説明

地下室構築用の山留め工法

【課題】 地下室を構築するために敷地内の地盤を掘削する場合に、地面掘削に従って掘削壁面からの地下水が流出してくるのを防止するための壁を構築する地下室構築用の山留め工法を提供する。
【解決手段】 地下室構築用山留め構造10は、主として山留めの柱とする複数の山留め用H型鋼11と、山留め用H型鋼11の間に介在させる複数の平板状鋼板12と、これらを補強する複数の補強用H型鋼13とを備えている。まず、山留め用H型鋼11は、フランジ11a、11bとウェブ11cで形成された凹部を相互に向き合う方向に配設されて、所定間隔で隣接して地中に圧入される鋼材であり、図3で示すように、ウェブ11cの両方の側面にガイド部16が設けられる。ガイド部16は、平板状鋼板12の側縁部12a、12bを山留め用H型鋼11のフランジ11bに沿うようにして案内し、平板状鋼板12は地中に圧入される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、比較的小規模な構造物の地下室を構築する場合に、その構築現場の残土を乾燥した状態で処理し、かつ、その構築現場周辺の水位に変動を生じさせない地下室構築用の山留め工法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、住宅等の小規模な構造物の地下室を構築しようとする場合に、横矢板やシートパイルによる山留めを行いながら地面を掘削して行き、地面を掘削して地下水が湧き出した場合には、ポンプでその地下水を汲み出し、その汲み出した地下水は下水に排出するようにされている。
【0003】
しかし、その湧き出した地下水を下水に排水することによって、掘削現場の地下水位だけではなく近隣の地下水位も次第に下がってくるため、掘削現場及びその近隣で地盤沈下を生じ、それも片寄って地盤沈下が生じ、隣家が木造であるような場合などは、亀裂が入ったり傾いたりする虞がある。このように、地下室を構築する作業には、隣地の地盤に悪影響を与えてしまう場合がある。
【0004】
このような事態を回避する方法として、従来から特許文献1に記載されたようなものがある。すなわち、この特許文献1には、「地下室を構築する地盤に連壁を構築する縦溝を掘削して安定液を充填し、掘削完了後、縦溝に鉄筋籠を挿入し、コンクリートを溝の底部より安定液と置換させながら打設し、鉄筋コンクリートの連壁を地中に構築し、次いで、連壁で囲まれた地盤を所定深さまで掘削し、地下床スラブ用コンクリートを連壁と接続して打設し地下室を築造する方法において、鉄筋籠の少なくとも内面にボードを取付け、このボードを取り付けた鉄筋籠を縦溝に挿入することを特徴とする方法が紹介されている。
【0005】
これによれば、止水性があって地下水位に影響が及ばないようにすることができる。」旨記載されている。
【特許文献1】 特開平10−299009号広報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような従来のものであっては、地下に連設された連壁から地下水が湧き出してくるのを防止することはできるが、連壁の構築後から地下床スラブ用コンクリートの打設までの間は、地下床から地下水が湧き出してくるのを防止することはできないので、その地下水を下水へ捨ててしまうと、掘削現場周辺の地下水位が下がってしまい、近隣の地盤沈下が生じる虞があった。
【0007】
また、そのような湧き水が下水を通して捨てられることにより、掘削現場周辺では湧き水となって出て行った減少した分の地下水を補給する道筋がないため、地下水位が下がって地盤沈下を生じる虞があった。
【0008】
そこで、この発明は、地下室の構築にあたり、掘削した地盤の残土処理を乾燥した残土として処理でき、かつ、掘削現場近隣の水位を下げないようにするための地下室構築用の山留め工法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、所定間隔で隣接して、地中に圧入されて環状に配置された複数の山留め用H型鋼と、該隣接する山留め用H型鋼のウェブ部の側面に、断面L字型のガイド部を設け、そのガイド部に対して、両方の側縁部が断面コ字型に曲げられて形成された平板状鋼板を、フランジに沿わせるように圧入したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、所定間隔で隣接して、地中に圧入されて環状に配置された複数の山留め用H型鋼と、該隣接する山留め用H型鋼のウェブ部の側面に、断面L字型のガイド部を設け、そのガイド部に対して、両方の側縁部が断面コ字型に曲げられて形成された平板状鋼板を、フランジに沿わせるように圧入したことにより、重量シートパイルを使用した場合と同等の止水性を維持でき、この地下室構築用の山留め工法を実現するにあたり、重量シートパイルを用いて本発明の湧き水の排出を行うのに比較して、コストの低減を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、この発明の実施の形態について説明する。図1及至図3は、この発明の実施の形態を示す。この発明の地下室構築用の山留め工法は、地下室を構築するために敷地内の地盤を掘削する場合に、地面掘削に従って掘削壁面からの地下水が流出してくるのを防止するための壁を構築する止水部構築工程と、地面掘削に伴い湧き出してくる地下水を掘削場所から排出する湧き水排出工程とを備えている。
