説明

幅広リードフレーム用の半導体パッケージ製造装置及びこれを利用した半導体パッケージ製造方法

【課題】幅広リードフレーム用の半導体パッケージ製造装置及びこれを利用した半導体パッケージ製造方法を提供する。
【解決手段】第1面とその反対側の第2面とを有するリードフレーム70を両方向へ移送するインデックス・レール120、インデックス・レール120の一端部に連結されてインデックス・レール120にリードフレーム70を供給するローダ部110、インデックス・レール120の一端部の反対側端部に連結されてリードフレーム70を第1面に対する垂線を中心に回転させるフレーム駆動部140、及びインデックス・レール120に供給されたリードフレーム70に付着された半導体チップとリードフレームをワイヤボンドによって電気的に連結させるためのワイヤボンディング部130を備える半導体パッケージ製造装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体パッケージの製造装置及び方法に係り、特に半導体パッケージを製造するために幅広のリードフレームにワイヤボンディングを行うための半導体パッケージ製造装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、携帯電話、ノート型パソコンなどの普及が進むにつれて、電子機器は、小型化、軽量化及び高精密化される方向に発展しており、かような電子機器に使われる電子デバイスは、さらに小型化及び高密度化が要求されている。かような要求を満足させるために、半導体チップをさらに高集積化させて小型化する方法と共に、半導体チップをマルチチップパッケージング(multi chip packaging)技術によって実装する方法も適用されている。
【0003】
図1は、典型的なDDP(Dual Die Package)の構造を示した断面図である。
【0004】
図1を参照すれば、典型的なDDP 10は、第1半導体チップ11及び第2半導体チップ13から構成される2個の半導体チップがダイパッド21とリードフィンガ23とを備えるリードフレーム20に実装された構造を有する。第1半導体チップ11及び第2半導体チップ13は、それぞれ第1接着層25及び第2接着層26を介してダイパッド21の上面及び下面にそれぞれ付着される。第1半導体チップ11及び第2半導体チップ13は、それぞれワイヤボンド27,28を介してリードフィンガ23に電気的に連結される。第1半導体チップ11及び第2半導体チップ13、ワイヤボンド27,28、並びにそれらの接合部分は、エポキシ成形樹脂(epoxy molding compound)のような成形樹脂15によって封止されて外部環境から保護される。
【0005】
図2は、典型的なQDP(Quad Die Package)の構造を示した断面図である。
【0006】
図2を参照すれば、典型的なQDP 30は、ダイパッド41とリードフィンガ43とを備えるリードフレーム40に、4個の半導体チップが実装された構造を有する。すなわちQDP 30では、第1半導体チップ31及び第2半導体チップ33がそれぞれ第1接着層45及び第2接着層47によってダイパッド41の上面に順に積層されて付着され、第3半導体チップ35及び第4半導体チップ37がそれぞれ第3接着層46及び第4接着層48によって、ダイパッド41の下面に順に積層されて付着される。第1ないし第4半導体チップ31,33,35,37は、それぞれワイヤボンド51,53,55,57を介してリードフィンガ43に電気的に連結される。第1ないし第4半導体チップ31,33,35,37、ワイヤボンド51,53,55,57及びそれらの接合部分は、エポキシ成形樹脂のような成形樹脂61によって封止される。
【0007】
単一半導体チップパッケージ並びに図1及び図2に例示されている構造のDDP並びにQDPのように、リードフレームを利用して半導体パッケージを製造する工程は、集積回路が形成されたウェーハから単位半導体チップを分離してリードフレームに付着するダイアタッチ(die attach)工程、半導体チップとリードフレームとを電気的に連結させるために、それらを導電性金属ワイヤで接合して連結させるワイヤボンディング(wire bonding)工程、電気的連結部分を外部環境から保護するために、成形樹脂でモールディングするモールディング工程、外側に突出したリードフィンガを切断し、かつ折り曲げるトリム/フォーム(trim/form)工程、そして完成された集積回路チップパッケージの信頼性を検査するテスト工程からなる。
【0008】
このように、一般的な半導体パッケージ製造工程では、半導体チップが実装される場所と外部との電気的連結手段とを提供できるリードフレーム(lead frame)を使用する。半導体素子の技術開発と市場競争とは熾烈になり、生産性とコスト節減に対する重要性がだんだんと一層高まっている。一般的にリードフレームは、8個または16個の半導体パッケージを同時に製造できるように、ストリップ(strip)状に製造される。しかし、1つのリードフレームで製造できる半導体パッケージの個数をさらに増やすために、リードフレームの長手方向だけではなく、幅方向にもいくつかの半導体パッケージを製造できる幅広リードフレームを使用しようとする試みがなされている。
【0009】
しかし、幅広のリードフレームを使用するためには、半導体パッケージ製造設備の交換が必須であり、このため製造設備の開発及び製造コストも増えてしまう問題がある。また、マルチチップパッケージングのための半導体チップパッケージ製造工程には、手作業が必要になり、工程遅延による工程時間の延長と、それによる生産性の低下とが発生する問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の課題は、前記の従来技術での問題点を解決しようとするものであり、幅広リードフレームを使用できる半導体チップパッケージ製造装置を提供することにある。
【0011】
