説明

多層ハンドルを有するカートン

補強ハンドルを有するブランク(10)及びカートン(98)。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
飲料容器等の複数の容器を収容するのに用いられるカートンは、多くの場合、重くて運搬し難い。したがって、運搬し易く、中に入れて運搬される容器の重量を支持するのに十分なほど頑丈な改良型のカートンが必要とされ続けている。
【0002】
本発明は、包括的には、例えば、清涼飲料、ビール等を収容するのに用いられるタイプの缶及び瓶と共に用いられ得るカートンに関する。本カートンは、容器を入れたカートンを運搬するユーザに対して高い強度及び快適性を与える多層ハンドルを有する。
【0003】
いくつかの図を通して同じ参照符号が同じ部分を示す添付図面を参照して説明を行う。
【0004】
本発明は、以下の図を参照することによって最もよく理解することができる。簡単のために、同じ特徴を示すために同じ符号が用いられ得る。しかしながら、同じ符号の使用は、決してこのような特徴が等価なものであることを肯定又は認識するものと解釈されてはならないことを理解されたい。
【0005】
図1に示す本発明の一態様によれば、例示的なブランク10が提供される。ブランク10は、折り線14によってサイドパネル16に接続されるトップパネル12を含み、サイドパネル16は同様に、折り線18によってボトムパネル20に接続される。ボトムパネル20は、折り線22によってサイドパネル24に接続され、サイドパネル24は同様に、折り線26によって補強パネル28に接続される。後述するように、例示的なブランク10は、缶又は瓶を、例えば6つの容器それぞれを2列で収容することが可能であるカートンになるように折り畳むことができる。特定の例示的なブランク及びカートンが本明細書で図示及び説明されるが、必要又は所望に応じて本発明の種々の態様を任意のカートンと共に用いることができることが、当業者により理解されるであろう。したがって、多くのブランク及びカートンがここでは考えられる。
【0006】
カートンブランク10の第1の端部30において、トップ端部フラップ32が、折り線34でトップパネル16につながる。サイド端部フラップ36が、折り線38でサイドパネル16につながる。ボトム端部フラップ40が、折り線42でボトムパネル20につながる。サイド端部フラップ44が、折り線46でサイドパネル24につながる。
【0007】
ブランク10の第2の端部48において、トップ端部フラップ50が、折り線52でトップパネル16につながる。サイド端部フラップ54が、折り線56でサイドパネル16につながる。ボトム端部フラップ58が、折り線60でボトムパネル20につながる。サイド端部フラップ62が、折り線64でサイドパネル24につながる。
【0008】
引き続き図1を見ると、ブランク10は、トップパネル12及び補強パネル28の対応する場所にそれぞれ形成される開口66a、66b(まとめて「66」)、68a、68b(まとめて「68」)を含む。ハンドル開口66a、66bは、ハンドル70を画定する。この例では、ハンドル70は、実質的に細長いか又は矩形の形状である。限定はされないが、弧状、二重弧状、三日月形、楕円形、又は任意の他の形状を含む、多くの形状がここでは考えられることが理解されるであろう。補強パネル28の開口68a、68b(「補強開口」)は、ハンドル補強パネル72を画定する。
【0009】
図2は、トップパネル12におけるハンドル70及び種々の関連の特徴部の拡大図を示す。ハンドル開口66a、66bは、やや平坦な部分74a、74b及びやや弓形の部分76a、76bを含むものとして示されている。緩衝フラップ78a、78bが、ハンドル70の長さに沿って折り線80a、80bでそれぞれトップパネル12に折り曲げ可能につながる。フラップ78a、78bは、組み立て済みのカートンの内部に向かって折り曲げられて、カートンを運搬するユーザに対して快適な接触面を提供する。場合によっては、応力緩和用の窪み又は折り目82及びJ字形の切れ目84が、ハンドル開口66a、66bの終点86から延びていてもよい。この例では、ハンドル開口の終点は、尖形の形状として示されている。しかしながら、丸形、角形、又は他の終点形状が考えられる。さらに、ハンドル開口の他の幾何学的形状がここでは考えられることが理解されるであろう。2つ以上のハンドルを設けてもよく、このような1つ又は複数のハンドルを、種々のパネルのいずれに設けてもよく、また得られるカートンのいずれの面に設けてもよいことが、当業者によりさらに理解されるであろう。したがって、特定のハンドル構成が本明細書で図示及び説明されるが、多くの構成がここでは考えられる。
【0010】
