広告装置用の強制旗振りシステム及び同様のもの、並びにこのシステムの対応する作動方法
【課題】従来技術が有する不具合の除去又は少なくとも緩和を可能とすること。
【解決手段】本発明は、広告装置又は同様のもの用の強制旗振りシステム、及びこれらのシステムの対応する作動方法に関する。本発明によれば、旗振りシャフト(20)を介して旗又は同様のもの(2)を支持すると共に、上記の旗振りシャフト上に配置された旗又は同様のものに作用する空気の強制流(S)を送風する送風手段(11)を支持する支持部材(10)を備える。送風手段(11)は、それ(ら)の出口(110)を横切って層状の空気の流れ(S)を送風するように配置され、旗振りシャフト(20)が上記の層状の空気の流れの循環方向に関して直交する方向に、送風手段の上記の出口の外側の側方かつ上記の出口の近傍の乱流のない領域に配置される。
【解決手段】本発明は、広告装置又は同様のもの用の強制旗振りシステム、及びこれらのシステムの対応する作動方法に関する。本発明によれば、旗振りシャフト(20)を介して旗又は同様のもの(2)を支持すると共に、上記の旗振りシャフト上に配置された旗又は同様のものに作用する空気の強制流(S)を送風する送風手段(11)を支持する支持部材(10)を備える。送風手段(11)は、それ(ら)の出口(110)を横切って層状の空気の流れ(S)を送風するように配置され、旗振りシャフト(20)が上記の層状の空気の流れの循環方向に関して直交する方向に、送風手段の上記の出口の外側の側方かつ上記の出口の近傍の乱流のない領域に配置される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、旗を強制的に振るシステムの増強又は改善に関する。
【0002】
従来、広告の技術において、頻繁に使用されている広告は、旗、小旗、団体の旗、又は同様のもののタイプであり、囲まれて風がなく旗の自然な振れが妨げられる構内においては、広告のインパクトが根本的に損なわれていることもあった。
【背景技術】
【0003】
特許文献1に関連して、出願人の名義で、この種の装置が知られている。
【0004】
そこでは、旗の竿を備え、これの下端にファン状の強制送風手段が設けられ、その一方で上記の竿の上端に下端のファン用に強制的に生成された空気の流れを向けるためのノズルが設けられ、旗又は同様のものが上端のノズルの出口においてファンから吹き出た空気の流れに従い、この方法で共生的な旗振りが実現される広告装置が提案されている。
【0005】
この既知の配置において、竿の長さのため竿の頂上までの行程において圧縮空気が抜け出す可能性のある場所となっている竿、の下側部分における強制送風ファンの配置に問題が生じ、もって、装置のコストを高くし、さまざまな環境において充分な旗振りを保証する充分な風量をノズルの出口に保証するためにエネルギーを増加させる必要があった。また、この配置の他の欠点はファンが竿の固定基部なすことであり、この場所はコスト的に高い機械的な連結を必要とすると共に、ファンの出口と、相対的に高い機械的負荷が存在する竿との間の圧搾空気の流れが必要とされる所である。
【0006】
他方、上記の書面に開示されているように、ノズルから出て行く強制風は、上記のノズルの水平偏向部材を横切るように構成されているため、適切な旗の振れを保証のための好適な分布を有しない。
【0007】
また、ラインハルトが出願人の特許文献2に関連して、内部に接触送風機の集合体が配置される支持柱を備え、この支持柱が縦の開口部の集合体を有し、これらを横切って、柱に直交する竿に吊り下げられた旗を動かすために使用される空気の流れが噴出す、この種の装置が記載されている。
【0008】
この既知の配置において、柱の横方向の寸法が非常に大きくなってしまうという第1の不具合が生ずるが、これは、旗の充分に安定的な振れを維持するための能力を達成するために必要とされる接触送風機の最小寸法が、柱の内部に限定されているためである。ここのいかなる場合でも、旗はむしろ垂れ幕状の旗である、何故ならば、送風機の支持柱に直交する竿に対して振れるからであり、この構成では、支持柱に平行な竿に釣り下がっている旗の安定的な振れを維持することはできない、何故ならば、ここで、柱の格子を横切る空気の流れは乱流となることが避けられず、もって旗の安定した振れを達成することができないからである。
【0009】
上記の事情に鑑みて、さらに、上記の事情に関連した不具合を解消することができる強制旗振りシステム又は同様のものが必要となっていた。
【特許文献1】スペイン国公開第2026772A号公報
【特許文献2】ドイツ国公開第3939065A1号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ここにおいて、本発明は、上記のこの種のシステムを、従来技術が有する不具合の除去又は少なくとも緩和を可能とすることを、まず、開発の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この目的は、請求項1の特徴によるシステムを介して達成される。本発明の他の付加的な特徴は、従属した請求項に記載されている。
【0012】
本発明によれば、広告装置用の強制旗振りシステムは、旗振りシャフトを介して旗又は同様のものを支持し、上記の旗振りシャフトに並べられた旗又は同様のものに吹き付けられる強制風を吹き出す送風手段が固定される、支持部材を備え、
送風手段が、それらの出口を介して層状の空気の流れ(S)を供給するために設けられ、
旗振りシャフトが、送風手段の上記の出口の外側の横かつ近傍であって乱流のない上記の流れの所に、上記の層状の空気の流れの循環方向に直交して配置されていることを特徴とする。
【0013】
本発明の他の特徴によれば、強制旗振りシステムにおいて、
送風手段が、外方向に凸の流線形カバーと外方向に窪んだ部分を有するブロック体との間に配置された旗振りシャフトにその回転軸が平行なファンを有する接触送風機として設けられ、上記の流線形カバーと上記のブロック体との個々の開放端が、上記の出口を横切る空気の流れの方向に直交する面内に含まれる、上記の空気の出口に限定され、
旗振りシャフトが、垂直かつファンの回転軸に平行に、上記のブロック体の窪んだ部分の外側近傍に配置されている。
【0014】
この種の構造において、流線形カバー(111)とブロック体(112)は、部分的又は全体的に、透明な材料を用いほっそりとした構成の、美的観点においてユーザによって拒絶されるもの以上のものとなるように、構成されている。
【0015】
さらに、旗を掲揚して旗振りを好適に維持できるように、本発明によれば、送風手段と旗振りシャフトが、互いに、空気の出口の前に旗振りシャフトが位置し旗を広げる位置と、旗振りシャフトが裏側にある作動位置又は旗振り位置との間で、上記の空気の出口の側部へ、又はその逆方向に、相対的に動くように設けられている。
【0016】