本発明の課題はまた、幅広リードフレームを使用してコスト節減と生産性向上とが可能な半導体チップパッケージ製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記技術的課題を達成するために、本発明は、次のような半導体チップパッケージ製造装置を提供する。
【0013】
本発明による半導体チップパッケージ製造装置は、第1面とその反対側の第2面とを有するリードフレームを両方向へ移送するインデックス・レール、前記インデックス・レールの一端部に連結され、前記インデックス・レールに前記リードフレームを供給するローダ部、前記インデックス・レールの前記一端部の反対側端部に連結され、前記リードフレームを前記第1面に対する垂線を中心に回転させるフレーム駆動部、及び前記インデックス・レールに供給された前記リードフレームに付着された半導体チップと前記リードフレームとをワイヤボンドによって電気的に連結させるためのワイヤボンディング部を備える。
【0014】
前記ワイヤボンディング部は、前記リードフレームに付着された半導体チップと前記リードフレームとを導電性ワイヤで連結するボンディング・トランスデューサが装着されたボンディングヘッド、及び前記ボンディングヘッドを前記インデックス・レール上に移送する移送モジュールを備えることができる。
【0015】
前記移送モジュールは、前記ボンディングヘッドを前記インデックス・レールの幅方向に沿って、前記インデックス・レールの幅方向の一端上から少なくとも前記インデックス・レールの幅方向の中心部上まで移動させることができる。
【0016】
前記リードフレームを外部に排出するために、前記フレーム駆動部と連結されるアンローダ部をさらに備え、前記フレーム駆動部は、前記リードフレームの状態によって選択的に、前記リードフレームをアンローダ部に送ったり、前記インデックス・レールにさらに供給できる。
【0017】
前記フレーム駆動部は、前記リードフレームを前記第1面に対する垂線を中心に回転させるために、前記リードフレームを支持するためのフレームローディング・レール、前記フレームローディング・レールを支持する回転テーブル、前記第1面に対する垂線の方向に前記回転テーブルと連結された回転軸、及び前記回転軸に回転駆動力を供給する回転駆動装置を備えることができる。
【0018】
前記フレームローディング・レールは、前記フレーム駆動部によって1個のリードフレームずつ回転できるように、前記1個のリードフレームを支持できる。
【0019】
前記フレーム駆動部は、前記リードフレームを180°回転させることが望ましい。
【0020】
前記ローダ部は、前記インデックス・レールから移送された前記リードフレームを外部に排出するためのアンローディング機能を備えることができる。
【0021】
前記フレーム駆動部は、前記リードフレームの前記第1面と第2面とのうち上方を向く面が下方を向くように、前記リードフレームを反転させる反転装置をさらに具備できる。
【0022】
また前記技術的課題を達成するために、本発明は、次のような半導体チップパッケージ製造装置を提供する。本発明による半導体チップパッケージ製造装置は、第1面とその反対側の第2面とを有するリードフレームを両方向へ移送するインデックス・レールと、前記インデックス・レール上に位置する前記リードフレームに付着された半導体チップと前記リードフレームとをワイヤボンドによって電気的に連結させるためのワイヤボンディング部とをそれぞれ備える第1ワイヤボンディング装置及び第2ワイヤボンディング装置と、前記第1ワイヤボンディング装置の一端部に連結され、前記第1ワイヤボンディング装置に前記リードフレームを供給するローダ部と、前記第2ワイヤボンディング装置の一端部に連結され、前記第2ワイヤボンディング装置から前記リードフレームが排出されるアンローダ部と、前記第1ワイヤボンディング装置及び前記第2ワイヤボンディング装置のそれぞれ前記一端部の反対側端部間に連結され、前記リードフレームを前記第1面に対する垂線を中心に回転させるフレーム駆動部を備える。
【0023】
前記フレーム駆動部は、前記リードフレームの状態によって選択的に、前記リードフレームを前記第1ワイヤボンディング装置または前記第2ワイヤボンディング装置に供給できる。
【0024】
また前記技術的課題を達成するために、本発明は、次のような半導体チップパッケージ製造方法を提供する。本発明による半導体チップパッケージ製造方法は、複数のダイパッドを有する第1面とその反対側の第2面とを有するリードフレームを前記第1面が上方を向くようにワイヤボンディング部に供給する段階、前記ワイヤボンディング部で、前記リードフレームの第1面上に付着された半導体チップのうち一部と前記リードフレームとをワイヤボンドによって電気的に連結する第1ワイヤボンディング段階、前記リードフレームを前記第1面に対する垂線を中心に回転させる段階、及び前記ワイヤボンディング部で、前記リードフレームの第1面上に付着された半導体チップのうちワイヤボンディングされていない残りの半導体チップと前記リードフレームとをワイヤボンドによって電気的に連結する第2ワイヤボンディング段階を含む。
【0025】
前記リードフレームの前記第2面が上方を向くように、前記リードフレームを反転する段階、前記ワイヤボンディング部で、前記リードフレームの第2面上に付着された半導体チップのうち一部と前記リードフレームとをワイヤボンドによって電気的に連結する第3ワイヤボンディング段階、前記リードフレームを前記第2面に対する垂線を中心に回転させる段階、及び前記ワイヤボンディング部で、前記リードフレームの第2面上に付着された半導体チップのうちワイヤボンディングされていない半導体チップと前記リードフレームとをワイヤボンドによって電気的に連結する第4ワイヤボンディング段階をさらに含むことができる。
【0026】
前記第1ワイヤボンディング段階または第2ワイヤボンディング段階は、前記リードフレーム第1面の第1方向への中心線を基準に少なくとも一側半分に付着されたあらゆる半導体チップと前記リードフレームとを、それぞれワイヤボンドによって電気的に連結できる。
