容器充填システムおよび方法
1つ以上のパウチを有するカートリッジを充填するための方法。この方法は、支持体上にパウチを配置する工程、パウチおよび支持体上にカートリッジの第1半部を配置する工程、カートリッジを形成するために、カートリッジの第2半部上にパウチおよびカートリッジの第1半部を配置する工程、カートリッジを充填ユニットへ誘導する工程、およびカートリッジ内でパウチを充填する工程を含んでもよい。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、一般に、容器充填システムおよび方法に関する。より詳細には、容器等を作成するために使用する数種の構成部品の製造、組立、搬送および充填を行うためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
飲料ディスペンサは、伝統的に、希釈液(例えば水)を飲料主原料と混合する。飲料主原料は、一般に、約3対1(3:1)から約6対1(6:1)の比率で還元される。飲料主原料は、一般に、多量の貯蔵空間を要する大きな容器に入れられる。飲料主原料は、また、冷蔵を必要とする場合がある。これらの要件は、多くの場合、実際のディスペンサから遠方に容器を保存し、そして、容器からディスペンサまで長いラインを張りめぐらせることを必要とする。代替として、容器がディスペンサの近くに配置される場合があるが、容器の大きさが、ディスペンサで利用される種々の飲料主原料の数を制限する。
【0003】
飲料主原料に利用される容器の大きさを制限するために、いくつかの努力がなされた。例えば、本出願人所有の米国特許第4,753,370号は、「3種混合甘味飲料分配システム(Tri-Mix Sugar-Based Dispensing System)」に関する。この特許には、飲料主原料の高濃度フレーバリングを甘味料および希釈液から分離する飲料分配システムが記載されている。この分離は、複数のフレーバーモジュールおよび1つの万能甘味料を利用した、多数の飲料オプションの作成を可能にする。
【0004】
これらの分離技術は、洗練および向上し続けている。例えば、本出願人所有の「Methods and Apparatuses for Making Compositions Comprising an Acid and an Acid Degradable Component and/or Compositions Comprising a Plurality of Selectable Components」という名称の米国特許公開第2007/0212468号は、非加糖濃縮物の酸性成分と非酸性成分を分離して、これらの成分を別々に保存することを記載している。この成分の分離は、貯蔵期間の延長を可能にし、フレーバー成分の更なる濃縮も可能にする。
【0005】
酸性成分と非酸性成分の分離および他の飲料成分の更なる濃縮による微量成分化によって、より多くの銘柄およびフレーバーが、飲料ディスペンサで提供可能となる。例えば、「Beverage Dispensing System」という名称の米国特許公開第2007/0205221号は、複数の微量成分、すなわち約10対1(10:1)以上の比率で還元される成分を利用した、飲料ディスペンサを示す。同様に、「Juice Dispensing System」という名称の米国特許公開第2007/0205220号は、微量成分を利用した、ジュース用ディスペンサを示す。
【0006】
飲料用ボトルおよび缶への飲料の充填は、多少類似した方法によって、一般的にバッチ処理を介した容器充填ラインで行う。飲料成分は、ブレンディング領域で混合され、続いて必要に応じて炭酸飽和させる。そして、完成した飲料を、充填機のボウルにポンプ移送する。次にボトルおよび缶が充填ラインコンベヤに沿って前進する際に、ボトルおよび缶は、詰込み機の弁を介して完成した飲料を充填される。次に、ボトルおよび缶は、ふたをされ、ラベルをつけ、梱包されてから、消費者に輸送される。
【0007】
本願出願人所有の「Multiple Stream Filling System」という名称の米国特許公開第2008/0271809号は、微量成分の使用の充填ラインへの応用を示す。多くの異なる種類の製品を、充填ラインの停止時間なしに連続的に移動するコンベヤに沿って製造できるように、複数の微量成分源が、充填ラインに沿って配置される。
【0008】
微量成分およびそれに類した成分の使用増加により、飲料ディスペンサおよび/または充填ラインが、必要に応じて容器を利用できる、効率的な微量成分容器充填システムが求められている。微量成分容器を充填するためのシステムおよび方法においては、容器の組み立ておよび充填が迅速且つ自動的に行われることが好ましい。
【発明の概要】
【0009】
したがって、本出願は、1つ以上のパウチを有するカートリッジを充填する方法を提供する。この方法は、支持体上にパウチを配置する工程、パウチおよび支持体上にカートリッジの第1半部を配置する工程、カートリッジを形成するために、カートリッジの第2半部上にパウチおよびカートリッジの第1半部を配置する工程、充填ユニットへカートリッジを誘導する工程、およびカートリッジ内でパウチを充填する工程を含んでもよい。
【0010】
この方法は、更に、取り付け部品によってパウチを懸下する工程、および、パウチを搬送する工程を含んでもよい。支持体上にパウチを配置する工程は、取り付け部品を介してパウチ支持体内でパウチを懸下することを含んでもよい。パウチおよび支持体上にカートリッジの第1半部を配置する工程は、取り付け部品にカートリッジの第1半部を取り付けることを含んでもよい。更に、この方法は、パウチおよびカートリッジ用パレットの底部カートリッジ支持体にカートリッジの第2半部を配置する工程を含んでもよい。更に、この方法は、カートリッジの第1半部およびカートリッジの第2半部を熱かしめさせる工程を含んでもよい。カートリッジを誘導する工程は、パック(puck)にカートリッジを積載することを含んでもよい。カートリッジ内のパウチを充填する工程は、パウチの取り付け部品内に充填ノズルを配置することを含んでもよい。カートリッジは2つのパウチを内包してもよく、カートリッジ内のパウチを充填する工程は、第1パウチを充填してから、第2パウチを充填することを含んでもよい。
【0011】
本出願は、更に、1つまたは2つのいずれかのパウチを内包する容器を充填するための方法について記載する。この方法は、パックに複数のカートリッジを積載する工程、パックを第1充填ステーションへ誘導する工程、第1充填ステーションにおいて、2つのパウチを有するそれぞれのカートリッジ内の第1パウチを充填するか、または、1つのパウチを有するカートリッジからなる第1群のパウチを充填する工程、パックを第2充填ステーションへ誘導する工程、ならびに第2充填ステーションにおいて、2つのパウチを有するそれぞれのカートリッジの第2パウチを充填するか、または、1つのパウチを有するカートリッジからなる第2群のパウチを充填する工程を更に含んでもよい。
【0012】
パウチを充填する工程は、それぞれのパウチの取り付け部品内に充填ノズルを配置することを含んでもよい。配置工程は、カムを介して充填ノズルを操作することを含んでもよい。この方法は、カートリッジを清掃する工程を更に含んでもよい。パックにカートリッジを積載する工程は、横向きにパックを回転させて、カートリッジをパックへ押し込むことを含んでもよい。
【0013】
本出願は、更に容器充填システムについて記載する。容器充填システムは、パウチ搬送システム、パウチおよびカートリッジ用パレット、パウチ搬送システムからパウチをパウチおよびカートリッジ用パレットに移送するためのパウチ移送アセンブリ、パウチ上にカートリッジの第1半部を配置し、パウチおよびカートリッジ用パレット上にカートリッジの第2半部を配置するためのカートリッジ離脱装置、パウチと共にカートリッジの第1半部をカートリッジの第2半部の上に配置するためのカートリッジ組立装置、ならびに、カートリッジのパウチに液体を充填するためのカートリッジ充填ユニットを含んでもよい。
【0014】
