説明

外部表示装置に応じた画像データを出力する端末、プログラム及び方法

【課題】メモリ容量が少なく且つ処理能力が低い携帯端末を用いて、サーバから受信した画像データを電子ペーパ装置に出力することができる端末等を提供する。
【解決手段】電子ペーパ装置に接続される携帯電話機であって、原画像データがQVGAサイズ以下に区分された複数の部分画像データを受信する部分画像受信手段と、24ビットマップフォーマットの部分画像データ毎に、電子ペーパ装置のRGBW変形ビットマップフォーマットに変換するフォーマット変換手段と、複数の部分画像データを並べた原画像データの全体領域又は部分領域を生成する原画像生成手段と、生成された原画像データを、電子ペーパ装置へ出力する原画像出力手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部表示装置へ画像を出力する端末、プログラム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、大きい表示領域の外部表示装置と、小さい表示領域の携帯端末とが接続されたシステムがある(例えば特許文献1参照)。このシステムによれば、外部表示装置が、原画像データの全体領域を表示すると共に、携帯端末が、その原画像データの部分領域を表示する。携帯端末は、原画像データの全体領域を部分画像データに区分し、特定の部分画像データを携帯端末に表示する。利用者は、外部表示装置に表示された原画像データの全体領域を認識すると共に、携帯端末に表示された部分画像データに対して操作することができる。
【0003】
図1は、従来技術におけるシステム構成図である。
【0004】
図1によれば、携帯端末1と、外部表示装置2とが、有線(例えばUSBケーブル)又は無線(無線LAN、ブルートゥース、赤外線等)で接続されている。携帯端末1は、例えば携帯電話機又はPDA(Personal Digital Assistant)であって、比較的小さい表示領域のディスプレイを持つ。また、外部表示装置2は、例えば電子ペーパ装置であって、比較的大きい表示領域のディスプレイを持つ。
【0005】
「電子ペーパ装置」とは、外光の反射を利用することで表示を読み取ることができる反射型表示方式のディスプレイを持つ。また、電子ペーパ装置は、書き換え時以外には電力を必要としない不揮発性の表示装置である。電子ペーパ装置の多くは、他の情報端末から受信した文字・画像情報を受信し、その文字・画像情報が印刷された「紙」のように機能する。描画速度が比較的低速であるために、通常、静止画像の表示に用いられる。
【0006】
携帯電話機1は、更に、アクセスネットワーク(例えば携帯電話網)を介してインターネットに接続されている。インターネットには、原画像データを蓄積したサーバ3が接続されている。携帯端末1は、サーバ3から原画像データを受信し、その画像データを外部表示装置2へ出力する。これによって、電子ペーパ装置2は、携帯端末1を介して、サーバ2に蓄積された原画像データを表示することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−211379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
インターネット上で送受信される画像データの標準画像フォーマットとして、ビットマップデータを圧縮したjpegフォーマットなどがある。例えばjpegフォーマットの圧縮画像データを受信した端末は、その圧縮画像データを解凍して、ビットマップデータとして表示する。
【0009】
しかしながら、既存の電子ペーパ装置は、多くの場合赤・緑・青(RGB)の三原色をベースとする通常のビットマップデータをそのまま表示することができない。電子ペーパ装置は、例えばRGBに加えて白(W)を加えたRGBW変形ビットマップフォーマットの画像データしか表示することができない。そのため、サーバは、同一の画像コンテンツについて、jpegフォーマットの画像データと、RGBW変形ビットマップフォーマットの画像データとの両方を蓄積しておく必要がある。
【0010】
ここで、サーバから受信したjpegフォーマットの原画像データを、パーソナルコンピュータのような携帯端末を用いて、解凍し、RGBW変形ビットマップフォーマットの原画像データへ一括してフォーマット変換することも想定できる。
【0011】
しかしながら、メモリ容量が少なく且つ処理能力が低い携帯電話機のような端末では、原画像データを一括してフォーマット変換をすることはできない。一般に、携帯電話機は、当該携帯電話機自身のディスプレイに対応して、その画面サイズに応じたメモリ容量及び処理能力しか備えていない。従って、当該携帯電話機のディスプレイよりも大きいサイズとなる電子ペーパ装置へ出力すべき画像データを処理することは難しい。
【0012】