【0027】
前記第3ワイヤボンディング段階または第4ワイヤボンディング段階は、前記リードフレーム第2面の第1方向への中心線を基準に少なくとも一側半分に付着されたあらゆる半導体チップと前記リードフレームとを、それぞれワイヤボンドによって電気的に連結できる。
【発明の効果】
【0028】
本発明による半導体パッケージ製造装置及び方法は、比較的少ない費用で幅広リードフレームに高い精度を維持しつつワイヤボンディングを行える。これによって、コスト節減及び生産性向上を共になすことができる。また、幅広リードフレームにワイヤボンディングを行うにあたり、操作者が手動で幅広リードフレームを回転させたり、裏返す必要がなく、作業時間が短縮され、不良率が低下するようになる。
【0029】
ましてや、マルチチップパッケージングまたは両面パッケージングなど所望の半導体パッケージによって装置構成を自由に変更できるので、製品及びパッケージング技術変更による装備の効率的な活用が可能になり、市場変化による素早い対応が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】典型的なDDP(Dual Die Package)の構造を示した断面図である。
【図2】典型的なQDP(Quad Die Package)の構造を示した断面図である。
【図3】本発明の実施形態による半導体パッケージを製造するための幅広リードフレームを概略的に図示した平面図である。
【図4】本発明の実施形態による半導体パッケージ製造装置を概略的に示した平面図である。
【図5】本発明の実施形態による半導体パッケージ製造装置を概略的に示した断面図である。
【図6】本発明の実施形態による回転テーブルを概略的に示す平面図である。
【図7】本発明の実施形態による回転テーブルを概略的に示す断面図である。
【図8】本発明の実施形態によるワイヤボンディング工程を示す概略図である。
【図9】本発明の実施形態によるワイヤボンディング工程を示す概略図である。
【図10】本発明の実施形態によるワイヤボンディング工程を示す概略図である。
【図11】本発明の実施形態によるワイヤボンディング工程を示す概略図である。
【図12】本発明の実施形態の変形によるワイヤボンディング工程を示す概略図である。
【図13】本発明の実施形態の変形によるワイヤボンディング工程を示す概略図である。
【図14】本発明の他の実施形態による半導体パッケージ製造装置を概略的に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下では、望ましい実施形態を介して、当業者が本発明を容易に理解して再現できるように詳細に説明する。しかし、次に例示する本発明の実施形態は、同じ発明の範囲内でさまざまな他の形態に変形でき、本発明の範囲が後述の実施形態及び添付図面に図示されたところに限定されるものではない。以下の説明で、ある構成要素が他の構成要素と連結されると記述されるとき、それは、他の構成要素と直接に連結されることもあり、その間に第三の構成要素が介在されることも可能である。また図面で、各構成要素の厚さや大きさは、説明の便宜及び明確性のために誇張され、説明と関係ない部分は省略されている。図面上で同一符号は、同じ要素を指す。一方、使われる用語は、単に本発明を説明するための目的で使われたものであり、意味限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使われたものではない。
【0032】
図3は、本発明の実施形態による半導体パッケージを製造するための幅広リードフレームを概略的に図示した平面図である。
【0033】
図3を参照すれば、上下面を有する幅広リードフレーム70は、長さL方向と幅W方向とにそれぞれ複数個の単位リードフレーム80が反復配置されている。ここで、幅広リードフレーム70の長さL方向とは、ダイアタッチ工程で幅広リードフレーム70が移動する方向を意味する。各単位リードフレーム80上には、半導体チップ210が付着されている。このように、複数の半導体パッケージを製造するための幅広リードフレーム70は、半導体チップ210との電気的連結後に、モールディング領域72に同時に成形樹脂を形成した後、個別半導体パッケージに分離される。従って、1つの幅広リードフレーム70にさらに多くの単位リードフレーム80が含まれるほど、幅広リードフレーム70で損失される枠部分が減ってコスト節減効果が高まる。また、これと共に生産性も向上することになる。
【0034】
後述するが、幅広リードフレーム70と半導体チップ210とを電気的に連結するために、導電性ワイヤは、ボンディングヘッドによって幅広リードフレーム70上に移動する。一般的に、幅広リードフレーム70は、長さL方向にインデックス・レールを介して移動し、前記ボンディングヘッドは、幅広リードフレーム70の長さL方向にも移動を行うが、主に幅広リードフレーム70の幅W方向に移動し、幅広リードフレーム70と半導体チップ210とをワイヤボンディングする。ここで、幅広リードフレーム70の幅中心線Cは、幅広リードフレーム70の幅W方向の中心を連結する仮想線である。
【0035】
かようなワイヤボンディング工程は精度を要求するので、前記ボンディングヘッドが移動する過程でも精度が維持されねばならない。前記ボンディングヘッドが要求される精度を維持しつつ、前記インデックス・レールに置かれた幅広リードフレーム70上で移動してワイヤボンディングを行える距離を有効移動距離という。従って、幅広リードフレーム70の幅Wが前記アタッチヘッドの幅W方向への有効移動距離Wより広い場合には、幅広リードフレーム70上のあらゆる半導体チップ210に、前記要求される精度でワイヤボンディングを行えない。ここで前記要求される精度は、幅広リードフレーム70または付着された半導体チップの種類及び規格によって決定される。前記要求される精度を外れる場合、完成される半導体パッケージは、不良になる可能性が高くなる。
【0036】