容器充填システムは、パックに複数のカートリッジを積載するためのパック積載ステーションを、更に含んでいてもよい。カートリッジ充填ユニットは、複数の充填ノズルを含んでもよい。複数のノズルは、連動用のカムを有してもよい。容器充填システムは、カートリッジ離脱アセンブリと協働するカートリッジ取り出しアセンブリを、更に含んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1A】本明細書において説明する容器充填システムを示すフローチャートである。
【図1B】図1Aの容器充填システムの充填経路を示すフローチャートである。
【図2】図1Aの容器充填システムで利用可能なパウチレールの透視図である。
【図3】図1Aの容器充填システムで利用可能な横方向コンベヤの透視図である。
【図4】図1Aの容器充填システムで利用可能な縦方向コンベヤの透視図である。
【図5】図1Aの容器充填システムで利用可能なカートリッジの透視図である。
【図6】図1Aの容器充填システムで利用可能なカートリッジアセンブリの透視図である。
【図7】図1Aの容器充填システムで利用可能なパウチ積載アセンブリの透視図である。
【図8】図1Aの容器充填システムで利用可能なパウチ移送アセンブリの透視図である。
【図9】図1Aの容器充填システムで利用可能なパウチおよびカートリッジ用パレットの透視図である。
【図10】図1Aの容器充填システムで利用可能なカートリッジ離脱装置の透視図である。
【図11】図1Aの容器充填システムで利用可能なカートリッジ組立装置の透視図である。
【図12】図1Aの容器充填システムで利用可能な熱かしめアセンブリの透視図である。
【図13】図1Bの容器充填システムで利用可能なパックの透視図である。
【図14】図12のパックの上面図である。
【図15】図12のパックの側面図である。
【図16】図1Bの容器充填システムで利用可能なパック積載ステーションの上面図である。
【図17】図1Bの容器充填システムで利用可能な充填ステーションの透視図である。
【図18】図17の充填ステーションで利用可能な充填ユニットの透視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に図面に参照するが、図面においては、複数の視点を示す図面に渡って使用されている同じ番号は同じ要素を示している。図1Aおよび図1Bは、本明細書に記載する容器充填システム100の概略図を示す。容器充填システム100は、複数のステーションまたはモジュールを含んでいてもよく、各ステーションまたはモジュールは種々のタスクを実行するものである。これらのステーションまたはモジュールの機能は、何らかの特定の順序で必ずしも実行されるわけではない。更に、すべてのステーションまたはモジュールが本発明に必須なわけではなく、代替的なステーションまたはモジュールを本発明に利用してもよい。ステーションまたはモジュールは、容器充填システム100内の1つ以上の既定経路に沿って配置することができる。
【0017】
容器充填システム100は、第1既定経路115に沿って配置されるパウチステーション110を含んでもよい。パウチステーション110は、パウチ製作アセンブリ120を含んでもよい。パウチ製作アセンブリ120は、連続した熱可塑性材料の1つ以上の層を切断し、ヒートシーリングまたは他の形式の従来法を用いて接着することで、パウチ130を形成することができる。このようなパウチ製作アセンブリ120の一例は、ドイツ、ホップステンのB&B MAFにより製造され、SFB 8E―L―4の名称で販売されている。類似した形式の製造装置も、本発明で利用することができる。
【0018】
パウチステーション110は、更に、取り付け部品挿入装置140を含んでもよい。取り付け部品挿入装置140は、パウチ130に取り付け部品150を挿入し、そこに取り付け部品150を封止する。取り付け部品挿入装置140の一例は、ドイツ国、ホップステンのB&B MAFにより製造され、SFB 8E―L―4の名称で販売されている。類似した形式の挿入装置を、本発明で利用することもできる。取り付け部品150は、熱可塑性材料または類似の材料で作られたものでもよい。取り付け部品150は、何らかの形式の一方向弁または他の形式の接続子でもよい。取り付け部品150は、搬送時の適切な整列を確実にするための方向溝を有してもよい。
【0019】
パウチステーション110は、パウチ漏れ検出器160を含んでもよい。パウチ漏れ検出器160は、パウチ130が適切に密封されていることを確認するために、いくらかの空気をパウチ130に挿入してもよい。パウチ漏れ検出器160の一例は、スイス、ヴォーレンのWilcoにより製造され、R36 OT/P/SPEZの名称で販売されている。類似した形式の漏れ検出装置を本発明で利用することもできる。
【0020】
パウチ製作アセンブリ120の使用は、任意である。代替として、パウチ130が、他の場所で製造され、容器充填システム100に送達されてもよい。いずれの場合も、パウチ搬送システム165を介して個々のパウチ130を誘導する。パウチ搬送システム165は、搬送用の複数のパウチレール170を使用してもよい。図2に示されるように、それぞれのパウチレール170が、複数の高架C―レール180を含んでもよい。パウチ130は、C―レール180内の取り付け部品150により保持されてもよい。次にパウチ130は、必要に応じてパウチレール170により搬送されてもよい。他の形式の搬送手段を本発明で利用することもできる。
【0021】
図3に示されるように、パウチ搬送システム165は、すべてのパウチレール170が任意の横方向に搬送される複数の横方向コンベヤ190を有してもよい。横方向コンベヤ190の一例は、イタリア、モンティチェッロ・ダルバのOPMにより製造され、TP−Bの名称で販売されている。更に、図4に示したように、個々のパウチ130は、パウチレール170のC―レール180から押し出されて、縦方向コンベヤ200のC―レール180に押し込まれてもよい。縦方向コンベヤ200の一例は、イタリア、モンティチェッロ・ダルバのOPMにより製造され、E−Bの名称で販売されている。このようにして、パウチ130は、所望により横方向または縦方向のどちらにも、搬送できる。更に、取り付け部品150または他の部品を介して1つ以上の横方向コンベヤ195によってパウチ130を縦方向コンベヤ200の下流に搬送してもよい。横方向コンベヤ190、195および縦方向コンベヤ200の任意の組み合わせが、本発明において利用可能である。また、他の形式の搬送手段を本発明で利用することもできる。
【0022】
パウチ130が製造および/または搬送される間に、複数のカートリッジ210が製造されてもよい。図5に示されるように、カートリッジ210は、それぞれ、下半部220および上半部230を有してもよい。カートリッジ210は、所望の大きさ、形状および構成を有することができる。カートリッジ210は、その下半部220に把手225を有してもよい。同様に、上半部230は、その中に取り付け部品用開孔部235を有してもよい。カートリッジ210は、熱可塑性材料または任意のやや硬質の材料で作られてもよい。カートリッジ210は、容器充填システム100内で製造されるか、または、別途製造されて、システムに送達できる。
【0023】
容器充填システム100は、第2既定経路245に沿って配置されたカートリッジアセンブリ240を含んでもよい。カートリッジアセンブリ240は、射出成形機または他の形式のプラスチック製造装置でもよい。カートリッジアセンブリ240の一例は、イタリア、ボローニャのGIMAにより製造され、M―163およびM―156の名称で販売されている。他の形式のカートリッジ製造装置を、本発明に利用することもできる。
【0024】
図6に示されるように、成形されたカートリッジ210は、取り出しアセンブリ250を介してカートリッジアセンブリ240から除去されてもよい。取り出しアセンブリ250は、複数のカートリッジポケットネスト270を有する複数の細長いアーム260を有してもよい。カートリッジポケットネスト270は、それぞれのカートリッジ半部220、230の近傍に配置して、吸引または類似した方法によってカートリッジアセンブリ240から半部220、230を抜き出してもよい。取り出しアセンブリ250は、細長い梁部(beam)280に沿って操作してもよい。他の形式の操作用装置を本発明で利用することもできる。
【0025】
