説明

圧縮機用摺動部材

【課題】アルミニウムを主成分とする材料からなる基材と、この基材の表面に無電解めっき法によって形成され、ニッケルを主成分とし、リンを含む摺動層とを有する圧縮機用摺動部材において、摺動層をより優れた密着性及び耐割れ性を発揮可能なものとする。そして、この圧縮機用摺動部材により、圧縮機の耐久性をより高める。
【解決手段】本発明のシュー21は、基材21aと、この基材21aの表面に無電解めっき法によって形成された摺動層21bとからなる。基材21aはアルミニウムを主成分とする材料からなる。摺動層21bは、ニッケルを主成分とし、リンを含むとともに、インジウム及びタリウムの少なくとも1種を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は圧縮機用摺動部材に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の圧縮機用摺動部材が開示されている。この圧縮機用摺動部材は、アルミニウムを主成分とする材料からなる基材と、この基材の表面に無電解めっき法によって形成され、ニッケル(Ni)を主成分とし、リン(P)を含む摺動層とを有している。
【0003】
この圧縮機用摺動部材は斜板式圧縮機のシュー等に具体化され得る。例えば、斜板式圧縮機のシューは略半球状をしており、その半球面がピストンの受け座との間で優れた摺動性を発揮するとともに、略平面が斜板の前後の面との間で優れた摺動性を発揮する。
【0004】
【特許文献1】特開2003−161259号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、圧縮機用摺動部材には、圧縮機が高速で駆動され得る関係上、大きな荷重がせん断方向及び垂直方向に作用し得る。そして、圧縮機をより高速で駆動する等、圧縮機の使用環境は近年ますます厳しくなってきている。このため、上記圧縮機用摺動部材には、摺動層が従来にも増して優れた密着性及び耐割れ性を発揮することが求められている。
【0006】
すなわち、圧縮機用摺動部材の摺動層に対し、大きな荷重がせん断方向に作用すれば、摺動層は基材から剥離され易い。基材がアルミニウムを主成分とする材料からなる場合には、基材の変形による摺動層の追従性も考慮する必要もある。このため、摺動層には優れた密着性が要求される。また、摩耗粉等の異物が相手材との間に介在した場合には、摺動層に局部的に大きな荷重が垂直方向に作用し、摺動層に割れを生じるおそれもある。このため、摺動層には優れた耐割れ性も要求される。
【0007】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、アルミニウムを主成分とする材料からなる基材と、この基材の表面に無電解めっき法によって形成され、ニッケルを主成分とし、リンを含む摺動層とを有する圧縮機用摺動部材において、摺動層をより優れた密着性及び耐割れ性を発揮可能なものとすることを解決すべき課題としている。そして、この圧縮機用摺動部材により、圧縮機の耐久性をより高めることも解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
発明者らは、上記課題解決のために鋭意研究を行い、上記摺動層の密着性及び耐割れ性の向上のためには、その摺動層がインジウム及びタリウムの少なくとも1種を含むことが必要であることを発見し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
すなわち、本発明の圧縮機用摺動部材は、アルミニウムを主成分とする材料からなる基材と、該基材の表面に無電解めっき法によって形成され、ニッケルを主成分とし、リンを含む摺動層とを有する圧縮機用摺動部材において、前記摺動層はインジウム及びタリウムの少なくとも1種を含むことを特徴とする。
【0010】
上記特許文献1開示の摺動層はリン以外にホウ素(B)も含み、ホウ素はアルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)及びタリウム(Tl)とともに周期表の3(3B)族に属する。このため、ホウ素を含む摺動層は同族のアルミニウムを主成分とする基材と好適に密着することが予想される。発明者らの試験結果によれば、インジウム及びタリウムの少なくとも1種を含む摺動層は、同族のアルミニウムを主成分とする基材との間で優れた密着性を発揮するだけでなく、優れた耐割れ性を発揮する。
【0011】
したがって、この圧縮機用摺動部材は、斜板式圧縮機のシュー等に具体化されて優れた耐久性を発揮する。
【0012】
なお、米国特許明細書3674447号には、ニッケルの他、リン及びタリウムを含む摺動層が開示されている。しかしながら、この文献は摺動層と基材との密着性を問題としておらず、鉄(Fe)を主成分とする基材上にこの摺動層を形成することしか開示していない。
【0013】
