説明

印刷制御装置、方法及びプログラム

【課題】印刷装置と外部装置とが接続しこれら各機器からテンプレート等の画像に係る合成用情報を選択し、合成した画像を印刷装置で印刷する構成において、テンプレート等の合成用情報の選択操作の操作性を向上させる。
【解決手段】画像とテンプレートとを合成して合成画像を印刷するプリンタ111において、USB IF115から外部装置121と通信を行い、外部装置121からテンプレートを受信する。そして、自身が記録するテンプレートと外部装置121から受信したテンプレートとを区別せずにディスプレイ116に表示し、表示したテンプレートから、任意に合成に利用するテンプレートを選択可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部装置と通信可能な印刷装置において、外部装置に記録された情報を取得し、取得した情報の管理を行い、取得した情報の表示を行い、さらに取得した情報の印刷を行う印刷制御装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ等のコンピュータに対する画像入力装置の進歩、普及に伴い、撮像した画像を用紙等に出力する印刷装置、特にユース(ホームユース等)の分野における印刷装置のニーズが著しく増大している。こうした印刷装置にあっては、撮像して得た画像の単なる再現に止まらず、画像に好みの編集を加えて出力させることが行われている。
【0003】
画像編集の1つに、入力画像とデザインテンプレート画像(以下、テンプレート)との合成がある。テンプレートは電子的画像データの形でメモリに保持されることが多く、この場合、ユーザーは所望のテンプレートをメモリから読み込み、入力画像と合成したいテンプレートとを指定するようにする。
【0004】
近年ではコンピュータだけでなく、印刷装置にもテンプレートの保存が可能なメモリが備えられていることが多い。そのためユーザーは、コンピュータの操作系を操作してコンピュータが保持しているテンプレートを活用するだけでなく、印刷装置の操作系を操作して印刷装置が保持しているテンプレートも活用することができるようになっている。
【0005】
【特許文献1】特開2005−169838号公報
【特許文献2】特開平10−187365号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
印刷装置の記録装置とコンピュータの記録装置とがそれぞれ独立してテンプレートを記録している場合に充分な活用を図るには、一方の記録装置にテンプレートを記録したら、他方の記録装置に明示的にテンプレートの存在を示す等する必要がある。この問題を解決する技術として、特許文献1や特許文献2の提案がなされている。
【0007】
特許文献1では、コンピュータからプリンタにテンプレート等である印刷対象データのURLを教え、印刷装置に印刷対象データを取得させて印刷する技術が開示されている。この技術によれば、印刷装置が保持していないテンプレートをデザインコンテンツ配信サーバから取得して印刷に活用することができる。しかし、この構成では、配信サーバのURLの特定等はコンピュータ側のユーザインタフェース(UI)を使う必要がある。
【0008】
特許文献2では、プリンタUIを操作してコンピュータ側の記録装置に記録された印刷対象データを検索して印刷する技術が開示されている。この技術によれば、印刷装置における操作のみでコンピュータ側の印刷対象データを活用することができる。
【0009】
しかしながらこれら従来の技術では、印刷装置側に記録された印刷対象データと、コンピュータ側に表示された印刷対象データとを区別無く表示していない、あるいは区別して表示している。そのため、印刷対象データを利用するユーザーは目的の印刷対象データを記録した機器を知っていなければならず、どちらに記録された印刷対象データを使うかで、ユーザーの操作方法が変わってしまい、直感的に操作がし難いという問題があった。
【0010】
さらに従来の技術では、印刷装置にのみ記録されたテンプレートをコンピュータのUIで利用できないという問題もあった。
【0011】
本発明は係る実情に鑑み、印刷装置と外部装置とが接続しこれら各機器からテンプレート等の画像に係る合成用情報を選択できる構成において、テンプレート等の合成用情報の選択操作の操作性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の印刷制御装置は、画像と合成用情報とを合成して合成画像を印刷する印刷制御装置であって、合成用情報を記録する記録手段と、外部装置と通信を行い、前記外部装置から合成用情報を受信する通信手段と、前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信手段で受信した合成用情報とを区別せずに表示する表示手段と、前記表示手段に表示された前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信手段で受信した合成用情報とから、任意に合成用情報を選択可能とする合成用情報選択手段と、前記合成用情報選択手段で選択された合成用情報と画像とを合成する合成画像作成手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の印刷制御方法は、合成用情報を記録する記録手段を有し、画像と合成用情報とを合成して合成画像を印刷する印刷装置の印刷制御方法であって、外部装置と通信を行い、前記外部装置から合成用情報を受信する通信ステップと、前