容器充填システム100は、第1既定経路115に沿って配置されたパウチ集合アセンブリ300を含んでもよい。図7に示されるように、パウチ積載アセンブリ300は、パウチ搬送システム165の更なる横方向コンベヤ195の1つ、または、パウチ130の別の発送源と連通してもよい。パウチ積載アセンブリ300は、パウチ搬送システム165または他の発送源からパウチ130を1つずつ移動させて、複数のパウチ130を一群にまとめて整列させるパウチ積載用トラック310を含んでもよい。パウチ積載用トラック310の一例は、イタリア、ボローニャのGIMAにより製造され、M―163およびM―156の名称で販売されている。トラック310は、複数の把持用フィンガー315などによって、取り付け部品150を介してパウチ130を保持してもよい。他の形式の移送装置も、本発明で利用することができる。
【0026】
パウチ移送アセンブリ320は、既定経路115に沿って、パウチ積載トラック310に隣接して配置することができる。図8に示されるように、パウチ移送アセンブリ320は、複数のフィンガー330または他の形式の把持用装置を含んでもよい。パウチ移送アセンブリ320は、横方向梁部340およびそれと連動する1つ以上の縦方向梁部350を含んでもよい。フィンガー340は、パウチ積載トラック310から複数のパウチ130を把持してもよく、後に詳しく述べるように、横方向梁部340および縦方向梁部350に沿った動きを介してパウチを配置してもよい。また、パウチガイド355もパウチ130を配置するために利用されてもよい。パウチ移送アセンブリ320の一例は、イタリア、ボローニャのGIMAにより製造され、M―163およびM―156の名称で販売されている。他の形式の移送装置も本発明で利用することができる。
【0027】
パウチ移送アセンブリ320は、複数のパウチおよびカートリッジ用パレット360と協働してもよい。図9に示されるように、それぞれのパウチおよびカートリッジ用パレット360は、複数のパウチ支持体370を含んでもよい。パウチ支持体370は、間にいくらかの空間を有する一組のアーム380を含んでもよい。アーム380の大きさは、その内部にパウチ130を配置し、取り付け部品150によって支持されるように決定する。また、パウチおよびカートリッジ用パレット360には、底部カートリッジ支持体390も含まれる。底部カートリッジ支持体390は、複数の開孔部410が形成された高架フレーム400を含んでもよい。フレーム400および開孔部410の大きさは、その中にカートリッジ210の下半部220を配置できるように決定する。また、底部カートリッジ支持体390は、把手225を下半部220に取り付けることができるように形成された把手開孔部420を有してもよい。使用するカートリッジ210の大きさに応じて、底部カートリッジ支持体390の大きさを変化させてもよい。例えば、2つのパウチ130を内包するように大きさを決定したカートリッジ210の大きさは、1つのパウチ130のみを充填する予定のカートリッジ210の2倍の大きさとなる。
【0028】
前記したように、パウチ移送アセンブリ320は、パウチ集合トラック310から複数のパウチ130を把持することができる。続いて、パウチ移送アセンブリ320は、パウチおよびカートリッジ用パレット360のパウチ支持体370の1つに、それぞれのパウチ130を滑り込ませることができる。他の形式の移送装置および方法も、本発明で使用することができる。
【0029】
更に、容器充填システム100は、カートリッジ離脱ステーション450を含んでもよい。カートリッジ離脱ステーション450は、取り出しアセンブリ250の近くであって、第1既定経路115の近くでもある、第2既定経路245の近傍に配置することができる。図10に示されるように、カートリッジ離脱ステーション450には、複数のカートリッジ離脱装置460が含まれてもよい。カートリッジ離脱装置460は、複数の挿入物470を含んでもよい。挿入物470は、回転可能な基部480の近傍に配置できる。回転可能な基部480は、縦方向の運動を共にするためにフレーム490の中に配置できる。カートリッジ離脱装置460の一例は、イタリア、ボローニャのGIMAにより、M―163およびM―156の名称で販売されている。他の形式の把持用装置も、本発明において利用することもできる。
【0030】
カートリッジ離脱装置460の挿入物470は、カートリッジ210の半部220、230の中に配置できる。カートリッジ離脱装置460は、取り出しアセンブリ250から半部220、230を取り除き、続いて、第1既定経路115に沿って進んでいるパウチおよびクレート用パレット360内に半部220、230を配置するように、下方向へ回転する。上で説明したように、上半部230は、パウチ支持体370内のパウチ130の上に配置され、下半部220は、底部カートリッジ支持体390内に配置される。取り付け部品150は、上半部230の取り付け部品開孔部235を通過するように押し込まれ、上半部と共に固定される。
【0031】
容器充填システム100は、既定経路115の近傍に配置されたカートリッジ完成ステーション500を更に含んでいる。図11に示したように、カートリッジ完成ステーション500は、カートリッジ組立装置510を含んでもよい。カートリッジ組立装置510は、可動プレート530内に配置された複数のフィンガー520を含んでもよい。プレート530は、縦横両方向の動きのためのフレーム540に配置されてもよい。更に、カートリッジ組立装置510には、パウチガイド550が更に含まれてもよい。パウチガイド550は、パウチ130を通して配置するための複数の溝560を有してもよい。具体的には、プレート530のフィンガー520は、カートリッジ210の上半部230を把持し、パウチガイド550を介して下半部220の上に上半部230を誘導することができる。カートリッジ組立装置510の一例は、イタリア国、ボローニャのGIMAにより製造され、M―163およびM―156の名称で販売されている。他の形式の配置装置も本発明で利用することができる。
【0032】
容器充填システム100は、既定経路115の近傍に配置された熱かしめステーション570を更に含んでもよい。図11に示したように、熱かしめステーション570は、熱かしめアセンブリ580を含んでもよい。熱かしめアセンブリ580は、フレームとともに縦方向に動くようにフレーム600に取り付けられた、加熱プレート590を含んでもよい。加熱プレート590は、下半部220と上半部230を互いに封止するための熱が加えられるように、カートリッジ210近傍の位置まで低下させることができる。他の形式の封止手段を本発明で利用することもできる。熱かしめアセンブリ580の一例が、イタリア、ボローニャのGIMAにより、M―163およびM―156の名称で販売されている。
【0033】
容器充填システム100は、また、例えば把手取り付けステーションなどの、他のステーションを含んでもよい。他のステーションおよびそれらの配置も、同様に本発明で利用することができる。完成したカートリッジ210は、保存されるか、または、より詳細に後述するように、すぐに充填されてもよい。
【0034】
容器充填システム100は、既定充填経路615に沿って配置された、パック積載ステーション610を更に含んでもよい。パック積載ステーション610は、より詳細に後述するように、更なる搬送のためのパック620へ複数のカートリッジ210を積載することができる。図13〜図15に示されるように、それぞれのパック620は、その中に配置された複数のポケット630を含んでもよい。パック620およびポケット630は、所望の大きさまたは形状を有することができる。具体的には、ポケット630の大きさは、1つ以上のカートリッジ210が適切な向きでその中に配置されるように決定する。単一パウチ用のカートリッジ210の場合には、2つのカートリッジ210をそこに配置することが可能である。カートリッジ210は、適切な向きを確保するために、パック620上の複数の突起650と整合する複数の凹部640を有してもよい。凹部640および突起650の配置は逆になっていてもよい。他の形式の定位手段も本発明に利用することができる。パック620は、実質的に硬質な熱可塑性材料、または、他の実質的に硬質な材料から製造することができる。
【0035】
