説明

女性用衛生物品を収容するためのパッケージ

【課題】従来の使用済み女性用吸収性物品の廃棄プロセスは、長々と時間がかかり、時間を浪費し、非衛生的である。本発明は、吸収性物品の包装を可能にする単一パッケージであって、別個の廃棄用小袋を必要とすることなく、使用済み物品を廃棄するための好都合な方法にも対応できるパッケージを提供する。
【解決手段】パッケージは、脆弱線によって分離することができる複数個の小袋を有する。一方の小袋には未使用の女性用衛生物品が入っており、かつ、他方の小袋は、使用済み女性用衛生物品を受け入れることが可能である。

【発明の詳細な説明】
【開示の内容】
【0001】
〔発明の分野〕
本発明は概して、包装された吸収性物品および/または女性用衛生物品に関する。そのパッケージは、複数個の小袋(pouches)を有し、それらの1つにはかかる物品が入っており、かつ、第2の小袋は使用済み物品を受け入れることができる。
【0002】
〔発明の背景〕
女性は一般に、使用済み女性用吸収性物品(とりわけ、使用済みタンポン)を廃棄する方法を決定することが困難であると感じている。概して、2つの方法が存在する。1つの方法には、使用済みタンポンをトイレに捨てることが含まれる。使用済みタンポンを廃棄するもう一方の解決策には、使用済みタンポンを、通常、トイレットペーパーに包み、次いで、その包まれた物品を廃物入れに入れることが含まれる。2つの方法とも課題を抱えており、結果として、衛生問題につながるか、または、廃棄物入れ中における臭気の存在へとつながることになり得る。
【0003】
使用済みタンポンを廃棄するための解決策が提案されてきた。例えば、米国特許第6,610,037号、同第6,393,614号、同第6,687,911号の明細書、および、米国特許出願公開第20060212015号明細書を参照されたい。提案されたこれらの解決策では、使用者は、タンポンの他に別個の物品(汚物入れ袋、小袋または手袋)を携帯する必要がある。予め女性用吸収性物品を包装している幾種類かのパッケージまたは保護ラップ(protective wrap)が存在する。未使用の吸収性物品を開いて取り除いた後、空パッケージは、使用済み女性用吸収性物品を廃棄するための廃棄用入れ物を形成することができる。しかし、使用済み物品は、未使用物品を使用する前に廃棄しなければならないので、使用者はしばしば、パッケージを実際に使用しながら困難を感じるであろう。更に、廃棄用小袋の内側に新しいタンポンを包み込んでいる幾種類かのパッケージが存在する。しかし、実際問題として、使用済み女性用吸収性物品のこれら廃棄プロセスは、長々と時間がかかり、時間を浪費し、しかも、非衛生的であることが分かる。
【0004】
本発明は、タンポン等の吸収性物品の包装を可能にする単一パッケージであって、別個の廃棄用小袋を必要とすることなく、使用済み物品を廃棄するための好都合な方法にも対応できるパッケージを提供する。本発明は、未使用の吸収性物品を搬送する方法と、使用済み女性用衛生物品を容易に廃棄する方法とを提供する。
【0005】
〔発明の概要〕
本発明の第1の側面によると、本発明は、女性用衛生物品を収容するように構成された、複数個の小袋を有するパッケージを提供し、このパッケージにおける第1の小袋には未使用の女性用衛生物品が入っており、かつ、第2の小袋は、使用済み女性用衛生物品を受け入れることが可能であり、それらの小袋は、脆弱線によって分離することができる。
【0006】
〔発明の詳細な記述〕
本発明は概して、包装された吸収性物品および/または女性用非吸収性衛生物品に関する。パッケージは、複数個の小袋を有し、それらの1つの小袋にはかかる物品が入っており、かつ、第2の小袋は使用済み物品を受け入れることができる。
【0007】
本出願書類で用いられる用語「吸収性物品(absorbent article)」には、おむつ、生理用ナプキン、パンティライナー(pantiliners)、タンポン、陰唇間装置(interlabial devices)または失禁用保護製品(incontinence protectors)、および、類似製品が包含されることがある。とりわけ、女性用吸収性物品には、デジタルタンポン(digital tampons)またはアプリケータータンポン(applicator tampons)が包含されることがある。
【0008】
本出願書類で用いられる用語「女性用非吸収性衛生物品(non-absorbent feminine hygiene article)」には、ペッサリー(pessaries)、サポート(supports)、パッド(pads)またはパッチ(patches)が包含されることがある。また、この物品は任意的に、アプリケーターで包装されている場合がある。
【0009】
