説明

型紙および型紙を用いた衛生陶器の施工方法

【課題】 壁を傷付けることなく、壁面に良好に衛生陶器を取り付けすることができる型紙および型紙を用いた衛生陶器の施工方法を提供する。
【解決手段】 壁面Wに取り付けられる手洗器1を位置決めするために、壁面Wに配置される施工用の型紙6は、その一部が手洗器1の周縁より外側へはみ出す形状に形成され、手洗器1を壁面Wにバックハンガー2,2を介し取り付けた後に、型紙6を引き抜き除去して手洗器1が取付施工される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衛生陶器を壁面に取付施工する際に用いる型紙および型紙を用いた衛生陶器の施工方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されているように、予め壁面にバックハンガー(固定金具)を所定位置に固定しておき、このバックハンガーと壁面間の隙間内に上方より衛生陶器を差し込んで、衛生陶器を壁面に固定させる取付方法が存在する。
【特許文献1】特開2003−265338号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
普通に洗面器をバックハンガーに引掛けるだけでも、取り付けで壁を傷つける恐れがあり、特に特許文献のものは、隙間に差し込むため、壁に当接させて取り付けざるを得ず、特に陶器の背面(壁面に当たる部分)は、釉薬もかかってなくザラザラしており、壁に傷が付き易いという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、衛生陶器の施工時に壁面を良好に保護して、壁面の傷付きを防ぐことのできる型紙および型紙を用いた衛生陶器の施工方法を提供するものであり、その請求項1の衛生陶器の施工方法は、壁面に固定した取付金具によって衛生陶器を壁面に取り付ける衛生陶器の施工方法であって、前記衛生陶器が取り付けられた状態で前記衛生陶器の周縁より外側にはみ出す形状に形成された前記取付金具の壁面固定位置を示す型紙を、壁面に配置し、該型紙によって決定される壁面固定位置に前記取付金具を固定し、前記型紙を壁面に配置した状態で前記衛生陶器を前記取付金具に掛止して壁面に取り付け、前記衛生陶器を取り付けた後に壁面に配置した前記型紙を取り除くことである。
【0005】
また請求項2の衛生陶器の施工方法は、キャビネットを設置し、該キャビネット上方の壁面に固定した取付金具によって衛生陶器を壁面に取り付ける衛生陶器の施工方法であって、前記キャビネットを設置した後、前記衛生陶器が取り付けられた状態で該衛生陶器の周縁より外側にはみ出す形状に形成された前記取付金具の壁面固定位置を示す型紙を壁面に配置し、該型紙によって決定される壁面固定位置に前記取付金具を固定し、前記型紙を壁面に配置した状態で前記衛生陶器を前記取付金具に掛止して壁面に取り付け、前記衛生陶器を取り付けた後に壁面に配置した前記型紙を取り除くことである。
【0006】
また請求項3の衛生陶器の施工方法は、前記取付金具は、壁面に当接させて固定する固定片と該固定片から上方に延出した掛止片とからなり、前記衛生陶器は前記掛止片により壁面に押し付けられるものであって、該衛生陶器を壁面に押し付けながら上方から差し込むように取付金具に掛止して壁面に取り付けることである。
【0007】
また請求項4は、壁面に取り付けられる衛生陶器を引掛ける取付金具の取付位置を示す型紙において、該型紙は、前記衛生陶器が取り付けられた状態で該衛生陶器の周縁より外側にはみ出す形状に形成されて、前記衛生陶器を取付金具に掛止する方向に対して少なくともその掛止するストローク分がはみ出していることである。
【0008】
また請求項5は、前記型紙は、前記衛生陶器が取り付けられた状態で、前記衛生陶器を取付金具に掛止する方向に対して左右方向にもはみ出していることである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の衛生陶器の施工方法は、衛生陶器が取り付けられた状態で衛生陶器の周縁より外側にはみ出す形状に形成された取付金具の壁面固定位置を示す型紙を壁面に配置し、型紙によって決定される壁面固定位置に取付金具を固定し、型紙を壁面に配置した状態で衛生陶器を取付金具に掛止して壁面に取り付け、衛生陶器を取り付けた後に壁面に配置した型紙を取り除くことにより、型紙は壁面保護カバーを兼用することができ、しかも、型紙で取付金具の位置決めが容易にでき、洗面器/手洗器等の衛生陶器の取付時に壁面との接触による傷を防止することができるものとなる。
【0010】