【0012】
前記止水部構築工程は、地下水の横方向浸透移動を遮断して止水能力を発揮する止水部としての複数の山留め用H型鋼11及び複数の平板状鋼板12を、地中の所定範囲に環状に構築する工程である。この止水部構築工程は、地下室構築用山留め用構造10を構築する一環として行われるので、まず、地下室構築用山留め構造10及びその構築方法について説明する。地下室構築用山留め構造10は、主として山留めの柱とする複数の山留め用H型鋼11と、山留め用H型鋼11の間に介在させる複数の平板状鋼板12と、これらを補強する複数の補強用H型鋼13とを備えている。
【0013】
まず、山留め用H型鋼11は、フランジ11a、11bとウェブ11cで形成された凹部を相互に向き合う方向に配設されて、所定間隔で隣接して地中に圧入される鋼材であり、図3で示すように、ウェブ11cの両方の側面にガイド部16が設けられ、図2で示すように、ウェブ11cの上端に凸部17が設けられる。
【0014】
ガイド部16は、平板状鋼板12の側縁部12a、12bを山留め用H型鋼11のフランジ11bに沿うようにして案内し、平板状鋼板12を地中に圧入するためのものであり、図3で示すように、ウェブ11cの側面に断面L字型に形成されている。また、図2で示すように、ガイド部16bには、補強用H型鋼13を山留め用H型鋼11に固定するための固定ボルト20を挿通するために、固定ボルト装着穴19が形成されている。
【0015】
凸部17は、掘削壁面にかかる土圧が山留め用H型鋼11に伝達され、その山留め用H型鋼11に伝達された土圧を補強用H型鋼13に受け持たせるために、補強用H型鋼13を山留め用H型鋼11の上端に沿って水平方向に配設させるための部材である。凸部17は、補強用H型鋼13の凹部に挿入し易くするために、ウェブ11cと略連続する山留め用H型鋼11の上端に設けられ、補強用H型鋼13のフランジ13a、13bとウェブ13cとで形成する凹部に嵌め合わせるために、その凹部よりも小さい凸形状に平板で形成されている。
【0016】
平板状鋼板12は、隣接する山留め用H型鋼11の各フランジ11bとガイド部16との間に挿入して地中に圧入されて土圧を支える銅板であり、両方の側縁部12a、12bが断面コ字型に曲げられて形成され、地中に圧入された場合に折れ曲がり難くなるように所定の強度を持たせられている。平板状鋼板12は、山留め用H型鋼11が隣接して地中に圧入された後に、平板状鋼板12の一方の側縁部12aが、山留め用H型鋼11に設けられたガイド16b、16dと、ウェブ11c、フランジ11bによって囲まれる空間に入り込むようにしつつ、フランジ11bに沿わせるようにして、又、平板状鋼板12の他方の側縁部12bが、山留め用H型鋼11に設けられたガイド16a、16cと、ウェブ11c、フランジ11bによって囲まれる空間に入り込むようにしつつ、フランジ11bに沿わせるようにして、地中に圧入される。
【0017】
補強用H型鋼13は、山留め用H型鋼11が土圧によって倒壊しないように山留め用H型鋼11を補強する鋼材であり、山留め用H型鋼11の凸部17に載せられる。補強用H型鋼13には、図2で示すように、山留め用H型鋼11と固定するための固定ボルト20を締結するための断面L字型の固定金具21が装着されている。この固定金具21には挿通穴が形成され、この挿通穴に固定ボルト20の基端部に形成されたねじ部が螺合されている。固定ボルト20の先端部は断面L字型に形成され、その断面L字型の先端部分が山留め用H型鋼11のガイド部16bに形成された固定ボルト装着穴19に係合している。また、固定ボルト20には、ナット24が螺合されており、このナット24を締めて行くに従って固定ボルト20が上昇し、固定ボルト20の先端部が固定ボルト装着穴19の上縁部を引っ掛けて係合力を強めることにより、補強用H型鋼13が山留め用H型鋼11に仮留めされるようになっている。また、補強用H型鋼13の両端部同士は、相互に溶接されて固定される。この固定の仕方は、溶接の他の固定手段によっても良い。
【0018】
かかる構成の止水部は、以下のように構築される。
【0019】
まず、複数の山留め用H型鋼11が、所定間隔で隣接して地面に圧入され、地中に環状に配設される。この時、フランジ11a、11bとウェブ11cで囲まれた凹部が相互に向き合うように配設され、ガイド部16が内周側に来るように配設される。そして、複数の各平板状鋼板12、特に平板状鋼板12の側縁部12a、12bが、隣接する各山留め用H型鋼11のフランジ11bに沿うようにして、地中に圧入される。その後、複数の補強用H型鋼13が、フランジ13a、13bとウェブ13cとで形成される凹部を下向きにして、山留め用H型鋼11の凸部17の上に載置され、四角形の環状に配設される。
