説明

半導体装置の製造方法

【課題】パーティクルの付着を抑制しつつ、基板に印字することができる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】MOSFET1の製造方法は、半導体からなる基板10を準備する工程と、基板10の主表面10Aの少なくとも一部を覆うように保護膜20を形成する工程と、保護膜20が形成された主表面10AにレーザLbを照射することにより基板10に印字する工程とを備えている。保護膜20を形成する工程では、基板10を構成する半導体よりもバンドギャップが大きい材料からなる保護膜20が形成される。基板10に印字する工程では、基板10を構成する半導体よりも保護膜20を構成する材料による吸収率が小さい波長のレーザLbが照射される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置の製造方法に関するものであり、より特定的には、パーティクルの付着を抑制しつつ、基板に印字することができる半導体装置の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の製造においては、製品管理などを目的として、たとえばロット番号等の製品情報を基板に印字する工程が実施される。基板に印字する工程では、たとえばレーザの照射により基板表面を溶融させて印字するソフトマークや、高出力のレーザ照射により基板を掘り下げて印字するハードマークなどのレーザーマークが主に用いられる。特に、ソフトマークは、低出力のレーザ照射による印字方法であるため、レーザ照射により発生するパーティクルが少なく、たとえばエピタキシャル成長面への印字などに用いられる(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−39808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、ソフトマークの場合でも、レーザー照射により発生した熱により、基板を構成する元素が基板から離脱し(アブレーション)、この元素が大気中の酸素と結合してパーティクルを形成する場合がある。そして、このパーティクルが基板表面に付着することにより、当該基板を用いて製造される半導体装置の品質が劣化するという問題点がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、パーティクルの付着を抑制しつつ、基板に印字することができる半導体装置の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に従った半導体装置の製造方法は、半導体からなる基板を準備する工程と、基板の一方の主表面の少なくとも一部を覆うように保護膜を形成する工程と、保護膜に覆われた上記一方の主表面に光を照射することにより基板に印字する工程とを備えている。保護膜を形成する工程では、基板を構成する半導体よりもバンドギャップが大きい材料からなる保護膜が形成される。基板に印字する工程では、基板を構成する半導体よりも保護膜を構成する材料による吸収率が小さい波長の光が照射される。
【0007】
本発明に従った半導体装置の製造方法では、基板を構成する半導体よりもバンドギャップが大きい材料からなる保護膜が形成された後、保護膜が形成された上記一方の主表面に基板を構成する半導体よりも保護膜を構成する材料による吸収率が小さい波長の光が照射される。すなわち、本発明に従った半導体装置の製造方法では、上記一方の主表面を覆うように保護膜が形成された状態において、上記一方の主表面に達する光を照射することにより基板への印字が実施されるため、上記光照射によるパーティクルの発生が抑制される。このように、本発明に従った半導体装置の製造方法によれば、パーティクルの発生を抑制しつつ、基板に印字することができる。
【0008】
上記半導体装置の製造方法において、基板を準備する工程では、炭化珪素からなる基板が準備されてもよい。そしてこの場合、基板に印字する工程では、380nmよりも短い波長の光が基板に照射されてもよい。このように、炭化珪素からなる基板が採用される場合、380nmよりも短い波長の光を照射することにより、容易に基板に印字することができる。
【0009】
上記半導体装置の製造方法において、保護膜を形成する工程では、SiOからなる保護膜が形成されてもよい。この場合、基板に印字する工程では、140nmよりも長い波長の光が基板に照射されてもよい。このように、基板に照射する光の波長を140nmよりも長くすることにより、保護膜に吸収される光の割合が抑制され、容易に基板に印字することができる。
【0010】
上記半導体装置の製造方法において、保護膜を形成する工程では、基板を熱酸化することにより保護膜が形成されてもよい。これにより、密着性に優れた保護膜を容易に形成することができる。
【0011】
上記半導体装置の製造方法は、保護膜をBHFまたはHFにより除去する工程をさらに備えていてもよい。これにより、SiOからなる保護膜を容易に除去することができる。
【0012】
上記半導体装置の製造方法において、基板を準備する工程は、ベース基板を準備する工程と、ベース基板上にエピタキシャル成長層を形成する工程とを含んでいてもよい。また、保護膜を形成する工程では、エピタキシャル成長層のベース基板とは反対側の主表面上に保護膜が形成されてもよい。すなわち、上記半導体装置の製造方法においては、基板を構成するエピタキシャル成長層に印字されてもよい。
【発明の効果】
【0013】