本発明の好ましい実施例によれば、送風手段と旗振りシャフトと間の相対的な動きを実現するために、送風手段の送風機の回転軸に平行な軸に関して回動可能に配置された旗振りシャフトを有する、逆C形状の部材が設けられている。
【0017】
他の実施例によれば、送風手段と旗振りシャフトとの間の相対的なこの動きのために、旗振りシャフトに平行で送風手段の上端又は下端に連結された軸に関して側方への回動を可能とするように配置され、旗振りシャフトを含む、2面角状の板が設けられている。
【0018】
送風手段と旗振りシャフトとの間の相対的な動きを可能にする他の実施例は、送風手段が旗振りシャフトに平行な回転軸の周りに回動可能に設けられているときに達成される。
【0019】
さらに、本発明による好ましい実施例は、送風手段が、一列にタンデムをなす1対の接触送風機として設けられ、接触送風機が逆方向に回転し、それらの空気の出口が平行で、これらの出口ノズルの間に旗振りシャフトが配置されるように構成されたときに、実現される。
【0020】
さらに、本発明の好ましい実施例は、送風手段が、1対の接触送風機の後ろに配置されこれらの間に付加的な空気の流れを送風する1組の軸回転ファンを有するときに実現される。
【0021】
本発明の他の実施例によれば、送風手段が対角方向にタンデムをなすように一対の接触送風機として設けられ、それらの空気の出口が平行であって、接触送風機が同一方向に回転し、旗振りシャフトがこれらの出口ノズル間に配置されることが、好ましく実現可能である。
【0022】
本発明の他の好ましい実施例によれば、タンデムをなす1対の接触送風機が、これらの空気の出口の間で流れの差分を実現するために設けられている。
【0023】
本発明の他の実施例によれば、送風手段と旗振りシャフトが支持部材に関して回転し、旗と上記の送風手段が屋外に存在する風の向きに関して風下を向くことができるように設けられる。
【0024】
さらに、本発明によれば、送風手段の支持体は好ましくは塔又は柱として構成され、ここにおいて、支持体の塔又は柱が玉継ぎ手を介して連結された折り畳み可能な部材として構成され、もって簡易な動作モードが実現でき、更に好ましい。
【0025】
更に、本発明によれば、支持部材と送風手段との間に振動吸収部材が設けられているのは好ましい。
【0026】
他の好ましい特徴によれば、旗の掲揚とこれの安定した振れの維持とを達成する目的で、好ましくは、送風手段の空気の出口(110)の前に、上記の空気の出口の面に直交する方向に振動する、板状に形成された流れの偏向手段(115)が配置され、もって送風手段のそれぞれの空気の流れが適切に向けられる。
【0027】
本発明の他の特徴によれば、大きな振れで旗を振らせるために、旗振りシャフトは、空気の流れに従い一度に連続して旗を振れさせることが可能な振動ユニットに連結されている。
【0028】
さらに、本発明の他の特徴によれば、旗は、その主要部が70g/m2の重さを有する層状の材料から選ばれる。
【0029】
さらに、本発明によれば、旗が2重の旗として構成される。
【0030】
本発明の他の実施例によれば、送風手段と旗との複数の組が、幾つかの旗が同時に振れることができるように設けられる。
【0031】
さらに、本発明によれば、旗を照らす手段が支持体に配置可能となり、好ましい。
【0032】
さらに、本発明の他の目的は、請求項25及び26に記載の旗を強制的に振らすためのシステムの作動方法を実現することである。
【0033】
第1の作動方法によれば、
第1のステップで、送風手段が停止していて、旗振りシャフトが引っ込められた位置をとる状態にあり上記の送風手段の出口の横に離れており、
続いて第2のステップで、送風手段が依然として停止し、旗振りシャフトが空気の出口の前に移動し、
続いて第3のステップで、旗を広げ振れ始めさせるように、空気の出口を横切る空気の流れを幾分乱流となるように発生させる送風手段の作動が開始され、
それに続いて、第4のステップで、送風手段が依然として動作中であり、旗振りシャフトが空気の出口の直ぐ横の引っ込められた位置まで移動される、こととなり好ましい。
【0034】
第2の作動方法によれば、
第1のステップで、送風手段が、旗振りシャフトが空気の出口の前となる位置に止まっていて、
続いて、第2のステップで、旗2を広げて掲揚するための空気の流れを発生するため、送風手段が作動して運転中になり、
次に、第3のステップで、振れが安定する空気の出口の側方直ぐ横の引っ込められたい位置を占めるまで、旗振りシャフトが移動され、
そして、最後に、第4ステップで、旗振りシャフトが、空気の出口の前の最初の位置を占めるまで再び移動し、そして、このとき、送風手段の停止が可能となっている、ようにでき、好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
本発明の他の特徴及び利点は、実施が制限されることのない例が記載された、付随の図面を参照してなされた以下の記載により、より明確になる。
【0036】
図1から理解されるように、強制旗振りシステムは、一般に符号1を引用して示され、床又は壁に固定するためのものであって、旗2又は同様のものを旗振りシャフト20を介して支持し、また上記の旗振りシャフト上に配置される旗又は同様のものに作用する強制風流を送風する送風手段を保持するための支持部材10を備える。
【0037】
これらの送風手段11は、それらの出口110から層状の空気の流れSを供給する。
【0038】
図1に示すように、旗振りシャフト20は、層状の空気の循環方向に直交し、送風手段の上記の出口の外側の横かつその近傍に配置されている。これによって、旗に作用する流れが乱流を免れ、もって旗の安定な振れを保証することを可能とする。
【0039】
図2A〜2Cから理解できるように、送風手段11は、その回転軸1110が旗振りシャフト20に平行なファン111を有する接触送風機からなる。上記のファン111は、外方向に凸状の流線形カバー112と外方向に窪んだ区間を有するブロック体113との間に配置され、流線形カバー112とブロック体113のそれぞれの開放端がその出口を出て行く空気の流れSの方向に直交する面P内に配置されるようになっている。さらに、旗振りシャフト20が上記のブロック体の窪んだ部分の外側近傍に垂直かつファンの回転軸に平行に配置されていることが分かる。ここにおいて、幾つかの流線形カバー112とブロック体113は、全体又は部分的に、技術的に好ましいプラスチック等の透明な材料からなるのでもよい。
【0040】
図3〜6Bから理解されるように、送風手段11と旗振りシャフト20との間の相対的な動きの可能性が、旗振りシャフトが空気の出口の前に配置されて旗が広げられる位置と、上記の空気の出口の後かつその横の動作位置又は振れる位置との間、及びその逆に実現され、以下により詳細に記載されるように、旗2の適切な掲揚とその振れを安定に維持することができるように実現される。
