説明

反射投光器

回転部分楕円体と、開口部を有する別の凹面鏡との組み合わせ反射器を備えた反射灯は公知である。反射灯の中心は第1焦点と合致し、開口部の中心は回転部分楕円体の第2焦点と合致する。単一光源を有するこの構成では高光度のランプが必要である。新規の反射投光器では、複数低光度ランプを用いて強力光線を得るために、回転部分楕円体REが、焦点平面で切断された回転楕円体によって形成される。すべての凹面鏡の切断平面が単一の共通の基平面内に位置し、別の凹面鏡WHの鏡面が、他の鏡面と反対方向を向いている。光源LQは、回転部分楕円体REの第1焦点に配置され、それらの第2焦点と別の凹面鏡WHの焦点とが合致している。回転部分楕円体の鏡面に入射するすべての光線は、別の凹面鏡WHへ反射される。ここで、光線は光束に成形され、開口部RAを経て基底平面と直角方向に反射投光器から放射される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転部分楕円体の形状の少なくとも1つの楕円形凹面鏡、別の凹面鏡、および開口部を有する組み合わせ反射器と、回転部分楕円体の焦点に配置された光源とを有する指向性光線発生用の反射投光器に関するものである。
【0002】
この種類の反射投光器は、光の収量が高く、散乱による損失も少ない。光源から発して、回転部分楕円体形状の楕円形凹面鏡に入射するすべての光線は、回転部分楕円体の2つの焦点で反射され、そこから別の凹面鏡へ導かれる。この別の凹面鏡は、成形された反射光線として開口部から光を放射する。この種の構成は、予め決めた放射角度で高収量の光を得ることが好ましい用途に利用できる。
【背景技術】
【0003】
FR2718825A1(特許文献1)により公知の反射灯は、2個の鏡を有する非閉式システムから成るもので、これらの鏡が光の特定の割合をガラス繊維内へ集束させる。小型の部分鏡を配置することによって、ランプからの放射角度が可変にされているが、複数焦点を楕円形凹面鏡及び別の凹面鏡によって開口部と整合させる原理に拠ってはおらず、したがって高い収量を得るようには構成されていない。この反射灯は、1個のランプを備えているだけで、光源がほとんど点状である。US2005/0036314A1(特許文献2)により公知のプロジェクターの照明装置は、対称配置された鏡を備えた反射灯である。ランプの背後には楕円形の凹面鏡が配置され、別の凹面鏡は、小直径の半球形鉢状体であり、球形ランプに直接に隣接している。この反射灯では、楕円の第1焦点にランプの中心を配置することにより、比較的高い収量が目指されている。さらに、この構成の場合、双方の鏡面の直ぐ外部に光線が入射することがない。もちろん、少なからぬ割合の光線が、両凹面鏡を貫通するランプのソケットによって吸収される。この場合も、反射灯のランプは1個のみである。
【0004】
JP11064795(特許文献3)により公知の反射灯の場合、光源は、楕円形凹面鏡の第1焦点に点状に配置され、極めて大きい開口部を有する別の球欠形凹面鏡によって閉じられており、開口部には直接に光学レンズが続いている。この場合も、光の損失を生じさせるのは、楕円形凹面鏡を貫通するランプソケットのみだが、このランプソケットは、第2焦点へ直接に向う方向での放射をも阻害する。この構成の場合、光は、第2焦点に達する前に、前に置かれたレンズによって分散させられ、平行な複数光線の1光束が生成される。また、US2003/0016539A1(特許文献4)により公知の反射器は、少なくとも部分的に鏡面化された2つの異なる形状の表面を有する中実体から成るものである。表面形状により、光の操向が最適化できると同時に、反射器のコンパクトな構成が可能になる。焦点には、入射光線の受光器又は放射光線の光源を配置することができる。反射器は、投光器用に、中心に配置された1つだけの光源を備えるか、又は逆に受光器用に1つだけの焦点を備えている。
【0005】
本発明に最も近い従来技術であるGB173243(特許文献5)には、その図3に示された対向する2つの鏡体から成る自動車の前照灯が開示されている。この場合は、楕円形凹面鏡と、球形鉢状体の中心を有する別の球形凹面鏡と、回転楕円体の第1焦点に配置された灯火とから成る構成により、光の損失が大幅に防止される。光の損失はランプソケットから生じるだけだが、ここではこれ以上触れない。開口部は、自動車の前照灯にとって特に好都合な円錐形の光が生じるように構成され、この円錐形の光によって、対向車両の運転者に対する防眩が可能になる。反射灯は、回転軸線をなす回転楕円体の2焦点を結ぶ線に関して対称である回転部分楕円体形状の楕円形凹面鏡と、回転部分楕円体の2焦点の間隔に相当する半径を有する球欠形鉢状体形状の別の凹面鏡と、中央開口部とから成る組み合わせ反射器から構成される。その場合、別の凹面鏡は、楕円形凹面鏡に対して、球欠形鉢状体の半径の起点が回転部分楕円体の第1焦点と合致し、中央開口部の中心点が回転部分楕円体の第2焦点と合致するように配置されており、光源が回転部分楕円体の第1焦点に配置されている。
