説明

塩タイル保持具

【課題】塩タイルをタイル基板に確実に固定させることができる塩タイル保持具を提供する。
【解決手段】精製塩又は天然塩の溶融成形物からなる多角形厚板状の塩タイル6をタイル基板5に貼り付けるにあたり、塩タイル6を保持した状態でタイル基板5に接着剤によって接着固定するようにした塩タイル保持具20であって、塩タイル6の片面6b側に当接するように配置される本体板部21,41と、本体板部21,41の周辺から塩タイル6の各端面6cに係止するように本体板部21,41の裏面21a,41aに対する角度θが直角よりも小さくなるように突設された係止爪22,42とがプラスチックで一体に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、精製塩又は天然塩の溶融成形物からなる多角形厚板状の塩タイルをタイル基板に貼り付けるのに使用される塩タイル保持具に関する。
【背景技術】
【0002】
温浴を利用するリラクゼーション施設として、サウナ、岩盤浴、温泉等が利用されているが、近年、塩のもつ遠赤外線効果や殺菌効果等に着目して、砂利状の岩塩を床に敷き詰めたり、塊状岩塩を積み上げて壁体を形成することが行われている。そして、本発明者は先に、塩サウナ等の内装材用として、精製塩や天然塩を加熱溶融して形成型内で冷却固化させた塩製パネル(塩タイル)を提案している(特許文献1)。
【0003】
上記特許文献1の塩製パネル、即ち塩タイルは、基礎構造体である側壁、床壁及び天井壁に対しコンクリート釘や接着剤によって直接に固定されるようになっている。
【特許文献1】特開2007−92514号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
塩タイルを基礎構造体である側壁や床壁や天井壁の金属製タイル基板に貼り付けるにあたり、上記従来の塩タイルのように釘や接着剤を使用すると、釘の場合は塩タイルが割れ易く、また接着剤の場合、接着剤は金属製タイル基板に対しては強い結合力を有するが、金属製タイル基板とは異質の塩タイルに対しては結合力が弱く、外れ易いという難点があった。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑み、塩タイルをタイル基板に確実に固定させることができる塩タイル保持具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、精製塩又は天然塩の溶融成形物からなる多角形厚板状の塩タイル6をタイル基板5に貼り付けるにあたり、塩タイル6を保持した状態でタイル基板5に接着剤によって接着固定するようにした塩タイル保持具20,40であって、
塩タイル6の片面6b側に当接するように配置される本体板部21,41と、本体板部21,41の周辺から塩タイル6の各端面6cに係止するように本体板部21,41の裏面21a,41aに対する角度θが直角よりも小さくなるように突設された係止爪22,42とがプラスチックで一体に形成されてなることを特徴とする。
【0007】
請求項2は、請求項1に記載の塩タイル保持具において、塩タイルの多角形が四角形や六角形等の偶数形の場合に、本体板部21周辺から塩タイル6の各端面6cに係止するように突設される係止爪22は、周方向に隣り合う塩タイル6の端面6c,6cの一方の端面6cには一対の係止爪片22,22が係止され、他方の端面6cには前記一対の係止爪片22,22間に挿入可能な一つの係止爪片22が係止されるようになっていることを特徴とする。
【0008】
請求項3は、請求項又は2に記載の塩タイル保持具において、本体板部21の裏面には、塩タイル6の対向面が凹面状をなしている場合に、その凹面部に突入係合する円板状の凸片30が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、塩タイル保持具20,40は、プラスチックによって一体に形成されたもので、塩タイル6の片面6b側に当接するように配置される本体板部21,41と、本体板部21,41の周辺から塩タイル6の各端面6cに係止するように突設された複数の係止爪22,42とからなるため、塩タイル6を簡単容易に保持できると共に、接着剤10を介して本体板部21,41をタイル基板5に接着することにより塩タイル6をタイル基板5に確実に固定させることができ、しかも各係止爪22,42は本体板部21,41の裏面21a,41aに対する角度θが直角よりも小さくなるように本体板部21,41から突設されているため、塩タイル6を保持した時に係止爪22,42が若干外側へ弾性変形により広がる状態となり、その弾接力により複数の係止爪22,42が塩タイル6の端面6cに確実に係止して、塩タイル6を確実に保持することができる。
【0010】