もし前記ボンディングヘッドの有効移動距離を増大させた半導体パッケージ製造装置を製造する場合には、コストがかかりすぎてしまう。これは、精密制御が可能な機械装置の場合、精度を高めたり精度を維持しつつ、その動作距離を延長させるためには、開発及び製造に幾何級数的に多くの費用が必要なためである。従って、コスト節減及び生産性向上の効果よりさらに多くの費用がかかってしまう。
【0037】
図4は、本発明の実施形態による半導体パッケージ製造装置を概略的に示した平面図である。
【0038】
図4を参照すれば、半導体パッケージ製造装置100は、ローダ部110、インデックス・レール120、ワイヤボンディング部130及びフレーム駆動部140を備える。ローダ部110は、リードフレームを収めたマガジンから幅広リードフレーム70を供給する。インデックス・レール120は、ローダ部110から供給された幅広リードフレーム70をフレーム駆動部140まで移送する。すなわち、幅広フレーム70は長さL方向に移動する。このとき、ワイヤボンディング部130は、インデックス・レール120に移送中である幅広リードフレーム70に付着された半導体チップ210と幅広リードフレーム70とを導電性ワイヤ、例えば、金ワイヤでワイヤボンディングして電気的に連結させる。
【0039】
フレーム駆動部140は、インデックス・レール120から移送された幅広リードフレーム70を上面または下面に対する垂線を中心に回転させることができる。または、幅広リードフレーム70の上面が下方を向くように反転させることができる。フレーム駆動部140は、幅広リードフレーム70を回転させる機能と反転させる機能とをいずれも有していることもあり、回転させる機能または反転させる機能のうち一つだけを有していることもある。フレーム駆動部140は、幅広リードフレーム70の状態によって選択的に、幅広リードフレーム70を回転または反転させたり、再びインデックス・レール120に供給することもできる。
【0040】
ローダ部110は、ワイヤボンディングされた幅広リードフレーム70をマガジンに充填させて離脱させることもできる。または、フレーム駆動部140に別途のアンローダ部170を連結し、ワイヤボンディングされた幅広リードフレーム70をマガジンに充填させて離脱させることもできる。すなわち、ローダ部110はローディング機能とアンローディング機能とをいずれも有していることもあり、アンローディング機能を有している別途のアンローダ部170が別途に使われることも可能である。アンローダ部170が連結した場合に、フレーム駆動部140は、幅広リードフレーム70の状態によって選択的に、幅広リードフレーム70を回転または反転させたり、再びインデックス・レール120に供給したり、アンローダ部170に送ることができる。すなわち、アンローディング機能をローダ部110に含めるか、または別途のアンローダ部170を連結するかということは、作業動線、ワイヤボンディングされた幅広リードフレーム70とワイヤボンディングされていない幅広リードフレーム70との間の区分便利性のような作業効率性によって選択的に決定されうる。
【0041】
図5は、本発明の実施形態による半導体パッケージ製造装置の断面図である。具体的に図5は、図4のV−V線に沿って切断した様子である。
【0042】
図5を参照すれば、ワイヤボンディング部130は、ボンディングヘッド132及び移送モジュール134を備える。ボンディングヘッド132は、ボンディング・トランスデューサ132a及びヘッドブロック132bを備えることができる。ボンディング・トランスデューサ132aは、ヘッドブロック132bに連結されて上下動を行い、ワイヤボンディングに必要なエネルギー、例えば超音波を利用したエネルギーを伝達する。ボンディング・トランスデューサ132aの終端部分には、ボンディングプローブ220が連結されうる。ボンディングプローブ220は、導電性ワイヤ230、例えば金ワイヤを使用し、半導体チップ210と幅広リードフレーム70とを電気的に連結するワイヤボンド232を形成できる。移送モジュール134は、移送軸134aと移送駆動装置134bとを備え、ボンディングヘッド132を幅広リードフレーム70上で移動させることができる。前述のボンディングヘッド132の有効移動距離は、ボンディングヘッド132が移動してワイヤボンド232を形成できる距離を意味する。インデックス・レール120の幅Wはインデックス・レール120に置かれうる幅広リードフレーム70の幅を意味する。
【0043】
図3及び図5を共に参照すれば、インデックス・レール120が多様な幅を有する幅広リードフレーム70を受容できる場合には、インデックス・レール120の幅Wは、インデックス・レール120に置かれうる幅広リードフレーム70のうち、最大幅を有する幅広リードフレーム70を意味する。従って、インデックス・レール120の幅Wは、幅広リードフレーム70の幅Wと同じであるか、またはそれより大きくなる(W≧W)。ただし以下では、説明の便宜性のために、特別の言及のない場合において、幅広リードフレーム70というのは、インデックス・レール120に受容されうる最大幅を有する幅広リードフレーム70を意味する。従って、特別の言及のない場合において、インデックス・レール120の幅Wは、幅広リードフレーム70の幅Wと同一である(W=W)。
【0044】
ボンディングヘッド132の有効移動距離Wは、インデックス・レール120の幅W方向の一端上から、少なくとも幅中心線C上までである。幅広リードフレーム70の幅Wを全部含むことはできない(W/2≦W<W)。すなわち、移送モジュール134は、インデックス・レール120の幅Wのうち、一側半分上にボンディングヘッド132を、要求される精度を有するように移動させることができるが、インデックス・レール120のあらゆる幅W上で、前記要求される精度を有するように移動させることはできない。従って、ワイヤボンディング部130は、幅広リードフレーム70の幅方向に、少なくとも前記一側半分にはワイヤボンド232を形成できるが、前記一側半分と他の側半分とには、全部または一部分にワイヤボンド232を形成できない。
