説明

対戦型教育システム及び対戦型教育用サーバ並びに対戦型教育方法

【課題】 対戦型教育システム及び対戦型教育用サーバ並びに対戦型教育方法において、学習の積極性を高めることができ、かつ総合的な評価を可能にすること。
【解決手段】 問題が記載された質問カード3と、質問カード3に関するカード情報、対戦者の回答情報、回答情報に対する正誤情報及び対戦者に関する対戦者情報の少なくとも一つである対戦情報を、管理すると共にインターネット2を介して送受信可能なウェブサーバ1と、対戦情報を入力かつ表示可能でインターネット2を介してウェブサーバ1との間で対戦情報の送受信が可能な端末装置A、Bと、を備え、対戦者情報には、対戦者が有する総合ポイント数が含まれ、カード情報には、問題に設定された問題ポイント数が含まれ、ウェブサーバ1が、正誤情報に応じて、総合ポイント数から問題ポイント数を加減処理し、この総合ポイント数の情報を端末装置A、Bに送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、競技性を有し楽しみながらも学習意欲を高めると共に学習成果を客観的に把握することに好適な対戦型教育システム及び対戦型教育用サーバ並びに対戦型教育方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、学校等において、学力及び学習成果を試すために主にペーパーテストによる能力判定が行われている。このペーパーテストによる能力判定方法では、テストの点数及び順位によって個人の学習修達度及び相対的な学力レベルを評価することができる。
このペーパーテストは、出題者や出題状況等が非常に多種にわたると共に、通常は、学年別、小中学高校大学等のカテゴリー別、教科や分野別等の種別に分けて作成され、これら種別毎に対応する生徒等の学習者がテストを受けている。また、得られたテスト結果は、実施年度や上記カテゴリー別に用いられ、その後は、あまり活用されないことが多い。このように従来のペーパーテストによる教育システムでは、同じカテゴリー内や同種類の学問の中で、学習者の学力レベルを相対評価することが可能になっている。
【0003】
また、近年、インターネットに代表される情報通信ネットワークの発達により、これを用いて学習効果を高めようとする教育システムが多く提案されている。例えば、特許文献1には、クライアント装置からサーバ装置に対して電子教材の閲覧や印刷の要求が可能な電子教育システムが提案されている。また、特許文献2には、電子教育サーバが、インターネットにより接続される受講者端末機に仮想現実の教室を表示させて、指導者による指導により教室授業を進行させる集合参加型教育システムが提案されている。
【0004】
【特許文献1】特開2005−3786号公報(特許請求の範囲、図1)
【特許文献2】特開2002−169901号公報(特許請求の範囲、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
従来のペーパーテストによる能力判定方法では、種別が限定された画一的な問題での点数評価であって、多面的かつ総合的な能力・学力評価を行うことが困難であった。また、ペーパーテストと内申書とを併用することで、総合的に評価することも行われているが、内申書の作成者(先生等)の恣意的な面を完全に排除することができず、一律な評価が難しい面も有している。さらに、学年、科目及び分野等が異なると、相互の要素を勘案した総合的評価を行うことも困難であった。一方、上記特許文献1、2等のインターネットを利用した教育システムでは、教材提供者や指導者の一方的な問題提供及び指導提供であり、生徒等の受講者やクライアントは単にこれに答えるだけで、どうしても受動的になってしまい、勉強・学習の意義を感じ難くさせる面があった。
【0006】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、学習の積極性を高めることができ、かつ総合的な評価が可能な対戦型教育システム及び対戦型教育用サーバ並びに対戦型教育方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明の対戦型教育システムは、対戦者が提示する問題が記載された質問カードと、前記質問カードに関するカード情報、前記問題に対する前記対戦者の回答情報、前記回答情報に対する正誤情報及び前記対戦者に関する対戦者情報の少なくとも一つである対戦情報を、管理すると共に通信回線を介して送受信可能なサーバと、前記対戦情報を入力かつ表示可能で通信回線を介して前記サーバとの間で前記対戦情報の送受信が可能な情報端末装置と、を備え、前記対戦者情報には、前記対戦者が有する総合ポイント数が含まれ、前記カード情報には、前記問題に設定された問題ポイント数が含まれ、前記サーバが、対戦時に受信した前記正誤情報に応じて、前記対戦者の前記総合ポイント数から前記問題ポイント数を加減処理し、この加減処理された前記総合ポイント数の情報を前記情報端末装置に送信することを特徴とする。
