説明

少なくとも2つの部分パックからパックを製造する方法と装置

実質的にフラットなブランク(24)が、ブランク通路(39)に沿って移送され、移送中に、少なくとも部分的に裏返され、内側壁(27)が移送方向を横断して設けられた曲折線(46)に沿ってV字状に曲折される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】ドイツ特許第4200921号明細書 この発明は、少なくとも2つの部分パックから、パックを製造する方法に関し、それぞれが、特に直方体の(シガレット)パックからなる1グループのパックを形成し、1つながりのブランクが、パックグループを囲む(エンボスされた)曲折線に沿って曲折され、2つの部分パックの互いに向き合う内側壁が、パックのグループの間でV字状に曲折される。更に、この発明は、そのようなパックを製造する装置にもかかわる。
【0003】
上記のタイプのパックは、例えば、複数個のシガレットパックを有するパックを収容するために使用されており、実用的には、しばしば、(ダブル)シガレットカートンと称されている。このパックは、それぞれが、複数個、例えば、5個のシガレットパックの1つのグループを伴う独立ユニットを形成する2つの部分パックに、分割されることができる。パックの分割が可能なように、2つの部分パックは、ミシン目を備える1つの分割エッジ部の領域において互いに接続されることができる。パックが使用されるときは、分割エッジ部のミシン目は、部分パックを破壊することによって切り離すことができる。このタイプのパックは、例えば、ドイツ特許4200921号から知られる。
【0004】
この従来技術もまた、既に、このタイプのパックを製造する少なくとも1つの方法を含む装置を開示している。この場合、ブランクは、1つの曲折タレットに供給されて、パックのグループを収容するために事前に曲折される。ブランクの内側壁をV字状に曲折するために、ブランクは、曲折タレット中で、ポケット内において押圧される。ポケット内には曲折部材、特定すれば、薄い壁の曲折ブレードが配置されており、これらは、1つのポイント、すなわち、先鋭なエッジに外側に向かって先細りに設計されている。ブランクが中に押し込まれると、ブランクは、曲折ブレードを囲んで置かれその内側壁にV字状の曲折を形成する。この解決手段の1つの欠点は、曲折タレットの複雑な構造にあり、前記曲折タレットは多数の可動部材を備えるので、比較的故障を起こしやすいことである。別の欠点は、前記のブランクの曲折中に、曲折ブレードが分割エッジの領域においてブランクと接触するようになる点である。この場合には、ミシン目の意図しない切断も発生する可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、このような基礎事実に基づいて、当初に述べたタイプの装置と方法を更に開発するという目的に立ち、特に、パックが意図しない部分パックに分割されることを確実に避けることができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために、この発明の装置は、実質的にフラットなブランクが、ブランク通路に移送され、この移送中に、少なくとも部分的に裏返しにされ、内側壁が、移送方向を横断して配置される曲折線に沿ってV字状に曲折される点を特徴とする。この解決法の1つの利点は、V字状の曲折を形成するために、ブランクが、タレットなどに押し込まれる必要がないことであり、したがって、ブランクが損傷される危険が相当に減少する。ブランクに作用してこれを曲折する曲折部材を全く利用せずに済ませることができるので、この発明の装置は、材料を特に慎重に扱うように作用する。
【0007】
この発明の好ましい具体例においては、移送方向前方に配置されたブランクのエッジ部のストッパーが、ブランク通路に専用に設けられる。ブランクは、前記ストッパーと接触した後に、移送方向前方に移送されるので、その結果、横断方向を向く曲折線に沿ってブランクの部分的曲折が起こる。このように、内側壁のV字状の曲折は簡単な態様で形成される。
【0008】
ブランクをブランクの通路に沿って移送するために、駆動手段、例えば、駆動ローラが設けられることができ、これが裏返そうとするブランクを移送方向に移送する。曲折作業を制御するために、駆動手段は、ストッパーの上流側に距離を隔てた部位で終わるように設けられることが好ましく、ブランクは、(V字状の)正確な曲折が完了した後は、最早駆動手段によって移送されず、曲折済みのブランクとしてブランクの通路に静止する。この場合、ブランクは、V字状に曲折された内側壁が、ブランクの通路面に直交する方向を向くとともに、他方においてブランクの残余部が、実質的にブランク通路の面内に配置されることが好ましい。
【0009】
シガレットパックのグループは、この程度まで予備曲折されたブランクの中に移送されることができる。この目的で、予備的に曲折されたブランクに向かってパックの通路に沿って移送されるパックグループは、その内側壁がパックグループの層の間に到達してV字状に曲折される。パックのグループは、ブランクを連行して、パックの通路内を前に向かって移送されることができる。ブランクは、ここで、U字状にシガレットのグループの周囲に曲折される。このことは、パックのグループによって好ましく行われ、ブランクは、開口を通過して移送され、ブランクの外側壁をパックのグループに向かって曲折する。好ましい模範具体例においては、この開口は、パック通路の延長部に設けられたコンベヤ帯すなわち出力コンベヤのコンベヤベルトによって形成される。