【0045】
言い換えれば、ワイヤボンディング部130は、幅広リードフレーム70の幅方向への一側から幅広リードフレーム70の幅中間線Cまでにある、あらゆる半導体チップ210と幅広リードフレーム70とを電気的に連結するワイヤボンド232を形成できるが、幅広リードフレーム70上のあらゆる半導体チップ210と幅広リードフレーム70とを電気的に連結するワイヤボンド232を形成できない。もちろん、ワイヤボンド232を形成できないということは、ワイヤボンド232を要求される精度、すなわち誤差範囲を満足させるように形成できないという意味である。
【0046】
ワイヤボンディング部130によって、半導体チップ210と幅広リードフレーム70とを電気的に連結するワイヤボンド232が形成されるとき、吸着ブロック125は、幅広リードフレーム70の下部で、圧力または熱などを加えることができる。
【0047】
図6は、本発明の実施形態による回転テーブルを概略的に示す平面図である。
【0048】
図4及び図6を参照すれば、フレーム駆動部140は、回転テーブル142を備える。回転テーブル142には、インデックス・レール120から移送された幅広リードフレーム70を1個ずつ支持するフレームローディング・レール144が結合されている。また、フレームローディング・レール144上に、幅広リードフレーム70を加圧して固定させることができるフレーム固定装置146がさらに結合されうる。幅広リードフレーム70は、フレームローディング・レール144上に置かれた後、回転テーブル142と共に回転できる。
【0049】
図7は、本発明の実施形態による回転テーブルの断面図である。具体的に図7は、図6のVII−VIIに沿って切断した様子である。
【0050】
図7を参照すれば、回転テーブル142の下部には、回転軸148a及び回転駆動装置148bを備える回転装置148が連結されている。回転軸148aは、回転テーブル142に結合されたフレームローディング・レール144の上面、すなわちフレームローディング・レール144上に置かれた幅広リードフレーム70の上面に対する垂線の方向に連結される。従って、回転駆動装置148bが回転軸148aを回転させれば、回転テーブル142と共にフレームローディング・レール144が回転し、幅広リードフレーム70を上面に対する垂線を中心に回転させることができる。回転駆動装置148bは、エアシリンダ(図示せず)によって、回転軸148aに回転駆動力を供給できる。従って、回転装置148は、幅広リードフレーム70をソフトに180°回転させることができる。しかし、周辺装置との連結状態によって、90°などの他の角度に回転させることもできる。このとき、回転軸148aの回転方向は、必要によって選択され、回転軸148aを中心に左右回りが可能である。
【0051】
図8ないし図11は、本発明の実施形態によるワイヤボンディング工程を示す概略図である。
【0052】
図8は、本発明の実施形態による幅広リードフレームの上面一部にワイヤボンドが形成された様子を示す概略図である。
【0053】
図8を参照すれば、幅広リードフレーム70の幅中心線Cを基準に、一側半分にある半導体チップ210と幅広リードフレーム70とを電気的に連結するワイヤボンド232が形成される。もちろん、前記一側半分と他の側半分とにある半導体チップ210のうち一部と幅広リードフレーム70とを電気的に連結するワイヤボンド232が形成されることはある。しかし、前記他の側半分にある半導体チップ210全部がワイヤボンド232によって幅広リードフレーム70と電気的に連結することはない。幅広リードフレーム70の前記一側半分にあるあらゆる半導体チップ210と幅広リードフレーム70とがワイヤボンド232によって電気的に連結された後、幅広リードフレーム70は、フレーム駆動部140に移送される。
【0054】
以下で、「幅広リードフレーム70の一側半分にワイヤボンド232を形成する」ということは、少なくとも幅広リードフレーム70の幅中心線Cを基準に一側半分にあるあらゆる半導体チップ210と幅広リードフレーム70とをワイヤボンド232によって電気的に連結するが、他の側半分にある半導体チップ210のうち一部は、ワイヤボンド232によって幅広リードフレーム70と電気的に連結されうるが、あらゆる半導体チップ210がワイヤボンド232によって幅広リードフレーム70と電気的に連結されたものではないことを意味する。
【0055】
図9は、本発明の実施形態による幅広リードフレームを回転する様子を示す概略図である。
【0056】
図9を参照すれば、幅広リードフレーム70は、フレームローディング・レール144上に置かれ、フレーム固定装置146によって加圧されて固定されうる。その後、回転テーブル142が回転しつつ、幅広リードフレーム70も共に回転する。
【0057】
図10は、本発明の実施形態による幅広リードフレームが回転した様子を示す概略図である。
【0058】
図10を参照すれば、幅広リードフレーム70は、上面に対する垂線を中心に180°回転される。従って、幅広リードフレーム70の幅中心線Cを基準に、ワイヤボンド232がいずれも形成された一側半分と、ワイヤボンド232が一部または全部が形成されていない他側半分の方向が反対に変わる。その後、幅広リードフレーム70は、再びインデックス・レール120に供給される。
【0059】
図11は、本発明の実施形態による幅広リードフレームの上面全部にワイヤボンドが形成された様子を示す概略図である。
【0060】
図11を参照すれば、幅広リードフレーム70は、インデックス・レール120を介して再びワイヤボンディング部130に移送される。幅広リードフレーム70は、回転によって幅方向の両側部が変わったために、幅広リードフレーム70と半導体チップ210とを電気的に連結させるワイヤボンド232が一部または全部形成されていない前記他側半分にもワイヤボンド232の形成が可能になる。従って、幅広リードフレーム70の上面のあらゆる半導体チップ210が幅広リードフレーム70と電気的に連結されるように、ワイヤボンド232を形成できる。