図3を見ると、補強パネル28における補強開口68a、68b及び関連の特徴部の拡大図が示されている。補強開口68a、68bは、主要部分88a、88bとパネル28の概ねコーナ92に向かって斜めに延びる細長い延長部90a、90bとを含む。図3に示すように、延長部90a、90bはそれぞれ、例えば、延長部90a、90bがスリットよりも幅広であるように、ブランク10’を形成する材料の一部を切断及び除去することによって形成することができる。しかしながら、代替的に、延長部の幅はこれよりも狭くてもよく、場合によってはスリットの形態であってもよい。
【0011】
ブランク10からカートンを形成するには、縁部94が折り線26と一致して縁部96が折り線14と一致するように、トップパネル12を補強パネル28と重ね合わせて、すなわちトップパネル12を補強パネル28の上に重ねて糊付けする。その後、折り線14、18、及び22に沿って折り曲げて端部30及び48が開かれたスリーブを形成することにより、カートン98を組み立てることができる。
【0012】
図2及び図3は、トップパネル12及び補強パネル28それぞれの開口66と68との全体的な関係を示す。補強開口68は、トップパネル12及び補強パネル28が重なると補強開口32がそれぞれハンドル開口66と閉塞せずに一致するような寸法にされ得る。同様に、細長い延長部90a、90bは、折り目82と概ね一致する。補強開口68は、ハンドル開口66と実質的に同一の形状及び寸法であってもよく、又はハンドル開口66よりも大きな寸法であってもよい。より詳細には、ハンドル70は、ハンドル補強パネル72の幅Wrhに実質的に等しい幅Whを有し得る。各ハンドル開口66は、各補強開口68の幅Wroと実質的に等しいか又はWroよりも短い幅Woを有し得る。このように、トップパネル12及び補強パネル28が重なると、補強パネル28は、ハンドル70を使用する場合にユーザが指をハンドル開口66に挿入する邪魔にならない。
【0013】
一態様では、トップパネル12及び補強パネル28は、補強パネル28がカートン98の内部側に配置されてトップパネル12がカートン98の外部側に配置されるように重ねられる。トップパネル12を補強パネル28とこのように重ね合わせることにより、トップパネル12の強度及び支持がさらに高まる。同様に、開口66及び68を一致させることでハンドル70が補強されることにより、ハンドル70にさらなる強度及び完全性が与えられる。結果として、このカートンは、単層パネル及び/又はハンドルを有するカートンよりも高い強度及び耐久性を特徴とする。
【0014】
続いて、缶又は瓶を横倒しでカートンに詰めることができ、両端部における種々の端部フラップが閉じられる。カートンを閉じる種々の方法が考えられる。概して、種々のフラップ32、36、40、44、50、54、58、62は、形成されるカートン98の内部に向かう方向に折り曲げられて、必要に応じて糊付けされる。「糊」及び「糊付け」という用語は、当業者に既知のように材料を接着するための任意の接着剤又は接着方法若しくは接着技法を包含することが意図される。「糊」及び「糊付け」という用語の使用が本明細書では用いられるが、種々のフラップを固定する他の方法がここでは考えられることが理解されるであろう。
【0015】
図4〜図7に示す本発明の別の態様によれば、ブランク及びブランクから形成されるカートンは、カートンから容器を容易に取り出すための1つ又は複数の供給特徴部を含み得る。図4のブランク10’は、図1のブランクと同様の特徴部をいくつか含む。したがって、簡単のために、同様の特徴部は図1で用いられるのと同じ参照符号で示す。しかしながら、本発明に従って多くの供給特徴部及び他の特徴部を用いることができることが理解されるであろう。
【0016】
最初に図4を見ると、ブランク10’は、第1の出口端部30及び第2の閉鎖端部48を含む。この例では、ブランク10’は、引裂き線部分100a及び100bによって画定される引裂き線100(図4〜図7)を含み、引裂き線部分100a及び100bは、トップパネル12及び補強パネル28を通って延びて三角形の供給フラップ102及び104をそれぞれ形成し、サイドパネル16及び24を通ってサイド端部フラップ36及び44へそれぞれ続いてディスペンサ126(図5を参照)を形成する。ディスペンサ126を開き易くするために、位置合わせフィンガフラップ108及び110をトップパネル12及び補強パネル28にそれぞれ設けて、ディスペンサ126の形成を開始するために指又は別の道具を挿入し易くすることができる。
【0017】
フィンガフラップ108は、折り線92でトップパネル12に接続され、フィンガフラップ110は、折り線114で補強パネル28に接続される。所望であれば、フィンガフラップ108及び110にそれぞれ挿入フラップ116及び118を設けて、組み立て時にカートンに指を入れ易くしてもよい(図5)。
