説明

回転角度検出装置

【課題】主に自動車のステアリングの回転角度検出等に用いられる回転角度検出装置に関し、簡易な構成で組立ても行い易く、回転角度の確実な検出が可能なものを提供することを目的とする。
【解決手段】ステアリングに連動して回転する回転体21に、モータ15との連結手段としての平歯車部21Bを形成することによって、回転体21にモータ15連結用の連結手段が一体に形成され、別部品を用いることなくモータ15の力をステアリング軸に伝達できるため、簡易な構成で組立ても行い易く、回転角度の確実な検出が可能な回転角度検出装置を得ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に自動車のステアリングの回転角度検出等に用いられる回転角度検出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、自動車の高機能化が進むなか、様々な回転角度検出装置によってステアリングの回転角度を検出し、これを用いて車両のパワーステアリング装置やブレーキ装置等の各種制御を行うものが増えている。
【0003】
このような従来の回転角度検出装置について、図5及び図6を用いて説明する。
【0004】
図5は従来の回転角度検出装置の斜視図であり、同図において、1は回転体で、側面外周には平歯車部1Aが形成されると共に、中央部には貫通孔が設けられている。
【0005】
そして、2は側面外周に平歯車部2Aが形成された第一の検出体、3は側面外周に平歯車部2Aとは歯数の異なる平歯車部3Aが形成された第二の検出体で、第一の検出体2の平歯車部2Aと第二の検出体3の平歯車部3Aが、回転体1の平歯車部1Aに各々噛合している。
【0006】
また、4は第一及び第二の検出体2、3の上方にほぼ平行に配置された配線基板で、上下面に複数の配線パターン(図示せず)が形成されると共に、第一の検出体2の中央に装着された磁石5Aと、第二の検出体3の中央に装着された磁石6Aとの対向面には、磁気検出素子5Bと6Bが各々装着されている。
【0007】
そして、このように対向した磁石5Aと磁気検出素子5Bによって第一の検出手段5が、同じく磁石6Aと磁気検出素子6Bによって第二の検出手段6が各々形成されると共に、配線基板4にはマイコン等の電子部品によって、磁気検出素子5Bや6Bに接続された制御手段7が形成されている。
【0008】
さらに、これら回転体1や第一の検出体2、第二の検出体3、配線基板4等を、絶縁樹脂製のケースやカバー(図示せず)等が覆って、回転角度検出装置10が構成されている。
【0009】
また、図6はこのような回転角度検出装置10を用いたパワーステアリング装置の斜視図であり、同図において、11はステアリングホイール、12はステアリング軸で、ステアリング軸12上端にステアリングホイール11が固着されると共に、この下方にはステアリング軸12が回転体1の中央部に挿通して固着された、回転角度検出装置10が装着されている。
【0010】
さらに、13は側面外周に平歯車部13Aが形成された回動体、14は外周にウォーム歯車部14Aが形成された駆動体、15はモータで、回動体13の中央部がステアリング軸12下方に固着されると共に、モータ15の回転軸に固着された駆動体14のウォーム歯車部14Aが平歯車部13Aに噛合し、回動体13がモータ15に連結されてパワーステアリング装置が構成されている。
【0011】
そして、このようなパワーステアリング装置が、回転角度検出装置10の制御手段7やモータ15がコネクタやリード線(図示せず)等を介して、自動車の電子回路(図示せず)に接続されると共に、ステアリングホイール11が運転席前方に配置されて、自動車に装着される。
【0012】
以上の構成において、ステアリングホイール11を回転すると、ステアリング軸12に固着された回転体1が回転し、これに連動して第一の検出体2と第二の検出体3が各々回転するため、これらの中央に装着された磁石5A、6Aも回転し、この磁石5A、6Aの変化する磁力を磁気検出素子5B、6Bが検出して、増減を繰返す正弦波や余弦波、または略鋸歯状の検出信号が制御手段7へ入力される。
【0013】
なお、この時、第一の検出体2と第二の検出体3は歯数が異なり回転速度も異なるため、磁気検出素子5Bと6Bからのデータ波形は、形状が異なり位相差のある検出信号となる。
【0014】
