説明

噴霧装置

【課題】噴霧装置に関して、該設置する箇所の周辺環境に適合し得る外観とすること。
【解決手段】設置箇所の周辺環境に適合し得る外観を形成し得る噴霧用の装置であり、該装置の本体2の側胴部2cの所定箇所に配設された係止部41等に着脱自在に取り付け可能な外板31等によって形成された外筒部3で囲繞された構成を備える噴霧装置1などを提供する。前記外筒部3の色、模様、材質、形状などを自由に選択できるように工夫し、外筒部3を構成する外板31等を簡単に取り換えできるようにもした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、噴霧装置に関する。より詳しくは、設置箇所の周辺環境に適合し得る外観を形成し得るように工夫された噴霧装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化現象やヒートアイラインド現象などを背景として、空間を冷却する技術の必要性が益々高まっている中、霧(ミスト)の気化熱を利用した冷却技術(以下、「ミスト冷却技術」という。)が注目されている。
【0003】
このミスト冷却技術は、冷房装置が使えない野外での空間冷却に特に適しており、また、霧を微細化することにより即座に気化することから、人や床などを濡らすことなく、体に自然な爽快感を提供できるという利点がある。例えば、商店街、スポーツ施設、遊園地、動物園、休憩場所、学校、公園、野外イベント会場、高速道路のパーキングエリア、プラットホームなどに代表されるような人が多数集まる場所で利用され、夏場の熱中症対策などに効果を上げている。あるいは、工場、研究施設などの空間温度管理が必要な施設、空間冷却に加えて沈塵が必要となる工事現場などでも普及が進み、さらには、コンクリート養生や芝生養生などの用途でも普及し始めている。
【0004】
例えば、特許文献1には、降温用の噴霧システムが開示されており、特許文献2には、建設現場において利用される噴霧冷却システムや方法が開示されている。
【特許文献1】特開2006−177579号公報。
【特許文献2】特開2008−127804号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ミスト冷却技術の普及が進む中で、当該噴霧装置が物質的、あるいは硬質感のある外観を持っているので、周辺環境の雰囲気との関係において、看者に違和感を与えてしまう場合やデザイン性において不適格である場合などが徐々に問題になってきつつある。
【0006】
そこで、本発明は、設置箇所の周辺環境に適合し得る外観やデザインを形成し得るように工夫された噴霧装置を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明では、まず、設置箇所の周辺環境に適合し得る外観を形成し得る噴霧用の装置であり、該装置の本体側胴部の所定箇所に配設された係止部に着脱自在に取り付け可能な外板によって形成した外筒部で囲繞された構成の噴霧装置を提供する。前記外筒部の具体的な形状は、設置箇所の周辺環境等に応じて自由に選択可能で特に限定されないが、例えば、多角柱状であってもよい。
また、前記本体側胴部を、装置長手方向に二以上の区域に分けておいて、それぞれの前記区域に、外観の異なる外筒部を形成するようにして、装置外観のバリエーションをより多彩なものとしてもよい。
さらに、前記本体側胴部に、該側胴部から外側に突出する突板部を、装置長手方向に所定間隔を置いて少なくとも一対配設しておくようにして、かつ、それぞれの突板部を、前記正面視した際において互いの外形が重ね合わさるように位置決めしておくようにする。そして、平板状に形成された前記外板(平板部を有する外板を含む。)を、各突板部の対応する外辺部に定着させることにより前記外筒部を形成するという構成を採用してもよい。突板部は、外筒部を支持する役割を果たす。
