説明

回転装置

【課題】窪みまたは孔を有する回転対象を回転させながら高さ測定する際、浮き上がりを防止して、測定誤差を少なくできる装置を提供する。
【解決手段】窪みまたは孔を有する回転対象を回転させる装置において、前記回転対象の浮き上がりを防ぐために前記回転対象の窪みまたは孔の内側から外側に向かって把持する力を加える把持部と、前記把持部を下方向に押し下げる下降シリンダ部とにより、上方向から浮き上がりを規制する力を加えることを特徴とする回転装置を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、窪みまたは孔を有する回転対象を回転させる装置において、前記回転対象の浮き上がりを防ぐための機構を有する回転装置に関する。
【背景技術】
【0002】
軸受けの内輪や外輪などの筒状物の孔に垂直な2面間の距離を測定するには、例えば、図14に示すように、平板201の上に測定対象である筒状物202を孔が垂直方向になるように置き、筒状物の上に高さ測定器の測定子203を接触させて測定する。このとき、筒状物202が平板201から浮き上がらないように注意を払いながら、手で筒状物202を回転させながら測定すると、筒状物の高さを全周にわたって測定することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
図14において筒状物202を手で回転させるかわりに、自動にて回転できるように、例えば図15に示すように筒状物に駆動ローラ204とアイドルローラ205を接触させて駆動ローラ204をモータ206にて回転させることができる。しかしながら、測定子203にて測定する筒状物202の高さの精度が要求される際、ローラ204の回転による筒状物202の平板201からの浮き上がりが無視できず、測定誤差が生じる問題点があった。
すなわち本発明の目的は、図14及び図15における筒状物202のように、窪みまたは孔を有する回転対象を回転させながら高さ測定する際、浮き上がりを防止して、測定誤差を少なくできる装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の観点では、本発明は、窪みまたは孔を有する回転対象を回転させる装置であり、前記回転対象の窪みまたは孔の進行方向が上下方向となるように前記回転対象を置くためのステージと、前記回転対象の浮き上がりを防ぐために前記回転対象の上方向から浮き上がりを規制する力を加える浮き上がり規制機構を備える回転装置において、上記浮き上がり規制機構は、前記回転対象の窪みまたは孔の内側から外側に向かって把持する力を加える把持部と、前記把持部を下方向に押し下げる下降シリンダ部と、を含み、前記把持部は、前記回転対象を把持する部分の形状が下すぼみ形状であることを特徴とする回転装置を提供する。
上記第1の観点による回転装置では、例えば、図1に示す構成とすることができる。窪みまたは孔を有する回転対象101は、窪みまたは孔101aが窪みまたは孔の進行方向を上下方向とするようにステージ102に配置するものとする。このとき、101aが貫通した孔ではなく窪みであった場合は、101aの開口部を上方向とする。窪みまたは孔101aには、下降シリンダ部103の下部先端に取り付けられる把持部104が、下降シリンダ部103の下降動作により挿入される。下降シリンダ部103は、例えば、シリンダやボールネジ、平行なスライドレールを具備したスライダにより実現でき、その動力は油圧や空圧、電動、手動、バネやゴムの弾性力を用いることができる。把持部104は、例えば、内側から外側にチャック爪104aが広がることが可能な平行チャックとすることができる。把持部104は、下降シリンダ部103が、把持部104の下部端がステージ102に接触せず、窪みまたは孔101aに挿入された状態にてチャック爪104aを内側から外側に広げ、チャック爪104aを窪みまたは孔101aに接触させて、回転対象101を把持する。把持部104が回転対象101を把持した後、下降シリンダ部103は、ステージ102から回転対象101の浮き上がりを規制するために下方向に力を加える。これにより、例えば、回転対象101に接触する駆動ローラ105をモータ106により回転させると、回転対象101のステージ102からの浮き上がりを規制しながら回転対象101を回転させることができる。このとき、把持部104は、回転対象101に対して、チャック爪104aを下すぼみ形状とすることで、チャック爪104aを広げる動作により、同時に回転対象101を押し下げる動作を実現する。