説明

寝台装置及び搬送器材

【課題】載せかえ作業を軽減することができる寝台装置及び搬送器材を提供する。
【解決手段】被検体Pが載置される寝台10と、寝台10上に可動自在に設けられ、被検体Pを搬送するための搬送器材120と着脱自在に結合する結合体20とを備え、一端部が結合体20に結合された被検体Pが載置される搬送器材120の担架部130の他端部の回転移動により被検体Pが寝台10上に載置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像診断を行う被検体が載置される寝台装置及び搬送器材に関する。
【背景技術】
【0002】
被検体の撮影により画像データ等の医用情報を収集して画像診断を行う画像診断装置には、X線診断装置、X線CT装置、MRI装置、PET装置等がある。この画像診断装置は、撮影を行うための撮影部を備え、臥した被検体を撮影部に送り込んで撮影が行われる。そして、撮影部への被検体の移動は、寝台装置を用いて行われる。
【0003】
ところで、病気や怪我で身動きできない被検体の撮影を行う場合、その被検体を寝台装置まで搬送することができるメインストレッチャ、スクープストレッチャ、バックボード、布担架等の搬送器材が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
そして、例えば交通事故等で身動きできない被検体を搬送する場合、その被検体をスクープストレッチャやバックボードを用いてメインストレッチャに載せる。そして、被検体をメインストレッチャで寝台装置近傍まで移動した後、メインストレチャから寝台装置へ載せかえる。また、病室のベッド上に臥した身動きできない被検体を搬送する場合、その被検体をベッドに敷かれたシーツや布担架等を用いてベッドからメインストレッチャに載せかえる。そして、被検体をメインストレッチャで寝台装置近傍まで移動した後、メインストレチャから寝台装置へ載せかえる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−102877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、身動きできない被検体を一方から他方に載せかえるとき、安全に載せかえる必要があるため、多数の作業者を必要とし、作業に手間がかかる問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、載せかえ作業を軽減することができる寝台装置及び搬送器材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記問題を解決するために、請求項1に係る本発明の寝台装置は、被検体が載置される寝台と、前記寝台上に可動自在に設けられ、前記被検体を搬送するための搬送器材と着脱自在に結合する結合体とを備えたことを特徴とする。
【0009】
また、請求項6に係る本発明の搬送器材は、搬送する被検体が載置される担架部と、前記担架部を移動可能に支持する台車部と、前記台車部上に可動自在に設けられ、前記担架部と着脱自在に結合する結合体とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、被検体を一方から他方に載せかえる場合、その被検体が載置された器材と着脱自在に結合する結合体を他方に可動自在に設けることにより、載せかえ作業を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施例1に係る寝台装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例1に係る寝台及び結合体の構成の一例を示す断面図。
【図3】本発明の実施例1に係る被検体Pの載せかえ作業の一例を示す平面図。
【図4】本発明の実施例1に係る載せかえ作業に応じた結合体の動作を示す断面図。
【図5】本発明の実施例1に係る寝台及び結合体の構成の他の例を示す図。
【図6】本発明の実施例1に係る被検体Pの載せかえ作業の他の例を示す平面図。
【図7】本発明の実施例1に係る被検体Pの載せかえ作業の他の例を示す平面図。
【図8】本発明の実施例2に係る搬送器材の構成を示す側面図。
【図9】本発明の実施例2に係る被検体Pの載せかえ作業の一例を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施例を説明する。
【実施例1】
【0013】