なお、本発明に係わる噴霧装置それ自体の構成や種類等は、とくに限定されないが、噴出された霧をより遠方に飛ばすための送風装置を備えている噴霧装置にも適用できる。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係わる噴霧装置は、着脱自在に取り付け可能な外板によって形成された外筒部によって囲繞された構成であるので、該装置の外観を設置箇所の周辺環境に適合させることができる。噴霧装置にデザイン性や機能性を付加するだけでなく、噴霧装置本体を風雨などから保護する役割も果たす外筒部は、一枚一枚が装置本体に対して着脱自在に構成されている外板によって形成されているため、仮に、該外筒部が経年劣化や破損等した場合であっても、迅速、かつ、容易に、外板一枚単位で取り替えることができるので便利であり、また、経済的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、添付した図面を参照しながら本発明に係わる噴霧装置の好適な実施形態例について説明する。なお、本発明は、図面に開示された噴霧装置、あるいは、その構成部品の構成に狭く限定されない。
【0010】
まず、図1は、本発明に係わる噴霧装置の一実施形態例の外観斜視図であって、外筒部を仮想線で示し、装置本体部分を実線で示した図である。
【0011】
符号1で示された噴霧装置は、例えば、所望の空間や場所に対して微細な霧をノズルNから噴出することにより、該霧の気化熱で、前記空間や場所の温度を制御する用途などに、好適に使用される装置である。
【0012】
例えば、本噴霧装置1は、商店街、スポーツ施設、遊園地、動物園、休憩場所、学校、公園、野外イベント会場、高速道路のパーキングエリア、プラットホームなどに代表されるような人が多数集まる場所に設置されたり、工場、研究施設などの空間温度管理が必要な施設、空間冷却に加えて沈塵が必要となる工事現場などに設置されたり、あるいは、コンクリート養生や芝生養生などの用途でも使用される装置である。なお、場合によっては、加湿や殺菌等の目的で使用される場合もあり得る。
【0013】
本噴霧装置1の噴霧システムやノズルの種類や構成については、特に限定されない。噴霧システムは、例えば、送風装置一体型の構成であってもよいし、送風装置が設けられていない構成であってもよいが、送風装置が設けられた構成の方がより大型化し、装置外観印象の問題が顕在化するので、本発明はより好適であると考えられる。ノズルNについては、例えば、一流体ノズルでもよいし、二流体ノズルであってもよい。
【0014】
ここで、本噴霧装置1は、その構造を大別すると、一部凹凸形状を有するが概ね円柱状の形態を備える装置本体(以下、本体と略す。)2と、この本体2を囲繞する外筒部3と、から構成されている。前記本体2を正面視したときにリング状の外観をなす最前面部2a(図1参照)には、空間や所定の場所などに霧(ミスト)を噴出するためのノズルNが、周方向に所定間隔で複数配設されており(図1の実施形態では計6個)、さらには、本体2の後方2bには送風装置(特に詳細には図示せず。)が設けられている。
【0015】
なお、前記送風装置によって生み出された風は、最前面部2aに開口する空洞部21から前方に向けて吹き出される構成となっていて、前記ノズルN群から前方に向けて一斉に噴出された霧をより遠方に飛ばしたり、分散を促進して気化を促進したりするなどの役割を果たしている。
【0016】
ここで、装置1を構成する本体2の側胴部2cには、前方側(矢印X方向側)又は後方側(矢印Y方向側)から正面視した際に看取される外形がすべて正確に一致するように、複数の突板部22が長手方向所定間隔を置いて配置されている。突板部22を設ける場合は、該突板部22を少なくとも一対配設されている必要がある。本実施形態例では、計3枚の突板部221,222,223(即ち、計二対221と222,222と223)が配設された構成が例示されている。
【0017】
より詳しくは、本実施形態例においては、正面視六角形をなす計3枚の突板部221,222,223が、前記正面視した際において、互いの外形が正確に重ね合わさるように位置決めされている。なお、本実施形態例の突板部22(221〜223)は、正面視六角形に特に限定されものではなく、例えば、三角形、四角形、五角形などを含む多角形、あるいは、円形であってもよい。
【0018】
ここで、突板部221の前面部221aには、前方側へ突出する棒状形態の係止部41が計六対設けられている。また、そのより後方側に配置された突板部222の前面部222aにも、前方側へ突出する棒状形態の係止部42が計六対設けられている(図1参照)。
【0019】