一方で、電子ペーパ装置は、技術開発に応じて薄く且つ軽くなってきており、人によって携帯されることを前提としてきている。利用者が、携帯電話機と電子ペーパ装置を同時に携帯することも想定される。そうすると、携帯電話機を用いて、サーバから受信した画像データを、電子ペーパ装置に出力したいとする需要も多くなってくる。
【0013】
そこで、本発明は、メモリ容量が少なく且つ処理能力が低い携帯端末を用いて、サーバから受信した画像データを電子ペーパ装置に出力することができる端末、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明によれば、外部表示装置に接続される端末であって、
原画像データが当該端末の画像表示サイズに応じて区分された複数の部分画像データを受信する部分画像受信手段と、
部分画像データ毎に、外部表示装置の画像フォーマットに変換するフォーマット変換手段と、
複数の部分画像データを並べた原画像データの全体領域又は部分領域を生成する原画像生成手段と
生成された原画像データを、外部表示装置へ出力する原画像出力手段と
を有することを特徴とする。
【0015】
本発明の端末における他の実施形態によれば、
当該端末は、携帯電話機であり、
外部表示装置は、電子ペーパ装置であり、
携帯電話機の画像表示サイズは、QVGA(Quarter Video Graphics Array)サイズ以下であることも好ましい。
【0016】
本発明の端末における他の実施形態によれば、
部分画像データの画像フォーマットは、24ビットマップフォーマットであり、
電子ペーパ装置の画像フォーマットは、RGBW変形ビットマップフォーマットであり、
フォーマット変換手段は、部分画像データ毎に、24ビットマップフォーマットからRGBW変形ビットマップフォーマットへ変換することも好ましい。
【0017】
本発明の端末における他の実施形態によれば、
原画像生成手段は、原画像データの部分領域を生成する際に、2つ以上の部分画像データを横一列に並べた横列部分画像データを生成し、該横列部分画像データの横列サイズが、外部表示装置の横列サイズに一致するように、横列部分画像データの左右領域に空ピクセル領域を付加し、
原画像出力手段は、横列部分画像データ毎に、外部表示装置へ出力することも好ましい。
【0018】
本発明の端末における他の実施形態によれば、
部分画像データには、原画像データに対する位置に応じたファイル名が付加されており、
原画像生成手段は、ファイル名に応じて、部分画像データを並べることも好ましい。
【0019】
本発明の端末における他の実施形態によれば、
部分画像データには、原画像データに対する位置に応じた位置座標を含む表示制御データが付加されており、
原画像生成手段は、表示制御データで示される位置座標に応じて、部分画像データを並べることも好ましい。
【0020】
本発明によれば、前述の端末と、原画像データを蓄積したサーバとを有するシステムであって、
サーバは、
端末から要求された原画像データについて、当該端末の画像表示サイズに応じて複数の部分画像データに区分する画像区分手段と、
区分された部分画像データを、端末へ送信する部分画像送信手段と
を有することを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、外部表示装置に接続される端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
原画像データが当該端末の画像表示サイズに応じて区分された複数の部分画像データを受信する部分画像受信手段と、
部分画像データ毎に、外部表示装置の画像フォーマットに変換するフォーマット変換手段と、
複数の部分画像データを並べた原画像データの全体領域又は部分領域を生成する原画像生成手段と
生成された原画像データを、外部表示装置へ出力する原画像出力手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0022】
本発明の端末用のプログラムにおける他の実施形態によれば、
外部表示装置に応じて画像データを出力する端末用の画像データ出力方法であって、
原画像データが当該端末の画像表示サイズに応じて区分された複数の部分画像データを受信する第1のステップと、
部分画像データ毎に、外部表示装置の画像フォーマットに変換する第2のステップと、
複数の部分画像データを並べた原画像データの全体領域又は部分領域を生成する第3のステップと、
生成された原画像データを、外部表示装置へ出力する第4のステップと
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
本発明の端末、プログラム及び方法によれば、端末がQVGAサイズ単位で部分画像データをフォーマット変換することができるので、メモリ容量が少なく且つ処理能力が低い携帯端末を用いて、サーバから受信した画像データを電子ペーパ装置に出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】従来技術におけるシステム構成図である。
