説明

取外し可能なクリップ

【課題】複雑な形状を必要とすることなく、取外し操作の容易な樹脂製のクリップを提供する。
【解決手段】樹脂製クリップ1は、フランジ2と軸部3と一対の弾性の係止アーム5を備え、係止アーム5には係合部6が形成され、フランジ2には、差し込み部材の先端が挿入できる隙間9をあけて可撓性の作用片10が設けられ、作用片10と係合部6との間に剛性の中間片13が第1ヒンジ14及び第2ヒンジ15を介して連結され、隙間9に差し込み部材が差し込まれて作用片10が撓められると中間片13が係合部6を軸部3に近づけて係合部が取付穴縁部との係合から外される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フランジとフランジから延びる軸部と軸部の端部からフランジに向けて軸部から徐々に離れるように延びる一対の係止アームとを備え、クリップが取付けられる被取付部材の取付穴に軸部と係止アームが挿入されて、係止アームの係合部が弾性的に係合する樹脂製の取外し可能なクリップに関し、特に、取外し操作が容易な樹脂製のクリップに関する。
【背景技術】
【0002】
実開昭55−36735号公報(特許文献1)には、フランジとフランジから延びる軸部と軸部の端部からフランジに向けて軸部から徐々に離れるように延びる一対の係止アームとを備え、クリップが取付けられる被取付部材の取付穴に軸部と係止アームが挿入されて、係止アームの係合部が弾性的に係合する樹脂製のクリップが記載されている。このクリップは、被取付部材の取付穴に軸部及び係止アームを挿入するだけで被取付部材に取付けられるので取付けが容易である。なお、特許文献1のクリップには、取付けた後のクリップの横ずれを防止するためのブロックが設けられている。
【0003】
【特許文献1】実開昭55−36735号公報
【特許文献2】特開2003−168878号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のクリップは、取付け操作は容易であるが、取付けた後のクリップを被取付部材から取外すのが困難である。これは、被取付部材の取付穴縁部に係合した係合部を取付穴縁部から外すように係止アームを撓めるのが難しいからである。特許文献2は、特許文献1のクリップのように取付け容易なクリップを開示している。そして、特許文献2のクリップは、被取付部材に取付けられた後、手操作で取外しができる構成を有する。特許文献2のクリップには、一対の係止アームの係合部に作用する係合解除部が各係止アームに対応して設けられ、両係合解除部を親指と他の指等で軸部側に向けて押さえることで、両係合部を被取付部材の取付穴縁部から離して取外しを行える構成がある。
【0005】
特許文献2のクリップを取外す構成は、指等の手操作で取外しできる便利さがあるが、クリップの形状を複雑にしてしまう。樹脂製のクリップの場合、その形状の複雑さのために、型が高価になり、また、単純な2面割型では成形できない等の製造コストが高価になる。
【0006】
本発明の目的は、複雑な形状を必要とすることなく、取外し操作の容易な樹脂製のクリップを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するため、本発明は、フランジと、フランジから延びる軸部と、軸部の端部からフランジに向けて且つ軸部から徐々に離れるように延びる一対の係止アームとを備え、係止アームの各々は、フランジに近接する部分に被取付部材の取付穴の縁部に係合する係合部を有し、且つ、係合部が取付穴を通過するとき軸部に近づき取付穴を通り抜けると軸部から離れた位置に復帰して取付穴の縁部に弾性的に係合する弾性を有する、樹脂製のクリップであって、フランジには、軸部側の面にフランジとの間に棒状工具等の差し込み部材の先端が挿入できる隙間をあけて可撓性の作用片が設けられており、作用片と係合部に隣接する係止アーム部分との間には、剛性の中間片が、作用片に第1ヒンジを介して、係止アーム部分に第2ヒンジを介して、連結されており、隙間に差し込み部材が差し込まれて作用片がフランジから離れるように撓められると、作用片の撓みによって中間片が係合部を軸部に近づく方向に撓めて係合部が取付穴縁部との係合から外される、ことを特徴とする樹脂製のクリップが提供される。
【0008】
上記クリップによれば、棒状工具等の差し込み部材の先端を隙間に挿入して作用片を撓めるだけで、係止アームの係合部を被取付部材の取付穴への係合から解除できるので、取外しが手操作ででき、しかもその操作は容易であり、特許文献2に記載のクリップような係合解除片を必要とせず、フランジ下面に作用片と中間片とをヒンジを介して係合部に連結する形状であるので、複雑な形状を必要としないので、クリップの製造コストも高価にならないように維持できる。
【0009】
