説明

射出成形機の管理システム

【課題】大規模な成形工場や複数の生産ライン間での生産管理を効率よく行える射出成形機の管理システムを提供すること。
【解決手段】複数の射出成形機30と1台の管理装置10から構成される管理単位1,2を備え、射出成形機30と管理装置10は生産情報を送受信する通信部を有し、管理装置10は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、管理単位1,2の2台以上の管理装置10と接続する通信部を有した表示装置20を備え、表示装置20は射出成形機30に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置10と異なる管理装置10で管理される射出成形機30を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、前記転送元生産情報を管理する管理装置10と前記転送先射出成形機を管理する管理装置10によりる射出成形機の管理システムである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は射出成形機の管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
射出成形機を集中管理する方法について、様々な方法が提案されており、普及が進んでいる。集中管理で扱われる情報には成形中に取得された射出圧力や最小クッション量のように、成形状態の特徴を表す成形品質情報や、成形条件や生産計画などがある。
近年、成形工場は大規模化が進んでおり、多数台の射出成形機を使用して多量の成形品を製造する工場が増加している。このような工場で扱うデータを効率的に管理するために、生産ラインやフロアや工場毎に複数の射出成形機を管理する集中管理用コンピュータを設けるのと同時に、これらを統合する統合管理用コンピュータによって工場全体の管理を行う管理方式が考案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−94503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述したように、従来技術では大規模な成形工場における品質管理では複数の射出成形機からなる生産ラインやフロアや工場毎に成形品質情報を取得し、取得された成形品質情報を表示することにより統合管理していた。成形工場では一般的に成形ライン毎やフロア毎や工場毎に管理単位と管理者が決められているので、品質管理を行う上で成形品質情報を管理単位毎に取得して管理することは管理上都合がよい。
しかしながら工場における生産管理の面で考えると、管理単位が生産ラインやフロアや工場単位に限定されていると不都合を生じる場合がある。具体的には、ある成形ライン(生産ライン)での生産が逼迫したときに、別の成形ラインの生産に余裕がある場合には、逼迫した成形ライン内の成形作業を余裕がある成形ライン内の成形機に移動させたい場合がある。あるいは工場レイアウト変更により、成形作業を別の成形ラインに移動させたい場合などである。
【0005】
ところが、従来の管理方式では、複数の管理単位を統合管理する管理装置はいずれも品質情報を統合して品質管理するものであり、生産管理の面での柔軟性に乏しかった。また、1台の管理装置を使用してすべての射出成形機を管理すると、管理装置に要求される性能が高くなり、高価な装置が必要となる。
本発明の目的は、複数の管理単位をネットワークで接続し、管理単位間で生産情報を転送可能とすることで、成形工場の生産管理が柔軟になり、特に大規模な工場や複数の生産ライン間での管理を効率よく行える射出成形機の管理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の請求項1に係る発明は、複数の射出成形機と1台の管理装置を含んで構成される管理単位を複数備え、前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、該複数の管理単位の2台以上の管理装置と接続する通信部を有した表示装置を備え、前記表示装置は射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システムである。
請求項2に係る発明は、複数の射出成形機と1台の管理装置を含んで構成される管理単位を複数備え、前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、該複数の管理単位の2台以上の管理装置から構成される共有管理装置群と接続する通信部を有した表示装置を備え、少なくとも前記共有管理装置群で共有可能な記憶部を備え、前記表示装置は前記記憶部に記憶された射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される転送先射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システムである。
請求項3に係る発明は、複数の射出成形機と1台の管理装置を含んで構成される管理単位を複数備え、前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、前記管理装置は射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システムである。
【0007】