完成したカートリッジ210は、既定充填経路615に沿って、送込みコンベヤ660を介してパック積載ステーション610へ前進することができる。図16に示されるように、続いて、押込みアーム670を介して複数のカートリッジ210を横方向のパック620の中に押し込むことができる。次に、回転プレート675を介してパック620を縦向きの配置に回転させ、送出しコンベヤ680上に更に押し出してもよい。他の形式の積載機構も、本発明で利用することができる。
【0036】
容器充填システム100は、また、既定充填経路615に沿って配置された充填ステーション700を含んでもよい。充填ステーション700は、送出しコンベヤ680と連通してもよい。図17および図18に示されるように、充填ステーション700は、パック搬送コンベヤ710を含んでもよい。他の形式の操作機構も、本発明で利用することができる。
【0037】
複数の充填ユニット720が、パック搬送コンベヤ710の近傍に配置されてもよい。任意の数の充填ユニット720が利用可能である。充填ユニット720は、複数の充填ノズル730を有してもよい。充填ノズル730は、カム740およびカム支持体750を介して縦方向に操作可能になっていてもよい。他の形式の操作装置も本発明で利用することができる。充填ノズル730の各々は、製品765、766を含んだ製品タンク760と連通してもよい。製品755、756は、同じものでも異なるものでもかまわない。製品タンク760は、所望の寸法または容積を有してもよい。それぞれの製品タンク760は、製品が層状にならないようにするために、撹拌装置770を有してもよい。流量計780を、製品タンク760とそれぞれの充填ノズル730の間に配置してもよい。他の形式の流量制御装置を本発明で利用することもできる。充填ユニット720の一例は、ドイツ、シュヴェービッシュ・ハルのS.F.Vision GmbHによりMDMの名称で販売されている。他の形式の充填装置も、本発明で利用することができる。
【0038】
2重パウチカートリッジ210の場合には、第1パウチ130を第1充填ユニット720の第1製品765で充填することができる。パック620は、第2製品766を充填することができる第2充填ユニット720まで、パック搬送コンベヤ710上を、その下流方向に進んでもよい。充填ノズル730は、それぞれのカートリッジ210の取り付け部品150に嵌合する。同様に、単一パウチカートリッジ210に対しては、第1充填ユニット720で1つおきのカートリッジ210を充填し、第2充填ユニット720で残りのカートリッジ210を充填してもよい。それぞれのカートリッジ210上のいかなる製品の残留物も除去されるように、洗浄ステーションをパック搬送コンベヤ710の近傍に配置してもよい。他の充填法を、本発明において利用することもできる。充填ステーション700から充填したカートリッジ210を搬送するために、送出しコンベヤ800を用いることもできる。
【0039】
更に、容器充填システム100は、パック荷卸しステーション810を含んでもよい。パック荷卸しステーション810は、パック積み込みステーション610と類似のものでもよい。パック620を横向きになるように回転し、カートリッジ210をパックから取り除いてもよい。計量、ラベリング、パッキングなどの更なる処理のために、カートリッジ810を搬送することができる。
【0040】
前記したように、製品765、766は、微量成分、すなわち約10対1以上の比率で還元される成分であることが好ましい。これにより、飲料ディスペンサは、比較的小さな設置面積で非常に多くの種類の飲料を製造するために、多くの異なる製品765、766を有する任意の数のカートリッジ210を保有することが可能になる。
【技術分野】
【0001】
本出願は、一般に、容器充填システムおよび方法に関する。より詳細には、容器等を作成するために使用する数種の構成部品の製造、組立、搬送および充填を行うためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
飲料ディスペンサは、伝統的に、希釈液(例えば水)を飲料主原料と混合する。飲料主原料は、一般に、約3対1(3:1)から約6対1(6:1)の比率で還元される。飲料主原料は、一般に、多量の貯蔵空間を要する大きな容器に入れられる。飲料主原料は、また、冷蔵を必要とする場合がある。これらの要件は、多くの場合、実際のディスペンサから遠方に容器を保存し、そして、容器からディスペンサまで長いラインを張りめぐらせることを必要とする。代替として、容器がディスペンサの近くに配置される場合があるが、容器の大きさが、ディスペンサで利用される種々の飲料主原料の数を制限する。
【0003】
飲料主原料に利用される容器の大きさを制限するために、いくつかの努力がなされた。例えば、本出願人所有の米国特許第4,753,370号は、「3種混合甘味飲料分配システム(Tri-Mix Sugar-Based Dispensing System)」に関する。この特許には、飲料主原料の高濃度フレーバリングを甘味料および希釈液から分離する飲料分配システムが記載されている。この分離は、複数のフレーバーモジュールおよび1つの万能甘味料を利用した、多数の飲料オプションの作成を可能にする。
【0004】
これらの分離技術は、洗練および向上し続けている。例えば、本出願人所有の「Methods and Apparatuses for Making Compositions Comprising an Acid and an Acid Degradable Component and/or Compositions Comprising a Plurality of Selectable Components」という名称の米国特許公開第2007/0212468号は、非加糖濃縮物の酸性成分と非酸性成分を分離して、これらの成分を別々に保存することを記載している。この成分の分離は、貯蔵期間の延長を可能にし、フレーバー成分の更なる濃縮も可能にする。
【0005】
酸性成分と非酸性成分の分離および他の飲料成分の更なる濃縮による微量成分化によって、より多くの銘柄およびフレーバーが、飲料ディスペンサで提供可能となる。例えば、「Beverage Dispensing System」という名称の米国特許公開第2007/0205221号は、複数の微量成分、すなわち約10対1(10:1)以上の比率で還元される成分を利用した、飲料ディスペンサを示す。同様に、「Juice Dispensing System」という名称の米国特許公開第2007/0205220号は、微量成分を利用した、ジュース用ディスペンサを示す。
【0006】
飲料用ボトルおよび缶への飲料の充填は、多少類似した方法によって、一般的にバッチ処理を介した容器充填ラインで行う。飲料成分は、ブレンディング領域で混合され、続いて必要に応じて炭酸飽和させる。そして、完成した飲料を、充填機のボウルにポンプ移送する。次にボトルおよび缶が充填ラインコンベヤに沿って前進する際に、ボトルおよび缶は、詰込み機の弁を介して完成した飲料を充填される。次に、ボトルおよび缶は、ふたをされ、ラベルをつけ、梱包されてから、消費者に輸送される。
【0007】
本願出願人所有の「Multiple Stream Filling System」という名称の米国特許公開第2008/0271809号は、微量成分の使用の充填ラインへの応用を示す。多くの異なる種類の製品を、充填ラインの停止時間なしに連続的に移動するコンベヤに沿って製造できるように、複数の微量成分源が、充填ラインに沿って配置される。
【0008】
微量成分およびそれに類した成分の使用増加により、飲料ディスペンサおよび/または充填ラインが、必要に応じて容器を利用できる、効率的な微量成分容器充填システムが求められている。微量成分容器を充填するためのシステムおよび方法においては、容器の組み立ておよび充填が迅速且つ自動的に行われることが好ましい。
【発明の概要】
【0009】
したがって、本出願は、1つ以上のパウチを有するカートリッジを充填する方法を提供する。この方法は、支持体上にパウチを配置する工程、パウチおよび支持体上にカートリッジの第1半部を配置する工程、カートリッジを形成するために、カートリッジの第2半部上にパウチおよびカートリッジの第1半部を配置する工程、充填ユニットへカートリッジを誘導する工程、およびカートリッジ内でパウチを充填する工程を含んでもよい。
【0010】