【0010】
この発明の装置の別の特徴は、出力コンベヤ面を連続移送する間にブランクの両サイドフラップを接合すること、および、パックのグループを予備的に曲折されたブランクに供給することに関する。
【0011】
当初に言及した目的を達成することに関する方法は、実質的にフラットなが、ブランクの通路に沿って移送され、この移送が行われる間に、ブランクが、少なくとも部分的に裏返しにされ、内側壁が、移送方向を横断して配置された曲折線に沿ってV字状に曲折される点を特徴とする。この方法の利点は、当初に触れた材料に気を使うためのブランクの取り扱いにある。部分パックの意図しない分離を確実に防止することができる。
【0012】
この発明の装置の更なる緻密性は、従属請求項とそれらの記載に別の言い方で示される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
ブランクを製造する装置の好ましい模範具体例と方法シーケンスを添付図面を参照しつつ以下により詳細に説明する。
【0014】
図示の装置は、複数個の小さな直方体のパック、特定すれば、シガレットパック20用のパック23の製造と取り組んでいる。これらのシガレットパック20の2つのパックグループ21、22は、別名をシガレットカートンと称されるパック23内に収容される。このパック23は、薄いカートンボード等の適当な包装材で形成される一つながりのブランク24で構成される。これから形成されるパック23は、2つの部分パック25、26を有し、各部分パックは、シガレットパック20の1グループの21、22を収容する。図示の模範具体例において、パックの各グループ21、22は、5個のパック20で構成される。
【0015】
ブランク24は、パックの内容物を完全に封入する2つの部分パック25、26が形成されるように構成され、各部分パックは、内側壁27、反対側の外側壁28、第1の長い側部壁29、および、第2の長い側部壁30が形成される。第2の長い側部壁30は、2つのサイドフラップ31、32によって形成され、これらのサイドフラップは互いに重なって接着される。この目的で、サイドフラップ31は、大きいディメンジョン、特定して言えば、サイドフラップ32よりも深さが大きいので、ブランクを曲折し、パックのグループを供給した後、サイドフラップ31、32が、重なり領域が生じるように互いに曲折されることができる。長いほうの側部壁30の領域におけるサイドフラップ31、32の接続部は、パック23の予備的な蓋を構成する。サイドフラップ31、32は、いわゆる”stick‐no‐stick glue”の態様で接続される。このように、パック23は、シガレットパック20に検査マーク(control mark)を付与するために容易に開くことができる。
【0016】
より小さい販売単位を形成するために、パック23は、2つの部分パック25、26に分割することができる。そのために、ブランク24は、それぞれが部分パック25、26の形態をなす実質的に2つの対応する半体を構成する。2つの半体は、1つのエッジ接続部33によって、内側壁27の互いに向き合うエッジ部の領域において一体に接続されて1つのユニット、すなわち、一つながりのブランク24を形成する。今の場合、エッジ接続部33は、図示を省略する長い打ち抜きカット部と、ミシン目またはミシン目線が形成されるいくつかの短い残存接続部とで構成されており、これらは、内側壁27の互いに向き合うエッジ部に沿って完全に延出することが好ましい。図示の模範具体例においては、ブランク24の2つの半体は、サイドフラップ31、32のディメンジョンには関係なく対応するように形成される。
【0017】
パック23および部分パック25、26の端部壁34は、特別な形状のエンドフラップ35で構成される。これらは、部分的な重なり部と接着部を伴って曲折される。
【0018】
上に説明され、類似の方法で形成されるパック23は、図4以下に示す包装機中において組み立てられる。図4の場合、図の中央において、パックのグループ21、22を収容するブランク24の曲折が行われる。これは、曲折ステーション36の領域で実行される。ブランク24は、従来技術から知られる送り出しローラ38によってブランクマガジン37から取り出される。その後、ブランク24は、ブランクの通路39から曲折ステーション36に供給される。ブランク24は、ブランクの通路39内において、実質的にフラットな状態で、すなわち、フラットに広げられ、そのエンドフラップ35が移送方向を横断する方向を向いて移送される。
【0019】
この場合、ブランクの通路39に沿うブランクの移送は、駆動手段42として機能する駆動ローラの複数対によって行われる。駆動ローラ40、41の対は、ブランクの通路39の両側において同じ高さの部位に設けられる。いずれにせよ、2つの駆動ローラ40、41は、共通のシャフト43(図9、10参照)に設けられる。
【0020】
駆動ローラ40、41の対はフラットなブランク24に接して、反対方向への回転運動によって、これをブランクの通路39に沿って移送する。
【0021】
