説明

基礎パッキン及び断熱構造

【課題】断熱性を向上させることが可能な基礎パッキン及び断熱構造を提供することを目的としている。
【解決手段】上記目的を達成するため、本発明に係る基礎パッキンは、次のような構成を備える。すなわち、本発明に係る基礎パッキンは、布基礎の上面と、その上に配置される土台との間に介装される基礎パッキンである。そして、本発明に係る基礎パッキンは、長尺の基礎パッキン本体41と、断熱材90と、を備えている。更に、この基礎パッキンでは、基礎パッキン本体41における長手方向に延びる側面に対して、断熱材90が取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、基礎パッキン及び断熱構造に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化などの環境問題の対策の一環として、建物の構造においても気密化にすることで省エネを促進することが望まれている。例えば、ユニットバスを用いた浴室の下方空間を気密構造にして省エネ化を図ることが行われている。
【0003】
従来、浴室の下方空間の構造として、コンクリート製の布基礎とその上に配置される土台との間に介装される台輪の上下面に弾性部材を設けて内外の通気を遮断する構造が開示されており(例えば、特許文献1参照)、これにより、浴室の下方空間の気密性を確保して断熱性を高めるようにしている。
【0004】
【特許文献1】特開平7−197675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、断熱性を向上させることが可能な基礎パッキン及び断熱構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
布基礎の上面とその上に配置される土台との間に介装される基礎パッキンであって、長尺の基礎パッキン本体と、この基礎パッキン本体における長手方向に延びる側面に取り付けられた断熱材と、を備えた基礎パッキン。
【0007】
上記基礎パッキンにおいて、基礎パッキン本体における長手方向に延びる側面には、凹部が形成され、断熱材には、凸部が形成され、凸部が凹部に嵌め込まれることで、断熱材が基礎パッキン本体に取り付けられてもよい。
【0008】
上記基礎パッキンにおいて、断熱材の上面と基礎パッキン本体の上面とが面一になり、かつ、断熱材の底面と基礎パッキン本体の底面とが面一になるように、断熱材が基礎パッキン本体に取り付けられてもよい。
【0009】
上記基礎パッキンにおいて、凹部は、通気孔であってもよい。
【0010】
また、本発明は、以下のものを提供する。
布基礎とその上方に配置された土台に囲まれた空間の断熱構造であって、布基礎の上面と土台との間に介装された基礎パッキンであって、長尺の基礎パッキン本体と、この基礎パッキン本体における空間側の側面に取り付けられた断熱材と、を備えた基礎パッキンと、布基礎の前記空間側の壁に取り付けられた断熱材と、を備えた断熱構造。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、断熱性を向上させることが可能な基礎パッキン及び断熱構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】第1実施形態に係る基礎パッキンを模式的に示す斜視図である。
【図2】図1に示した基礎パッキン本体を示す斜視図である。
【図3】第2実施形態に係る断熱材を模式的に示す斜視図である。
【図4】図3に示した断熱材の正面図である。
【図5】(a)は、第3実施形態に係る断熱材を模式的に示す正面図であり、(b)は、その平面図であり、(c)は、その側面図である。
【図6】(a)は、第4実施形態に係る断熱材を模式的に示す平面図であり、(b)は、その側面図である。
【図7】本発明に係る基礎パッキンが備えられた建築物の一例を示す断面透視図である。
【図8】本発明に係る基礎パッキンが備えられた他の建築物の一例を示す断面透視図である。
【図9】他の実施形態に係る基礎パッキンを模式的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
勿論、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を充足する範囲内で、適宜設計変更を行うことが可能である。
【0014】
