説明

室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

【解決手段】(A)下記一般式(1)


で示されるオルガノポリシロキサン、又はこれらの混合物:100質量部、(B)一分子中にケイ素原子に結合した加水分解可能な基を少なくとも3個有する有機ケイ素化合物の部分加水分解物:0.1〜50質量部、(C)少なくとも1種の充填剤:1〜500質量部、(D)硬化触媒:0.01〜10質量部、(E)シランカップリング剤:0.1〜10質量部を含有してなる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
【効果】難接着とされていた樹脂、例えばポリイミド樹脂等に対して優れた接着性を有するゴム弾性体を形成することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気中の水分と反応して硬化し、ゴム弾性体を形成する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に関し、特に難接着な樹脂基材に対しても良好に接着するゴム弾性体を与える室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、空気中の水分と接触することにより、室温でエラストマー状に硬化する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、種々のタイプのものが公知であるが、とりわけアルコールを放出して硬化する脱アルコール型室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は不快臭がないこと、金属類を腐食しないことが特徴となって、電気・電子機器等のシーリング用、接着用、コーティング用に好んで使用されている。
【0003】
かかるタイプの代表例としては、特公昭39−27643号公報(特許文献1)に記載のものが挙げられ、これには水酸基末端封鎖オルガノポリシロキサンとアルコキシシランと有機チタン化合物からなる組成物が開示されている。また、特開昭55−43119号公報(特許文献2)には、アルコキシシリル末端封鎖オルガノポリシロキサンとアルコキシシランとアルコキシチタンからなる組成物が開示されている。また、特公平7−39547号公報(特許文献3)には、シルエチレン基を含むアルコキシシリル末端封鎖オルガノポリシロキサンとアルコキシシランとアルコキシチタンからなる組成物が開示されている。これらアルコールを放出して硬化するタイプについては、製造方法、保存安定性(経時変化の抑制)といった種々の特性改良が検討されてきており、実質的に類似の組成であっても、目的とする要求特性をクリアーするためには、前述の開示された組成自体が重要な意味を持っている。
【0004】
一方、電気・電子製品の筐体等に使用されている樹脂は、樹脂の耐久性の技術が向上すると共に、従来のシーリング材では接着できないケースが増えてきており、電気・電子機器等のシーリング用、接着用、コーティング用として使用されている上記組成物は、このような樹脂に対して十分な接着性は得られていない。
【0005】
【特許文献1】特公昭39−27643号公報
【特許文献2】特開昭55−43119号公報
【特許文献3】特公平7−39547号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、シーリング材あるいは電気・電子部品の接着・固定などに使用される難接着の樹脂に対する接着性に優れる硬化物を与える室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、両末端にアルコキシシリル基を有するオルガノポリシロキサンをベースポリマーとし、これに、硬化剤、充填剤、チタンキレート触媒、シランカップリング剤を添加してなる組成物において、硬化剤として特定量のアルコキシシランの部分加水分解縮合物を使用することにより、保存安定性に優れると共に、難接着とされていた樹脂に対する接着性が飛躍的に向上するゴム弾性体を与えるオルガノポリシロキサン組成物となり得ることを見出し、本発明をなすに至ったものである。
【0008】
即ち、本発明は、(A)下記一般式(1)
【化1】