【0008】
本発明の対戦型教育用サーバは、対戦者が提示する問題が記載された質問カードに関するカード情報、前記問題に対する前記対戦者の回答情報、前記回答情報に対する正誤情報及び前記対戦者に関する対戦者情報の少なくとも一つである対戦情報を管理する情報管理手段と、前記対戦情報を、通信回線を介して前記対戦者の情報端末装置に送受信可能な情報送受信手段と、を備え、前記対戦者情報には、前記対戦者が有する総合ポイント数が含まれ、前記カード情報には、前記問題に設定された問題ポイント数が含まれ、前記情報管理手段が、対戦時に受信した前記正誤情報に応じて、前記対戦者の前記総合ポイント数から前記問題ポイント数を加減処理し、前記情報送受信手段が、加減処理された前記総合ポイント数を前記対戦情報に含めて前記情報端末装置に送信することを特徴とする。
【0009】
本発明の対戦型教育方法は、対戦者が有する総合ポイント数を含んだ前記対戦者に関する対戦者情報を、情報端末装置に入力するステップと、前記対戦者が提示する問題が記載された質問カードに関し、前記問題に設定された問題ポイント数を含むカード情報を、情報端末装置に入力するステップと、前記問題に対する前記対戦者の回答情報を前記情報端末装置に入力するステップと、前記回答情報に対する正誤情報を前記情報端末装置に入力するステップと、前記情報端末装置により、前記カード情報、前記回答情報、前記正誤情報及び前記対戦者情報を対戦情報として通信回線を介してサーバに送信するステップと、を有し、前記サーバにより、受信した前記正誤情報に応じて、前記対戦者の前記総合ポイント数から前記問題ポイント数を加減処理するステップと、前記サーバにより、加減処理された前記総合ポイント数の情報を前記情報端末装置に前記通信回線を介して送信するステップと、前記情報端末装置により、前記総合ポイント数の情報を表示するステップと、を有していることを特徴とする。
【0010】
これらの対戦型教育システム及び対戦型教育用サーバ並びに対戦型教育方法では、生徒等の学習者同士が自己の所有する又は配布された質問カードを用いて、情報端末装置及びサーバにより、互いに問題を出し合うカード対戦方式を採用しているため、指導者等からの一方的な問題や教材の提供を受ける場合に比べて、学習に対する高い積極性を得ることができる。また、対戦時にサーバが受信した問題に対する正誤情報(回答者の回答が正しいか誤りかの情報)に応じて、対戦者の総合ポイント数から問題ポイント数を加減処理し、この加減処理された総合ポイント数の情報を情報端末装置に送信するので、対戦により自己の総合ポイント数が増減して、学習の中に競技性・ゲーム性を与えることができる。
【0011】
例えば、回答情報が正解の場合に、問題ポイント数を回答者の総合ポイント数に加算すると共に質問者の総合ポイント数から減算し、回答情報が不正解の場合に、問題ポイント数を質問者の前記総合ポイント数に加算すると共に回答者の前記総合ポイント数から減算する加減処理を行う。これにより、正解すればするほど、回答者の総合ポイント数は増え、実力をポイント数で評価することが可能になる。なお、問題ポイント数は、問題の難易度等に応じて設定される。
このように、どの問題(質問カード)をどの時点でどのような対戦者に提示するか等、対戦時の駆け引きが必要になってくるため、単なる知識力だけでなく、総合的な戦略を考える能力も要求され、総合的な能力開発に効果的である。
【0012】
また、本発明の対戦型教育システムは、提示した方の前記対戦者が対戦上有利となる特別条件が記載されたオプションカードを備え、前記サーバが、前記対戦者情報及び予め定めた許可条件に基づいて、前記総合ポイント数の少ない方の前記対戦者に前記オプションカードの提示を許可する許可情報を、前記対戦情報に含めて前記情報端末装置に送信すると共に、対戦時に前記情報端末装置から送信された前記オプションカードの提示の有無情報を前記対戦情報に含めることを特徴とする。
【0013】
すなわち、この対戦型教育システムでは、対戦上有利となるオプションカードを、総合ポイント数の少ない方の対戦者に、特定の許可条件に基づいて使用許可を与える機能をサーバが有しているので、例えば学年が異なる対戦者同士である場合、低学年の対戦者にオプションカードを提示する権利を与えることにより、学年違いの対戦でも、対等に勝負することが可能になる。また、どの時点でオプションカードを使用するか等の戦略的選択が必要になり、より競技性・ゲーム性が高まると共に、より高い総合的な能力開発が可能になる。
また、上記許可条件は、例えば対戦者の年齢、対戦履歴、総合ポイント数、所有する質問カードの問題ポイント数及び問題の分野、個人の生活情報(ボランティア活動状況や授業態度等)等を考慮して設定される。
【0014】