請求項2に係る発明によれば、塩タイル6の多角形が四角形や六角形等の偶数形の場合には、本体板部21周辺から塩タイル6の各端面6cに係止するように突設される係止爪22は、周方向に隣り合う塩タイル6の端面6c,6cの一方の端面6cには一対の係止爪片22,22が係止され、他方の端面6cには前記一対の係止爪片22,22間に挿入可能な一つの係止爪片22が係止されるようになっているから、四角形や六角形の塩タイル6を保持した塩タイル保持具20が互いに隣り合うようにタイル基板5に取り付けられる時に、隣り合う一方の塩タイル保持具20の係止爪22と、他方の塩タイル保持具20の係止爪22とが重なることがなく、塩タイル6の目地部9が不必要に広くならず、的確な塩タイル6の貼り付けが行える。
【0011】
請求項3に係る発明によれば、本体板部21の裏面には、塩タイル6の対向面が凹面状をなしている場合にその凹面部に突入係合する円板状の凸片30が設けられているから、塩タイル6を安定良く保持させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は塩タイル壁構造を有するリラクゼーションルームの縦断面図、図2は床塩タイル壁構造体の一部の拡大縦断面図、図3は床塩タイル壁の一部を室内側から見た拡大平面図、図4は図3のX−X線拡大断面図、図5の(a) は表面を下側に向け、背面を上側に向けた状態の塩タイルの拡大斜視図、(b) は本発明に係る塩タイル保持具の斜視図、(c) は塩タイル保持具が塩タイルを保持した状態の斜視図である。図1に示すリラクゼーションルーム1は、鉄筋コンクリート建物の中に設置されたもので、ルーム本体Aと、これを覆うように設けられたルーム外殻体Bとからなる。
【0013】
ルーム本体Aは、床塩タイル壁構造体a1と、天井塩タイル壁構造体a2と、前後左右の側壁塩タイル壁構造体a3…とからなり、ルーム外殻体Bは、前後左右の側壁b1…と天井材b2とからなる。
【0014】
床塩タイル壁構造体a1では、図2に示すように、取付基枠2の上面側に、鋼製のスタッドボルト3が前後左右方向に夫々所要間隔おきに突設されると共に発光素子7…が多数個配設され、各スタッドボルト3の先端部に透明プラスチック板からなるタイル基板受け4が螺着され、各タイル基板受け4には透明プラスチック板からなるタイル基板5が当接支持されて接着剤により固定され、このタイル基板5に、精製塩の溶融成形物からなる乳白色半透明の多数の塩タイル6が取り付けられている。
【0015】
上記床塩タイル壁構造体a1につき図2により更に詳しく説明すると、取付基枠2は、角型鋼管からなる多数の枠材8を縦横に格子状に枠組みして形成されたもので、スタッドボルト3の下端部が枠材8に挿通されてナット31,32により固定され、このスタッドボルト3の上端部に、ポリカーボネート等の透明プラスチック板からなる正方形板状のタイル基板受け4の中央部が螺着され、それにより各タイル基板受け4が取付枠17の上面から所定高さに保持されて、取付基枠2とタイル基板受け4に支持されるタイル基板5との間に所要幅の空間部Sが形成される。尚、タイル基板受け4の下側には同じくポリカーボネートからなるワッシャー33が螺着されている。
【0016】
天井塩タイル壁構造体a2及び側壁塩タイル壁構造体a3については、上記床塩タイル壁構造体a1と同様な構成であるため、その説明を省略する。
【0017】
各塩タイル6は、図4及び図5に示すように、表面6aがムラ状の凹凸をなした正六角形の厚板状に形成されていて、周端面6cは、背面6b側から表面6a側へ収束するような緩傾斜のテーパに形成され、また背面6b側は、図4に示すような浅い凹面状に形成されており、しかして各塩タイル6は、透明なプラスチックからなる塩タイル保持具20に保持された状態で、両面接着剤10を介してタイル基板5に接着固定されている。また、塩タイル6…間の目地部9には、塩ペーストからなる目地材11が充填されて、乾燥固化されている。図5の(a) は、塩タイル6の表面6aが下向き、背面6bが上向きの状態で示されている。
【0018】
塩タイル保持具20は、図4及び図6に示すように、塩タイル6の片面(背面6b)側に当接するように配置される本体板部21と、この本体板部21の周辺から塩タイル6の各端面6cに係止するように本体板部21の裏面21aに対する角度θが直角よりも小さく且つ塩タイル6の端面6cの傾斜角度αより小さくなるように突設された複数の係止爪22とからなるもので、ポリカーボネート等の透明プラスチックによって一体に形成されている。この実施形態において、、塩タイル保持具20の係止爪22の傾斜角度θは例えば80°、塩タイル6の周端面6cの傾斜角度αは例えば85°とされる。
【0019】
また図4及び図5に示すように、この塩タイル保持具20の本体板部21の裏面には、塩タイル6の背面6bの凹面部に突入係合する透明プラスチック製の円板状凸片30が取り付けられている。塩タイル保持具20に塩タイル6を保持させる際に、本体板部21裏面の円板状凸片30を塩タイル6の背面6bの凹面部に突入係合させることにより、塩タイル6を安定良く保持させることができる。