また、チャック爪104aは回転対象101に追従して回転することがのぞましく、例えば、把持部104が空回りに回転する構造や、下降シャフト部103が自由に空回りできる構造とすることで実現することができる。また、本発明の回転装置は、回転対象101において、窪みや孔101aを把持に用いるので、例えば、高さ測定器の測定子107を設置する自由度が高い。このため、例えば、測定子107を測定対象101の上部にあてて、回転対象101を回転させることで、測定子107の場所を固定したままで、回転対象107の全周にわたる高さを測定することができる。また、ステージ102は、測定対象を載置する表面を格子状に溝を目切りした形状とすることにより、ステージ102上に異物が残留することを減らし、高さ測定における測定誤差を減らすことができる。
【0005】
第2の観点では、本発明は、第1の観点による回転装置において、前記把持部が前記下降シリンダ部の下降方向を軸として回転することを特徴とする回転装置を提供する。
上記第2の観点による回転装置では、例えば図2または図3に示す構造とすることができる。図2では、図1における把持部104にベルト108をかけ、ベルト108をモータ106で駆動することにより、回転対象101を回転することができる。このとき、把持部104または下降シリンダ部103は自由に空転できる構造であることが望ましい。なお、ベルト108は、把持部104の代わりに下降シリンダ部103にかけることによっても本発明を実現できる。また、モータ106は下降シリンダ部103の下降動作に追従して下降することで本発明を容易に実現することができる。図3では、図1における下降シリンダ部103の上部にモータ106の駆動軸を接続することで、回転対象101を回転させることができる。この際、下降シリンダ部103は全体がモータ106の駆動により回転する構造とすることも可能であるが、下降シリンダ部103の下降軸103aのみが回転する構造とすることで本発明を容易に実現できる。本発明では、回転対象101を回転させるための機構をステージ102周辺から取り除くことができる利点がある。
【0006】
第3の観点では、本発明は、第1の観点による回転装置において、前記ステージが前記下降シリンダ部の下降方向を軸として回転することを特徴とする回転装置を提供する。
上記第3の観点による回転装置では、例えば、図4に示す構造とすることができる。ステージ102は、ベアリングにより回転自由に設置され、駆動ローラ105を介してモータ106の回転力を受けることにより、自動で回転することができる。このとき、把持部104は自由に回転可能な構造とすることが望ましい。また、ステージ102は、回転によりステージ表面の高さが変化しない構造とすることが望ましい。本発明では、シリンダ部103および把持部104周辺に回転機構を取り付けたくない場合に有効である。
【0007】
第4の観点では、本発明は、第1〜3のいずれかの観点による回転装置において、前記把持部は、前記把持部の前記回転対象の窪みまたは孔と接する部分に弾性体を配置することを特徴とする回転装置を提供する。
上記第4の観点による回転装置では、例えば図5〜8に示す構造とすることができる。図5は、把持部104をコレットチャック形状とし、チャック爪104aが、内挿軸104bの挿入により内側から外側に広がる形状としている。このとき、チャック爪104aの外周部に、ゴムやウレタンなどの弾性体から成るO−リング109を巻きつけている。なお、O−リング109がチャック爪104aから外れるのを防止するために、チャック爪104aにO−リング109のひっかかりとなる溝を設けることが有効である。このとき、O−リング109のひっかかりとなる溝を下すぼみ形状の断面にしておくことで、チャック爪104aが開いた際に、O−リングを下方向に押し下げる動作を実現でき、回転対象を効率よく下方向に押さえることができる。また、把持部104における測定対象の把持が弾性体を介して行われるため、測定対象とステージとの接触を、より面接触に近い状態になじませることができる。また、図6は、図5においてO−リング109をゴムやウレタンなどの弾性体からなる弾性体片110に置き換えて、チャック爪104aの周囲に貼り付けた例である。また、図7および図8は、図5および図6においてコレットチャックを平行チャックに変更した図である。図6〜8における効果は、図5と同様である。
【0008】
第5の観点では、本発明は、第1〜4のいずれかの観点による回転装置において、前記把持部は、前記下降シリンダ部が下降する力を、弾性体を介して伝達することを特徴とする回転装置を提供する。