【0061】
ワイヤボンド232によってあらゆる半導体チップ210と電気的に連結された幅広リードフレーム70は、ローダ部110に移送されてアンローディングされるか、フレーム駆動部140を経てアンローダ部170に移送されてアンローディングされうる。
【0062】
これによって、相対的に狭幅のリードフレームに合う相対的に低廉のワイヤボンディング部130をそのまま使用し、相対的に幅広のリードフレームにワイヤボンディング工程を遂行することができる。
【0063】
図12及び図13は、本発明の実施形態の変形によるワイヤボンディング工程を示す概略図である。
【0064】
図12は、本発明の実施形態の変形による幅広リードフレームの上面に付着された半導体チップと幅広リードフレームとをワイヤボンドによっていずれも電気的に連結した様子を示す概略図である。
【0065】
図12を参照すれば、フレーム駆動部140内の回転テーブル142と結合されたフレームローディング・レール144は、反転装置180と連結される。このとき、図7で前述の回転装置148も、回転テーブル142と連結されていることが可能である。すなわち、フレーム駆動部140は、必要によって回転装置148だけを備えるもの、反転装置180だけを備えるもの、または回転装置148と反転装置180とをいずれも備えるものとすることができる。
【0066】
反転装置180は、フレームローディング・レール144に置かれた幅広リードフレーム70の長手方向に延長された反転回転軸182及び反転回転軸182と連結された反転駆動装置184を備える。反転駆動装置182によって反転回転軸182が回転すれば、フレームローディング・レール144に置かれた幅広リードフレーム70の上面が下方を向くように反転される。従って、幅広リードフレーム70がフレームローディング・レール144から分離されないように、フレーム固定装置146で加圧して固定させることが望ましい。
【0067】
図13は、本発明の実施形態の変形によるワイヤボンドによって幅広リードフレームと電気的に連結された半導体チップが、幅広リードフレームの下面に位置する様子を示す概略図である。
【0068】
図13を参照すれば、反転装置180によって、幅広リードフレーム70の上面が下方を向くように反転される。従って、幅広リードフレーム70と半導体チップ210とを電気的に連結するために形成したワイヤボンド232は、幅広リードフレーム70の下面に位置することになる。その後、幅広リードフレーム70は、インデックス・レール120にさらに供給され、ワイヤボンド232が形成されていない幅広リードフレーム70の上面にもワイヤボンド232が形成され、半導体チップ210と幅広リードフレーム70とを電気的に連結することになる。
【0069】
図14は、本発明の他の実施形態による半導体パッケージ製造装置を概略的に示す平面図である。
【0070】
図14を参照すれば、半導体パッケージ製造装置500は、ローダ部110、第1ワイヤボンディング装置510、フレーム駆動部140及び第2ワイヤボンディング装置520を備え、さらにアンローダ部170を有することができる。第1ワイヤボンディング装置510及び第2ワイヤボンディング装置520は、それぞれインデックス・レール120及びワイヤボンディング部130を備える。ここで、ローダ部110、インデックス・レール120、ワイヤボンディング部130、フレーム駆動部140、アンローダ部170は、それぞれ図4ないし図13で説明されたところと同一なので、ここでの詳細な説明は省略する。また、第1ワイヤボンディング装置510及び第2ワイヤボンディング装置520は、同じ構成を有する同じ装置でありうる。
【0071】
半導体パッケージ製造装置500は、ローダ部110を介して幅広リードフレーム70を第1ワイヤボンディング装置510に供給する。第1ワイヤボンディング装置510は、幅広リードフレーム70の上面の一側半分にワイヤボンドを形成する。その後、幅広リードフレーム70は、フレーム駆動部140で上面に対する垂線を中心に回転され、第2ワイヤボンディング装置520に供給されうる。第2ワイヤボンディング装置520は、幅広リードフレーム70の上面のうち、ワイヤボンドが形成されずに幅広リードフレーム70と電気的に連結されていないあらゆる半導体チップと幅広リードフレーム70との間にワイヤボンド232を形成して電気的に連結する。ワイヤボンドがいずれも形成された幅広リードフレーム70は、アンローダ部170を介して排出される。
【0072】
このように、インデックス・レール120及びワイヤボンディング部130を備える複数個のワイヤボンディング装置をインラインに連結した半導体パッケージ製造装置を構成してワイヤボンディング工程を進めることも可能である。
【0073】
図示されてはいないが、インデックス・レール120及びワイヤボンディング部部130を備えるワイヤボンディング装置、ローダ部110、フレーム駆動部140及びアンローダ部170を必要によって組み合わせ、多様な形態の半導体パッケージ製造装置を構成することも可能であることはいうまでもない。例えば、アンローディング機能があるローダ部110、第1ワイヤボンディング装置510、回転機能があるフレーム駆動部140、第2ワイヤボンディング装置520及び反転機能があるフレーム駆動部140を順次に結合した半導体パッケージ製造装置を構成することも可能である。その場合、ローダ部110を介して供給された第1面及びその反対側の第2面を有する幅広リードフレーム70は、第1ワイヤボンディング装置510で、前記第1面のうち一側半分にワイヤボンドが形成され、前記回転機能のあるフレーム駆動部140で回転され、第2ワイヤボンディング装置520で、前記第1面のうち残りの部分にワイヤボンドが形成される。その後、前記反転機能のあるフレーム駆動部140で、前記第1面が下部を向くように反転された後、さらに第2ワイヤボンディング装置520で、前記第2面のうち一側半分にワイヤボンドが形成され、さらに前記回転機能があるフレーム駆動部140で回転され、第1ワイヤボンディング装置510で、前記第2面のうち残りの部分にワイヤボンドが形成される。その後、ローダ部110を介してアンローディングし、幅広リードフレーム70の両面にいずれもワイヤボンドを形成できる。