【0006】
これらの公知反射投光器は回転対称に構成されており、それぞれが単一の光源を有している。このような構成は、使用事例に応じた1個の明るい高光度のランプを前提とする。この構成は、光源を、複数の低光度のランプで構成する場合には不適である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】仏国出願公開第2718825号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2005/0036314号明細書
【特許文献3】特開平11−064795号公報
【特許文献4】米国特許出願公開第2003/0016539号明細書
【特許文献5】英国特許173243号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、本発明の課題は、複数の低光度のランプを使用する場合に、強力な単一の平行光線を生成するように構成された反射投光器を提供することである。さらに、この反射投光器は、簡単かつ安価にする必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この課題の本発明による解決策は、特許請求の範囲の独立請求項から知ることができる。本発明による反射投光器のその他の利点は、従属請求項に記載されており、以下で、本発明と関連付けて詳しく説明される。
【0010】
本発明による反射投光器の場合、回転部分楕円体は、2つの焦点を通って延びる縦断平面に沿って、かつその中心と一方の焦点との間の、2つの焦点を結ぶ線に対し垂直な横断平面により、切断された回転楕円体によって形成される。別の凹面鏡を形成しているのは、少なくとも1つの任意の焦点を有し、その焦点を通る切断平面で切断された中空体である。回転部分楕円体の縦断平面と別の凹面鏡の切断平面とは、共通の基平面内に位置し、双方の凹状鏡面が互いに反対方向を向いて配置され、回転部分楕円体の外部に位置する焦点と別の凹面鏡の焦点とが合致している。光源は、回転部分楕円体の内部に位置する焦点に配置され、開口部は別の鏡面体の直上(垂直方向上方)に設けられている。
回転部分楕円体形状の楕円形凹面鏡の焦点に配置された光源から楕円形凹鏡面へ放射されるすべての光線は、回転部分楕円体の外部に位置する焦点へ反射され、そこから更に別の凹面鏡へ導かれる。光線は、ここで変向されて平行の光束に形成され、光路内で、別の凹面鏡の後方に設けられた開口部を通過して、基平面と直角方向に反射投光器から放射される。本発明の反射投光器の別の好適な具体例によれば、回転部分楕円体の内部に位置する焦点に配置される光源を発光ダイオードにすることができる。発光ダイオードは、白熱電球よりも光の収量が高く、発熱量も低く、決定的に寿命がより長い。
【0011】
本発明による反射投光器の特に好適な具体例によれば、平面的かつ非回転対称に2つの部分鏡を配置することによって、組み合わせ反射器が2個〜n個の回転部分楕円体を有することができ、これらの回転部分楕円体を、別の凹面鏡を囲む形で共通の基平面に分配配置することにより、回転部分楕円体の外部に位置する焦点が、別の凹面鏡の焦点と合致するように構成される。このような星形の光源配置による同じ原理に従って複数光線を別の凹面鏡の上方へ単一の共通の光束として集めることによって、本発明の課題に従い、複数の低光度灯火を使用して強力な指向性光線を得るように構成された反射投光器が実現される。LEDの輝度は白熱電球のそれよりも明らかに低く、とりわけ単一の共通の反射投光器に複数低光度の灯火を使用するという課題設定の根拠が得られる。
【0012】
