説明

印鑑照合システム

【課題】 手形形式確認に於いて、複数のクライアントPC30−1〜30−n間での処理能力の平均化を図ること。
【解決手段】 照合サーバ10は、手形に捺印されている印影のイメージ情報と登録印鑑のイメージ情報とを照合し、クライアントPC30−1〜30−nは、照合サーバ10による照合結果と、上記手形の内容情報とを形式確認し、管理サーバ20は、項目毎処理監視手段21−1によってクライアントPC30−1〜30−nの処理結果を確認項目毎に監視し、進捗状況生成手段21−2によって項目毎処理監視手段21−1の監視結果に基づいて処理結果の進捗状況を生成し、進捗状況表示手段21−3によって進捗状況生成手段21−2による生成結果をクライアントPC30−1〜30−nへ表示可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金融機関等に於いて用いられる印鑑照合システムに関し、特に処理の項目毎に進捗状況を照会可能な印鑑照合システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、金融機関に於ける事務能率の向上を目的として印鑑照合システムの導入が進められている(非特許文献1参照)。かかる印鑑照合システムでは、処理能力の向上が重要な技術的課題とされている。この技術では、処理能力を向上させるために、比較的処理時間を必要とするオペレータによる形式確認処理では、形式確認手段としてのクライアントPCを複数台備え、上記形式確認処理を並行して行っている。その処理の進捗状況は、要確認事項の全てが完了した件数単位で表示される。
【非特許文献1】沖テクニカルレビュー第193号Vol.70.No.1.2003年1月.p40〜p43
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、クライアントPCを複数台備え、複数の項目の形式確認処理を並行して行う場合には、クライアントPC毎の処理能力の相違が無視できない。その結果、上記複数の項目の内、特定の項目の処理のみが進行し過ぎたり、あるいはまた特定の項目の処理のみが遅滞し過ぎたりすることが発生する。従って、処理能力を向上させるためには、上記複数のクライアントPC間での特定の項目の処理の遅れを適切に把握する必要がある。ところが、上記従来の印鑑照合システムでの処理の進捗状況表示では、要確認項目の全てが完了した件数単位のみで表示されていたので、複数のクライアントPC間での特定の項目の処理の遅れを適切に把握することが困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、所定の証券業務システムから形式確認対象となる証券の内容情報、及び上記証券に捺印されている印影のイメージ情報を受入れ、更に、印鑑サーバから登録印鑑のイメージ情報を受入れて、上記形式確認対象となる証券の形式確認を行う印鑑照合システムであって、上記捺印されている印影のイメージ情報と上記登録印鑑のイメージ情報とを照合する照合サーバと、該照合サーバによる照合結果、及び上記証券の内容情報とを形式確認する複数の証券形式確認手段と、該複数の証券形式確認手段のそれぞれが形式確認した処理結果を確認項目毎に監視する項目毎処理監視手段と、該項目毎処理監視手段の監視結果に基づいて上記処理結果の進捗状況を生成する進捗状況生成手段と、該進捗状況生成手段による生成結果を上記証券形式確認手段へ表示可能とする進捗状況表示手段とを有する管理サーバとを備えることを主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
上記管理サーバが、項目毎処理監視手段、進捗状況生成手段、及び進捗状況表示手段とを有することによって、複数の確認項目について、各確認項目毎の進捗状況を把握することが可能になるので、複数のクライアントPC間での特定の項目の処理の遅れを適切に把握することが容易になる。その結果、形式確認の処理能力を向上させることが出来るという効果を得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
項目毎処理監視手段、進捗状況生成手段、及び進捗状況表示手段とを、装置全体を制御するCPUが、所定のROMに予め格納されている制御プログラムを実行することによって起動・生成されるコンピュータ制御手段で構成したので部品点数を増加することなく所定の目的を達成することができた。
【実施例1】
【0007】
図1は、本発明の印鑑照合システムのシステム構成図である。