以上の説明から明らかなように、本発明に従った半導体装置の製造方法によれば、パーティクルの発生を抑制しつつ、基板に印字することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】MOSFETの構造を示す概略断面図である。
【図2】MOSFETの製造方法を概略的に示すフローチャートである。
【図3】MOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。
【図4】MOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。
【図5】MOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。
【図6】MOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。
【図7】MOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。
【図8】MOSFETの製造方法を説明するための概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
【0016】
まず、本発明の一実施の形態に係る半導体装置の構造について、図1を参照して説明する。本実施の形態に係る半導体装置としてのMOSFET1は、たとえば炭化珪素からなり、主表面10Aを有する基板10と、酸化膜30と、ゲート電極40と、ソース電極60と、ドレイン電極70とを備えている。基板10は、ベース基板11と、半導体層12とを含んでいる。また、半導体層12には、ドリフト領域13と、ボディ領域14と、ソース領域16と、コンタクト領域15とが形成されている。
【0017】
ベース基板11は、たとえばN(窒素)などのn型不純物を含むことにより、導電型がn型(第1導電型)となっている。ドリフト領域13は、ベース基板11の一方の主表面上に形成されている。ドリフト領域13は、ベース基板11と同様に、たとえばN(窒素)などのn型不純物を含むことにより導電型がn型となっている。また、ドリフト領域13において、主表面10Aを含む領域にはマーク10Bが印字されている。なお、マーク10Bは、ドリフト領域13の外縁部に形成されている。
【0018】
ボディ領域14は、主表面10Aを含み、ドリフト領域13から見てベース基板11とは反対側に形成されている。ボディ領域14は、たとえばAl(アルミニウム)やB(硼素)などのp型不純物を含むことにより、導電型がp型(第2導電型)となっている。
【0019】
ソース領域16は、主表面10Aを含み、ボディ領域14に接触して形成されている。別の観点から説明すると、ソース領域16は、平面的に見てボディ領域14に取り囲まれるように形成されている。ソース領域16は、たとえばP(リン)などのn型不純物を含むことにより、ベース基板11およびドリフト領域13と同様に、導電型がn型となっている。
【0020】
コンタクト領域15は、主表面10Aを含み、ソース領域16に接触して形成されている。別の観点から説明すると、コンタクト領域15は、平面的に見てソース領域16に取り囲まれるように形成されている。コンタクト領域15は、ボディ領域14と同様に、たとえばAl(アルミニウム)やB(硼素)などのp型不純物を含むことにより、導電型がp型となっている。
【0021】
酸化膜30は、主表面10Aを部分的に覆うように形成されている。酸化膜30は、たとえばSiO(二酸化珪素)からなっている。
【0022】
ゲート電極40は、酸化膜30上に接触して形成されている。ゲート電極40は、たとえば不純物が添加されたポリシリコン、Al(アルミニウム)などの導電体からなっている。ゲート電極40は、ゲート電極40下において互いに対向する一方のソース領域16から他方のソース領域16上にまで延在するように形成されている。
【0023】
ソース電極60は、ソース領域16およびコンタクト領域15上に接触するように形成されている。ソース電極60は、ソース領域16に対してオーミック接触することができる材料、たとえばNiSi(ニッケルシリサイド)、TiSi(チタンシリサイド)、AlSi(アルミシリサイド)およびTiAlSi(チタンアルミシリサイド)などからなっており、ソース領域16に対して電気的に接続されている。
【0024】
ドレイン電極70は、ベース基板11においてドリフト領域13とは反対側の主表面上に形成されている。ドレイン電極70は、ベース基板11とオーミック接触することができる材料、たとえばソース電極60と同様の材料からなっている。
【0025】
次に、本実施の形態に係る半導体装置としてのMOSFET1の動作について説明する。図1を参照して、ゲート電極40に印加された電圧が閾値電圧未満の状態、すなわちオフ状態では、ソース電極60とドレイン電極70との間に電圧が印加されても、ボディ領域14とドリフト領域13との間に形成されるpn接合が逆バイアスとなり、非導通状態となる。一方、ゲート電極40に閾値電圧以上の電圧が印加されると、ボディ領域14においてチャネル領域(ゲート電極40下のボディ領域14)に反転層が形成される。その結果、ソース領域16とドリフト領域13とが電気的に接続され、ソース電極60とドレイン電極70との間に電流が流れる。以上のようにして、MOSFET1は動作する。
【0026】
次に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。本実施の形態に係る半導体装置の製造方法においては、上記本実施の形態に係る半導体装置としてのMOSFET1が製造される。図2を参照して、まず、工程(S10)として、基板準備工程が実施される。この工程(S10)では、以下に説明する工程(S11)および(S12)が実施されることにより、炭化珪素からなる基板10が準備される。