請求項4に係る発明は、複数の射出成形機と1台の管理装置を含んで構成される管理単位を複数備え、前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、管理装置間で共有可能な記憶部を備え、前記管理装置は前記記憶部に記憶された射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される転送先射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システムである。
請求項5に係る発明は、複数の射出成形機と1台の管理装置を含んで構成される管理単位を複数備え、前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、前記射出成形機は射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システムである。
請求項6に係る発明は、複数の射出成形機と1台の管理装置を含んで構成される管理単位を複数備え、前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、管理装置間で共有可能な記憶部を備え、前記射出成形機は前記記憶部に記憶された射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される転送先射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システムである。
請求項7に係る発明は、前記転送先射出成形機選択部は、該複数の管理単位の2台以上の管理装置に接続された射出成形機を一覧形式で表示することを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載の射出成形機の管理システムである。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、複数の管理単位をネットワークで接続し、管理単位間で生産情報を転送可能とすることで、成形工場の生産管理が柔軟になり、特に大規模な工場や複数の生産ライン間での管理を効率よく行える射出成形機の管理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】管理単位が生産ライン単位あるいは工場単位である場合を説明する図である。
【図2】1つの表示装置が複数の管理単位に接続された場合を説明する図である。
【図3】管理装置を説明するブロック図である。
【図4】表示装置を説明するブロック図である。
【図5】成形機を説明するブロック図である。
【図6】表示装置または管理装置で記憶される管理装置をネットワーク上で特定するための情報を説明する図である。
【図7】射出成形機の生産情報の一覧表示の例を説明する図である。
【図8】表示装置の画面に表示される、複数の管理装置で管理される全ての射出成形機を表示する管理単位毎での表示例である。
【図9】表示装置の画面に表示される、複数の管理装置で管理される全ての射出成形機を表示する一覧形式での表示例である。
【図10】実施形態1に係る構成を説明する図である。
【図11】実施形態1に係る他の構成を説明する図である。
【図12】実施形態2に係る構成を説明する図である。
【図13】実施形態3に係る構成を説明する図である。
【図14】実施形態3に係る他の構成を説明する図である。
【図15】実施形態4に係る構成を説明する図である。
【図16】実施形態5に係る構成を説明する図である。
【図17】実施形態5に係る他の構成を説明する図である。
【図18】実施形態6に係る構成を説明する図である。
【図19】表示装置に表示される管理装置を選択するための画面例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、同じ機能あるいは類似する機能を有する構成は同じ符号を用いて説明する。また、成形機とあるのは射出成形機を意味する。
1つの管理単位は、図1に示されるように複数の射出成形機30−1、30−2、30−3と1台の管理装置10と任意の台数の表示装置20から構成される。1台の管理装置10とは、物理的に1台の管理装置に限定されない。機能の異なる複数の管理装置を設けて、機能を分散しているような場合も、その複数の管理装置は、本発明における1台の管理装置10である。また、同じ機能を有する複数の管理装置を設けて、管理装置の故障に備えているような場合も、その複数の管理装置は、本発明における1台の管理装置である。
図2では、第1管理単位1は、第1管理装置10−1、第1管理装置10−1に接続される第1表示装置20−1、第1射出成形機30−1、第2射出成形機30−2、第3射出成形機30−3とから構成される。同様に、第2管理単位2は、第2管理装置10−2、第2管理装置10−2に接続される第2表示装置20−2、第4射出成形機30−4、第5射出成形機30−5、第6射出成形機30−6とから構成される。第1管理単位1と第2管理単位2とは通信回線40で接続されている。なお、各管理単位における射出成形機の台数は3台に限定されない。また、図2および図11から図18において複数の管理単位を含む図に対する説明では、管理装置10は管理装置10−1、10−2の総称であり、表示装置20は表示装置20−1、20−2の総称であり、射出成形機30は射出成形機30−1、30−2、30−3、30−4、30−5、30−6の総称である。
【0011】