上記クリップにおいて、作用片は、一対の係止アームのそれぞれに対応してフランジに一体的に連結されており、差し込み部材はマイナス形先端を持つスクリュードライバであり、隙間はドライバの先端の細い部分を受入れる形状に形成されるのが好ましい。このクリップにおいて、フランジの外縁部には、被取付部材との間に作用片がフランジから遠ざかる方向に撓む空間を形成するように、フランジ平面から直立する壁部が形成され、壁部には隙間へ通じる開口が形成されている。
【0010】
上記クリップにおいて、フランジには、軸部と反対の側に、被取付部材に取付けられる取付部材を保持する保持部が設けられているのが好ましい。このクリップにおいて、保持部は、サンバイザーの取付けパイプを保持するクランプ部とすることができる。
【0011】
上記クリップにおいて、作用片と第1ヒンジと中間片と第2ヒンジと係止アームとは、一体に且つ全体としてほぼ同じ幅の板状に形成され、第1ヒンジ及び第2ヒンジの部分は薄肉に形成されている。このクリップにおいて、作用片は、第1ヒンジから離れた位置の両側縁においてフランジに一体的に連結され、両側縁の間の中間部分がフランジから離れる側に撓む可撓性を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る樹脂製のクリップを説明する。図1〜図6には、第1実施形態に係る樹脂製のクリップ1が示されている。図1〜図6のうち、図1〜図3にはクリップ1の構成が示され、図4にはクリップ1が複数の被取付部材2、3に取付られた状態が示され、図5にはクリップ1を被取付部材2、3から取外す状態が示され、図6には、クリップが取外されときの係止アームと作用片と中間片の動きが示されている。
【0013】
図1〜図6を参照して、第1実施形態に係る樹脂製のクリップ1を説明する。クリップ1は、例えば、複数枚の被取付部材を相互に連結するのに用いることができ、別の用途しては、被取付部材に設けられた使用しない取付穴を塞ぐのにも用いることができる。クリップ1は硬質の合成樹脂材料で一体成形される。クリップ1は、フランジ2と、フランジ2から垂直に延びる軸部3と、軸部3の先端からフランジ2に向けて且つ軸部3から徐々に離れるように延びる一対の係止アーム5とを備えている。フランジ2は、被取付部材に安定して着座する大きさの板状に形成される。また、フランジ2の平面形状は、例えば、円板形でも、角板形でもよいが、図示のフランジ2は、長方形の角を丸めた楕円に近い形状に形成されている。軸部3及び係止アーム5は、図1及び図2に図示のように、被取付部材の取付穴に安定して係合して高い取付け強度を得るため、厚肉で且つ一定の幅の板状体として形成されている。係止アーム5の各々は、フランジ2に近接する部分に被取付部材の取付穴の縁部に係合する係合部6を有する。係合部6は、取付穴の縁部に係合する係止肩7を有し、この係止肩7が取付穴縁部に係止する。各係止アーム5は、弾性を有し、その弾性によって、係合部6が取付穴を通過するとき係合部6が軸部3に近づき係合部6が取付穴を通り抜けると係合部6は軸部3から離れた位置に復帰して係合部6が取付穴の縁部に弾性的に係合する。
【0014】
フランジ2には、軸部3の側の面(図1〜図3の下面)にフランジ2との間に、棒状工具(例えばマイナス形先端を持つスクリュードライバ:いわゆるマイナスドライバ)等の差し込み部材の先端が挿入できる隙間9をあけて可撓性の作用片10が、係止アーム5のそれぞれに対応して設けられている。各作用片10は、フランジ2の縁部から係合部6に近接する板状片として形成されている。そして、作用片10は、幅方向の両縁部においてフランジ2に連結されるとともに、両縁部の間の中間部分はフランジ2から離れる方向に撓むことのできる可撓性を有する。作用片10と係合部6に隣接する係止アーム部分11との間には、剛性の中間片13が、一体的に連結されている。中間片13は、一端が作用片10に第1ヒンジ14を介して連結され、他端が係止アーム部分11に第2ヒンジ15を介して連結されている。作用片10と第1ヒンジ14と中間片13と第2ヒンジ15と係止アーム5とは、一体に且つ全体としてほぼ同じ幅の板状に形成され(図1参照)、第1ヒンジ14及び第2ヒンジ15の部分は薄肉に形成されている(図2及び図3参照)。各作用片10は、第1ヒンジ14から離れた位置において、上記のように両側縁がフランジ2に一体的に連結されて両側縁の間の中間部分がフランジ2から離れる側に撓む可撓性を有する。
【0015】
フランジ2には、外縁部にフランジ平面から直立する壁部17が形成されている。壁部17は、各作用片10がフランジ2から遠ざかる方向に撓む空間18を被取付部材との間に形成する。壁部17には、差し込み部材のための隙間9へ通じる開口19が形成されている。上記の構成によって、開口19及び隙間9にマイナスドライバ等の差し込み部材が差し込まれて作用片10にフランジ2から離れる力が加えられると、作用片10がフランジ2から離れるように撓められ、この作用片10の撓みによって中間片13が係止アーム5に作用して、係合部6を軸部2に近づく方向に撓め、係合部6の係止肩7が取付穴縁部との係合から外される。この動作の詳細については、図4〜図6を参照して、後述する。
【0016】