以下、本発明による寝台装置の実施例1を、図1乃至図7を参照して説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施例1に係る寝台装置の構成を示したブロック図である。この寝台装置100は、画像データ等の医用情報を収集する被検体Pを移動するために設けられ、画像診断装置110の近傍に配置された被検体Pが載置される寝台10と、この寝台10近傍へ被検体Pを搬送するための搬送器材120と着脱自在に結合する寝台10上に可動自在に設けられた結合体20と、寝台10を上下方向に移動可能に支持する寝台支持台30とを備えている。
【0015】
また、寝台装置100は、搬送器材120の高さを検出する位置検出器40と、結合体20に結合された搬送器材120を検出する結合検出器50と、搬送器材120から寝台10上に載せかえる被検体Pに通知するメッセージを表示する表示部60と、寝台10を上下移動する操作等を行う操作部70と、寝台10、寝台支持台30、位置検出器40、結合検出器50、及び表示部60を制御する制御部80とを備えている。
【0016】
寝台10は、被検体Pが載置される天板11、天板11を移動可能に支持する寝台本体12、及び天板11を長手方向に移動する長手移動機構13を備えている。そして、長手移動機構13は、制御部80の駆動制御により、被検体Pが載置された天板11を長手方向の画像診断装置110の撮影が可能な位置へ移動する。
【0017】
搬送器材120は、搬送する被検体Pが載置される担架部130、及びこの担架部130を上下移動可能に支持すると共に寝台10近傍へ移動可能に支持する台車部140により構成される。そして、担架部130は、スクープストレッチャと同様に幅方向の中央を通る線で分割可能に結合された2つのユニットにより構成される。
【0018】
図2は、寝台10及び結合体20の構成の一例を示した断面図である。寝台10の天板11上面の長手方向における一端部近傍に凹部が設けられている。また、結合体20は、寝台10上を矢印R方向に回転自在に天板11に支持され、天板11上の凹部に上面に対して垂直に遊嵌される回転軸21及びこの回転軸21に接合された円柱状の結合本体22により構成される。
【0019】
結合本体22は、矢印L1方向から水平方向に円柱側面の一部を切削することにより設けられた搬送器材120における担架部130の例えば外枠を構成している管状フレームの一端部に係合する切欠き23と、円柱上面と切欠き23面間を上下方向に貫通する貫通孔に貫設された担架部130の一端部を切欠き23に固定するためのピン24と、貫通孔に配置されたピン24を下方に押し付けるばね25とにより構成される。
【0020】
図1に示した寝台支持台30内には、寝台10を上下方向に移動する上下移動機構31が配置される。この上下移動機構31は、制御部80の駆動制御により、被検体Pが載置された寝台10を上下方向に移動する。
【0021】
位置検出器40は、搬送器材120の台車部140の上端部に配置された赤外線距離センサや超音波距離センサ等の距離センサ及びこの距離センサにより検出された検出信号を送信する送信機と、寝台支持台30に配置された送信機から送信された検出信号を受信する受信機とを備えている。そして、床面とこの床面上に位置する台車部140の上端部間の距離を検出することにより、台車部140に支持された担架部130の床からの高さを検出し、検出した高さの情報を制御部80に出力する。
【0022】
結合検出器50は、図2に示すように、結合体20の結合本体22における切欠き23面に配置され、ピン24により切欠き23に固定された搬送器材120の担架部130一端部との接触により担架部130を検出し、その検出信号を制御部80に出力する。
【0023】
表示部60は、液晶パネルなどのモニタを備え、担架部130が結合体20に結合されたときの結合検出器50からの検出信号に応じた制御部80からの指示により、例えば「寝台に移しますので、動かないでください」等の被検体Pにメッセージを表示する。また、操作部70は、ボタン、スイッチ等の入力デバイスを備え、寝台10を上下移動させるための入力操作、天板11を長手方向に移動させるための入力操作等を行う。
【0024】
制御部80は、CPUと記憶回路を備え、操作部70からの操作により入力された入力信号に基づいて寝台10、寝台支持台30、位置検出器40、結合検出器50、及び表示部60の制御やシステム全体の制御を行なう。
【0025】
以下、図1乃至図4を参照して、被検体Pを搬送器材120から寝台装置100に載せかえる作業及びこの作業による寝台装置100の動作の一例を説明する。図3は、被検体Pの載せかえ作業の一例を示す平面図である。また、図4は、載せかえ作業に応じた結合体20の動作を示す断面図である。