また、特開2003−268558号公報や特開2005−194562号公報には、インジウムやタリウムを含むめっき浴が開示されている。しかしながら、これらの文献は、インジウム等をめっき浴に添加することによってめっき浴を安定させることしか開示していない。
【0014】
基材はA4032、AC3A、ADC1等のアルミニウムを主成分とする材料からなる。
【0015】
摺動層は基材の表面に無電解めっき法によって形成される。無電解めっき法を採用すれば、バレル研磨程度の後加工を施すだけで好適な厚みの摺動層を形成することができ、摺動層に無駄を生じ難いことから、製造上有利である。発明者らの知見によれば、摺動層の厚みは5〜100μmが適切である。
【0016】
また、摺動層は、ニッケルを主成分とし、リンを含むとともに、インジウム及びタリウムの少なくとも1種を含む。発明者らの試験結果によれば、摺動層は、タリウムが0.05質量%以上であり、残部が実質的にニッケルであることが好ましい。なお、本明細書において、実質的とは、不可避の不純物は含み得る意味である。特に、摺動層は、タリウムが3.00質量%以下であり、残部が実質的にニッケルであることが好ましい。
【0017】
タリウムが0.05質量%以上であれば、割れ発生荷重が十分に大きく、かつ優れた密着性を発揮する。タリウムが3.00質量%を超えると、密着性が低下する。また、タリウムが3.00質量%を超えると、摺動性も低下する。
【0018】
また、発明者らの試験結果によれば、摺動層は、インジウムが0.01質量%以上、1.00質量%以下であり、残部が実質的にニッケルであることも好ましい。この場合、インジウムが0.01質量%以上、1.00質量%以下であれば、割れ発生荷重が十分に大きく、かつ優れた密着性を発揮する。インジウムが3.00質量%以上となるように無電解めっき浴を構成しても、基材に摺動層が付着しない。
【0019】
また、摺動層は、インジウムが0.01質量%以上、1.00質量%以下であり、タリウムが0.01質量%以上、3.00質量%以下であり、残部が実質的にニッケルであることも好ましい。この場合、割れ発生荷重が十分に大きく、かつ優れた密着性を発揮する。
【0020】
摺動層はリンが4質量%以下で含まれていることが好ましい。リンが含まれていない摺動層は無電解めっき法では形成不可能である。次亜リン酸を還元してリンを生じさせる場合には、リンを0.5質量%以下にすることも困難である。
【0021】
また、アルミニウム合金からなる基材上にNi−Pからなる摺動層を無電解めっき法によって形成し、リンの含有量(質量%)と摺動層の硬度(Hv)との関係を求めたところ、表1の結果が得られた。
【0022】
【表1】

【0023】
表1から明らかなように、リンが4質量%、より正確には3.8質量%を超える摺動層は、硬度が低下し、長期使用時に変形して実用上の問題を生じ易い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
始めに、実施例の圧縮機用摺動部材をシューに具体化した容量可変型斜板式圧縮機について説明する。この圧縮機は、図1に示すように、シリンダブロック1の前端にフロントハウジング2が接合されているとともに、シリンダブロック1の後端には弁ユニット3を介してリヤハウジング4が接合されている。シリンダブロック1及びフロントハウジング2には軸方向に延びる軸孔1a、2aが貫設されており、軸孔1a、2aにはそれぞれ軸受装置等を介して駆動軸5が回転可能に支承されている。なお、図1における左側を前側、右側を後側としている。
【0025】
フロントハウジング2内はクランク室6とされている。クランク室6では、フロントハウジング2との間に軸受装置を介し、ラグプレート7が駆動軸5に固定されている。また、クランク室6には、斜板8がラグプレート7の後方に設けられている。斜板8は、駆動軸5によって挿通され、この状態でラグプレート7との間に設けられたリンク機構9によって傾斜角が変化するようになっている。
【0026】
シリンダブロック1には、軸方向に延びる複数個のシリンダボア1bが同心円状に貫設されている。各シリンダボア1b内には片頭のピストン10が往復動可能に収納されている。各ピストン10のクランク室6側は首部とされており、各ピストン10の首部にはそれぞれ球面で凹設された受け座10aが互いに対面して設けられている。
【0027】
斜板8と各ピストン10との間には、前後一対のシュー21が設けられている。図2に示すように、各シュー21は略半球状をしており、各シュー21の半球面がピストン10の受け座10aと当接し、略平面が斜板8の前後の面と当接している。
【0028】
各シュー21は、A4032からなる略半球状の基材21aと、この基材21aの表面に無電解めっき法によって形成された摺動層21bとからなる。摺動層21bは、ニッケルを主成分とし、リンを含むとともに、インジウム及びタリウムの少なくとも1種を含んでいる。