上記第5の観点による回転装置では、例えば図9に示す構造とすることができる。図9は、図2において下降シリンダ部103と把持部104との間に弾性体111を配置し、把持部104回転軸に首振りができる余裕をもたせている。これにより、測定対象101とステージ102との接触を、より面接触に近い状態になじませることができる。ここで、弾性体111は、ゴムやウレタンのような伸縮性のある樹脂や、バネを用いることができ、伸縮性のある樹脂とバネとの組み合わせや、複数個の伸縮性のある樹脂やバネの組み合わせであって良い。また、図9においてモータ106の回転力は把持部104に伝達するとは限らず、図3や図4に示すように、下降シリンダ部103やステージ102に伝達するものであっても良い。
【0009】
第6の観点では、本発明は、第1〜5のいずれかの観点による回転装置において、前記把持部は、把持機構に平行チャックを用いることを特徴とする回転装置を提供する。
上記第6の観点による回転装置では、把持部の把持機構が油圧、空圧、電動や機械的により、内側から外側に開く構造を持つチャックを用いる。これらの平行チャックは様々な構造のものが流通しており、例えば図1に図示しているような形状などのどれか一つに限定するものではない。
【0010】
第7の観点では、本発明は、第1〜5のいずれかの観点による回転装置において、前記把持部は、把持機構にコレットチャックを用いることを特徴とする回転装置を提供する。
上記第7の観点による回転装置では、内側がテーパー状にくりぬかれて、割りを入れることにより広がることが可能な構造のチャック爪を、先端がテーパー形状のシャフトを内挿することにより広げる、いわゆるコレットチャックを用いる。コレットチャックの形状は、例えば図5に示す帽子形に限定されず、円筒形など、様々な形状であって良い。
【0011】
第8の観点では、本発明は、第1〜5のいずれかの観点による回転装置において、前記把持部は、コレットチャックの内挿軸の形状をテーパー部からボール形状に変更したチャックであることを特徴とする回転装置を提供する。
上記第8の観点による回転装置では、例えば、図10に示す把持部104を用いることで実現することができる。図10は、図5で示すコレットチャックの内挿軸104bを、先端がテーパー形状のものから先端が球状のものに変更した図である。これにより、チャック爪104aを首振り可能な構造とした場合に、内挿軸の形状による首振りの規制を緩和することができる。これにより、測定対象とステージとの接触を、より面接触に近い状態になじませることができる。
【0012】
第9の観点では、本発明は、第1〜8のいずれかの観点による回転装置において、前記下降シリンダ部の下降する力を伝達する梃子と該梃子により動作するピストン部とを備え、上記梃子は、前記下降シリンダ部に支点を有し、前記下降シリンダ部と下降の際に相対する構造体に力点を有し、上記ピストン部に作用点を有し、上記ピストン部の変位により前記把持部の把持機構が動作することを特徴とする回転装置を提供する。
上記第9の観点による回転装置では、例えば、図11に示す構造とすることができる。図中の符号は図1〜図10と共通である。図11において、下降シリンダ部103は、下降軸103aをベアリング103bにて回転可能に受けており、スライダ103cにて上下に移動可能に設置されている。下降シリンダ部103には梃子112の支点112aが設けられており、下降シリンダ部103がスライダ103cに沿って下降する際に、梃子112が動作する構造となっている。下降シリンダ部103が下降して、梃子112の一端が、ステージ102に固定されたストッパ113に当たると、ストッパ113に当たった点が梃子112の力点となり、梃子112がコレットチャックの内挿軸104bと接している点が作用点となり、コレットチャックの内挿軸104bを下方向に押し下げる。これにより、コレット爪104aが開き、回転対象の孔101aを把持することができる。そして、下降シリンダ部103において下方向に押さえる力をさらに加えながら、モータ106を回転させることにより、回転対象101がステージ102から浮き上がるのを規制しながら回転対象101を回転させることができる。ここで、内挿軸104bは本発明で記述するピストン部のことであり、把持部104が平行チャックである場合には、平行チャックを開くための動力を伝えるシャフトや、油圧や空圧や電気回路からなる平行チャックを開くための制御動作として用いることができる。また、下降シリンダ部103が必要以上に下降することは好ましくないため、下降シリンダ部103に下降ストッパ103dを設けることが望ましい。また、下降ストッパ103dおよび梃子112が接触するストッパ113は、調整ネジを設けるなどして、停止位置を調整できる構造とすることが有効である。また、内挿軸すなわちピストン部104bは、圧縮バネなどの弾性体を用いて、上方向に自動的に持ち上がろうとする力を加えることが望ましい。本発明により、下降シリンダ部の下降動作を利用して、把持部104の把持力や把持するタイミングの取得が可能となり、装置の省力化を実現することができる。