【0026】
図3において、図3(a)は、寝台10近傍に移動された搬送器材120上に載置される被検体Pを示した平面図である。
搬送器材120の担架部130上に載置された身動きできない臥位の被検体Pが寝台10近傍に搬送されると、位置検出器40は搬送器材120における担架部130の高さを検出し、検出した高さ情報を制御部80に出力する。制御部80は、位置検出器40からの高さ情報に基づいて、寝台支持台30の上下移動機構31を駆動制御する。そして、寝台10を移動して、担架部130と同じ高さで停止させる。
【0027】
このように、搬送器材120の寝台10への接近により、寝台10を移動して担架部130と同じ高さで停止させることができる。これにより、載せかえのために担架部130と寝台10の高さを合わせる作業を削減することができる。
【0028】
寝台10が停止した後、寝台10の長手方向に対して、例えば長手方向が垂直になる向きに搬送器材120を移動する。次いで、図4(a)に示すように、結合体20を回転して、切欠き23を搬送器材120の方向に向ける。
【0029】
結合体20を回転した後、担架部130をL1方向へ移動する。そして、図4(b)に示すように、担架部130の一端部をピン24の下端部近傍に形成された傾斜面に押し当てることにより、ピン24が上方へ押し上げられる。更に担架部130をL1方向に推し進めることにより、図4(c)に示すように、一端部が結合検出器50に接触した位置で停止すると共に、押し上げられたピン24がばね25により下方へ押し下げられる。これにより、担架部130の一端部が結合体20に結合される。
【0030】
このように、担架部130を移動して一端部を結合体20に結合することにより、担架部130の一端部を寝台10に支持させることができる。
【0031】
担架部130の一端部が結合体20に結合されたとき、結合検出器50は、担架部130を検出し、その検出信号を制御部80に出力する。制御部80では、結合検出器50からの検出信号に基づいて、担架部130が結合体20に結合されたことを認識し、搬送器材120から寝台10上に載せかえる担架部130上の被検体Pに通知するメッセージを表示部60に表示させる。
【0032】
このように、担架部130の一端部が結合体20に結合されたとき、表示部60にメッセージを表示することにより、作業の内容を通知することができるため、載せかえが行われる被検体Pに安心感を与えることができる。また、被検体Pに注意を促すことができる。
【0033】
図3(b)は、寝台10上に載せかえた担架部130上の被検体Pを示した平面図である。
表示部60にメッセージが表示された後、作業者が担架部130の他端部を持って、結合体20を回転中心として矢印R1方向に回転移動することにより、結合体20が回転して担架部130上の被検体Pを寝台10上に載せかえる。被検体Pを載せかえた後、寝台10から担架部130を2つに分割して被検体Pの両側から取り除く。そして、操作部70からの入力操作により、上下移動機構31及び長手移動機構13が寝台10及び天板11を移動して、画像診断装置110で被検体Pの撮影が可能な位置で停止させる。
【0034】
なお、担架部130を撮影に影響を与えない例えばカーボンファイバやプラスチック材で構成し、担架部130上の被検体Pを寝台10上に載せかえた後、寝台10に担架部130を残した状態で撮影を行うように実施してもよい。
【0035】
このように、担架部130の他端部を回転移動して被検体Pを載せかえることにより、載せかえのために担架部130の一端部側を支持する作業を削減することが可能となり、載せかえ作業を軽減することができる。また、被検体Pに負担を強いることなく、載せかえ作業を行うことができる。
【0036】
以上述べた本発明の実施例1によれば、搬送器材120が寝台10へ接近したとき、被検体Pが載置された担架部130の高さを検出することにより、寝台10を移動して担架部130と同じ高さで停止させることができる。これにより、担架部130と寝台10の高さを合わせる作業を削減することができる。
【0037】
また、担架部130の一端部が結合体20に結合されたとき、担架部130を検出して、載せかえが行われる被検体Pに対してメッセージを表示することができる。これにより、作業の内容を通知することができるため、被検体Pに安心感を与えることができる。また、被検体Pに注意を促すことができる。
【0038】