【0041】
図4A、4b及び図5A、5Bにより詳細に図示されているように、旗振りシャフトは、まず、その領域における乱流の空気の流れに面するために、送風手段11の空気の出口110まで移動され、引き続いて、この旗振りシャフト20は流線型カバー113の窪んだ部分1130の直ぐ前の機能位置まで移動し、その位置で、この領域で乱流のない層状の流れが存在するため、安定して旗が振れるように、実現されている。これは、図4A及び4Bに表されているように、送風手段11のファン111の軸に平行な軸31に関して回動可能に配置された旗振りシャフト20を有する逆C形状部材30を介して実現され、好ましくは、図5Aと5Bに示されているように、旗振りシャフト20に平行な軸310に関して横方向に回動可能に配置され、この軸310が送風手段11の上部又は下部と接続される、2面角状の板を介して実現される。
【0042】
しかしながら、旗振りシャフト20と送風手段との上記の相対的な変位は、図6A及び6Bに示すように、送風手段が旗振りシャフト20に平行な軸112の周りに回動する場合等においても、実現可能である。
【0043】
図8から理解されるように、本発明によれば、送風手段11は、一列にタンデムをなして配置され、逆方向に回転し、それらの空気の出口110が平行で、これらの出口ノズルの間に旗振りシャフト20が位置するように構成された、1対の接触送風機111として、設けることもできる。さらに、図8から理解されるように、複数の軸回転ファン114が1対の接触送風機の後ろに配置され、それらの間に付加的な空気の流れSAを生じさせるように構成されるのでもよい。
【0044】
図9に示されているように、空気の出口が平行でありかつ同一方向に回転し、回転シャフト20がそれらの出口の間に配置され、又は、それらの間に移動可能な、1対の接触送風機111を有する、タンデム構成の送風手段11の他の配置も可能である。
【0045】
図10から理解できるように、タンデム構成の送風手段11の配置において、個々の接触送風機110によって送風される空気の流量に基づいて、それらの個々の空気の出口との間で風量差ΔSを生じさせることも、可能である。
【0046】
本発明による旗振りシステムが屋外に配置されるとき、本発明によれば、旗2及びこれらの送風手段が屋外に存在する風の方向に関して下流に向くことができるように、送風手段11と旗振りシャフト20が支持部材10に関して回転可能に設けられ、好ましい。図11に表されているように、これは、例えば、上記の送風手段11を回転可能にする風向計4と軸受5とを介して実現されるが、ここで、軸受内に風向計の回転を機械的に可能にする図示しない駆動手段を付加的に設けるのでも、さらに、上記の駆動手段を制御するための電子制御手段6が付加的に配置されるのでもよい。
【0047】
図12A、12B及び図13A、13Bに示されているように、支持部材10は、玉継ぎ手101を介して連結された折り畳み可能部材として構成される。この構成は、作動開始の間であって旗を適切に掲揚するために、旗2が吊り下がって広がるように又は重力で開くように支持部材10が下方に下げられ、そして旗が振れることを可能にする流れを発生させる送風手段を開始させた後に、安定な旗振りを達成する垂直位置まで支持部材が持ち上げられように、旗振りシステムの機能の実現又は作動を可能にする。
【0048】
図1に示されているように、支持部材10と送風手段11との間に振動吸収部材7が設けられ、送風手段によって生成される振動又はその逆の振動による、支持部材10に関する要請の緩和に寄与するのでもよい。この部材はこれらの図の記載のいずれにも図示されていないが、これらに示された実施例のいずれの態様で設けられているのでもよい。
【0049】
以下、図15を参照して、送風手段11の空気の出口110の前に、個々の空気の流れを偏向させる何らかの手段が形成されるように、空気の出口に垂直に偏向プレート115が配置されている。
【0050】
図16から理解できるように、振動ユニット116は、旗が空気の流れに従って一度に連続してかつ規則的に振れるように設けられてきた。これによって、種々の技術的な仕様のために必要となりうる、旗の振れの増大が可能となる。
【0051】
本発明によれば、旗2が、基本部分の重さが最大70g/m2の層状材料から選択され、2重の旗として配置されることが推奨可能であるときに、好ましい実施例となる。
【0052】
図1に示すように、本発明による強制旗振りシステムにおいて、広告メッセージを強調する目的で、照明手段8が支持部材10に取り付けられて設けられることが好ましく実現される。
【0053】
本発明による強制旗振りシステムの可能な作動方法を記載するため、以下、図17及び18が参照され、送風手段が停止していることがX印で上記の図にシンボル的に記載され、上記の送風手段の作動を示すために曲線の矢印が使用され、対応する太く描かれた直線を介して連続する工程が表されていることが理解される。
【0054】
図17に、先の記載と一致するシステムの第1の作動方法における4つの動作状態を模式的に示す。第1の工程で、送風手段11は停止していて、旗振りシャフト20が引っ込められた位置であって上記の送風手段の空気の出口110の片方側の離れた所に位置し、続いて、第2の工程で、送風手段11は依然として停止していて、旗振りシャフト20は空気の出口110の前に移動され、旗2は何れの位置でも止まったままで旗振りシャフト20から吊り下がっている。続いて、第3の工程で、空気の出口110を通る空気の流れSを、旗2を広げて旗振りを開始することを達成するために幾分乱流気味に、発生させる送風手段11が作動され動作状態になり、引き続いて、最後の第4の工程で、送風手段11は依然として動作状態にあり、旗振りシャフトが空気の出口110の側方近傍である引っ込められた位置まで移動され、そこでは、流れSは、旗を安定して振らせることを可能にする、乱流のない層状の流れを有する。
【0055】
図18には他の動作方法が示され、ここで、第1の工程で、送風手段は停止していて旗振りシャフト20が空気の出口110の前に位置する位置から出発して、続いて、その特徴的な乱流によって旗2を素早く広げて掲揚する空気の流れSを発生させる送風手段11が作動され、動作状態となる。次に、旗振りシャフト20が空気の出口110の側方近傍の引っ込められた位置を占めるまで移動され、そこでは、上記の領域に存在した乱流がない層状の流れによって旗が安定して振れ、そして、最後に、旗振りシャフトは、再度空気の出口110の前の初期位置を締めるまで移動され、そのときには、送風手段は停止している。
【0056】
上記の動作方法は、タイマーとシーケンサ等の制御手段、又は、好ましくは技術的観点からより好適な構成となりうる電子機械的手段若しくは電子的手段を介して実施されるのでもよい。
【0057】