【0020】
しかして、上記塩タイル保持具20に塩タイル6を保持させるには、図6に示すような状態から、塩タイル保持具20を塩タイル6に対し適当に傾けて、塩タイル保持具20を部分的に塩タイル6に嵌め込みながら係止爪22を適宜外側へ広げるようにすることで、塩タイル6を塩タイル保持具20に簡単容易に保持させることができる。
【0021】
また、本体板部21の周辺から塩タイル6の各端面6cに係止するように突設される係止爪片22は、周方向に隣り合う係止爪片22の一方が一対の係止爪片22,22からなり、他方が前記一対の係止爪片22,22間に挿入可能な一つの係止爪片22からなるものであり、このような構成にすれば、図7に示すように、夫々塩タイル6を保持した塩タイル保持具20が互いに隣り合うようにタイル基板5に取り付けられる時に、隣り合う一方の塩タイル保持具20の係止爪22と、他方の塩タイル保持具20の係止爪22とが重ならないため、塩タイル6の目地部9が不必要に広くならない。この構成は、塩タイルの多角形が四角形や六角形のように偶数形の場合に適用可能である。
【0022】
図8は、図7に示すように塩タイル壁の周辺部等で六角形の塩タイル6…間に組み込んで使用される半割塩タイル6′を保持する塩タイル保持具40を示す。半割塩タイル6′は、図5の(a) に示される六角形塩タイル6の中心部を通る対角線に沿って真半分に切断された台形厚板状のものである。半割塩タイル6′を保持する塩タイル保持具40は、半割塩タイル6′の片面(背面6b)側に当接するように配置される本体板部41と、この本体板部41の周辺から半割塩タイル6′の各端面6cに係止するように本体板部41の裏面41aに対する角度が直角よりも小さく且つ塩タイル6′の端面6cの傾斜角度より小さくなるように突設された複数の係止爪42とからなるもので、ポリカーボネート等の透明プラスチックによって一体に形成されている。
【0023】
塩タイル6の溶融成形物は、精製塩又は天然塩の微粉末を融点(800.4℃)以上、好ましくは810〜830℃に加熱して溶融させ、この加熱溶融物を成形型内に流し込んで冷却固化させたものであり、乳白色半透明で岩塩のように硬い板体になっている。そして、この成形において、成形型の開放面側のタイル表面(使用時の背面2b)が冷却固定時の収縮に伴って浅い凹面状になる一方、成形型の底面側に接するタイル表面(使用時の表面6aには同収縮に伴ってムラ状の凹凸を生じる。尚、このムラ状の凹凸とは、不規則でなだらかな凹凸を意味する。また目地材11に使用する塩ペーストは、精製塩又は天然塩の微粉末に水を加えて混和したものである。
【0024】
前記発光素子7は、赤色の発光素子と緑色の発光素子と青色の発光素子との3つの発光素子を束ねて構成したもので、図3に示すように、取付基枠2を構成する枠材8上に断熱材12を介して取り付けられた取付部材13に配設されている。
【0025】
また、図1に概略的に示すように、ルーム外殻体Bは、前後左右の側壁b1…を相互に一体的に組み付けて天井材b2を上から被せることにより箱状に形成したもので、天井材b2は、鉄筋コンクリート建物の天井側スラブ14から天井材吊持手段15によって吊持されている。また、ルーム本体Aは、床塩タイル壁構造体a1と天井塩タイル壁構造体a2と前後左右の側壁塩タイル壁構造体a3…とを相互に一体的に組み付けて形成したもので、天井塩タイル壁構造体a2の取付基枠2は、天井材吊持手段15に付設された複数の吊り具16…によって吊持されている。
【0026】
以上説明したように、リラクゼーションルーム1において、精製塩又は天然塩の溶融成形物からなる六角形厚板状の塩タイル6をタイル基板5に貼り付けるにあたり、塩タイル6を保持した状態でタイル基板5に接着剤によって接着固定する塩タイル保持具20は、ポリカーボネート等の透明プラスチックによって一体に形成されたもので、塩タイル6の片面(背面6b)側に当接するように配置される本体板部21と、この本体板部21の周辺から塩タイル6の各端面6cに係止するように本体板部21の裏面21aに対する角度θが直角よりも小さく且つ塩タイル6の端面6cの傾斜角度αより小さくなるように突設された複数の係止爪22とからなるため、六角形厚板状の塩タイル6を簡単容易に保持できると共に、両面接着剤10を介して本体板部21をタイル基板5に接着することにより塩タイル6をタイル基板5に確実に固定させることができる。
【0027】
この場合、塩タイル保持具20の本体板部21周辺から六角形塩タイル6の各端面6cに係止するように突設される係止爪22は、周方向に隣り合う塩タイル6の端面6c,6cの一方の端面6cには一対の係止爪片22,22が係止され、他方の端面6cには前記一対の係止爪片22,22間に挿入可能な一つの係止爪片22が係止されるようになっているから、図7から分かるように六角形塩タイル6を保持した塩タイル保持具20が互いに隣り合うようにタイル基板5に取り付けられる時に、隣り合う一方の塩タイル保持具20の係止爪22と、他方の塩タイル保持具20の係止爪22とが重ならないため、塩タイル6の目地部9が不必要に広くならず、的確な塩タイル6の貼り付けが行える。