また、本発明の対戦型教育システムは、前記質問カードの前記問題に対する解答情報が記載されている審判カードを備え、前記情報端末装置が、前記解答情報を前記対戦情報に含めて前記サーバに送信し、前記サーバが、受信した前記解答情報に基づいて前記回答情報の正誤を自動判定して前記正誤情報を得ることを特徴とする。
すなわち、この対戦型教育システムでは、審判カードの解答情報を情報端末装置に入力してサーバに送信することにより、サーバが回答者の回答情報について、審判カードの解答情報に基づいて正誤の自動判定を行うことにより、迅速にかつ正確に回答の正誤判定が可能になると共に、総合ポイント数の加減も速やかに処理されて更新された総合ポイント数を対戦者に提示することができる。
【0015】
また、本発明の対戦型教育システムは、前記質問カードが、前記カード情報を前記情報端末装置により読み取り可能に記録した情報記録手段を備えていることを特徴とする。
すなわち、この対戦型教育システムでは、質問カードの情報記録手段が問題を含めたカード情報を有しているので、これを情報端末装置により読み取ることで、対戦者が問題をわざわざ手入力する必要がなく、自動的かつ正確に相手に問題を提示することができると共に、サーバ内の対戦情報を容易に更新することができる。
【0016】
さらに、本発明の対戦型教育システムは、前記情報記録手段が、前記質問カードの表面に表示されたバーコード又は二次元コードであることを特徴とする。
すなわち、この対戦型教育システムでは、情報記録手段がバーコード又は二次元コードであるので、質問カードにこれらを印刷表示するだけですみ、カード作製コストを低くすることができると共に容易にカード情報を情報端末装置に取り込むことができる。
【0017】
また、本発明の対戦型教育システムは、前記サーバが、前記総合ポイント数に基づいて全対戦者のランキング情報を算出し、該ランキング情報を前記情報端末装置に送信可能であることを特徴とする。
すなわち、この対戦型教育システムでは、サーバにより全対戦者のランキング情報が算出されて対戦者が操作する情報端末装置に送信して提示可能であるので、対戦者は自己及び相手のランキングを把握することができ、対戦の戦略に役立てることができると共に、自己のレベル判断が容易になり、向上意欲を駆り立てる要素とすることができる。さらに、システムの運用者にとっては、ランキング情報を今後の対戦トーナメントや対戦リーグ等の組み合わせ決定に利用することも可能になる。
【0018】
また、本発明の対戦型教育システムは、前記通信回線が、インターネットであり、前記サーバが、インターネット上に前記対戦情報を提供するウェブページを提供し、前記情報端末装置が、前記ウェブページを閲覧可能であることを特徴とする。
すなわち、この対戦型教育システムでは、広く一般に利用されているインターネットを用いて、サーバが提供する対戦用のウェブページに、対戦者が情報端末装置でアクセスすることで、遠隔地にいる対戦相手と容易にリアルタイムで対戦することが可能になる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る対戦型教育システム及び対戦型教育用サーバ並びに対戦型教育方法によれば、生徒等の学習者同士が自己の質問カードを用いて、情報端末装置及びサーバにより、互いに問題を出し合うカード対戦方式を採用しているため、楽しみながらも知識だけでなく競争力や問題回避能力等、総合的な能力向上を図ることができる。さらには、回答の正誤によって総合ポイント数が増減することで、総合ポイント数によって各対戦者の総合的なかつ客観的な能力評価が可能になると共に、競技性・ゲーム性により学習意欲をより高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明に係る対戦型教育システム及び対戦型教育用サーバ並びに対戦型教育方法の一実施形態を、図1から図6を参照しながら説明する。
【0021】
本実施形態の対戦型教育システムは、図1に示すように、カード対戦方式で生徒等の対戦者が端末装置(情報端末装置)A,B及びウェブサーバ(対戦型教育用サーバ)1を用いて、インターネット(通信回線)2を介して互いに問題を出し合うことで学習を行う教育システムである。
【0022】
すなわち、この対戦型教育システムは、図1及び図2に示すように、対戦者が提示する問題が記載された複数の質問カード3と、質問カード3の問題に対する解答情報が記載されている複数の審判カード4と、提示した方の対戦者が対戦上有利となる特別条件が記載された複数のオプションカード5と、質問カード3、審判カード4及びオプションカード5に関するカード情報、問題に対する対戦者の回答情報、回答情報に対する正誤情報及び対戦者に関する対戦者情報の少なくとも一つである対戦情報を、管理すると共にインターネット2を介して送受信可能なウェブサーバ1と、対戦情報を入力かつ表示可能でインターネット2を介してウェブサーバ1との間で対戦情報の送受信が可能な端末装置A、Bと、を備えている。なお、ウェブサーバ1には、本教育システムの運用者が操作するパーソナルコンピュータ等の運用者用端末装置6が接続されており、これによりウェブサーバ1の管理・運営が行われる。
