説明

回動式散水ノズル

【課題】散水パターンを容易に変化でき、目的に応じて散水できる回動式散水ノズルを提供する。
【解決手段】液体供給手段に接続した基部12と、この基部12に対して回動可能でありかつ基部12の接続により液体供給手段に連通するノズル本体13とを備える。ノズル本体13は、液体供給手段から供給した液体を放出して散水する散水用ノズル16を有する。また、散水用ノズル16の上部には、ノズル本体13を回動する回動機構を設ける。散水用ノズル16の下部には、散水用ノズル16の散水状態を制御する制御用ノズル31を設ける。さらに、この制御用ノズル31に、液体供給手段から制御用ノズル31への液体の供給をノズル本体13の回動位置に応じて制御する弁体を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回動しながら液体を散水しかつその散水パターンを変化できる回動式散水ノズルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば畑や公園、グラウンド等にて、水や液体肥料等の液体を回動しながら散水するものとしては、図3に示されるノズル1が知られており、このノズル1は、図示しない液体供給手段に接続された基部2と、この基部2に対して回動可能に設けられ前記基部2の接続により前記液体供給手段に連通したノズル本体3と、前記基部2に対するノズル本体3の回動方向を反転させる図示しない反転機構とを備え、前記ノズル本体3は、前記液体供給手段から供給される液体を放出して散水する散水用ノズル4と、この散水用ノズル4の上部に設けられた回動用ノズル5と、バネ部材6を介し前記回動用ノズル5に対して回動可能に設けられたアーム部材7とを有するものである。このノズル1は、前記回動用ノズル5から放出される液体が前記アーム部材7に衝突し、その衝突によって前記アーム部材7が前記バネ部材6に抗して一方向に回動する。さらに、前記バネ部材6の付勢力にてアーム部材7が一方向とは反対の他方向に回動して前記ノズル本体3を打撃する。そして、この打撃により前記ノズル本体3が基部2に対して回動する構成である。
【0003】
また、散水の飛距離を調整できるものとしては、図4に示されるノズル8が知られており、このノズル8は、液体を放出して散水する散水用ノズル9と、少なくとも先端部が散水用ノズル9の延長線上に位置するように前記散水用ノズル9の放出口近傍に設けられたピン部材10とを備えたものである。このノズル8は、前記散水用ノズル9から放出する液体を前記ピン部材10に衝突させ、散水する液体の水流を変化させて散水距離を変化させる構成である。
【0004】
さらに、回動しながら液体を散水でき、その散水パターンを変化できるものとして、側面に水導入口が開口された内筒と、この内筒の外周に回動可能に装着され一方ノズルおよび他方ノズルを備えたノズル本体と、このノズル体の一方ノズルからの液体の噴出圧力により回動捩りコイル発条の復原力にてノズル体を打撃しノズル体を円周方向に一定角度ずつ回転させるブレードとを備えたスプリンクラが知られている。このスプリンクラの内筒に設けられた水導入口は、一方ノズルが液体供給管と常時連通し、他方ノズルが前記液体供給管と断続的に連通するように形成され、他方ノズルと水導入口とが連通した際にのみ他方ノズルから液体が放出されて散水する構成である(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平9−248493号公報(第2−6頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した図3のノズルでは、一定の散水距離にて回動しながら散水し、反転機構にてノズル本体の回動方向を反転させて散水パターンを変更できるが、前記反転機構により前記ノズル本体の回動範囲が規制されるので、ノズル本体の回動範囲外への散水はできず、目的に応じて散水できない問題が考えられる。
【0006】
また、上述した図4のノズルでは、目的に応じて散水距離を調整して散水できるが、散水距離を調整するには、手動でピン部材の突出長さを調整するか、前記ピン部材の突出長さを調整する機構を設ける必要があるので、散水距離を容易に調整できず、散水パターンを容易に変化できない。
【0007】