第2の小袋は、使用済み物品を受け入れることができ、また、第2の小袋は、第1の小袋から未使用物品を取り外す前にそのような使用済み物品を受け入れることが可能になるように、分離可能に第1の小袋に取り付けられている。第2の小袋は、第1の小袋と第2の小袋との間の境界における脆弱線に沿って第1の小袋から引き離すことができる。
【0010】
図1に関し、図1は、未使用の相対的配置(configuration)での、本発明のパッケージの説明図である。しかし、このパッケージは、他の多くの形態をとり得、図面に示されるような特定の相対的配置を有する構造体に限定されない。この図に示されるように、パッケージ10は、第1の小袋13および第2の小袋12を有しており、軸X'X''に沿って回旋状に巻き付けられている。使用前のパッケージは、この図のように見え得る。この実施形態において、接着テープ11は、パッケージが巻かれた形態を保持するよう、第2の小袋12の端部を固定するために使用される。
【0011】
図2に示されるように、それら2つの小袋は、脆弱線14によって分離することができる。この脆弱線は、連続した脆弱線となることが可能であり、それにより、廃棄目的で引き離されるべき第2の小袋を、完全に引き離し直接廃棄することができる。しかし、完全には連続していない脆弱線を提供することも可能である。使用済みタンポンは、脆弱線を破壊した後に包装することができるが、この場合、包装された使用済みタンポンは、包装されている未使用タンポンに連結されたままとなる。したがって、新しいタンポンを取り外した後、パッケージは、一体で廃棄することができる。
【0012】
脆弱線は、材料厚が減少した線であることが好ましい。その結果、一方では、パッケージの十分な安定性が確保され、そのことによって、不注意により脆弱線が破壊されるのが防止され、他方では、この脆弱線の意図的で限定された破壊が可能となる。加えて、その材料には開口部が全く存在しないため、最も厳しい衛生面での要件が満たされる。
【0013】
別の実施形態の場合、ミシン目(perforated line)が脆弱線を画定する。そのようなミシン目は、技術上の製造的側面では、より簡単であり、したがって、上述の材料厚が減少した脆弱線に比べて、低コストである。この実施形態において、穿孔穴は、非常に小さくてよい。
【0014】
1つの実施形態において、パッケージ10は、第1の縁15および第2の縁16を有しており、それらの縁はともに、第1の小袋13および第2の小袋12のための開口部を画定する。
【0015】
図3および図4に示される1つの実施形態において、2つの小袋は、ミシン目14等の脆弱線によって分離することができ、この実施形態では、第1の小袋13に未使用タンポン18が入っている。第2の小袋12は、使用済み女性用吸収性物品(好ましくは、アプリケータータンポンまたはデジタルタンポン)を受け入れるための、第1の縁15および第2の縁16の開口部によって形成される一方の端部が、開放されている。1つの実施形態において、第1の縁15は、第2の縁16を越えて延びている。このタイプの相対的配置の1つの利点は、開放が容易であることである。第1の縁15が第2の縁16を越えて延びることのもう1つの利点は、第1の縁15が折り蓋(flap)を形成し、そうすることによって、第2の縁16に折り重なることが可能となることである。1つの実施形態において、第1の縁15は、第2の小袋12においてのみ、第2の縁16を越えて延びる。
【0016】
パッケージ10は、長さL1および幅W1を有し、好ましくはL1がW1より長く、しかも、第1の小袋13は長さL3および幅W1を有し、第2の小袋12は長さL2および幅W1であり、好ましくはL1がL2より長く、L2はL3より長い。1つの実施形態において、第2の小袋12は廃棄のために使用され、第1の小袋13には未使用タンポンが入っている。この実施形態において、L2はL3より長いことが好ましい。使用済みタンポンおよび使用済み吸収性物品は、流体を吸収する時、膨潤する傾向があるので、第2の小袋の寸法が小さ過ぎる場合、使用者は、使用済み物品を第2の小袋の中に入れることが困難となることがある。加えて、使用者は、その小袋を一方の手で保持しながら、使用者の他方の手で使用済み物品を第2の小袋の中に入れようと試みるかもしれない。このことによって、まさに使用済み製品の取り扱い面において、幾つかの困難が引き起こされることがある。1つの実施形態において、第2の小袋のL2は、第1の小袋のL3の寸法の少なくとも1.5倍である。別の実施形態において、第2の小袋のL2は、第1の小袋のL3の大きさの少なくとも2倍である。
【0017】