【0027】
まず、工程(S11)としてベース基板準備工程が実施される。この工程(S11)では、図3を参照して、たとえば4H−SiCからなるインゴットをスライスすることにより、炭化珪素からなるベース基板11が準備される。次に、工程(S12)として、エピタキシャル成長層形成工程が実施される。この工程(S12)では、エピタキシャル成長によりベース基板11の一方の主表面上に半導体層12が形成される。
【0028】
また、この工程(S10)では、上述のように炭化珪素からなる基板10が準備されてもよいが、これに限られるものではない。たとえば、GaN、AlN、GaAs、InPおよびSiからなる群より選択される一の半導体からなる基板が準備されてもよい。
【0029】
次に、工程(S20)として、保護膜形成工程が実施される。この工程(S20)では、基板10の主表面10Aの少なくとも一部を覆うように保護膜が形成される。より具体的には、図4を参照して、たとえば酸素を含む雰囲気中において基板10を熱酸化することにより、基板10の主表面10Aを含む領域にSiO(二酸化珪素)からなる保護膜20が形成される。このように、保護膜20を形成する方法として熱酸化を選択することにより、密着性に優れた保護膜を容易に形成することができる。
【0030】
また、この工程(S20)では、基板10を構成する半導体よりもバンドギャップが大きい材料からなる保護膜20が形成されればよく、たとえばSiN(窒化珪素)やAl(酸化アルミニウム)からなる保護膜20が形成されてもよい。なお、SiN(窒化珪素)からなる保護膜20は、その製膜方法により光の吸収特性が異なる。そのため、保護膜20を構成する材料としてSiN(窒化珪素)を採用する場合には、このことを考慮した上で保護膜20が形成される。
【0031】
また、この工程(S20)では、保護膜20は、基板10を熱酸化することにより形成されてもよいが、これに限られるものではない。たとえば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、SOG(Spin On Glass)塗布法、スパッタリング法および真空蒸着法などにより、保護膜20が形成されてもよい。また、基板10が、GaN、AlN、GaAs、InPおよびSiからなる群より選択される一の半導体から構成される場合でも、保護膜20はSiO(二酸化珪素)からなるものとすることができる。
【0032】
次に、工程(S30)として、印字工程が実施される。この工程(S30)では、図5を参照して、保護膜20に覆われた基板10の主表面10AにレーザLbを照射することにより、基板10にマーク10Bが印字される。より具体的には、基板10を構成する半導体よりも保護膜20を構成する材料による吸収率が小さい波長のレーザLb、すなわち本実施の形態においては炭化珪素よりも二酸化珪素による吸収率が小さい波長のレーザである、140nmより長く380nmより短い波長のレーザLbが照射される。そして、照射されたレーザLbは、保護膜20を透過して基板10の主表面10Aに達し、その結果主表面10Aを含む領域にマーク10Bが形成される。また、この工程(S30)では、たとえばArFエキシマレーザやKrFエキシマレーザ、あるいはYAG(Yttrium Aluminium Garnet)第3高調波(波長355nm)やYAG第4高調波(波長266nm)などを、レーザLbとして採用することができる。なお、マーク10Bは、ロット番号やアライメントマーク、あるいは各チップを識別するためのマークなどであってもよい。
【0033】
次に、工程(S40)として、保護膜除去工程が実施される。この工程(S40)では、図6を参照して、たとえばBHF(バッファードフッ酸)またはHF(フッ酸)などを用いて基板10を処理することにより、保護膜20が除去される。この工程(S40)は、本発明に係る半導体装置の製造方法において必須の工程ではないが、これを実施することにより、MOSFET1の動作において不要な保護膜20を除去することができる。また、この工程(S40)は、後に説明する工程(S50)の後に実施されてもよい。
【0034】
次に、工程(S50)として、イオン注入工程が実施される。この工程(S50)では、図7を参照して、まず、たとえばAlイオンが主表面10Aを含む領域に注入され、主表面10Aを含むボディ領域14が形成される。次に、たとえばPイオンが主表面10Aを含む領域において、上記Alイオンの注入深さよりも浅い注入深さで注入され、ソース領域16が形成される。そして、たとえばAlイオンが主表面10Aを含む領域において、上記Pイオンの注入深さと同程度の注入深さで注入され、コンタクト領域15が形成される。また、上記工程(S50)において、半導体層12のうち、ボディ領域14、ソース領域16およびコンタクト領域15のいずれもが形成されなかった領域は、ドリフト領域13となる。
【0035】
次に、工程(S60)として、活性化アニール工程が実施される。この工程(S60)では、基板10を加熱することにより、上記工程(S50)において導入された不純物が活性化される。これにより、不純物が導入された領域において所望のキャリアが生成する。
【0036】
次に、工程(S70)として、酸化膜形成工程が実施される。この工程(S70)では、図8を参照して、たとえば酸素を含む雰囲気中において、基板10を加熱することにより、主表面10Aを覆うようにSiO(二酸化珪素)からなる酸化膜30が形成される。
【0037】