図に示すように、本発明の印鑑照合システム100は、照合サーバ10と、管理サーバ20と、クライアントPC30とを備え、所定の場所(通常は営業店舗)に配設される業務システム200(ここでは一例として手形システムとする)から手形に捺印されている印影のイメージ情報及び手形の内容情報を受入れ、集中センタ300に配設される印鑑サーバ40から登録印鑑のイメージ情報、及び該登録印鑑の個別情報を受入れ、印鑑照合の結果と手形の内容情報についての形式確認を行い、その結果を業務システム200へ返信するシステムである。以下に各構成部分の詳細について説明する。ここで手形の内容情報には、一例として、金額、振出日・振出地、振出人、支払期日、支払地・支払場所、引受日、引受人・引受人、引受人印などが含まれる。形式確認とは、ここでは、これらの内容情報が適切に記入、記載、印字、押印等されているかを確認する作業をいう。
【0008】
照合サーバ10は、営業店舗に配設される業務システム200から管理サーバ20が受入れて照合DB22に格納してある、形式確認対象となる手形に捺印されている印影のイメージ情報を逐次自動的に抽出し、集中センタ300に配設される印鑑サーバ40から登録印鑑のイメージ情報及び該登録印鑑の個別情報を受入れて照合し、その結果を管理サーバ20に備える照合DB22へ格納する部分である。この照合サーバ10は、一例として、OS;Windows2000(Microsoft社の登録商標である。)ProfessionalSP2、CPU;800MHz以上、メモリ;512MB以上、HDD;10GB以上、必要なソフトウェア;Oracle 8i Client、OKI印鑑探索支援PKG(Ver2.10以上)、OKI印鑑照合支援PKG(Ver2.10以上)、OKIイメージ処理ライブラリ、ImageKit5によって構成されるが、同様の機能を有するものであれば、この構成に限られるものではない。
【0009】
管理サーバ20は、制御部21と照合DB22とを備え、業務システム200から形式確認対象となる手形の内容情報と、該手形に捺印されている印影のイメージ情報とを受入れて格納し、これらの情報を照合サーバ10へ提供し、更に、クライアントPC30による手形形式確認結果を業務システム200へ返信するサーバ装置である。管理サーバ20は、一例として、OS;Windows2000Server and AdvancedServerSP2、CPU;1000MHz以上、メモリ;1GB以上、HDD;取扱いデータ量により決定する。必要なソフトウェア;Oracle 8i WorkGroup Server、OKIイメージ処理ライブラリ ImageKit5によって構成されるが、同様の機能を有するものであれば、この構成に限られるものではない。
【0010】
制御部21は、図示しないCPUが予め所定のROMに格納されている制御プログラムを実行することによって起動・生成され、システム全体を制御するコンピュータ制御手段である。従来の技術でも備えている通常の制御手段に加えて、本発明では特に、項目毎処理監視手段21−1と、進捗状況生成手段21−2と、進捗状況表示手段21−3とを更に備える。
【0011】
項目毎処理監視手段21−1は、クライアントPC30−1〜30−nが、分担して実行する確認項目の処理結果を監視する手段である。即ち、クライアントPC30−1〜30−nが、複数の確認項目の確認処理を並行して行う場合に於いて、複数の項目の内、特定の項目の処理のみが進行し過ぎたり、あるいはまた特定の項目の処理のみが遅滞し過ぎたりするのを防止するために、各クライアントPC毎の確認処理の進行状態を監視する手段である。通常は、振出印の確認には時間を要するので、振出印の確認を分担するクライアントPCには、他の分担項目を少なめに設定される。
【0012】
進捗状況生成手段21−2は、項目毎処理監視手段21−1が監視している、各クライアントPC毎の確認処理の進行状態監視結果に基づいて、システム全体としての手形形式確認処理の進捗状況をまとめて生成する手段である。この進捗状況は2種類生成される。一方の種類は、要確認項目の全てが完了した件数単位での進捗状況(従来技術と同様)であり、他方の種類は、要確認項目の全てについて確認項目毎に完了した件数単位での進捗状況(本発明によって始めて実現)である。
【0013】
進捗状況表示手段21−3は、進捗状況生成手段21−2が生成した上記2種類の進捗状況を各クライアントPCを操作するオペレータの要求に応じて、各クライアントPCの表示手段に表示させる手段である。
【0014】
