説明

対向ターゲット式スパッタ装置

【課題】成膜する薄膜の組成を容易に制御することができ、所望の機能性薄膜を得ることができる対向ターゲット式スパッタ装置を提供する。
【解決手段】複数の対向ターゲットユニット3a,3b,3cからなるスパッタ源を備え、前記対向ターゲットユニット3a,3b,3cを同時に動作させて該対向ターゲットユニット3a,3b,3c上に配置された基板11上に薄膜をスパッタ成膜する対向ターゲット式スパッタ装置10であって、対向ターゲットユニット3a,3b,3cごとに組成の異なるターゲットを有し、対向ターゲットユニット3a,3b,3cそれぞれの基板11に対する配列パターンと、対向ターゲットユニット3a,3b,3cそれぞれへの印加電圧値とを調整して、前記薄膜の組成比を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、成膜する薄膜の組成制御が容易な対向ターゲット式スパッタ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のスパッタ装置は、各種機能性薄膜を成膜する装置として、その他の成膜装置に比べ、原料を固体であるターゲットを用いるためにハンドリングがよく、適用可能性の範囲が大きく、大面積の成膜にも適している。しかしながら、その方式上、基板ダメージが大きく、低温での成膜が難しく、成膜時に薄膜自体にもダメージを与えてしまうといった問題がある。
【0003】
そのような問題に対し、新たな方式として開発されたのが対向ターゲット式スパッタ装置である(特許文献1参照。)。対向ターゲット式スパッタ装置は、真空構内で対向させたターゲットの対向方向に磁界を発生させ、ターゲットの側方に配した基板上に膜形成するスパッタ装置であり、各種材料中でも磁性材の低温、高速の膜形成が出来る特徴を有し、磁性薄膜、薄膜型磁気記録媒体等の製造に利用されている。またその後、特許文献2等で開示されているようにターゲットの利用効率を改善し生産性の向上が図られ、金属磁性薄膜を記録層とした高密度記録用テープの作成に必要な結晶組織間に生ずる残留応力の調整等の改善が行われている。
【0004】
また昨今では上記磁性薄膜だけでなく、低温成膜等の対向ターゲット式スパッタ装置独自の特徴を生かしつつ、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜やインジウム錫酸化物(ITO)薄膜などのような高性能薄膜を実現しており(非特許文献1参照。)、今後更なる様々な機能性薄膜への応用が期待されつつある。
【0005】
ここで、新たな機能性薄膜を得るためには、ターゲットの作製が難しく、あるいはスパッタによる組成変化に敏感な材料が存在する。そういった機能性薄膜を実現させるには、複数のスパッタターゲットを用いて同時にスパッタすることによる化学変化にて所望の組成比を得る必要がある。
【0006】
対向ターゲット式スパッタ装置は、その構造上、スパッタ源(対向ターゲットユニット)の中に複数のターゲットを混在させることが出来るために、上記共スパッタを手軽に行うことが出来る反面、組成比等の微調整を行うには、そのターゲットの大きさ等を調整する必要があるため、組成の任意変更が難しく、量産性には不向きであった。
【0007】
【特許文献1】特開昭57−158380号公報
【特許文献2】特開平2−4964号公報
【非特許文献1】月間ディスプレイ2005年3月号,p.71〜76
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、成膜する薄膜の組成を容易に制御することができ、所望の機能性薄膜を得ることができる対向ターゲット式スパッタ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために提供する本発明は、複数の対向ターゲットユニットからなるスパッタ源を備え、前記対向ターゲットユニットを同時に動作させて該対向ターゲットユニット上に配置された基板上に薄膜をスパッタ成膜する対向ターゲット式スパッタ装置であって、前記対向ターゲットユニットごとに組成の異なるターゲットを有し、前記対向ターゲットユニットそれぞれの前記基板に対する配列パターンと、該対向ターゲットユニットそれぞれへの印加電圧値とを調整して、前記薄膜の組成比を制御することを特徴とする対向ターゲット式スパッタ装置である。
【0010】
ここで、前記対向ターゲットユニットの配列パターンは、前記対向ターゲットユニットが前記基板の主面に対して平行で一列に並んだ配列パターン、前記対向ターゲットユニットが前記基板の主面中心から略等距離で一列に並んだ配列パターン、前記対向ターゲットユニットが前記基板の主面中心から略等距離で同一円周上に並んだ配列パターンのいずれかであることが好ましい。
【0011】