次に、工程(S80)として、電極形成工程が実施される。この工程(S80)では、図1を参照して、まず、たとえばLPCVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)法により、酸化膜30上にポリシリコンからなるゲート電極40が形成される。
【0038】
次に、ソース電極60を形成を形成すべき領域において酸化膜30が除去され、ソース領域16およびコンタクト領域15が露出した領域が形成される。そして、当該領域において、たとえばNiからなる膜が形成される。一方、ベース基板11において、ドリフト領域13が形成される側とは反対側の主表面上に、たとえばNiからなる膜が形成される。その後、合金化熱処理が施され、上記Niからなる膜の少なくとも一部がシリサイド化されることにより、ソース電極60およびドレイン電極70が形成される。上記工程(S10)〜(S80)を実施することにより、本実施の形態に係る半導体装置としてのMOSFET1が製造され、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法が完了する。
【0039】
以上のように、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法では、基板10を構成する半導体よりもバンドギャップが大きい材料からなる保護膜20が形成された後、保護膜20が形成された主表面10Aに基板10を構成する半導体よりも保護膜20を構成する材料による吸収率が小さい波長のレーザLbが照射される。すなわち、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法では、主表面10Aを覆うように保護膜20が形成された状態において、主表面10Aに達するレーザLbを照射することにより基板10へのマーク10Bの印字が実施されるため、上記レーザLbの照射によるパーティクルの発生が抑制される。このように、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、パーティクルの発生を抑制しつつ、基板10にマーク10Bを印字することができる。
【0040】
なお、本実施の形態においては、プレーナ(平板)型のMOSFETの製造方法について説明したが、本発明に従った半導体装置の製造方法はこれに限られるものではない。たとえばトレンチ(溝)型のMOSFETやIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)など他の半導体装置の製造において、上記本発明に従った半導体装置の製造方法が適用されてもよい。
【0041】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明の半導体装置の製造方法は、パーティクルの発生を抑制しつつ、基板に印字することが要求される半導体装置の製造方法において、特に有利に適用され得る。
【符号の説明】
【0043】
1 MOSFET、10 基板、10A 主表面、10B マーク、11 ベース基板、12 半導体層、13 ドリフト領域、14 ボディ領域、15 コンタクト領域、16 ソース領域、20 保護膜、30 酸化膜、40 ゲート電極、60 ソース電極、70 ドレイン電極、Lb レーザ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体からなる基板を準備する工程と、
前記基板の一方の主表面の少なくとも一部を覆うように保護膜を形成する工程と、
前記保護膜に覆われた前記一方の主表面に光を照射することにより前記基板に印字する工程とを備え、
前記保護膜を形成する工程では、前記基板を構成する半導体よりもバンドギャップが大きい材料からなる前記保護膜が形成され、
前記基板に印字する工程では、前記基板を構成する半導体よりも前記保護膜を構成する材料による吸収率が小さい波長の光が照射される、半導体装置の製造方法。
【請求項2】
前記基板を準備する工程では、炭化珪素からなる前記基板が準備され、
前記基板に印字する工程では、380nmよりも短い波長の光が前記基板に照射される、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記保護膜を形成する工程では、SiOからなる前記保護膜が形成され、
前記基板に印字する工程では、140nmよりも長い波長の光が前記基板に照射される、請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記保護膜を形成する工程では、前記基板を熱酸化することにより前記保護膜が形成される、請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記保護膜をBHFまたはHFにより除去する工程をさらに備える、請求項3または4に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記基板を準備する工程は、
ベース基板を準備する工程と、
前記ベース基板上にエピタキシャル成長層を形成する工程とを含み、
前記保護膜を形成する工程では、前記エピタキシャル成長層の前記ベース基板とは反対側の主表面上に前記保護膜が形成される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−93493(P2013−93493A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−235717(P2011−235717)
【出願日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)