図3は管理装置を説明するブロック図である。図4は表示装置を説明するブロック図である。図5は射出成形機を説明するブロック図である。
図3に示されるように、管理装置10は、表示部12、入力部14、射出成形機や他の管理装置や表示装置と接続して通信するための通信部16、接続された射出成形機の機械名称や射出成形機から通信を介して取得した情報を記憶する記憶部18を有する。
管理装置10で管理される情報は、射出成形機から取得して表示や印刷に使用する成形品質情報として射出成形機の1サイクルごとの成形品質情報(波形データを含む)、射出成形機の運転状態に関する情報(生産数、消費電力)や、射出成形機の操作に関する情報、成形条件(射出成形機の設定値)、生産計画などの生産情報である。
【0012】
図4に示されるように、表示装置20は、複数の管理装置で管理される射出成形機の情報を表示する表示部22、接続される複数の管理装置を特定するための設定値(IPアドレスやコンピュータ名称)の入力部24、複数の管理装置と接続して通信するための通信部26、記憶部28を有する(図6参照)。表示部22には、例えば、各射出成形機の生産情報が一覧表示される(図7参照)。なお、表示装置の表示部22は複数の管理装置で管理される射出成形機の情報を管理単位ごとに表示してもよいし(図8参照)、すべての情報を一覧形式でまとめて表示してもよい(図9参照)。
図5に示されるように、射出成形機30は、表示部32、入力部34、管理装置と接続して通信するための通信部36と生産情報を記憶する記憶部38を有する。
【0013】
表示装置20は転送元の射出成形機30の記憶部38に記憶された生産情報を選択し選択した生産情報を転送する転送先を選択する選択部を有する。なお、転送元の生産情報は管理装置10の記憶部18に保存されていてもよい。前記選択部で選択された生産情報は、転送元の管理装置10により、射出成形機30から取得され、転送元の管理装置10から転送先の管理装置10に送られ、転送先の管理装置10から転送先の射出成形機30に送られる。また、選択する転送元の生産情報は表示装置を管理する管理単位と異なる管理単位で管理される生産情報であってもよい。管理装置10は表示装置20を兼ねることができる。
1つの管理単位は、前述したように複数の射出成形機と1台の管理装置と任意の台数の表示装置から構成される。なお、管理装置10に接続された表示装置20の機能は管理装置10が兼ね備えることで代用してもよい。複数の管理単位を接続して管理装置間で情報を送受信することもできる。複数の管理装置10を接続することで、複数の管理装置10に接続された表示装置20は複数の管理装置10の情報を参照できる。この場合も、表示装置20の機能を管理装置10が兼ね備えることで代用してもよい。
【0014】
前記選択部のうち転送元生産情報選択部で選択された転送元生産情報は、転送元生産情報を管理する管理装置により、転送元生産情報を記憶している記憶部から取得され、転送先射出成形機を管理する管理装置に送られ、前記選択部のうち転送先射出成形機選択部により転送先射出成形機を管理する管理装置から転送先射出成形機に転送される。転送元生産情報は、転送元生産情報選択部を有する表示装置が管理される管理装置と異なる管理装置で管理される生産情報でもよい。
【0015】
管理装置10と表示装置20と射出成形機30とは例えばTCP/IPなどの汎用プロトコルを使用して接続される。表示装置20は、接続される複数の管理装置10を特定するための設定値(IPアドレスやコンピュータ名称)の入力部24と記憶部28を有する。また、各管理装置10はそれぞれの管理単位で管理する射出成形機30の情報の入力部14と記憶部18を有する。なお、各管理装置10で管理される射出成形機30の情報は表示装置20に記憶してもよい。図6は、表示装置20または管理装置10で記憶される管理装置10とネットワーク上で特定する情報を説明する図である。各管理装置のIPアドレスと各管理装置が管理する成形機を特定するデータが記憶部28に記憶される。
表示装置20に接続された複数の管理装置10から目的の管理装置10を特定するための設定値は、マルチキャストやブロードキャストを使用して管理装置10から自動的に更新するようにしてもよい。また、同様の手法により表示装置20から管理装置10の設定値を取得して自動的に更新するようにしてもよい。
【0016】
以下、実施形態1〜7を説明する。なお、実施形態1〜6において、選択部、記憶部、生産情報の転送方向について纏めると表1のとおりである。
【0017】
【表1】

【0018】
<実施形態1>
本発明の実施形態1は、複数の射出成形機と1台の管理装置から構成される管理単位を複数備え、前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、該複数の管理単位の2台以上の管理装置と接続する通信部を有した表示装置を備え、前記表示装置は射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システムである。
【0019】
実施形態1を図10,図11を用いて説明する。図10または図11に示されるように、第1管理単位1は、第1管理装置(10−1)、第1管理装置(10−1)に接続された第1表示装置(20−1)、第1射出成形機(30−1),第2射出成形機(30−2),第3射出成形機(30−3)を備えている。第2管理単位2は、第2管理装置(10−2)、第2管理装置(10−2)に接続された第2表示装置(20−2)、第4射出成形機(30−4),第5射出成形機(30−5),第6射出成形機(30−6)を備えている。第1管理装置(10−1)と第2管理装置(10−2)とはインターネットやLANなどの通信回線によって接続されている。なお、射出成形機の台数は3台に限定されない。