本発明の目的物が十分に記載されたので、残るは唯、機械的部材の形状、材料若しくは同様のものの変更で派生した実施例、又は先に記載した事項の単なる応用の結果生じたものは本発明の範囲に含まれるべきであり、本発明が特許請求の範囲によってのみ、制限されることを指摘することである。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の第1の実施例に係る強制旗振りシステム及び同様のものを模式的に示す図である。
【図2】(A)〜(C)は、また、それぞれ、図1に示すシステムの、関連する送風手段の好ましい構成を示す模式図である。
【図3】旗振りシャフトと送風手段との相対的な移動を示すために、送風手段と旗振りシャフトの詳細な配置を示す模式図である。
【図4】(A)及び(B)は、それぞれ、送風手段に関する旗振りシャフトの移動を達成する実施方法を示す図である。
【図5】(A)及び(B)は、それぞれ、送風手段に関する旗振りシャフトの移動のための他の実施方法を示す図である。
【図6】(A)及び(B)は、それぞれ、旗振りシャフトに関する送風手段の移動のための実施方法を示す図である。
【図7】送風手段をタンデムに組み合わせた構成を示す図である。
【図8】送風手段をタンデムに組み合わせた構成を示す図である。
【図9】送風手段をタンデムに組み合わせた構成を示す図である。
【図10】複数構成の送風手段が両方の送風手段の間で差分流を達成する構成を示す図である。
【図11】屋外の主要な風成分の下流側を向くことが可能な、本発明によるシステムを示す図である。
【図12】(A)及び(B)は、それぞれ、折り畳み可能な構成を有する、本発明による旗振りシステムの動作を示す図である。
【図13】(A)及び(B)は、それぞれ、折り畳み可能な構成を有する、本発明による旗振りシステムの動作を示す図である。
【図14】(A)及び(B)は、それぞれ、複数の旗を振らせる一組の旗振りシステムを示す図である。
【図15】送風手段によって生成された空気の流れの分布を補強する偏向プレートユニットを有する、本発明による旗振りシステムの模式図である。
【図16】振れを増大し又は増幅するために旗振りシャフトを連続的に回動させている、旗振りシステムの一実施例を示す模式図である。
【図17】本発明による旗振りシステムの機能方法又は作動方法を示す図である。
【図18】本発明による旗振りシステムの機能方法又は作動方法を示す図である。
【符号の説明】
【0059】
1 強制旗振りシステム
2 旗
4 風向計
5 軸受
6 電子制御手段
7 振動吸収部材
8 照明手段
10 支持部材
11 送風手段
20 旗振りシャフト
30 逆C形状部材
31 軸
101 玉継ぎ手
110 出口
111 ファン
112 流線形カバー
113 ブロック体
114 軸回転ファン
115 偏向プレート
116 振動ユニット
300 2面角状の板
310 軸
1110 回転軸
1130 窪んだ部分
【技術分野】
【0001】
本発明は、旗を強制的に振るシステムの増強又は改善に関する。
【0002】
従来、広告の技術において、頻繁に使用されている広告は、旗、小旗、団体の旗、又は同様のもののタイプであり、囲まれて風がなく旗の自然な振れが妨げられる構内においては、広告のインパクトが根本的に損なわれていることもあった。
【背景技術】
【0003】
特許文献1に関連して、出願人の名義で、この種の装置が知られている。
【0004】
そこでは、旗の竿を備え、これの下端にファン状の強制送風手段が設けられ、その一方で上記の竿の上端に下端のファン用に強制的に生成された空気の流れを向けるためのノズルが設けられ、旗又は同様のものが上端のノズルの出口においてファンから吹き出た空気の流れに従い、この方法で共生的な旗振りが実現される広告装置が提案されている。
【0005】
この既知の配置において、竿の長さのため竿の頂上までの行程において圧縮空気が抜け出す可能性のある場所となっている竿、の下側部分における強制送風ファンの配置に問題が生じ、もって、装置のコストを高くし、さまざまな環境において充分な旗振りを保証する充分な風量をノズルの出口に保証するためにエネルギーを増加させる必要があった。また、この配置の他の欠点はファンが竿の固定基部なすことであり、この場所はコスト的に高い機械的な連結を必要とすると共に、ファンの出口と、相対的に高い機械的負荷が存在する竿との間の圧搾空気の流れが必要とされる所である。
【0006】
他方、上記の書面に開示されているように、ノズルから出て行く強制風は、上記のノズルの水平偏向部材を横切るように構成されているため、適切な旗の振れを保証のための好適な分布を有しない。
【0007】
また、ラインハルトが出願人の特許文献2に関連して、内部に接触送風機の集合体が配置される支持柱を備え、この支持柱が縦の開口部の集合体を有し、これらを横切って、柱に直交する竿に吊り下げられた旗を動かすために使用される空気の流れが噴出す、この種の装置が記載されている。
【0008】
この既知の配置において、柱の横方向の寸法が非常に大きくなってしまうという第1の不具合が生ずるが、これは、旗の充分に安定的な振れを維持するための能力を達成するために必要とされる接触送風機の最小寸法が、柱の内部に限定されているためである。ここのいかなる場合でも、旗はむしろ垂れ幕状の旗である、何故ならば、送風機の支持柱に直交する竿に対して振れるからであり、この構成では、支持柱に平行な竿に釣り下がっている旗の安定的な振れを維持することはできない、何故ならば、ここで、柱の格子を横切る空気の流れは乱流となることが避けられず、もって旗の安定した振れを達成することができないからである。
【0009】
上記の事情に鑑みて、さらに、上記の事情に関連した不具合を解消することができる強制旗振りシステム又は同様のものが必要となっていた。
【特許文献1】スペイン国公開第2026772A号公報
【特許文献2】ドイツ国公開第3939065A1号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ここにおいて、本発明は、上記のこの種のシステムを、従来技術が有する不具合の除去又は少なくとも緩和を可能とすることを、まず、開発の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この目的は、請求項1の特徴によるシステムを介して達成される。本発明の他の付加的な特徴は、従属した請求項に記載されている。
【0012】
本発明によれば、広告装置用の強制旗振りシステムは、旗振りシャフトを介して旗又は同様のものを支持し、上記の旗振りシャフトに並べられた旗又は同様のものに吹き付けられる強制風を吹き出す送風手段が固定される、支持部材を備え、
送風手段が、それらの出口を介して層状の空気の流れ(S)を供給するために設けられ、
旗振りシャフトが、送風手段の上記の出口の外側の横かつ近傍であって乱流のない上記の流れの所に、上記の層状の空気の流れの循環方向に直交して配置されていることを特徴とする。
