説明

印刷装置

【課題】開閉カバーの開閉動作時に用紙に圧痕や傷を付けることがないとともに、開閉カバーの開閉をスムーズに行なうことができ、しかも、鮮明な印字を可能とする。
【解決手段】装置本体1内に設けられ、基端部側が支軸15aによって回動自在に支持され、反基端部側が開閉カバー2の回動時におけるプラテンローラ11の移動軌跡中に位置するヒートシンク15と、ヒートシンク15の反基端部側の両端部に突設された突起部18と、プラテンローラ11の軸方向両端部に設けられ、開閉カバー2の開閉動作時にヒートシンク15の突起部18に当接してヒートシンク15をスプリング17の付勢力に抗してプラテンローラ11から離間する方向に移動させるカラー部19とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クラムシェルタイプの印刷装置に係わり、特に、プラテンローラとヒートシンクの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の印刷装置は、開閉カバーによって開閉される装置本体を備え、装置本体内には印字部が設けられ、開閉カバーには用紙を支持するためのプラテンローラが設けられている。印字部はヒートシンクと、このヒートシンクに取り付けられるサーマルヘッドとによって構成されている。ヒートシンクはその下端部側(基端部側)が支軸によって回動自在に支持されるとともに、バネ材によってプラテンローラ側に向かって回動するように付勢されている。
【0003】
開閉カバーは用紙の交換時、或いは装置の内部点検時などに開閉され、開閉カバーが閉じられると、プラテンローラが印字位置に到達するようになっている。このときには、ヒートシンクがバネ材の付勢力によってそのサーマルヘッドを用紙を介してプラテンに押し付けて印字可能な状態にするとともに、プラテンローラを押圧保持して開閉カバーをロックするようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】米国特許第5579043号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来においては、ヒートシンクの上端部側(反基端部側)が、開閉カバーの開閉時におけるプラテンの移動軌跡中に位置していたため、開閉カバーの開閉時には、プラテンがヒートシンクの上端部側に当接していた。
【0005】
このため、開閉カバーの開閉時に、用紙がプラテンローラによってヒートシンクの上端部側に擦りつけられ、特に、用紙が厚いものであったり、発色感度の高い感熱紙の場合には、圧痕が残ったり、傷が付くという問題があった。
【0006】
また、用紙が擦れることにより用紙から紙粉が発生し、この紙粉がサーマルヘッドに付着して印字が不鮮明になってしまう。
【0007】
さらに、プラテンローラも一時的に変形するだけでなく、開閉カバーを閉じるときに無理な力がかかり閉めにくいという問題があった。
【0008】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、開閉カバーの開閉時に用紙に圧痕や傷を付けることがないとともに、開閉カバーの開閉をスムーズに行なうことができ、しかも、鮮明な印字を可能とする印刷装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、開閉カバーを有する装置本体と、前記開閉カバーの内面側に設けられ、用紙を支持するプラテンローラと、前記装置本体内に設けられ、基端部側が支軸によって回動自在に支持され、反基端部側が前記開閉カバーの回動時における前記プラテンローラの移動軌跡中に位置するヒートシンクと、このヒートシンクの一面側に取り付けられ、前記プラテンローラに対向する印字ヘッドと、前記ヒートシンクの他面側を弾性的に付勢して前記ヒートシンクを前記支軸を中心として回動させることにより、前記印字ヘッドを前記プラテンローラに対して前記用紙を介して圧接させる付勢部材とを具備し、前記ヒートシンクの反基端部側の両端部に突設された突起部と、
前記プラテンローラの軸方向両端部に設けられ、前記開閉カバーの開閉動作時に前記ヒートシンクの突起部に当接して前記ヒートシンクを前記付勢部材の付勢力に抗して前記プラテンから離間する方向に移動させるカラー部とを具備することを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、開閉カバーを有する装置本体と、前記開閉カバーの内面側に設けられ、用紙を支持するプラテンローラと、前記装置本体内に設けられ、基端部側が支軸によって回動自在に支持され、反基端部側が前記開閉カバーの回動時における前記プラテンローラの移動軌跡中に位置するヒートシンクと、このヒートシンクの一面側に取り付けられ、前記プラテンローラに対向する印字ヘッドと、前記ヒートシンクの他面側を弾性的に付勢して前記ヒートシンクを前記支軸を中心として回動させることにより、前記印字ヘッドを前記プラテンローラに対して前記用紙を介して圧接させる付勢部材とを具備し、