更に、担架部130の一端部を結合体20に結合することにより、担架部130の一端部を回転自在に寝台10に支持させることができる。そして、一端部が結合体20に結合された状態の担架部130の他端部を回転移動することにより被検体Pを寝台10上に載せかえることができる。これにより、載せかえのために担架部130の一端部側を支持する作業者を削減することが可能となり、載せかえ作業を軽減することができる。また、被検体Pに負担を強いることなく、載せかえ作業を行うことができる。
【0039】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、図5に示すように、例えば上面の長手方向に平行な2つの溝14が形成された天板11aを有する寝台10aを設けると共に、溝14に係合するスライド軸21a及びこのスライド軸21aに接合される図2に示した結合本体22により構成される長手方向にスライド自在に天板11aに支持される2つの結合体20aを設けるように実施してもよい。この場合、図6(a)に示すように、例えば下側に例えばローラを設けた外枠が長方形のフレームを有する担架部130aを寝台10aから離間した位置から、寝台10aの長手方向における矢印L2方向へ移動して、担架部130aの一端部が天板11aの一端部上に重なる位置で止める。次いで、結合体20aをL2方向とは反対方向である矢印L3方向へ移動して担架部130aの一端部と結合させる。そして、図6(b)に示すように、一端部が結合体20に結合された状態の担架部130aをL2方向に移動することにより、結合体20aがL2方向にスライドして担架部130a上の被検体Pを寝台10a上に載せかえることができる。これにより、載せかえのために担架部130aの一端部側を支持する作業を削減することが可能となり、載せかえ作業を軽減することができる。また、被検体Pに負担を強いることなく、載せかえ作業を行うことができる。
【0040】
また、図7に示すように、搬送器材120aの台車部140上に矢印方向に回転可能な回転体141を設けた搬送器材120bを用いて被検体Pを搬送するように実施してもよい。この場合、回転体141上に被検体Pが載置された担架部130aを載せた搬送器材120bを、図6に示した寝台10a近傍まで移動する。これにより、寝台10a上に被検体Pを載せかえるとき、回転体141を回転することにより、搬送器材120aの位置決めを行うときの寝台10aに対する搬送器材120bの配置の許容範囲を広くとることができるため、載せかえに関る作業を軽減することができる。
【実施例2】
【0041】
以下、本発明による搬送器材の実施例2を、図8及び図9を参照して説明する。なお、実施例2を構成しているユニットの内、実施例1と同じユニットには同じ符号を付与し説明を省略又は簡略する。
【0042】
図8(a)は、本発明の実施例2に係る搬送器材の構成を示した平面図である。この搬送器材200は、搬送する被検体Pが載置される担架部210と、担架部210を移動可能に支持する台車部220と、台車部220上に可動自在に設けられ、担架部210と着脱自在に結合する結合体20とを備えている。
【0043】
担架部210は、被検体Pを保持する保持体211及びこの保持体211の縁辺を支持する管状のフレーム212により構成され、スクープストレッチャと同様に幅方向の中央を通る線213で2つに分割可能に結合されている。
【0044】
図8(b)は、台車部220の構成を示した側面図である。この台車部220は、上面の長手方向における一端部近傍に凹部が設けられた担架部210を支持する支持台221と、支持台221を上下方向に移動するための移動機構222と、移動機構222の下端部に配置された担架部210の移動を可能とするキャスタ223とを備えている。そして、支持台221上の凹部に結合体20が着脱可能に設けられている。
【0045】
以下、図8及び図9を参照して、被検体Pの撮影を行うために、搬送器材200に載せかえる作業及びこの作業による搬送器材200の動作の一例を説明する。
【0046】
図9は、被検体Pの載せかえ作業の一例を示した図であり、図9(a)は被検体Pが載置された医療施設内のベッド300近傍に移動された搬送器材200を示し、図9(b)は支持台221上に載せかえた担架部210上の被検体Pを示している。
【0047】
図9(a)において、搬送器材200をベッド300近傍に移動して、ベッド300の長手方向に対して、例えば長手方向が垂直になる向きに搬送器材200を停止する。次いで、台車部220の移動機構222を操作して支持台221をベッド300の高さに合わせる。