【0029】
図1に示すように、リヤハウジング4には吸入室4a及び吐出室4bが形成されている。シリンダボア1bは、弁ユニット3の吸入弁機構を介して吸入室4aに連通可能になっているとともに、弁ユニット3の吐出弁機構を介して吐出室4bに連通可能になっている。
【0030】
また、リヤハウジング4には容量制御弁11が収納されている。容量制御弁11は、検知通路4cにより吸入室4aに連通し、給気通路4dにより吐出室4bとクランク室6とを連通させている。容量制御弁11は、吸入室4aの圧力を検知することにより、給気通路4dの開度を変更し、圧縮機の吐出容量を変更している。また、クランク室6と吸入室4aとは抽気通路4eによって連通している。吐出室4bには配管12によって凝縮器13、膨張弁14及び蒸発器15が接続されており、蒸発器15は配管12によって吸入室4aに接続されている。
【0031】
フロントハウジング2の前端には軸受装置を介してプーリ16が回転可能に設けられており、プーリ16は駆動軸5に固定されている。プーリ16にはエンジン17によって回転駆動されるベルト18が巻き掛けられている。
【0032】
上記シュー21は下記のようにして製造される。まず、略半球状の基材21aが鋳造、切削及び鍛造によって用意される。
【0033】
一方、Ni供給源を硫酸ニッケル、還元剤を次亜リン酸、錯化剤をりんご酸、pH調整剤を水酸化ナトリウム、インジウム供給源を硝酸インジウム、タリウム供給源を硝酸タリウムとしためっき浴を用意する。めっき浴は、Ni濃度が25g/L、pHが6.2、温度が82°Cである。
【0034】
そして、硝酸インジウム及び/又は硝酸タリウム量を調整しためっき浴に基材21aを所定時間浸漬し、取り出した後に水洗する。この後、表面全体にバレル研磨を施す。こうして、図2に示すように、基材21a上に厚みが5〜100μmの摺動層21bを無電解めっき法により形成し、シュー21が得られる。
【0035】
上記のように構成された圧縮機では、図1に示す駆動軸5が回転することにより斜板8が同期回転し、シュー21を介してピストン10がシリンダボア1b内を往復動する。これにより、ピストン10のヘッド側に形成される圧縮室が容積変化をする。このため、吸入室4a内の冷媒ガスは圧縮室内に吸入されて圧縮された後、吐出室4b内に吐出される。こうして圧縮機、凝縮器13、膨張弁14及び蒸発器15からなる冷凍回路で冷凍作用が行われる。この間、シュー21は、その半球面がピストン10の受け座10aとの間で優れた摺動性を発揮するとともに、略平面が斜板8の前後の面との間で優れた摺動性を発揮する。
【0036】
実施例の圧縮機の耐久性を評価するため、下記の耐割れ性評価試験及び密着性評価試験を行った。
【0037】
(耐割れ性評価試験)
基材21aと同一材料からなる板状の試験片に上記と同様に無電解めっき法によって摺動層を形成した供試体を用意する。また、圧子が0.2Rのダイヤモンドであるナノテック製スクラッチ試験機を用意する。
【0038】
供試体に対し、荷重を100N/分で徐々に増加させながら10mm/分の速度で圧子を移動させ、供試体の摺動層の割れを観察した(n=2)。最大荷重は200Nとした。
【0039】
(密着性評価試験)
上記と同様に無電解めっき法によって摺動層21bを形成したシュー21を用意する。そして、図3に示すように、鉄板71に上記シュー21を接着剤(日本チバガイギー製「アラルダイト粉末AT−1」)で接着し、固定治具72によってシュー21を固定しながら鉄板71をせん断方向に引っ張った。接着剤層が鉄板71から剥離した場合(60N程度)は密着性を○とし、摺動層21bがシュー21から剥離した場合は密着性を×とした。
【0040】
摺動層21bにインジウムを含有させず、タリウムを種々の割合で含有させた場合において、タリウムの含有量(質量%)と割れ発生荷重(N)及び密着性との関係を表2に示す。また、摺動層21bにタリウムを含有させず、インジウムを種々の割合で含有させた場合において、インジウムの含有量(質量%)と割れ発生荷重(N)及び密着性との関係を表3に示す。さらに、摺動層21bにインジウムを0.01質量%で含有させ、かつタリウムを種々の割合で含有させた場合において、タリウムの含有量(質量%)と割れ発生荷重(N)との関係を表4に示す。
【0041】
【表2】

【0042】
【表3】

【0043】
【表4】

【0044】
表2より、インジウムを含有させない摺動層21bは、タリウムが0.05質量%以上であれば、優れた耐割れ性を発揮することがわかる。また、タリウムが5.00質量%含有された摺動層21bは密着性が低下していることから、タリウムが3.00質量%以下であれば、摺動層21bは優れた密着性も発揮している。
【0045】
また、表3より、タリウムを含有させない摺動層は、インジウムが0.01質量%以上、1.00質量%以下であれば、優れた耐割れ性及び密着性を発揮することがわかる。インジウムが1.00質量%を超えると、密着性もやや低下した。また、インジウムが3.00質量%では、基材に摺動層が付着しなかった。