【0020】
図10,図11において射出成形機の管理システムは、複数の射出成形機30と1台の管理装置10から構成される第1管理単位1と第2管理単位2を備える。管理装置10は通信部16を有し、表示装置20は通信部26を有し、射出成形機30は通信部36を有する。管理装置10と射出成形機30とは通信部16,36により通信回線を介して生産情報を送受することができる。また、管理装置(10−1,10−2)は通信部16により通信回線を介して生産情報を送受することができる。
【0021】
表示装置20は通信部26を有し、生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有する。前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置10と前記転送先射出成形機を管理する管理装置10により前記転送先射出成形機に転送される。
【0022】
図10に示される射出成形機の管理システムにおいて、オペレータは、第1表示装置20−1の転送元生産情報選択部を用いて、第1管理単位1の第1射出成形機30−1の記憶部38に格納されている生産情報を転送元生産情報として選択し、転送先射出成形機選択部を用いて転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置の第2管理単位2が管理する第4射出成形機30−4を転送先射出成形機として選択する。これによって、第1射出成形機30−1の記憶部38に格納されていた転送元生産情報は、転送元生産情報を管理する第1管理装置10−1、通信回線40、転送先射出成形機を管理する第2管理装置10−2を経由して第4射出成形機30−4に転送される。
【0023】
一方、図11の射出成形機の管理システムにおいて、オペレータは、第1表示装置20−1の転送元生産情報選択部を用いて、第1管理単位1の第1管理装置10−1の記憶部18に格納されている生産情報を転送元生産情報として選択し、転送先射出成形機選択部を用いて転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置の第2管理単位2の第4射出成形機30−4を転送先射出成形機として選択する。これによって、第1管理装置10−1の記憶部18に格納されていた転送元生産情報が、転送元生産情報を管理する第1管理装置10−1、通信回線40、転送先射出成形機を管理する第2管理装置10−2を経由して第4射出成形機30−4に転送される。
【0024】
なお、転送元生産情報は、転送元生産情報選択部を有する表示装置20が管理される管理装置と異なる管理装置で管理される生産情報でもよい。具体的には図10,図11に第2管理単位2と同じ構成の第3管理単位3を追加した構成において、第1管理単位1の表示装置20から、第3管理単位3で管理される生産情報を転送元生産情報として選択し、管理単位2で管理される射出成形機30を転送先射出成形機として選択できる。この場合も、第3管理装置10−3と第2管理装置10−2により転送元生産情報が転送先射出成形機に転送される。管理装置10は表示装置20を兼ねることができる。
【0025】
<実施形態2>
本発明の実施形態2は、複数の射出成形機と1台の管理装置から構成される管理単位を複数備え、前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、該複数の管理単位の2台以上の管理装置から構成される共有管理装置群と接続する通信部を有した表示装置を備え、少なくとも前記共有管理装置群で共有可能な記憶部を備え、前記表示装置は前記記憶部に記憶された射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置とは異なる管理装置で管理される転送先射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システムである。
実施形態2では、表示装置は複数の管理単位の2台以上の管理装置から構成される共有管理装置群と接続され、生産情報は少なくとも共有管理装置群で共有可能な記憶装置に記憶される。また、選択された生産情報を管理する管理装置が記憶装置を共有していれば、管理装置間の通信により、選択された生産情報を転送される射出成形機を管理する管理装置が記憶装置を共有していなくとも生産情報を転送することができる。
【0026】
図12の射出成形機の管理システムにおいて、複数の射出成形機と1台の管理装置から構成される第1管理単位1,第2管理単位2の複数の管理単位を備えている。さらに実施形態2では複数の管理装置で共有可能な共有記憶装置50を備えている。また、実施形態1と同様に、管理装置10と射出成形機30とは通信部を介して生産情報を送受することができる。管理装置10は通信回線を介して管理装置間で生産情報を送受することができる。
【0027】
表示装置20は、複数の管理単位の2台以上の管理装置から構成される共有管理装置群と通信部を介して接続されている。表示装置20は共有記憶装置50に記憶された射出成形機30に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される射出成形機30を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有する。転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理装置である。