さらに、特許文献1のスプリンクラは、内筒に形成された水導入口の形状により散水パターンが決まるので、散水パターンを容易に変化できない問題が考えられる。
【0008】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、散水パターンを容易に変化でき、目的に応じて散水できる回動式散水ノズルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載された回動式散水ノズルは、液体供給手段に接続された基部と、この基部に対して回動可能でありかつ前記基部の接続により前記液体供給手段に連通するノズル本体とを備え、前記ノズル本体は、前記液体供給手段から供給される液体を放出させて散水する散水用ノズルと、前記ノズル本体を回動させる回動機構と、前記散水用ノズルの散水状態を制御する制御用ノズルと、この制御用ノズルに設けられ前記液体供給手段から前記制御用ノズルへの液体の供給を前記ノズル本体の回動位置に応じて制御する弁体とを有するものである。
【0010】
請求項2に記載された回動式散水用ノズルは、請求項1に記載された回動式散水用ノズルにおいて、弁体は、この弁体を開閉制御するハンドル部材が設けられ、基部は、前記ハンドル部材に係合してこのハンドル部材を制御する制御部材が設けられたものである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載された発明によれば、散水用ノズルの散水状態を制御する制御用ノズルと、この制御用ノズルに設けられ液体供給手段から前記制御用ノズルへの液体の供給をノズル本体の回動位置に応じて制御する弁体とを有するので、散水パターンを容易に変化でき、目的に応じて散水できる。
【0012】
請求項2に記載された発明によれば、弁体には、この弁体を開閉制御するハンドル部材が設けられ、基部には、前記ハンドル部材を制御する制御部材が設けられているので、ノズル本体の回動により自動的に弁体を開閉制御でき、散水パターンをより容易に変化できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の一実施の形態の構成について図1または図2を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
図1に示される回動式散水ノズル11は、例えば、畑や公園、グラウンド等にて、回動しながら水や液体肥料等の液体を散水するものである。
【0015】
回動式散水ノズル11は、図示しない液体供給手段に接続された基部12と、この基部12に対して回動可能でありかつ基部12の接続により液体供給手段に連通するノズル本体13とを備えている。
【0016】
基部12は螺着部14を有し、この螺着部14を図示しない液体供給手段に螺着することにより、回動式散水ノズル11が設置される。
【0017】
ノズル本体13は、内部が空洞の中空部15を有し、この中空部15の外周面に基部12が回動可能に設けられている。また、この中空部15の下端部は開口されており、基部12が図示しない液体供給手段に接続されることにより、中空部15が図示しない液体供給手段に連通する。
【0018】
ノズル本体13には、中空部15に連通し、図示しない液体供給手段から供給される液体を放出して散水する散水用ノズル16が設けられている。
【0019】
この散水用ノズル16は、中空部15に一体的に形成された散水用ノズル基部17を有し、この散水用ノズル基部17に円筒部材18が接続されて構成される。
【0020】
散水用ノズル16の上部には、中空部15に連通する回動用ノズル21およびこの回動用ノズル21に対して回動可能なアーム部材22が設けられ、これら回動用ノズル21およびアーム部材22にて、ノズル本体13を基部12に対して回動させる回動機構23が構成される。
【0021】
回動用ノズル21は、中空部15に一体的に形成され、回動用ノズル21の側面には、側面から突出して設けられアーム部材22と接離自在な被打撃部24が形成されている。
【0022】