【0028】
また、図7にその一部を示すように塩タイル壁の周辺部等で六角形の塩タイル6…間に半割塩タイル6′を組み込んで使用する際には、そ半割塩タイル6′を保持する塩タイル保持具40を使用するとよい。
【0029】
尚、リラクゼーションルーム1のルーム本体Aとルーム外殻体Bの間には伝熱空間17が形成され、この伝熱空間17に臨むルーム外殻体Bの前後左右側壁b1…及び天井材b2の夫々内側、ならびにルーム本体Aの床塩タイル壁構造体a1の下面側には夫々断熱材18が配設されており、そして前後左右側壁b1…側に配設された断熱材18の下部側から床塩タイル壁構造体a1側に設けられた断熱材18の上面側にわたる領域にパネルヒーター19が配設されている。図示は省略するが、このリラクゼーションルーム1の所要箇所には音響設備が設置されている。
【0030】
このリラクゼーションルーム1においては、ルーム本体Aが床塩タイル壁構造体a1と天井塩タイル壁構造体a2と側壁塩タイル壁構造体a3…とで構成されることから、発光素子7を様々なパターン及び色合い(3原色の混合による)で発光させることによって、その発光が乳白色半透明の塩タイル6を通してルーム内部から淡い映像として視認され、入室者を視覚面からリラックスさせる効果かがある。この場合、塩タイル保持具20は、透明なプラスチックで形成されているから、発光素子7からの光をそのまま通すことができる。また、前記伝熱空間17内のパネルヒーター19を駆動した際、伝熱空間17内の空気を介してルーム本体Aに伝わる熱が塩タイル6及び目地部9を通して遠赤外線としてルーム内に放射され、入室者に心地よい温熱効果を与える。しかして、このリラクゼーションルーム1では、温熱効果と映像効果に加え、音響設備の稼動による音響効果を組み合わせることによって、非常に高いリラクゼーション作用が得られる上に、ルーム本体Aの内壁面全体が塩のみで構成されているため、ルーム内は細菌、ウイルス等が繁殖するおそれのない完全な清潔空間となる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明に係る塩タイル保持具が使用されるリラクゼーションルームの縦断面図である。
【図2】床塩タイル壁構造体を示す拡大縦断面図である。
【図3】床塩タイル壁構造体の塩タイル壁を示す一部拡大平面図である。
【図4】図3のX−X線拡大断面図である。
【図5】(a) は六角形塩タイルの斜視図、(b) は塩タイル保持具の斜視図、(c) は塩タイル保持具が塩タイルを保持した状態の斜視図である。
【図6】塩タイル及び塩タイル保持具の拡大断面図である。
【図7】図2のY−Y線拡大断面図である。
【図8】(a) 六角形塩タイルを真半分に切断したような台形厚板状塩タイルの斜視図、(b) は同塩タイルを保持する塩タイル保持具の斜視図、同塩タイル保持具が塩タイルを保持した状態の斜視図である。
【符号の説明】
【0032】
1 リラクゼーションルーム
5 タイル基板
6,6′ 塩タイル
20 塩タイル保持具
21 本体板部
22 係止爪
40 塩タイル保持具
41 本体板部
42 係止爪

【特許請求の範囲】
【請求項1】
精製塩又は天然塩の溶融成形物からなる多角形厚板状の塩タイルをタイル基板に貼り付けるにあたり、塩タイルを保持した状態でタイル基板に接着剤によって接着固定するようにした塩タイル保持具であって、
塩タイルの片面側に当接するように配置される本体板部と、本体板部の周辺から塩タイルの各端面に係止するように本体板部の裏面に対する角度が直角よりも小さくなるように突設された係止爪とがプラスチックで一体に形成されてなる塩タイル保持具。
【請求項2】
塩タイルの多角形が四角形や六角形等の偶数形の場合に、本体板部周辺から塩タイルの各端面に係止するように突設される係止爪は、周方向に隣り合う塩タイルの端面の一方の端面には一対の係止爪片が係止され、他方の端面には前記一対の係止爪片間に挿入可能な一つの係止爪片22が係止されるようになっている請求項1に記載の塩タイル保持具。
【請求項3】
本体板部21の裏面には、塩タイルの対向面が凹面状をなしている場合に、その凹面部に突入係合する円板状の凸片が設けられている請求項又は2に記載の塩タイル保持具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−7383(P2010−7383A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−169202(P2008−169202)
【出願日】平成20年6月27日(2008.6.27)
【出願人】(503314716)
【Fターム(参考)】