(ここで、Rは炭素原子数1〜5の一価炭化水素基、R1は同一又は異種の炭素原子数1〜10の置換もしくは非置換の一価炭化水素基であり、nは10以上の整数である。Xは酸素原子又は炭素原子数2〜5のアルキレン基、mは独立に0又は1の整数である。)
で示されるオルガノポリシロキサン、又はこれらの混合物:100質量部、
(B)一分子中にケイ素原子に結合した加水分解可能な基を少なくとも3個有する有機ケイ素化合物の部分加水分解物:0.1〜50質量部、
(C)少なくとも1種の充填剤:1〜500質量部、
(D)硬化触媒:0.01〜10質量部、
(E)シランカップリング剤:0.1〜10質量部
を含有してなることを特徴とする室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、難接着とされていた樹脂、例えばポリイミド樹脂等に対して優れた接着性を有するゴム弾性体を形成することができる。
また、シラン単量体と比較して高沸点のシラン部分加水分解物を架橋剤として使用するため、組成物混練時の作業安全性も高く、減圧混練時の架橋剤成分の揮発が少ない。更に、得られる組成物も低臭気、かつ揮発性成分の少ないものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
[(A)成分]
本発明の(A)成分のオルガノポリシロキサンを示す一般式(1)中、Rは炭素原子数1〜5の一価炭化水素基であり、例えばメチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ペンチル基等のアルキル基等である。複数のRは同一の基であっても異種の基であってもよいが、加水分解反応性の面から好ましくはメチル基、エチル基である。R1は同一又は異種の炭素原子数1〜10の置換もしくは非置換の一価炭化水素基であり、例えばメチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基;シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;ビニル基、アリル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル基等のアリール基;及びこれらの基の水素原子が部分的にハロゲン原子等で置換された基、例えば3,3,3−トリフルオロプロピル基などである。複数のR1は同一の基であっても異種の基であってもよい。nは10以上の整数であり、特にこのジオルガノポリシロキサンの25℃における粘度が25〜500,000mPa・sの範囲、好ましくは500〜100,000mPa・sの範囲となる整数である。Xは酸素原子又は炭素原子数2〜5のアルキレン基であり、例えばエチレン基、プロピレン基、ブチレン基等が例示される。mは独立に0又は1の整数である。なお、上記粘度値は回転粘度計による測定値である。
【0011】
[(B)成分]
(B)成分の一分子中にケイ素原子に結合した加水分解可能な基を少なくとも3個有する有機ケイ素化合物の部分加水分解物は、相当する加水分解性シラン化合物を部分加水分解することで容易に得ることができる。加水分解性基としては、例えばケトオキシム基、アルコキシ基、アセトキシ基、イソプロペノキシ基等が挙げられるが、好ましくは(A)成分の末端基と同様にアルコキシ基である。加水分解性シラン化合物の具体例としては、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン等のアルコキシシラン類が挙げられる。(B)成分は、これらのアルコキシシラン類を加水分解して得られる部分加水分解物であり、相当するアルコキシシラン単量体の2〜30量体、好ましくは3〜20量体、更に好ましくは4〜10量体が好適に用いられる。アルコキシシラン単量体では、本発明の目的とする良好な接着性が得られず、30量体より大きいものは安定した供給が困難である。なお、上記加水分解性シランの部分加水分解は常法によって行うことができ、これによって目的の(B)成分を得ることができる。(B)成分は、(A)成分100質量部に対して0.1〜50質量部の範囲、好ましくは1〜30質量部の範囲で使用される。0.1質量部未満では十分な架橋が得られず、目的とするゴム弾性を有する組成物が得難く、50質量部を超えると得られる硬化物の機械特性が低下しやすい。
【0012】
[(C)成分]
(C)成分の少なくとも1種の充填剤は、本組成物にゴム物性を付与するための補強性、非補強性充填剤を指す。本充填剤としては、表面処理された又は無処理の煙霧質シリカ、沈降性シリカ、湿式シリカ、カーボン粉、タルク、ベントナイト、表面処理された又は無処理の炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、炭酸マグネシウム、表面処理された又は無処理の酸化カルシウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム等が例示される。好ましくは表面処理された又は無処理の煙霧質シリカ、表面処理された又は無処理の炭酸カルシウムが使用される。また、本充填剤の配合量は、(A)成分100質量部に対して1〜500質量部、好ましくは2〜400質量部の範囲で使用される。1質量部未満ではゴム強度の不足から目的とする接着強度が得られず、500質量部を超えると材料の粘度が高くなり、作業性に劣る。
【0013】
[(D)成分]
本発明に使用される(D)成分は、本組成物を硬化せしめるための触媒であり、テトライソプロポキシチタン、テトラ−t−ブトキシチタン、チタニウムジ(イソプロポキシ)ビス(エチルアセトアセテート)、チタニウムジ(イソプロポキシ)ビス(アセチルアセトナート)等の有機チタン化合物;ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズビスアセチルアセトナート、オクチル酸スズ等の有機スズ化合物;ジオクチル酸鉛等の金属のジカルボン酸塩;ジルコニウムテトラアセチルアセトナート等の有機ジルコニウム化合物;アルミニウムトリアセチルアセトナート等の有機アルミニウム化合物;ヒドロキシルアミン、トリブチルアミン等のアミン類等が挙げられる。これらの中でも、有機チタン化合物が好ましく、本組成物の改善された接着性、保存安定性を得るためには、チタン酸エステル、チタンキレート触媒であることが特に好ましい。(D)成分の具体例は、ジイソプロポキシビス(アセト酢酸エチル)チタン、ジイソプロポキシビス(アセチルアセトン)チタン、ジブトキシビス(アセト酢酸メチル)チタンや下記式で示されるものなどが例示される。
【0014】
【化2】