図12に示される射出成形機の管理システムにおいて、オペレータは、第1表示装置20−1の転送元生産情報選択部により共有記憶装置50に格納されている第1管理単位1の生産情報を転送元生産情報として選択し、転送先射出成形機選択部により、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される第4射出成形機30−4を転送先射出成形機として選択する。これによって、共有記憶装置50に格納されていた転送元生産情報が、転送元生産情報を管理する第1管理装置10−1、通信回線40、転送先射出成形機を管理する第2管理装置10−2を経由して第4射出成形機30−4に転送される。
【0028】
<実施形態3>
本発明の実施形態3は、複数の射出成形機と1台の管理装置から構成される管理単位を複数備え、前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、前記管理装置は射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システムである。この実施形態3は、実施形態1における管理装置が表示装置を兼ねた形態である。
【0029】
図13に示される射出成形機の管理システムにおいて、オペレータは、第1管理装置10−1に備わった選択部(転送元生産情報選択部,転送先射出成形機選択部)を用いて、実施形態1と同様に、転送元生産情報選択部により第1管理単位1の第1射出成形機30−1の記憶部38に格納された生産情報を選択し、転送先射出成形機選択部により第2管理単位2の第4射出成形機30−4を転送先射出成形機として選択する。これによって、第1射出成形機30−1の生産情報が第1管理装置10−1、通信回線40、第2管理装置10−2を介して第4射出成形機30−4に転送される。
図14に示される射出成形機の管理システムにおいて、生産情報が第1管理装置10−1の記憶部18に格納されている場合、オペレータは転送元生産情報選択部により第1管理装置10−1の記憶部18に格納されている生産情報を選択し、転送先射出成形機選択部により第2管理単位2の第4射出成形機30−4を選択する。これによって、生産情報が第1管理装置10−1、通信回線40、第2管理装置10−2を介して第4射出成形機30−4に転送される。
【0030】
<実施形態4>
本発明の実施形態4は、複数の射出成形機と1台の管理装置から構成される管理単位を複数備え、前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、管理装置間で共有可能な記憶部を備え、前記管理装置は前記記憶部に記憶された射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される転送先射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システムである。実施形態4は、実施形態2における管理装置が表示装置を兼ねた形態である。
【0031】
図15に示される射出成形機の管理システムにおいて、オペレータは、第1管理装置10−1に備わった転送元生産情報選択部により共有記憶装置50に格納された第1管理単位1の生産情報を選択し、転送先射出成形機選択部により生産情報を転送する転送先の第4射出成形機30−4を選択する。これによって、共有記憶装置50に格納されていた生産情報が、第1管理装置10−1、通信回線40、第2管理装置10−2を介して第4射出成形機30−4に転送される。
【0032】
<実施形態5>
本発明の実施形態5は、複数の射出成形機と1台の管理装置から構成される管理単位を複数備え、前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、前記射出成形機は射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システムである。
【0033】
実施形態5は、実施形態3において射出成形機が転送元生産情報と選択した生産情報を転送する転送先射出成形機の選択部を備えた形態である。選択する転送元生産情報は選択を行う射出成形機を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される生産情報をであってもよい。生産情報が転送される転送先射出成形機は選択を行う射出成形機であってもよい。
【0034】
図16に示される射出成形機の管理システムにおいて、オペレータは、第1射出成形機30−1に備わった転送元生産情報選択部により第1射出成形機30−1の記憶部に格納された生産情報を選択し、転送先射出成形機選択部により生産情報を転送する転送先の第4射出成形機30−4を選択する。これによって、第1射出成形機30−1に格納されていた生産情報が、第1管理装置10−1、通信回線40、第2管理装置10−2を介して第4射出成形機30−4に転送される。
【0035】
図17に示される射出成形機の管理システムにおいて、オペレータは、第1管理装置10に備わった転送元生産情報選択部により第1管理装置の記憶部に格納された生産情報を選択し、転送先射出成形機選択部により前記生産情報を転送する転送先の第4射出成形機30−4を選択する。これによって、第1管理装置10−1に格納されていた生産情報が、第1管理装置10−1、通信回線40、第2管理装置10−2を介して第4射出成形機30−4に転送される。