【0013】
本発明の他の特徴によれば、強制旗振りシステムにおいて、
送風手段が、外方向に凸の流線形カバーと外方向に窪んだ部分を有するブロック体との間に配置された旗振りシャフトにその回転軸が平行なファンを有する接触送風機として設けられ、上記の流線形カバーと上記のブロック体との個々の開放端が、上記の出口を横切る空気の流れの方向に直交する面内に含まれる、上記の空気の出口に限定され、
旗振りシャフトが、垂直かつファンの回転軸に平行に、上記のブロック体の窪んだ部分の外側近傍に配置されている。
【0014】
この種の構造において、流線形カバー(111)とブロック体(112)は、部分的又は全体的に、透明な材料を用いほっそりとした構成の、美的観点においてユーザによって拒絶されるもの以上のものとなるように、構成されている。
【0015】
さらに、旗を掲揚して旗振りを好適に維持できるように、本発明によれば、送風手段と旗振りシャフトが、互いに、空気の出口の前に旗振りシャフトが位置し旗を広げる位置と、旗振りシャフトが裏側にある作動位置又は旗振り位置との間で、上記の空気の出口の側部へ、又はその逆方向に、相対的に動くように設けられている。
【0016】
本発明の好ましい実施例によれば、送風手段と旗振りシャフトと間の相対的な動きを実現するために、送風手段の送風機の回転軸に平行な軸に関して回動可能に配置された旗振りシャフトを有する、逆C形状の部材が設けられている。
【0017】
他の実施例によれば、送風手段と旗振りシャフトとの間の相対的なこの動きのために、旗振りシャフトに平行で送風手段の上端又は下端に連結された軸に関して側方への回動を可能とするように配置され、旗振りシャフトを含む、2面角状の板が設けられている。
【0018】
送風手段と旗振りシャフトとの間の相対的な動きを可能にする他の実施例は、送風手段が旗振りシャフトに平行な回転軸の周りに回動可能に設けられているときに達成される。
【0019】
さらに、本発明による好ましい実施例は、送風手段が、一列にタンデムをなす1対の接触送風機として設けられ、接触送風機が逆方向に回転し、それらの空気の出口が平行で、これらの出口ノズルの間に旗振りシャフトが配置されるように構成されたときに、実現される。
【0020】
さらに、本発明の好ましい実施例は、送風手段が、1対の接触送風機の後ろに配置されこれらの間に付加的な空気の流れを送風する1組の軸回転ファンを有するときに実現される。
【0021】
本発明の他の実施例によれば、送風手段が対角方向にタンデムをなすように一対の接触送風機として設けられ、それらの空気の出口が平行であって、接触送風機が同一方向に回転し、旗振りシャフトがこれらの出口ノズル間に配置されることが、好ましく実現可能である。
【0022】
本発明の他の好ましい実施例によれば、タンデムをなす1対の接触送風機が、これらの空気の出口の間で流れの差分を実現するために設けられている。
【0023】
本発明の他の実施例によれば、送風手段と旗振りシャフトが支持部材に関して回転し、旗と上記の送風手段が屋外に存在する風の向きに関して風下を向くことができるように設けられる。
【0024】
さらに、本発明によれば、送風手段の支持体は好ましくは塔又は柱として構成され、ここにおいて、支持体の塔又は柱が玉継ぎ手を介して連結された折り畳み可能な部材として構成され、もって簡易な動作モードが実現でき、更に好ましい。
【0025】
更に、本発明によれば、支持部材と送風手段との間に振動吸収部材が設けられているのは好ましい。
【0026】
他の好ましい特徴によれば、旗の掲揚とこれの安定した振れの維持とを達成する目的で、好ましくは、送風手段の空気の出口(110)の前に、上記の空気の出口の面に直交する方向に振動する、板状に形成された流れの偏向手段(115)が配置され、もって送風手段のそれぞれの空気の流れが適切に向けられる。
【0027】
本発明の他の特徴によれば、大きな振れで旗を振らせるために、旗振りシャフトは、空気の流れに従い一度に連続して旗を振れさせることが可能な振動ユニットに連結されている。
【0028】
さらに、本発明の他の特徴によれば、旗は、その主要部が70g/m2の重さを有する層状の材料から選ばれる。
【0029】
さらに、本発明によれば、旗が2重の旗として構成される。
【0030】
本発明の他の実施例によれば、送風手段と旗との複数の組が、幾つかの旗が同時に振れることができるように設けられる。
【0031】
さらに、本発明によれば、旗を照らす手段が支持体に配置可能となり、好ましい。
【0032】
さらに、本発明の他の目的は、請求項25及び26に記載の旗を強制的に振らすためのシステムの作動方法を実現することである。
【0033】
第1の作動方法によれば、
第1のステップで、送風手段が停止していて、旗振りシャフトが引っ込められた位置をとる状態にあり上記の送風手段の出口の横に離れており、
続いて第2のステップで、送風手段が依然として停止し、旗振りシャフトが空気の出口の前に移動し、
続いて第3のステップで、旗を広げ振れ始めさせるように、空気の出口を横切る空気の流れを幾分乱流となるように発生させる送風手段の作動が開始され、
それに続いて、第4のステップで、送風手段が依然として動作中であり、旗振りシャフトが空気の出口の直ぐ横の引っ込められた位置まで移動される、こととなり好ましい。
【0034】
第2の作動方法によれば、
第1のステップで、送風手段が、旗振りシャフトが空気の出口の前となる位置に止まっていて、
続いて、第2のステップで、旗2を広げて掲揚するための空気の流れを発生するため、送風手段が作動して運転中になり、
次に、第3のステップで、振れが安定する空気の出口の側方直ぐ横の引っ込められたい位置を占めるまで、旗振りシャフトが移動され、
そして、最後に、第4ステップで、旗振りシャフトが、空気の出口の前の最初の位置を占めるまで再び移動し、そして、このとき、送風手段の停止が可能となっている、ようにでき、好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
本発明の他の特徴及び利点は、実施が制限されることのない例が記載された、付随の図面を参照してなされた以下の記載により、より明確になる。
【0036】
図1から理解されるように、強制旗振りシステムは、一般に符号1を引用して示され、床又は壁に固定するためのものであって、旗2又は同様のものを旗振りシャフト20を介して支持し、また上記の旗振りシャフト上に配置される旗又は同様のものに作用する強制風流を送風する送風手段を保持するための支持部材10を備える。
【0037】
これらの送風手段11は、それらの出口110から層状の空気の流れSを供給する。
【0038】
図1に示すように、旗振りシャフト20は、層状の空気の循環方向に直交し、送風手段の上記の出口の外側の横かつその近傍に配置されている。これによって、旗に作用する流れが乱流を免れ、もって旗の安定な振れを保証することを可能とする。