【0015】
(D)成分の添加量は、触媒量であり、通常(A)成分100質量部に対して0.01〜10質量部の範囲、好ましくは0.05〜7質量部の範囲である。添加量が少なすぎると本組成物の硬化性が低下し、多すぎると保存安定性が悪化する。
【0016】
[(E)成分]
(E)成分のシランカップリング剤は、本発明の組成物において接着性付与成分としての作用を有する成分である。シランカップリング剤としては、当該技術分野で公知のものが好適に使用される。特には加水分解性基として、アルコキシシリル基又はアルケノキシシリル基を有するものが好ましく、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリイソプロペノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジイソプロペノキシシラン、(メタ)アクリルシランとアミノシランのマイケル付加物、エポキシシランとアミノシランの反応物等が例示される。特にはエポキシ系、アミン系のシランカップリング剤の使用が好ましい。
【0017】
このシランカップリング剤の配合量は、(A)成分100質量部当たり0.1〜10質量部、好ましくは0.2〜5質量部使用される。0.1質量部未満では十分な接着性が得られず、10質量部を超えると価格的に不利となる場合がある。
【0018】
[その他の成分]
また、本発明の効果を阻害しない限りにおいて、上記成分以外に一般に知られている添加剤を使用しても差し支えない。添加剤としては、可塑剤としてのシリコーンオイル、イソパラフィン等、必要に応じてチクソ性向上剤としてのポリエーテル、顔料、染料、蛍光増白剤等の着色剤、ベンガラ及び酸化セリウム等の耐熱性向上剤、耐寒性向上剤、防錆剤、防かび剤、抗菌剤等が挙げられる。また、トルエン、キシレン、溶剤揮発油、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、低沸点イソパラフィン等の溶剤も添加され得る。
【0019】
本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、空気中の水分と反応して硬化し、通常、大気中に0〜50℃、0.5〜7日間放置することによって硬化してゴム弾性体となる。
【0020】
この場合、本発明のオルガノポリシロキサン組成物は、アクリル樹脂、ポリカーボネート等に対するシーリング材、フラットパネルディスプレイの電極保護、太陽電池端子ボックス固定、自動車ランプシール、自動車ECUケースシール等の電気・電子部品の接着、固定に有効に使用され、特に難接着性樹脂、例えばポリイミド樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)等に対する接着用として好適に用いられる。
【実施例】
【0021】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【0022】
[実施例1]
23℃における粘度が20,000mPa・sで、末端がトリメトキシシロキシ基で封鎖されたポリジメチルシロキサン20質量部、23℃における粘度が900mPa・sで、末端がトリメトキシシロキシ基で封鎖されたポリジメチルシロキサン80質量部に、表面をジメチルジクロロシランで処理した比表面積130m2/gの煙霧質シリカ2質量部を加え、混合機で混合した後、メチルトリメトキシシランの4量体と5量体を主体とした加水分解混合物[2/3/4/5/6/7/8量体の割合=12/26/22/15/11/8/6(質量%)]を3質量部、ジイソプロポキシビス(アセト酢酸エチル)チタンを1質量部、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1質量部を加えて、減圧下で完全に混合し、組成物1を得た。
【0023】
[実施例2]
実施例1のメチルトリメトキシシランの4量体と5量体を主体とした加水分解混合物に代えて、メチルトリメトキシシランの5量体と6量体と7量体を主体とした加水分解混合物[4/5/6/7/8量体の割合=1/33/31/23/12(質量%)]を用いて組成物2を得た。
【0024】
[実施例3]
実施例1のメチルトリメトキシシランの4量体と5量体を主体とした加水分解混合物に代えて、メチルトリメトキシシランの20量体を主体とした加水分解混合物を用いて組成物3を得た。
【0025】
[比較例1]
実施例1のメチルトリメトキシシランの4量体と5量体を主体とした加水分解混合物に代えて、メチルトリメトキシシランを用いて組成物4を得た。
【0026】
このシリコーンゴム組成物を2mmの型枠に流し込み、23℃,50%RHで7日間養生して2mm厚のゴムシ−トを得た。JIS K6249に準じて2mm厚シートよりゴム物性を測定した結果を表1に示す。また、このシリコーンゴム組成物をポリイミド板に塗りつけ、23℃,50%RHで7日間養生して引き剥がし、接着性を確認した。結果を表1に併記する。
【0027】
【表1】