【0018】
図5は、本発明によるブランク10’から形成された例示的なカートン98を示す。カートン98には飲料缶Cが充填され、ディスペンサ126が部分的に開いている。ディスペンサが単一構造であることに留意されたい。ディスペンサ126は、重なり合ったフィンガフラップ108及び110に指を挿入してディスペンサ126を引き開けることによって開けられる。一態様では、フィンガフラップ108及び110は、指がカートン98の内部の第1の缶と第2の缶との間に入るように位置決めされる。
【0019】
図6は、ディスペンサ126が完全に開いているが、引裂き線100がサイド端部フラップ36及び44で裂開されないことによってカートン98につながったままである様子を示す。ディスペンサ126を完全に開くと、一番上の缶Cがディスペンサ126内に転がり込んで保持される。したがって、ディスペンサ126は、缶Cがカートン98の付近を離れることを防止する。ディスペンサ126は、三角形のフラップ102及び104が側壁を形成し、サイド端部フラップ36及び44が下壁120を形成し、トップフラップ12及び28の切り取られた部分が端壁122を形成することで、バスケット118を形成する。トップパネル12から形成される端壁122は、多層であることにより、ディスペンサ126の強度を高める。
【0020】
このカートンの構造的完全性を維持するために、サイド端部フラップ36及び44の下面部分106a、106bは、ディスペンサ126が部分的又は完全に切り離されたときにカートン98から取り外されない。さらに、一態様では、ボトム端部フラップ40は、折り線38及び46それぞれに沿ったAB間の距離に実質的に等しい高さH(図2)を有する。したがって、ボトム端部フラップ40は、サイド端部フラップ36及び44の下面部分106a、106bと実質的に同じ高さを有することにより、丈夫な端部構造124をもたらす。図7に示すように、パネル40、下面部分106a、及び106bによって形成されるボトム端部構造124の高さHは、缶Cの直径よりも低い。所望であれば、ディスペンサ126をカートン98から切り離してもよく、又は引裂き線100に沿ってつなげたままにして再閉してもよい。
【0021】
図7に示すように、手の指F及び親指Tを用いて缶Cをカートン98から容易に取り出すことができる。本明細書で示す例示的なカートン及びディスペンサは、缶又は他のタイプの円筒形容器に用いることができる。このようなカートン及びディスペンサには、短く太い構成のPETボトルで特に有用であり得るものもある。
【0022】
本明細書に記載されているか又はここで考えられる本発明の種々の態様によれば、ブランク及びカートンは、折り曲げ可能なシート材料から形成することができる。一態様では、ブランクは板紙から形成される。別の態様では、ブランクは、少なくとも約100ポンド/連の斤量の板紙から形成することができる。別の態様では、ブランクは、少なくとも約0.012インチの厚さの板紙から形成することができる。ブランク、したがってブランクから形成されるカートンは、他の材料、例えば厚紙又は任意の他の適当な材料から構成することもできる。上述の例示的な実施形態では、ブランクは、Graphic Packaging Internationalから市販されているSUS(登録商標)ボード等のコーテッドソリッド未晒硫酸板紙(coated solid unbleached sulfate board)から形成される。概して、板紙は、約18〜約30の範囲、例えば26の厚さを有し得る。必要又は所望であれば、ブランクは、選択されたパネル又はパネル部分に、1つ又は複数の異なる又は同様のシート状材料を貼り合わせるか、或いは選択されたパネル又はパネル部分を、1つ又は複数の異なる又は同様のシート状材料でコーティングすることができる。
【0023】
場合によっては、本明細書で説明したブランク及びカートンの1つ又は複数のパネルは、単独で又は組み合わせて、ワニス、クレー、又は他の材料でコーティングしてもよい。続いて、コーティングに、製品、広告、及び他の情報又は画像を印刷してもよい。ブランクに印刷された情報を保護するために、ブランクをコーティングすることもできる。ブランクは、例えば、ブランクの片面又は両面を防湿層でコーティングしてもよい。
【0024】
本明細書に記載されておりここで考えられる種々のブランク及びカートンのそれぞれにおいて、「折り線」は、折り曲げを容易にする必ずしも真っ直ぐではないが任意の実質的に直線状の弱化形態であり得ることが理解されるであろう。本発明の範囲を狭めるためではないが、より具体的には、折り線は、所望の脆弱線に沿って材料に圧潰部分を作る鈍いスコアリングナイフ等で形成される線等の切り込み線、所望の脆弱線に沿って材料の厚さを貫通しない切れ目、及び/又は所望の脆弱線に沿って材料の厚さを貫通しない及び/又は貫通する一連の切れ目、及びこれらの特徴の種々の組み合わせを含む。切断を用いて折り線を作る場合、切断は通常、賢明なユーザに折り線を引裂き線と誤認させないように、広範囲に及びすぎないものとする。