【0013】
第10の観点では、本発明は、第1〜9のいずれかの観点による回転装置において、前記回転対象の形状を測定するセンサを備えることを特徴とする回転装置を提供する。
上記第10の観点による回転装置では、例えば図1に示すように、形状測定センサとして接触式の高さ測定器を備えることで回転対象の高さを測定する測定装置として使用することができる。また、高さに限らず、回転対象の表面粗さを測定する表面粗さ測定器を備えることで表面粗さ測定も可能となる。なお、接触式のセンサに限らず、レーザーを照射して反射光を解析する光学式のセンサによって回転対象の形状を測定することもできる。
【0014】
第11の観点では、本発明は、第1〜9のいずれかの観点による回転装置において、磁界を発生する発磁体を前記回転対象の形状を測定するための測定子の動きに連動させ、磁界を電気信号に変換する磁気センサによる前記発磁体の動きの検出により前記回転対象の形状を測定することを特徴とする回転装置を提供する。
上記第11の観点による回転装置では、例えば、株式会社マコメ研究所の高精度磁気センサHシリーズを用いて、図12のように実現することができる。図12において符号は図11と共通である。回転対象101の高さを測定する測定子114が、上下にスライド可能なスライダ115の摺動部分にアームを介して固定されている。測定子114は、回転対象101aの形状に沿ってスライダ115の摺動部分と、摺動部分に取り付けられた発磁体116とともに上下する。スライダ115のレール部分は、図中ではステージ102に固定されるが、下降シリンダ部103に固定しても良い。磁気センサ117は、スライダ115のレール部分の固定先と同じ部品に固定され、発磁体116の磁界を検出して磁界の大きさに応じた電気信号に変換して、予め調べておいたセンサ特性の基準曲線との比較により変位値を取得する。なお、磁気センサに株式会社マコメ研究所の高精度磁気センサHシリーズを用いた場合は、センサ感度が0.1μmオーダーにて検出可能なため、接触式センサの物理的限界まで測定できる。また、磁気センサは変位の検出部分が非接触であるため、回転対象と接触する測定子の磨耗以外は、半永久的に高精度の性能を維持できる利点がある。
【発明の効果】
【0015】
本発明の回転装置を用いれば、回転対象の浮き上がりを規制して回転対象を回転させることができるため、回転対象の高さなどの形状を全周にわたり、測定誤差を減らして測定することができる。また、高精度な磁気センサを形状測定の感知部分として用いる場合、長寿命で高精度な測定ができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は本発明の第1の観点による回転装置の概略を示した図である。
【図2】図2は本発明の第2の観点による回転装置の概略を示した図である。
【図3】図3は本発明の第2の観点による回転装置の概略を示した図である。
【図4】図4は本発明の第3の観点による回転装置の概略を示した図である。
【図5】図5は本発明の第4の観点による回転装置の概略を示した図である。
【図6】図6は本発明の第4の観点による回転装置の概略を示した図である。
【図7】図7は本発明の第4の観点による回転装置の概略を示した図である。
【図8】図8は本発明の第4の観点による回転装置の概略を示した図である。
【図9】図9は本発明の第5の観点による回転装置の概略を示した図である。
【図10】図10は本発明の第8の観点による回転装置の概略を示した図である。
【図11】図11は本発明の第9の観点による回転装置の概略を示した図である。
【図12】図12は本発明の第11の観点による回転装置の概略を示した図である。
【図13】図13は本発明の実施例1にて実施した回転装置の外観写真である。
【図14】図14は本発明の従来技術の例を示した図である。
【図15】図15は本発明の従来技術の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