この方法は、更に、取り付け部品によってパウチを懸下する工程、および、パウチを搬送する工程を含んでもよい。支持体上にパウチを配置する工程は、取り付け部品を介してパウチ支持体内でパウチを懸下することを含んでもよい。パウチおよび支持体上にカートリッジの第1半部を配置する工程は、取り付け部品にカートリッジの第1半部を取り付けることを含んでもよい。更に、この方法は、パウチおよびカートリッジ用パレットの底部カートリッジ支持体にカートリッジの第2半部を配置する工程を含んでもよい。更に、この方法は、カートリッジの第1半部およびカートリッジの第2半部を熱かしめさせる工程を含んでもよい。カートリッジを誘導する工程は、パック(puck)にカートリッジを積載することを含んでもよい。カートリッジ内のパウチを充填する工程は、パウチの取り付け部品内に充填ノズルを配置することを含んでもよい。カートリッジは2つのパウチを内包してもよく、カートリッジ内のパウチを充填する工程は、第1パウチを充填してから、第2パウチを充填することを含んでもよい。
【0011】
本出願は、更に、1つまたは2つのいずれかのパウチを内包する容器を充填するための方法について記載する。この方法は、パックに複数のカートリッジを積載する工程、パックを第1充填ステーションへ誘導する工程、第1充填ステーションにおいて、2つのパウチを有するそれぞれのカートリッジ内の第1パウチを充填するか、または、1つのパウチを有するカートリッジからなる第1群のパウチを充填する工程、パックを第2充填ステーションへ誘導する工程、ならびに第2充填ステーションにおいて、2つのパウチを有するそれぞれのカートリッジの第2パウチを充填するか、または、1つのパウチを有するカートリッジからなる第2群のパウチを充填する工程を更に含んでもよい。
【0012】
パウチを充填する工程は、それぞれのパウチの取り付け部品内に充填ノズルを配置することを含んでもよい。配置工程は、カムを介して充填ノズルを操作することを含んでもよい。この方法は、カートリッジを清掃する工程を更に含んでもよい。パックにカートリッジを積載する工程は、横向きにパックを回転させて、カートリッジをパックへ押し込むことを含んでもよい。
【0013】
本出願は、更に容器充填システムについて記載する。容器充填システムは、パウチ搬送システム、パウチおよびカートリッジ用パレット、パウチ搬送システムからパウチをパウチおよびカートリッジ用パレットに移送するためのパウチ移送アセンブリ、パウチ上にカートリッジの第1半部を配置し、パウチおよびカートリッジ用パレット上にカートリッジの第2半部を配置するためのカートリッジ離脱装置、パウチと共にカートリッジの第1半部をカートリッジの第2半部の上に配置するためのカートリッジ組立装置、ならびに、カートリッジのパウチに液体を充填するためのカートリッジ充填ユニットを含んでもよい。
【0014】
容器充填システムは、パックに複数のカートリッジを積載するためのパック積載ステーションを、更に含んでいてもよい。カートリッジ充填ユニットは、複数の充填ノズルを含んでもよい。複数のノズルは、連動用のカムを有してもよい。容器充填システムは、カートリッジ離脱アセンブリと協働するカートリッジ取り出しアセンブリを、更に含んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1A】本明細書において説明する容器充填システムを示すフローチャートである。
【図1B】図1Aの容器充填システムの充填経路を示すフローチャートである。
【図2】図1Aの容器充填システムで利用可能なパウチレールの透視図である。
【図3】図1Aの容器充填システムで利用可能な横方向コンベヤの透視図である。
【図4】図1Aの容器充填システムで利用可能な縦方向コンベヤの透視図である。
【図5】図1Aの容器充填システムで利用可能なカートリッジの透視図である。
【図6】図1Aの容器充填システムで利用可能なカートリッジアセンブリの透視図である。
【図7】図1Aの容器充填システムで利用可能なパウチ積載アセンブリの透視図である。
【図8】図1Aの容器充填システムで利用可能なパウチ移送アセンブリの透視図である。
【図9】図1Aの容器充填システムで利用可能なパウチおよびカートリッジ用パレットの透視図である。
【図10】図1Aの容器充填システムで利用可能なカートリッジ離脱装置の透視図である。
【図11】図1Aの容器充填システムで利用可能なカートリッジ組立装置の透視図である。
【図12】図1Aの容器充填システムで利用可能な熱かしめアセンブリの透視図である。
【図13】図1Bの容器充填システムで利用可能なパックの透視図である。
【図14】図12のパックの上面図である。
【図15】図12のパックの側面図である。
【図16】図1Bの容器充填システムで利用可能なパック積載ステーションの上面図である。
【図17】図1Bの容器充填システムで利用可能な充填ステーションの透視図である。
【図18】図17の充填ステーションで利用可能な充填ユニットの透視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に図面に参照するが、図面においては、複数の視点を示す図面に渡って使用されている同じ番号は同じ要素を示している。図1Aおよび図1Bは、本明細書に記載する容器充填システム100の概略図を示す。容器充填システム100は、複数のステーションまたはモジュールを含んでいてもよく、各ステーションまたはモジュールは種々のタスクを実行するものである。これらのステーションまたはモジュールの機能は、何らかの特定の順序で必ずしも実行されるわけではない。更に、すべてのステーションまたはモジュールが本発明に必須なわけではなく、代替的なステーションまたはモジュールを本発明に利用してもよい。ステーションまたはモジュールは、容器充填システム100内の1つ以上の既定経路に沿って配置することができる。
【0017】
容器充填システム100は、第1既定経路115に沿って配置されるパウチステーション110を含んでもよい。パウチステーション110は、パウチ製作アセンブリ120を含んでもよい。パウチ製作アセンブリ120は、連続した熱可塑性材料の1つ以上の層を切断し、ヒートシーリングまたは他の形式の従来法を用いて接着することで、パウチ130を形成することができる。このようなパウチ製作アセンブリ120の一例は、ドイツ、ホップステンのB&B MAFにより製造され、SFB 8E―L―4の名称で販売されている。類似した形式の製造装置も、本発明で利用することができる。
【0018】
パウチステーション110は、更に、取り付け部品挿入装置140を含んでもよい。取り付け部品挿入装置140は、パウチ130に取り付け部品150を挿入し、そこに取り付け部品150を封止する。取り付け部品挿入装置140の一例は、ドイツ国、ホップステンのB&B MAFにより製造され、SFB 8E―L―4の名称で販売されている。類似した形式の挿入装置を、本発明で利用することもできる。取り付け部品150は、熱可塑性材料または類似の材料で作られたものでもよい。取り付け部品150は、何らかの形式の一方向弁または他の形式の接続子でもよい。取り付け部品150は、搬送時の適切な整列を確実にするための方向溝を有してもよい。
【0019】
パウチステーション110は、パウチ漏れ検出器160を含んでもよい。パウチ漏れ検出器160は、パウチ130が適切に密封されていることを確認するために、いくらかの空気をパウチ130に挿入してもよい。パウチ漏れ検出器160の一例は、スイス、ヴォーレンのWilcoにより製造され、R36 OT/P/SPEZの名称で販売されている。類似した形式の漏れ検出装置を本発明で利用することもできる。
【0020】
パウチ製作アセンブリ120の使用は、任意である。代替として、パウチ130が、他の場所で製造され、容器充填システム100に送達されてもよい。いずれの場合も、パウチ搬送システム165を介して個々のパウチ130を誘導する。パウチ搬送システム165は、搬送用の複数のパウチレール170を使用してもよい。図2に示されるように、それぞれのパウチレール170が、複数の高架C―レール180を含んでもよい。パウチ130は、C―レール180内の取り付け部品150により保持されてもよい。次にパウチ130は、必要に応じてパウチレール170により搬送されてもよい。他の形式の搬送手段を本発明で利用することもできる。
【0021】