照合DB22は、その内部に手形イメージ格納領域20−1、内容データ格納領域20−2と、形式点検管理領域20−3とを有するメモリ(データベース)である。手形イメージ格納領域20−1は、業務システム200から受入れた形式確認対象となる手形に捺印されている印影のイメージ情報を格納する領域である。この領域には、印影のイメージ情報のみならず手形表面叉は裏面のイメージ情報をも含めて格納してもよい。内容データ格納領域20−2は、業務システム200から受入れた手形の内容データを格納する領域である。形式点検管理領域20−3は、照合サーバ10による照合結果、及びクライアントPC30−1〜30−nによる確認結果を格納する領域である。
【0015】
クライアントPC30−1〜30−nは、照合DB22から照合サーバ10による捺印されている印影のイメージ情報と登録印鑑のイメージ情報との照合結果、及び手形の内容情報を抽出し、オペレータ操作によって形式確認する端末装置である。確認事項には、照合サーバ10による照合結果の目視確認、手形形式の目視確認、手形記載事項の確認等が含まれる。通常は、これら複数の確認事項をクライアントPC30−1〜30−nが、それぞれ分担して実行することになる。この確認結果は管理サーバ20へ送られ、照合DB22の形式点検管理領域20−3に格納される。クライアントPC30−1〜30−nは、一例として、OS;Windows2000Server and AdvancedServerSP2、CPU;700MHz以上、メモリ;256MB以上、HDD;10GB以上、必要なソフトウェア;Oracle 8i Client、OKI印鑑探索支援PKG(Ver2.10以上)、OKI印鑑照合支援PKG(Ver2.10以上)、OKIイメージ処理ライブラリ、ActiveReport Ver1.5j、ImageKit5、その他;CRT解像度1024×768によって構成されるが、同様の機能を有するものであれば、この構成に限られるものではない。
【0016】
以上説明した印鑑照合システム100には、業務システム200と、集中センタ300が、配設される。業務システム200は、手形イメージ読取り手段50と、MICR文字読取り手段51と、金額エントリ52とを備え、形式確認対象となる手形の内容情報と該手形に捺印されている印影のイメージ情報とを印鑑照合システムに送出する。更に、印鑑照合システムから手形形式確認結果を受入れる。集中センタ300は、印鑑サーバ40と、登録印DB41とを備え、印鑑照合システム100からの要求に基づいて登録印鑑のイメージ情報、及び該印鑑の個別情報を提供する。
【0017】
以上説明した印鑑照合システム100に於いて、手形形式確認処理は以下に記すステップS1〜ステップS6の手順で実行される。ここでは、クライアントPC30−1のみに着目して説明する。
図2は、入力要求表示画面である。
ステップS1
クライアントPC30−1の表示画面に図2の画面が表示される。オペレータが照合をクリックすることによって手形形式確認処理が開始される。
【0018】
図3は、ログイン要求画面である。
ステップS2
クライアントPC30−1の画面表示が、入力要求表示画面(図2)からログイン要求画面に替わる。
オペレータは、自己のオペレータIDと、パスワードを入力してログインをクリックする。
【0019】
図4は、処理内容選択要求画面(その1)である。
ステップS3
クライアントPC30−1の画面表示が、ログイン要求画面(図3)から処理内容選択要求画面(その1)に替わる。
オペレータは、1;手形、を入力してクライアントPC30−1のEnterキーを押下する。
【0020】
図5は、確認事項選択要求画面である。
ステップS4
クライアントPC30−1の画面表示が、処理内容選択要求画面(図4)から確認事項選択要求画面に替わる。
オペレータは、1;形式点検、を入力してクライアントPC30−1のEnterキーを押下する。
【0021】
図6は、形式項目選択要求画面である。
ステップS5
クライアントPC30−1の画面表示が、確認事項選択要求画面(図5)から形式項目選択要求画面に替わり、形式項目の一覧と処理日が表示される。
オペレータは、一例として振出印(続いて金額、振出日・振出地、振出人)と、処理日2004/09/13とを選択し、実行をクリックする。このとき、点検項目はオペレータIDに応じて予め選択状態にしておいてもよい。
【0022】
図7は、手形形式点検画面である。
ステップS6