文献により、光源としてLEDを備えた反射投光器が公知である。例えば、DE202006004481U1が提示する照明装置は、レンズによって集束される1組のLEDから成るLED投光器を有し、その投光器が柱状体に配置され上方へ光を放射する。LED投光器の上方には平面的な、一部が可動の複数の鏡が配置され、この鏡が、寸法及び位置を規定可能な地上領域へ光線を反射する。この照明装置は光線を明確な平行光線に集束するには不適だが、道路の照明として使用できる。そうした使用目的の場合には、さらに光線を集束する鏡は不要であり、散乱が甘受される。DE202004009121U1により公知の投光器は、枠に囲まれた複数のLEDを有し、これらのLEDの光が放物面鏡と特別に調整された複数散乱板とによって変向される。この構成も、光線を明確な平行光線に集束するには不適だが、車両の前照灯に使用できる。
【0013】
本発明による反射投光器の別の好適具体例によれば、既述の別の凹面鏡が直線的に引き伸ばされ、組み合わせ反射器が2個〜n個の回転部分楕円体を有し、これらの回転部分楕円体が引き伸ばされた凹面鏡を囲んで共通の基平面に分配配置されることにより、回転部分楕円体の外部に位置する焦点が、引き伸ばされた凹面鏡の直線的な焦線と合致するようにできる。回転部分楕円体の外部に位置する焦点を焦線上に分配することによって、幅広の光線を形成することができる。さらに、回転部分楕円体の寸法を変化させ、寸法に応じて組み分けして凹面鏡の周囲に配置させ、それによって様々な幅の光線や輝度配分の光線を得ることができる。
【0014】
したがって、本発明による反射投光器の別の好適具体例によれば、別の凹面鏡の直径及び外形を、またその焦点又は焦線上の少なくとも1点を、基平面の周辺で調節可能であれば、種々の使用目的に合わせて光線の形状、方向配分、輝度配分を更に大幅に調節することができる。凹面鏡の焦点を共通の基平面から移動させることによって、無限への投光に加えて、集束光線又は発散光線を得ることができる。その際、本発明による反射投光器の別の好適具体例によれば、手動制御装置、又は遠隔操作装置付き又は遠隔操作装置なしの電動制御装置によって調節を行うことができる。
【0015】
更に、本発明による別の好適具体例によれば、反射投光器が少なくとも2つの部分から構成される。この場合、上部には回転部分楕円体及び開口部が、下部には別の凹面鏡及びランプソケットが配置されており、上部と下部とが結合され、上部と下部との分離継ぎ目、および透明の覆いを有する開口部のいずれもが、外部から密封されている。この分離は、一方では組み合わせ反射器製造時に、他方では稼動時のランプ交換の際に、重要となる。水中での使用の場合、上部と下部との継ぎ目は、例えばOリング又は耐久性の弾性シール材料により密封され、開口部は、上部に液密かつ場合により耐圧式にはめ込まれた覗き窓により密閉される。
【0016】
更に、複数光源が、同じか又は異なるスペクトル域の光線を放射するように構成することもできる。この構成により、遠隔式の光線混合によって光線の色を調節できる。更に、光源はハロゲンランプ又は蛍光灯であることが好ましく、また開口部の透明な覆いは紫外線及び/又は赤外線を遮蔽することが好ましい。光源は、反射器に適合する寸法の光源であれば、どのような光源でも使用できる。覗き窓となる透明の覆いは、透明であれば、どの材料でもよく、平らに又は湾曲状に、場合によっては耐圧的に構成可能である。最後に、本発明による反射投光器の別の好適具体例によれば、部分楕円形凹面鏡および別の凹面鏡の空所は、透明部を充填されるか又は中実材料で形成され、境界面は、光源の貫通面及び開口部のところまで鏡面処理されている。
以下、本発明の反射投光器の実施例を略示図面につき詳細に説明する。図面は次の通りである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】2個の楕円形凹面鏡を有する反射投光器の断面図。
【図2】2個の楕円形凹面鏡を有する反射投光器の上部を下方から見た図。
【図3】4個の楕円形凹面鏡を有する反射投光器の上部を下方から見た図。
【図4】2個の楕円形凹面鏡と引き伸ばした開口部とを有する反射投光器の上部を下方から見た図。
【図5】10個の楕円形凹面鏡と引き伸ばした開口部とを有する反射投光器の上部を下方から見た図。
【実施例】
【0018】