なお、係止部41や係止部42を設ける箇所は、図1のように、多角形状をなす突板部22を採用する場合であれば、該突板部22の各角部を挟んで二個ずつ配置しておくことが望ましい。それによって、一つの外辺部に対応するように一対をなして設けられる係止部41,41間の距離や係止部42,42間の距離が充分に保たれ、係止部41,41に係着する外板31(図2参照)や、係止部42,42に係着する外板32(図2参照)などを安定して支持することができるからである(他の係止部についても同様)。
【0020】
次に、前方から二番目に位置する前記突板部222の後面部222bには、後方側へ(突板部223側へ)突出する棒状形態の係止部43が計六対設けられており、さらには、最後方に位置する突板部223の前面部223aには、前方側へ(突板部222側へ)突出する棒状形態の係止部44が計六対設けられている(図1参照)。
【0021】
次に、図2は、本発明に係わる装置1の外筒部3が分解された状態で示された外観斜視図である。
【0022】
この図2に示すように、外筒部3は、装置1の本体2の側胴部2cに配設された係止部41,42,43に対して着脱自在に取り付け可能な構造を備える外板群が接合することによって構成されている。より詳しくは、本体2の前方側に取り付けられる外板31と、該外板31の後方側に取り付けられる外板32と、によって直列をなす一分割面が形成され、この一分割面が寄せ集まり互いに接合されることによって、六角柱状の外筒部3が形成されている。
【0023】
外板31や32の材質は、特に限定されず、目的に応じて自由に選択することができ、例えば、アクリル樹脂などの合成樹脂、ガラス、金属、大理石などの石材、木材などを適宜選択でき、あるいは、表面に太陽電池パネルが取り付けられた構成や植栽を施した構成なども採用可能である(以下、他の符号が付された外板でも同様)。
【0024】
外板31は、突板部221,222の対応する外辺部(例えば、図1に符号2211と2221で示す。)に対して、その裏面部分が定着した状態で取り付けられる。一方の外板32は、突板部222,223の対応する外辺部(例えば、図1に示す2221と2231)に対して、その裏面部分が定着した状態で取り付けられる。このように、突板部221〜222は、その各外辺部が外筒部3の裏面に対して当接された状態となることによって、該外筒部3を支持する役割を果たす。これにより、外側からの外力に対して外筒部3が耐えられる構造となる。
【0025】
以下、図2に加えて、図3、図4を参照して、外板31、外板32の実施形態例について詳しく説明する。図3は、本体2の前方側(ノズルN側に)に取り付けられる外板31の形態構成を説明するための図であり、同図(A)は外板31を裏面側から視た外観平面図、同図(B)は同外板31を側方(A図矢印S方向)から視た外観側面図、同図(C)は同外板31を後方側(A図矢印T方向)から視た外観図である。
【0026】
外板31は、例えば、耐候性のある合成樹脂によって形成されており、平板状をなす平板部311と、該平板部311の前端部分において直角に屈曲している屈曲部312と、を備えている。そして、該屈曲部312には、装置の本体2の前面に配置されたノズルNに対して遊嵌可能な口径の孔Hが、一つ形成されている(図2、図3(C)参照)。
【0027】
そして、外板31の平板部311の裏面311aの所定位置には、突板部221(図1参照)に形成されている一対の係止部41,41(図1参照)に対して着脱自在に係着することが可能な一対の係着部313,313と、突板222(図1参照)に形成された一対の係止部42,42(図1参照)に対して着脱自在に係着することが可能な一対の係着部314,314が設けられている(図3参照)。
【0028】
棒状形態をなす係止部41,41は、可撓性を有する材料で形成された係着部313,313の各開口部3131,3131を押し広げるように入りこむことによって係着される。同様に、棒状をなす係止部42,42は、可撓性を有する材料で形成された係着部314,314の各開口部3141,3141を押し広げるように入り込むことによって係着される構成となっている。このような係着方法によって、すべての外板31は、本体2の前方領域に取り付けられる。なお、図3に示された符号315は、係着部313,314を固定するために設けられた台座部である。
【0029】