【0028】
[実施例4]
23℃における粘度が50,000mPa・sで、末端がトリメトキシシロキシ基で封鎖されたポリジメチルシロキサン65質量部、23℃における粘度が100mPa・sで、末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたポリジメチルシロキサン35質量部に、表面を脂肪酸エステルで処理したコロイダル炭酸カルシウム50質量部、表面無処理の重質炭酸カルシウム50質量部、表面をジメチルジクロロシランで処理した比表面積130m2/gの煙霧質シリカ2質量部を加え、混合機で混合した後、メチルトリメトキシシランの4量体と5量体を主体とした加水分解混合物[2/3/4/5/6/7/8量体の割合=12/26/22/15/11/8/6(質量%)]を3質量部、ジイソプロポキシビス(アセト酢酸エチル)チタンを1質量部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランとγ−アミノプロピルトリメトキシシランの反応物0.5質量部を加えて、減圧下で完全に混合し、組成物5を得た。
【0029】
[実施例5]
実施例4の23℃における粘度が50,000mPa・sで、末端がトリメトキシシロキシ基で封鎖されたポリジメチルシロキサン50質量部に代えて23℃における粘度が50,000mPa・sで、末端がトリメトキシシルエチレン基で封鎖されたポリジメチルシロキサン50質量部を用いて組成物6を得た。
【0030】
[比較例2]
実施例4のメチルトリメトキシシランの4量体と5量体を主体とした加水分解混合物に代えて、メチルトリメトキシシランを用いて組成物7を得た。
【0031】
このシリコーンゴム組成物を2mmの型枠に流し込み、23℃,50%RHで7日間養生して2mm厚のゴムシートを得た。JIS K6249に準じて2mm厚シートよりゴム物性を測定した結果を表2に示す。また、幅25mm、長さ100mmのPBT板を用いて接着面積2.5mm2、接着厚さ2mmの剪断接着試験体を作製した。23℃,50%RHで7日間養生して測定を行い、剪断接着力と凝集破壊率を確認した。結果を表2に併記する。
【0032】
【表2】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)下記一般式(1)
【化1】

(ここで、Rは炭素原子数1〜5の一価炭化水素基、R1は同一又は異種の炭素原子数1〜10の置換もしくは非置換の一価炭化水素基であり、nは10以上の整数である。Xは酸素原子又は炭素原子数2〜5のアルキレン基、mは独立に0又は1の整数である。)
で示されるオルガノポリシロキサン、又はこれらの混合物:100質量部、
(B)一分子中にケイ素原子に結合した加水分解可能な基を少なくとも3個有する有機ケイ素化合物の部分加水分解物:0.1〜50質量部、
(C)少なくとも1種の充填剤:1〜500質量部、
(D)硬化触媒:0.01〜10質量部、
(E)シランカップリング剤:0.1〜10質量部
を含有してなることを特徴とする室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
【請求項2】
(A)成分のRが、メチル基又はエチル基である請求項1記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
【請求項3】
(B)成分の加水分解性基が、アルコキシ基である請求項1又は2記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
【請求項4】
(B)成分が、相当するアルコキシシラン単量体の2〜30量体である請求項1,2又は3記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
【請求項5】
(C)成分が、煙霧質シリカ及び/又は炭酸カルシウムである請求項1乃至4のいずれか1項記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
【請求項6】
(D)成分が、チタン酸エステル又はチタンキレート触媒である請求項1乃至5のいずれか1項記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
【請求項7】
ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート又はポリフェニレンスルフィドに対する接着用である請求項1乃至6のいずれか1項記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。

【公開番号】特開2007−321122(P2007−321122A)
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−155821(P2006−155821)
【出願日】平成18年6月5日(2006.6.5)
【出願人】(000002060)信越化学工業株式会社 (3,361)
【Fターム(参考)】