【0023】
上記対戦者情報には、対戦者が有する総合ポイント数が含まれていると共に、上記カード情報には、問題と共に問題に設定された問題ポイント数が含まれている。
上記ウェブサーバ1は、インターネット2上に対戦情報を提供するウェブページを提供する機能を有している。また、端末装置A、Bは、インターネット2を介してウェブページを画面に表示して閲覧可能であると共に、種々の情報をウェブページ上で入力可能なブラウザ機能を有するパーソナルコンピュータである。
【0024】
ウェブサーバ1は、対戦情報を管理する情報管理手段7と、対戦情報を、インターネット2を介して対戦者の端末装置A、Bに送受信可能なモデムやLAN機能等の情報送受信手段8と、を備えている。上記情報管理手段7は、対戦情報等をデータとして記録蓄積したHDD等のデータベースと、該データベース内のデータの演算処理及び集計・分析処理を行うCPUとを含むものである。また、この情報管理手段7は、対戦時に受信した正誤情報に応じて、対戦者の総合ポイント数から問題ポイント数を加減処理する演算機能を有している。また、上記情報送受信手段8は、加減処理された総合ポイント数を対戦情報に含めて端末装置A、Bに送信する機能を有している。
【0025】
さらに、上記ウェブサーバ1は、総合ポイント数に基づいて全対戦者のランキング情報を算出し、該ランキング情報を端末装置A、Bに送信する機能も有している。
また、端末装置A、Bは、審判カード4の解答情報を対戦情報に含めてウェブサーバ1に送信するように設定されており、ウェブサーバ1は、受信した解答情報に基づいて回答情報の正誤を自動判定して正誤情報を得るように設定されている。
【0026】
また、ウェブサーバ1は、対戦者情報及び予め定めた許可条件に基づいて、総合ポイント数の少ない方の対戦者にオプションカード5の提示を許可する許可情報を、対戦情報に含めて端末装置A又は端末装置Bに送信すると共に、対戦時に端末装置A又は端末装置Bから送信されたオプションカード5の提示の有無情報を対戦情報に含めるように設定されている。
上記オプションカード5としては、例えば、年長者(先生等)に問題を解くことを助けてもらえる権利を与えるレスキューカード、質問者が提示した問題をその質問者自身に答えさせることができる権利を与えるリバースカード(トラップカードともいう)等がある。
【0027】
上記端末装置A、Bは、対戦時に種々の情報を取り込むために、バーコードリーダー(バーコード読み取り機)9を備えている。
また、質問カード3には、図2の(a)に示すように、カード情報を端末装置A、Bにより読み取り可能に記録したバーコード(情報記録手段)10が表面に表示されている。同様に、審判カード4にも、図2の(b)に示すように、解答情報を記録したバーコード10が表面に表示されている。また、オプションカード5にも、図2の(b)に示すように、対戦上有利にする特別条件の情報を記録したバーコード10が表面に表示されている。なお、これらのカードは、いずれも本教育システムの運用者が認証したものだけを使用することが好ましい。
【0028】
次に、上記対戦型教育システムによる対戦型教育方法を、図2から図6を参照して以下に説明する。
【0029】
まず、図3に示すように、ウェブサーバ1は、ウェブページとしてインターネット2上に、対戦用の情報入力ページを提供する(S001)。次に、対戦を行う両対戦者の操作によって、端末装置A,Bは、インターネット2を介して情報入力ページをディスプレイ画面に表示する(S002)。そして、端末装置A、Bは、情報入力ページの表示画面に入力する形式で、対戦者の操作によって、対戦者のID、総合ポイント数及び学年等の諸情報を含む対戦者情報が入力されると、この対戦者情報をインターネット2を介してウェブサーバ1に送信する(S004)。
なお、この対戦者情報は、対戦者が所有するIDカード等にバーコードや磁気記録情報等として記録しておき、バーコードリーダー9や磁気記録情報の読み取り手段等により自動的に端末装置A、Bに入力しても構わない。
【0030】
次に、ウェブサーバ1は、対戦者情報を受信し(S005)、これに含まれている対戦者のID情報をデータベース内のデータと照合して確認を行う(S006)。すなわち、ウェブサーバ1は、予め会員登録された対戦者のID情報をデータベースに有しており、ID情報に基づいて過去の対戦履歴等の種々のデータをデータベースから取り出し、以後の処理に使用可能にする。
【0031】
そして、ウェブサーバ1は、対戦者両方の対戦者情報に基づいて、オプションカード5の発行が必要か否かの判断を行う(S007)。この際、ウェブサーバ1は、総合ポイント数の少ない方の対戦者にオプションカード5を使用することを特定の許可条件に基づいて許可する。例えば、学年が異なる対戦者同士である場合、ウェブサーバ1は、低学年の対戦者にオプションカード5を提示する権利を与える。上記許可条件は、例えば対戦者の年齢、対戦履歴、総合ポイント数、所有する質問カードの問題ポイント数及び問題の分野、個人の生活情報(ボランティア活動状況や授業態度等)等に基づいて予め設定されている。