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信ステップで受信した合成用情報とを区別せずに表示する表示ステップと、前記表示ステップで表示された前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信ステップで受信した合成用情報とから、ユーザーの操作に基づき、任意に合成用情報を選択する合成用情報選択ステップと、前記合成用情報選択ステップで選択された合成用情報と画像とを合成する合成画像作成ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、合成用情報を記録する記録手段を有し、画像と合成用情報とを合成して合成画像を印刷する印刷装置の印刷制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、外部装置と通信を行い、前記外部装置から合成用情報を受信する通信ステップと、前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信ステップで受信した合成用情報とを区別せずに表示する表示ステップと、前記表示ステップで表示された前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信ステップで受信した合成用情報とから、ユーザーの操作に基づき、任意に合成用情報を選択する合成用情報選択ステップと、前記合成用情報選択ステップで選択された合成用情報と画像とを合成する合成画像作成ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
また、本発明の印刷システムは、合成用情報を保持する外部装置と、画像と合成用情報とを合成して合成画像を印刷する印刷装置とがネットワークを介して接続する印刷システムであって、前記印刷装置において、合成用情報を記録する記録手段と、外部装置と通信を行い、前記外部装置から合成用情報を受信する通信手段と、前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信手段で受信した合成用情報とを区別せずに表示する表示手段と、前記表示手段に表示された前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信手段で受信した合成用情報とから、任意に合成用情報を選択可能とする合成用情報選択手段と、前記合成用情報選択手段で選択された合成用情報と画像とを合成する合成画像作成手段とを設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、印刷装置と外部装置とが接続しこれら各機器からテンプレート等の画像に係る合成用情報を選択できる構成において、テンプレート等の合成用情報についての選択操作の操作性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
<システム構成>
図1には、本実施の形態に係る印刷システム(以下、システム)の構成を示す図であり、図2は、本実施の形態に係るシステムに含まれる各機器の内部構成を説明するブロック図である。図1及び図2を用いて本実施の形態に係るシステムについて説明する。なお、図1及び図2で共通するものについては同符号にて示す。
【0015】
図1に示すシステムには、テンプレート配信システム101、コンピュータシステム121及びプリンタ111が含まれる。テンプレート配信システム101とコンピュータシステム121はインターネット131を介して接続しており、コンピュータシステム121とプリンタ111はUSBケーブル141を介してUSB接続している。なお、プリンタ111には、本発明に係る印刷制御装置が含まれる。
【0016】
コンピュータシステム121は、当該システム全体を制御するコンピュータ本体125に、マウス122、キーボード123及びディスプレイ124が接続されて構成される。コンピュータ本体125は、接続されたディスプレイ124に描画を行ったり、コンピュータシステム121のユーザーに対して確認メッセージを表示したり、システムの状況を通知したり等の各種の制御を行う。また、ユーザーは、キーボード123やマウス122を使用することで、ディスプレイ124に表示されたシステムの状況や確認メッセージに対して応答できる。
【0017】
図2に示すように、コンピュータシステム121には、CPU126、HDD(ハードディスクドライブ)127、ネットワークボード128、USBインタフェース(USB I/F)129が含まれる。なお、これらはコンピュータ本体125が有するものとする。
【0018】
CPU126は、コンピュータシステム121内の各部を制御し、CPU126の制御により、ディスプレイ124に描画が行われたり、ユーザーに対しての確認メッセージが表示されたり、システムの状況が通知されたり、等する。
【0019】
HDD127には、コンピュータシステム121の状況を通知するソフトウェアや、プリンタ111での合成印刷に用いる合成用情報であるデザインテンプレート(以下、テンプレートあるいはテンプレートデータと呼ぶ)が記録されている。さらに、HDD127には、プリンタ111で画像と合成可能なテンプレートも記録されている。
【0020】
ネットワークボード128は、インターネット131を介して接続するテンプレート配信システム101と通信する。コンピュータ本体125は、テンプレート配信システム101と通信することで、テンプレート配信システム101のHDD108に記録されたテンプレートデータを取得することができ、コンピュータ本体125のHDD127に追記できる。