また、別の衛生陶器の施工方法は、キャビネットを設置した後、衛生陶器が取り付けられた状態で衛生陶器の周縁より外側にはみ出す形状に形成された取付金具の壁面固定位置を示す型紙を壁面に配置し、型紙によって決定される壁面固定位置に取付金具を固定し、型紙を壁面に配置した状態で衛生陶器を取付金具に掛止して壁面に取り付け、衛生陶器を取り付けた後に壁面に配置した型紙を取り除くことにより、キャビネット上端を型紙を合せる基準位置としたので、施工位置を合せることができ、キャビネットと衛生陶器との隙間ができないものとなる。また、型紙で取付金具の位置決めが容易にでき、衛生陶器の取付時に壁面との接触による傷を防止することができるものとなる。
【0011】
また、取付金具は、壁面に当接させて固定する固定片と固定片から上方に延出した掛止片とからなり、衛生陶器は掛止片により壁面に押し付けられるものであって、衛生陶器を壁面に押し付けながら上方から差し込むように取付金具に掛止して壁面に取り付けることにより、衛生陶器を壁面に接触した状態で取り付けることになるが、型紙により良好に接触時の傷を防止することができるものとなる。
【0012】
また、壁面に取り付けられる衛生陶器を引掛ける取付金具の取付位置を示す型紙は、衛生陶器が取り付けられた状態で衛生陶器の周縁より外側にはみ出す形状に形成されて、衛生陶器を取付金具に掛止する方向に対して少なくともその掛止するストローク分がはみ出していることにより、衛生陶器の壁面への取付時に、型紙は衛生陶器の取付方向のストローク分を確保しているので、取付時に型紙を最低限の壁面保護カバーとして使用することができ、型紙により良好に接触時の傷を防止することができるものとなる。
【0013】
また、型紙は、衛生陶器が取り付けられた状態で、衛生陶器を取付金具に掛止する方向に対して左右方向にもはみ出していることにより、衛生陶器の壁面への取付時に左右にぶれながら取り付ける時にも、型紙は壁面の保護カバーとして使用でき、良好に接触時の傷を防止することができるものとなる。
【実施例】
【0014】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、キャビネット上に設置される手洗器を、壁面に固定した状態の側面断面構成図であり、図2は、手洗器を壁面に施工する際に用いられる型紙であり、また図3は、型紙を用いた施工状態の裏面から見た配置構成図である。
【0015】
図において、手洗器1は、壁Wに固定されたバックハンガー2の上端の掛止片2bに、手洗器1の裏面に形成されている背面掛止孔1aが差し込まれ、壁Wに沿って下方側へ落とし込まれて、手洗器1の背面が掛止片2bで壁W側へ押し付けられて固定される。この状態で、手洗器1の底面がキャビネット3の上端に当接して、手洗器1の重量がキャビネット3に支持される。
【0016】
キャビネット3は、前面側に開閉可能な扉3aを有し、内部に収納空間が形成されたものであり、扉3aの上端内側に横設された幕板3bに固定金具4を固定しておき、この固定金具4に、手洗器1の底面の二重底に形成した孔にTボルト5の頭を係止させて、Tボルト5をナットにより固定金具4に締め付けて、キャビネット3上に手洗器1を固定できるものである。
施工順序としては、所定位置にキャビネット3を設置し、このキャビネット3に対し、図3のようにキャビネット3の上端を基準として壁Wに型紙6を立てかけて、型紙6によりバックハンガー2の位置決めを行い、所定位置にバックハンガー2を固定するのである。
【0017】
型紙6は、図2に示すように、上端縁6aと平行状に下側に位置決め縁6bが形成されており、位置決め縁6bの左右両端側から下方側に垂下状に垂下片6c,6cが一体形成されており、左右の垂下片6c,6cの下端内側には、キャビネット3の上端に当接状に整合されるキャビネット当接段部6d,6dが形成されており、左右の垂下片6c,6cの内側と位置決め縁6bの交差する位置に、位置決めコーナー部6e,6eがL字状に形成されており、この位置決めコーナー部6e,6eに、バックハンガー2の固定片2aを当接状に整合させて配置し、バックハンガー2の固定片2aをビスで壁Wに固定することができるものである。
【0018】
図3のように、キャビネット3の上端に型紙6のキャビネット当接段部6d,6dを当接させて、キャビネット3の上端を基準として壁Wに沿って型紙6を立てかけ、この状態で前述した如く、型紙の位置決めコーナー部6e,6eにそれぞれバックハンガー2の固定片2aを位置決めして、ビスでバックハンガーの固定片2aを壁Wに固定することができ、この固定状態では、バックハンガー2の掛止片2bが上方へ突出し、壁Wとの間に隙間を形成し、この隙間内に上方より手洗器1を差し込むことができるものである。
バックハンガーの掛止片2bは、手洗器1を壁W側に押し付ける付勢力を発揮して、手洗器1は壁Wに押し当てられたまま下降するが、この時に、壁Wには型紙6が配置されているため、型紙6に沿って手洗器1は下降し、型紙6により壁Wが傷付くことが良好に防がれる。