そして、この第一の検出体2と第二の検出体3からの二つの異なる検出信号と各々の歯数から、制御手段7が所定の演算を行って、回転体1すなわちステアリング軸12の回転方向と回転角度を検出し、これが自動車本体の電子回路へ出力されて、電子回路がこのステアリングの回転角度や回転トルク、あるいは車体の各部に装着された速度センサ等からの様々なデータを演算し、パワーステアリング装置やブレーキ装置等の車両の様々な制御が行われる。
【0015】
つまり、例えば、車両が走行中の場合には、モータ15を停止してパワーステアリング装置を利かせず、ステアリングホイール11をある程度重い力で操作するようにすると共に、車両が停車中の場合には、ステアリング軸12の回転方向に合わせてモータ15を起動し、駆動体14によって回動体13、すなわちステアリング軸12を回転して、軽い力でもステアリングホイール11の大きな回転角度の操作が行えるように構成されているものであった。
【0016】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【特許文献1】特開2005−3625号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
しかしながら、上記従来の回転角度検出装置においては、車両の組立て時に、ステアリングホイール11下方のステアリング軸12に、回転角度検出装置10の回転体1の中央部を固着することに加え、さらにこの下方に、駆動体14を介してモータ15に連結された回動体13を固着する必要があるため、構成部品数が多くなると共に、組立てにも手間がかかってしまうという課題があった。
【0018】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、簡易な構成で組立ても行い易く、回転角度の確実な検出が可能な回転角度検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0019】
上記目的を達成するために本発明は、ステアリングに連動して回転する回転体に、モータとの連結手段を形成して回転角度検出装置を構成したものであり、回転体にモータ連結用の連結手段が一体に形成され、これによって別部品を用いることなくモータの力をステアリング軸に伝達できるため、構成部品数が少なくなり、簡易な構成で組立ても行い易く、回転角度の確実な検出が可能な回転角度検出装置を得ることができるという作用を有するものである。
【発明の効果】
【0020】
以上のように本発明によれば、簡易な構成で組立ても行い易く、回転角度の確実な検出が可能な回転角度検出装置を実現できるという有利な効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図4を用いて説明する。
【0022】
なお、背景技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
【0023】
(実施の形態1)
実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1記載の発明について説明する。
【0024】
図1は本発明の第1の実施の形態による回転角度検出装置の斜視図であり、同図において、21は絶縁樹脂または金属製の回転体で、側面外周には平歯車部21Aと、この下方にやや外形の大きな連結手段としての平歯車部21Bが重ねて形成されると共に、中央部には貫通孔が設けられている。
【0025】
そして、22は絶縁樹脂または金属製の第一の検出体、23は同じく第二の検出体で、第一の検出体22側面外周の平歯車部22Aが回転体21の平歯車部21Aに噛合すると共に、第二の検出体23側面外周の平歯車部22Aとは歯数の異なる平歯車部23Aが、第一の検出体22の平歯車部22Aに噛合している。
【0026】
なお、これらの歯車の直径及び歯数は、回転体21が最も大きく、第一の検出体22、第二の検出体23の順に小さくなっており、例えば、回転体21の歯数が48、第一の検出体22の歯数が32、第二の検出体23の歯数が28となっている。
【0027】
また、24は第一及び第二の検出体22、23の上方にほぼ平行に配置された配線基板で、上下面に複数の配線パターン(図示せず)が形成されると共に、第一の検出体22の中央にインサート成形等により装着された磁石5Aと、第二の検出体23の中央に装着された磁石6Aとの対向面には、AMR(異方性磁気抵抗)素子等の磁気検出素子5Bと6Bが各々装着されている。