ブランク24は、曲折ステーション36において、パックのグループ21、22、特定すれば、あらかじめ曲折されたパックのグループ21、22の供給を待機する。1つの特徴は、ブランク24が、ブランクの通路29の面を移送される間に、ブランク24の内側壁27がV字状に曲折される点である。この目的で、ブランク24は特定的に裏返されるので、この内側壁27は、所望のV字状の位置に至る。図示の模範具体例においては、ブランク24のこの裏返しは、ブランク24が、駆動ローラ40、41の対によって、曲折ステーションに専用されるストッパー44(図、5,6…10)に向かって移送されることによって行われる。移送方向前方に位置するブランク24のエッジ部がストッパー44と接触した後は、ブランク24が、図7に示す位置を示すまで、駆動ローラの対40,41によって前方への推力(thrust)が持続される。内側壁はV字状に曲折されるとともに、ブランクは、他の態様でブランク通路39の面内に保持される。この場合、内側壁27は、ブランクの通路39の面を横断して、特定して言えば、この面にほぼ直角をなして立ち上がる。現模範具体例に則して言い換えれば、ほぼ水平に配列される(図7参照)。
【0022】
この裏返し作業の正確な制御は、以下の態様で行われる。図9からわかるように、ブランク24は、ストッパー44と接触するとき、案内部材45によって、横断方向を向くエンドフラップ35の領域においてブランクの通路39の面内に部分的に保持される。この案内部材45は、内側壁27の高さの範囲には案内部材が存在しないように、すなわち、内側壁27の領域においては、エンドフラップ35が、ブランクの通路39の面内において案内部材45によって保持されないように設けられる。このように、ブランク24が、図7に示す位置に到達するまで裏返されるので、内側壁27は、ブランクの通路39の面からピボットすることができる。したがって、内側壁27は、図7に示す位置に自動的に方向変換される。図6と図9の間の比較の結果からわかるように、案内部材45は、横断方向を向くとともに、曲折された内側壁の上方に設けられたリム(limb)78を備えている。このリム78は、図7にしたがって、V字状に曲折された位置にある内側壁27の領域におけるブランク24のエンドフラップ35のための案内要素として機能する。
【0023】
上記のブランク24の予備的曲折が完了した後、つまり、図7に示す配置に到達した後、ブランク24は、駆動ローラの対、40、41とは最早接触状態にはない。このために、駆動ローラ40、41の対はストッパー44から離間した部位に設けられ、ブランク24は、予備的曲折が完了したとき、駆動ローラ40、41の作用範囲を脱して自動的に走行する。このように、対をなす駆動ローラ40,41は、連続して駆動されることができ、停止されるには及ばない。
【0024】
ブランク24の裏返しは、原理的には別の態様でも行うことができる。例えば、ストッパー44の代わりに、駆動ローラ40、41の対よりも、より低速で回転するか、或いは、ブランクを、駆動ローラ40、41の対の移送方向とは反対の方向にさえ移送する別の駆動ローラを設けることが思い浮かぶ。このようにしても、上記の予備的曲折は、同じように有効に行うことができる。ストッパー44は、ブランクの通路39の自由な端部領域に配置されている図示の模範具体例のように、エッジ部が繰り返し折り重ねられたメタルシートとして形成することができる。
【0025】
図1から最もよくわかるように、ブランク24の壁27〜30は、(エンボス加工を施された)曲折線46等によって互いに接続されている。エンドフラップ35と側部壁27〜29の間には、別の曲折線47が設けられる。曲折線46は、ブランク24を、図7にしたがって、V字状に曲折される内側壁27と一緒に予備曲折することを補助する。ブランク24は、裏返されるので、内側壁27の領域において移送方向を横断して延出する曲折線47に沿って曲折される。
【0026】
図4に示すように、ブランク通路39は最初は移送方向において斜め上方に向かって延出するが、ついで、好ましくはほぼ垂直方向である直立面内に延出する。ブランクの通路39の断面を横断する方向に、すなわち、好ましくは水平方向に、シガレットパック20用の移送セクションが延出する。シガレットパック20は、パックの通路48に沿って移送される。ブランクの通路39とパックの通路は、曲折ステーション36内において交差、すなわち、交わる。
【0027】
シガレットパック20は、パックのグループ21、22の形態をなして水平方向を向くパックの通路48に沿って移送される。パックの各グループ21、22は、5個のシガレットパックを構成しており、同一面内に互いに隣接して配置されている。図6、7からわかるように、パックのグループ21、22は、層をなして上下に配列されており、タレット49によってパックの通路48内に移送される。タレット49の(2つの)ポケット50は、水平方向を向く分離ウエブ51を備えているので、タレット49の各ポケット50には、どちらにもパックのグループ21、22用の(上下の)ホルダー52、53が形成される。
【0028】
パックのグループ21、22は、タレット49によって、パック通路48の面に向かって持ち上げられる。この様子を特定すると、上部ホルダー52内のパックのグループ21が、好ましくは、V字状に曲折された内側壁27を僅かに上方に、1点に向かって傾斜するように配列される(図7参照)。この場合、下部ホルダー53内のパックのグループ21は、曲折された内側壁27の僅かに下側に配列される。2つのパックグループ21、22は、スライダ54によって、予備的に曲折されたブランク24に向かって、特定して言えば、上側のパックグループ21が、曲折された内側壁27に接するとともに、他方、パックのグループ22が、曲折された内側壁27の下側をブランク24に向かって押されるように移送される。図から明らかなように、タレット49は、ブランクの通路39から横方向に離間して配置されているので、ブランク24の裏返しを妨げることはない。