【0019】
図3に示すように、手洗器1をバックハンガーの掛止片2bに差し込んで取り付けた状態では、手洗器1の上面1bよりも上方へ寸法aだけ型紙6がはみ出すように型紙6は寸法設定されており、また、手洗器の左右側面1c,1cの外側へも型紙6の垂下片6cが寸法bだけはみ出すように設定されており、上方のはみ出し寸法aは、掛止片2bに背面掛止孔1aが差し込まれる、すなわち、手洗器1をバックハンガーに掛止するストローク分の寸法に対応しており、手洗器1が壁Wに沿って下降し取り付けられる際に、壁Wは型紙6により良好に保護されて傷が付かないように設定されている。
手洗器1をバックハンガー2に取り付け、更にキャビネット3の上面に固定金具4とボルト5で固定した後に、型紙6の上端縁6a側を指でつまみ、上方へ型紙6を引き上げることにより、良好に型紙6を取り外すことができ、これにより壁Wに傷をつけることなく美観を呈した手洗器1の取付状態が得られるものである。
【0020】
なお、型紙6を除去する際に、左右側の垂下片6c,6cは、左右側へ引き抜いて除去することもでき、その場合には垂下片6cは位置決めコーナー部6eで容易に分離させることができるものである。
なお、型紙6は、手洗器1が下降する際に良好に下降でき、また除去する際にも良好に引き抜きができるように、表面摩擦が小さい用紙で構成しておくことができ、また、紙に限らずフィルムやアクリル板で型紙6を形成しておいても良い。
なお、型紙6は、キャビネット3の上端を基準として壁Wに沿って立てかける他に、壁Wにテープ等で止めて配置しても良く、また、型紙6の上端裏側に設けた粘着シールを剥がして壁Wに貼り付けるように構成しても良い。
【0021】
次に、図4で示す型紙は変形例であり、図4の型紙6は、位置決め縁6bの左右両端側に、垂下片6cの内側上端に上方へ凹状に位置決めくびれ部6fを形成したものであり、この位置決めくびれ部6f内に、バックハンガーの固定片2aを嵌め込んで位置決めできるように構成されている。なお、左右の垂下片6cの下端内側には、キャビネットの上端に整合当接されるキャビネット当接段部6d,6dが形成されている。
【0022】
なお、図4の型紙では、位置決めくびれ部6fにバックハンガー2の固定片2aを嵌め込んで、ビスでバックハンガー2を壁Wに固定した後に、型紙6に印刷されている位置合わせ線6h,6hに手洗器1の左右両側面1c,1cを位置合わせして、この状態で手洗器1を下方側へ移動させてゆき、固定されているバックハンガーの掛止片2bと壁W間に差し込んでゆくことができるものである。その他、施工手順は図3と同じである。
【0023】
次に、図5は、一般的な洗面器を壁Wに取り付けた側面構成図を示すものであり、洗面器10は、壁Wの所定位置にビス13で固定されたバックハンガー2に取り付けられるものであり、洗面器10の排水口には下方側へ向かって排水トラップ11が接続され、また洗面器10内に湯水を供給する水栓12が取り付けられるものである。
【0024】
この洗面器10を施工するに際し、図6に示すような型紙6を用いて所定位置にバックハンガー2,2を固定できるものである。
先ず洗面器10の取り付け位置を決めて、型紙6の位置を決める。ここでは、洗面器10の上面10aに型紙6の位置を合わせて、型紙6の上下をテープで壁Wに止める。
型紙6は、型紙6の位置決め縁6bの左右両端側から垂直に下方側へ垂下片6c,6cが形成され、この位置決め縁6bと垂下片6cの交差部に位置決めコーナー部6eが形成されており、この位置決めコーナー部6eにバックハンガー2の固定片2aを配置して、良好に左右のバックハンガー2,2を所定位置に固定できるものであり、バックハンガー2,2を壁Wの所定位置に固定した後に、バックハンガーの掛止片2cと壁W間に洗面器10の背壁を上方側より差し込んで、型紙6上を滑らせながら洗面器10をバックハンガーの掛止片2cに引っ掛けて固定することができる。
【0025】
図7の洗面器10の取付固定状態では、型紙6の上端縁6aよりも寸法a分、下方に洗面器10の上面10aが配置されるものであり、寸法aの分だけ洗面器10が施工時に良好に壁Wに沿って下降することができ、壁Wが傷付けられることがなく、良好に洗面器10が所定位置に取り付けられるものである。取り付け後において、型紙6を上方に引き抜いて除去することができる。
【0026】