【0032】
ウェブサーバ1は、オプションカード5の発行が不要と判断した場合、インターネット2上のウェーブページを対戦ページに設定して提示すると共に(S009)、図4に示すように、端末装置A、Bは、対戦ページを画面に表示する(S010)。
また、ウェブサーバ1は、オプションカード5の発行が必要と判断した場合、オプションカード5の使用が認められた対戦者の端末装置(例えば、端末装置B)へ、オプションカード5の許可情報を送信する(S011)。端末装置Bは、上記許可情報を受信し(S012)、オプションカード5の使用が許可されたことを画面に表示する(S013)。そして、その後、端末装置Bは、対戦ページを画面に表示する(S010)。
【0033】
次に、最初の質問者(対戦者の一方)が操作する端末装置Aは、質問者によって選ばれた質問カード3のカード情報が入力されると(S014)、ウェブサーバ1へカード情報を送信する(S015)。なお、カード情報の入力は、質問カード3に表示されているバーコード10をバーコードリーダー9によって読み取ることで行われる。ウェブサーバ1は、送信されたカード情報を受信し(S016)、カード情報に含まれている問題をウェブページに提示する(S017)。これに伴って、端末装置A、Bの両方では、画面に表示されているウェブページ内に問題が表示される(S018)。
【0034】
また、端末装置Aは、質問者から問題に対する審判カード4の解答情報がバーコードリーダー9によって入力されると(S019)、解答情報をウェブサーバ1に送信する(S020)。ウェブサーバ1では、送信された解答情報を受信し(S021)、回答者(対戦者の他方)の操作する端末装置Bからの回答情報又はオプションカード5の使用の有無情報の受信待ち状態となる。
端末装置Bは、問題を読んだ回答者がオプションカード5を使用する旨の入力があると(S022)、このオプションカード5の使用情報を回答情報に含める(S023)。
【0035】
そして、端末装置Bは、回答者から問題に対する回答が入力されると、この回答情報をウェブサーバ1に送信する(S024)。ウェブサーバ1は、図5に示すように、回答情報を受信すると、ウェブページに回答を提示する(S025)。これに伴って、端末装置A、Bは、画面に表示されているウェブページに回答を表示する(S026)。次に、端末装置Aは、質問者が上記回答に対する正誤判定をウェブサーバ1に指示する入力をした場合、その情報をウェブサーバ1に送信する(S027)。なお、この正誤判定の指示入力を待たず、ウェブサーバ1は、回答情報を受信した時点で正誤判定を自動的に行ってウェブページに提示するように設定しても構わない。
【0036】
ウェブサーバ1は、正誤判定を指示する入力情報を受信すると、解答情報と回答情報との比較を行い、回答の正誤判定を行う(S028)。なお、審判カード4の解答情報の入力がない場合で、質問者側又は審判者が正誤判定を行って、その結果を端末装置Aを介してウェブサーバ1に送信するようにしても構わない。この場合は、ウェブサーバ1は、受信した正誤判定結果に基づいて、以降の処理を行う。なお、上記審判者としては、先生等の指導者や公正な立場の者が行うものとし、一定の審判レベルを有していることが好ましい。このため、一定の審判ライセンス規定を設けて、審判者としては、所定以上の審判ライセンスを有する者が好ましい。
【0037】
次に、ウェブサーバ1は、回答の正誤判定結果に基づいて、両対戦者の総合ポイント数に対して問題ポイント数の加減処理を行う(S029)。すなわち、回答情報が正解の場合に、問題ポイント数を回答者の総合ポイント数に加算すると共に質問者の総合ポイント数から減算し、回答情報が不正解の場合に、問題ポイント数を質問者の前記総合ポイント数に加算すると共に回答者の前記総合ポイント数から減算する加減処理を行う。これにより、正解すればするほど、回答者の総合ポイント数は増え、実力をポイント数で評価することが可能になる。
【0038】
ウェブサーバ1は、加減処理された総合ポイント数をウェブページに回答の正誤情報と共に提示する(S030)。これに伴って、端末装置A、Bは、画面のウェブページに回答に対する正誤と、加減処理後の両対戦者の総合ポイント数と、を表示する(S031)。この後、端末装置A、Bは、対戦者から対戦の終了を指示する入力があれば、この情報をウェブサーバ1に送信する(S032)。
【0039】
また、対戦者から対戦の終了を指示する入力がない場合、端末装置Bは、回答者から次の質問カード3のカード情報が入力されると(S033)、最初の質問カード3の際の端末装置Aと同様に、カード情報をウェブサーバ1に送信し(S015)、以後、端末装置Aと端末装置Bとを逆にして、同様の動作が行われて二問目の対戦が行われる。
