密閉型圧縮機
【課題】密閉容器内に収納される電動圧縮要素を弾性支持部材で密閉容器内に弾性支持した密閉型圧縮機であって、余分な部品を使用せず、電動圧縮要素を固定する組立て作業性の良い安価な密閉型圧縮機を提供する。
【解決手段】電動圧縮要素106と密閉容器103との隙間を一定に保つ位置規制部材130aを、電動要素104を構成する固定子119の鉄心130の一部と一体に形成したものである。この構成により、組立ての作業性を損なうことがなく、安価に構成できる密閉型圧縮機を提供することができる。
【解決手段】電動圧縮要素106と密閉容器103との隙間を一定に保つ位置規制部材130aを、電動要素104を構成する固定子119の鉄心130の一部と一体に形成したものである。この構成により、組立ての作業性を損なうことがなく、安価に構成できる密閉型圧縮機を提供することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、密閉型圧縮機の支持構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の密閉型圧縮機には、特許文献1に示すようなものがある。
【0003】
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機を説明する。
【0004】
図3は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の縦断面図、図4は、従来の密閉型圧縮機の電動要素の支持金属板と固定子を立体的に表した分解図である。
【0005】
図3、図4において、上容器1と、下容器2を嵌合させて全周溶接にて密封した密閉容器3内には、電動要素4とこの電動要素4により駆動される圧縮要素5とからなる電動圧縮要素6が、複数のスプリング7によって弾性的に保持され、下容器2の底部には、冷凍機油8を貯留している。
【0006】
圧縮要素5は、シリンダ10と軸受け部11を形成するブロック12と、シリンダ10内に往復自在に嵌入されたピストン13と、軸受け部11に軸支された主軸部14及びその上方に形成された偏心部15を構成するシャフト16と、偏心部15とピストン13を連結しているスコッチヨーク機構17とを備えている。
【0007】
電動要素4は、鉄心30に巻線18を施した固定子19と回転子20から構成されており、固定子19は、ブロック12の下方に一対の支持金属板21、支持金属板22を介してそれぞれ2個ずつの固定子固定用ボルト23で固定され、回転子20は、シャフト16の主軸部14に焼嵌め等で固定されている。支持金属板21、支持金属板22には、下容器2との当り部21a、当り部22aとボス24が配設されており、ボス24に対向する位置においてボス25を下容器2に配設し、スプリング7をボス24とボス25の間に装着している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平5−248355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記従来の構成では、下容器2との当り部21a、当り部22aを設けた支持金属板21、支持金属板22が必要なため、部品点数が多く、組立て作業性が悪くなり、コストがかかるという課題を有していた。
【0010】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、部品点数が少なく、組立て作業性の良い安価な密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、電動圧縮要素と密閉容器との隙間を一定に保つ位置規制部材を、鉄心と一体に形成したものである。
【0012】
かかることにより、位置規制のための別部材を必要としないという作用を有する。
【発明の効果】
【0013】
本発明の密閉型圧縮機は、電動圧縮要素と密閉容器との隙間を一定に保つ位置規制部材を、鉄心と一体に形成ことにより、安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図
【図2】本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の位置規制部材と固定子を立体的に表した斜視図
【図3】従来の密閉型圧縮機の縦断面図
【図4】従来の密閉型圧縮機の電動要素の支持金属板と固定子を立体的に表した分解斜視図
【発明を実施するための形態】
【0015】
請求項1に記載の発明は、密閉容器内に収納されるブロックと、前記ブロックの上側に配設される圧縮要素と、前記ブロックの下側に配設され薄板を積層した鉄心と巻線とからなる固定子及びこの固定子の内側に配設される回転子から構成される電動要素を具備した電動圧縮要素を、弾性支持部材で前記密閉容器内に弾性支持した密閉型圧縮機であって、前記電動圧縮要素と前記密閉容器との隙間を一定に保つ位置規制部材を前記鉄心と一体に形成したものである。
【0016】
かかる構成とすることにより、部品点数が少なく、組立て作業性の良い安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記位置規制部材を、前記鉄心の外形より大きく形成したものである。
【0018】
かかる構成とすることにより、輸送時における電動圧縮要素の動きを規制することを可能にした安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記位置規制部材を、前記鉄心の薄板よりも厚い部材で形成したものである。
【0020】