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る基礎パッキンを模式的に示す斜視図である。図2は、図1に示した基礎パッキン本体を示す斜視図である。なお、基礎パッキンは、布基礎と土台との間に介装される部材である。
図1に示すように、第1実施形態に係る基礎パッキン40は、基礎パッキン本体41と断熱材50とから構成されている。
【0015】
まず、基礎パッキン本体41について説明する。
図2に示すように、基礎パッキン本体41は、所定の厚さを有する略矩形の板形状をしており、短手方向に抜ける複数の通気孔42が長手方向に連続して形成されている。通気孔42は、断面形状が矩形であり、上下いずれかの壁面に開放部43が形成されている。すなわち、通気孔42は、左右の側壁44と、上下いずれか一方の壁45とで形成された3方囲繞形態を有しており、開放された残りの一方により通気が可能である。これにより、通気面積を増加させて換気性能を高めることができ、かつ、上下に接する布基礎や土台の接触面を乾燥させることができる。またこの開放部43は、パッキンの長手方向及び短手方向に沿って、上下交互に形成されている。これにより、開放部43の形成に伴うパッキンの撓み強度の低下を抑制できる。
【0016】
また、基礎パッキン本体41には、その平面中央部に矩形孔47が、長手方向に互って所定の間隔をおいて連続的に形成されている。また、矩形孔47の短辺中央には、釘止め用の孔を有する釘止め部46が設けられている。
【0017】
また、基礎パッキン本体41の両端には、連結用の凸部48及び凹部49が形成されていて、直列状に連結して使用できるようになっている。なお、基礎パッキン本体41は、場合に応じて適当に切断して使用することができる。
【0018】
基礎パッキン本体41の寸法は、特に限定されないが、例えば、厚さが10〜30mm、幅70〜200mm、長さ500〜2000mmである。なお、幅は、土台の幅に合わせて定められる。
【0019】
基礎パッキン本体の材料としては、特に限定されるものではなく、例えば、樹脂材料、金属材料等を挙げることができる。樹脂材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、ポリ塩化ビニル、ナイロン等を挙げることができる。また、樹脂材料として、例えば、天然ゴム(NR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)等のゴム材料を挙げることができる。これらの材料は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。金属材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ステンレス、鋳鉄等を挙げることができる。セラミックを用いることとしてもよい。
【0020】
次に、断熱材50について説明する。
なお、断熱材50は、通気性を有するものであり、基礎パッキン本体41に設けられている矩形孔47に略隙間なく嵌合させるものである。
断熱材50は、所定の厚さを有する略矩形の板形状をした断熱材本体51と、断熱材本体51に所定の間隔ごとに設けられた凸部52とから構成されている。
【0021】
断熱材本体51の短辺中央部には、V字形状を有する切欠部54が設けられており、基礎パッキン本体41の釘止め部46が引っかからないようになっている。また、断熱材本体51には、短辺方向に平行となるように、所定の間隔をおいてスリット55が設けられている。
【0022】
基礎パッキン40は、基礎パッキン本体41に断熱材50を嵌合させたものである。
基礎パッキン本体41に断熱材50を嵌合させるとき、断熱材50の凸部52は、基礎パッキン本体41の上側の壁が形成されていない通気孔42をふさぐように配置される。一方、凸部52同士の間に形成された凹部53は、下側の壁が形成されていない通気孔42をふさぐように配置される。基礎パッキン40では、通気孔42が設けられているため、この通気孔から湿度を外部に逃がすことができる。また、通気孔42が断熱材50で塞がれており、熱が通気孔42から逃げることを極力防止することができるため、断熱性を向上させることができる。
【0023】