ウェブサーバ1は、対戦終了の指示入力を受信すると、図6に示すように、今までの対戦結果をウェブページに提示する(S034)。なお、対戦結果には、各問題に対する対戦結果、両対戦者の総合ポイント数及び両対戦者のランキング情報等が含まれる。これに伴って、端末装置A、Bは、画面のウェブページに対戦結果を表示し(S035)、対戦を終了する。また、ウェブサーバ1は、対戦結果を対戦情報に含めると共に所定の集計処理を行って、これらをデータベースに記録し(S036)、対戦処理を終了する。なお、ウェブサーバ1は、対戦情報の集計処理において、更新した対戦者情報に基づいて対戦者が次回対戦の際に使用可能な質問カード3等の再設定を行ってよい。
【0040】
このように本実施形態では、生徒等の学習者同士が自己の質問カード3を用いて、端末装置A、B及びウェブサーバ1により、互いに問題を出し合うカード対戦方式を採用しているため、指導者等からの一方的な問題や教材の提供を受ける場合に比べて、学習に対する高い積極性を得ることができる。また、ウェブサーバ1は、正誤情報に応じて、対戦者の総合ポイント数から問題ポイント数を加減処理し、この加減処理された総合ポイント数の情報を端末装置A、Bに送信するので、対戦により対戦者の総合ポイント数が増減して、学習の中に競技性・ゲーム性を与えることができる。
【0041】
このように、どの問題(質問カード3)をどの時点でどのような対戦者に提示するか等、対戦時の駆け引きが必要になってくるため、単なる知識力だけでなく、総合的な戦略を考える能力も要求されるため、総合的な能力開発に効果的である。したがって、本実施形態によれば、楽しみながらも知識だけでなく競争力や問題回避能力等、総合的な能力向上を図ることができる。さらに、各対戦者の総合ポイント数を、対戦情報に含めて記録しておくことで、各対戦者の総合的な能力評価が可能になる。
【0042】
また、総合ポイント数の少ない方の対戦者にオプションカード5の使用権利を与える機能をウェブサーバ1が有しているので、学年違いの対戦でも、対等に勝負することが可能になる。また、どの時点でオプションカード5を使用するか等の戦略的選択が必要になり、より競技性・ゲーム性が高まると共に、より高い総合的な能力開発が可能になる。
【0043】
さらに、審判カード4の解答情報を端末装置A又は端末装置Bに入力してウェブサーバ1に送信することにより、ウェブサーバ1が回答者の回答情報について、審判カード4の解答情報に基づいて正誤の自動判定を行うことにより、迅速に回答の正誤判定が可能になると共に、総合ポイント数の加減も速やかに処理されて更新された総合ポイント数を対戦者に提示することができる。
【0044】
また、質問カード3や審判カード4のバーコード10に問題や解答を含めたカード情報を記録しているので、これを端末装置A、Bのバーコードリーダー9により読み取ることで、対戦者が問題や解答をわざわざ手入力する必要がなく、自動的かつ正確に相手に問題を提示することができると共に、ウェブサーバ1内の対戦情報を容易に更新することができる。また、カードにバーコード10を印刷表示するだけですみ、カード作製コストを低くすることができる。
【0045】
さらに、ウェブサーバ1により全対戦者のランキング情報が算出されて端末装置A、Bに送信して対戦者に提示可能であるので、対戦者は自己及び相手のランキングを把握することができ、対戦の戦略に役立てることができると共に、自己のレベル判断が容易になり、向上意欲を駆り立てる要素とすることができる。さらに、本教育システムの運用者にとっては、ランキング情報を今後の対戦トーナメントや対戦リーグ等の組み合わせ決定に利用することも可能になる。
【0046】
また、広く一般に利用されているインターネット2を用いて、ウェブサーバ1が提供する対戦用のウェブページに、対戦者が端末装置A、Bでアクセスするので、遠隔地にいる対戦相手と容易にリアルタイムで対戦することができる。
したがって、例えば、国内だけでなく、外国の対戦者とも本教育システムを利用して対戦学習を行うことが可能である。なお、上記各情報は、いずれもセキュリティを考慮して暗号化処理されて送受信が行われる。
【0047】
また、遠隔地の学校同士で学校対抗戦を行うことも可能で、学校教諭にも、カード振り出しやオプションカード5使用における助言者等の権限を持ってもらい、先生と生徒とが協力して対戦学習を行うことで、先生の威厳維持や信頼感を向上させることも可能になる。なお、試合場において、対戦状況をプロジェクター等の大画面で表示することで、観戦者や応援者達にも様子が把握できるようにすれば、より高い臨場感をもって対戦を進行させることができる。
【0048】