【0021】
USB I/F129は外部装置とのインタフェースであり、プリンタ111のUSB I/F115とUSBケーブル141を介して接続し、プリンタ111との間で、命令の伝達や合成印刷に用いるテンプレートデータの送受信を行う。
【0022】
次に、プリンタ111は、図2に示すように操作ボタン112、CPU113、印刷部114、USBインタフェース(USB I/F)115、ディスプレイ116、メモリ117、カードリーダー118を有する。
【0023】
USB I/F115は外部装置とのインタフェースであり、USBケーブル141を介して接続されたコンピュータ本体125からデータを送受信することができる。印刷部114は、USB I/F115から受信したデータを印刷したり、プリンタ111のメモリ117に記録されたデータを印刷したり、画像とテンプレートデータとを合成して合成画像を印刷したりする。なお、印刷部114は、本発明でいう合成画像作成手段の一構成例に対応する。
【0024】
また、プリンタ111は、メモリ117に記録されたテンプレートデータをはじめとする、画像と合成可能なテンプレートデータをディスプレイ116に表示することができる。ユーザーは、ディスプレイ116に表示されたテンプレートデータから、操作ボタン112を使って所望のテンプレートデータの選択と決定を行うことができる。
【0025】
次に、テンプレート配信システム101は、図1に示すように当該システム全体を制御するコンピュータ本体102に、マウス103、キーボード104及びディスプレイ105が接続されて構成される。また、図2に示すように、テンプレート配信システム101には、ネットワークボード106、CPU107、HDD(ハードディスクドライブ)108が含まれる。なお、これらはコンピュータ本体102が有するものとする。
【0026】
HDD108は、配信するテンプレートデータを記録している。ディスプレイ105は、配信するテンプレート管理状況を表示したりする。キーボード104とマウス103は、配信するテンプレートの管理を行うためにユーザーが使用する。CPU107は、テンプレート配信システム101全体を制御する。
【0027】
テンプレート配信システム101は、ネットワークボード106を介してコンピュータ本体125からのテンプレートデータの要求を受け取り、HDD108に記録されているテンプレートデータをコンピュータ本体125に公開する。この際、コンピュータ本体125は、公開されたテンプレートデータをネットワークボード128によって、テンプレート配信システム101から取得する。コンピュータ本体125は、テンプレート配信システム101から取得したテンプレートデータをHDD127に記録することができる。
【0028】
<コンピュータシステム121とプリンタ111との通信>
次に、コンピュータシステム121とプリンタ111との通信の流れ、及びこの際のプリンタ111のディスプレイ116の表示態様を主に図3と図4を使って説明する。図3は、HDD127に記録されているテンプレートのサムネイル転送と、HDD127に記録されたテンプレートの本体画像をプリンタ111で合成印刷する際の通信の流れを示したシーケンス図である。図4は、ディスプレイ116で表示するテンプレート選択画面401を示した図である。
【0029】
先ず、コンピュータシステム121とプリンタ111との物理的な接続が確立すると、ステップS301で、コンピュータシステム121及びプリンタ111は、互いの仕様を確認する初期設定を行う。
【0030】
その後、テンプレート選択画面401を表示するためにプリンタ111の操作ボタン112がユーザーに操作されたとする。この場合、図4に示すテンプレート選択画面401をプリンタ111に対して表示する指示が送られ、ステップS302で、プリンタ111はコンピュータシステム121に対してテンプレート要求イベントを発行する。なお、プリンタ111がテンプレート要求イベントを発行する処理は、本発明でいう合成用情報要求手段の一処理例に対応する。
【0031】
コンピュータシステム121がテンプレート要求イベント(ステップS302)を受信すると、ステップS303で、コンピュータシステム121は、プリンタ111に対してテンプレート一覧情報を送信する。テンプレート一覧情報には、図4で示すディスプレイ116に表示された簡易情報であるサムネイル406a,406b等が含まれる。
【0032】
プリンタ111がテンプレート一覧情報(ステップS303)を受信すると、ステップS304で、プリンタ111は、コンピュータシステム121に対して正常取得イベントを返す。
【0033】
ここで、図4に示したテンプレート選択画面401について説明する。テンプレート選択画面401では、ユーザーが利用可能なテンプレートに係るサムネイルを表示している。テンプレート選択画面401で表示している、404aと404bは、それぞれプリンタ111のメモリ117に記録されたテンプレートのサムネイルである。また、テンプレート選択画面401で表示している406aと406bは、それぞれコンピュータシステム121のHDD127に本体画像が記録されているテンプレートのサムネイルである。
【0034】
ユーザーは、テンプレート選択画面401において、十字キー112aでカーソル402を上下左右に動かし、決定ボタン112bでテンプレート合成印刷に用いるテンプレートを任意に選択及び決定することができる。なお、テンプレート選択画面401において任意にテンプレートを選択可能とする構成は、本発明でいう合成用情報選択手段の一構成例に対応する。