図1に反射投光器RSが示されている。この反射投光器は、上部ROおよび下部RUから成り、上部は、回転部分楕円体REである2個の楕円形凹面鏡EH、および円形開口部RAを有し、下部RUは、別の凹面鏡WH、および楕円形凹面鏡EHの互いに反対側に位置する焦点BAに配置された光源LQを有している。互いに向き合った焦点BZ、別の凹面鏡WHのBP、楕円形凹面鏡EHの切断平面SE、及び別の凹面鏡WHの切断平面SWは、共通の基平面GG内に位置している。楕円形凹面鏡の開口OEと別の凹面鏡WHの開口OWとは、互いに向かい合っている。円形開口部RAは、別の凹面鏡WHの直上領域に設けられている。互いに反対位置にある焦点BAに配置された光源LQが発する光線LSの主要部分LHは、その光源の属する回転部分楕円体REの楕円形凹面鏡EHに当って、そこから、互いに向き合った焦点BZにより別の凹面鏡WHへ反射され、次いで、すべての光線が平行光束PBに集束されて、円形開口部RAから放射される。
【0019】
光源LQから発せられる光線LSの残部LRは、反射投光器RSの内部で吸収されるか、散乱光線SSとして円形開口部RAを通り反射投光器RSから放射される。反射投光器RSの上部ROと下部RUとは、共通の基平面GGにおいて結合部材VE(この場合は1点破線で示したねじ結合部材SR)により互いに固定結合され、シール部材DE(この場合はOリングOR)により、例えば水圧に耐えるように密封される。反射投光器RSは、円形開口部RAのところでは透明の覆いTAによって閉じられる。この覆いは、同じく、シール部材DE(この場合はOリングOA)により、例えば水圧に抗して密封され、結合部材VE(この場合は1点破線で示したねじ結合部材SA)により固定された圧力リングDRによって上部に保持されている。反射投光器RSの動作に必要なエネルギー源関連設備、例えば電気リード線又はバッテリは図示されていない。
【0020】
図2には、2個の楕円形凹面鏡EHを有する反射投光器RSの上部ROを下方から見た図が示されている。この図は、図1のA−B平面に沿って切断した断面図に相当する。回転部分楕円体REである2個の楕円形凹面鏡EHと、それらの中心に配置された円形開口部RAが示されている。下部RUに配置された光源LQの位置は点線で示されている。同様に、この実施例で選択されたシール部材DE、すなわちOリングORの位置と、結合部材VE、すなわちねじ結合部材SRの受容穴も示されている。
【0021】
図3には、4個の楕円形凹面鏡EHを有する反射投光器RSの一実施例の上部ROを下方から見た図が示されている。欠けている符号は、図2を参照されたい。
【0022】
図4には、2個の楕円形凹面鏡EHと引き伸ばされた開口部AAとを有する反射投光器RSの一実施例の上部ROを下方から見た図が示されている。欠けている符号は、図2を参照されたい。
【0023】
図5には、10個の楕円形凹面鏡EHと引き伸ばされた開口部AAとを有する反射投光器RSの一実施例の上部ROを下方から見た図が示されている。欠けている符号は、図2を参照されたい。
【符号の説明】
【0024】
AA 引き伸ばされた開口部
BA 互いに反対側に配置された焦点
BP 焦点
BZ 互いに向き合った焦点
DE シール部材
DR 圧力リング
EH 楕円形凹面鏡
GG 共通の基平面
LH 光線の主要部分
LQ 光源
LR 光線の残部
LS 光線
OA Oリング付き開口部
OE 楕円形凹面鏡の開口
OR 上部/下部間のOリング
OW 別の凹面鏡の開口
PB 平行の光束
RA 円形開口部
RE 回転部分楕円体
RO 上部
RS 反射投光器
RU 下部
SA ねじ結合部材
SE 楕円形凹面鏡の切断平面
SR 上部/下部間のねじ結合部材
SS 散乱光線
SW 別の凹面鏡の切断平面
TA 透明の覆い
VE 結合部材
WH 別の凹面鏡

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転部分楕円体の形状の少なくとも1個の楕円形凹面鏡、別の凹面鏡、及び開口部を有する組み合わせられた反射器と、前記回転部分楕円体の焦点に配置された光源とを有する指向性光線発生用反射投光器において、
前記回転部分楕円体(RE)が、2つの焦点を通る縦断平面、および2つの焦点を結ぶ線に対し直角の、その中心と一方の焦点との間の横断平面により切断された回転楕円体によって形成され、
前記別の凹面鏡(WH)が、中空体によって形成されており、該中空体が、少なくとも1つの任意の焦点を有し、該焦点を通る切断平面により切断されており、
回転部分楕円体(RE)の縦断平面と別の凹面鏡(WH)の切断平面とが、共通の基平面内に位置し、
前記凹面鏡の凹面が互いに反対方向を向いて配置され、
前記回転部分楕円体(RE)の外部に位置する焦点と、前記別の凹面鏡(WH)の焦点とが合致しており、
前記光源(LQ)が、前記回転部分楕円体(RE)の内部に位置する焦点に配置され、