なお、図示のクリップ1には、フランジ2の下面から垂直に、軸部3及び係止アーム5に平行に、補強板21が軸部3と同じ長さ延びて形成されている。補強板21は、図1に図示のように、軸部3及び係止アーム21の一方の側にのみ形成されており、軸部3に連結部22で一体的に連結されている。補強板21によって、軸部3の強度が補強されてクリップ1の取付強度が向上される。また、補強板21は、クリップ1を取付穴へ挿入するときの方向を定める目安としても利用できる。
【0017】
図4〜図6を参照して、クリップ1を、パネル等の被取付部材23とその上のライニング等の第2の被取付部材25に取付けた後、クリップ1を被取付部材23、25から取外す操作を説明する。図4において、クリップ1は、被取付部材23、25の取付穴に軸部3及び係止アーム5、5が挿入される。この挿入において、係止アーム5、5の係合部6は、取付穴を通過するとき軸部3に近づくように撓み、取付穴を通り抜けると軸部3から離れた位置に復帰して取付穴の縁部に弾性的に係合する。この係合部6の係合によって、フランジ2の壁部17の下面が第2被取付部材25を押圧する。これによって、第1被取付部材23と第2被取付部材25とが相互に連結される。
【0018】
図5は、被取付部材23、25に取付けられたクリップ1の取外し操作を示している。マイナスドライバ等の差し込み部材26が、フランジ2の壁部17の開口19及びフランジ2と作用片10の間の隙間9に差し込まれる。この差し込み部材26を差し込みによって、作用片10が、フランジ2から離れる方向に撓められる。作用片10が撓められるにつれて、中間片13が第1ヒンジ14の回りに水平になっていき、その水平の姿勢に倒れていく力が第2ヒンジ15に連結された係止アーム5の係合部6に隣接する部分に伝えられて、係合部6を軸部3の側に近づけていく。図6の左側の係止アーム5の係合部6の軌跡は、係合部6を軸部3の側に近づけていく動きを示している。また、図6の右側は、係止アーム5の係合部6と作用片10の間の中間片13の動きを、作用片10の撓みに関連して示している。図5に示すように、作用片10が差し込み部材26によってフランジ2から離れるように大きく撓められると、中間片13が係合部6を軸部3に近づく方向に撓めて、係合部6が被取付部材23、25の取付穴縁部との係合から外される。これによって、差し込み部材26を被取付部材23、25から引上げると、クリップ1を被取付部材23、25から引き抜くことができ、クリップ1を容易に被取付部材23、25から取外すことができる。
【0019】
このように、棒状工具等の差し込み部材26の先端を開口19を含む隙間9に挿入して作用片10を撓めるだけで、係止アーム5の係合部6を被取付部材23、25の取付穴縁部との係合から解除できるので、取外し操作は容易であり、特許文献2に記載のクリップのような係合解除片を必要としないので(すなわち、複雑な形状を必要としないので)、クリップの製造コストも高価にならないように維持できる。
【0020】
図7〜図9は、本発明の第2実施形態に係る樹脂製のクリップ29を示している。クリップ29は、硬質の合成樹脂によって一体成形されており、基本的な構成においてもクリップ1とほぼ同じである。クリップ1の構成と相違するのは、フランジ30に、軸部3と反対の側に、被取付部材に取付けられる取付部材を保持する保持部が設けられていることである。クリップ1と同じ構成の部分については、クリップ1に用いられた符号が付されているので、上記クリップ1の該当部分の説明を参照されたい。また、図7〜図9は、図1〜図6と違って斜視図で示しているので、図1〜図6のクリップ1に対して、同じ部分の構成を理解する助けにもなっている。
【0021】
図7〜図9において、クリップ29には、軸部3と反対の側のフランジ30の面に、被取付部材23に取付けられる取付部材を保持する保持部としてのクランプ部31が設けられている。クランプ部31は、例えば、取付部材としての、サンバイザーの取付けパイプ(図示せず)を保持する形状に形成されている。特に、クランプ部31は、サンバイザーの取付けパイプを受入れて保持するように湾曲して形成され、その内側には、受入れたパイプをその中に保持するが一定の力以上によって抜き出しできる滑らかな凸部33が形成されている。なお、クリップ29の軸部3の側には、取付け強度を高くする補強板21が形成される。このように、クリップ29が、サンバイザーの取付けパイプを保持するクリップとして用いられる場合、パネル等の第1被取付部材23(図4及び図5)の上のライニング等の第2被取付部材25を取外したり、交換したりするのが極めて容易にできる。すなわち、図5に示すように、差し込み部材26によって作用片10がフランジ2から離れるように大きく撓められると、中間片13が係合部6を軸部3に近づく方向に撓め、係合部6が被取付部材23、25の取付穴縁部との係合から外され、差し込み部材26を被取付部材23、25から引上げると、クリップ1を被取付部材23、25から引き抜くことができ、クリップ29を容易に被取付部材23、25から取外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1実施形態に係るクリップの正面図である。