【0035】
そして、決定ボタン112bが押下された瞬間にカーソル402で囲まれたテンプレートが合成印刷に使われることになる。詳細には、決定ボタン112bが押下された瞬間にカーソル402で囲まれたサムネイルの本体画像がメモリ117に存在すれば、プリンタ111はメモリ117から本体画像を読み込んで印刷部114でテンプレート合成印刷結果を出力する。一方、決定ボタン112bが押下された瞬間にカーソル402で囲まれたサムネイルの本体画像がHDD127に存在する場合は(ステップS305)、ステップS306でプリンタ111は、コンピュータシステム121へ本体情報である本体画像を要求する。
【0036】
このようにテンプレート選択画面401では、メモリ117に記録されたテンプレートデータとHDD127に記録されたテンプレートデータとを(厳密にはこれらに係るサムネイルを)区別なく表示して、同様(同一)の操作方法で選択可能としている。そのため、プリンタ111では、メモリ117に記録されたテンプレートデータのサムネイルとHDD127に記録されたテンプレートデータのサムネイルとをメモリ117内のフォルダ501(図5,Frame)に一緒に記録している。
【0037】
図5は、メモリ117内のフォルダ501のファイル構成を示した図である。フォルダ501には、サムネイル502,503及びリスト504が含まれる。
【0038】
サムネイル502(FRAME001〜002.JPG)は、プリンタ111のメモリ117に記録されたテンプレートデータのサムネイル群を表している。サムネイル503は(FRAME003〜006.JPG)、コンピュータ本体125のHDD127に記録されたテンプレートデータのサムネイル群を表している。リスト504は、フォルダ501に記録されているテンプレートのサムネイルの本体画像が、プリンタ111とコンピュータ本体125のどちらに記録されているかを示す情報を、個々のサムネイルに対して持っている。
【0039】
プリンタ111は、フォルダ501内に存在するサムネイルを基に、これらを区別なくディスプレイ116に表示するようにする。表示の際は、プリンタ111のメモリ117に記録されているテンプレートとコンピュータ本体125のHDD127に記録されているテンプレートの選択手順あるいは選択方法に違いが出ないように表示している。
【0040】
図6は、リスト504の記載内容を示した図である。リスト504には、ファイル名情報601、保存機器情報602及びパス603の内容が記載される。
【0041】
ファイル名情報601には、フォルダ501に記録されているサムネイルのファイル名が記載される。保存機器情報602には、同じ行のファイル名情報601のサムネイルが保存されている機器が記載されている。本実施の形態ではPRTはプリンタ111を表し、CMPはコンピュータ本体125を表している。パス603には、同じ行の保存機器情報602で指定された機器内での本体であるテンプレートデータの保存先が記されている。本実施の形態では、プリンタ111側に記録されたテンプレートデータについては、フォルダ501に参照されるように相対パスで示しているが、ドライブ名を含んだ絶対パスで示すこともできる。
【0042】
なお、リスト504に記録するコンピュータ本体125側のサムネイルは、ステップS303で受信するテンプレート一覧情報にテンプレートのサムネイルとテンプレートの保存先を含めることで実現できる。また、プリンタ111側にのみ存在するテンプレートがあれば、このタイミングでプリンタ111からコンピュータ本体125へテンプレートデータの実体を送信することもできる。このようにプリンタ111側にのみ存在するテンプレートデータをコンピュータ本体125へ送信するようにすれば、プリンタ111にのみ記録されたテンプレートをコンピュータシステム121のUIで利用することできる。
【0043】
図3に戻り、ステップS305で、プリンタ111がコンピュータシステム121に対して、選択したテンプレート(コンピュータシステム121側で保持されているテンプレート)の本体画像を要求したとする。この場合、ステップS306で、プリンタ111は、コンピュータシステム121に対して決定ボタン112bで選択されたテンプレートの本体画像とリスト504から取得した選択画像のパスを渡す。
【0044】
テンプレート要求イベントを受けたコンピュータ本体125は、ステップS307で、プリンタ111で選択されたテンプレートをプリンタ111に送信する。プリンタ111は指定したテンプレートを受け取ると、ステップS308でコンピュータ本体125に対して正常に取得したことを送信する。
【0045】
以上が、コンピュータシステム121とプリンタ111との通信の基本的な流れである。この流れを簡単にまとめると、プリンタ111では、メモリ117に記録されたテンプレートに係るサムネイルとHDD127に記録されたテンプレートに係るサムネイルとをメモリ117内のフォルダ501に一緒に記録している。そして、このサムネイルを基に、テンプレート選択画面401で、メモリ117に記録されたテンプレートとHDD127に記録されたテンプレートとを(厳密にはこれらのサムネイルを)区別なく表示し、単一あるいは同一の操作方法で選択可能としている。このような構成により、プリンタ111では、ユーザーがテンプレートの記録先を意識することなく、直感的に、同じ操作方法でメモリ117に記録されたテンプレート及びHDD127に記録されたテンプレートを利用できるようにしている。