【図2】本発明における端末及びサーバの機能構成図である。
【図3】本発明における画像フォーマットのシーケンス図である。
【図4】部分画像データの配置を制御する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0026】
図2は、本発明における端末及びサーバの機能構成図である。また、図3は、本発明における画像フォーマットのシーケンス図である。
【0027】
サーバ3は、原画像蓄積部300と、画像区分部301と、部分画像送信部302と、インターネットに接続する通信インタフェース部311とを有する。これら機能構成部は、サーバに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。サーバ3は、携帯電話機1からの要求に応じて、原画像データを送信する。
【0028】
原画像蓄積部300は、ビットマップ圧縮フォーマットの原画像データを蓄積する。一般的な表示装置(ディスプレイ)は、1つの画素(ピクセル)に24ビットの情報を割り当てている。赤色・緑色・青色のそれぞれに、8ビットが割り当てられる。これによって、色相(hue)毎に、256通りの明度(value)や輝度(saturation)を特定することができる。即ち、ピクセル毎に、16,777,216通り(256)の色相・明度・輝度を特定することができる。
【0029】
24ビットマップの原画像データは、例えばjpegフォーマットで圧縮されたものであってもよい。jpeg(ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 1、Joint Photographic Experts Group)とは、静止画像データの標準的な圧縮フォーマットである。
【0030】
画像区分部301は、携帯電話機1から要求された原画像データについて、当該携帯電話機の画像表示サイズに応じて複数の部分画像データに区分する。ここでは、原画像データの全体領域を、QVGA(Quarter Video Graphics Array)サイズ以下の部分画像データに区分する。
【0031】
携帯電話機のディスプレイは、一般に、320×240ピクセル解像度のQVGAに対応している。QVGAは、縦横とも画素数をVGAの1/2とし、総画素数をVGAの1/4(=Quarter)とする。例えば、原画像データの全体領域が600ピクセル×800ピクセルである場合(図3(a)参照)、300ピクセル×200ピクセルの部分画像データ(8枚)に区分する(図3(b)参照)。
【0032】
部分画像送信部302は、区分された部分画像データを、端末へ送信する。例えば600ピクセル×800ピクセルの1枚の原画像が要求された場合、サーバ3は、300ピクセル×200ピクセルの8枚の部分画像データの画像を、携帯電話機1へ送信する(図3(b)参照)。
【0033】
一方、その原画像データを表示すべき電子ペーパ装置2は、一般に、RGBW変形ビットマップフォーマットの画像データを表示する。表示サイズとしては、例えば600ピクセル×800ピクセルである。
【0034】
通常の液晶ディスプレイは、多色で表示するために、RGB(赤・緑・青)3色のカラーフィルタを用い、階調表現のため各色に8ビットを割り当て、1つのピクセルあたり24ビットの情報を割り当てている。一方で、外光の反射を利用する電子ペーパ装置では、反射率を向上させるために、RGBに白(W)を加えたカラーフィルタを用いる場合が多い。従って、電子ペーパに多色画像を表示させる場合、液晶ディスプレイなどの3色表示を前提としたビットマップなどの画像フォーマットをそのまま用いることができない。また、電子ペーパでは表現可能な階調数が液晶ディスプレイよりも少ない例が多い。そのような電子ペーパ用画像フォーマット「RGBW変形ビットマップフォーマット」は、1つのピクセルに16ビットの情報を割り当てている(図3(b)(c)参照)。赤色・緑色・青色のそれぞれに、4ビットが割り当てられる。この4ビットは、24ビットマップフォーマットにおける色相毎の上位4ビットが割り当てられる。更に、白色を表す4ビットが含まれる。1つのピクセルは、「4ビット(赤)+4ビット(青)+4ビット(緑)+4ビット(白)」の16ビットによって表される。
【0035】
サーバ3と、電子ペーパ装置2との間に、携帯電話機1が介在する。
【0036】
携帯電話機1は、アクセスネットワークに接続する通信インタフェース部111と、電子ペーパ装置2に接続する外部インタフェース部112とを有する。また、携帯電話機1は、部分画像受信部101と、フォーマット変換部102と、原画像生成部103と、原画像出力部104とを有する。これら機能構成部は、携帯電話機1に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。