また、前記スパッタ源は、Euからなるターゲットを有する対向ターゲットユニットと、SiまたはSiOからなるターゲットを有する対向ターゲットユニットとの組合せであることが好適である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、成膜する薄膜の組成を容易に制御することができ、所望の機能性薄膜を得ることができ、あるいはデバイス化を図ることもできる。また、成膜ごとにターゲットを作製する必要がなくなり大面積の薄膜を効率的に形成することが可能である。さらに、MBEのような超高真空が必要ではなく、ターゲット原料が扱い易くメンテナンスが容易となる。また、真空下にて連続成膜が可能となるため、デバイス作製に際し清浄な界面が実現され、ヘテロ接合も可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
まず、従来の対向ターゲット式スパッタ装置を用いてEuシリケート(EuSiO)薄膜を成膜する場合を例にとり、その問題点を説明する。図1は、従来の対向ターゲット式スパッタ装置のチャンバー内に配置された基板91とスパッタ源である1つの対向ターゲットユニット93のみを示した概略図である。対向ターゲットユニット93は、組成の異なるターゲット94a,94bが対向して配置され、ターゲット94a,94bの背面側または周辺部には永久磁石などからなる磁界発生手段(図示せず)が配置されるとともにターゲット94a,94bの周りが基板91側の側面を除いて遮蔽板で囲まれた箱型ユニットとなっている。
【0014】
本装置におけるスパッタ成膜方法としては、真空排気されたチャンバー内にArガス等のスパッタガスが導入された状態で、電源(図示せず)よりチャンバーをアノード(接地電位)、ターゲット94a,94bをカソードとして電圧を印加し、ターゲット94a,94b間の対向空間にプラズマを形成して該ターゲット94a,94bのスパッタリングを行い、ターゲット94a,94bの組成に対応した組成の薄膜を基板91上に形成するものである。
【0015】
ここで、Euシリケート(EuSiO)薄膜を成膜する場合には、SiとEuが各々の物性の違いにより焼結して1つのスパッタターゲットとすることが難しいため、ターゲット94a,94bはいずれか一方がEuからなり、他方がSiまたはSiOからなるターゲットとする必要があった。そのため、SiとEuとOの組成比を調整しようとすると、増やしたい元素については対応するターゲットの面積を大きくし、減らしたい元素については対応するターゲットの面積を小さくするなど、そのつどターゲット94a,94bの面積比を調整する必要があった。したがって、この方法では薄膜組成を調整するたびにターゲットを試作する必要があるため、生産性に問題があった。とくに発光層として用いられるEuシリケート(EuSiO)薄膜などを作成しようとすると厳密に薄膜組成を制御しなければならずこの方法は現実的なものではなかった。
【0016】
発明者らは、基板や薄膜にダメージを与えることなく成膜できる対向ターゲット式スパッタ装置を前提として、前記問題を解決するべく鋭意検討を行い、ターゲット面積を固定した状態で薄膜組成を制御することができる対向ターゲット式スパッタ装置を発明するに至った。以下に、本発明に係る対向ターゲット式スパッタ装置の構成について説明する。
【0017】
図2は、本発明に係る対向ターゲット式スパッタ装置の一実施の形態における構成を示す概略図である。
図2に示すように、対向ターゲット式スパッタ装置10は、チャンバー1内の上部に、薄膜が形成される基板11を保持すると共に加熱するサセプター2と、サセプター2を回転駆動するための駆動手段(図示せず)とを備えており、チャンバー1内の下部に3つの対向ターゲットユニット3a,3b,3cからなるスパッタ源を備えている。また、対向ターゲット式スパッタ装置10は、対向ターゲットユニット3a,3b,3cそれぞれに独立して電圧印加できる電源5を備えている。
【0018】
また、チャンバー1は、該チャンバー1内を排気するためのポンプ6とArガスなどのスパッタガスをチャンバー1内に導入するためのガス導入口7が接続されており、ポンプ6によりチャンバー1内を真空排気した後にガス導入口7からスパッタガスを導入してチャンバー1内を任意の真空度に調整できるように構成されている。
【0019】
ここで、本発明の対向ターゲット式スパッタ装置10は、対向ターゲットユニット3a,3b,3cごとに組成の異なるターゲットを有し、対向ターゲットユニット3a,3b,3cの基板11に対する配列パターンと、対向ターゲットユニット3a,3b,3cそれぞれへの印加電圧値とを調整することにより、基板11上に形成される薄膜の組成比を制御するものである。
【0020】
対向ターゲットユニット3a,3b,3cは、図3に示すように対向ターゲットユニット3a,3b,3cごとに組成の異なるターゲット4a,4b,4cを備え、対向ターゲットユニット3aでは2つのターゲット4aが対向して配置され、対向ターゲットユニット3bでは2つのターゲット4bが対向して配置され、対向ターゲットユニット3cでは2つのターゲット4cが対向して配置されている。また、対向ターゲットユニット3aは、ターゲット4aそれぞれの背面側または周辺部には永久磁石などからなる磁界発生手段(図示せず)が配置されるとともにターゲット4aの周りが基板11側の側面を除いて遮蔽板で囲まれた箱型ユニットとなっている。対向ターゲットユニット3b,3cも対向ターゲットユニット3aと同様な箱型ユニットである。