アーム部材22は、中空部15の上部に設けられた軸部25を支軸に回動可能に軸支されている。また、アーム部材22と軸部25とは、バネ部材26を介して軸支され、アーム部材22の回動には、バネ部材26により一方の回動方向とは反対方向の他方向へ作用する付勢力が発生する。さらに、アーム部材22は、腕部27を有し、この腕部27の先端には、回動用ノズル21から放出される液体が衝突する液体衝突部28が設けられている。そして、回動用ノズル21から放出された液体が、アーム部材22の液体衝突部28に衝突すると、アーム部材22がバネ部材26の付勢力に抗して一方向へ回動する。回動したアーム部材22は、バネ部材26の付勢力により、回動した一方向とは反対の他方向へ回動し、回動用ノズル21の被打撃部24を打撃する。この打撃によってノズル本体13が基部12に対して回動する。
【0023】
散水用ノズル16の下部には、中空部15に連通し、散水用ノズル16の散水状態を制御する制御用ノズル31が設けられている。
【0024】
この制御用ノズル31は、中空部15に一体的に形成された制御用ノズル基部32を有する。この制御用ノズル基部32には、図示しない液体供給手段から制御用ノズル31への液体の供給をノズル本体13の回動位置に応じて制御する弁体33が設けられ、さらに、この弁体33を介して円筒部材34が接続部材35にて制御用ノズル基部32に接続されている。この円筒部材34は、先端が散水用ノズル16の開口へ向かって折曲された形状であり、制御用ノズル31は、散水用ノズル16から放出される液体に向かって液体を放出して衝突させ、散水用ノズル16から放出される液体を拡散させる。
【0025】
弁体33は、制御用ノズル31を開閉し、制御用ノズル31への液体の供給を制御できるものであれば、例えば回動することにより制御用ノズル31を開閉制御できるボールバルブ等にて適宜選択できる。また、開閉させるだけでなく、開閉具合によって液体の供給量を制御できるものでもよい。
【0026】
弁体33には、弁体33とともにノズル本体13の円周方向に回動可能なハンドル部材36が設けられ、このハンドル部材36にて弁体33を開閉制御する。
【0027】
ハンドル部材36は、一方の腕部37と他方の腕部38とが一体形成された略L字形の形状であり、一方の腕部37にはローラ39が軸部40に軸支されている。また、このハンドル部材36と制御用ノズル31とは、バネ部材41を介して接続され、このバネ部材41によってハンドル部材36の回動に対して付勢力が発生する。
【0028】
基部12には、基部12に対するノズル本体13の回動により、ハンドル部材36に係合してハンドル部材36を制御する制御部材42が設けられている。この制御部材42は、ハンドル部材36に係合する第1部材43と、ハンドル部材36のローラと接触する第2部材44とを有する。
【0029】
図2の(a)ないし(d)は、基部12に対するノズル本体13の回動により、制御部材42がハンドル部材36を回動制御し、このハンドル部材36の回動により弁体33が開閉制御される様子を示している。
【0030】
図2(a)は、弁体33にて制御用ノズル31を閉塞した状態を示す。この状態では、図示しない液体供給手段から制御用ノズル31へ液体が供給されず、制御用ノズル31は液体を放出しないので、散水用ノズル16は制御用ノズル31に制御されずに散水している。
【0031】
次いで、図2(b)は回動機構によりノズル本体13が回動した状態を示し、制御部材42の第1部材43がハンドル部材36の他方の腕部38に係合している。この状態では、他方の腕部38と第1部材43とが係合しているが、バネ部材41の抗力によりハンドル部材36は回動されず、弁体33が制御用ノズル31を閉塞している。したがって、制御用ノズル31に液体が供給されないので、散水用ノズル16は制御用ノズル31に制御されずに散水する。
【0032】
図2(c)は、さらにノズル本体13が回動した状態を示し、ノズル本体13の回動位置が所定の位置を過ぎ、制御部材42がバネ部材41の付勢力に抗してハンドル部材36を回動し、弁体33が開放する。この状態では、図示しない液体供給手段から制御用ノズル31に液体が供給される。そして、散水用ノズル16から放出される液体に向かって制御用ノズル31にて液体が放出されるので、散水用ノズル16から放出される液体は拡散される。したがって、制御用ノズル31散水用ノズル16の散水状態が制御され、散水距離が短くなる。
【0033】
図2(d)は、さらにノズル本体13が回動した状態を示し、制御部材42の第2部材44が、ハンドル部材36のローラ39に接触している。この状態では、第2部材44がローラ39に接触しながらノズル本体13が回動するが、バネ部材(ハンドル)41の付勢力により、ハンドル部材36は回動せず、弁体33は開放したままである。したがって、制御用ノズル31にて散水用ノズル16の散水状態が制御され、散水距離が短くなっている。