この実施形態において、第1の小袋13と第2の小袋12との間の脆弱線14は、それら2つの小袋をそれぞれ反対の方向に引っ張ることによって、容易に破壊することができる。他の実施形態において、脆弱線は、それらの小袋が分離するまで引き伸ばすことによって破壊することができる。代替的に、脆弱線は、開封帯(tear strip)を含むことができる。
【0018】
別の実施形態において、パッケージ10は、アプリケーター内に入っているタンポンを収容するのに十分大きい。別の実施形態において、パッケージ10は、外用の生理用ナプキン(external sanitary napkin)またはパンティライナー(pantiliner)を入れるのに十分大きい。使用される物品の可撓性によっては、パッケージを軸X'−X''の周りにきつく巻くことはできない。第2の小袋12は、使用済みタンポンとアプリケーターとの両方を収容するのに十分大きく、かつ、第1の小袋13より大きい。
【0019】
有利な実施形態において、第2の小袋には、封じ部(closure)が提供される。その結果、廃棄されるタンポンは、包まれた後、その小袋の中に確実に閉じ込められることが可能であり、そのため、通常の他のごみと同等に衛生的な廃棄が可能となり、また、流体の重大な漏出は確実に防止される。封じ部として、接着性封じ部(adhesive closure)、とりわけ、感圧接着性封じ部(pressure-sensitive adhesive closure)、を備えることができる。この場合、接着剤で覆われている接着性封じ部の部分には、使用済みタンポンを小袋の内部に密封する前に引き離される引き離し覆い(pull-off covering)を備えることが好ましい。しかし、第2の小袋を閉じることのできる引き紐(drawstring)を、第2の小袋の材料の中に挿入することも可能である。
【0020】
接着性封じ部のために、様々な接着剤、粘着接着剤(adhesion adhesives)と凝集接着剤(cohesion adhesives)との両方を使用することができる。使用し得るそれら接着剤は、物理的硬化性接着剤と化学的硬化性接着剤とに細分することができる。
【0021】
物理的硬化性接着剤には、ホットメルト接着剤[例えば、SB(スチレン−ブタジエン共重合体)、EVA(エチレン酢酸ビニル)、ポリエステル];プラスチゾル接着剤(例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)+可塑剤+カップリング剤);感圧性接着剤(例えば、ゴムもしくはポリアクリレート);コンタクト接着剤(contact adhesives)[例えば、PUR(ポリウレタンプラスチックス)、SB(スチレン−ブタジエン共重合体)];溶媒/分散液接着剤(solvent/dispersion adhesives)[例えば、VA(酢酸ビニル)、VC(塩化ビニル)、VDC(塩化ビニリデン)共重合体、EVA(エチレン酢酸ビニル)もしくはポリアクリレート];または、デンプン、デキストリン(dextrin)、PVAL(ポリビニルアルコール)もしくはセルロースエーテルをベースとする他の接着剤;が包含される。
【0022】
化学的硬化性接着剤には、例えば、反応性接着剤[例えば、EP(エポキシ)+酸無水物、EP(エポキシ)+ポリアミン、ポリイソシアネート+ポリオール、シアノアクリレートまたはUP(ウレタンポリエステル樹脂)+スチレンもしくはメタクリル酸塩]が包含される。
【0023】
1つの実施形態において、パッケージは2個の小袋を備えている。別の実施形態において、パッケージは、3個の小袋を備えており、拭き物(wipe)等の追加の女性用衛生物品を更に備えることができる。加えて、それら複数個の小袋は、可撓性のあるパンティライナー(flexible pantiliner)を備えることができる。
【0024】
〔材料〕
本発明のパッケージは、吸収性物品を搬送しかつ廃棄するための衛生的な包装を提供する材料であれば、いかなる材料ででも作ることができる。好ましい材料特性は、流体不浸透性、耐湿性、本質的な可撓性(flexible in nature)、耐臭気性および生物分解性を包含するが、それらに限定されない。
【0025】
パッケージは、プラスチックフィルムを含有することが好ましい。なぜなら、この材料は通常、流体不透過性でありかつ非常に安価であるからであり、同時に、小さい包装寸法とパッケージの望ましくない損傷を回避するために十分な安定性とを有するからである。
【0026】
環境保護の理由で、分解性材料を使用することができる。様々な分解速度を有する生物分解性材料を使用してもよい。分解性材料が著しく分解する前に、使用者が使用済みタンポンを第2の小袋の中に入れてそれを廃棄するのに十分な時間を有するための最小分解時間は約5分である。
【0027】
