説明

台所シンク排水口改善に因る悪臭の発生防止や、この排水口にためる調理時の野菜切屑や、食べ残しの生ゴミを堆肥化して植木を育てる機会を増やして炭酸ガスを吸収させる機会を増やし、生ゴミを燃やす事で発生する炭酸ガス発生を抑える利便性を得る方法や、生ゴミをディスポーザーで細断して発酵させたものを下水に流して水質浄化負担を倍加させている現実を正す方法。

【課題】 台所シンク排水口の籠を網にすることで、籠洗浄の手間を省ける効果や、ディスポーザー方式には、下水浄化負担が増える等の、多くの改善余地がある。
台所シンク排水口の籠の洗浄の手間・堆肥化に因るゴミ減量・鳥のゴミ襲撃防止・生ゴミの燃えるゴミ化削減に因る地球温暖化防止等。
【解決手段】 野菜を買ったときの網を捨てないで、当該籠の代用として、本件発明に因るステンレス製バネで当該排水口に固定する事で当該籠の洗浄の手間を省き、ゴミとして当該網に溜めずに別容器に溜めて堆肥化して鳥襲撃防止を計り、緑化促進して炭酸ガスを吸収させて循環型社会を構築する事で解決する一方、ディスポーザー方式は、下水処理の負担軽減の観点から、当該発明方式に即刻変更すべきものと考える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、台所シンク排水口に、通常、青果店で野菜を入れて販売している網を流用する事で、当該発明前の籠に付着するぬめりや悪臭の発生を防いだり、籠洗浄の手間を省くついでに、排水口の脱臭と、籠に溜めたゴミの堆肥化に因るゴミ減量や、この堆肥で育てた植木類で炭酸ガスを吸わせたり、生ゴミ減量に因る無駄な燃焼ガスの発生を抑えて地球温暖化防止に寄与させる循環型社会構築の為の技術や、生ゴミをディスポーザーで細断して発酵させたものを下水に流して水質浄化負担を倍加させている現実を正す方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来は、台所シンク排水口には、樹脂製や、ステンレス製の籠にスリットや、小さな穴を明けたものを併用しているのが通例で、その為、不潔なぬめりで悪臭発生の源となり、一一籠の洗浄を要するのみならず、調理時の野菜の切り屑や、食後の食器に載せた食べ残し等のゴミに類する物を、当該籠に一切合切溜めるように設計した排水口が一般的であった、一方、生ゴミをディスポーザーで細断して発酵させたものを下水に流して水質浄化負担を倍加させているのが一般的である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
イ.店で青果を入れていた網は、通常、ゴミとして捨てる為、ゴミが増える要因だった。
ロ.排水口の籠にはぬめりが付着し、悪臭の原因になり、洗浄の手間を要していた。
ハ.自治体のゴミ減量要請や、鳥襲撃防止策を地域毎に対策させられていた。
ニ.市販例として、ビニール袋を当該籠に被せてゴミとして捨てるよう勧める商法は、時 代の要請に合わない。
ホ.ディスポーザーで生野菜の切り屑を細断して下水に流す方法は、浄化の負荷増となる 。
【課題を解決する為の手段】
【0004】
店で青果を入れていた網を転用して、ステンレス製のバネで排水口に固定した上から、今まで使っていた蓋を被せておくと、悪臭の発生を抑えられるので、脱臭剤を特段必要としない。網の交換時期は、排水の流れが悪くなり出した時で判断でき、当該バネ毎外して太陽光で消毒乾燥させて次の使用に備える。2セット目のバネと網で使い廻しする。
【発明の効果】
【0005】
本発明により、籠洗浄の手間を省けたり、ゴミ減量や、鳥の襲撃によるゴミの散乱を防げたり、炭酸ガスの吸収機会を増やせた効果は大きいし、ディスポーザー式の場合の下水の浄化負荷軽減の効果も大きい。
【発明を実施する為の最良の形態】
【0006】
以下、本発明の最良の実施形態を説明する。
イ.バネ力的には、線径3mmのステンレス製バネを、口径15cmの排水口に、親指と 人差指に挟んで網を固定できるように成形する。
ロ.バネと網の組み合わせた物を2セット用意しておき、これらを使い廻しする。
ハ.バネと網の組み合わせた物を排水口にセットしたあと、その上から従来使っていた蓋 を被せておくと、脱臭剤が無くても悪臭が漂わ無い。
ニ.排水の流れが悪くなり出した頃を見計らって、2セット目と交換する。
ホ.今迄使っていた方は、その儘排水口から外して、水の滴りを受け皿で防ぎながら、ベ ランダで太陽光を当てて乾燥させ殺菌する。
ヘ.乾燥してパラパラと落ちる汚物は植木の堆肥とし、網から外れ難い汚物は、網毎水に 暫く漬けておくと、網から剥し易くなり、ある程度きれいになると、次の使用に間に 合わせられるよう2セット目として待機させておく。
ト.網を洗った後の汚れた水は、下水に流すのは厳禁で、植木等の堆肥として処理する。
【産業上の利用可能性】
【0007】
生ゴミの全面的な堆肥への転用は、循環型社会構築の為の技術として時代の要請に合致させ得る点で素晴しい発明と言え、大いに実社会に貢献させるべきものと考える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】網をバネで排水口に固定した外観図。
【図2】バネの外観図。
【符号の説明】
【0009】
(1) 網
(2) バネ
(3) 排水口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
台所シンクの排水口の籠(かご)を、一般青果店で野菜を入れて販売している又は、そのような袋状の網とし、食後の食器洗浄で出る細かな食べ物の付着物のみをこの網で漉しとり、調理時の野菜の切り屑に類するゴミや、食器洗浄時の食べ残し類は、この網に収納しないものとする。
【請求項2】
この網をシンク排水口に取付けるステンレス製バネは、円形の一部を切欠いた部分の両端を円のほぼ中心に向かって折曲げたものとし、この折曲げ部分を親指と人差指で挟んで縮ませて、当該網を排水口に取付けるものとする。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−184195(P2011−184195A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−73519(P2010−73519)
【出願日】平成22年3月10日(2010.3.10)
【出願人】(504442610)
【Fターム(参考)】