【0028】
そして、このように対向した磁石5Aと磁気検出素子5Bによって第一の検出手段5が、同じく磁石6Aと磁気検出素子6Bによって第二の検出手段6が各々形成されると共に、配線基板24にはマイコン等の電子部品によって、磁気検出素子5Bや6Bに接続された制御手段27が形成されている。
【0029】
さらに、これら回転体21や第一の検出体22、第二の検出体23、配線基板24等を、絶縁樹脂製のケースやカバー(図示せず)等が覆って、回転角度検出装置30が構成されている。
【0030】
また、図2はこのような回転角度検出装置30を用いたパワーステアリング装置の斜視図であり、同図において、11はステアリングホイール、12はステアリング軸で、ステアリング軸12上端にステアリングホイール11が固着されると共に、この下方にはステアリング軸12が回転体21の中央部に挿通して固着された、回転角度検出装置30が装着されている。
【0031】
さらに、14は外周にウォーム歯車部14Aが形成された駆動体、15はモータで、モータ15の回転軸に固着された駆動体14のウォーム歯車部14Aが平歯車部21Bに噛合し、回転体21がこの連結手段としての平歯車部21Bによって、モータ15に連結されてパワーステアリング装置が構成されている。
【0032】
そして、このようなパワーステアリング装置が、回転角度検出装置30の制御手段27やモータ15がコネクタやリード線(図示せず)等を介して、自動車の電子回路(図示せず)に接続されると共に、ステアリングホイール11が運転席前方に配置されて、自動車に装着される。
【0033】
以上の構成において、ステアリングホイール11を回転すると、ステアリング軸12に固着された回転体21が回転し、これに連動して第一の検出体22と第二の検出体23が各々回転するため、これらの中央に装着された磁石5A、6Aも回転し、この磁石5A、6Aの変化する磁力を磁気検出素子5B、6Bが検出して、増減を繰返す正弦波や余弦波、または略鋸歯状の検出信号が制御手段27へ入力される。
【0034】
なお、この時、第一の検出体22と第二の検出体23は歯数が異なり回転速度も異なるため、磁気検出素子5Bと6Bからのデータ波形は、形状が異なり位相差のある検出信号となる。
【0035】
そして、この第一の検出体22と第二の検出体23からの二つの異なる検出信号と各々の歯数から、制御手段27が所定の演算を行って、回転体21すなわちステアリング軸12の回転方向と回転角度を検出し、これが自動車本体の電子回路へ出力されて、電子回路がこのステアリングの回転角度や回転トルク、あるいは車体の各部に装着された速度センサ等からの様々なデータを演算し、パワーステアリング装置やブレーキ装置等の車両の様々な制御が行われる。
【0036】
つまり、例えば、車両が走行中の場合には、モータ15を停止してパワーステアリング装置を利かせず、ステアリングホイール11をある程度重い力で操作するようにすると共に、車両が停車中の場合には、ステアリング軸12の回転方向に合わせてモータ15を起動し、駆動体14によって平歯車部21Bを介して回転体21、すなわちステアリング軸12を回転して、軽い力でもステアリングホイール11の大きな回転角度の操作が行えるように構成されている。
【0037】
そして、このように軽い力でステアリングホイール11を回転操作するためのモータ15の力が、駆動体14のウォーム歯車部14Aから、回転角度検出装置30の回転体21に形成された、連結手段としての平歯車部21Bによって伝わるようにパワーステアリング装置が形成されているため、簡易な構成で、回転角度の確実な検出が行えるようになっている。
【0038】
すなわち、中央部がステアリング軸12に固着された回転体21に、モータ15との連結手段としての平歯車部21Bを一体に形成することによって、ステアリング軸12下方に回動体等の別部品を用いることなく、モータ15の力をステアリング軸12に伝えることができるため、構成部品数が少なくなり、簡易な構成で組立ても容易に行うことが可能なように構成されている。
【0039】