【0046】
また、プリンタ111では、テンプレート選択画面401におけるテンプレートの選択段階では、コンピュータ本体125側からサムネイルのみを受信して記録し、ユーザーの選択のために表示して待機する。そして、テンプレートデータの選択後に本体となるテンプレートの本体画像をコンピュータ本体125から受信するようにしている。このような構成により、プリンタ111では、テンプレートデータを取り扱う上での、通信時間の短縮と記憶領域の節約をできるようにしている。
【0047】
また、プリンタ111が受信するテンプレート一覧情報(ステップS303)には、コンピュータシステム121が保持しているテンプレートのサムネイルの情報しか含まれない。そのため、ディスプレイ116には、コンピュータシステム121が保持しているテンプレートのサムネイルと自身が保持しているサムネイルのみが表示される。このようにしておけば、不必要な選択がなされることはない。
【0048】
次に、プリンタ111のテンプレートデータの取得処理をより具体的に説明する。ここでは、予めカテゴリ別に分けられているテンプレートを、一群のテンプレートとしてカテゴリ単位でコンピュータ本体125から取得する流れを図3を用いながら説明する。
【0049】
この場合、先ずステップS301の初期設定の際に、プリンタ111は、コンピュータ本体125から図7に示すカテゴリリストを取得しておく。
【0050】
図7に示したカテゴリリストには、カテゴリID701と、カテゴリID701の表示名702が記載されている。図7に示したカテゴリリストは、ユーザーが操作ボタン112について所定の操作をすると、ディスプレイ116に図8に示すようなカテゴリ選択画面801として表示される。
【0051】
図8に示したカテゴリ選択画面801には、図7に示したカテゴリリストに記載された表示名702で指定された名称が803〜807として表示される。また、カテゴリ選択画面801では、カテゴリの選択状態を示すカテゴリ選択カーソル802(太枠)、カテゴリ選択カーソル802を別のカテゴリに移動させる十字キー112a、使用するカテゴリを決定する決定ボタン112bが表示される。
【0052】
ユーザーがカテゴリ選択画面801で、カテゴリ選択カーソル802によりいずれかのカテゴリを選択し、その状態で決定ボタン112bを押下すると、ステップS302ではプリンタ111がコンピュータ本体125にテンプレート一覧要求イベントを発行する。図8の例では、ユーザーがカテゴリ選択カーソル802をハロウィンカテゴリ803に合わせているため、その状態で決定ボタン112bを押下するようにする。この場合、プリンタ111は、図7に示したカテゴリリストを参照し、ハロウィンカテゴリ803のカテゴリIDである「01」(図7)をテンプレート一覧要求イベントとして、ステップS302でコンピュータ本体125に送信することになる。
【0053】
ステップS302で送信されたテンプレート一覧要求イベントを受け取ったコンピュータ本体125は、受信したカテゴリIDと自身が持っているコンピュータ側のカテゴリリストとを照らし合わせる。コンピュータ側のカテゴリリストの一例を図9に示す。
【0054】
図9に示すカテゴリリスト901には、5つのカテゴリと、そのカテゴリに分類されるテンプレートのファイル名が記載されている。902にはカテゴリID「01」のハロウィンカテゴリに属するテンプレート名が記載されている。903にはカテゴリID「02」のクリスマスカテゴリに属するテンプレート名が記載されている。904にはカテゴリID「03」のお正月カテゴリに属するテンプレート名が記載されている。905にはカテゴリID「04」の節分カテゴリが記載されている。なお、この例では、節分カテゴリ905に属するテンプレートがHDD127に存在しないのでテンプレート名が記載されていない。906にはカテゴリID「06」のひな祭りカテゴリに属するテンプレート名が記載されている。
【0055】
コンピュータ本体125は、プリンタ111から受信したカテゴリIDとカテゴリリスト901の記載とを比較し、要求されたカテゴリを判断する。ここでは、例えばハロウィンカテゴリをプリンタ111から要求されていると判断したとする。この場合ステップS303で、コンピュータ本体125は、902に記載されたハロウィンカテゴリに属するテンプレートのサムネイルをプリンタ111に送信する。
【0056】
ハロウィンカテゴリのサムネイルを受け取ったプリンタ111は、ステップS304で正常取得を返す前に、フォルダ501(図5)に受信したサムネイルを保存する。さらに、リスト504に受信したサムネイルの本体の保存先も追記する。その後、プリンタ111はディスプレイ116にコンピュータ本体125から受け取ったテンプレートのサムネイルと自身が保持するテンプレートのサムネイルとを区別なく、並列的に表示するようにする。
【0057】
なお、図10で示すように、選択したカテゴリが変わり、異なる種類のカテゴリに属したサムネイルを取得する際には、フォルダ501内に存在する選択外のカテゴリに属するサムネイルを常に全削除する。そして、必要となる度に、HDD127の最新の状態を取得し直す。また、再度受信済みのカテゴリがすぐに使われることを想定し、メモリ117に余裕がある限り新規選択テンプレートをメモリ117に追記してもよい。
【0058】
<テンプレート配信システム101からのテンプレートの取得>