かかることにより、高価な電磁鋼板の薄板を使用することなく、安価な位置規制部材を形成することを可能にした、安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【0021】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記位置規制部材を、前記鉄心の薄板により形成したものである。
【0022】
かかることにより、前記位置規制部材を前記鉄心の薄板の材料と共用することができ、さらに安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【0023】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
【0024】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図、図2は、同実施の形態1における密閉型圧縮機の位置規制部材と固定子を立体的に表した斜視図である。
【0025】
図1と図2において、上容器101と、下容器102を嵌合させて全周溶接にて密封し
た密閉容器103内には、電動要素104とこの電動要素104により駆動される圧縮要素105とから構成される電動圧縮要素106が、複数の弾性支持部材107によって弾性的に保持されている。また、下容器102の底部には冷凍機油108を貯留している。さらに、弾性支持部材107は、スプリングを使用している。
【0026】
圧縮要素105は、シリンダ110と軸受け部113を形成するブロック111と、シリンダ110内に往復自在に嵌入されたピストン112と、軸受け部113に軸支された主軸部115及びその上方に形成された偏心部116からなるシャフト117と、偏心部116とピストン112を連結するコンロッド118を備えている。
【0027】
電動要素104は、薄板を積層した鉄心130に巻線135を施した固定子119と、回転子120から構成されており、固定子119は、ブロック111の下方において固定子固定用ボルト(図示せず)で固定され、回転子120は、シャフト117の主軸部115に焼嵌め等で固定されている。
【0028】
鉄心130の下部は、外形の最大部(コーナー部)が上部の鉄心130よりも大きく形成され、位置規制部材130aを形成している。この位置規制部材130aは、数枚の鉄心130(薄板)にて形成しており、位置規制部材130aの下部にボス124を設け、下容器102においてボス124と対向する位置にボス125を配設し、弾性支持部材107が、ボス124とボス125の間に装着されている。
【0029】
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
【0030】
まず、電動要素104に通電されると、回転子120が回転し、これに伴ってシャフト117が回転する。そして、偏心部116の運動がコンロッド118を介してピストン112に伝わることにより、ピストン112がシリンダ110内で往復運動を行い、圧縮要素105が所定の圧縮動作を行う。
【0031】
圧縮要素105と電動要素104からなる電動圧縮要素106は、ボス124と下容器102に設けたボス125との間に装着した弾性支持部材107で支持されており、圧縮動作による振動を軽減させている。
【0032】
また、輸送時などには、電動圧縮要素106が弾性支持部材107で弾性支持されているため、密閉容器103内で自由に動くことから、電動圧縮要素106の動きを位置規制部材130aと密閉容器103の接触によって規制している。
【0033】
ここで、位置規制部材130aは、鉄心130と一体で形成しているため、別部品を必要とすることがなく、組立作業性を損なうことがない。したがって、安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【0034】
さらに、鉄心130を形成する薄板は、一般的に電磁鋼板であるため高価となるが、位置規制部材130aを、鉄心130の薄板よりも安価な厚板で形成することでさらに安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【0035】
以上のように、本実施の形態1においては、電動圧縮要素と密閉容器との隙間を一定に保つ位置規制部材を、固定子119を構成する鉄心と一体に形成することにより、余分な部品を削減することができ、組立て作業性の良い、かつ安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、余分な部品を削減でき、安価な密閉型圧縮機を提供することが可能となるので、自販機、冷凍ショーケース、除湿機などの用途にも適用できる。
【符号の説明】
【0037】
103 密閉容器
104 電動要素
105 圧縮要素
106 電動圧縮要素
107 弾性支持部材
111 ブロック
119 固定子
120 回転子
130 鉄心
130a 位置規制部材
135 巻線
【技術分野】
【0001】
本発明は、密閉型圧縮機の支持構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の密閉型圧縮機には、特許文献1に示すようなものがある。
【0003】
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機を説明する。
【0004】
図3は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の縦断面図、図4は、従来の密閉型圧縮機の電動要素の支持金属板と固定子を立体的に表した分解図である。
【0005】
図3、図4において、上容器1と、下容器2を嵌合させて全周溶接にて密封した密閉容器3内には、電動要素4とこの電動要素4により駆動される圧縮要素5とからなる電動圧縮要素6が、複数のスプリング7によって弾性的に保持され、下容器2の底部には、冷凍機油8を貯留している。
