説明

太陽光発電モジュール

【課題】本発明は、太陽光発電モジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の太陽光発電モジュールは、LEDランプに電力を供給するために用いられ、光電変換ユニット、電気エネルギー貯蓄ユニット、PWM信号出力ユニット及びLED駆動ユニットを備え、前記光電変換ユニットは、太陽光のエネルギーを電気エネルギーに変換し、前記電気エネルギー貯蓄ユニットは、前記光電変換ユニットから出力される電気エネルギーを貯蓄し、且つ貯蓄した前記電気エネルギーを前記PWM信号出力ユニット及び前記LED駆動ユニットに出力し、前記PWM信号出力ユニットは、前記LED駆動ユニットに異なるパルス幅を有するパルス信号を出力し、前記LED駆動ユニットは、前記パルス信号の制御によって、前記電気エネルギー貯蓄ユニットからの電気エネルギーを前記パルス信号にマッチングする電気エネルギーに変換して、LEDランプを駆動して発光させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光発電モジュールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
太陽エネルギーは、太陽光から熱や電力を得るエネルギー源を指し、再生可能エネルギーである。太陽光発電は、太陽電池を利用して太陽光のエネルギーを電気エネルギーに変換する発電方式であり、街路灯、交通信号灯などの室外LED照明領域に広く使用される。従来の太陽光発電モジュールは、太陽電池パネルを利用して蓄電池に対して充電してから、蓄電池がLEDランプに放電して、LEDランプが点灯される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、蓄積エネルギーによる蓄電池の出力電圧の変化は、LEDランプに流れる電流変化を招く。また、電流が大きすぎると、LEDランプの温度が上昇して、LEDランプの使用寿命を短縮する。LEDランプを保護するために、限流抵抗器によってLEDランプに流れる電流を制限して、LEDランプの温度が高くなりすぎることを防止できる。しかし、限流抵抗器は、蓄電池の電力を消費するだけで、LEDランプの輝度及び点灯時間を制御することができない。
【0004】
本発明の目的は、前記課題を解決し、実際の需要に応じてLEDランプの輝度及び点灯時間を制御することができる太陽光発電モジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る太陽光発電モジュールは、LEDランプに電力を供給するために用いられ、光電変換ユニット、電気エネルギー貯蓄ユニット、PWM信号出力ユニット及びLED駆動ユニットを備え、前記光電変換ユニットは、太陽光のエネルギーを電気エネルギーに変換し、前記電気エネルギー貯蓄ユニットは、前記光電変換ユニットから出力される電気エネルギーを貯蓄し、且つ貯蓄した前記電気エネルギーを前記PWM信号出力ユニット及び前記LED駆動ユニットに出力し、前記PWM信号出力ユニットは、前記LED駆動ユニットに異なるパルス幅を有するパルス信号を出力し、前記LED駆動ユニットは、前記パルス信号の制御によって、前記電気エネルギー貯蓄ユニットからの電気エネルギーを前記パルス信号にマッチングする電気エネルギーに変換して、LEDランプを駆動して発光させる。
【発明の効果】
【0006】
従来の技術に比べて、本発明の太陽光発電モジュールは、毎日の異なる時間帯における輝度要求又は春夏秋冬の異なる季節における日出日没時間などに基づいて、LED駆動ユニットに異なるパルス幅を有するパルス信号を出力するようにPWM信号出力ユニットを制御して、前記LED駆動ユニットは、異なるパルス信号によってLEDランプに提供する電流のパーセンテージを調整することにより、実際の需要に応じてLEDランプの輝度及び点灯時間を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の実施形態に係る太陽光発電モジュールのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0009】
図1を参照すると、本発明の実施形態に係る太陽光発電モジュール100は、LEDランプに電力を供給するために用いられる。前記太陽光発電モジュール100は、光電変換ユニット110と、ソーラーパワーコントローラー120と、電気エネルギー貯蓄ユニット130と、PWM信号出力ユニット140と、LED駆動ユニット150と、を備える。
【0010】
前記光電変換ユニット110は、太陽電池であり、太陽光のエネルギーを電気エネルギーに変換するために用いられる。
【0011】
前記ソーラーパワーコントローラー120は、前記電気エネルギー貯蓄ユニット130に対して充電するように前記光電変換ユニット110を制御するとともに、前記PWM信号出力ユニット140及び前記LED駆動ユニット150に対して放電するように前記電気エネルギー貯蓄ユニット130を制御する。本発明において、前記電気エネルギー貯蓄ユニット130は、蓄電池である。
【0012】