断熱材50の材料としては、特に限定されるものではなく、例えば、プラスチック系断熱材、自然系断熱材、鉱物系断熱材を挙げることができる。プラスチック系断熱材としては、特に限定されるものでないが、例えば、硬質ウレタンフォーム、押し出し法ポリスチレンフォーム、ビーズ法ポリスチレン、高発泡ポリエチレン、発泡炭化カルシウム、フェノールフォーム、発泡ガラスを挙げることができる。自然系断熱材としては、特に限定されるものでないが、例えば、セルロースファイバー、軽量軟質木質繊維ボード、炭化発泡コルク、セルロースウール、ココヤシ繊維、綿状木質繊維、フラックス繊維、ハンフ繊維、コットン、ウールを挙げることができる。鉱物系断熱材としては、特に限定されるものでないが、例えば、グラスウール、ロックウールを挙げることができる。これらの材料は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。上記材料の中では、高発泡ポリエチレンが好適である。
【0024】
このように、基礎パッキン40によれば、基礎パッキン本体41には、通気孔42が設けられており、通気孔42には、通気性を有する断熱材50がこの通気孔42を塞ぐように設けられている。通気孔42を塞いでいる断熱材50は、通気性を有するため、この通気孔43を介して、湿度を外部に排出することができる。また、通気孔42を塞いでいるのは、断熱材であるため、通気孔42から、熱(例えば、温められた空気の熱)が外部に排出されることを著しく防止し、断熱性を向上させることができる。このように、基礎パッキン40によれば、建築物の下方の空間の湿度を取り除くとともに、断熱性を向上させることが可能となる。
【0025】
[第2実施形態]
図3は、第2実施形態に係る断熱材を模式的に示す斜視図である。
図4は、図3に示した断熱材の正面図である。
図3、図4に示すように、第2実施形態に係る断熱材60は、所定の厚さを有する略矩形板状の基体61と、基体61から所定の間隔で短辺方向に突出した四角柱状の凸部62とから構成される。
【0026】
断熱材60は、基礎パッキン本体の側面に設けることにより基礎パッキンの通気孔を塞ぐことができる。基礎パッキン本体としては、凸部62により通気孔を塞ぐことが可能な形状を有していれば、特に限定されず、例えば、図2に示した基礎パッキン本体41を用いることができる。
【0027】
[第3実施形態]
図5(a)は、第3実施形態に係る断熱材を模式的に示す断面図であり、図5(b)は、その平面図であり、図5(c)は、その側面図である。なお、図5(a)は、図5(b)に示すA−A線断面図である。
図5(a)、図5(b)及び図5(c)に示すように、第3実施形態に係る断熱材70は、所定の厚さを有する略矩形板状の基体71と、基体71から所定の間隔で短辺方向に突出した四角柱状の凸部72と、凸部72よりも短い板形状の段差部73(段差部73a又は段差部73b)とから構成されている。段差部73aは、凸部72の正面側に設けられており、段差部73bは、凸部72の底面側に設けられている。
【0028】
断熱材70は、基礎パッキン本体の側面に設けることにより基礎パッキンの通気孔を塞ぐことができる。基礎パッキン本体としては、凸部72により通気孔を塞ぐことが可能な形状を有していれば、特に限定されないが、特に、図2に示した基礎パッキン本体41を用いることが望ましい。段差部73a又は段差部73bが、基礎パッキン本体41の表面と面一となるように基礎パッキン本体41の通気孔42に嵌まり込むとともに、凸部72同士の間に形成された凹部75が、基礎パッキン本体41の側壁44と噛み合い、通気孔42を確実に塞ぐことができるからである。
【0029】
[第4実施形態]
図6(a)は、第4実施形態に係る断熱材を模式的に示す平面図であり、図6(b)は、その側面図である。
図6(a)、図6(b)に示すように、第4実施形態に係る断熱材80は、所定の厚さを有する略矩形板状の基体81と、基体81から所定の間隔で短辺方向に突出した四角柱状の凸部82とから構成され、側面には所定の間隔ごとにスリット83が設けられている。スリット83は、基体81を側面方向に容易に折り曲げることを可能とするものである。スリット83が設けられているため、断熱材80を基礎パッキン本体の側面に取り付ける際、端から順に押し込むことができ、容易に取り付けることが可能となる。
【0030】
断熱材80は、基礎パッキン本体の側面に設けることにより基礎パッキンの通気孔を塞ぐことができる。基礎パッキン本体としては、凸部82により通気孔を塞ぐことが可能な形状を有していれば、特に限定されず、例えば、図2に示した基礎パッキン本体41を用いることができる。
