およびR10は同一であっても異なっていてもよく、各々は、独立して、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、ヘテロアルキル−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、ヘテロシクリル−、アリールアルキル−、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、NR9R10におけるR9およびR10は、NR9R10が4〜8員のヘテロシクリルを形成するように相互に連結され、同様に、独立して、代替的に、CHR9R10におけるR9およびR10は、CHR9R10が4〜8員のシクロアルキルを形成するように相互に連結され;
R2およびR3は同一であっても異なっていてもよく、各々が、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され;
Yは以下の基:
【化61】
から選択され;
ここで、GはNHまたはOであり;およびR15、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は同一であっても異なっていてもよく、各々が、独立して、H、アルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルよりなる群から選択され、あるいは代替的に、(i)R17およびR18は独立して相互に連結して、3〜8員のシクロアルキルまたはヘテロシクリルを形成し;(ii)同様に、独立して、R15およびR19は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;(iii)同様に、独立して、R15およびR16は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;および(iv)同様に、独立して、R15およびR20は相互に連結して、4〜8員のヘテロシクリルを形成し;
ここで、該アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの各々は置換されていないか、あるいは必要に応じて、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ケト、カルボキシ、カルバルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、カルボキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロ、シアノおよびニトロよりなる群から選択される1以上の基で置換できる]
t.式XX:
【化62】
[式XX中、
aは0または1であり;bは0または1であり;YはHまたはC1−6アルキルであり;
BはH、式R7−C(O)−のアシル誘導体、または式R7−SO2のスルホニルであり、ここで、
R7は(i)必要に応じてカルボキシル、C1−6アルカノイルオキシまたはC1−6アルコキシで置換されていてもよいC1−10アルキル;
(ii)必要に応じてカルボキシル、(C1−6アルコキシ)カルボニルまたはフェニルメトキシカルボニルで置換されていてもよいC3−7シクロアルキル;
(iii)必要に応じてC1−6アルキル、ヒドロキシ、または必要に応じてC1−6アルキルで置換されていてもよいアミノで置換されていてもよいC6またはC10アリールまたはC7−16アラルキル;または
(iv)必要に応じてC1−6アルキル、ヒドロキシ、必要に応じてC1−6アルキルで置換されていてもよいアミノ、または必要に応じてC1−6アルキルで置換されていてもよいアミドで置換されていてもよいHet;
であり;
R6は、存在する場合、カルボキシルで置換されたC1−6アルキルであり;
R5は、存在する場合、必要に応じてカルボキシル置換されていてもよいC1−6アルキルであり;
R4はC1−10アルキル、C3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり;
R3はC1−10アルキル、C3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり;
R2はCH2−R20、NH−R20、O−R20またはS−R20であり、ここで、R20は、必要に応じてR21で一置換、二置換または三置換されていてもよい飽和または不飽和C3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であり、あるいはR20は、必要に応じてR21で一置換、二置換または三置換されていてもよいC6またはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり、
あるいはR20は必要に応じてR21で一置換、二置換、または三置換されていてもよいHetまたは(低級アルキル)−Hetであり、ここで、各R21は独立してC1−6アルキル;C1−6アルコキシ;必要に応じてC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノ;スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;必要に応じてC1−6アルキル、C6またはC10アリール、C7−16アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで一置換されていてもよいアミド;カルボキシル;カルボキシ(低級アルキル);C6またはC10アリール、C7−16アラルキルまたはHetであり、該アリール、アラルキルまたはHetは必要に応じてR22で置換されていてもよく;
ここで、R22はC1−6アルキル;C1−6アルコキシ;必要に応じてC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノ;スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;カルボキシル;アミドまたは(低級アルキル)アミドであり;
R1は必要に応じてハロゲンで置換されていてもよいC1−6アルキルまたはC2−6アルケニルであり;および
WはヒドロキシまたはN−置換アミノである]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