【0046】
さらに、表4より、インジウム及びタリウムを含有させた摺動層は、タリウムが0.01質量%以上、3.00質量%以下であれば、割れ発生荷重が十分に大きいことがわかる。なお、インジウムが0.01質量%以上、1.00質量%以下であることにより、割れ発生荷重が十分に大きく、かつ優れた密着性を発揮することは、表3より明らかである。また、表2と比較して、インジウムを0.01質量%含有させることにより、より少ないタリウム含有量で大きな耐割れ性の向上が見られることがわかる。
【0047】
(摺動性評価試験)
摺動性評価試験も行った。この際、図4に示すように、上記と同様に無電解めっき法によって摺動層を形成したシュー21と、斜板8を模した斜板供試体88とを用意する。斜板供試体88は、斜板8と同種の基材88aの上面にMoS2を含む摺動層88bを形成したものである。摺動層88bの表面は、各シュー21が摺動する平坦な摺動面88cを構成している。シュー21は、斜板供試体88の摺動層88bに略平面を当接するように載置される。そして、シュー21の半球面に対応するシュー座38aが凹設された押し付け治具99により、シュー21を斜板供試体88に所定の荷重で押し付ける。こうして、斜板供試体88とシュー21とを当接させた状態で斜板供試体88を周速7.8m/秒、荷重5800N、冷凍機油75mg/分の条件下で回転させ、シュー21との間で焼付きが発生するまでの時間を測定した。
【0048】
インジウムを含有させない摺動層21bは、タリウムが3.00質量%を超えると、摺動性が低下傾向を見せた。また、タリウムを含有させない摺動層は、インジウムが1.00質量%を超えた場合に同様の傾向が見えた。
【0049】
以上の確認により、実施例の圧縮機用摺動部材は容量可変型斜板式圧縮機の耐久性を向上させるものであることがわかる。
【0050】
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明の圧縮機用摺動部材は、斜板式圧縮機のシュー、ベーン型圧縮機のベーン、スクロール型圧縮機の可動スクロール等に利用可能である。
【0052】
圧縮機は、R134a等の一般的な冷媒の他、CO2冷媒を使用するものであり得る。特に、CO2を冷媒とする場合には、本発明の効果を顕著に享受することができる。なぜなら、CO2が冷媒である場合には、圧縮時の圧力が15MPa程度の非常に高い圧力となり、圧縮反力も非常に高くなるからである。また、冷媒としてのCO2は、潤滑成分を添加したとしても、他の一般的な冷媒に比べて潤滑性能が非常に低いからである。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】実施例の圧縮機用摺動部材をシューに具体化した容量可変型斜板式圧縮機の縦断面図である。
【図2】実施例のシューの拡大断面図である。
【図3】密着性評価試験の方法を示す断面図である。
【図4】摺動性評価試験の方法を示す断面図である。
【符号の説明】
【0054】
21…シュー(圧縮機用摺動部材)
21a…基材
21b…摺動層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルミニウムを主成分とする材料からなる基材と、該基材の表面に無電解めっき法によって形成され、ニッケルを主成分とし、リンを含む摺動層とを有する圧縮機用摺動部材において、
前記摺動層はインジウム及びタリウムの少なくとも1種を含むことを特徴とする圧縮機用摺動部材。
【請求項2】
前記摺動層は、タリウムが0.05質量%以上であり、残部が実質的にニッケルである請求項1記載の圧縮機用摺動部材。
【請求項3】
タリウムが3.00質量%以下である請求項2記載の圧縮機用摺動部材。
【請求項4】
前記摺動層は、インジウムが0.01質量%以上、1.00質量%以下であり、残部が実質的にニッケルである請求項1記載の圧縮機用摺動部材。
【請求項5】
前記摺動層は、インジウムが0.01質量%以上、1.00質量%以下であり、タリウムが0.01質量%以上、3.00質量%以下であり、残部が実質的にニッケルである請求項1記載の圧縮機用摺動部材。
【請求項6】
前記摺動層は、リンが4質量%以下である請求項1乃至5のいずれか1項記載の圧縮機用摺動部材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−169787(P2008−169787A)
【公開日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−5391(P2007−5391)
【出願日】平成19年1月15日(2007.1.15)
【出願人】(000003218)株式会社豊田自動織機 (4,162)
【Fターム(参考)】