【0029】
ブランク24に向かって移送される間に、下側のパックグループ22が離れて落下しないように、昇降可能なブリッジ55が設けられている。このブリッジ55は、休止位置へと下降される(図5、6参照)。パックのグループ21、22を予備的に曲折されたブランク24に向かって移送する前に、ブリッジ55は、上部の位置に移動され、この位置で下側のパックグループ22の下面を支える。
【0030】
ブランク24の曲折を続行するために、パックの通路48に沿うパックのグループ21、22の移送が続き、パックグループの前記移送が、U字状にブランク24を連行し(図8参照)、ブランク24の外側壁28が、パックのグループ21、22の対応する表面に向かって曲折される(図8参照)。図示の模範具体例において、これは、開口56(図5参照)を通過して移送されてブランク24を連行するパックのグループ21、22によって行われる。前記開口は、2つのコンベヤ帯57、58の間、または、出力コンベヤ63のコンベヤベルト80、81の間に形成される。これに代えて、パックのグループ21、22が、ブランク24と一体でポケット状のホルダ、例えば、曲折タレットのホルダ中に押圧されることによって可能であることも想像することができる。2つのコンベヤ帯57、58は、ブランクに収容されたパックグループの通路48の上下に設けられ、出力コンベヤ帯57の下側の延出部53と下部コンベヤ帯58の上側の延出部が互いに平行に、そして、2つのパックグループ21、22高さにほぼ対応する距離だけ離れて走行する。ブランク24の外側壁28は、こうして、パックのグループ21、22の大面積の側面と接触状態になる。コンベヤ帯57、58は、それぞれが駆動体61、62を備えている。下側の延出部59の駆動体61は、移送方向前方に位置するパック23の長い側部壁30の下部と接触する。上側の延出部60の駆動体62は、移送方向後方に位置する長い側部壁30の下側と接触し、サイドフラップ32は、これと同時に、下側のパックグループ22に向かって曲折される(図5参照)。外側のサイドフラップ31は、この時点ではまだ曲折されず、ブランクに収容されたパックグループ21、22から通路48に平行に突出している。
【0031】
パックのグループ21、22が出力コンベヤ63に押し込まれるので、ブランク24は、ブランクの通路39の案内部材45から引き出される。ブランク24が、制御された態様でブランクの通路39から滑り出ることを可能にするために、ストッパー44の領域に1つの案内プレート87が設けられている。この案内プレート87は、ブランクの通路39の面内においてストッパー44から出発して斜め下方に向かって延出しており、開口56から離れる方向を向いている(図5〜図8参照)。パックのグループ21、22が、出力コンベヤ63内に押し込まれるにつれて、ブランク24の上側部は案内プレート87と接触するようになるので、ブランク24の急激な曲折が防がれる。この目的で、案内プレート87の下部エッジ88(図9参照)が、更に斜めを向いて、例えば、ほぼV字状に延出している。
【0032】
出力コンベヤ63の1つの特徴は、コンベヤ帯57、58の上流側に別体のエンドレスコンベヤ79が設けられる点にある。このエンドレスコンベヤ79は、各々が上部延出部82と下部延出部83を備え、コンベヤ帯57、58と同じ面に設けられた2つのラバー被覆されたコンベヤベルト80、81を含む。コンベヤベルト80、81は、方向変換ローラ84を周回して案内され、これらの方向変換ローラ84は、それぞれがいずれもシャフト85、86に回転可能にマウントされている(図10参照)。このエンドレスコンベヤ79は、出力コンベヤ63においてパックのグループ21、22の周囲に部分的に曲折されたブランクを収容し、これらをコンベヤ帯57、58に移送するために使用される。コンベヤ帯57、58とコンベヤベルト80、81は、共通のシャフト86に巻回されこうして一体に駆動されることができる。このことによって、駆動体60、61がコンベヤ帯80、81の領域まで延出することを可能にし、かくて、パック23の移送を確実にすることができる。
【0033】
この装置は、次の態様で作動される。すなわち、ブランク24が別々にマガジン37から取り出されて、対をなす駆動ローラ40、41によってブランクの通路39に沿って移送される。サイドフラップ30が、ストッパー44と接触した後、ブランク24は裏返され、内側壁27が、内側壁27の領域において、曲折線26の周囲にV字状に曲折される。残りの側部壁28〜31は、案内部材45によってカートン通路39の面内に保持される。ブランク24を裏返す間に、2つのパックのグループ21、22が持ち上げられ、これらのグループは、タレット49によって、パックの通路48内に回動され、タレット49が静止している間に、スライダ54によって、予備的に曲折されたブランク24に向かって押し込まれ、V字状に曲折された内側壁27は、層をなして配列されたパックのグループ21、22の間に来る。パック21、22のグループは、前方に向かって押され、ブランク24をU字状をなすパックのグループと一緒に、コンベヤ帯57、58の間、すなわち、出力コンベヤ63のコンベヤベルト80、81の間に連行し、ブランク24の外側壁28は、パックのグループ21、22に向かって曲折される。更なる移送の間に、サイドフラップ31が、コンベヤ帯58に設けられた駆動体62によって下側のパックグループ22に向かって曲折される。その後で、エンドフラップ35が、コンベヤベルト57,58の間におけるパック23の連続移送の過程で互いに向かって曲折され、接着剤によって互いに接着される。