このように本実施の形態によれば、ステアリングに連動して回転する回転体21に、平歯車部21Aに加え、モータ15との連結手段としての平歯車部21Bを重ねて形成することによって、回転体21にモータ15連結用の連結手段が一体に形成され、別部品を用いることなくモータ15の力をステアリング軸12に伝達できるため、簡易な構成で組立ても行い易く、回転角度の確実な検出が可能な回転角度検出装置を得ることができるものである。
【0040】
(実施の形態2)
実施の形態2を用いて、本発明の他の実施の形態について説明する。
【0041】
なお、実施の形態1の構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0042】
図3は本発明の第2の実施の形態による回転角度検出装置の斜視図であり、同図において、31は絶縁樹脂または金属製の回転体で、側面外周には連結手段としての平歯車部31Bが設けられると共に、この上面には歯車が上方に向けて形成された平歯車部31Aが重ねて設けられている。
【0043】
そして、22は絶縁樹脂または金属製の第一の検出体、23は同じく第二の検出体で、第一の検出体22側面外周の平歯車部22Aが回転体31の平歯車部31Aに噛合すると共に、第二の検出体23側面外周の平歯車部22Aとは歯数の異なる平歯車部23Aが、第一の検出体22の平歯車部22Aに噛合している。
【0044】
つまり、本実施の形態においては、回転体31の上方に第一の検出体22と第二の検出体23が重なって、各々の平歯車部が噛合した構成となっており、上下面に複数の配線パターン(図示せず)が形成された配線基板24は、第一及び第二の検出体22、23の側方にほぼ平行に配置されている。
【0045】
なお、この配線基板24の、第一の検出体22の中央に装着された磁石5Aと、第二の検出体23の中央に装着された磁石6Aとの対向面に、AMR(異方性磁気抵抗)素子等の磁気検出素子5Bと6Bが各々装着され、この対向した磁石5Aと磁気検出素子5Bによって第一の検出手段5が、同じく磁石6Aと磁気検出素子6Bによって第二の検出手段6が各々形成されていることは、実施の形態1の場合と同様である。
【0046】
そして、配線基板24にはマイコン等の電子部品によって、磁気検出素子5Bや6Bに接続された制御手段27が形成されると共に、これら回転体31や第一の検出体22、第二の検出体23、配線基板24等を、絶縁樹脂製のケースやカバー(図示せず)等が覆って、回転角度検出装置40が構成されている。
【0047】
また、図4はこのような回転角度検出装置40を用いたパワーステアリング装置の斜視図であり、同図において、ステアリング軸12上端にステアリングホイール11が固着されていることや、この下方にステアリング軸12が回転体31の中央部に挿通して固着された、回転角度検出装置40が装着されていることは、実施の形態1の場合と同様である。
【0048】
そして、モータ15の回転軸に固着された駆動体14のウォーム歯車部14Aが平歯車部31Bに噛合し、回転体31がこの連結手段としての平歯車部31Bによって、モータ15に連結されてパワーステアリング装置が構成されている。
【0049】
以上の構成において、ステアリングホイール11を回転すると、ステアリング軸12に固着された回転体31、及びこれに連動して第一の検出体22と第二の検出体23が各々回転し、磁石5A、6Aの変化する磁力を磁気検出素子5B、6Bが検出して、これらの異なる検出信号と各々の歯数から、制御手段27が回転体31、すなわちステアリング軸12の回転方向と回転角度を検出することは、実施の形態1の場合と同様である。
【0050】
そして、これが自動車本体の電子回路へ出力されて、電子回路がこの回転角度や回転トルク、あるいは車体の各部のセンサ等からの様々なデータを演算し、パワーステアリング装置やブレーキ装置等の車両の様々な制御、例えば、車両が停車中の場合には、ステアリング軸12の回転方向に合わせてモータ15を起動し、駆動体14によって平歯車部31Bを介して回転体31、すなわちステアリング軸12を回転して、軽い力でもステアリングホイール11の大きな回転角度の操作が行われるように構成されている。
【0051】
また、このように軽い力でステアリングホイール11を回転操作するためのモータ15の力を、駆動体14のウォーム歯車部14Aから、回転角度検出装置40の回転体31に形成された、連結手段としての平歯車部31Bに伝えることによって、回動体等の別部品を用いることなく、簡易な構成で組立ても行い易く、回転角度の確実な検出が行えるようになっている。