本教育システムでは、対戦開始において、公式戦モードと練習試合モードとを選択可能にしても構わない。この場合、公式戦モードでは対戦結果が公式記録としてデータベースに記録されるが、練習試合モードでは、公式記録に記録されないと共に、質問カード3やオプションカード5等の設定を任意に設定可能にしても構わない。また、対戦者についても、会員登録している対戦者だけが対戦可能な会費制の会員制モードと、会員以外の非会員制モードと、を選択可能にして、モードに応じて提供・配布されるカード等のサービスに違いを持たせても構わない。なお、会員の会費は、インターネット2を介してネットバンキングにより徴収可能にしても構わない。また、地域毎に学習塾等が主体となった支部を設けて、各支部で会員登録や会員指導等の管理を行うことで、本教育システムの全国的なネットワークを確立することもできる。
【0049】
本教育システムの運用者は、ウェブサーバ1により対戦情報のデータベースを集計させることで、対戦の勝敗だけでなく、対戦者のレベル、学年、地域格差等を考慮して、世界ランキング、日本ランキング、地域別ランキング等を作成しても構わない。これらのランキング情報を含む集計データを、個人の了解を得て個人情報として契約企業等の採用素材として提供したり、学校の内申点等に反映させる情報として、対価を持ってインターネット2等を介して提供・配信可能にしても構わない。さらに、異業種間や異部署間の対戦も可能で、その際の問題や対戦結果によって、対戦者のスペシャリスト性等の判断材料を得ることもでき、有望な人材の早期発見、適材適所の配属判断、育成プログラム等の参考データとして、対価をもって提供することもできる。
【0050】
また、段や級制を採用して、対戦者の昇級審査や審判者の審判ライセンス試験(有料)を随時実施することで、これらも対戦情報としてデータベースに登録し、試合時の参考データとすることができると共に、支部運営の条件に盛り込むこともできる。例えば、各支部の支部長には、審判ライセンスが4段以上でなければならない、とした規定を設けることができる。
【0051】
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、質問カード3の表面にカード情報が記録されたバーコード10を表示しているが、情報記録手段としてバーコード10の代わりに二次元コードを表示しても構わない。二次元コードを用いた場合、バーコード10よりも多くの記録を情報として有することが可能である。
また、他の情報記録手段として磁気記録手段やICチップを用いた磁気カードやICカード等を質問カード3等に適用しても構わない。この場合、バーコード10よりも多少コストアップになるが、さらに多くの情報を記録可能であると共に、記録の書き換えが容易である。
【0052】
また、上記実施形態では、パーソナルコンピュータの端末装置A、Bを用いているが他の情報端末装置を採用しても構わない。例えば、ブラウザ機能を有する携帯電話機器を用いてもよい。
さらに、上記実施形態では、通信回線としてインターネット2を介して情報の送受信を行っているが、他の通信回線を介して行っても構わない。例えば、イントラネット等のLANや電話回線等の通信回線を介して送受信してもよい。また、特定の建物の中で、ウェブサーバ1と同様のサーバと、端末装置A、Bと同様の情報端末装置と、を専用通信回線で接続し、該専用通信回線を通じてサーバからウェブページと同様の対戦ページ等を各情報端末装置に提供する対戦型教育システムを構築しても構わない。
また、上記実施形態では、1対1の対戦者で対戦を行っているが、1対複数、又は複数対複数のグループ対戦で、行っても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明に係る一実施形態の対戦型教育システム及び対戦型教育用サーバ並びに対戦型教育方法において、システム全体を示す構成図である。
【図2】本実施形態において、質問カード、審判カード及びオプションカードを示す平面図である。
【図3】本実施形態の対戦型教育方法を示す処理開始からのフローチャートである。
【図4】本実施形態の対戦型教育方法を示す図3に続くフローチャートである。
【図5】本実施形態の対戦型教育方法を示す図4に続くフローチャートである。
【図6】本実施形態の対戦型教育方法を示す図5に続くフローチャートである。
【符号の説明】
【0054】
1…ウェブサーバ(対戦型教育用サーバ)、2…インターネット(通信回線)、3…質問カード、4…審判カード、5…オプションカード、7…情報管理手段、8…情報送受信手段、10…バーコード(情報記録手段)、A、B…端末装置(情報端末装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対戦者が提示する問題が記載された質問カードと、
前記質問カードに関するカード情報、前記問題に対する前記対戦者の回答情報、前記回答情報に対する正誤情報及び前記対戦者に関する対戦者情報の少なくとも一つである対戦情報を、管理すると共に通信回線を介して送受信可能なサーバと、
前記対戦情報を入力かつ表示可能で通信回線を介して前記サーバとの間で前記対戦情報の送受信が可能な情報端末装置と、を備え、
前記対戦者情報には、前記対戦者が有する総合ポイント数が含まれ、