前記開口部(RA)が、前記別の凹面鏡(WH)の直上に設けられていることを特徴とする、指向性光線発生用の反射投光器。
【請求項2】
前記光源(LQ)が発光ダイオードであることを特徴とする、請求項1に記載された反射投光器。
【請求項3】
前記組み合わされた反射器が、2個からn個までの回転部分楕円体(RE)を有しており、前記回転部分楕円体(RE)の外部に位置する焦点が、前記別の凹面鏡(WH)の焦点又は焦線と合致するように、前記回転部分楕円体(RE)が、前記別の凹面鏡(WH)を取り囲んで共通の基平面内に分配配置されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載された反射投光器。
【請求項4】
前記別の凹面鏡(WH)が直線的に引き伸ばされており、前記組み合わせられた反射器が2個からn個までの回転部分楕円体(RE)を有し、前記回転部分楕円体(RE)の外部に位置する焦点が、前記引き伸ばされた別の凹面鏡(WH)の直線的な焦線上に位置するように、前記回転部分楕円体が、前記引き伸ばされた別の凹面鏡(WH)を取り囲んで共通の基平面内に分配配置されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載された反射投光器。
【請求項5】
前記別の凹面鏡(WH)の直径及び外形、および該凹面鏡の焦点又は焦線上の少なくとも1点が、基平面の周辺で調節可能であることを特徴とする、請求項3又は請求項4に記載された反射投光器。
【請求項6】
前記調節が、外部で操作可能な制御装置により手動で、又は遠隔操作装置なしで又は遠隔操作装置を介して電動により行われることを特徴とする、請求項5に記載された反射投光器。
【請求項7】
前記反射投光器が少なくとも2つの部分で構成されており、上部(RO)には回転部分楕円体(RE)および開口部(RA)が配置され、下部(RU)には別の凹面鏡(WH)および光源(LQ)の受容部が配置されていることを特徴とする、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載された反射投光器。
【請求項8】
前記上部および下部(RO、RU)が互いに固定結合されており、上部および下部(RO、RU)間の分離継ぎ目、並びに透明な覆い(TA)を有する開口部(RA)が、いずれも、外部から密封されていることを特徴とする、請求項7に記載された反射投光器。
【請求項9】
前記光源が、同じ又は異なるスペクトル域の光を放射することを特徴とする、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載された反射投光器。
【請求項10】
前記光源(LQ)が、ハロゲン灯又は蛍光灯であることを特徴とする、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載された反射投光器。
【請求項11】
前記開口部(RA)の透明な覆い(TA)が、紫外線及び/又は赤外線を遮断することを特徴とする、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載された反射投光器。
【請求項12】
前記楕円形凹面鏡及び前記別の凹面鏡の空所が、透明物を充填されるか、又は中実材料で形成されていることを特徴とする、請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載された反射投光器。
【請求項13】
前記楕円形凹面鏡および前記別の凹面鏡の境界面が、光源の貫通面及び開口部のところまで鏡面処理されていることを特徴とする、請求項12に記載された反射投光器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2010−503954(P2010−503954A)
【公表日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−527690(P2009−527690)
【出願日】平成19年9月5日(2007.9.5)
【国際出願番号】PCT/DE2007/001597
【国際公開番号】WO2008/031405
【国際公開日】平成20年3月20日(2008.3.20)
【出願人】(508119448)シュティフトゥンク アルフレット − ヴェーゲナー − インスティチュート フェール ポーラー − ウント メーレスフォルシュンク (4)
【Fターム(参考)】