u.式XXI:
【化63】
[式XXI中、
BはH、C6またはC10アリール、C7−16アラルキル;その全てが必要に応じてC1−6アルキルで置換されていてもよいHetまたは(低級アルキル)−Het;C1−6アルコキシ;C1−6アルカノイル;ヒドロキシ;ヒドロキシアルキル;ハロ;ハロアルキル;ニトロ;シアノ;シアノアルキル;必要に応じてC1−6アルキルで置換されていてもよいアミノ;アミド;または(低級アルキル)アミドであり;
あるいはBは式R4−C(O)−のアシル誘導体;式R4−O−C(O)−のカルボキシル;式R4−N(R5)−C(O)−のアミド;式R4−N(R5)−C(S)−のチオアミド;または式R4−SO2のスルホニルであり、ここで、
R4は(i)必要に応じてカルボキシル、C1−6アルカノイル、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、必要に応じてC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノ、アミド、または低級アルキルアミドで置換されていてもよいC1−10アルキル;
(ii)全てが、必要に応じて、ヒドロキシ、カルボキシル、(C1−6アルコキシ)カルボニル、必要に応じてC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノ、アミド、または(低級アルキル)アミドで置換されていてもよい、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルコキシ、またはC4−10アルキルシクロアルキル;
(iii)必要に応じてC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノ;アミド;または(低級アルキル)アミド;
(iv)全てが、必要に応じて、C1−6アルキル、ヒドロキシ、アミド、(低級アルキル)アミド、または必要に応じてC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノで置換されていてもよい、C6またはC10アリールまたはC7−16アラルキル;または
(v)共に必要に応じてC1−6アルキル、ヒドロキシ、アミド、(低級アルキル)アミド、またはC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノで置換されていてもよい、Hetまたは(低級アルキル)−Het;
であり;
R5はHまたはC1−6アルキルであり;
但し、R4がアミドまたはチオアミドである場合、R4は(ii)シクロアルコキシではなく;
YはHまたはC1−6アルキルであり;
R3は、全て必要に応じて、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、C1−6チオアルキル、アミド、(低級アルキル)アミド、C6またはC10アリール、またはC7−16アラルキルで置換されていてもよい、R1−8アルキル、C3−7シクロアルキル、またはC4−10アルキルシクロアルキルであり;
R2はCH2−R20、NH−R20、O−R20またはS−R20であり、ここで、R20は、その全てが必要に応じてR21で一置換、二置換または三置換されていてもよい、飽和または不飽和C3−7シクロアルキルまたはC4−10(アルキルシクロアルキル)であるか、あるいはR20は、全てが必要に応じてR21で一置換、二置換または三置換されていてもよい、C6またはC10アリールまたはC7−14アラルキルであり、
あるいはR20は、共に必要に応じてR21で一置換、二置換または三置換されていてもよい、Hetまたは(低級アルキル)−Hetであり、
ここで、各R21は、独立して、C1−6アルキル;C1−6アルコキシ;低級チオアルキル;スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;必要に応じてC1−6アルキル、C6またはC10アリール、C7−14アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで一置換または二置換されていてもよいアミノ;必要に応じてC1−6アルキル、C6またはC10アリール、C7−14アラルキル、Hetまたは(低級アルキル)−Hetで一置換されていてもよいアミド;カルボキシル;カルボキシ(低級アルキル);C6またはC10アリール、C7−14アラルキルまたはHetであり、該アリール、アラルキルまたはHetは必要に応じてR22で置換されていてもよく;
ここで、R22はC1−6アルキル;C3−7シクロアルキル;C1−6アルコキシ;必要に応じてC1−6アルキルで一置換または二置換されていてもよいアミノ;スルホニル;(低級アルキル)スルホニル;NO2;OH;SH;ハロ;ハロアルキル;カルボキシル;アミド;(低級アルキル)アミド;または必要に応じてC1−6アルキルで置換されていてもよいHetであり;
R1はH;C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルであり、全て、必要に応じてハロゲンで置換されていてもよい]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
v.式XXII:
【化64】
[式XXII中、
WはCHまたはNであり、
R21はH、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、ヒドロキシ、またはN(R23)2であり、ここで、各R23は独立してH、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
R22はH、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6チオアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、C2−7アルコキシアルキル、C3−6シクロアルキル、C6または10アリールまたはHetであり、ここで、Hetは窒素、酸素および硫黄から選択される1〜4のヘテロ原子を含有する5−、6−または7員の飽和または不飽和複素環であり;