なお、図2,図4,図6に示すような型紙6に、ミシン目やくびれ部分や切り込み等を形成させておけば、ミシン目,くびれ部分,切り込みから良好に分離させることができ、手洗器や洗面器以外の衛生陶器を壁Wに施工する際にも、型紙6を用いて固定金具を壁Wに固定し、その状態で固定金具に衛生陶器を上方より差し込んで取り付けすることができ、その際に型紙6が存在するために、壁Wが傷付けられることがなく良好に施工することができるものであり、衛生陶器が複雑な形状である場合には、型紙6に適宜ミシン目や切り込み等を形成させておけば、上方のみならず左右方向にも分割して、型紙6を良好に引き抜くことができるものとなる。
なお、施工を容易化するために、型紙6に、型紙の壁への配置の仕方や作業手順を印刷しておいても良い。
【0027】
なお、型紙6を分離することなく上方へ引き抜いて除去するような場合には、除去した後の型紙6を保存しておけば、衛生陶器を壁Wから取り外す際にも、型紙6を壁と衛生陶器間に差し込んだ後に、衛生陶器を上方へ持ち上げて固定金具から取り外すことができ、取り外し時も壁の傷付きを防ぐことができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】第1実施例の手洗器の設置状態を示す側面断面構成図である。
【図2】施工に用いられる型紙の正面構成図である。
【図3】型紙を残したまま壁に手洗器を設置した状態の裏面から見た概略構成図である。
【図4】型紙の変形例を示す正面構成図である。
【図5】第2実施例の洗面器の設置状態の側面構成図である。
【図6】図5の洗面器を施工する際に用いられる型紙の正面拡大構成図である。
【図7】型紙を残したまま洗面器を壁に取り付けた状態の正面構成図である。
【符号の説明】
【0029】
1 手洗器
1a 背面掛止孔
1b 上面
2 バックハンガー
2a 固定片
2b,2c 掛止片
3 キャビネット
3a 扉
3b 幕板
4 固定金具
5 ボルト
6 型紙
6a 上端縁
6b 位置決め縁
6c 垂下片
6d キャビネット当接段部
6e 位置決めコーナー部
6f 位置決めくびれ部
6h 位置合わせ線
10 洗面器
13 ビス
W 壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁面に固定した取付金具によって衛生陶器を壁面に取り付ける衛生陶器の施工方法であって、
前記衛生陶器が取り付けられた状態で前記衛生陶器の周縁より外側にはみ出す形状に形成された前記取付金具の壁面固定位置を示す型紙を、壁面に配置し、
該型紙によって決定される壁面固定位置に前記取付金具を固定し、
前記型紙を壁面に配置した状態で前記衛生陶器を前記取付金具に掛止して壁面に取り付け、
前記衛生陶器を取り付けた後に壁面に配置した前記型紙を取り除く、
ことを特徴とする型紙を用いた衛生陶器の施工方法。
【請求項2】
キャビネットを設置し、該キャビネット上方の壁面に固定した取付金具によって衛生陶器を壁面に取り付ける衛生陶器の施工方法であって、
前記キャビネットを設置した後、前記衛生陶器が取り付けられた状態で該衛生陶器の周縁より外側にはみ出す形状に形成された前記取付金具の壁面固定位置を示す型紙を壁面に配置し、
該型紙によって決定される壁面固定位置に前記取付金具を固定し、
前記型紙を壁面に配置した状態で前記衛生陶器を前記取付金具に掛止して壁面に取り付け、
前記衛生陶器を取り付けた後に壁面に配置した前記型紙を取り除く、
ことを特徴とする型紙を用いた衛生陶器の施工方法。
【請求項3】
前記取付金具は、壁面に当接させて固定する固定片と該固定片から上方に延出した掛止片とからなり、前記衛生陶器は前記掛止片により壁面に押し付けられるものであって、
該衛生陶器を壁面に押し付けながら上方から差し込むように取付金具に掛止して壁面に取り付けることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の型紙を用いた衛生陶器の施工方法。
【請求項4】
壁面に取り付けられる衛生陶器を引掛ける取付金具の取付位置を示す型紙において、
該型紙は、前記衛生陶器が取り付けられた状態で該衛生陶器の周縁より外側にはみ出す形状に形成されて、
前記衛生陶器を取付金具に掛止する方向に対して少なくともその掛止するストローク分がはみ出していることを特徴とする型紙。
【請求項5】
前記型紙は、前記衛生陶器が取り付けられた状態で、前記衛生陶器を取付金具に掛止する方向に対して左右方向にもはみ出していることを特徴とする請求項4に記載の型紙。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−89614(P2007−89614A)
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−278959(P2005−278959)
【出願日】平成17年9月26日(2005.9.26)
【出願人】(000000479)株式会社INAX (1,429)
【Fターム(参考)】