次に、図4は、本体2の後方側(送風装置側に)に取り付けられる外板32の形態構成を説明するための図であり、同図(A)は外板32を前方側から視た外観図、同図(B)は同外板32を裏面側から視た外観平面図である。
【0030】
まず、外板32は、例えば、耐候性のある合成樹脂によって形成されており、平板状の形態を備える平板部321と、該平板部321の裏面321aに設けられた計二対の係着部322,322と323,323と、を備える。なお、係着部322,322は、図1に示された係止部43,43にそれぞれ係着し、係着部323,323は、図1に示された係止部44,44にそれぞれ係着する。係着方法については、上記した外板31の場合と同様である。なお、図4に示された符号324は、係着部313,314を固定するために設けられた台座部である。
【0031】
図5は、外筒部3が取り付けられた状態の噴霧装置の一実施形態例の外観斜視図である。なお、この図5では、同噴霧装置から霧Mが噴出されている様子が示されている。
【0032】
この図5に示された噴霧装置1は、計6枚の外板31と計6枚の外板32によって、六角柱状の外観形態をなす外筒部3を備えている。即ち、外板31と外板32は、隣接する外板31あるいは外板32に対して、互いの外辺部同士が接し合って配置されることにより、隙間のない六角柱状の外筒部3を形成している。なお、図5中の符号5は、噴霧装置1を支持するための支持台を示している。
【0033】
図6は、本発明に係る噴霧装置の変形形態例の外観斜視図である。
この噴霧装置10は、同装置10の前方側に位置する外板31群と後方に位置する外板32群の色を変えることによって、ツートンカラーの外観を呈する外筒部3を有していることを示している。このように、前方側の外板31、後方側の外板32の色、模様、さらには、材質などを変えることによって、外観のバリエーションを増やしたり、機能性を高めたりすることができる。
【0034】
図7は、本発明に係る噴霧装置の別の変形形態例の外観斜視図である。
この噴霧装置11は、装置長手方向(矢印L参照)に三つの区域に分けられており、三種類の外板31、33、34によって形成された六角柱状の外観形態の外筒部3を備えている。
【0035】
この変形形態例を挙げたことからもわかるように、装置長手方向(矢印L参照)に、複数の区域に分けて(四区域以上でもよい)、必要数の突板部22を所望の間隔で配置しておき、それぞれの区域に、色、模様、材質などが異なる外板を配置するようにすれば、さらに、外観のバリエーションを増やすことができる。
【0036】
図8は、本発明に係る噴霧装置のさらに別の変形形態例の外観斜視図である。
この図8に示された噴霧装置12は、外筒部3が四角柱状の形態を有している。即ち、装置前方側に配置される四枚の外板35と、その後方に配置された四枚の外板36によって、全体として四角柱状をなす外筒部3が形成されている。この場合、突板部22の正面視したときの外形は四角形とする。なお、本噴霧装置12についても、外板35と外板36の色、模様、材質などを変化させて、外観のバリエーションを増やすことは自由である。
【0037】
図9は、本発明に係る噴霧装置のさらに別の変形形態例の外観斜視図である。
この図9に示された噴霧装置13は、外筒部3が八角柱状の形態を有している。即ち、装置前方側に配置される八枚の外板35と、その後方に配置された八枚の外板36を接合することによって、全体として八角柱状をなす外筒部3が形成されている。この場合、突板部22の正面視外形は八角形とする。なお、本噴霧装置13についても、外板35と外板36の色、模様、材質などを変化させて、外観のバリエーションを増やすことは自由である。
【0038】
なお、図示はしないが、所定数に分割された湾曲形態の外板を接合することによって、円柱状(円筒状)の外筒部を備える噴霧装置を形成することも可能である。この場合、該外筒部を支持する突板部は、正面視、円形の外形をなすようにすればよい。
【0039】
本噴霧装置1、10〜13は、野外に設置されることを想定すると、外板(例えば、31、32)同士の接合部分の水密性を高めるために、外板(例えば、31、32)の外辺部分が互いに係合し合うような構造を持つように工夫してもよい。該構造は、係合し合う凹凸構造などを採用可能である。
【0040】