【0025】
例えば、1つのタイプの従来の引裂き線は、引裂き線にわたる材料を通常は一時的に接続するために刻み目(例えば、ブリッジにやや似た材料の小片)が間に画定されるように隣接する切れ目をわずかに離間させた、材料の厚さを貫通する一連の切れ目の形態である。刻み目は、引き裂き時に引裂き線に沿って破断される。刻み目を含むこのような引裂き線は、刻み目が通常はこの線において比較的わずかな割合を占めるものであるため、切断線と呼ぶこともでき、代替的に、刻み目をこのような切断線から省いてもよい。上述のように、切断を用いて折り線を設ける場合、切断は通常、賢明なユーザに折り線を引裂き線と誤認させないように、広範囲に及びすぎないものとする。同様に、切断線(例えば引裂き線)に刻み目が存在する場合、刻み目は通常、賢明なユーザにこの線を折り線と誤認させないように、大きすぎたり数が多すぎたりしないものとする。
【0026】
したがって、本発明の上記の詳細な説明に鑑みて、本発明の幅広い実用及び用途が可能であることが、当業者により容易に理解されるであろう。本明細書に記載されているもの以外の本発明の多くの適合形態、並びに多くの変形形態、変更形態、及び等価構成が、本発明の趣旨又は範囲から逸脱せずに、本発明及びその上記の詳細な説明から明らかとなるか又はこれらによって適切に示唆されるであろう。
【0027】
本発明は、特定の態様に関して本明細書で詳細に説明されているが、この詳細な説明は、本発明の説明及び例示にすぎず、本発明の完全且つ実施可能な開示を提供するためだけに行われている。本明細書に記載の詳細な説明は、本発明を限定するもの、又は本発明のこのような他の実施形態、適合形態、変形形態、変更形態、及び等価構成を除外するものと解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】カートンを形成することができる本発明による例示的なブランクの平面図である。
【図2】図1の例示的なブランクのトップパネルの拡大図である。
【図3】図1の例示的なブランクの補強パネルの拡大図である。
【図4】カートンを形成することができる本発明による別の例示的なブランクの平面図である。
【図5】部分的に開いたディスペンサを示す、本発明により形成することができる例示的なカートンの斜視図である。
【図6】ディスペンサが開いており缶を収容している、図3の例示的なカートンの斜視図である。
【図7】缶の取り出しを示す、図4及び図5のカートンの側面斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カートンブランクであって、
折り線によってつながった、ハンドルを画定する少なくとも1つのハンドル開口を有する第1のパネルを含む複数のパネルと、
前記第1のパネルの前記ハンドル開口と対応して一致する少なくとも1つの補強開口を有する、第2のパネルと
を備え、前記補強開口は、前記第1のパネルが前記補強パネルと重ねられると該補強開口が前記ハンドル開口と実質的に一致するような寸法である、カートンブランク。
【請求項2】
前記補強開口は、前記ハンドル開口と実質的に同一の寸法を有する、請求項1に記載のカートンブランク。
【請求項3】
前記補強開口は、前記ハンドル開口よりも大きな寸法を有する、請求項1又は2に記載のカートンブランク。
【請求項4】
前記少なくとも1つのハンドル開口は、一対の対向する弧状のハンドル開口を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のカートンブランク。
【請求項5】
前記ハンドルは、該ハンドルの長さに沿って前記第1のパネルに折り曲げ可能につながる一対の緩衝フラップを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のカートンブランク。
【請求項6】
請求項1に記載のカートンブランクから成るカートン。
【請求項7】
カートンブランクであって、
複数の折り線に沿ってつながった、ハンドルを画定する少なくとも1つのハンドル開口を含むトップパネル、第1のサイドパネル、ボトムパネル、及び第2のサイドパネルと、
前記第2のサイドパネルに隣接し、前記少なくとも1つのハンドル開口と一致してこれを補強するような寸法の少なくとも1つの補強開口を含む、補強パネルと
を備える、カートンブランク。
【請求項8】
前記少なくとも1つのハンドル開口は、一対の対向した実質的に弧状の開口を含む、請求項7に記載のカートンブランク。
【請求項9】