該シクロアルキル、アリールまたはHetはR24で置換されており、ここで、R24はH、ハロ、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、NO2、N(R25)2、NH−C(O)−R25またはNH−C(O)−NH−R25であり、ここで、各R25は独立して:H、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;あるいはR24はNH−C(O)−OR26であり、ここで、R26はC1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
R3はヒドロキシ、NH2、または式−NH−R31の基であり、ここで、R31はC6または10アリール、ヘテロアリール、−C(O)−R32、−C(O)−NHR32または−C(O)−OR32であり、ここで、R32はC1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルであり;
Dは、必要に応じて:O、S、またはN−R41から独立して選択される1〜3のヘテロ原子を含有してもよい5〜10原子の飽和または不飽和アルキレン鎖であり、ここで、R41はH、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたは−C(O)−R42であり、ここで、R42はC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはC6または10アリールであり;R4はH、または該鎖Dのいずれかの炭素原子における1〜3の置換基であり、該置換基は、独立して:C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、オキソ、チオおよびC1−6チオアルキルよりなる群から選択され、および
Aは式−C(O)−NH−R5のアミドであり、ここで、R5は:C1−8アルキル、C3−6シクロアルキル、C6または10アリールおよびC7−16アラルキルよりなる群から選択され;
あるいはAはカルボン酸である]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
w.式XXIII:
【化65】
[式XXIII中、
R0は結合またはジフルオロメチレンであり;
R1は水素、必要に応じて置換されていてもよい脂肪族基、必要に応じて置換されていてもよい環状基または必要に応じて置換されていてもよい芳香族基であり;
R2およびR9は、各々、独立して、必要に応じて置換されていてもよい脂肪族基、必要に応じて置換されていてもよい環状基または必要に応じて置換されていてもよい芳香族基であり;
R3、R5およびR7は、各々、独立して、必要に応じて置換されていてもよい(1,1−または1,2−)シクロアルキレン;または必要に応じて置換されていてもよい(1,1−または1,2−)ヘテロシクリレン;または必要に応じて置換されていてもよい脂肪族、必要に応じて置換されていてもよい環状基または必要に応じて置換されていてもよい芳香族基よりなる群から選択される1つの置換基で置換されたメチレンまたはエチレンであり、ここで、該メチレンまたはエチレンはさらに必要に応じて脂肪族基置換基で置換されていてもよく;あるいは
R4、R6、R8およびR10は、各々、独立して、水素または必要に応じて置換されていてもよい脂肪族基であり;
【化66】
は置換された単環アザ複素環または必要に応じて置換されていてもよい多環アザヘテロシクリル、または必要に応じて置換されていてもよい多環アザヘテロシクレニルであり、ここで、該不飽和は、R9−L−(N(R(8)−R7−C(O)−)nN(R6)−R5−C(O)−N基を担う環に対して遠位の環にあり、かつ−C(O)−N(R4)−R3−C(O)C(O)NR2R1基が結合した環におけるものであり;Lは−C(O)−、−OC(O)−、NR10C(O)−、S(O)2−、または−NR10S(O)2−であり;およびnは0または1であり、
但し、
【化67】
が置換された
【化68】
である場合、Lは−OC(O)−であって、R9は必要に応じて置換されていてもよい脂肪族であり;あるいはR3、R5およびR7の少なくとも1つは、必要に応じて置換されていてもよい脂肪族基、必要に応じて置換されていてもよい環状基または必要に応じて置換されていてもよい芳香族基よりなる群から選択される1つの置換基で置換されたエチレンである、ここで、該エチレンはさらに必要に応じて脂肪族基置換基で置換されていてもよく;あるいはR4は必要に応じて置換されていてもよい脂肪族である]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
x.式XXIV:
【化69】
[式XXIV中、
Wは
【化70】
であり;
mは0または1であり;
各R1はヒドロキシ、アルコキシまたはアリールオキシであり、あるいは各R1は酸素原子であって、それらが各々結合するホウ素と一緒になって、5〜7員の環を形成し、ここで、環原子は炭素、窒素または酸素であり;
各R2は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり、あるいは同一の窒素原子に結合した2つのR2基はその窒素原子と一緒になって、5〜7員の単環複素環系を形成し;ここで、いずれかのR2炭素原子は必要に応じてJで置換されていてよく;
Jはアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ケト、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、アラルカノイルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ホルミル、アシル、スルホニル、またはスルオンアミドであり、必要に応じて1〜3のJ1基で置換されてよく;
J1はアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ケト、ヒドロキシ、アミノ、アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ホルミル、スルホニル、またはスルホンアミドであり;
Lはアルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、ここで、いずれの水素も必要に応じてハロゲンで置換されていてよく、ここで、いずれかの末端炭素原子に結合したいずれの水素またはハロゲン原子も必要に応じてスルフヒドリルまたはヒドロキシで置換されていてもよく;