とりわけ、1週間から1ヶ月の分解時間が好ましく、それによって、使用済みタンポンは通常、第2の小袋の中に封入され閉じ込められた状態で、決まった時間内に廃棄処理会社によって確実に廃棄される。分解性材料としてとりわけ適切であるのは、少なくとも1種のポリエステル[とりわけ、ポリ−α−ヒドロキシル酸系のポリエステル、例えば、ポリトリメチレンカーボネート;ポリジオキサノン;ポリグリコリド;ポリラクチド;ポリ(L−ラクチド−コグリコリド);それら同士の共重合体;ポリオルトエステルおよび/もしくはポリカプロラクトン;ポリヒドロキシブチレート;または、ポリヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシバレレート(polyhydroxybutyrate-co-hydroxyvalerate)]を含有する材料である。ポリヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシバレレートは好ましくは、5〜25%の間のバレレート含有量を有する。
【0028】
個々の材料の分解率および分解速度は、充填材(例えば、デンプン)を添加することによって、または、鎖長もしくは枝分かれの数を選定することによって制御することができる。
【0029】
これらの材料の他に、使用可能なパッケージ材料の典型的かつ非限定的なリストには、ポリマー材料[例えば、EVA(エチレン酢酸ビニル)、EMA(エチレン−無水マレイン酸共重合体)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエステル)、PA(ポリアミド)、PETP、PVA(ポリビニルアルコール)、等];箔[例えば、アルミニウム箔、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、金属被覆シート(metalized sheets)、等であり、これら後者3種の材料の例は、テックバリア(Techbarrier)S、V、H、T、AT、NR、NY(三菱樹脂(Mitsubishi))、ヘリオナルWTY(Helional WTY)(アムコー・フレキシブルズ社(Amcor Flexibles))、VA535670(金属被覆PE/PET)(ノルデニア社(Nordenia))、4364(シュール−フレキシブル社(Schur-Flexible))、および、コエックスHDPEサーリン(Coex HDPE Surlyn)(シュール−フレキシブル社)である]が含まれる。
【0030】
使用済みタンポンの廃棄を慎重かつ目に触れないように行うことができるように、本質的に不透明なまたは着色された材料を使用することが好ましい。
【0031】
〔実施の態様〕
(1)衛生的に包装された物品において、
衛生物品の入っている第1の小袋と、
分離可能なように前記第1の小袋に取り付けられた、前記第1の小袋より大きい第2の小袋であって、汚れた物品を受け入れることのできる、第2の小袋と、
を備えている、包装された物品。
(2)実施態様1に記載の包装された物品において、
前記第2の小袋が、脆弱線に沿って前記第1の小袋から分離することができる、包装された物品。
(3)実施態様1に記載の包装された物品において、
前記衛生物品が、吸収性物品を包含する、包装された物品。
(4)実施態様1に記載の包装された物品において、
前記衛生物品が、女性用衛生物品を包含する、包装された物品。
(5)実施態様1に記載の包装された物品において、
前記第2の小袋が、前記第1の小袋の上に回旋状に巻き付けられている、包装された物品。
(6)実施態様1に記載の包装された物品において、
前記第2の小袋が、汚れた物品を収容するような大きさおよび形状に作られた開口部を有している、包装された物品。
(7)実施態様5に記載の包装された物品において、
前記第2の小袋の前記開口部が、封じ部(closure)を更に有している、包装された物品。
(8)実施態様7に記載の包装された物品において、
前記第2の小袋の前記封じ部が、再密封可能な要素を有している、包装された物品。
(9)実施態様1に記載の包装された物品において、
前記衛生物品が、膣タンポンを包含する、包装された物品。
(10)実施態様9に記載の包装された物品において、
前記膣タンポンが、デジタルタンポン(digital tampon)である、包装された物品。
【0032】
(11)実施態様9に記載の包装された物品において、
タンポンアプリケーター(tampon applicator)、
を更に有している、包装された物品。
(12)実施態様1に記載の包装された物品において、
前記第2の小袋が、香料、殺菌剤、前記汚れた物品からの漏出を防止するための保護コーティング、および、それらの組合せから成る群から選ばれた添加材を更に有している、包装された物品。
(13)実施態様12に記載の包装された物品において、