【0039】
図2A〜2Cから理解できるように、送風手段11は、その回転軸1110が旗振りシャフト20に平行なファン111を有する接触送風機からなる。上記のファン111は、外方向に凸状の流線形カバー112と外方向に窪んだ区間を有するブロック体113との間に配置され、流線形カバー112とブロック体113のそれぞれの開放端がその出口を出て行く空気の流れSの方向に直交する面P内に配置されるようになっている。さらに、旗振りシャフト20が上記のブロック体の窪んだ部分の外側近傍に垂直かつファンの回転軸に平行に配置されていることが分かる。ここにおいて、幾つかの流線形カバー112とブロック体113は、全体又は部分的に、技術的に好ましいプラスチック等の透明な材料からなるのでもよい。
【0040】
図3〜6Bから理解されるように、送風手段11と旗振りシャフト20との間の相対的な動きの可能性が、旗振りシャフトが空気の出口の前に配置されて旗が広げられる位置と、上記の空気の出口の後かつその横の動作位置又は振れる位置との間、及びその逆に実現され、以下により詳細に記載されるように、旗2の適切な掲揚とその振れを安定に維持することができるように実現される。
【0041】
図4A、4b及び図5A、5Bにより詳細に図示されているように、旗振りシャフトは、まず、その領域における乱流の空気の流れに面するために、送風手段11の空気の出口110まで移動され、引き続いて、この旗振りシャフト20は流線型カバー113の窪んだ部分1130の直ぐ前の機能位置まで移動し、その位置で、この領域で乱流のない層状の流れが存在するため、安定して旗が振れるように、実現されている。これは、図4A及び4Bに表されているように、送風手段11のファン111の軸に平行な軸31に関して回動可能に配置された旗振りシャフト20を有する逆C形状部材30を介して実現され、好ましくは、図5Aと5Bに示されているように、旗振りシャフト20に平行な軸310に関して横方向に回動可能に配置され、この軸310が送風手段11の上部又は下部と接続される、2面角状の板を介して実現される。
【0042】
しかしながら、旗振りシャフト20と送風手段との上記の相対的な変位は、図6A及び6Bに示すように、送風手段が旗振りシャフト20に平行な軸112の周りに回動する場合等においても、実現可能である。
【0043】
図8から理解されるように、本発明によれば、送風手段11は、一列にタンデムをなして配置され、逆方向に回転し、それらの空気の出口110が平行で、これらの出口ノズルの間に旗振りシャフト20が位置するように構成された、1対の接触送風機111として、設けることもできる。さらに、図8から理解されるように、複数の軸回転ファン114が1対の接触送風機の後ろに配置され、それらの間に付加的な空気の流れSAを生じさせるように構成されるのでもよい。
【0044】
図9に示されているように、空気の出口が平行でありかつ同一方向に回転し、回転シャフト20がそれらの出口の間に配置され、又は、それらの間に移動可能な、1対の接触送風機111を有する、タンデム構成の送風手段11の他の配置も可能である。
【0045】
図10から理解できるように、タンデム構成の送風手段11の配置において、個々の接触送風機110によって送風される空気の流量に基づいて、それらの個々の空気の出口との間で風量差ΔSを生じさせることも、可能である。
【0046】
本発明による旗振りシステムが屋外に配置されるとき、本発明によれば、旗2及びこれらの送風手段が屋外に存在する風の方向に関して下流に向くことができるように、送風手段11と旗振りシャフト20が支持部材10に関して回転可能に設けられ、好ましい。図11に表されているように、これは、例えば、上記の送風手段11を回転可能にする風向計4と軸受5とを介して実現されるが、ここで、軸受内に風向計の回転を機械的に可能にする図示しない駆動手段を付加的に設けるのでも、さらに、上記の駆動手段を制御するための電子制御手段6が付加的に配置されるのでもよい。
【0047】
図12A、12B及び図13A、13Bに示されているように、支持部材10は、玉継ぎ手101を介して連結された折り畳み可能部材として構成される。この構成は、作動開始の間であって旗を適切に掲揚するために、旗2が吊り下がって広がるように又は重力で開くように支持部材10が下方に下げられ、そして旗が振れることを可能にする流れを発生させる送風手段を開始させた後に、安定な旗振りを達成する垂直位置まで支持部材が持ち上げられように、旗振りシステムの機能の実現又は作動を可能にする。
【0048】
図1に示されているように、支持部材10と送風手段11との間に振動吸収部材7が設けられ、送風手段によって生成される振動又はその逆の振動による、支持部材10に関する要請の緩和に寄与するのでもよい。この部材はこれらの図の記載のいずれにも図示されていないが、これらに示された実施例のいずれの態様で設けられているのでもよい。
【0049】
以下、図15を参照して、送風手段11の空気の出口110の前に、個々の空気の流れを偏向させる何らかの手段が形成されるように、空気の出口に垂直に偏向プレート115が配置されている。
【0050】
図16から理解できるように、振動ユニット116は、旗が空気の流れに従って一度に連続してかつ規則的に振れるように設けられてきた。これによって、種々の技術的な仕様のために必要となりうる、旗の振れの増大が可能となる。
【0051】
本発明によれば、旗2が、基本部分の重さが最大70g/m2の層状材料から選択され、2重の旗として配置されることが推奨可能であるときに、好ましい実施例となる。
【0052】
図1に示すように、本発明による強制旗振りシステムにおいて、広告メッセージを強調する目的で、照明手段8が支持部材10に取り付けられて設けられることが好ましく実現される。
【0053】
本発明による強制旗振りシステムの可能な作動方法を記載するため、以下、図17及び18が参照され、送風手段が停止していることがX印で上記の図にシンボル的に記載され、上記の送風手段の作動を示すために曲線の矢印が使用され、対応する太く描かれた直線を介して連続する工程が表されていることが理解される。
【0054】
図17に、先の記載と一致するシステムの第1の作動方法における4つの動作状態を模式的に示す。第1の工程で、送風手段11は停止していて、旗振りシャフト20が引っ込められた位置であって上記の送風手段の空気の出口110の片方側の離れた所に位置し、続いて、第2の工程で、送風手段11は依然として停止していて、旗振りシャフト20は空気の出口110の前に移動され、旗2は何れの位置でも止まったままで旗振りシャフト20から吊り下がっている。続いて、第3の工程で、空気の出口110を通る空気の流れSを、旗2を広げて旗振りを開始することを達成するために幾分乱流気味に、発生させる送風手段11が作動され動作状態になり、引き続いて、最後の第4の工程で、送風手段11は依然として動作状態にあり、旗振りシャフトが空気の出口110の側方近傍である引っ込められた位置まで移動され、そこでは、流れSは、旗を安定して振らせることを可能にする、乱流のない層状の流れを有する。