図3に示されるように、パウチ搬送システム165は、すべてのパウチレール170が任意の横方向に搬送される複数の横方向コンベヤ190を有してもよい。横方向コンベヤ190の一例は、イタリア、モンティチェッロ・ダルバのOPMにより製造され、TP−Bの名称で販売されている。更に、図4に示したように、個々のパウチ130は、パウチレール170のC―レール180から押し出されて、縦方向コンベヤ200のC―レール180に押し込まれてもよい。縦方向コンベヤ200の一例は、イタリア、モンティチェッロ・ダルバのOPMにより製造され、E−Bの名称で販売されている。このようにして、パウチ130は、所望により横方向または縦方向のどちらにも、搬送できる。更に、取り付け部品150または他の部品を介して1つ以上の横方向コンベヤ195によってパウチ130を縦方向コンベヤ200の下流に搬送してもよい。横方向コンベヤ190、195および縦方向コンベヤ200の任意の組み合わせが、本発明において利用可能である。また、他の形式の搬送手段を本発明で利用することもできる。
【0022】
パウチ130が製造および/または搬送される間に、複数のカートリッジ210が製造されてもよい。図5に示されるように、カートリッジ210は、それぞれ、下半部220および上半部230を有してもよい。カートリッジ210は、所望の大きさ、形状および構成を有することができる。カートリッジ210は、その下半部220に把手225を有してもよい。同様に、上半部230は、その中に取り付け部品用開孔部235を有してもよい。カートリッジ210は、熱可塑性材料または任意のやや硬質の材料で作られてもよい。カートリッジ210は、容器充填システム100内で製造されるか、または、別途製造されて、システムに送達できる。
【0023】
容器充填システム100は、第2既定経路245に沿って配置されたカートリッジアセンブリ240を含んでもよい。カートリッジアセンブリ240は、射出成形機または他の形式のプラスチック製造装置でもよい。カートリッジアセンブリ240の一例は、イタリア、ボローニャのGIMAにより製造され、M―163およびM―156の名称で販売されている。他の形式のカートリッジ製造装置を、本発明に利用することもできる。
【0024】
図6に示されるように、成形されたカートリッジ210は、取り出しアセンブリ250を介してカートリッジアセンブリ240から除去されてもよい。取り出しアセンブリ250は、複数のカートリッジポケットネスト270を有する複数の細長いアーム260を有してもよい。カートリッジポケットネスト270は、それぞれのカートリッジ半部220、230の近傍に配置して、吸引または類似した方法によってカートリッジアセンブリ240から半部220、230を抜き出してもよい。取り出しアセンブリ250は、細長い梁部(beam)280に沿って操作してもよい。他の形式の操作用装置を本発明で利用することもできる。
【0025】
容器充填システム100は、第1既定経路115に沿って配置されたパウチ集合アセンブリ300を含んでもよい。図7に示されるように、パウチ積載アセンブリ300は、パウチ搬送システム165の更なる横方向コンベヤ195の1つ、または、パウチ130の別の発送源と連通してもよい。パウチ積載アセンブリ300は、パウチ搬送システム165または他の発送源からパウチ130を1つずつ移動させて、複数のパウチ130を一群にまとめて整列させるパウチ積載用トラック310を含んでもよい。パウチ積載用トラック310の一例は、イタリア、ボローニャのGIMAにより製造され、M―163およびM―156の名称で販売されている。トラック310は、複数の把持用フィンガー315などによって、取り付け部品150を介してパウチ130を保持してもよい。他の形式の移送装置も、本発明で利用することができる。
【0026】
パウチ移送アセンブリ320は、既定経路115に沿って、パウチ積載トラック310に隣接して配置することができる。図8に示されるように、パウチ移送アセンブリ320は、複数のフィンガー330または他の形式の把持用装置を含んでもよい。パウチ移送アセンブリ320は、横方向梁部340およびそれと連動する1つ以上の縦方向梁部350を含んでもよい。フィンガー340は、パウチ積載トラック310から複数のパウチ130を把持してもよく、後に詳しく述べるように、横方向梁部340および縦方向梁部350に沿った動きを介してパウチを配置してもよい。また、パウチガイド355もパウチ130を配置するために利用されてもよい。パウチ移送アセンブリ320の一例は、イタリア、ボローニャのGIMAにより製造され、M―163およびM―156の名称で販売されている。他の形式の移送装置も本発明で利用することができる。
【0027】
パウチ移送アセンブリ320は、複数のパウチおよびカートリッジ用パレット360と協働してもよい。図9に示されるように、それぞれのパウチおよびカートリッジ用パレット360は、複数のパウチ支持体370を含んでもよい。パウチ支持体370は、間にいくらかの空間を有する一組のアーム380を含んでもよい。アーム380の大きさは、その内部にパウチ130を配置し、取り付け部品150によって支持されるように決定する。また、パウチおよびカートリッジ用パレット360には、底部カートリッジ支持体390も含まれる。底部カートリッジ支持体390は、複数の開孔部410が形成された高架フレーム400を含んでもよい。フレーム400および開孔部410の大きさは、その中にカートリッジ210の下半部220を配置できるように決定する。また、底部カートリッジ支持体390は、把手225を下半部220に取り付けることができるように形成された把手開孔部420を有してもよい。使用するカートリッジ210の大きさに応じて、底部カートリッジ支持体390の大きさを変化させてもよい。例えば、2つのパウチ130を内包するように大きさを決定したカートリッジ210の大きさは、1つのパウチ130のみを充填する予定のカートリッジ210の2倍の大きさとなる。
【0028】
前記したように、パウチ移送アセンブリ320は、パウチ集合トラック310から複数のパウチ130を把持することができる。続いて、パウチ移送アセンブリ320は、パウチおよびカートリッジ用パレット360のパウチ支持体370の1つに、それぞれのパウチ130を滑り込ませることができる。他の形式の移送装置および方法も、本発明で使用することができる。
【0029】
更に、容器充填システム100は、カートリッジ離脱ステーション450を含んでもよい。カートリッジ離脱ステーション450は、取り出しアセンブリ250の近くであって、第1既定経路115の近くでもある、第2既定経路245の近傍に配置することができる。図10に示されるように、カートリッジ離脱ステーション450には、複数のカートリッジ離脱装置460が含まれてもよい。カートリッジ離脱装置460は、複数の挿入物470を含んでもよい。挿入物470は、回転可能な基部480の近傍に配置できる。回転可能な基部480は、縦方向の運動を共にするためにフレーム490の中に配置できる。カートリッジ離脱装置460の一例は、イタリア、ボローニャのGIMAにより、M―163およびM―156の名称で販売されている。他の形式の把持用装置も、本発明において利用することもできる。
【0030】
カートリッジ離脱装置460の挿入物470は、カートリッジ210の半部220、230の中に配置できる。カートリッジ離脱装置460は、取り出しアセンブリ250から半部220、230を取り除き、続いて、第1既定経路115に沿って進んでいるパウチおよびクレート用パレット360内に半部220、230を配置するように、下方向へ回転する。上で説明したように、上半部230は、パウチ支持体370内のパウチ130の上に配置され、下半部220は、底部カートリッジ支持体390内に配置される。取り付け部品150は、上半部230の取り付け部品開孔部235を通過するように押し込まれ、上半部と共に固定される。
【0031】
容器充填システム100は、既定経路115の近傍に配置されたカートリッジ完成ステーション500を更に含んでいる。図11に示したように、カートリッジ完成ステーション500は、カートリッジ組立装置510を含んでもよい。カートリッジ組立装置510は、可動プレート530内に配置された複数のフィンガー520を含んでもよい。プレート530は、縦横両方向の動きのためのフレーム540に配置されてもよい。更に、カートリッジ組立装置510には、パウチガイド550が更に含まれてもよい。パウチガイド550は、パウチ130を通して配置するための複数の溝560を有してもよい。具体的には、プレート530のフィンガー520は、カートリッジ210の上半部230を把持し、パウチガイド550を介して下半部220の上に上半部230を誘導することができる。カートリッジ組立装置510の一例は、イタリア国、ボローニャのGIMAにより製造され、M―163およびM―156の名称で販売されている。他の形式の配置装置も本発明で利用することができる。