【0034】
図4を参照すれば、好ましくは水平方向を向く出力コンベヤ63の通過に続いて、パック23は、回転駆動される別のタレット64に移送される。このタレット64は、それぞれが1つのパック23を収容するための4つのポケット65を有する。タレット64が回転する間、(タレットの)径方向に突出したサイドフラップ31は、湾曲した案内部材66によって、既に曲折されたサイドフラップ32に向かって押圧される。この案内部材66は、パック23が、接着ステーション67に到達するまで、サイドフラップ31、32をこの位置に保持しており、サイドフラップ31、32は、接着ステーションにおいて、stick‐no‐stick glueで接続される。この目的で、接着ステーション67には、周期的に駆動されるタレット64が短時間静止する間に作動する接着ユニット68が設けられる。サイドフラップ31は、案内部材66によって、最早他方のサイドフラップ32に向かって押圧されていないので、ブランク24の材料の復元力の結果として再度立ち上がる。この場合、サイドフラップ31、32の接着は、サイドフラップ31がサイド立ち上がった直後に実行される。
【0035】
それに引き続いて、パック23は、水平方向において、特定すれば、1つの(エンドレス)コンベヤ70の上部帯69の面を前進する。コンベヤ70は、駆動体71を有し、パック23は、これら駆動体の間に保持される。模範具体例におけるコンベヤ70は、タレット64のタレットディスク72の間を走行し、駆動体71は、タレットディスク72の外周に適切に分布する突起73と一体でタレット64のポケット65を形成している。コンベヤ70の上部帯69の後には、垂直コンベヤ74が配置されており、前記コンベヤは、外側に配置された駆動体75を備える。パック23は駆動体75によって下側をグリップされ、垂直コンベヤ74の帯76に向かって移送される。パック23は、垂直コンベヤ74面を移送される間に、その端部壁面にラベル77を付与される。垂直コンベヤ74を過ぎると、パック23は、例えば、カートン充填機に移送されることができる。
【0036】
次の文節においては、シガレットパック20のタレット49への供給について説明される。この説明は、特定して言えば、この発明の好ましい発展形態ではあるが、必ず利用しなければならないというものではない。セロファンで包む機械から到達するシガレットパック20は、軸線が平行なコンベヤ89、90に移送される(図4)。各コンベヤ89、90は、方向変換ローラに巻回されて案内され、互いに平行して上下に設けられる2つのエンドレスコンベヤ91を含み、上下に互いにフラットに接する2つのシガレットパック20は、エンドレスコンベヤ91の互いに対向する延出部の間を移送されることができる。したがって、シガレットパック20は、2つの通路に、特定すれば、2個のシガレットパック20が上下に重なって1列をなす2つの平行な列を形成して供給される(例えば図10)。各列が、互いに上下に重なる5個のシガレットパックの2層を形成するために、コンベヤ89、90には、ブレーキ部材94が充当されており、前記ブレーキ部材は、シガレットパックの流れに向かって順番に横方向に移動することができるのでパックのグループ21、22の間に空隙を作り出す。特別構造のスライダ95は、列92、93を横断する移動によって、パックのグループ21、22を取り出す。パックのグループ21、22を押して分離する動作は、コンベヤ89、90を通過した後に発生する。この目的で、パックのグループ21、22が移送されるプラットフォーム98、99が、コンベヤ89、90と隣接して設けられる。図示の模範具体例においては、これに代えて、2つのエンドレスコンベヤ90が、スライダ95の作動域の前に全体として設けられ、パックのグループ21、22は下側においてエンドレスコンベヤ91の面に自由に静止することができる。
【0037】
スライダ95は、それぞれが、列92、93に充当される2つのスライド壁96,97を持つ二重壁のスライダとして構成される。スライダ95の第1の作動サイクルにおいて、列92からのパックのグループ21、22は、下側エンドレスコンベヤ91の面内に設けられたプラットフォーム98を越えて移動されるタレット49のポケット50のホルダ52、53内に押し込まれる。スライド壁96内にオフセット100がある結果として、パック21の上側のグループは、パック22の下側のグループに対して移送方向に突出する。このように、パック21のグループは、タレット49が回転運動を行う間に、タレット49内に押し込まれ、パックのグループ21は、先ず、分離ウエブ51内に押し込まれ、次いで、タレット49の引き続く回転運動の結果として、下側のパックのグループ22から僅かに持ち上げられる。タレット49の更なる回転と、スライド壁96によるパックのグループ21、22の更なる押圧が続く間、パックのグループ21,22は、タレット49のポケット50のホルダ52、53内に押し込まれる。
【0038】