【0036】
<実施形態6>
本発明の実施形態6は、複数の射出成形機と1台の管理装置から構成される管理単位を複数備え、前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、管理装置間で共有可能な記憶部を備え、前記射出成形機は前記記憶部に記憶された射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される転送先射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システムである。
【0037】
図18に示される射出成形機の管理システムにおいて、オペレータは、第1射出成形機30−1に備わった転送元生産情報選択部により第1管理装置10−1の記憶部に格納された生産情報を選択し、転送先射出成形機選択部により生産情報を転送する転送先の第4射出成形機30−4を選択する。これによって、第1管理装置10−1に格納されていた生産情報が、第1管理装置10−1、通信回線40、第2管理装置10−2を介して第4射出成形機30−4に転送される。
【0038】
<実施形態7>
本発明の実施形態7は、転送先射出成形機選択部は、複数の管理単位の2台以上の管理装置に接続された射出成形機を一覧形式で表示することを特徴とする実施形態1〜6の射出成形機の管理システムである。
複数の管理装置に接続されたすべての射出成形機を一覧形式で選択可能に表示することで、管理単位を気にすることなく転送元の射出成形機を簡単に探し出すことができる(図9参照)。また、必要に応じて管理単位ごとに射出成形機を表示してもよい(図8参照)。表示する射出成形機の情報が表示部の表示範囲に入りきらない場合、画面をスクロール形式またはページめくり形式にしてもよい。
【0039】
ここで、本発明の実施形態における転送元生産情報選択部と転送先生産情報選択部について補足して説明する。生産情報が管理装置、管理装置間で共有される記憶部、あるいは射出成形機に格納されている場合、まず、転送元生産情報選択部により転送元となる管理装置を選択する。図19は表示装置20(図1参照)に表示される管理装置を選択するための画面例である。
図19に示されるような画面表示において、オペレータは、転送元生産情報選択部を用いて、転送元となる管理装置を選択する。さらには、その選択された管理装置に記憶された生産情報、または、選択された管理装置に接続された管理装置間で共有される記憶部に記憶された生産情報、または、選択された管理装置に接続された射出成形機に記憶された生産情報を転送元生産情報として選択する。また、オペレータは、転送先生産情報選択部を用いて、転送先となる管理装置を選択し、さらには、その選択された管理装置に接続された射出成形機のうちから生産情報を転送する転送先射出成形機を選択する。
あるいは、図8や図9のようにすべての射出成形機が表示装置20の表示画面に表示される場合、まず、転送元生産情報選択部により生産情報の転送元となる射出成形機を選択したり、図7のように生産情報が全て表示される場合には転送元生産情報選択部により転送される生産情報を選択してもよい。
いずれにしても、射出成形機の管理システムにおいて種々の生産情報の転送を指令するためのインタフェース画面を用意しておくとよい。
【0040】
上述したように、本発明では生産管理に必要な成形条件や生産計画などの生産情報を前述した生産ライン単位あるいは工場単位などの管理単位を超えて、生産ライン間、フロア間あるいは工場間で情報を交換できるようにすることで従来の課題を解決する。
具体的には本発明は、複数の射出成形機からなる生産ライン、フロアあるいは工場等の管理単位毎に管理を行う管理装置と、複数の前記管理単位の管理装置と接続する表示装置を備え、前記表示装置上の指示によって任意の管理単位内の射出成形機の生産情報を選択し、該選択させた生産情報を他の管理単位内の射出成形機に転送する部を有することを特徴とする射出成形機の管理システムである。
【0041】
ここで生産情報は転送前の管理単位を管理する管理装置に接続された記憶装置内に記憶されていても、複数の管理単位で共有される記憶装置を適用してもよい。これにより管理単位毎に生産情報を持つ必要が無いため、生産情報の重複が避けられ、管理が容易になると共に、記憶部の容量を節約できるという効果もある。また、生産情報が転送元の管理装置と転送先の管理装置により転送先の射出成形機に送られるように管理単位毎に管理装置が設置されているので、秘匿性の高い成形を行っている成形機を他の管理単位から生産情報を取得されないようにプロテクトをかけることも容易である。
以上のように本発明では複数のラインやフロアあるいは工場を持つ大規模な成形工場において、生産管理の柔軟性が改善し、より効率的な生産が可能となり生産性も向上する。
【符号の説明】
【0042】
1 第1管理単位
2 第2管理単位

10 管理装置
10−1 第1管理装置
10−2 第2管理装置

12 表示部
14 入力部
16 通信部
18 記憶部

20 表示装置
20−1 第1表示装置
20−2 第2表示装置

22 表示部
24 入力部
26 通信部
28 記憶部

30 射出成形機
30−1 第1射出成形機
30−2 第2射出成形機
30−3 第3射出成形機
30−4 第4射出成形機
30−5 第5射出成形機
30−6 第6射出成形機