【0074】
他の例を挙げれば、アンローディング機能のあるローダ部、第1ワイヤボンディング装置、回転機能のある第1フレーム駆動部、第2ワイヤボンディング装置、反転機能のある第2フレーム駆動部、第3ワイヤボンディング装置、回転機能のあるある第3フレーム駆動部、第4ワイヤボンディング装置及びアンローダ部が順次で連結され、幅広リードフレーム70の両面にいずれもワイヤボンドを形成できる。
【0075】
以上、幅広リードフレーム上に付着された1層の半導体チップをワイヤボンディングして幅広リードフレームと半導体チップとを電気的に連結することのみを説明したが、本発明はそれに限定されるものではない。例えば、幅広リードフレーム上に複数の半導体チップが層をなして付着されるマルチチップパッケージング技術にも、本発明は適用が可能である。すなわち本発明は、1層をなす半導体チップと幅広リードフレームとをワイヤボンドを形成して電気的に連結した後、その上に半導体チップを付着し、さらに1層をなすようにした場合に、ワイドボンドを形成するにおいても適用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0076】
本発明の幅広リードフレームのための半導体パッケージ製造装置及びこれを利用した半導体パッケージ製造方法は、例えば、半導体パッケージ関連の技術分野に効果的に適用可能である。
【符号の説明】
【0077】
10 DDP
11,31 第1半導体チップ
13,33 第2半導体チップ
15,61 成形樹脂
20,40 リードフレーム
21,41 ダイパッド
23,43 リードフィンガ
25,45 第1接着層
26,47 第2接着層
27,28,51,53,55,57 ワイヤボンド
30 QDP
35 第3半導体チップ
37 第4半導体チップ
46 第3接着層
48 第4接着層
70 幅広リードフレーム
72 モールディング領域
80 単位リードフレーム
100,500 半導体パッケージ製造装置
110 ローダ部
120 インデックス・レール
125 吸着ブロック
130 ワイヤボンディング部
132 ボンディングヘッド
132a ボンディング・トランスデューサ
132b ヘッドブロック
134 移送モジュール
134a 移送軸
134b 駆動装置
140 フレーム駆動部
142 回転テーブル
144 フレームローディング・レール
146 固定装置
148 回転装置
148a 回転軸
148b 回転駆動装置
170 アンローダ部
180 反転装置
182 回転軸
184 反転駆動装置
210 半導体チップ
220 ボンディングプローブ
230 導電性ワイヤ
232 ワイヤボンド
510 第1ワイヤボンディング装置
520 第2ワイヤボンディング装置
C 幅広リードフレームの幅中心線
L 幅広リードフレームの長さ
W 幅広リードフレームの幅
アタッチヘッドの幅方向への有効移動距離
インデックス・レールの幅

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1面とその反対側の第2面とを有するリードフレームを両方向へ移送するインデックス・レールと、
前記インデックス・レールの一端部に連結され、前記インデックス・レールに前記リードフレームを供給するローダ部と、
前記インデックス・レールの前記一端部の反対側端部に連結され、前記リードフレームを前記第1面に対する垂線を中心に回転させるフレーム駆動部と、
前記インデックス・レールに供給された前記リードフレームに付着された半導体チップと前記リードフレームとをワイヤボンドによって電気的に連結させるためのワイヤボンディング部とを備える半導体パッケージ製造装置。
【請求項2】
前記ワイヤボンディング部は、
前記リードフレームに付着された半導体チップと前記リードフレームとを導電性ワイヤで連結するボンディング・トランスデューサが装着されたボンディングヘッドと、
前記ボンディングヘッドを前記インデックス・レール上に移送する移送モジュールとを備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ製造装置。
【請求項3】
前記移送モジュールは、前記ボンディングヘッドを前記インデックス・レールの幅方向に沿って、前記インデックス・レールの幅方向の一端上から少なくとも前記インデックス・レールの幅方向の中心部上まで移動させることを特徴とする請求項2に記載の半導体パッケージ製造装置。
【請求項4】
前記リードフレームを外部に排出するために、前記フレーム駆動部と連結されるアンローダ部をさらに備え、
前記フレーム駆動部は、前記リードフレームの状態によって選択的に、前記リードフレームをアンローダ部に送ったり、前記インデックス・レールにさらに供給することを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ製造装置。
【請求項5】
前記フレーム駆動部は、前記リードフレームを前記第1面に対する垂線を中心に回転させるために、
前記リードフレームを支持するためのフレームローディング・レールと、
前記フレームローディング・レールを支持する回転テーブルと、
前記第1面に対する垂線の方向に前記回転テーブルと連結された回転軸と、
前記回転軸に回転駆動力を供給する回転駆動装置とを備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ製造装置。
【請求項6】
前記フレームローディング・レールは、前記フレーム駆動部によって1個のリードフレームずつ回転するように、前記1個のリードフレームを支持することを特徴とする請求項5に記載の半導体パッケージ製造装置。
【請求項7】