また、外板(例えば、31や32)は、図1、図3及び図4中に符号Wで示されたワイヤーを介して、装置本体2に対して連結されているようにしてもよい。例えば、ワイヤーWの一端を、棒状をなす係止部(例えば、41〜44)に対して取り付けておき、他端を外板の所定箇所(例えば、係着部313,314,322,323の孔Sなど)に取り付けておくようにする。このような構成にすれば、万が一、外板が装置本体2から外れても外板はぶら下がった状態で留まるので、外板が落下したり、風で吹き飛んだりして人や物にぶつかり、事故を起こしてしまうことがないという利点がある。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明に係る噴霧装置は、例えば、冷房装置が使えない野外での空間冷却装置として利用でき、特に、自然環境などの周辺環境との適合性が求められるような場所、あるいはデザイン性(意匠性)が要求されるような場所に設置される噴霧装置として広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明に係わる噴霧装置の一実施形態例の外観斜視図であって、外筒部を仮想線で示し、装置本体部分を実線で示した図である。
【図2】同実施形態例の噴霧装置(1)の外筒部(3)が分解された状態で示された外観斜視図である。
【図3】本体(2)の前方側(ノズルN側に)に取り付けられる外板31の形態構成を説明するための図であり、同図(A)は外板(31)を裏面側から視た外観平面図、同図(B)は同外板(31)を側方(A図矢印S方向)から視た外観側面図、同図(C)は同外板(31)を後方側(A図矢印T方向)から視た外観図である。
【図4】本体(2)の後方側(送風装置側に)に取り付けられる外板(32)の形態構成を説明するための図であり、同図(A)は外板(32)を前方(あるいは後方)側から視た外観図、同図(B)は同外板(32)を裏面側から視た外観平面図である。
【図5】外筒部(3)が取り付けられた状態の噴霧装置の一実施形態例の外観斜視図である。
【図6】本発明に係る噴霧装置の変形形態例の外観斜視図である。
【図7】本発明に係る噴霧装置の別の変形形態例の外観斜視図である。
【図8】本発明に係る噴霧装置のさらに別の変形形態例の外観斜視図である。
【図9】本発明に係る噴霧装置のさらに別の変形形態例の外観斜視図である。
【符号の説明】
【0043】
1、10、11、12、13 噴霧装置
2 装置本体(略、本体)
2c 装置本体の側胴部
3 外筒部
22(221〜223) 突板部
31〜38 外板
41,42,43,44 係止部
L 装置長手方向
N ノズル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
設置箇所の周辺環境に適合し得る外観を形成し得る噴霧用の装置であって、
前記装置の本体側胴部の所定箇所に配設された係止部に着脱自在に取り付け可能な外板によって形成された外筒部によって囲繞された噴霧装置。
【請求項2】
前記外筒部は、多角柱状をなすことを特徴とする請求項1記載の噴霧装置。
【請求項3】
前記本体側胴部を、装置長手方向に二以上の区域に分け、
ぞれぞれの前記区域に、外観の異なる外筒部を形成し得るようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の噴霧装置。
【請求項4】
前記本体側胴部には、突板部が、長手方向所定間隔を置いて少なくとも一対配設されており、かつ、それぞれの突板部は、前記正面視した際において互いの外形が重ね合わさるように位置決めされており、
平板状をなす前記外板が、各突板部の対応する外辺部に定着して前記外筒部を形成していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の噴霧装置。
【請求項5】
噴出された霧をより遠方に飛ばすための送風装置を備えてなる請求項1から4のいずれか一項に記載の噴霧装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−7876(P2010−7876A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−164393(P2008−164393)
【出願日】平成20年6月24日(2008.6.24)
【出願人】(598109109)双葉リース株式会社 (4)
【Fターム(参考)】