【0037】
部分画像受信部101は、サーバ3から、複数の部分画像データを受信する(図3(b)参照)。部分画像データが、圧縮フォーマットである場合、データを解凍する。その部分画像データは、原画像データが当該端末の画像表示サイズに応じて区分されたものである。部分画像データは、フォーマット変換部102へ出力される。
【0038】
フォーマット変換部102は、部分画像データ毎に、電子ペーパ装置の画像フォーマットに変換する(図3(c)参照)。例えば、部分画像データの画像フォーマットが24ビットマップフォーマットであり、電子ペーパ装置の画像フォーマットがRGBW変形ビットマップフォーマットである場合、部分画像データを、24ビットマップフォーマットからRGBW変形ビットマップフォーマットへ変換する。変換されたRGBW変形ビットマップフォーマットの部分画像データ毎に、原画像生成部103へ出力される。
【0039】
原画像生成部103は、部分画像データを全体領域まで並べた原画像データを生成してもよいし、2つ以上の部分画像データを横一列に並べた横列部分画像データのみを生成してもよい。原画像生成部103は、原画像データの部分領域を生成する際に、最初に、横列部分画像データを生成する。なお、図3(d)に示したように、電子ペーパ装置2の横列表示領域は、2つの部分画像データを並べた横列表示領域よりも長い場合もあり得る。このような場合、横列部分画像データの横列サイズが、電子ペーパ装置2の横列サイズに一致するように、横列部分画像データの左右領域に空ピクセル領域を付加する。図3(d)によれば、横列部分画像データの左右領域に、空きピクセル領域が付加される。
【0040】
原画像出力部104は、生成されたRGBW変形ビットマップフォーマットの原画像データを、外部インタフェース部112を介して、電子ペーパ装置2へ出力する。ここで、原画像出力部104は、横列部分画像データ毎に、電子ペーパ装置2へ出力するものであってもよい。この場合、携帯電話機1は、横列部分画像データ毎に、フォーマット変換された部分画像データを合成することができるので、原画像データの全体領域を生成するのと比較して、少ないメモリ容量で処理することができる。
【0041】
図4は、部分画像データの配置を制御する説明図である。
【0042】
図4に表された部分画像データの配置は、携帯電話機1の原画像生成部103によって制御される。本発明によれば、ファイル名によって部分画像データの位置を特定する第1の方法と、別途付加された表示制御データによって部分画像データの位置を特定する第2の方法とがある。
【0043】
第1の方法によれば、例えばimg11.jpg、img12,jpg、img21,jpg、img22,jpg、img31,jpg・・・のようにファイル名が付加される。ここで、imgXY.jpgについて、数字Xは横列の順序を表し、数字Yは縦列の順序を表す。従って、ファイル名だけで、その部分画像データの位置を特定することができる。第1の方法によれば、第2の方法と異なって、別途の表示制御データを必要としない。
【0044】
第2の方法によれば、ファイル毎の座標位置を含む表示制御データが付加される。座標位置は、縦列のピクセルと横列のピクセルとで表される。この表示制御データは、複数の部分画像データと同時に、例えばメタデータに含まれて、携帯電話機1によって受信される。携帯電話機1は、ファイル毎に特定された座標位置に、当該部分画像データを配置する。第2の方法によれば、第1の方法と異なって、自由な座標位置に各部分画像データを配置することができる。
【0045】
前述したように、本発明の端末、プログラム及び方法によれば、端末がQVGAサイズ単位で部分画像データをフォーマット変換することができるので、メモリ容量が少なく且つ処理能力が低い携帯端末を用いて、サーバから受信した画像データを電子ペーパ装置に出力することができる。また、サーバは、電子ペーパ装置の画像フォーマットに関わらず、自由な表示サイズの原画像データを蓄積しておけばよい。更に、利用者が所持する携帯端末でフォーマット変換をすることができるので、既存の原画像データを、電子ペーパ装置の画像フォーマットに変換する別途のサーバを備える必要もない。但し、サーバは、原画像データをQVGAサイズ以下の部分画像データに区分する必要がある。
【0046】
前述した本発明の種々の実施形態において、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
【符号の説明】
【0047】
1 携帯電話機、携帯端末、端末
101 部分画像受信部
102 フォーマット変換部
103 原画像生成部
104 原画像出力部
111 通信インタフェース部
112 外部インタフェース部
2 電子ペーパ装置、外部表示装置
3 サーバ
300 原画像蓄積部
301 画像区分部