【0020】
なお、図1で示すように、補強用H型鋼13が山留め用H型鋼11よりも外周側にずれるように配置されるが、これは、地中に大きな石等が埋まっており、平板状鋼板12を地中に圧入することが圧入途中から困難になり、隣接する平板状鋼板12の上端の高さが不揃いになった場合でも、補強用H型鋼13の配設を可能として山留め用H型鋼11を補強できるようにしたものである。
【0021】
また、各補強用H型鋼13のフランジ13bの近傍に固定ボルト20が配設され、山留め用H型鋼11と補強用H型鋼13とが固定される。固定ボルト20は、ネジが切られている基端側が、補強用H型鋼13の固定金具21に形成された挿通穴に挿通されて固定ナット24に螺合され、L字型の先端側が、山留め用H型鋼11のガイド部16bに形成された固定ボルト装着穴19に引っ掛けられている。そして、固定ナット24を締めて行くに従って固定ボルト20が上昇し、固定ボルト20の先端と固定ボルト装着穴19との係合力が増して、補強用H型鋼13が仮留めされる。さらに、各補強用H型鋼13の両端部同士が相互に溶接されることによって、地下室構築用山留め構造10の構築が完成する。
【0022】
次に湧き水排出工程を行う。この湧き水排出工程は、止水部11、12の内側を掘削することにより掘削地面から湧き出して溜まる地下水を、止水部11、12の周辺近傍の地面に排出する工程である。
【0023】
前記した地下室構築用山留め構造10が構築された後に、止水部11、12の内側では、図2に示すように、止水部11、12で囲まれた範囲よりも小さい所定範囲が井戸状に掘削されて地下水を汲み出すための排水穴41が構築される。この排水穴41は、地盤の地下水を汲み出して、地盤を乾燥した状態にするために用いる穴であり、少なくとも掘削予定の深度まで叉はそれ以上の深度まで掘られる。排水穴41の穴内に湧き出して溜まる地下水は、随時止水部11、12外へと排出される。実際に作業を行ってみると、排水穴41を2.5m位掘削し、湧き出してくる地下水を排出すれば、地盤が2.5m位まで乾燥した状態になることが分かっている。
【0024】
また、止水部11、12の外部では、止水部11、12の外周に沿って土手部51が構築され、止水部11、12と土手部51の間に溝52が形成されるようにする。この溝52は、排水穴41から汲み出した地下水を排出する場所であり、このように止水部11、12の内側から汲み出した地下水を止水部11、12の外側へと排出すると、止水部11、12の外側における地盤の地下水位に変動が生じないようにすることができる。
【0025】
排水穴41の近傍には、図2に示すように、排水手段である排水ポンプ42が設けられる。この排水ポンプ42によって、排水は、排水穴41の底から地下水を汲み出し、止水部である山留め用H型鋼11及び平板状鋼板12を通り越し、補強用H型鋼13の上方を跨いで通り、土手部51と止水部11、12との間を通って溝52へと導かれる。
【0026】
かかる湧き水を排出する構造を構築して、以下のように湧き水の排出を行う。
【0027】
例えば、掘削予定現場を全体的に2m位掘削したい場合には、作業日の前日に掘削予定現場内の適当な箇所を深さ2.5m位まで井戸状に掘って排水穴41を構築し、その中に排水ポンプ42を設ける。排水穴41に地下水が溜まる場合には、排水穴41の底に溜まる地下水は、排水ポンプ42を駆動して排水穴41から汲み出されて、止水部11、12及び補強用H型鋼13を跨いで通されて溝52へと移動される。この移動された排水は、図2に示すR線のラインのように排水されてたまり、地中へと浸透していく。排水ポンプ42の稼動は、次の日の掘削作業開始時まで行い続ける。これは、作業前日に地下水の汲み出しが終了し、途中で排水ポンプ42の駆動を停止した場合に、翌日には、地下水が、床の方から浸透して地盤状態が元に戻ってしまう場合もあるからである。そのため、少なくとも掘削作業直前までは、継続して排水ポンプ42を駆動させた方が良い。
【0028】
そうすると、従来では止水部11、12の内側の地下水を排出するに従って掘削現場近隣の地下水位が下がり、地下室構築予定の敷地近隣の地盤沈下が生じる虞があったのに対し、この発明では溝52を通して近隣地盤の地下水が補充され、近隣の地下水位が保たれるので、地盤沈下を生じる虞がなくなる。すなわち、図2の排水前地下水位を示すP線のラインに地下水位が保たれるのである。
【0029】
また、このようにすれば、翌日の掘削作業で止水部11、12の内側の地面を掘削していっても、2.5m位までは、地盤が地下水をほとんど含まない比較的乾燥した状態になっている。すなわち、図2のように、排水前地下水位を示すP線のラインから図2の排水後地下水位を示すQ線のラインに地下水位が下がるのである。このように地下水をほとんど含まない乾燥した地盤にして掘削すれば、残土処理は、地下水を含んだ掘削地面の残土処理に比較して、コストが低減される。