前記プラテンローラの軸方向両端部に設けられ、外径寸法を前記プラテンローラの外径寸法よりも大とし、前記開閉カバーの開閉動作時に前記ヒートシンクの反基端部側の両端部に当接して前記ヒートシンクを前記付勢部材の付勢力に抗して前記プラテンから離間する方向に移動させるカラー部とを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、開閉カバーの開閉動作時に用紙に圧痕や傷を付けることがないとともに、開閉カバーの開閉をスムーズに行なうことができ、しかも、鮮明な印字を可能とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態であるクラムシェルタイプの印刷装置を示す構成図である。
【0013】
図中1は装置本体で、この装置本体1の上面開口部は開閉カバー2によって開閉されるようになっている。開閉カバー2は図示しない支軸を中心にして矢印で示すように上下方向に回動されるようになっている。装置本体1内には、ロールペーパ装填部3が設けられ、このロールペーパ装填部3にロールペーパ(用紙)4が装填されている。ロールペーパ4の先端部はロールペーパ装填部3から引き出されて搬送路6に沿って搬送される。搬送路6中には搬送方向に沿って順次、印字部7、カッタ部8、排出部9が配設されている。
【0014】
上記印字部7は搬送路6を介して対向配置されるプラテンローラ11と印字ヘッド部12を備えている。プラテンローラ11は取付部材14を介して開閉カバー2に回転自在に取り付けられ、図示しない駆動機構により矢印方向に回転駆動されるようになっている。
【0015】
図2は上記した印字部7を示す正面部、図3はその斜視図、図4はその平面図である。
【0016】
印字ヘッド部12は、下端部側(基端部側)が支軸15aを介して回動自在に支持されるヒートシンク15と、このヒートシンク15の正面側に取り付けられる印字ヘッドとしてのサーマルヘッド16とにより構成されている。ヒートシンク15は背面側が付勢部材としてのスプリング17によってプラテンローラ11側に付勢され、サーマルヘッド16がペーパ4を介してプラテンローラ11に圧接されている。また、ヒートシンク15の上端部側(反基端部側)の両端部にはヒートシンク15から突出する円弧状の突起部18が一体的に形成されている。
【0017】
また、プラテンローラ11の軸方向両端部にはカラー部19が設けられている。これらカラー部19の外径寸法は、プラテンローラ11の外径寸法よりもやや小さくなっており、開閉カバー2の開閉動作時には上記ヒートシンク15の両端部の突起部18にそれぞれ当接されるようになっている。
【0018】
つぎに、印刷動作について説明する。
【0019】
図1に示すように、プラテンローラ11とサーマルヘッド16によりロールペーパ4の先端部側を挟持した状態から駆動機構(図示しない)によりプラテンローラ11を矢印方向に回転させる。この回転により、ロールペーパ4がプラテンローラ11とサーマルヘッド16とにより挟持されて搬送され、サーマルヘッド16の発熱によりロールペーパ4に情報が印字される。この情報が印字されたロールペーパ4は排出部9から所定量送り出されると、カッタ部8が動作して切断され、ユーザによって受け取られる。
【0020】
ところで、ロールペーパ4の交換時、或いは、装置の内部点検時などには、開閉カバー2が開閉される。即ち、開閉カバー2は上方に回動されて開放され、この状態で、ペーパの交換作業、或いは内部点検などが行われたのち、再び、下方に回動されて閉じられる。
【0021】
開閉カバー2が閉じられると、プラテンローラ11が印字位置に到達する。このとき、サーマルヘッド16がロールペーパ4を介してプラテンローラ11に圧接されて印字が可能な状態になる。
【0022】
この開閉カバー2が閉じられる場合には、まず、図5に示すようにプラテンローラ11の両端部のカラー部19がヒートシンク15の上端部側の両端部の円弧状の突起部18に当接する。この状態から図6に実線矢印で示すように、プラテンローラ11がさらに下方へ移動すると、ヒートシンク15が突起部18を介してプラテンローラ11により押される。これにより、ヒートシンク15はスプリング(付勢部材)17の付勢力に抗して支軸15aを中心として矢印aで示すようにプラテンローラ11から離間する方向に回動され、その上端部側とプラテンローラ11との間に隙間Sが形成される。従って、ロールペーパ4は隙間S内に位置し、プラテンローラ11によってヒートシンク15に擦り付けられることがない。