【0021】
本実施の形態における対向ターゲットユニット3a,3b,3cの配列パターンとして、図3,図4に基板11と対向ターゲットユニット3a,3b,3cとの配置関係を示す。図3は装置側面から見た図、図4は装置上から見た図である。対向ターゲットユニット3a,3b,3cは、図3に示すように基板11の主面中心Cから略等距離Lに配置されており、また図4に示すように基板11の主面中心Cを中心とする同一円周上に並んで配置されている。なお、距離Lは、基板11−対向ターゲットユニット3a、基板11−対向ターゲットユニット3b、基板11−対向ターゲットユニット3c間で5%程度の差があってもよい。
【0022】
さらに、本実施の形態では対向ターゲットユニット3a,3b,3cそれぞれへの印加電圧値を調整するものであるが、電源5からの総投入電力は一定として、その電力を一定の比率で配分するように対向ターゲットユニット3a,3b,3cそれぞれに電圧を印加するとよい。このときの電源5は、DC電源、MF電源、RF電源のいずれかであることが好ましい。
【0023】
つぎに、本発明の対向ターゲット式スパッタ装置10を用いたスパッタ成膜手順について説明する。
【0024】
(S11)基板11をサセプター2に保持させ、ターゲット4a,4b,4cをそれぞれ対向ターゲットユニット3a,3b,3cの所定位置に配置する。
(S12)チャンバー1内をポンプ6により真空排気し所定圧力以下にするとともに、サセプター2を回転させる。
(S13)スパッタガスとしてArガスをガス導入口7よりチャンバー1内に導入し、所定圧力とする。
(S14)つぎに、電源5よりチャンバー1をアノード(接地電位)、対向ターゲットユニット3a,3b,3cそれぞれをカソードとして電圧を印加する。ここでは、予備実験により予め求めておいた対向ターゲットユニット3a,3b,3cそれぞれへの印加電圧値と薄膜組成の関係から、形成する薄膜が目標組成となるように、対向ターゲットユニット3a,3b,3cそれぞれへの印加電圧値を決定している。
(S15)これにより、対向ターゲットユニット3a,3b,3cそれぞれのターゲット対向空間にプラズマが発生し、ターゲット4a,4b,4cのスパッタが開始される。
(S16)各対向ターゲットユニット3a,3b,3cのスパッタリング状態が安定したら、サセプター2上の基板11に成膜を開始し、目標組成の薄膜を得る。
【0025】
本発明の対向ターゲット式スパッタ装置を用いれば、従来のスパッタ装置よりも成膜する薄膜の組成を容易に制御することができ、所望の機能性薄膜を得ることができる。また、大面積の薄膜を効率的に形成することも可能である。とくに厳密に組成制御する必要のあるLaCuOS系などの発光層を形成するような場合にはその効果が大きい。また、スパッタ源を構成する対向ターゲットユニットの数には特に制限はなく、2つでもよく、4つ以上でもよい。
【0026】
図5,図6に、対向ターゲットユニットの数が2つの場合のスパッタ源の配列パターンを示す。その他の対向ターゲット式スパッタ装置の構成は図2に示したものと同じである。
【0027】
図5の配列パターンは、対向ターゲットユニット13a,13bが基板11の主面に対して平行で一列に並んだ配列パターンである。このとき、対向ターゲットユニット13a,13bごとに組成の異なるターゲット14a,14bを有しており、対向ターゲットユニット13aでは2つのターゲット14aが対向配置され、対向ターゲットユニット13bでは2つのターゲット14bが対向配置されている。
【0028】
また、図6の配列パターンは、対向ターゲットユニット23a,23bが基板11の主面中心Cから略等距離で一列に並んだ配列パターンである。このとき、対向ターゲットユニット23a,23bごとに組成の異なるターゲット24a,24bを有しており、対向ターゲットユニット23aでは2つのターゲット24aが対向配置され、対向ターゲットユニット23bでは2つのターゲット24bが対向配置されている。
【0029】
これらのいずれかの配列パターンとし、2つの対向ターゲットユニットそれぞれへの印加電圧値を調整することにより、基板11上に形成される薄膜の組成比を制御することが可能である。
【実施例】
【0030】
本発明の対向ターゲット式スパッタ装置を用いて、薄膜の組成制御を検証した例を示す。
ここでは、図5の対向ターゲットユニット13a,13bが基板11の主面に対して平行で一列に並んだ配列パターンを有する対向ターゲット式スパッタ装置を用いた。また、ターゲット14aをSiターゲット、ターゲット14bをEuターゲットとし、つぎの手順で基板11上に薄膜を形成した。