前記カード情報には、前記問題に設定された問題ポイント数が含まれ、
前記サーバが、対戦時に受信した前記正誤情報に応じて、前記対戦者の前記総合ポイント数から前記問題ポイント数を加減処理し、この加減処理された前記総合ポイント数の情報を前記情報端末装置に送信することを特徴とする対戦型教育システム。
【請求項2】
請求項1に記載の対戦型教育システムにおいて、
提示した方の前記対戦者が対戦上有利となる特別条件が記載されたオプションカードを備え、
前記サーバが、前記対戦者情報及び予め定めた許可条件に基づいて、前記総合ポイント数の少ない方の前記対戦者に前記オプションカードの提示を許可する許可情報を、前記対戦情報に含めて前記情報端末装置に送信すると共に、対戦時に前記情報端末装置から送信された前記オプションカードの提示の有無情報を前記対戦情報に含めることを特徴とする対戦型教育システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の対戦型教育システムにおいて、
前記質問カードの前記問題に対する解答情報が記載されている審判カードを備え、
前記情報端末装置が、前記解答情報を前記対戦情報に含めて前記サーバに送信し、
前記サーバが、受信した前記解答情報に基づいて前記回答情報の正誤を自動判定して前記正誤情報を得ることを特徴とする対戦型教育システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の対戦型教育システムにおいて、
前記質問カードが、前記カード情報を前記情報端末装置により読み取り可能に記録した情報記録手段を備えていることを特徴とする対戦型教育システム。
【請求項5】
請求項4に記載の対戦型教育システムにおいて、
前記情報記録手段が、前記質問カードの表面に表示されたバーコード又は二次元コードであることを特徴とする対戦型教育システム。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の対戦型教育システムにおいて、
前記サーバが、前記総合ポイント数に基づいて全対戦者のランキング情報を算出し、該ランキング情報を前記情報端末装置に送信可能であることを特徴とする対戦型教育システム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の対戦型教育システムにおいて、
前記通信回線が、インターネットであり、
前記サーバが、インターネット上に前記対戦情報を提供するウェブページを提供し、
前記情報端末装置が、前記ウェブページを閲覧可能であることを特徴とする対戦型教育システム。
【請求項8】
対戦者が提示する問題が記載された質問カードに関するカード情報、前記問題に対する前記対戦者の回答情報、前記回答情報に対する正誤情報及び前記対戦者に関する対戦者情報の少なくとも一つである対戦情報を管理する情報管理手段と、
前記対戦情報を、通信回線を介して前記対戦者の情報端末装置に送受信可能な情報送受信手段と、を備え、
前記対戦者情報には、前記対戦者が有する総合ポイント数が含まれ、
前記カード情報には、前記問題に設定された問題ポイント数が含まれ、
前記情報管理手段が、対戦時に受信した前記正誤情報に応じて、前記対戦者の前記総合ポイント数から前記問題ポイント数を加減処理し、
前記情報送受信手段が、加減処理された前記総合ポイント数を前記対戦情報に含めて前記情報端末装置に送信することを特徴とする対戦型教育用サーバ。
【請求項9】
対戦者が有する総合ポイント数を含んだ前記対戦者に関する対戦者情報を、情報端末装置に入力するステップと、
前記対戦者が提示する問題が記載された質問カードに関し、前記問題に設定された問題ポイント数を含むカード情報を、情報端末装置に入力するステップと、
前記問題に対する前記対戦者の回答情報を前記情報端末装置に入力するステップと、
前記回答情報に対する正誤情報を前記情報端末装置に入力するステップと、
前記情報端末装置により、前記カード情報、前記回答情報、前記正誤情報及び前記対戦者情報を対戦情報として通信回線を介してサーバに送信するステップと、を有し、
前記サーバにより、受信した前記正誤情報に応じて、前記対戦者の前記総合ポイント数から前記問題ポイント数を加減処理するステップと、
前記サーバにより、加減処理された前記総合ポイント数の情報を前記情報端末装置に前記通信回線を介して送信するステップと、
前記情報端末装置により、前記総合ポイント数の情報を表示するステップと、を有していることを特徴とする対戦型教育方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−243229(P2006−243229A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−57173(P2005−57173)
【出願日】平成17年3月2日(2005.3.2)
【出願人】(505077149)
【Fターム(参考)】