【0023】
プラテンローラ11が図6に示す状態からさらに図7に示すように実線矢印で示すように下方に移動して印字位置に到達すると、プラテンローラ11のカラー部19はヒートシンク15の突起部18から離脱する。これにより、ヒートシンク15がスプリング17の付勢力により矢印bで示すようにプラテンローラ11側に向かって回動し、そのサーマルヘッド16がロールペーパ4を介してプラテンローラ11に押し付けられ印字可能な状態になる。
【0024】
また、開閉カバー2が上方に開かれる場合には、図7に示す状態からプラテンローラ11が破線矢印で示すように上方へ移動して図6に示すようにそのカラー部19がヒートシンク15の突起部18に下部側から当接する。これにより、ヒートシンク15が突起部18を介してプラテンローラ11により押され、ヒートシンク15はスプリング17の付勢力に抗して支軸15aを中心としてプラテンローラ11から離間する方向に回動される。この回動により、ヒートシンク15の上端部側とプラテンローラ11との間に隙間Sが形成される。従って、ロールペーパ4は隙間S内に位置し、プラテンローラ11によってヒートシンク15に擦り付けられることがない。開閉カバー2がさらに上方へ回動されると、プラテンローラ11は図6に示す状態から破線矢印で示すようにさらに上方へ移動され、図5に示す状態を経て上方の待機位置へと移動される。
【0025】
上記したように、この第1の実施の形態によれば、開閉カバー2の開閉動作時には、プラテンローラ11の両端部のカラー部19がヒートシンク15の上端部側の両端部の突起部18に当接するため、ヒートシンク15はスプリング17の付勢力に抗してプラテンローラ11から離間する方向に移動されてヒートシンク15とプラテンローラ11との間に隙間Sが形成される。従って、ロールペーパ4はヒートシンク15とプラテンローラ11との間の隙間Sに位置し、ヒートシンク15に擦り付けられることがなく、厚紙や、高感度のロールペーパを使用した場合でも、圧痕を発生させることがない。
【0026】
また、ロールペーパから擦れによる紙粉を発生させることもなく、鮮明な印字が可能なる。
【0027】
さらに、開閉カバー2の開閉時には、開閉カバー2に無理な力がかからず、スムーズな開閉が可能になる。
【0028】
図8は、本発明の第2の実施の形態である印字部21を示す斜視図で、図9はその平面図である。
【0029】
なお、上記した実施の形態で説明した部分と同一部分については、同一番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0030】
この第2の実施の形態では、プラテンローラ11の軸方向両端部にカラー部22を設け、このカラー部22の外径寸法は、プラテンローラ11の外径寸法よりもやや大きくされている。また、サーマルヘッド23の幅寸法Wは、プラテンローラ11の両端部のカラー部22間の離間距離よりも小さくされており、プラテンローラ11が印字位置に到達したときには、サーマルヘッド23に接触し、カラー部22はヒートシンク15に接触しないようになっている。
【0031】
ロールペーパ4の交換時、或いは、装置の内部点検時などには、開閉カバー2が開閉される。即ち、開閉カバー2は上方に回動されて開放され、この状態で、ペーパの交換作業、或いは内部点検などが行われたのち、再び、下方に回動されて閉じられる。
【0032】
開閉カバー2が閉じられると、プラテンローラ11が印字位置に到達する。このとき、サーマルヘッド16がロールペーパ4を介してプラテンローラ11に圧接されて印字が可能な状態になる。
【0033】
開閉カバー2が閉じられる場合には、まず、プラテンローラ11の両端部のカラー部22がヒートシンク15の上部側の傾斜面15bの両端部に当接する。これにより、ヒートシンク15がスプリングの付勢力に抗して支軸15aを中心としてプラテンローラ11から離間する方向に回動し、ヒートシンク15とプラテンローラ11との間に隙間が形成される。そして、開閉カバー2がさらに下方へ回動してプラテンローラ11が印字位置に到達すると、プラテンローラ11のカラー部22がヒートシンク15の傾斜面15bから離脱する。これにより、ヒートシンク15がスプリングの付勢力によりプラテンローラ11側に回動してそのサーマルヘッド23をペーパ4を介してプラテンローラ11に圧接して印字が可能な状態になる。
【0034】
また、開閉カバー2が上方に回動される場合には、まず、プラテンローラ11の両端部のカラー部22がヒートシンク15の上部側の傾斜面15bの両端部に下部側から当接する。これにより、ヒートシンク15がスプリングの付勢力に抗して支軸15aを中心としてプラテンローラ11から離間する方向に回動し、ヒートシンク15とプラテンローラ11との間に隙間が形成される。そして、開閉カバー2がさらに上方へ回動することにより、プラテンローラ11は待機位置へと移動される。