【0055】
図18には他の動作方法が示され、ここで、第1の工程で、送風手段は停止していて旗振りシャフト20が空気の出口110の前に位置する位置から出発して、続いて、その特徴的な乱流によって旗2を素早く広げて掲揚する空気の流れSを発生させる送風手段11が作動され、動作状態となる。次に、旗振りシャフト20が空気の出口110の側方近傍の引っ込められた位置を占めるまで移動され、そこでは、上記の領域に存在した乱流がない層状の流れによって旗が安定して振れ、そして、最後に、旗振りシャフトは、再度空気の出口110の前の初期位置を締めるまで移動され、そのときには、送風手段は停止している。
【0056】
上記の動作方法は、タイマーとシーケンサ等の制御手段、又は、好ましくは技術的観点からより好適な構成となりうる電子機械的手段若しくは電子的手段を介して実施されるのでもよい。
【0057】
本発明の目的物が十分に記載されたので、残るは唯、機械的部材の形状、材料若しくは同様のものの変更で派生した実施例、又は先に記載した事項の単なる応用の結果生じたものは本発明の範囲に含まれるべきであり、本発明が特許請求の範囲によってのみ、制限されることを指摘することである。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の第1の実施例に係る強制旗振りシステム及び同様のものを模式的に示す図である。
【図2】(A)〜(C)は、また、それぞれ、図1に示すシステムの、関連する送風手段の好ましい構成を示す模式図である。
【図3】旗振りシャフトと送風手段との相対的な移動を示すために、送風手段と旗振りシャフトの詳細な配置を示す模式図である。
【図4】(A)及び(B)は、それぞれ、送風手段に関する旗振りシャフトの移動を達成する実施方法を示す図である。
【図5】(A)及び(B)は、それぞれ、送風手段に関する旗振りシャフトの移動のための他の実施方法を示す図である。
【図6】(A)及び(B)は、それぞれ、旗振りシャフトに関する送風手段の移動のための実施方法を示す図である。
【図7】送風手段をタンデムに組み合わせた構成を示す図である。
【図8】送風手段をタンデムに組み合わせた構成を示す図である。
【図9】送風手段をタンデムに組み合わせた構成を示す図である。
【図10】複数構成の送風手段が両方の送風手段の間で差分流を達成する構成を示す図である。
【図11】屋外の主要な風成分の下流側を向くことが可能な、本発明によるシステムを示す図である。
【図12】(A)及び(B)は、それぞれ、折り畳み可能な構成を有する、本発明による旗振りシステムの動作を示す図である。
【図13】(A)及び(B)は、それぞれ、折り畳み可能な構成を有する、本発明による旗振りシステムの動作を示す図である。
【図14】(A)及び(B)は、それぞれ、複数の旗を振らせる一組の旗振りシステムを示す図である。
【図15】送風手段によって生成された空気の流れの分布を補強する偏向プレートユニットを有する、本発明による旗振りシステムの模式図である。
【図16】振れを増大し又は増幅するために旗振りシャフトを連続的に回動させている、旗振りシステムの一実施例を示す模式図である。
【図17】本発明による旗振りシステムの機能方法又は作動方法を示す図である。
【図18】本発明による旗振りシステムの機能方法又は作動方法を示す図である。
【符号の説明】
【0059】
1 強制旗振りシステム
2 旗
4 風向計
5 軸受
6 電子制御手段
7 振動吸収部材
8 照明手段
10 支持部材
11 送風手段
20 旗振りシャフト
30 逆C形状部材
31 軸
101 玉継ぎ手
110 出口
111 ファン
112 流線形カバー
113 ブロック体
114 軸回転ファン
115 偏向プレート
116 振動ユニット
300 2面角状の板
310 軸
1110 回転軸
1130 窪んだ部分
【特許請求の範囲】
【請求項1】
旗振りシャフト(20)を介して旗又は同様のもの(2)を支持すると共に、旗振りシャフト上に配置された旗又は同様のものに作用する強制風の流れ(S)を吹き出す送風手段(11)を支持する、支持部材(10)を備えた、広告装置及び同様のもの用の強制旗振りシステムにおいて、
送風手段(11)がそれらの出口(110)を横切って層状の空気の流れ(S)を供給するように設けられ、
旗振りシャフト(20)が前記の層状の空気の循環方向に直交し、送風手段の前記の出口の外側の横かつ前記の出口の近傍であって、乱流のない所に配置される、ことを特徴とする強制旗振りシステム。
【請求項2】
送風手段(11)がファン(111)を有する接触送風機として設けられ、そして、その回転軸(1110)が、外側に凸をなす流線形カバー(112)と凹状の断面のブロック体(113)との間に配置された旗振りシャフト(20)に平行に配置され、
流線形カバー(112)とブロック体(113)の個々の開放端が、空気の出口(110)を、この出口を横切る空気の流れの方向に直交する面(P)内に含まれるように制限し、
旗振りシャフト(20)が、垂直かつファンの軸に平行に前記ブロック体の凹状断面部分の外側近傍に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の強制旗振りシステム。
【請求項3】
流線形カバー(112)とブロック体(113)が、部分的又は全体的に透明な材料からなる、ことを特徴とする請求項2に記載の強制旗振りシステム。
【請求項4】
送風手段(11)と旗振りシャフト(20)が、空気の出口の前に旗振りシャフトが位置し旗を開かせる位置から、旗振りシャフトが後ろかつ前記空気の出口の横に位置する機能位置又は旗振り位置へ、及びその逆方向に、相手との間で相対的に動くように設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項5】
配置された旗振りシャフト(20)を有し、送風手段(11)のファンの回転軸に平行な軸(31)に関し回転可能な逆C形状部材(30)が設けられている、ことを特徴とする請求項4に記載の強制旗振りシステム。
【請求項6】
旗振りシャフト(20)を有し、旗振りシャフト(2)の前記軸に平行な軸(310)に関して横方向に回転可能で、前記軸(310)が送風手段(11)の上部又は下部に連結されるように配置されている、旗振りシャフトの軸を含む2面角状の板(300)を備える、ことを特徴とする請求項4に記載の強制旗振りシステム。
【請求項7】
送風手段が、旗振りシャフト(20)に平行な回転軸(112)の周りに回動するように配置されている、ことを特徴とする請求項4に記載の強制旗振りシステム。
【請求項8】