クライアントPC30−1の画面表示が、形式項目選択要求画面(図6)から手形形式点検画面(図7)に替わり、手形形式確認対象となる手形の表面の全体および部分(拡大)イメージ、及び裏面のイメージと、手形口座情報が表示される。更に、オペレータが図6で選択した点検項目である、振出印、金額、振出日・振出地、振出人が表示される。オペレータは、この表示を目視して確認事項の形式確認を実行する。確認できた場合にはクライアントPC30−1のK1キーを押下し、確認できなかった場合にはクライアントPC30−1のK2キーを押下して後に続く手形の確認処理へ移行する。ここでは、振出印が表示されていないが、オペレータが画面を移動させることによって容易に表示される。ここで、K1キーとは確認がOKであった場合に押下するキーであり、K2キーとはNGであった場合に押下するキーであり、キーボードのPFキーやEnterキー等が予め割り当てられている。
【0023】
図8は、形式確認処理報告の説明図である。
ステップS7
クライアントPC30−1は、手形1件の形式確認処理が終了する毎に管理サーバ20(図1)の項目毎処理監視手段21−1(図1)へ形式確認処理報告(図8)を実行する。形式確認処理報告の内容には、図に示すように、確認した手形通番と、確認した項目毎の確認結果が含まれる。ここでは、ステップS1−5に示すようにクライアントPC30−1の確認事項は、振出印、金額、振出日・振出地、振出人、であった。この内容は各クライアントPC毎に異なり、ステップ6でK1キーが押下されていれば結果nは「OK」となり、K2キーが押下されていれば「NG」となる。以上説明したステップS1からステップS6の処理が、クライアントPC30−1〜30−nで並行して実行され、各クライアントPC30−1〜30−nから、その形式確認処理報告(図8)が項目毎処理監視手段21−1(図1)へ実行される。項目毎処理監視手段21−1(図1)は、この報告を受入れて、その結果を照合DB22(図1)の形式点検管理領域20−3(図1)へ格納する。
【0024】
図9は、照合DB(形式点検管理領域)の内容説明図である。
この図は、照合DB20の形式点検管理領域20−3のデータ格納形態を表す図である。
ステップS8
項目毎処理監視手段21−1(図1)は、各クライアントPC30−1〜30−nから、その形式確認処理報告(図8)を受入れると、その内容に基づいて、照合DB20(図1)の形式点検管理領域20−3(図1)の内容を更新する。図9に示すように、項目毎処理監視手段21−1(図1)が、上記ステップS1〜ステップS6で説明したクライアントPC30−1での内容形式確認処理報告(図8)は、一例として図9の通番000003として照合DB22(図1)の形式点検管理領域20−3(図1)へ格納される。各クライアントPC30−1〜30−nを介してオペレータから、進捗状況の表示要求がなければフローはステップS3へ戻って後に続く手形の形式確認処理へ移行する。ここで各クライアントPC30−1を介してオペレータから、進捗状況の表示要求があった場合にはステップS9へ進む。
【0025】
図10は、処理内容選択要求画面(その2)である。
ステップS9
上記ステップS8でオペレータが進捗状況の表示要求を行うと手形形式点検画面(図7)が処理内容選択要求画面(その2)へ替わっている。この画面の項目内容は上記処理内容選択要求画面(その1)と同一である。
オペレータは、3;進捗状況照会を入力してクライアントPC30−1のEnterキーを押下する。このときクライアントPC30−1から管理サーバ20(図1)へ進捗状況要求信号が送出される。
【0026】
図11は、進捗状況表示画面(その1)である。
ステップS10
進捗状況生成手段21−2(図1)は、照合DB22(図1)の形式点検管理領域20−3(図1)の内容に基づいて要確認事項の全てが完了した件数単位での進捗状況(従来技術と同様)を生成する。同時にクライアントPC30−1の画面表示が、処理内容選択要求画面(その2)(図6)から進捗状況表示画面(その1)に替わり、画面上の進捗状況(1)に、クライアントPC30−1による進捗状況が表示される。更に画面上の進捗状況(2)に、管理サーバ20(図1)の進捗状況表示手段21−3(図1)によって要確認事項の全てが完了した件数単位での進捗状況(従来技術と同様)が表示される。
【0027】
図12は、進捗状況表示画面(その2)である。
ステップS11
オペレータが、進捗状況表示画面(その1)(図11)の詳細をクリックすると、クライアントPC30−1から管理サーバ20(図1)へ詳細進捗状況要求信号が送出される。進捗状況生成手段21−2(図1)は、照合DB22(図1)の形式点検管理領域20−3(図1)の内容に基づいて要確認項目の全てについて確認項目毎に完了した件数単位での進捗状況(図12)を生成する。同時にクライアントPC30−1の画面表示が、進捗状況表示画面(その1)(図11)から進捗状況表示画面(その2)へ替わる。図に示すように、この画面には、要確認事項の全てについて確認事項毎に完了した件数単位での進捗状況が示されている。ここでオペレータが<戻る>をクリックすると、フローは終了し、再度ステップS3へ戻って後に続く処理が開始される。