【0035】
この第2の実施の形態によっても、上記した第1の実施の形態と同様に厚紙や、高感度のペーパを使用した場合でも、圧痕を発生させることがない。また、ロールペーパ4から擦れによる紙粉を発生させることもなく、鮮明な印字が可能なる。さらに、開閉カバー2の開閉時には、開閉カバー2に無理な力がかからず、スムーズな開閉が可能になる。
【0036】
なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施の形態であるクラムシェルタイプの印刷装置を示す構成図。
【図2】図1の印字部を示す正面図。
【図3】図1の印字部を示す斜視図。
【図4】図1の印字部を示す平面図。
【図5】図1のヒートシンクの突起部にプラテンローラのカラー部が当接した状態を示す図。
【図6】図5のヒートシンクがプラテンローラから離間する方向に回動される状態を示す図。
【図7】図6のプラテンローラが印字位置に到達してサーマルヘッドがプラテンローラに当接する状態を示す図。
【図8】本発明の他の実施の形態である印字部を示す斜視図。
【図9】図8のプラテンローラが印字位置に到達してサーマルヘッドがプラテンローラに当接した状態を示す図。
【符号の説明】
【0038】
1…装置本体、2…開閉カバー、4…ロールペーパ(用紙)、11…プラテンローラ、15a…支軸、15…ヒートシンク、16…印字ヘッド、17…スプリング(付勢部材)、18…突起部、19…カラー部、22…カラー部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開閉カバーを有する装置本体と、
前記開閉カバーの内面側に設けられ、用紙を支持するプラテンローラと、
前記装置本体内に設けられ、基端部側が支軸によって回動自在に支持され、反基端部側が前記開閉カバーの回動時における前記プラテンローラの移動軌跡中に位置するヒートシンクと、
このヒートシンクの一面側に取り付けられ、前記プラテンローラに対向する印字ヘッドと、
前記ヒートシンクの他面側を弾性的に付勢して前記ヒートシンクを前記支軸を中心として回動させることにより、前記印字ヘッドを前記プラテンローラに対して前記用紙を介して圧接させる付勢部材とを具備し、
前記ヒートシンクの反基端部側の両端部に突設された突起部と、
前記プラテンローラの軸方向両端部に設けられ、前記開閉カバーの開閉動作時に前記ヒートシンクの突起部に当接して前記ヒートシンクを前記付勢部材の付勢力に抗して前記プラテンから離間する方向に移動させるカラー部と、
を具備することを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記ヒートシンクの突起部は円弧状をなすことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
【請求項3】
前記カラー部の外径寸法は前記プラテンローラの外径寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
【請求項4】
開閉カバーを有する装置本体と、
前記開閉カバーの内面側に設けられ、用紙を支持するプラテンローラと、
前記装置本体内に設けられ、基端部側が支軸によって回動自在に支持され、反基端部側が前記開閉カバーの回動時における前記プラテンローラの移動軌跡中に位置するヒートシンクと、
このヒートシンクの一面側に取り付けられ、前記プラテンローラに対向する印字ヘッドと、
前記ヒートシンクの他面側を弾性的に付勢して前記ヒートシンクを前記支軸を中心として回動させることにより、前記印字ヘッドを前記プラテンローラに対して前記用紙を介して圧接させる付勢部材とを具備し、
前記プラテンローラの軸方向両端部に設けられ、外径寸法を前記プラテンローラの外径寸法よりも大とし、前記開閉カバーの開閉動作時に前記ヒートシンクの反基端部側の両端部に当接して前記ヒートシンクを前記付勢部材の付勢力に抗して前記プラテンから離間する方向に移動させるカラー部と、
を具備することを特徴とする印刷装置。
【請求項5】
前記印字ヘッドの幅寸法は前記プラテンローラの軸方向両端部のカラー部間の距離よりも小さいことを特徴とする請求項4記載の印刷装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−64310(P2010−64310A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−231284(P2008−231284)
【出願日】平成20年9月9日(2008.9.9)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】