【0032】
容器充填システム100は、既定経路115の近傍に配置された熱かしめステーション570を更に含んでもよい。図11に示したように、熱かしめステーション570は、熱かしめアセンブリ580を含んでもよい。熱かしめアセンブリ580は、フレームとともに縦方向に動くようにフレーム600に取り付けられた、加熱プレート590を含んでもよい。加熱プレート590は、下半部220と上半部230を互いに封止するための熱が加えられるように、カートリッジ210近傍の位置まで低下させることができる。他の形式の封止手段を本発明で利用することもできる。熱かしめアセンブリ580の一例が、イタリア、ボローニャのGIMAにより、M―163およびM―156の名称で販売されている。
【0033】
容器充填システム100は、また、例えば把手取り付けステーションなどの、他のステーションを含んでもよい。他のステーションおよびそれらの配置も、同様に本発明で利用することができる。完成したカートリッジ210は、保存されるか、または、より詳細に後述するように、すぐに充填されてもよい。
【0034】
容器充填システム100は、既定充填経路615に沿って配置された、パック積載ステーション610を更に含んでもよい。パック積載ステーション610は、より詳細に後述するように、更なる搬送のためのパック620へ複数のカートリッジ210を積載することができる。図13〜図15に示されるように、それぞれのパック620は、その中に配置された複数のポケット630を含んでもよい。パック620およびポケット630は、所望の大きさまたは形状を有することができる。具体的には、ポケット630の大きさは、1つ以上のカートリッジ210が適切な向きでその中に配置されるように決定する。単一パウチ用のカートリッジ210の場合には、2つのカートリッジ210をそこに配置することが可能である。カートリッジ210は、適切な向きを確保するために、パック620上の複数の突起650と整合する複数の凹部640を有してもよい。凹部640および突起650の配置は逆になっていてもよい。他の形式の定位手段も本発明に利用することができる。パック620は、実質的に硬質な熱可塑性材料、または、他の実質的に硬質な材料から製造することができる。
【0035】
完成したカートリッジ210は、既定充填経路615に沿って、送込みコンベヤ660を介してパック積載ステーション610へ前進することができる。図16に示されるように、続いて、押込みアーム670を介して複数のカートリッジ210を横方向のパック620の中に押し込むことができる。次に、回転プレート675を介してパック620を縦向きの配置に回転させ、送出しコンベヤ680上に更に押し出してもよい。他の形式の積載機構も、本発明で利用することができる。
【0036】
容器充填システム100は、また、既定充填経路615に沿って配置された充填ステーション700を含んでもよい。充填ステーション700は、送出しコンベヤ680と連通してもよい。図17および図18に示されるように、充填ステーション700は、パック搬送コンベヤ710を含んでもよい。他の形式の操作機構も、本発明で利用することができる。
【0037】
複数の充填ユニット720が、パック搬送コンベヤ710の近傍に配置されてもよい。任意の数の充填ユニット720が利用可能である。充填ユニット720は、複数の充填ノズル730を有してもよい。充填ノズル730は、カム740およびカム支持体750を介して縦方向に操作可能になっていてもよい。他の形式の操作装置も本発明で利用することができる。充填ノズル730の各々は、製品765、766を含んだ製品タンク760と連通してもよい。製品755、756は、同じものでも異なるものでもかまわない。製品タンク760は、所望の寸法または容積を有してもよい。それぞれの製品タンク760は、製品が層状にならないようにするために、撹拌装置770を有してもよい。流量計780を、製品タンク760とそれぞれの充填ノズル730の間に配置してもよい。他の形式の流量制御装置を本発明で利用することもできる。充填ユニット720の一例は、ドイツ、シュヴェービッシュ・ハルのS.F.Vision GmbHによりMDMの名称で販売されている。他の形式の充填装置も、本発明で利用することができる。
【0038】
2重パウチカートリッジ210の場合には、第1パウチ130を第1充填ユニット720の第1製品765で充填することができる。パック620は、第2製品766を充填することができる第2充填ユニット720まで、パック搬送コンベヤ710上を、その下流方向に進んでもよい。充填ノズル730は、それぞれのカートリッジ210の取り付け部品150に嵌合する。同様に、単一パウチカートリッジ210に対しては、第1充填ユニット720で1つおきのカートリッジ210を充填し、第2充填ユニット720で残りのカートリッジ210を充填してもよい。それぞれのカートリッジ210上のいかなる製品の残留物も除去されるように、洗浄ステーションをパック搬送コンベヤ710の近傍に配置してもよい。他の充填法を、本発明において利用することもできる。充填ステーション700から充填したカートリッジ210を搬送するために、送出しコンベヤ800を用いることもできる。
【0039】
更に、容器充填システム100は、パック荷卸しステーション810を含んでもよい。パック荷卸しステーション810は、パック積み込みステーション610と類似のものでもよい。パック620を横向きになるように回転し、カートリッジ210をパックから取り除いてもよい。計量、ラベリング、パッキングなどの更なる処理のために、カートリッジ810を搬送することができる。
【0040】
前記したように、製品765、766は、微量成分、すなわち約10対1以上の比率で還元される成分であることが好ましい。これにより、飲料ディスペンサは、比較的小さな設置面積で非常に多くの種類の飲料を製造するために、多くの異なる製品765、766を有する任意の数のカートリッジ210を保有することが可能になる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パウチを支持体に配置し、
前記パウチおよび前記支持体の上にカートリッジの第1半部を配置し、
カートリッジを形成するために、前記パウチおよび前記カートリッジの第1半部をカートリッジの第2半部の上に配置し、
充填ユニットへ前記カートリッジを誘導し、そして
前記カートリッジ内の前記パウチを充填する
ことを含む、1つ以上のパウチを有するカートリッジを充填するための方法。
【請求項2】
取り付け部品によって前記パウチを懸下する工程、および前記パウチを搬送する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記パウチを支持体に配置する工程が、取り付け部品を介してパウチ支持体内で前記パウチを懸下することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記パウチおよび前記支持体の上に前記第1カートリッジ半部を配置する工程が、取り付け部品に前記第1カートリッジ半部を取り付けることを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
パウチおよびカートリッジ用パレットの底部カートリッジ支持体に前記第2カートリッジ半部を配置する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1カートリッジ半部および前記第2カートリッジ半部を熱かしめさせる工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記カートリッジを操作して移動する工程が、パックに前記カートリッジを積載することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記カートリッジ内の前記パウチを充填する工程が、前記パウチの取り付け部品内に充填ノズルを配置することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記カートリッジが内部に2つのパウチを包含し、前記カートリッジ内の前記パウチを充填する工程が、第1パウチを充填してから、第2パウチを充填することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