発明を実施するための形態として、本発明の第9の観点による回転装置を実施した例を実施例1に示す。
【実施例1】
【0018】
図13に、実施例1として本発明の第9の観点による回転装置を実施した回転装置の外観写真を示す。図中の符号は図11と共通である。
【符号の説明】
【0019】
101 窪みまたは孔を有する回転対象
101a 窪みまたは孔
102 ステージ
103 下降シリンダ部
103a 下降軸
103b ベアリング
103c スライダ
103d 下降ストッパ
104 把持部
104a チャック爪
104b 内挿軸
105 駆動ローラ
106 モータ
107 高さ測定器の測定子
108 ベルト
109 O−リング
110 弾性体片
111 弾性体
112 梃子
112a 支点
113 ストッパ
114 測定子
115 スライダ
116 発磁体
117 磁気センサ
201 平板
202 測定対象である筒状物
203 高さ測定器の測定子
204 駆動ローラ
205 アイドルローラ
206 モータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
窪みまたは孔を有する回転対象を回転させる装置であり、前記回転対象の窪みまたは孔の進行方向が上下方向となるように前記回転対象を置くためのステージと、前記回転対象の浮き上がりを防ぐために前記回転対象の上方向から浮き上がりを規制する力を加える浮き上がり規制機構を備える回転装置において、
上記浮き上がり規制機構は、
前記回転対象の窪みまたは孔の内側から外側に向かって把持する力を加える把持部と、
前記把持部を下方向に押し下げる下降シリンダ部と、
を含み、
前記把持部は、前記回転対象を把持する部分の形状が下すぼみ形状であることを特徴とする回転装置。
【請求項2】
請求項1に記載の回転装置において、前記把持部が前記下降シリンダ部の下降方向を軸として回転することを特徴とする回転装置。
【請求項3】
請求項1に記載の回転装置において、前記ステージが前記下降シリンダ部の下降方向を軸として回転することを特徴とする回転装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載の回転装置において、前記把持部は、前記把持部の前記回転対象の窪みまたは孔と接する部分に弾性体を配置することを特徴とする回転装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載の回転装置において、前記把持部は、前記下降シリンダ部が下降する力を、弾性体を介して伝達することを特徴とする回転装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載の回転装置において、前記把持部は、把持機構に平行チャックを用いることを特徴とする回転装置。
【請求項7】
請求項1〜5のいずれかに記載の回転装置において、前記把持部は、把持機構にコレットチャックを用いることを特徴とする回転装置。
【請求項8】
請求項1〜5のいずれかに記載の回転装置において、前記把持部は、コレットチャックの内挿軸の形状をテーパー部からボール形状に変更したチャックであることを特徴とする回転装置。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれかに記載の回転装置において、
前記下降シリンダ部の下降する力を伝達する梃子と該梃子により動作するピストン部とを備え、
上記梃子は、前記下降シリンダ部に支点を有し、前記下降シリンダ部と下降の際に相対する構造体に力点を有し、上記ピストン部に作用点を有し、
上記ピストン部の変位により前記把持部の把持機構が動作することを特徴とする回転装置。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれかに記載の回転装置において、前記回転対象の形状を測定するセンサを備えることを特徴とする回転装置。
【請求項11】
請求項1〜9のいずれかに記載の回転装置において、磁界を発生する発磁体を前記回転対象の形状を測定するための測定子の動きに連動させ、磁界を電気信号に変換する磁気センサによる前記発磁体の動きの検出により前記回転対象の形状を測定することを特徴とする回転装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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