前記PWM信号出力ユニット140は、前記LED駆動ユニット150に異なるパルス幅を有するパルス信号を出力するために用いられる。本発明においては、前記PWM信号出力ユニット140にパルス信号を生成するためのソフトウエアをアップロードして、前記PWM信号出力ユニット140が前記LED駆動ユニット150に異なるパルス幅を有するパルス信号を出力するようにする。あるいは、遠隔制御又は無線制御などの方式によって、前記LED駆動ユニット150に異なるパルス幅を有するパルス信号を出力するように前記PWM信号出力ユニット140を制御する。
【0013】
本発明において、毎日の異なる時間帯における輝度要求又は春夏秋冬の異なる季節における日出日没時間などに基づいて、前記PWM信号出力ユニット140が出力するパルス信号に対して設定する。
【0014】
前記LED駆動ユニット150は、前記PWM信号出力ユニット140からのパルス信号を受信し、且つ前記パルス信号の制御によって前記電気エネルギー貯蓄ユニット130からの電気エネルギーを前記パルス信号にマッチングする電気エネルギーに変換して、前記LEDランプを駆動して発光させる。
【0015】
1つの前記PWM信号出力ユニット140は、1つ又は複数の前記LED駆動ユニット150にパルス信号を出力することができる。
【0016】
本発明の太陽光発電モジュール100では、毎日の異なる時間帯おける輝度要求又は春夏秋冬の異なる季節における日出日没時間などに基づいて、前記LED駆動ユニット150に異なるパルス幅を有するパルス信号を出力するように前記PWM信号出力ユニット140を制御して、前記LED駆動ユニット150は、異なるパルス信号によってLEDランプに提供する電流のパーセンテージを調整することにより、実際の需要に応じてLEDランプの輝度及び点灯時間を制御することができる。
【0017】
以上、本発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能であることは勿論であって、本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の範囲によって決まる。
【符号の説明】
【0018】
100 太陽光発電モジュール
110 光電変換ユニット
120 ソーラーパワーコントローラー
130 電気エネルギー貯蓄ユニット
140 PWM信号出力ユニット
150 LED駆動ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光電変換ユニット、電気エネルギー貯蓄ユニット、PWM信号出力ユニット及びLED駆動ユニットを備え、LEDランプに電力を供給するために用いられる太陽光発電モジュールであって、
前記光電変換ユニットは、太陽光のエネルギーを電気エネルギーに変換し、
前記電気エネルギー貯蓄ユニットは、前記光電変換ユニットから出力される電気エネルギーを貯蓄し、且つ貯蓄した前記電気エネルギーを前記PWM信号出力ユニット及び前記LED駆動ユニットに出力し、
前記PWM信号出力ユニットは、前記LED駆動ユニットに異なるパルス幅を有するパルス信号を出力し、
前記LED駆動ユニットは、前記パルス信号の制御によって、前記電気エネルギー貯蓄ユニットからの電気エネルギーを前記パルス信号にマッチングする電気エネルギーに変換して、LEDランプを駆動して発光させることを特徴とする太陽光発電モジュール。
【請求項2】
前記太陽光発電モジュールは、前記電気エネルギー貯蓄ユニットに対して充電するように前記光電変換ユニットを制御するとともに、前記PWM信号出力ユニット及び前記LED駆動ユニットに対して放電するように前記電気エネルギー貯蓄ユニットを制御するソーラーパワーコントローラーをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電モジュール。
【請求項3】
前記PWM信号出力ユニットにパルス信号を生成するためのソフトウエアをアップロードして、前記PWM信号出力ユニットが前記LED駆動ユニットに異なるパルス幅を有するパルス信号を出力するようにすることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電モジュール。
【請求項4】
遠隔制御又は無線制御などの方式によって、前記LED駆動ユニットに異なるパルス幅を有するパルス信号を出力するように前記PWM信号出力ユニットを制御することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電モジュール。

【図1】
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【公開番号】特開2012−234802(P2012−234802A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−90834(P2012−90834)
【出願日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【出願人】(500080546)鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Fターム(参考)】