この間に、列92からのパックグループ21、22は、スライド壁97によって、下側のエンドレスコンベヤ91の間に設けられたプラットフォーム99を越えてプラットフォーム98まで押し出される。そこから、スライダ95の第2の作動サイクル中に、パックの前記グループは、スライド壁96によって、プラットフォーム98を越えて移動されるタレット49の次のポケット50内に移送される。後続のパックグループ21、22をグリップするために、スライダ95が持ち上げられ、後方に案内された後、初期位置に下降される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】フラットに展開された位置にあるときの2つの部分パックを含むパック用のブランク。
【図2】部分的に曲折された図1のブランク。
【図3】図1のブランクから形成されたパックの斜視図。
【図4】図3のパックを製造する装置の概略的側面図。
【図5】図3のパックを製造する図4の装置の細部であって、同装置を連続相で拡大して示す。
【図6】図5と同様な図。
【図7】図5と同様な図。
【図8】図5と同様な図。
【図9】図6のIX‐IX切断線に沿う垂直断面図。
【図10】図5〜図8の装置の細部を平面図で示す。
【符号の説明】
【0040】
20…シガレットパック,21…パックのグループ,22…パックのグループ,23…パック,24…ブランク,25…部分パック,26…部分パック,27…内側壁,28…外側壁,29…長い側部壁,30…長い側部壁,31…サイドフラップ,32…サイドフラップ,33…エッジ接続部,34…端部壁,35…エンドフラップ,36…曲折ステーション,37…ブランクマガジン,38…送り出しローラ,39…ブランクの通路,40…駆動ローラの組,41…駆動ローラの組,42…駆動手段,43…シャフト,44…ストッパー,45…案内部材,46…曲折線,47…曲折線,48…ブランクに収容されたパックグループの通路,49…タレット,50…ポケット,51…分離ウエブ,52…ホルダ,53…ホルダ,54…スライダ,55…ブリッジ,56…開口,57…コンベヤ帯,58…コンベヤ帯,59…下側延出部,60…上側延出部,61…駆動体,62…駆動体,63…出力コンベヤ,64…タレット,65…ポケット,66…案内部材,67…接着ステーション,68…接着ユニット,69…上部帯,70…コンベヤ,71…駆動体,72…タレットディスク,73…突起,74…垂直コンベヤ,75…駆動体,76…帯,77…ラベル,78…リム,79…エンドレスコンベヤ,80…コンベヤベルト,81…コンベヤベルト,82…上部延出部,83…下部延出部,84…方向変換ローラ,85…シャフト,86…シャフト,87…案内プレート,88…エッジ,89…コンベヤ,90…コンベヤ,91…エンドレスコンベヤ,92…列,93…列,94…ブレーキ部材,95…スライダ,96…スライド壁,97…スライド壁,98…プラットフォーム,99…プラットフォーム,100…オフセット,

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの部分パック(25,26)からパック(23)を製造する方法であって、
各グループが特に直方体の(シガレット)パック(20)からなるパックの1グループを形成するためのに、1続きのブランク(24)が、(エンボス加工を施された)曲折線(46,47)に沿って、パックのグループ(21,22)の周囲において曲折され、部分パック(25,26)の互いに対向する内側壁(27)が、パックのグループ(21,22)の間でV字状に曲折され、
実質的にフラットなブランク(24)が、ブランクの通路(39)に沿って移送され、移送中に、少なくとも部分的に、裏返され、内側壁(27)が、移送方向を横断して設けられた曲折線(46)に沿ってV字状に曲折される点を特徴とする方法。
【請求項2】
層をなして配列されたシガレットパック(20)を有するパックのグループ(21,22)が、裏返され、部分的に曲折されたブランク(24)に向かって移動され、裏返しによってV字状に曲折されたブランク(24)の内側壁(27)が、パックのグループ(21,22)の層の間に来る点を特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
パックのグループ(21,22)を供給した後、ブランク(24)は、パックのグループ(21,22)の周囲において、特に、パックのグループ(21,22)の移送を継続することによって、他の態様でU字状に曲折される点を特徴とする請求項2記載の方法。
【請求項4】
少なくとも2つの部分パック(25,26)からパック(23)を製造する装置であって、
各グループが特に直方体の(シガレット)パック(20)からなるパックの1グループを形成するためのに、1続きのブランク(24)が、(エンボス加工を施された)曲折線(46,47)に沿って、パックのグループ(21,22)の周囲において曲折され、部分パック(25,26)の互いに対向する内側壁(27)が、パックのグループ(21,22)の間でV字状に曲折され、
実質的にフラットなブランク(24)が、ブランクの通路(39)に沿って移送され、移送中に、少なくとも部分的に、裏返され、内側壁(27)が、移送方向を横断して設けられた曲折線(46)に沿ってV字状に曲折される点を特徴とする装置。
【請求項5】
ブランクの通路(39)には、移送方向の前方に配置されるブランク(24)のエッジのためのストッパー(44)が充当されており、