【0031】
図7は、本発明に係る基礎パッキンが備えられた建物の一例を示す断面透視図である。
図7に示すように、建物500では、コンクリート製のベタ基礎201に立設された布基礎(布基礎202及び布基礎203)に、基礎パッキン40を介して土台204が載置され、その上に、床510や壁(外周壁508や浴室壁(ドア)505)等が所定の位置に配置されている。これにより、建物500には、ユニットバス504が配設された浴室502と、例えば、洗面脱衣質などの浴室以外の居住部501とが形成される。
なお、布基礎202は、屋外に面した布基礎であり、布基礎203は、浴室502の下方空間503と浴室以外の居住部501の床下511とを区画するための布基礎である。
【0032】
建物500は、浴室502の下方空間503を気密構造にして省エネ化を図っている。建物500では、下方空間503を囲む布基礎202及び布基礎203の内壁に断熱材507が設けられている。これにより、下方空間503の断熱性が高められている。
【0033】
また、下方空間503を囲む布基礎202及び布基礎203の上に載置されている基礎パッキン40は、すでに説明したように、通気孔42が設けられた基礎パッキン本体41、及び、通気孔41を塞ぐ通気性を有する断熱材50から構成された基礎パッキンである。通気孔42を塞いでいる断熱材50は、通気性を有するため、この通気孔42を介して、湿度を外部に排出することができる。また、通気孔42を塞いでいるのは、断熱材であるため、通気孔42から、空気(下方空間503の空気)が外部に排出されることを著しく防止し、断熱性を向上させることができる。
【0034】
本発明の基礎パッキンは、図7に示した基礎パッキン40のように、浴室502を設けるための区画を囲う布基礎202及び布基礎203上に設けられることが望ましい。浴室502を設けるための区画を囲う布基礎202及び布基礎203上に設けられるため、特に、湿気が溜まり易く、且つ、断熱の必要な浴室502の下方空間503において、湿度を取り除くとともに、断熱性を向上させることが可能となるからである。
【0035】
浴室502の下方空間503を形成する布基礎203には、浴室502の下を点検するための基礎点検口1が設けられている。基礎点検口1は、枠体20と断熱性を有する蓋体10とから構成されており、蓋体10を枠体20から取り外すことにより、浴室502の下を点検することができる。枠体20と蓋体10との当接面には、パッキンが設けられており、枠体20と蓋体10との間に隙間が生じることを防止することができるため、蓋体10を枠体20に嵌合した状態での気密性を高めることができる。
【0036】
下方空間503の下側に位置するベタ基礎201には、密閉栓付き水抜き栓300が設けられている。水抜き栓300は、建物500の建築中にベタ基礎201に溜まる雨水を抜くためのものであり、建物500が完成した後は、原則不要である。しかしながら、水抜き栓500が開口したままであると、下方空間503の気密性が損なわれるため、密閉蓋で蓋をし、気密性を高めている。さらに、密閉蓋により、地中からの湿気や白アリの侵入を防止することを可能としている。
【0037】
また、建物500の屋外に面した布基礎202とベタ基礎201との境界205には、この境界205を覆うように止水シート101が建物500の屋外側から貼付されている。これにより、布基礎202とベタ基礎201との境界205に隙間が生じたとしても、この隙間から建物500の下方空間503に水が侵入することを著しく防止することができる。その結果、建物500の下方空間503の湿度が上昇してしまうことを防止することができ、断熱性を向上させることが可能となる。
【0038】
図8は、本発明に係る基礎パッキンが備えられた他の建物の一例を示す断面透視図である。
図8に示す建物600は、図7に示した建物500と比して、浴室602の上側には、2階部分がなく、屋根が設けられている点で異なり、他の点で略同様の構成を有している。以下、建物600を説明する。
【0039】
図8に示すように、建物600では、コンクリート製のベタ基礎701に立設された布基礎(布基礎702及び布基礎703)に、基礎パッキン40を介して土台704が載置され、その上に、床610、壁(外周壁608や浴室壁(ドア)605)、屋根612等が所定の位置に配置されている。これにより、建物600には、ユニットバス604が配設された浴室602と、例えば、洗面脱衣室などの浴室以外の居住部601とが形成される。なお、布基礎702は、屋外に面した布基礎であり、布基礎703は、浴室602の下方空間603と浴室以外の居住部601の床下611とを区画するための布基礎である。