前記フレーム駆動部は、前記リードフレームを180°回転させることを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ製造装置。
【請求項8】
前記ローダ部は、
前記インデックス・レールから移送された前記リードフレームを外部に排出するためのアンローディング機能を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ製造装置。
【請求項9】
前記フレーム駆動部は、
前記リードフレームの前記第1面と第2面とのうち上方を向く面が下方を向くように、前記リードフレームを反転させる反転装置をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ製造装置。
【請求項10】
第1面とその反対側の第2面とを有するリードフレームを両方向へ移送するインデックス・レールと、前記インデックス・レール上に位置する前記リードフレームに付着された半導体チップと前記リードフレームとをワイヤボンドによって電気的に連結させるためのワイヤボンディング部とをそれぞれ含む第1ワイヤボンディング装置及び第2ワイヤボンディング装置と、
前記第1ワイヤボンディング装置の一端部に連結され、前記第1ワイヤボンディング装置に前記リードフレームを供給するローダ部と、
前記第2ワイヤボンディング装置の一端部に連結され、前記第2ワイヤボンディング装置から前記リードフレームが排出されるアンローダ部と、
前記第1ワイヤボンディング装置及び前記第2ワイヤボンディング装置のそれぞれ前記一端部の反対側端部間に連結され、前記リードフレームを前記第1面に対する垂線を中心に回転させるフレーム駆動部とを備える半導体パッケージ製造装置。
【請求項11】
前記ワイヤボンディング部は、
前記リードフレームに付着された半導体チップと前記リードフレームとを金ワイヤで連結するボンディングヘッドと、
前記ボンディングヘッドを前記インデックス・レール上に移送する移送モジュールとを備えることを特徴とする請求項10に記載の半導体パッケージ製造装置。
【請求項12】
前記移送モジュールは、前記ボンディングヘッドを前記インデックス・レールの幅方向に沿って、前記インデックス・レールの幅方向の一端上から少なくとも前記インデックス・レールの幅方向の中心部上まで移動させることを特徴とする請求項11に記載の半導体パッケージ製造装置。
【請求項13】
前記フレーム駆動部は、
前記リードフレームの状態によって選択的に、前記リードフレームを前記第1ワイヤボンディング装置、または前記第2ワイヤボンディング装置に供給することを特徴とする請求項10に記載の半導体パッケージ製造装置。
【請求項14】
前記フレーム駆動部は、
前記リードフレームの上方を向く面が下方を向くように、前記リードフレームを反転させる反転装置をさらに具備することを特徴とする請求項13に記載の半導体パッケージ製造装置。
【請求項15】
複数のダイパッドを有する第1面とその反対側の第2面とを有するリードフレームを前記第1面が上方を向くようにワイヤボンディング部に供給する段階と、
前記ワイヤボンディング部で、前記リードフレームの第1面上に付着された半導体チップのうち一部と前記リードフレームとをワイヤボンドによって電気的に連結する第1ワイヤボンディング段階と、
前記リードフレームを前記第1面に対する垂線を中心に回転させる段階と、
前記ワイヤボンディング部で、前記リードフレームの第1面上に付着された半導体チップのうちワイヤボンディングされていない残りの半導体チップと前記リードフレームとをワイヤボンドによって電気的に連結する第2ワイヤボンディング段階とを含むことを特徴とする半導体パッケージ製造方法。
【請求項16】
前記第1ワイヤボンディング段階は、
前記リードフレーム第1面の第1方向への中心線を基準に少なくとも一側半分に付着されたあらゆる半導体チップと前記リードフレームとを、それぞれワイヤボンドによって電気的に連結することを特徴とする請求項15に記載の半導体パッケージ製造方法。
【請求項17】
前記第2ワイヤボンディング段階は、
前記リードフレーム第1面の第1方向への中心線を基準に少なくとも一側半分に付着されたあらゆる半導体チップと前記リードフレームとを、それぞれワイヤボンドによって電気的に連結することを特徴とする請求項15に記載の半導体パッケージ製造方法。
【請求項18】
前記リードフレームの前記第2面が上方を向くように、前記リードフレームを反転する段階と、
前記ワイヤボンディング部で、前記リードフレームの第2面上に付着された半導体チップのうち一部と前記リードフレームとをワイヤボンドによって電気的に連結する第3ワイヤボンディング段階と、
前記リードフレームを前記第2面に対する垂線を中心に回転させる段階と、
前記ワイヤボンディング部で、前記リードフレームの第2面上に付着された半導体チップのうちワイヤボンディングされていない半導体チップと前記リードフレームとをワイヤボンドによって電気的に連結する第4ワイヤボンディング段階とをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の半導体パッケージ製造方法。
【請求項19】
前記第3ワイヤボンディング段階は、
前記リードフレーム第2面の第1方向への中心線を基準に少なくとも一側半分に付着されたあらゆる半導体チップと前記リードフレームとを、それぞれワイヤボンドによって電気的に連結することを特徴とする請求項18に記載の半導体パッケージ製造方法。
【請求項20】
前記第4ワイヤボンディング段階は、
前記リードフレーム第2面の第1方向への中心線を基準に少なくとも一側半分に付着されたあらゆる半導体チップと前記リードフレームとを、それぞれワイヤボンドによって電気的に連結することを特徴とする請求項18に記載の半導体パッケージ製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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