また、本実施の形態では、プリンタ111で選択されたカテゴリに係るテンプレートがHDD127に存在しない場合に、コンピュータシステム121がテンプレート配信システム101からテンプレートデータを適時取得する。コンピュータシステム121がテンプレート配信システム101と通信が可能である場合、このような取得処理が可能となる。次に、この構成の詳細を説明する。
【0059】
コンピュータシステム121は、ネットワークボード128がインターネット131を介してテンプレート配信システム101のネットワークボード106と通信可能なときに、テンプレート配信システム101からテンプレートデータを取得する。概略としては、コンピュータ本体125は、プリンタ111のテンプレート一覧要求イベントをきっかけに、テンプレート配信システム101からプリンタ111が要求するカテゴリに属したテンプレートを取得する。そして、取得したテンプレートをプリンタ111で利用できるようにHDD127に記録しておく。このようにすれば、プリンタ111で選択されたカテゴリに係るテンプレートがHDD127に存在しない場合に不足するものを取得することができ、またユーザーの選択の幅を広げることができる。
【0060】
図11と図12を用いてテンプレート配信システム101からテンプレートを取得し、その取得したテンプレートをプリンタ111で利用する流れを示す。図11は、プリンタ111がコンピュータシステム121を介してテンプレート配信システム101からテンプレートを取得する流れを説明するフローチャートであり、図12は、テンプレート取得の流れをカテゴリ選択画面を用いて模式的に説明する図である。
【0061】
先ずステップS1101においてプリンタ111がカテゴリ選択画面801を表示し、カテゴリ選択画面801からカテゴリの指定がされたとする。ここでは、図12に示すように、カテゴリ選択カーソル802で節分カテゴリが選択されたとする。この場合、プリンタ111はコンピュータ本体125に対して節分のテンプレートを要求する(図12,1202)。
【0062】
次にステップS1102においてコンピュータ本体125は、ネットワークボード128を使って、テンプレート配信システム101と通信可能か調べる。テンプレート配信システム101との通信が不可能であればステップS1107に進む。また、テンプレート配信システム101との通信が可能であればステップS1103に進む。
【0063】
ステップS1103においては、コンピュータ本体125は、プリンタ111で指定されたカテゴリに属するテンプレートの一覧をテンプレート配信システム101から取得する。図12ではプリンタ111で節分カテゴリが選択されているため、テンプレート配信システム101からは節分カテゴリに属するテンプレートの一覧を取得する。
【0064】
次にステップS1104においてコンピュータ本体125は、テンプレート配信システム101から取得したテンプレート一覧と、コンピュータ本体125が保持しているテンプレートの一覧とを比較する。テンプレート配信システム101が持っているテンプレートを、コンピュータ本体125がすべて持っていたらステップS1107に進む。また、コンピュータ本体125に存在しないテンプレートがテンプレート配信システム101に存在したらステップS1105に進む。
【0065】
ステップS1105においては、コンピュータ本体125は、コンピュータ本体125には存在しないテンプレートデータのみをテンプレート配信システム101から取得し、続いてステップS1106においてHDD127に記録する。具体的には、まず図12に示すように、コンピュータ本体125がテンプレート配信システム101が記録しているテンプレートの一覧であるテンプレートリスト1205を参照する。そして、節分カテゴリ1206に属したテンプレートデータのうち、コンピュータ本体125が保持していないテンプレートデータを要求し(1205)、取得し(1207)記録する。
【0066】
そしてステップS1107においては、コンピュータ本体125は、HDD127に記録されているテンプレートデータをすべて読み出す。続いてステップS1108において、プリンタ111で指定されたカテゴリに属するテンプレートのサムネイルをプリンタ111に送る。図12の例だと、プリンタ111で選択された節分カテゴリに属するテンプレートのサムネイルをプリンタ111に送信する(1208)。
【0067】
そしてステップS1109においては、プリンタ111は、指定したカテゴリのサムネイルを受信し、そのサムネイルをメモリ117に記録する。その後、プリンタ111及びコンピュータ本体125は、受信したサムネイルの本体画像であるテンプレートを要求されるか、他の作業を要求されるまで待機する。
【0068】
以上のような処理により、プリンタ111のディスプレイ116では、テンプレートの本体画像がプリンタ111のメモリ117に記録されているサムネイルと、テンプレートの本体画像がコンピュータ本体125のHDD127に記録されているサムネイルと、テンプレート配信システム101から取得しテンプレートの本体画像をコンピュータ本体125のHDD127に追記したテンプレートのサムネイルとを区別なく表示できる。この表示の際にプリンタ111は、ユーザーがどのテンプレートを利用しようとも、ユーザーのテンプレートの選択手順あるいは選択方法に違いが出ないように表示する。
【0069】
以上で本発明の実施の形態を説明した。なお、本実施の形態ではテンプレートデータの例を扱ったが、同様の仕組みでフォントデータやスタンプデータを、プリンタ111とコンピュータ本体125との間でやり取りできる。さらに、コンピュータ本体125とテンプレート配信システム101との通信やステップもフォントデータやスタンプデータに利用できる。