ブランク(24)は、前記ストッパー(44)と接触した後、ブランク(24)の一部が、横断方向を向く曲折線(46)に沿って曲折されて、特に、曲折線(46)によって区画されるブランク(24)の内側壁(27)が、裏返される間にブランクの通路(39)の面から離れ、すなわち、方向変換されて、移送方向前方に移送されることができ、
前記内側壁(27)は、横断方向に、特に、ブランク(24)のその他の諸部分(28,29,30,31,32,35)に対して直角をなして設けられている点を特徴とする請求項4記載の装置。
【請求項6】
フラットなブランク(24)は、駆動手段(42)によって、ブランクの通路(39)に沿って移送されることができ、
前記駆動手段(42)は、ブランクが裏返された後は、ブランクが最早これ以上移送されることができないように設計されたストッパー(44)から離間した位置に終わる点を特徴とする請求項4または5に記載の装置。
【請求項7】
駆動手段(42)は、回転駆動される駆動ローラ(41,42)によって形成されており、前記駆動ローラは、ブランクの通路(39)の両側に対をなして配置されており、ブランク(24)の側部壁(28…30)と接している点を特徴とする請求項4〜6のいずれか1記載の装置。
【請求項8】
ブランクの通路(39)は、曲折ステーション(36)において、シガレットパック(20)のための特に水平なパックの通路(48)と交差しており、
ブランク(24)の裏返しは、ブランクが直立状態、特に、曲折ステーション(36)におけるほぼ垂直な部分において、移送される間に好ましく実行され、
裏返されたブランク(24)の横断方向を向く内側壁(27)は、パックの通路(48)の面内に位置する点を特徴とする請求項4〜7のいずれか1記載の装置。
【請求項9】
シガレットパック(20)は、パックのグループ(21,22)として、裏返されたブランク(24)に向かって、パックの通路(48)に沿って移送されることができ、
パックのグループ(21,22)は、層をなして配列される少なくとも2つのシガレットパック(20)で構成され、
裏返されたブランク(24)の横断方向を向く内側壁(27)は、パックのグループ(21,22)の層の間に来る点を特徴とする請求項8記載の装置。
【請求項10】
パックのグループ(21,22)は、裏返されたブランク(24)を連行して、曲折ステーション(36)と隣接する出力コンベヤ(63)に移送されることができ、その後パックのグループ(21,22)の周囲で別の曲折が行われる点を特徴とする請求項4〜9のいずれか1記載の装置。
【請求項11】
出力コンベヤ(63)は、少なくとも2つの平行なコンベヤ帯(57,58)および/またはコンベヤベルト(80,81)を備え、その間隔はパックのグループ(21,22)の対応するディメンジョンに対応しており、裏返されたブランク(24)を伴うパックのグループ(21,22)は、コンベヤ帯(57,58)および/またはコンベヤベルト(80,81)の間を移送されることができ、パックのグループ(21,22)の周囲にブランクの少なくとも一部が巻き付けられる点を特徴とする請求項10記載の装置。
【請求項12】
パックのグループ(21,22)は、コンベヤ、特に、パックのグループ(21,22)用に回転駆動されるタレット(49)によって、パックの通路(48)に移送されることができ、
前記コンベヤは、曲折ステーション(36)から離間して配置されており、そして、パックのグループ(21,22)をコンベヤから曲折ステーション(36)または出力コンベヤ(63)に移送するために、移送部材、特に、昇降移動されるブリッジ(55)が、曲折ステーション(36)に設けられてパックのグループ(21,22)の1つの層を保持する点を特徴とする請求項8記載の装置。
【請求項13】
ブランク(24)のエンドフラップ(35)は、出力コンベヤ(63)の面を連続して移送される間に互いに接続される点を特徴とする請求項4〜12のいずれか1記載の装置。
【請求項14】
ブランク(24)は、出力コンベヤ(63)から周期的に駆動されるコンベヤ(70)に移送され、ブランク(24)のサイドフラップ(30,31)を接着剤で閉じる点を特徴とする請求項4〜13のいずれか1記載の装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの部分パック(25,26)からパック(23)を製造する方法であって、
各グループがパック(20)からなるパックの1グループを形成するためのに、1続きのブランク(24)が、曲折線(46,47)に沿って、パックのグループ(21,22)の周囲において曲折され、部分パック(25,26)の互いに対向する内側壁(27)が、パックのグループ(21,22)の間でV字状に曲折され、
実質的にフラットなブランク(24)が、ブランクの通路(39)に沿って移送され、移送中に、少なくとも部分的に、裏返され、内側壁(27)が、移送方向を横断して設けられた曲折線(46)に沿ってV字状に曲折される点を特徴とする方法。
【請求項2】
層をなして配列されたシガレットパック(20)を有するパックのグループ(21,22)が、裏返され、パックの通路(48)に沿って部分的に曲折されたブランク(24)に向かって移動され、裏返しによってV字状に曲折されたブランク(24)の内側壁(27)が、パックのグループ(21,22)の層の間に来る点を特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