【0006】
圧縮要素5は、シリンダ10と軸受け部11を形成するブロック12と、シリンダ10内に往復自在に嵌入されたピストン13と、軸受け部11に軸支された主軸部14及びその上方に形成された偏心部15を構成するシャフト16と、偏心部15とピストン13を連結しているスコッチヨーク機構17とを備えている。
【0007】
電動要素4は、鉄心30に巻線18を施した固定子19と回転子20から構成されており、固定子19は、ブロック12の下方に一対の支持金属板21、支持金属板22を介してそれぞれ2個ずつの固定子固定用ボルト23で固定され、回転子20は、シャフト16の主軸部14に焼嵌め等で固定されている。支持金属板21、支持金属板22には、下容器2との当り部21a、当り部22aとボス24が配設されており、ボス24に対向する位置においてボス25を下容器2に配設し、スプリング7をボス24とボス25の間に装着している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平5−248355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記従来の構成では、下容器2との当り部21a、当り部22aを設けた支持金属板21、支持金属板22が必要なため、部品点数が多く、組立て作業性が悪くなり、コストがかかるという課題を有していた。
【0010】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、部品点数が少なく、組立て作業性の良い安価な密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、電動圧縮要素と密閉容器との隙間を一定に保つ位置規制部材を、鉄心と一体に形成したものである。
【0012】
かかることにより、位置規制のための別部材を必要としないという作用を有する。
【発明の効果】
【0013】
本発明の密閉型圧縮機は、電動圧縮要素と密閉容器との隙間を一定に保つ位置規制部材を、鉄心と一体に形成ことにより、安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図
【図2】本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の位置規制部材と固定子を立体的に表した斜視図
【図3】従来の密閉型圧縮機の縦断面図
【図4】従来の密閉型圧縮機の電動要素の支持金属板と固定子を立体的に表した分解斜視図
【発明を実施するための形態】
【0015】
請求項1に記載の発明は、密閉容器内に収納されるブロックと、前記ブロックの上側に配設される圧縮要素と、前記ブロックの下側に配設され薄板を積層した鉄心と巻線とからなる固定子及びこの固定子の内側に配設される回転子から構成される電動要素を具備した電動圧縮要素を、弾性支持部材で前記密閉容器内に弾性支持した密閉型圧縮機であって、前記電動圧縮要素と前記密閉容器との隙間を一定に保つ位置規制部材を前記鉄心と一体に形成したものである。
【0016】
かかる構成とすることにより、部品点数が少なく、組立て作業性の良い安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記位置規制部材を、前記鉄心の外形より大きく形成したものである。
【0018】
かかる構成とすることにより、輸送時における電動圧縮要素の動きを規制することを可能にした安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記位置規制部材を、前記鉄心の薄板よりも厚い部材で形成したものである。
【0020】
かかることにより、高価な電磁鋼板の薄板を使用することなく、安価な位置規制部材を形成することを可能にした、安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【0021】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記位置規制部材を、前記鉄心の薄板により形成したものである。
【0022】
かかることにより、前記位置規制部材を前記鉄心の薄板の材料と共用することができ、さらに安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【0023】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
【0024】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図、図2は、同実施の形態1における密閉型圧縮機の位置規制部材と固定子を立体的に表した斜視図である。
【0025】
図1と図2において、上容器101と、下容器102を嵌合させて全周溶接にて密封し
た密閉容器103内には、電動要素104とこの電動要素104により駆動される圧縮要素105とから構成される電動圧縮要素106が、複数の弾性支持部材107によって弾性的に保持されている。また、下容器102の底部には冷凍機油108を貯留している。さらに、弾性支持部材107は、スプリングを使用している。
【0026】
圧縮要素105は、シリンダ110と軸受け部113を形成するブロック111と、シリンダ110内に往復自在に嵌入されたピストン112と、軸受け部113に軸支された主軸部115及びその上方に形成された偏心部116からなるシャフト117と、偏心部116とピストン112を連結するコンロッド118を備えている。
【0027】