302 部分画像送信部
311 通信インタフェース部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部表示装置に接続される端末であって、
原画像データが当該端末の画像表示サイズに応じて区分された複数の部分画像データを受信する部分画像受信手段と、
前記部分画像データ毎に、前記外部表示装置の画像フォーマットに変換するフォーマット変換手段と、
複数の部分画像データを並べた原画像データの全体領域又は部分領域を生成する原画像生成手段と
生成された前記原画像データを、前記外部表示装置へ出力する原画像出力手段と
を有することを特徴とする端末。
【請求項2】
当該端末は、携帯電話機であり、
前記外部表示装置は、電子ペーパ装置であり、
前記携帯電話機の前記画像表示サイズは、QVGA(Quarter Video Graphics Array)サイズ以下であることを特徴とする請求項1に記載の端末。
【請求項3】
前記部分画像データの画像フォーマットは、24ビットマップフォーマットであり、
前記電子ペーパ装置の画像フォーマットは、RGBW変形ビットマップフォーマットであり、
前記フォーマット変換手段は、前記部分画像データ毎に、24ビットマップフォーマットからRGBW変形ビットマップフォーマットへ変換することを特徴とする請求項2に記載の端末。
【請求項4】
前記原画像生成手段は、前記原画像データの部分領域を生成する際に、2つ以上の部分画像データを横一列に並べた横列部分画像データを生成し、該横列部分画像データの横列サイズが、前記外部表示装置の横列サイズに一致するように、前記横列部分画像データの左右領域に空ピクセル領域を付加し、
前記原画像出力手段は、前記横列部分画像データ毎に、前記外部表示装置へ出力する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の端末。
【請求項5】
前記部分画像データには、前記原画像データに対する位置に応じたファイル名が付加されており、
前記原画像生成手段は、前記ファイル名に応じて、前記部分画像データを並べる
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の端末。
【請求項6】
前記部分画像データには、前記原画像データに対する位置に応じた位置座標を含む表示制御データが付加されており、
前記原画像生成手段は、前記表示制御データで示される位置座標に応じて、前記部分画像データを並べる
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の端末。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の端末と、前記原画像データを蓄積したサーバとを有するシステムであって、
前記サーバは、
前記端末から要求された原画像データについて、当該端末の画像表示サイズに応じて複数の部分画像データに区分する画像区分手段と、
区分された部分画像データを、前記端末へ送信する部分画像送信手段と
を有することを特徴とするシステム。
【請求項8】
外部表示装置に接続される端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
原画像データが当該端末の画像表示サイズに応じて区分された複数の部分画像データを受信する部分画像受信手段と、
前記部分画像データ毎に、前記外部表示装置の画像フォーマットに変換するフォーマット変換手段と、
複数の部分画像データを並べた原画像データの全体領域又は部分領域を生成する原画像生成手段と
生成された前記原画像データを、前記外部表示装置へ出力する原画像出力手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする端末用のプログラム。
【請求項9】
外部表示装置に応じて画像データを出力する端末用の画像データ出力方法であって、
原画像データが当該端末の画像表示サイズに応じて区分された複数の部分画像データを受信する第1のステップと、
前記部分画像データ毎に、前記外部表示装置の画像フォーマットに変換する第2のステップと、
複数の部分画像データを並べた原画像データの全体領域又は部分領域を生成する第3のステップと、
生成された前記原画像データを、前記外部表示装置へ出力する第4のステップと
を有することを特徴とする端末用の画像データ出力方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−191026(P2010−191026A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−33434(P2009−33434)
【出願日】平成21年2月17日(2009.2.17)
【出願人】(000208891)KDDI株式会社 (2,700)
【Fターム(参考)】