【0052】
このように、回転体31の上方に第一の検出体22と第二の検出体23を重ね、各々の平歯車部を噛合させた本実施の形態においても、ステアリングに連動して回転する回転体31に、平歯車部31Aに加え、モータ15との連結手段としての平歯車部31Bを重ねて形成することによって、回転体31にモータ15連結用の連結手段が一体に形成され、別部品を用いることなくモータ15の力をステアリング軸12に伝達できるため、構成部品数が少なくなり、簡易な構成で組立ても行い易く、回転角度の確実な検出が可能な回転角度検出装置を得ることができるものである。
【0053】
さらに、本実施の形態においては、回転体31の上方に第一の検出体22と第二の検出体23を重ねて噛合させることによって、第一の検出体22や第二の検出体23をステアリング軸12に沿って配置できるため、外周方向の寸法を小さく形成することが可能となり、パワーステアリング装置全体の小型化を図ることもできる。
【0054】
なお、以上の説明では、回転体21や31に、第一の検出体22と噛合する平歯車部21Aや31Aとは別に、連結手段としての平歯車部21Bや31Bを形成した構成について説明したが、平歯車部21Aや31Aを駆動体14のウォーム歯車部14Aに噛合させ、これらを連結手段として用いる構成としても、本発明の実施は可能である。
【0055】
また、以上の説明では、回転体21や31に第一の検出体22が噛合し、この第一の検出体22に第二の検出体23が噛合した構成について説明したが、背景技術の項で説明したような、回転体21や31に第一の検出体22と第二の検出体23の両方を噛合させた構成のものや、あるいは、二つではなく一つの検出体を回転体21や31に噛合させた構成のものとしても、本発明の実施は可能である。
【0056】
さらに、回転体21や31、第一の検出体22、第二の検出体23の外周に各々平歯車部を形成し、これらが噛合して互いに連動して回転する構成について説明したが、平歯車部以外にも傘歯車等、他の形状の歯車を用いた構成や、あるいは歯車に代えて、回転を伝達できる凹凸部や高摩擦部などを回転体や各検出体の外周に形成し、これによって互いに連動して回転する構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明による回転角度検出装置は、簡易な構成で組立ても行い易く、回転角度の確実な検出が可能なものが得られ、主に自動車のステアリングの回転角度検出等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の第1の実施の形態による回転角度検出装置の斜視図
【図2】同パワーステアリング装置の斜視図
【図3】本発明の第2の実施の形態による回転角度検出装置の斜視図
【図4】同パワーステアリング装置の斜視図
【図5】従来の回転角度検出装置の斜視図
【図6】同パワーステアリング装置の斜視図
【符号の説明】
【0059】
5 第一の検出手段
6 第二の検出手段
5A、6A 磁石
5B、6B 磁気検出素子
11 ステアリングホイール
12 ステアリング軸
14 駆動体
14A ウォーム歯車部
15 モータ
21、31 回転体
21A、31A 平歯車部
21B、31B 平歯車部
22 第一の検出体
22A 平歯車部
23 第二の検出体
23A 平歯車部
24 配線基板
27 制御手段
30、40 回転角度検出装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステアリングに連動して回転する回転体と、この回転体に連動して回転する検出体と、この検出体の回転を検出する検出手段と、この検出手段からの検出信号により上記回転体の回転角度を検出する制御手段からなり、上記回転体にモータとの連結手段を形成した回転角度検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−112848(P2010−112848A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−286075(P2008−286075)
【出願日】平成20年11月7日(2008.11.7)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】