【図2】図1のクリップの右側面図である。
【図3】図1のクリップのA−A線断面図である。
【図4】被取付部材に取付けた状態を示す、図1のクリップの右側面図である。
【図5】被取付部材から取外す状態を示す、図1のクリップの右側面図である。
【図6】図1のクリップにおいて作用片を撓めたときの係合部の運動の軌跡(軸部より左側の軌跡)と中間片の運動の軌跡(軸部より右側の軌跡)示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るクリップの正面側から見た斜視図である。
【図8】図7のクリップの背面側から見た斜視図である。
【図9】図8のクリップの背面部分を拡大して示す図7とは異なる方向から見た斜視図である。
【符号の説明】
【0023】
1 第1実施形態に係るクリップ
2 フランジ
3 軸部
5 係止アーム
6 係合部
7 係止肩
9 隙間
10 作用片
11 係合部に隣接する係止アーム部分
13 中間片
14 第1ヒンジ
15 第2ヒンジ
17 壁部
18 撓みのための空間
19 開口
21 補強板
22 連結部
23 第1被取付部材
25 第2被取付部材
26 差し込み部材
29 第2実施形態に係るクリップ
30 フランジ
31 クランプ部
33 凸部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フランジと、該フランジから延びる軸部と、該軸部の端部から前記フランジに向けて且つ前記軸部から徐々に離れるように延びる一対の係止アームとを備え、前記係止アームの各々は、前記フランジに近接する部分に被取付部材の取付穴の縁部に係合する係合部を有し、且つ、該係合部が前記取付穴を通過するとき前記軸部に近づき該取付穴を通り抜けると前記軸部から離れた位置に復帰して前記取付穴縁部に弾性的に係合する弾性を有する、樹脂製のクリップであって、
前記フランジには、前記軸部側の面に該フランジとの間に棒状工具等の差し込み部材の先端が挿入できる隙間をあけて可撓性の作用片が設けられており、該作用片と前記係合部に隣接する前記係止アーム部分との間には、剛性の中間片が、前記作用片に第1ヒンジを介して、前記係止アーム部分に第2ヒンジを介して、連結されており、前記隙間に前記差し込み部材が差し込まれて前記作用片が前記フランジから離れるように撓められると、該作用片の撓みによって前記中間片が前記係合部を前記軸部に近づく方向に撓めて該係合部が前記取付穴縁部との係合から外される、ことを特徴とする樹脂製のクリップ。
【請求項2】
請求項1に記載のクリップにおいて、前記作用片は、前記一対の係止アームのそれぞれに対応して前記フランジに一体的に連結されており、前記差し込み部材はマイナス形先端を持つスクリュードライバであり、前記隙間は前記ドライバの先端の細い部分を受入れる形状に形成されている、ことを特徴とするクリップ。
【請求項3】
請求項2に記載のクリップにおいて、前記フランジの外縁部には、前記被取付部材との間に前記作用片が該フランジから遠ざかる方向に撓む空間を形成するように、フランジ平面から直立する壁部が形成されており、該壁部には前記隙間へ通じる開口が形成されている、ことを特徴とするクリップ。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のクリップにおいて、前記フランジには、前記軸部と反対の側に、被取付部材に取付けられる取付部材を保持するための保持部が設けられている、ことを特徴とするクリップ。
【請求項5】
請求項4に記載のクリップにおいて、前記保持部は、サンバイザーの取付けパイプを保持するクランプ部である、ことを特徴とするクリップ。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載のクリップにおいて、前記作用片と前記第1ヒンジと前記中間片と前記第2ヒンジと前記係止アームとは、一体に且つ全体としてほぼ同じ幅の板状に形成され、前記第1ヒンジ及び第2ヒンジの部分は薄肉に形成されている、ことを特徴とするクリップ。
【請求項7】
請求項6に記載のクリップにおいて、前記作用片は、前記第1ヒンジから離れた位置の両側縁において前記フランジに一体的に連結され、該両側縁の間の中間部分が前記フランジから離れる側に撓む可撓性を有する、ことを特徴とするクリップ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2007−263343(P2007−263343A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−92918(P2006−92918)
【出願日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【出願人】(390025243)ポップリベット・ファスナー株式会社 (159)
【Fターム(参考)】