(S21)Si基板を基板11としてサセプター2に保持させ、ターゲット14a,14bをそれぞれ対向ターゲットユニット13a,13bの所定位置に配置する。
(S22)チャンバー1内をポンプ6により真空排気し所定圧力以下にするとともに、サセプター2を回転させる。
(S23)スパッタガスとしてArガスをガス導入口7よりチャンバー1内に導入し、圧力を0.2Paとする。
(S24)つぎに、電源5よりチャンバー1をアノード(接地電位)、対向ターゲットユニット13a,13bそれぞれをカソードとして電圧を印加する。ここでは、トータルの投入電力(RF電力)を500Wとし、2つの対向ターゲットユニット13a,13bそれぞれへの印加電圧を調整して投入電力に差異をつけた。
(S25)対向ターゲットユニット13a,13bそれぞれのターゲット対向空間にプラズマが発生し、ターゲット14a,14bのスパッタが開始される。
(S26)各対向ターゲットユニット13a,13bのスパッタリング状態が安定したら、サセプター2上の基板11に成膜を開始し、EuSiO薄膜サンプルを得た。
なお、ここではステップS24のトータル投入電力500W一定として、2つの対向ターゲットユニット13a,13bそれぞれへの投入電力の差異の大きさを変化させて薄膜サンプルを作成した。
【0031】
図7に、対向ターゲットユニット13a,13bそれぞれへの印加電圧と得られたEuSiO薄膜サンプルのEu,Si濃度との関係を示す。対向ターゲットユニット13a,13bそれぞれへの印加電圧を調整することにより、EuSiO薄膜の組成を制御することができ、例えば発光層として適正と考えられるEu:10〜40at%の範囲内とすることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】従来の対向ターゲット式スパッタ装置における基板と対向ターゲットユニットの配置例を示す図である。
【図2】本発明に係る対向ターゲット式スパッタ装置の構成を示す概略図である。
【図3】図2の対向ターゲット式スパッタ装置側面からみた基板と対向ターゲットユニットの配置関係を示す図である。
【図4】図2の対向ターゲット式スパッタ装置上方からみた基板と対向ターゲットユニットの配置関係を示す図である。
【図5】本発明の対向ターゲット式スパッタ装置における基板と対向ターゲットユニットのその他の配置関係(1)を示す図である。
【図6】本発明の対向ターゲット式スパッタ装置における基板と対向ターゲットユニットのその他の配置関係(2)を示す図である。
【図7】実施例における対向ターゲットユニットそれぞれへの印加電圧と得られたEuSiO薄膜サンプルのEu,Si濃度との関係を示す図である。
【符号の説明】
【0033】
1…チャンバー、2…サセプター、3a,3b,3c,13a,13b,23a,23b,93…対向ターゲットユニット、4a,4b,4c,14a,14b,24a,24b,94a,94b…ターゲット、5…電源、6…ポンプ、7…ガス導入口、10…対向ターゲット式スパッタ装置、11,91…基板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の対向ターゲットユニットからなるスパッタ源を備え、前記対向ターゲットユニットを同時に動作させて該対向ターゲットユニット上に配置された基板上に薄膜をスパッタ成膜する対向ターゲット式スパッタ装置であって、
前記対向ターゲットユニットごとに組成の異なるターゲットを有し、
前記対向ターゲットユニットそれぞれの前記基板に対する配列パターンと、該対向ターゲットユニットそれぞれへの印加電圧値とを調整して、前記薄膜の組成比を制御することを特徴とする対向ターゲット式スパッタ装置。
【請求項2】
前記対向ターゲットユニットの配列パターンは、前記対向ターゲットユニットが前記基板の主面に対して平行で一列に並んだ配列パターン、前記対向ターゲットユニットが前記基板の主面中心から略等距離で一列に並んだ配列パターン、前記対向ターゲットユニットが前記基板の主面中心から略等距離で同一円周上に並んだ配列パターンのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の対向ターゲット式スパッタ装置。
【請求項3】
前記スパッタ源は、Euからなるターゲットを有する対向ターゲットユニットと、SiまたはSiOからなるターゲットを有する対向ターゲットユニットとの組合せであることを特徴とする請求項1に記載の対向ターゲット式スパッタ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−277604(P2007−277604A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−102752(P2006−102752)
【出願日】平成18年4月4日(2006.4.4)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】