パックに複数のカートリッジを積載し、
前記パックを操作して第1充填ユニットへ移動し、
前記第1充填ユニットにおいて、2つのパウチを有するそれぞれのカートリッジの第1パウチを充填するか、または、1つのパウチを有するカートリッジからなる第1群のパウチを充填し、
前記パックを操作して第2充填ユニットへ移動し、そして
前記第2充填ユニットにおいて、2つのパウチを有するそれぞれのカートリッジの第2パウチを充填するか、または、1つのパウチを有するカートリッジからなる第2群のパウチを充填する
ことを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記パウチを充填する工程が、それぞれのパウチの取り付け部品内に充填ノズルを配置することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記カートリッジを清掃する工程を更に含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
パウチ搬送システム、
パウチおよびカートリッジ用パレット、
前記パウチ搬送システムからパウチを前記パウチおよびカートリッジ用パレットに配置するためのパウチ移送アセンブリ、
前記パウチ上にカートリッジの第1半部を配置し、前記パウチおよびカートリッジ用パレット上にカートリッジの第2半部を配置するためのカートリッジ離脱装置、
前記パウチと共に前記カートリッジの第1半部を前記カートリッジの第2半部の上に配置するためのカートリッジ組立装置、ならびに
前記カートリッジの前記パウチに液体を充填するためのカートリッジ充填ユニット
を包含する容器充填システム。
【請求項14】
パックに複数のカートリッジを積載するためのパック積載ステーションを更に包含する、請求項13に記載の容器充填システム。
【請求項15】
前記カートリッジ充填ユニットが、複数の充填ノズルを包含する、請求項13に記載の容器充填システム。
【請求項1】
パウチを支持体に配置し、
前記パウチおよび前記支持体の上にカートリッジの第1半部を配置し、
カートリッジを形成するために、前記パウチおよび前記カートリッジの第1半部をカートリッジの第2半部の上に配置し、
充填ユニットへ前記カートリッジを誘導し、そして
前記カートリッジ内の前記パウチを充填する
ことを含む、1つ以上のパウチを有するカートリッジを充填するための方法。
【請求項2】
取り付け部品によって前記パウチを懸下する工程、および前記パウチを搬送する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記パウチを支持体に配置する工程が、取り付け部品を介してパウチ支持体内で前記パウチを懸下することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記パウチおよび前記支持体の上に前記第1カートリッジ半部を配置する工程が、取り付け部品に前記第1カートリッジ半部を取り付けることを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
パウチおよびカートリッジ用パレットの底部カートリッジ支持体に前記第2カートリッジ半部を配置する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1カートリッジ半部および前記第2カートリッジ半部を熱かしめさせる工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記カートリッジを操作して移動する工程が、パックに前記カートリッジを積載することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記カートリッジ内の前記パウチを充填する工程が、前記パウチの取り付け部品内に充填ノズルを配置することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記カートリッジが内部に2つのパウチを包含し、前記カートリッジ内の前記パウチを充填する工程が、第1パウチを充填してから、第2パウチを充填することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
パックに複数のカートリッジを積載し、
前記パックを操作して第1充填ユニットへ移動し、
前記第1充填ユニットにおいて、2つのパウチを有するそれぞれのカートリッジの第1パウチを充填するか、または、1つのパウチを有するカートリッジからなる第1群のパウチを充填し、
前記パックを操作して第2充填ユニットへ移動し、そして
前記第2充填ユニットにおいて、2つのパウチを有するそれぞれのカートリッジの第2パウチを充填するか、または、1つのパウチを有するカートリッジからなる第2群のパウチを充填する
ことを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記パウチを充填する工程が、それぞれのパウチの取り付け部品内に充填ノズルを配置することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記カートリッジを清掃する工程を更に含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
パウチ搬送システム、
パウチおよびカートリッジ用パレット、
前記パウチ搬送システムからパウチを前記パウチおよびカートリッジ用パレットに配置するためのパウチ移送アセンブリ、
前記パウチ上にカートリッジの第1半部を配置し、前記パウチおよびカートリッジ用パレット上にカートリッジの第2半部を配置するためのカートリッジ離脱装置、
前記パウチと共に前記カートリッジの第1半部を前記カートリッジの第2半部の上に配置するためのカートリッジ組立装置、ならびに
前記カートリッジの前記パウチに液体を充填するためのカートリッジ充填ユニット
を包含する容器充填システム。
【請求項14】
パックに複数のカートリッジを積載するためのパック積載ステーションを更に包含する、請求項13に記載の容器充填システム。
【請求項15】
前記カートリッジ充填ユニットが、複数の充填ノズルを包含する、請求項13に記載の容器充填システム。
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公表番号】特表2012−532070(P2012−532070A)
【公表日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−518536(P2012−518536)
【出願日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際出願番号】PCT/US2010/038080
【国際公開番号】WO2011/002589
【国際公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【出願人】(391026058)ザ コカ・コーラ カンパニー (238)
【氏名又は名称原語表記】The Coca‐Cola Company
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際出願番号】PCT/US2010/038080
【国際公開番号】WO2011/002589
【国際公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【出願人】(391026058)ザ コカ・コーラ カンパニー (238)
【氏名又は名称原語表記】The Coca‐Cola Company
【Fターム(参考)】
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