【0070】
また、本実施の形態では、コンピュータシステム121がテンプレート配信システム101のみと接続する構成を説明したが、複数のテンプレート配信システムと通信させて、これらからテンプレートデータを取得できるようにしても構わない。
【0071】
なお、本発明を実現するために、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(コンピュータプログラム)を記録した記憶媒体を用いても良い。この場合には記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって本発明の目的が達成される。
【0072】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0073】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0074】
また、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行う場合も含まれることは言うまでもない。
【0075】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれてもよい。この場合には、書き込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本実施の形態に係る印刷システムの構成を示す図である。
【図2】本実施の形態に係る印刷システムに含まれる各機器の内部構成を説明するブロック図である。
【図3】本実施の形態において行われる、コンピュータシステムのHDDに記録されているテンプレートのサムネイル転送と、このHDDに記録された画像をプリンタで合成印刷する際の通信の流れを示したシーケンス図である。
【図4】本実施の形態におけるプリンタのディスプレイで表示するテンプレート選択画面を示した図である。
【図5】本実施の形態におけるプリンタのメモリ内のフォルダのファイル構成を示した図である。
【図6】本実施の形態におけるプリンタのメモリ内のフォルダに含まれるリストの記載内容を示した図である。
【図7】本実施の形態におけるプリンタがコンピュータシステムから取得するカテゴリリストの一例を示した図である。
【図8】本実施の形態におけるプリンタが表示するカテゴリ選択画面を示した図である。
【図9】本実施の形態におけるコンピュータシステムのカテゴリリストの一例を示した図である。
【図10】本実施の形態におけるプリンタが表示するカテゴリ選択画面を示した図である。
【図11】本実施の形態におけるプリンタがコンピュータシステムを介してテンプレート配信システムからテンプレートを取得する流れを説明するフローチャートである。
【図12】本実施の形態におけるプリンタがコンピュータシステムを介してテンプレート配信システムからテンプレートを取得する流れをカテゴリ選択画面を用いて模式的に説明する図である。
【符号の説明】
【0077】
101 テンプレート配信システム
102 コンピュータシステム
103 マウス
104 キーボード
105 ディスプレイ
106 ネットワークボード
107 CPU
108 HDD(ハードディスクドライブ)
111 プリンタ
112 操作ボタン
113 CPU
114 印刷部
115 USBインタフェース(USB I/F)
116 ディスプレイ
117 メモリ
118 カードリーダー
121 コンピュータシステム
122 マウス
123 キーボード
124 ディスプレイ
125 コンピュータ本体
126 CPU
127 HDD(ハードディスクドライブ)
128 ネットワークボード
129 USBインタフェース(USB I/F)
131 インターネット
141 USBケーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像と合成用情報とを合成して合成画像を印刷する印刷制御装置であって、
合成用情報を記録する記録手段と、
外部装置と通信を行い、前記外部装置から合成用情報を受信する通信手段と、
前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信手段で受信した合成用情報とを区別せずに表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信手段で受信した合成用情報とから、任意に合成用情報を選択可能とする合成用情報選択手段と、
前記合成用情報選択手段で選択された合成用情報と画像とを合成する合成画像作成手段とを有することを特徴とする印刷制御装置。
【請求項2】
前記合成用情報選択手段では、前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信手段で受信した合成用情報とで区別せずに、同一の方法で選択が可能であることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項3】
前記合成用情報は、簡易情報と本体情報とを含み、
前記外部装置に対する前記簡易情報の要求と、前記外部装置に対する前記本体情報の要求とを別に行う合成用情報要求手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷制御装置。
【請求項4】
前記合成用情報要求手段は、前記本体情報の要求の前に前記簡易情報を要求し、
前記表示手段は、前記合成用情報選択手段で選択されるまでは、前記簡易情報を表示し、