A1は結合であり;
R4はアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよく;
R5およびR6は、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよく;
Xは結合、−C(H)(R7)−、−O−、−S−、またはN(R8)−であり;
R7は水素、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよく;
R8は水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、アラルカノイル、ヘテロシクラノイル、ヘテロアラルカノイル、−C(O)R14、−SO2R14またはカルボキサミドであり、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよく;あるいはR8およびZは、それらが結合する炭素と一緒になって、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよい窒素含有単環または二環系を形成し;
R14はアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアラルキルであり;
Yは結合、−CH2−、−C(O)−、−C(O)C(O)−、−S(O)−、−S(O)2−、または−S(O)(NR7)−であり、ここで、R7は前記定義に同じであり;
Zはアルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、−OR2、または−N(R2)2であり、ここで、いずれの炭素原子も必要に応じてJで置換されていてもよく、ここで、R2は前記した通りであり;
A2は結合または
【化71】
であり;
R9はアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよく;
Mは、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよい、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり、ここで、いずれのアルキル炭素原子もヘテロ原子によって置換されていてもよく;
Vは結合、−CH2−、−C(H)(R11)−、−O−、−S−、または−N(R11)−であり;
R11は水素またはC1−3アルキルであり;
Kは結合、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)2−、または−S(O)(NR11)−であり、ここで、R11は前記定義の通りであり;
Tは−R12−アルキル−R12−アルケニル−R12、−アルキニル−R12、―OR12、−N(R12)2、−C(O)R12−C(=NOアルキル)R12、または
【化72】
であり;
R12は水素、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキリデニル、またはヘテロシクロアルキリデニルであり、これは必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよく、あるいは第一のR12および第二のR12は、それらが結合している窒素と一緒になって、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよい単環または二環系を形成し;
R10はアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、これは必要に応じて1〜3の水素J基で置換されていてもよく;
R15はアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、カルボキシアルキル、またはカルボキサミドアルキルであり、これは、必要に応じて1〜3のJ基で置換されていてもよく;および
R16は水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルである]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
y.式XXV:
【化73】
[式XXV中、
EはCHOまたはB(OH)2であり;
R1は低級アルキル、ハロ−低級アルキル、シアノ−低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキル、ヘテロアリール低級アルキル、低級アルケニルまたは低級アルキニルを表し;
R2は低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、アリール−低級アルキル、アミノカルボニル−低級アルキルまたは低級シクロアルキル−低級アルキルを表し;および
R3は水素または低級アルキルを表し;
あるいはR2およびR3は、一緒になって、必要に応じてヒドロキシによって置換されていてもよいジメチレンまたはトリメチレンを表し;
R4は低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級シクロアルキル−低級アルキル、カルボキシ−低級アルキル、アリール低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、シアノ−低級アルキル−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、低級アルケニル、アリールまたは低級シクロアルキルを表し;
R5は低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級アルキルチオ−低級アルキル、アリール−低級アルキル、アリール−低級アルキルチオ−低級アルキル、シアノ−低級アルキルチオ−低級アルキルまたは低級シクロアルキルを表し;
R6は水素または低級アルキルを表し;
R7は低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、アリール−低級アルキル、低級シクロアルキル−低級アルキルまたは低級シクロアルキルを表し;