前記トップパネルは、折り線で前記ハンドルの長さの少なくとも一部に沿って延びる少なくとも1つの緩衝フラップを含む、請求項7又は8に記載のカートンブランク。
【請求項10】
前記トップパネル、前記第1のサイドパネル、及び前記第2のサイドパネルの少なくとも一部に沿って、ディスペンサを形成するための少なくとも1つの引裂き線をさらに備える、請求項7〜10のいずれか1項に記載のカートンブランク。
【請求項11】
請求項7に記載のカートンブランクから形成されるカートン。
【請求項12】
カートンブランクであって、
該カートンブランクの第1の端部に第1のパネル、該カートンブランクの第2の端部に補強パネルを含み、これらの間に付加的なパネルがある、複数の隣接するパネル
を備え、前記第1のパネル及び前記補強パネルはそれぞれ、ハンドルを挟んで一対の開口を備え、該カートンブランクからカートンが組み立てられると、前記第1のパネル及び前記第2のパネルの前記一対の開口が実質的に一致するようになっている、カートンブランク。
【請求項13】
前記第1のパネルの前記一対の開口は、弧状の形状である、請求項12に記載のカートンブランク。
【請求項14】
前記第1のパネルは、折り線で前記ハンドルの長さの少なくとも一部に沿って延びる少なくとも1つの緩衝フラップを含む、請求項12又は13に記載のカートンブランク。
【請求項15】
前記補強パネルの前記一対の開口は、前記第1のパネルの前記一対の開口に等しい寸法であるか、又は前記第1のパネルの前記一対の開口よりも大きな寸法である、請求項12〜14のいずれか1項に記載のカートンブランク。
【請求項16】
請求項12に記載のカートンブランクから形成されるカートン。
【請求項17】
カートンであって、
ハンドルを画定する少なくとも1つのハンドル開口を備える少なくとも第1のパネルを含む、複数の隣接するパネルと、
前記第1のパネルと重ねられ、該第1のパネルの前記ハンドル開口と一致するように配置される少なくとも1つの補強開口を有する、補強パネルと
を備える、カートン。
【請求項18】
前記補強開口は、前記ハンドル開口と実質的に同一の寸法を有する、請求項17に記載のカートン。
【請求項19】
前記補強開口は、前記ハンドル開口よりも大きな寸法を有する、請求項17又は18に記載のカートン。
【請求項20】
前記補強パネルは、該補強パネルが前記カートンの内部側に(inwardly toward an interior)配置されると共に前記第1のパネルが該カートンの外部側に(outwardly toward an exterior)配置されるように、該第1のパネルと重ねられる、請求項17〜19のいずれか1項に記載のカートン。
【請求項21】
複数の容器を上列及び下列の2列で運搬するためのカートンであって、
ハンドルを画定する少なくとも1つのハンドル開口を備える少なくとも第1のパネルを含む、複数の隣接するパネルと、
前記第1のパネルと重ねられ、該第1のパネルの前記ハンドル開口と一致するように配置される少なくとも1つの補強開口を有する、補強パネルと
を備える、複数の容器を上列及び下列の2列で運搬するためのカートン。
【請求項22】
前記補強開口は、前記ハンドル開口と実質的に同一の寸法を有する、請求項21に記載のカートン。
【請求項23】
前記補強開口は、前記ハンドル開口よりも大きな寸法を有する、請求項21又は22に記載のカートン。
【請求項24】
前記少なくとも1つのハンドル開口は、一対の対向する弧状のハンドル開口を含む、請求項21〜23のいずれか1項に記載のカートン。
【請求項25】
前記ハンドルは、該ハンドルの長さに沿って前記第1のパネルに折り曲げ可能につながる一対の緩衝フラップを含む、請求項21〜24のいずれか1項に記載のカートン。
【請求項26】
前記容器を前記カートンから1度に1つずつ出すことが可能な出口端部をさらに備える、請求項21〜25のいずれか1項に記載の複数の容器を上列及び下列の2列で運搬するためのカートン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2009−502686(P2009−502686A)
【公表日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−525095(P2008−525095)
【出願日】平成18年8月1日(2006.8.1)
【国際出願番号】PCT/US2006/029820
【国際公開番号】WO2007/019122
【国際公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【出願人】(504075588)グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド (137)
【Fターム(参考)】