前記保護コーティングが、疎水性バリアを提供する、包装された物品。
(14)実施態様1に記載の包装された物品において、
少なくとも1個の小袋が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、セロファン、ポリアミド、ポリ(塩化ビニル)(poly(vinyl chloride))、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンテレフタレートのようなポリスチレンおよびポリエチレンベースエステル(polystyrene and polyethylene-based esters like polyethylene-terephtalate)、熱収縮材料、ストレッチホイル(stretch foils)、予め延伸された弾性材料(pre-stretched elastic material)、セルロースペーパー(cellulosic papers)または金属箔、および、それらの組合せから成る群から選ばれたポリマーフィルムを含んでいる、包装された物品。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】開放される前のパッケージ組立て体の斜視図である。
【図2】開放された図1のパッケージの部分図である。
【図3】巻かれていない状態のパッケージを示す、図1のパッケージの図である。
【図4】使用済み女性用吸収性物品を収容することのできる小袋の平面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
衛生的に包装された物品において、
衛生物品の入っている第1の小袋と、
分離可能なように前記第1の小袋に取り付けられた、前記第1の小袋より大きい第2の小袋であって、汚れた物品を受け入れることのできる、第2の小袋と、
を備えている、包装された物品。
【請求項2】
請求項1に記載の包装された物品において、
前記第2の小袋が、脆弱線に沿って前記第1の小袋から分離することができる、包装された物品。
【請求項3】
請求項1に記載の包装された物品において、
前記衛生物品が、吸収性物品を包含する、包装された物品。
【請求項4】
請求項1に記載の包装された物品において、
前記衛生物品が、女性用衛生物品を包含する、包装された物品。
【請求項5】
請求項1に記載の包装された物品において、
前記第2の小袋が、前記第1の小袋の上に回旋状に巻き付けられている、包装された物品。
【請求項6】
請求項1に記載の包装された物品において、
前記第2の小袋が、汚れた物品を収容するような大きさおよび形状に作られた開口部を有している、包装された物品。
【請求項7】
請求項5に記載の包装された物品において、
前記第2の小袋の前記開口部が、封じ部を更に有している、包装された物品。
【請求項8】
請求項7に記載の包装された物品において、
前記第2の小袋の前記封じ部が、再密封可能な要素を有している、包装された物品。
【請求項9】
請求項1に記載の包装された物品において、
前記衛生物品が、膣タンポンを包含する、包装された物品。
【請求項10】
請求項1に記載の包装された物品において、
前記第2の小袋が、香料、殺菌剤、前記汚れた物品からの漏出を防止するための保護コーティング、および、それらの組合せから成る群から選ばれた添加材を更に有している、包装された物品。
【請求項11】
請求項10に記載の包装された物品において、
前記保護コーティングが、疎水性バリアを提供する、包装された物品。
【請求項12】
請求項1に記載の包装された物品において、
少なくとも1個の小袋が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、セロファン、ポリアミド、ポリ(塩化ビニル)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンテレフタレートのようなポリスチレンおよびポリエチレンベースエステル、熱収縮材料、ストレッチホイル、予め延伸された弾性材料、セルロースペーパーまたは金属箔、および、それらの組合せから成る群から選ばれたポリマーフィルムを含んでいる、包装された物品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−229316(P2008−229316A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−330377(P2007−330377)
【出願日】平成19年12月21日(2007.12.21)
【出願人】(591252839)マクニール−ピーピーシー・インコーポレイテッド (69)
【氏名又は名称原語表記】MCNEIL−PPC,INCORPORATED
【Fターム(参考)】