R8は低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、カルボキシ低級アルキルまたはアリール−低級アルキルを表し;
R9は低級アルキルカルボニル、カルボキシ−低級アルキルカルボニル、アリールカルボニル、低級アルキルスルホニル、アリールスルホニル、低級アルコキシカルボニルまたはアリール−低級アルコキシカルボニルを表す]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル、
z.式XXVI:
【化74】
[式XXVI中、
Bは式R11−C(O)−のアシル誘導体であり、ここで、R11は必要に応じてカルボキシルで置換されていてもよいCl−10アルキルである;あるいはR11は必要に応じてC1−6アルキルで置換されていてもよいC6またはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり;
aは0または1であり;
R6は存在する場合、カルボキシ(低級)アルキルであり;
bは0または1であり;
R5は、存在する場合、C1−6アルキル、またはカルボキシ(低級)アルキルであり;
YはHまたはC1−6アルキルであり;
R4はC1−10アルキル;C3−10シクロアルキルであり
R3はC1−10アルキル;C3−10シクロアルキルであり;
Wは式:
【化75】
の基であり;
ここで、R2は必要に応じてカルボキシルで置換されていてもよいC1−10アルキルまたはC3−7シクロアルキル;C6またはC10アリール;またはC7−16アラルキルであり;あるいは
Wは式:
【化76】
の基であり、ここで、XはCHまたはNであり;および
R2’は、Xと連結して5−または6員の環を形成するC3−4アルキレンであり、該環は必要に応じてOH;SH;NH2;カルボキシル;R12;OR12、SR12、NHR12またはNR12R12’で置換されていてもよく、ここで、R12およびR12’は独立して:環状C3−16アルキルまたは非環状C1−16アルキルまたは環状C3−16アルケニルまたは非環状C2−16アルケニルであり、該アルキルまたはアルケニルは必要に応じてNH2、OH、SH、ハロまたはカルボキシルで置換されていてもよく;該アルキルまたはアルケニルは、必要に応じて、O、S、およびNよりなる群から独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有し;あるいは
R12およびR12’は、独立して、必要に応じてC1−6アルキル、NH2、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで置換されていてもよいC6またはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり;該アリールまたはアラルキルは、必要に応じて、O、S、およびNよりなる群から独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有し;
該環状アルキル、環状アルケニル、アリールまたはアラルキルは必要に応じて第二の5−、6−または7員の環と縮合して、環状系または複素環を形成してもよく、該第二の環は必要に応じてNH2、OH、SH、ハロカルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキル;C6またはC10アリールまたは複素環で置換されていてもよく;該第二の環は、必要に応じて、O、S、およびNよりなる群から独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有し;
Qは式:
【化77】
の基であり;
ここで、ZはCHまたはNであり;
XはOまたはSであり;
R1はH、共に必要に応じてチオまたはハロで置換されていてもよいC1−6アルキルまたはC1−6アルケニルであり;および
ZがCHである場合、R13はH;CF3;CF2CF3;CH2−R14;CH(F)−R14;CH2−R14;NR14R14’;S−R14;またはCO−NH−R14であり、ここで、R14およびR14’は独立して水素、環状C3−10アルキルまたは非環状C1−10アルキルまたは環状C3−10アルケニルまたは非環状C2−10アルケニルであり、該アルキルまたはアルケニルは必要に応じてNH2、OH、SH、ハロまたはカルボキシルで置換されていてもよく;該アルキルまたはアルケニルは、必要に応じて、O、S、およびNよりなる群から独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有してもよく;あるいは
R14およびR14’は、独立して、必要に応じてC1−6アルキル、NH2、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで置換されていてもよく、あるいはさらなるC3−7シクロアルキル、C6またはC10アリール、または複素環で置換されていてもよいC6またはC10アリールまたはC7−16アラルキルであり、該アリールまたはアラルキルは、必要に応じて、O、S、およびNよりなる群から独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有してもよく;
該環状アルキル、環状アルケニル、アリールまたはアラルキルは必要に応じて第二の5−、6−または7員の環と縮合して、環状系または複素環を形成してもよく、該第二の環は、必要に応じて、NH2、OH、SH、ハロ、カルボキシルまたはカルボキシ(低級)アルキルで置換されていてもよく、またはさらなるC3−7シクロアルキル、C6またはC10アリール、または複素環で置換されていてもよく;該第二の環は、必要に応じて、O、S、およびNよりなる群から独立して選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有してもよく;
あるいはR14およびR14’は、独立して、Nと一緒に結合した場合に、必要に応じてさらなるC3−7シクロアルキル、C6またはC10アリールまたは複素環と縮合してもよい3〜6員の窒素−含有環を形成するC1−4アルキルであり;