【0040】
下方空間603を囲む布基礎702及び布基礎703の内壁には、断熱材607が設けられている。
【0041】
また、下方空間603を囲む布基礎702及び布基礎703の上に載置されている基礎パッキン40は、すでに説明したように、通気孔42が設けられた基礎パッキン本体41、及び、通気孔41を塞ぐ通気性を有する断熱材50から構成された基礎パッキンである。
【0042】
浴室602の下方空間603を形成する布基礎703には、浴室602の下を点検するための基礎点検口1が設けられている。基礎点検口1は、枠体20と断熱性を有する蓋体10とから構成されている。
【0043】
下方空間603の下側に位置するベタ基礎701には、密閉栓付き水抜き栓300が設けられている。
また、建物600の屋外に面した布基礎702とベタ基礎701との境界705には、この境界705を覆うように止水シート101が建物600の屋外側から貼付されている。
【0044】
上述した実施形態では、基礎パッキン本体41に、3方囲繞形態を有する通気孔42を設ける場合について説明したが、本発明において、基礎パッキン本体に設けられる通気孔の形状や数は、特に限定されず、組み合わせる断熱材により通気孔を塞ぐことができればよい。
【0045】
本発明において、基礎パッキンを構成する断熱材は、板状のものであってもよい。
図9は、他の実施形態に係る基礎パッキンを模式的に示す斜視図である。
図9に示すように、断熱板材90は、板状の断熱材である。図9に示す基礎パッキンは、基礎パッキン本体(図9では、基礎パッキン本体41)の側壁面に、断熱板材90を貼り付けたものである。図9に示す基礎パッキンも本発明の基礎パッキンに含まれるものである。
【0046】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した例に限定されるものではなく、本発明の構成を充足する範囲内で、適宜設計変更を行うことが可能である。
【符号の説明】
【0047】
40 基礎パッキン
41 基礎パッキン本体
42 通気孔
50、60、70、80 断熱材
90 断熱板材
201、701 ベタ基礎
202、203、702、703 布基礎
204、704 土台
500、600 建物
502、602 浴室

【特許請求の範囲】
【請求項1】
布基礎の上面とその上に配置される土台との間に介装される基礎パッキンであって、
長尺の基礎パッキン本体と、この基礎パッキン本体における長手方向に延びる側面に取り付けられた断熱材と、
を備えた基礎パッキン。
【請求項2】
前記基礎パッキン本体における長手方向に延びる側面には、凹部が形成され、
前記断熱材には、凸部が形成され、
前記凸部が前記凹部に嵌め込まれることで、前記断熱材が前記基礎パッキン本体に取り付けられた、
請求項1に記載の基礎パッキン。
【請求項3】
前記断熱材の上面と前記基礎パッキン本体の上面とが面一になり、かつ、前記断熱材の底面と前記基礎パッキン本体の底面とが面一になるように、前記断熱材が前記基礎パッキン本体に取り付けられた、
請求項1又は2に記載の基礎パッキン。
【請求項4】
前記凹部は、通気孔である、
請求項1から3の何れかに記載の基礎パッキン。
【請求項5】
布基礎とその上方に配置された土台に囲まれた空間の断熱構造であって、
前記布基礎の上面と前記土台との間に介装された基礎パッキンであって、長尺の基礎パッキン本体と、この基礎パッキン本体における前記空間側の側面に取り付けられた断熱材と、を備えた基礎パッキンと、
前記布基礎の前記空間側の壁に取り付けられた断熱材と、
を備えた断熱構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−29019(P2013−29019A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−244197(P2012−244197)
【出願日】平成24年11月6日(2012.11.6)
【分割の表示】特願2008−70190(P2008−70190)の分割
【原出願日】平成20年3月18日(2008.3.18)
【出願人】(390004145)城東テクノ株式会社 (53)
【Fターム(参考)】