32 表示部
34 入力部
36 通信部
38 記憶部

40 通信回線

50 共有記憶装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の射出成形機と1台の管理装置を含んで構成される管理単位を複数備え、
前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、
前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、
該複数の管理単位の2台以上の管理装置と接続する通信部を有した表示装置を備え、
前記表示装置は射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、
前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システム。
【請求項2】
複数の射出成形機と1台の管理装置を含んで構成される管理単位を複数備え、
前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、
前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、
該複数の管理単位の2台以上の管理装置から構成される共有管理装置群と接続する通信部を有した表示装置を備え、
少なくとも前記共有管理装置群で共有可能な記憶部を備え、
前記表示装置は前記記憶部に記憶された射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される転送先射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、
前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システム。
【請求項3】
複数の射出成形機と1台の管理装置を含んで構成される管理単位を複数備え、
前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、
前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、
前記管理装置は射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、
前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システム。
【請求項4】
複数の射出成形機と1台の管理装置を含んで構成される管理単位を複数備え、
前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、
前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、
管理装置間で共有可能な記憶部を備え、
前記管理装置は前記記憶部に記憶された射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される転送先射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、
前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システム。
【請求項5】
複数の射出成形機と1台の管理装置を含んで構成される管理単位を複数備え、
前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、
前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、
前記射出成形機は射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システム。
【請求項6】
複数の射出成形機と1台の管理装置を含んで構成される管理単位を複数備え、
前記射出成形機と前記管理装置は生産情報を送受信する通信部を有し、
前記管理装置は管理装置間で生産情報を送受信する通信部を有し、
管理装置間で共有可能な記憶部を備え、
前記射出成形機は前記記憶部に記憶された射出成形機に関する生産情報を転送元生産情報として選択する転送元生産情報選択部と、前記転送元生産情報を管理する管理装置と異なる管理装置で管理される転送先射出成形機を転送先射出成形機として選択する転送先射出成形機選択部を有し、
前記転送元生産情報は前記転送元生産情報を管理する管理装置と前記転送先射出成形機を管理する管理装置により前記転送先射出成形機に転送されることを特徴とする射出成形機の管理システム。
【請求項7】
前記転送先射出成形機選択部は、該複数の管理単位の2台以上の管理装置に接続された射出成形機を一覧形式で表示することを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載の射出成形機の管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2013−99921(P2013−99921A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−112660(P2012−112660)
【出願日】平成24年5月16日(2012.5.16)
【出願人】(390008235)ファナック株式会社 (1,110)
【Fターム(参考)】