前記合成用情報要求手段は、前記合成用情報選択手段で選択がされると、前記本体情報を要求することを特徴とする請求項3に記載の印刷制御装置。
【請求項5】
所定のカテゴリに分類された一群の合成用情報をカテゴリ別に指定する指定手段を有し、
前記通信手段は、前記指定手段で指定された一群の合成用情報を、前記外部装置から受信することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷制御装置。
【請求項6】
前記外部装置に記録された合成用情報の状態を取得する取得手段を有し、
前記取得手段で取得した前記外部装置に記録された合成用情報の状態を基に、前記外部装置に記録されていない合成用情報を前記表示手段に表示しないようにすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
【請求項7】
前記記録手段に記録された合成用情報を、前記外部装置に送信する送信手段を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項8】
前記記録手段に記録された合成用情報と、前記通信手段で受信した合成用情報とを比較し、前記記録手段にのみ記録された合成用情報を、前記送信手段により送信するようにしたことを特徴とする請求項7に記載の印刷制御装置。
【請求項9】
前記合成用情報は、テンプレートデータ又はフォントデータ又はスタンプデータであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
【請求項10】
合成用情報を記録する記録手段を有し、画像と合成用情報とを合成して合成画像を印刷する印刷装置の印刷制御方法であって、
外部装置と通信を行い、前記外部装置から合成用情報を受信する通信ステップと、
前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信ステップで受信した合成用情報とを区別せずに表示する表示ステップと、
前記表示ステップで表示された前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信ステップで受信した合成用情報とから、ユーザーの操作に基づき、任意に合成用情報を選択する合成用情報選択ステップと、
前記合成用情報選択ステップで選択された合成用情報と画像とを合成する合成画像作成ステップとを有することを特徴とする印刷制御方法。
【請求項11】
合成用情報を記録する記録手段を有し、画像と合成用情報とを合成して合成画像を印刷する印刷装置の印刷制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
外部装置と通信を行い、前記外部装置から合成用情報を受信する通信ステップと、
前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信ステップで受信した合成用情報とを区別せずに表示する表示ステップと、
前記表示ステップで表示された前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信ステップで受信した合成用情報とから、ユーザーの操作に基づき、任意に合成用情報を選択する合成用情報選択ステップと、
前記選択ステップで選択された合成用情報と画像とを合成する合成画像作成ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項12】
合成用情報を保持する外部装置と、画像と合成用情報とを合成して合成画像を印刷する印刷装置とがネットワークを介して接続する印刷システムであって、
前記印刷装置において、
合成用情報を記録する記録手段と、
外部装置と通信を行い、前記外部装置から合成用情報を受信する通信手段と、
前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信手段で受信した合成用情報とを区別せずに表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された前記記録手段に記録された合成用情報と前記通信手段で受信した合成用情報とから、任意に合成用情報を選択可能とする合成用情報選択手段と、
前記合成用情報選択手段で選択された合成用情報と画像とを合成する合成画像作成手段とを設けたことを特徴とする印刷システム。
【請求項13】
前記印刷装置において、所定のカテゴリに分類された一群の合成用情報をカテゴリ別に指定する指定手段を設け、
前記通信手段で前記指定手段で指定された一群の合成用情報を前記外部装置から受信するようにしたことを特徴とする請求項12に記載の印刷システム。
【請求項14】
前記外部装置において、
他の外部装置と通信する手段と、
前記指定手段で指定された一群の合成用情報を、前記他の外部装置から取得する手段と、
前記取得した一群の合成用情報を記録する手段と、
前記記録した一群の合成用情報を前記印刷装置に送信する手段とを設けたことを特徴とする請求項13に記載の印刷システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−167706(P2010−167706A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−13105(P2009−13105)
【出願日】平成21年1月23日(2009.1.23)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】