電動要素104は、薄板を積層した鉄心130に巻線135を施した固定子119と、回転子120から構成されており、固定子119は、ブロック111の下方において固定子固定用ボルト(図示せず)で固定され、回転子120は、シャフト117の主軸部115に焼嵌め等で固定されている。
【0028】
鉄心130の下部は、外形の最大部(コーナー部)が上部の鉄心130よりも大きく形成され、位置規制部材130aを形成している。この位置規制部材130aは、数枚の鉄心130(薄板)にて形成しており、位置規制部材130aの下部にボス124を設け、下容器102においてボス124と対向する位置にボス125を配設し、弾性支持部材107が、ボス124とボス125の間に装着されている。
【0029】
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
【0030】
まず、電動要素104に通電されると、回転子120が回転し、これに伴ってシャフト117が回転する。そして、偏心部116の運動がコンロッド118を介してピストン112に伝わることにより、ピストン112がシリンダ110内で往復運動を行い、圧縮要素105が所定の圧縮動作を行う。
【0031】
圧縮要素105と電動要素104からなる電動圧縮要素106は、ボス124と下容器102に設けたボス125との間に装着した弾性支持部材107で支持されており、圧縮動作による振動を軽減させている。
【0032】
また、輸送時などには、電動圧縮要素106が弾性支持部材107で弾性支持されているため、密閉容器103内で自由に動くことから、電動圧縮要素106の動きを位置規制部材130aと密閉容器103の接触によって規制している。
【0033】
ここで、位置規制部材130aは、鉄心130と一体で形成しているため、別部品を必要とすることがなく、組立作業性を損なうことがない。したがって、安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【0034】
さらに、鉄心130を形成する薄板は、一般的に電磁鋼板であるため高価となるが、位置規制部材130aを、鉄心130の薄板よりも安価な厚板で形成することでさらに安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【0035】
以上のように、本実施の形態1においては、電動圧縮要素と密閉容器との隙間を一定に保つ位置規制部材を、固定子119を構成する鉄心と一体に形成することにより、余分な部品を削減することができ、組立て作業性の良い、かつ安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、余分な部品を削減でき、安価な密閉型圧縮機を提供することが可能となるので、自販機、冷凍ショーケース、除湿機などの用途にも適用できる。
【符号の説明】
【0037】
103 密閉容器
104 電動要素
105 圧縮要素
106 電動圧縮要素
107 弾性支持部材
111 ブロック
119 固定子
120 回転子
130 鉄心
130a 位置規制部材
135 巻線
【特許請求の範囲】
【請求項1】
密閉容器内に収納されるブロックと、前記ブロックの上側に配設される圧縮要素と、前記ブロックの下側に配設され薄板を積層した鉄心と巻線とからなる固定子及びこの固定子の内側に配設される回転子から構成される電動要素を具備した電動圧縮要素を、弾性支持部材で前記密閉容器内に弾性支持した密閉型圧縮機であって、前記電動圧縮要素と前記密閉容器との隙間を一定に保つ位置規制部材を前記鉄心と一体に形成した密閉型圧縮機。
【請求項2】
前記位置規制部材を、前記鉄心の外形より大きく形成した請求項1に記載の密閉型圧縮機。
【請求項3】
前記位置規制部材を、前記鉄心の薄板よりも厚い部材で形成した請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
【請求項4】
前記位置規制部材を、前記鉄心の薄板により形成した請求項3に記載の密閉型圧縮機。
【請求項1】
密閉容器内に収納されるブロックと、前記ブロックの上側に配設される圧縮要素と、前記ブロックの下側に配設され薄板を積層した鉄心と巻線とからなる固定子及びこの固定子の内側に配設される回転子から構成される電動要素を具備した電動圧縮要素を、弾性支持部材で前記密閉容器内に弾性支持した密閉型圧縮機であって、前記電動圧縮要素と前記密閉容器との隙間を一定に保つ位置規制部材を前記鉄心と一体に形成した密閉型圧縮機。
【請求項2】
前記位置規制部材を、前記鉄心の外形より大きく形成した請求項1に記載の密閉型圧縮機。
【請求項3】
前記位置規制部材を、前記鉄心の薄板よりも厚い部材で形成した請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
【請求項4】
前記位置規制部材を、前記鉄心の薄板により形成した請求項3に記載の密閉型圧縮機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図2】
【図3】
【図4】
【公開番号】特開2013−11214(P2013−11214A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−144003(P2011−144003)
【出願日】平成23年6月29日(2011.6.29)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年6月29日(2011.6.29)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
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