【0034】
そして、ノズル本体13がさらに回動して所定の回動位置を過ぎると、制御部材42がバネ部材41の付勢力に抗してハンドル部材36を回動し、弁体33にて制御用ノズル31が閉塞され、再び図2(a)の状態になる。
【0035】
なお、上記の一実施の形態の構成では、回動機構23が散水用ノズル16の上部に設けられ、制御用ノズル31が散水用ノズル16の下部に設けられた構成としたが、回動機構23にてノズル本体13が回動し、制御用ノズル31にて散水用ノズル16の散水状態を制御できれば、散水用ノズル16、回動機構23、制御用ノズル31の構成は適宜設定できる。例えば、散水用ノズル16に弁体33を設け、ノズル本体13の回動位置に応じて弁体33の開閉具合を調整することにより散水用ノズル16の散水状態を制御する構成等でもよい。このような構成では、制御用ノズル31を設ける必要が無いので小型化し易い。また、水圧により散水用ノズル16を開閉制御する開閉弁体を介して制御用ノズル31を散水用ノズル16に接続する構成等でもよい。このような構成では、制御用ノズル31からの水圧にて開閉弁体を開閉させて散水用ノズル16を開閉制御するので、散水用ノズル16内で水流を制御でき、必要に応じて散水用ノズル16による液体の散水を完全に停止することができる。
【0036】
さらに、回動用ノズル21とアーム部材22とによって回動機構23を構成したが、回動機構23の構成はこのような構成に限定されず、ノズル本体13を回動できるのもであれば、例えば、モータ等の駆動手段を用いて回動させる構成等でもよい。
【0037】
また、散水用ノズル16は、ノズル基部12と円筒部材18とを有する構成にすることにより、用途に応じて円筒部材18を交換するだけで散水性能を変化できるので好ましいが、このような構成には限定されず、例えば、散水用ノズル基部17と円筒部材18とが一体的な構成等でもよい。
【0038】
さらに、制御用ノズル31は、制御用ノズル基部32と折曲形成された円筒部材34とを有する構成としたが、このような構成には限定されず、例えば、制御用ノズル基部32と円筒部材34とを一体的に形成する構成や、直線状の円筒部材34の先端に液体の放出方向を規制する手段を設ける構成等でもよい。
【0039】
また、ハンドル部材36および制御部材42を設けることにより、ノズル本体13の回動により自動的に弁体33を開閉制御できるので好ましいが、ハンドル部材36および制御部材42を設けない構成としてもよい。
【0040】
さらに、ハンドル部材36を一方の腕部37と他方の腕部38とが一体形成された略L字形の形状とし、一方の腕部37にローラ39を設け、このハンドル部材36が第1部材43と第2部材とを有する制御部材42により回動制御される構成としたが、ノズル本体13の回動により、制御部材42にてハンドル部材36を回動制御でき、このハンドル部材36の回動にて弁体33を開閉制御できる構成であれば、ハンドル部材36および制御部材42は上述の構成に限定されない。例えば、基部12に制御部材42としてカムを取付け、ハンドル部材36の一部が常にカムの外周面に接触するようにハンドル部材36設ける構成等としてもよい。このような構成では、カムの形状を変更することにより、制御用ノズル31の散水パターンを自在に変化できるので好ましい。
【0041】
また、制御用ノズル31とハンドル部材36とをバネ部材41を介して接続することにより、ハンドル部材36の回動にバネ部材41の抗力が付与されるので、ハンドル部材36が回動を明確にでき、弁体33を開閉制御し易くなるので好ましいが、バネ部材41を設けない構成としてもよい。
【0042】
次に、上記一実施の形態の作用および効果を説明する。
【0043】
回動式散水ノズル11は、例えば畑や公園、グラウンド等にて使用されるもので、基部12を図示しない液体供給手段に接続して設置し、この接続により図示しない液体供給手段とノズル本体13とが連通して、図示しない液体供給手段から散水用ノズル16に供給された液体を散水用ノズル16にて散水する。
【0044】