【0048】
そして、結合体20から取り外された担架部210を2つのユニットに分割してベッド300に運び、結合体20を回転して切欠き23をベッド300の方向に向けた後、ベッド33上の被検体Pを両側から担架部210を分割した2つのユニットですくいあげて結合することにより、担架部210上に被検体Pが載置される。次いで、被検体Pが載置された担架部210を、一端部が結合体20に結合されるまでL1方向へ移動する。
【0049】
このように、担架部210を移動して一端部を結合体20に結合することにより、担架部210の一端部を台車部220に支持させることができる。
【0050】
図9(b)において、作業者が担架部210の他端部を持って、結合体20を回転中心として矢印R1方向に回転移動することにより、結合体20が回転して担架部210上の被検体Pを台車部220の支持台221上に載せかえる。被検体Pを載せかえた後、撮影を行うために検査室へ移動される。
【0051】
このように、担架部210の他端部を回転移動して被検体Pを載せかえることにより、載せかえのために担架部210の一端部側を支持する作業を削減することが可能となり、載せかえ作業を軽減することができる。また、被検体Pに負担を強いることなく、載せかえ作業を行うことができる。
【0052】
以上述べた本発明の実施例2によれば、担架部210の一端部を結合体20に結合することにより、担架部210の一端部を回転自在に台車部220に支持させることができる。そして、担架部210の他端部を回転移動することにより被検体Pを載せかえることができる。これにより、載せかえのために担架部210の一端部側を支持する作業を削減することが可能となり、載せかえ作業を軽減することができる。また、被検体Pに負担を強いることなく、載せかえ作業を行うことができる。
【符号の説明】
【0053】
P 被検体
10 寝台
11 天板
20 結合体
120 搬送器材
130 担架部
140 台車部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
医用情報を収集する被検体を移動する寝台装置において、
前記被検体が載置される寝台と、
前記寝台上に可動自在に設けられ、前記被検体を搬送するための搬送器材と着脱自在に結合する結合体とを
備えたことを特徴とする寝台装置。
【請求項2】
前記結合体は、前記寝台上を回転自在に支持され、
前記搬送器材は、一端部が前記結合体に結合された状態における他端部の回転移動により前記結合体が回転して前記寝台上に載置されることを特徴とする請求項1に記載の寝台装置。
【請求項3】
前記結合体は、前記寝台上を長手方向へスライド自在に支持され、
前記搬送器材は、一端部が前記結合体に結合された状態における他端部の前記長手方向への移動により前記結合体がスライドして前記寝台上に載置されることを特徴とする請求項1に記載の寝台装置。
【請求項4】
前記結合体に結合された前記搬送器材を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された検出信号に基づいて、前記寝台上に載せかえられる前記被検体に通知するメッセージを出力する出力手段とを
備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3にいずれかに記載の寝台装置。
【請求項5】
前記搬送器材の高さを検出する位置検出手段、及び前記寝台を上下方向に移動する移動手段を有し、
前記移動手段は、前記寝台を前記位置検出手段により検出された前記搬送器材と同じ高さで停止するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の寝台装置。
【請求項6】
搬送する被検体が載置される担架部と、
前記担架部を移動可能に支持する台車部と、
前記台車部上に可動自在に設けられ、前記担架部と着脱自在に結合する結合体とを
備えたことを特徴とする搬送器材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−143020(P2011−143020A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−5204(P2010−5204)
【出願日】平成22年1月13日(2010.1.13)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(594164542)東芝メディカルシステムズ株式会社 (4,066)
【Fターム(参考)】