パックのグループ(21,22)を供給した後、ブランク(24)は、パックのグループ(21,22)の周囲において、パックの通路(48)に沿ってパックのグループ(21,22)の移送を継続することによって、他の態様でU字状に曲折される点を特徴とする請求項2記載の方法。
【請求項4】
少なくとも2つの部分パック(25,26)からパック(23)を製造する装置であって、
グループがパック(20)からなるパックの1グループを形成するためのに、1続きのブランク(24)が、曲折線(46,47)に沿って、パックのグループ(21,22)の周囲において曲折され、部分パック(25,26)の互いに対向する内側壁(27)が、パックのグループ(21,22)の間でV字状に曲折され、
実質的にフラットなブランク(24)が、ブランクの通路(39)に沿って移送され、移送中に、少なくとも部分的に、裏返され、内側壁(27)が、移送方向を横断して設けられた曲折線(46)に沿ってV字状に曲折される点を特徴とする装置。
【請求項5】
ブランクの通路(39)には、移送方向の前方に配置されるブランク(24)のエッジのためのストッパー(44)が充当されており、
ブランク(24)は、前記ストッパー(44)と接触した後、ブランク(24)の一部が、横断方向を向く曲折線(46)に沿って曲折されて、曲折線(46)によって区画されるブランク(24)の内側壁(27)が、裏返される間にブランクの通路(39)の面から離れ、すなわち、方向変換されて、移送方向前方に移送されることができ、
前記内側壁(27)は、横断方向に、特に、ブランク(24)のその他の諸部分(28,29,30,31,32,35)に対して直角をなして設けられている点を特徴とする請求項4記載の装置。
【請求項6】
フラットなブランク(24)は、駆動手段(42)によって、ブランクの通路(39)に沿って移送されることができ、
前記駆動手段(42)は、ブランクが裏返された後は、ブランクが最早これ以上移送されることができないように設計されたストッパー(44)から離間した位置に終わる点を特徴とする請求項5に記載の装置。
【請求項7】
駆動手段(42)は、回転駆動される駆動ローラ(41,42)によって形成されており、前記駆動ローラは、ブランクの通路(39)の両側に対をなして配置されており、ブランク(24)の側部壁(28…30)と接している点を特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項8】
ブランクの通路(39)は、曲折ステーション(36)において、シガレットパック(20)のためのパックの通路(48)と交差しており、
ブランク(24)の裏返しは、ブランクが直立状態、すなわち、曲折ステーション(36)における一部分において、移送される間に実行され
裏返されたブランク(24)の横断方向を向く内側壁(27)は、パックの通路(48)の面内に位置する点を特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項9】
シガレットパック(20)は、パックのグループ(21,22)として、裏返されたブランク(24)に向かって、パックの通路(48)に沿って移送されることができ、
パックのグループ(21,22)は、層をなして配列される少なくとも2つのシガレットパック(20)で構成され、
裏返されたブランク(24)の横断方向を向く内側壁(27)は、パックのグループ(21,22)の層の間に来る点を特徴とする請求項8記載の装置。
【請求項10】
パックのグループ(21,22)は、裏返されたブランク(24)を連行して、曲折ステーション(36)と隣接する出力コンベヤ(63)に移送されることができ、その後パックのグループ(21,22)の周囲で別の曲折が行われ、
出力コンベヤ(63)は、少なくとも2つの平行なコンベヤ帯(57,58)またはコンベヤベルト(80,81)を備え、その間隔はパックのグループ(21,22)の対応するディメンジョンに対応しており、裏返されたブランク(24)を伴うパックのグループ(21,22)は、コンベヤ帯(57,58)および/またはコンベヤベルト(80,81)の間を移送されることができ、パックのグループ(21,22)の周囲にブランクの少なくとも一部が巻き付けられる少なくとも2つの部分パック(25,26)からパック(23)を製造する装置。
【請求項11】
ブランク(24)のエンドフラップ(35)は、出力コンベヤ(63)の面を連続して移送される間に互いに接続される点を特徴とする請求項4に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2006−519734(P2006−519734A)
【公表日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−504494(P2006−504494)
【出願日】平成16年3月1日(2004.3.1)
【国際出願番号】PCT/EP2004/002043
【国際公開番号】WO2004/078593
【国際公開日】平成16年9月16日(2004.9.16)
【出願人】(590003205)フォッケ・ウント・コンパニー(ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー) (11)
【氏名又は名称原語表記】Focke & Co.(GmbH & Co.KG)
【Fターム(参考)】