但し、ZがCHである場合、R13はα−アミノ酸またはそのエステルではなく;ZがNである場合、R13はH;カルボキシ;必要に応じてカルボキシで置換されていてもよいC1−6 アルキル;CH2−R14;CHR14R14’;CH(F)−R14;O−R14;NR14R14’またはS−R14であり、ここで、R14およびR14’は前記定義の通りであり;あるいは
Qは式:
【化78】
のホスホネート基であり;
ここで、R15およびR16は独立してC6−20アリールオキシであり;およびR1は前記定義の通りである]
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはエステル。
【請求項2】
前記少なくとも1つの化合物が:
【化79】
【化80】
【化81】
またはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはそのエステルよりなる群から選択される、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項3】
前記少なくとも1つの化合物が:
【化82】
およびその医薬上許容される塩、またはその溶媒和物よりなる群から選択される、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項4】
前記少なくとも1つの化合物が:
【化83】
およびその医薬上許容される塩または溶媒和物よりなる群から選択される、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項5】
前記少なくとも1つの界面活性剤が、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸、モノエタノールアミン、ドクセートナトリウム、ポロキサマー、テシチン、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、エトキシル化脂肪族アルコール、プロピレングリコールモノカプリレート、グリセロールモノステアレート、中鎖トリグリセリド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、およびポリオキシエチレンステアレートよりなる群から選択される、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項6】
前記少なくとも1つの界面活性剤がラウリル硫酸ナトリウムを含む、請求項5記載の医薬処方物。
【請求項7】
前記少なくとも1つの界面活性剤がポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを含む、請求項5記載の医薬処方物。
【請求項8】
前記少なくとも1つの界面活性剤がPEG−1−PEG−9−ラウリルグリコールエーテルを含む、請求項5記載の医薬処方物。
【請求項9】
さらに、少なくとも1つの医薬上許容される賦形剤を含む、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項10】
前記少なくとも1つの医薬上許容される賦形剤が、バインダー、グライデント、滑沢剤、希釈剤、および崩壊剤よりなる群から選択される、請求項9記載の医薬処方物。
【請求項11】
前記処方物が、カプセル、錠剤、ゲル、坐薬、粉末、または流体の形態である、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項12】
前記処方物がカプセル形態である、請求項11記載の医薬処方物。
【請求項13】
前記少なくとも1つの界面活性剤が約0.1〜約10重量%の量で存在する、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項14】
前記少なくとも1つの界面活性剤が約1〜約5重量%の量で存在する、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項15】
前記少なくとも1つの化合物が約50〜約1000mgの量で存在する、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項16】
前記少なくとも1つの化合物が約200〜約800mgの量で存在する、請求項1記載の医薬処方物。
【請求項17】
前記化合物が約50〜約1000mgの量で存在する、請求項1〜10、13、14、15および16のいずれか1つの医薬処方物の単位投薬形態。
【請求項18】
前記少なくとも1つの化合物が約50〜約800mgの量で存在する、請求項16記載の単位投薬形態。
【請求項19】
前記少なくとも1つの化合物が約50〜約600mgの量で存在する、請求項17記載の単位投薬形態。
【請求項20】
前記少なくとも1つの化合物が約50〜約400mgの量で存在する、請求項17記載の単位投薬形態。
【請求項21】
前記少なくとも1つの化合物が約50〜約200mgの量で存在する、請求項17記載の単位投薬形態。
【請求項22】
前記形態がカプセル、錠剤、ゲル、坐薬、粉末または流体である、請求項17記載の単位投薬形態。
【請求項23】
前記形態がカプセルである、請求項17記載の単位投薬形態。
【請求項24】
有効量の請求項1〜3いずれか記載の医薬処方物を、HCV感染の治療を必要とする対象に投与することを含む、HCV感染を治療する方法。
【請求項25】
有効量の請求項1〜3いずれか記載の医薬処方物を、カプテシン関連障害の治療を必要とする対象に投与することを含む、カプテシン関連障害を治療する方法。
【公表番号】特表2008−542383(P2008−542383A)
【公表日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−514785(P2008−514785)
【出願日】平成18年5月31日(2006.5.31)
【国際出願番号】PCT/US2006/021003
【国際公開番号】WO2006/130628
【国際公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年5月31日(2006.5.31)
【国際出願番号】PCT/US2006/021003
【国際公開番号】WO2006/130628
【国際公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】
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