また、液体の散水する際に、図示しない液体供給手段からノズル本体13へ供給された液体は、回動用ノズル21にも供給される。そして、回動用ノズル21による液体の放出により、アーム部材22がバネ部材26の付勢力とは反対の一方向に回動する。一方向に回動したアーム部材22は、バネ部材26の付勢力にて一方向とは反対の他方向に回動して回動用ノズル21の被打撃部24を打撃する。このアーム部材22の打撃によりノズル本体13が基部12に対して回動し、回動式散水ノズル11は、ノズル本体13が回動しながら、散水用ノズル16にて散水する。
【0045】
さらに、液体供給手段からノズル本体13に供給された液体は、制御用ノズル31にも供給される。制御用ノズル31に供給された液体は、散水用ノズル16から放出される液体に向かって放出される。散水用ノズル16から放出される液体は、制御用ノズル31から放出された液体が衝突して拡散する。ここで、制御用ノズル31には、制御用ノズル31への液体の供給をノズル本体13の回動位置に応じて制御する弁体33が設けられているので、制御用ノズル31による液体の放出は、弁体33によって制御される。このように、回動式散水ノズル11は、ノズル本体13に制御用ノズル31と弁体33とを有するので、散水用ノズル16の散水状態を制御用ノズル31にて制御し、制御用ノズル31による液体の放出をノズル本体13の回動位置に応じて弁体33にて制御することにより、散水パターンを容易に変化できる。そして、回動式散水ノズル11の散水パターンを調整し、例えば、道路に面する畑等にて散水する場合において、ノズル本体13が回動して散水用ノズル16が道路側を向いた際には、制御用ノズル31による液体の放出にて散水用ノズル16が放出する液体を拡散させることにより、道路には散水せず、畑に向かってのみ散水でき、目的に応じて散水できる。
【0046】
また、制御用ノズル31へ供給される液体の供給量も制御できる弁体33を用いることにより、回動式散水ノズル11の散水パターンをより細かく多形状に変化できる。
【0047】
さらに、弁体33にハンドル部材36が設けられ、基部12に制御部材42が設けられているので、ノズル本体13が所定の回動位置まで回動すると、制御部材42とハンドル部材36とが係合し、制御部材42によってハンドル部材36が回動され、この回動に伴って弁体33を開閉できる。したがって、ノズル本体13の回動によって自動的に弁体33を開閉制御でき、散水パターンをより容易に変化できる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の回動式散水ノズルにおける一実施の形態を示す平面図である。
【図2】(a)ないし(d)は、同上回動式散水ノズルのノズル本体の回動による弁体の開閉状態を示す平面図である。
【図3】従来の散水に用いられていた反転式のノズルを示す平面図である。
【図4】従来の散水に用いられていた散水距離調整式のノズルを示す平面図である。
【符号の説明】
【0049】
11 回動式散水ノズル
12 基部
13 ノズル本体
16 散水用ノズル
23 回動機構
31 制御用ノズル
33 弁体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体供給手段に接続された基部と、
この基部に対して回動可能でありかつ前記基部の接続により前記液体供給手段に連通するノズル本体とを備え、
前記ノズル本体は、前記液体供給手段から供給される液体を放出させて散水する散水用ノズルと、前記ノズル本体を回動させる回動機構と、前記散水用ノズルの散水状態を制御する制御用ノズルと、この制御用ノズルに設けられ前記液体供給手段から前記制御用ノズルへの液体の供給を前記ノズル本体の回動位置に応じて制御する弁体とを有する
ことを特徴とした回動式散水ノズル。
【請求項2】
弁体は、この弁体を開閉制御するハンドル部材が設けられ、
基部は、前記ハンドル部材に係合してこのハンドル部材を制御する制御部材が設けられた
ことを特徴とした請求項1記載の回動式散水ノズル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−165967(P2009−165967A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−7301(P2008−7301)
【出願日】平成20年1月16日(2008.1.16)
【出願人】(391035669)株式会社イーエス・ウォーターネット (7)
【Fターム(参考)】