【0030】
さらに、止水部11、12の直ぐ近傍に溝52が設けられて地下水の排水がされるので、掘削予定地と隣家との間が狭い場合であっても、隣家に影響を与えることなく地下水を補充することができる。
【0031】
これらに加え、山留め用H型鋼11と平板状鋼板12により、重量シートパイルを使用した場合と同等の止水性を維持でき、この地下室構築用地下水コントロール方法を実現するにあたり、重量シートパイルを用いて本発明の湧き水の排出を行うのに比較して、コストの低減を図ることができる。軽量シートパイルを用いて本発明の湧き水の排出を行うのに比較した場合でも、コストの面において、ほぼ同程度で済むようにできる。
【0032】
この工程の後、地面の本堀り、すなわち、止水部11、12である山留め用H型鋼11と平板状鋼板12によって環状に囲まれた地面の本掘削を開始する。
【0033】
なお、この発明の実施の形態では、湧き水排出工程は、地盤を本掘削する前に排水穴41から地下水を排出する工程であったが、上記実施の形態に限られず、本掘削中に、溜まってくる地下水を随時排出する工程であっても良いし、これらの両方の工程を併用する工程であっても良い。
【0034】
また、この発明の実施の形態では、湧き水排出工程は、地下水を排出する場所が、土手部51と止水部11、12の間に形成される溝52であったが、上記実施の形態に限られず、掘削現場周辺の地下水位に変動を生じないようにできるものであれば、土手部51を構築して溝52に排出することなく、その溝52以外の近隣地盤に排出する工程を含むものであっても良い。特に近隣の敷地に住宅がないような敷地に住宅用地下室等を構築する場合には、土手部51を構築する必要がなく作業が楽になる。
【0035】
さらに、この発明の実施の形態では、湧き水排出工程は、止水部11、12の全周囲に沿って土手部51を構築する工程を備えているが、上記実施の形態に限られず、その土手部51は、止水部11、12の外周の特定範囲に沿ってのみ構築しても良い。この場合、土手部51の両端を止水部11、12と繋げ、止水部11、12と土手部51とによって環状に囲まれる溝52に排水が溜められるようにしても良い。このようにすれば、止水部11、12の全周囲に沿って土手部51を構築する必要がなくなり作業が楽な場合もある。
【0036】
また、このような特定範囲の溝52を止水部の外周の複数箇所に設けるようにしても良い。特に、掘削現場の地下水位が高い場合には、止水部11、12で囲まれる範囲内に複数の排水穴41を掘削して複数箇所から地下水を汲み出し、各々の排水穴41に近い止水部11、12の外周に土手部51を構築して溝52を形成して、この溝52に排水すれば、排水の移動距離が短くなり作業が楽になる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】この発明の実施の形態1に係る地下室構築用地下水コントロール方法を適用する地下室構築用山留め構造の平面図である。
【図2】同実施の形態に係る地下室構築用地下水コントロール方法を適用する敷地の断面図である。
【図3】同実施の形態に係る山留め用H型鋼を示す平面図である。
【符号の説明】
【0038】
10 地下室構築用山留め構造
11 山留め用H型鋼
11a,11b フランジ
11c ウェブ
12 平板状鋼板
12a,12b 側縁部
13 補強用H型鋼
13a,13b フランジ
13c ウェブ
16a,16b,16c,16d ガイド部
17 凸部
41 排水穴
42 排水ポンプ
51 土手部
52 溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定間隔で隣接して、地中に圧入されて環状に配置された複数の山留め用H型鋼と、該隣接する山留め用H型鋼のウェブ部の側面に、断面L字型のガイド部を設け、そのガイド部に対して、両方の側縁部が断面コ字型に曲げられて形成された平板状鋼板を、フランジに沿わせるように圧入したことを特徴とする地下室構築用の山留め工法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−328948(P2006−328948A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−212592(P2006−212592)
【出願日】平成18年7月7日(2006.7.7)
【分割の表示】特願2004−166257(P2004−166257)の分割
【原出願日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【出願人】(504196492)株式会社 ▲高▼▲橋▼監理 (33)
【Fターム(参考)】