なお、上記の進捗状況表示画面は、クライアントPC30−nと同様の仕組みによって、業務システム200の端末に表示することもできる。
【0028】
以上説明したように、管理サーバ20(図1)に、項目毎処理監視手段21−1(図1)、進捗状況生成手段21−2(図2)、及び進捗状況表示手段(図3)とを備えることによって、各クライアントPC30−1〜30−nに分担され並行処理されている複数の確認事項について、各確認事項毎の進捗状況を把握することが可能になる。その結果、複数の各クライアントPC30−1〜30−n間での処理能力の平均化を図ることが可能になり、手形形式確認処理の能力向上を図ることが出来るという効果を得る。
【産業上の利用可能性】
【0029】
以上の説明では、本発明を手形形式確認に適用した場合について説明したが、本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、他の種類の証券であっても上記説明と全く同様にして本発明を適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の印鑑照合システムのシステム構成図である。
【図2】入力要求表示画面である。
【図3】ログイン要求画面である。
【図4】処理内容選択要求画面(その1)である。
【図5】確認事項選択要求画面である。
【図6】形式項目選択要求画面である。
【図7】手形形式点検画面である。
【図8】形式確認処理報告の説明図である。
【図9】照合DB(形式点検管理領域)の内容説明図である。
【図10】処理内容選択要求画面(その2)である。
【図11】進捗状況表示画面(その1)である。
【図12】進捗状況表示画面(その2)である。
【符号の説明】
【0031】
10 照合サーバ
20 管理サーバ
20−1 手形イメージ格納領域
20−2 内容データ格納領域
20−3 形式点検管理領域
21 制御部
21−1 項目毎処理監視手段
21−2 進捗状況生成手段
21−3 進捗状況表示手段
22 照合DB
30−1〜30−n クライアントPC
40 印鑑サーバ
41 登録印DB
50 手形イメージ読取り手段
51 MICR文字読取り手段
52 金額エントリ
200 業務システム
300 集中センタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の証券業務システムから形式確認対象となる証券の内容情報、及び前記証券に捺印されている印影のイメージ情報を受入れ、更に、印鑑サーバから登録印鑑のイメージ情報を受入れて、前記形式確認対象となる証券の形式確認を行う印鑑照合システムであって、
前記捺印されている印影のイメージ情報と前記登録印鑑のイメージ情報とを照合する照合サーバと、
該照合サーバによる照合結果、及び前記証券の内容情報とを形式確認する複数の証券形式確認手段と、
該複数の証券形式確認手段のそれぞれが形式確認した処理結果を確認項目毎に監視する項目毎処理監視手段と、該項目毎処理監視手段の監視結果に基づいて前記処理結果の進捗状況を生成する進捗状況生成手段と、該進捗状況生成手段による生成結果を前記証券形式確認手段へ表示可能とする進捗状況表示手段とを有する管理サーバとを備えることを特徴とする印鑑照合システム。
【請求項2】
前記管理サーバは、
前記証券業務システムから受入れる内容情報、前記印影のイメージ情報、及び前記管理サーバによる前記形式確認の処理経過情報とを格納する照合情報格納部を更に有することを特徴とする印鑑照合システム。
【請求項3】
前記複数の証券形式確認手段は、
前記照合結果、及び前記証券の内容情報とを、それぞれ所定の確認項目毎に分担処理することを特徴とする請求項1叉は請求項2に記載の印鑑照合システム。
【請求項4】
前記進捗状況生成手段は、
前記進捗状況を前記確認項目の全てが完了した件数単位で表わす第一の進捗状況と、前記確認項目について該確認項目毎に完了した件数単位で表わす第二の進捗状況とを生成することを特徴とする請求項3に記載の印鑑照合システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−140860(P2007−140860A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−333191(P2005−333191)
【出願日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【Fターム(参考)】