送風手段(11)が、相互に逆方向に回転しそれらの空気の出口(110)を平行にして配置された接触送風機が一列にタンデムに配置された1対の接触送風機(111)として設けられ、旗振りシャフト(20)がこれらの出口ノズルの間に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載の強制旗振りシステム。
【請求項9】
送風手段(11)が、一対の接触送風機(111)の後部に配置されそれらの間に付加的な空気の流れ(SA)を吹き出す、1組の軸回転ファン(114)を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の強制旗振りシステム。
【請求項10】
送風手段(11)が、斜めにタンデムに配置された一対の接触送風機(111)として設けられ、それらの空気の出口が平行で、接触送風機が同一方向に回転し、旗振りシャフト(20)がこれらの出口ノズルの間に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の強制旗振りシステム。
【請求項11】
1対の接触送風機が、それらの空気の出口(110)の間に流れの差分(ΔS)を達成するように設けられる、ことを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項12】
送風手段(11)と旗振りシャフト(20)が、旗(2)及び前記送風手段が実在する屋外の風の成分に関して下流に向けられうるように、支持部材(10)に対して回転するように設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項13】
屋外の風の成分に関して下方に向けるように、風向計(4)と軸受(5)が設けられ、前記送風手段(11)がこれらに関して回転可能に取り付けられている、ことを特徴とする請求項12に記載の強制旗振りシステム。
【請求項14】
軸受内に、付加的に、風向計(4)の回転を機械的に支持する駆動手段、及び、前記駆動手段を制御する電子制御手段(6)が設けられている、ことを特徴とする請求項13に記載の強制旗振りシステム。
【請求項15】
支持部材(10)と送風手段(11)が、塔又は柱であることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項16】
支持塔又は支持柱が、玉継ぎ手(101)を介して連結された折畳可能部材として設けられている、ことを特徴とする請求項15に記載の強制旗振りシステム。
【請求項17】
支持部材(10)と送風手段(11)に、振動吸収部材(7)が設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項18】
送風手段(11)の空気の出口(110)の前に、前記空気の出口の面に垂直して振動する、空気の流れ(S)の偏向手段が設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項19】
旗振りシャフト(20)が、空気の流れに従うことが一度に続くように、振動ユニット(116)に連結され、ことを特徴とする請求項1乃至請求項18のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項20】
旗が、基本部分の重さが最大70g/m2の層状の材料からなる、ことを特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項21】
旗が、2重の旗である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項20のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項22】
請求項1乃至請求項21までのいずれか1項に記載の送風手段(11)と旗(2)との複数の組が設けられ、複数の旗が同時に振れることが可能になっている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項23】
支持部材(10)に取り付けられた旗用の照明手段(8)が、設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項22のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項24】
請求項1乃至請求項23のいずれか1項に記載の強制旗振りシステムの作動方法であって、
送風手段(11)が停止していて、旗振りシャフト(20)が前記送風手段の空気の出口(110)の引っ込められた位置であって横の離れた位置にあり、
送風手段(11)が依然停止していて、旗振りシャフト(20)が空気の出口(110)の前に移動され、
その後、旗(2)を広げて旗振りの開始を達成するために、空気の出口(110)を横切って幾分乱流の空気の流れ(S)を生成する送風手段(11)が作動されて動作中となり、
引き続いて、送風手段(11)が依然動作中であり、旗振りシャフト(20)が空気の出口(110)の側部のすぐ横の引っ込められた位置まで移動される、ことを特徴とする強制旗振りシステムの作動方法。
【請求項25】
請求項1乃至請求項23のいずれか1項に記載の強制旗振りシステムの作動方法であって、
送風手段が停止していて、旗振りシャフト(20)がその位置で空気の出口(110)の前に位置し、
続いて、旗(2)を広げて掲揚するための空気の流れ(S)を生成する送風機(11)が、作動して動作中となり、
その後、旗振りシャフト(20)が、振れが安定する空気の出口(110)の側方直ぐ横の引っ込められた位置を占めるまで移動され、
そして、最後に、旗振りシャフト(20)が、再度空気の出口(110)の前の最初の位置を占めるまで移動され、そしてその時、送風手段が停止されている、ことを特徴とする強制旗振りシステムの作動方法。
【請求項1】
旗振りシャフト(20)を介して旗又は同様のもの(2)を支持すると共に、旗振りシャフト上に配置された旗又は同様のものに作用する強制風の流れ(S)を吹き出す送風手段(11)を支持する、支持部材(10)を備えた、広告装置及び同様のもの用の強制旗振りシステムにおいて、
送風手段(11)がそれらの出口(110)を横切って層状の空気の流れ(S)を供給するように設けられ、
旗振りシャフト(20)が前記の層状の空気の循環方向に直交し、送風手段の前記の出口の外側の横かつ前記の出口の近傍であって、乱流のない所に配置される、ことを特徴とする強制旗振りシステム。
【請求項2】
送風手段(11)がファン(111)を有する接触送風機として設けられ、そして、その回転軸(1110)が、外側に凸をなす流線形カバー(112)と凹状の断面のブロック体(113)との間に配置された旗振りシャフト(20)に平行に配置され、
流線形カバー(112)とブロック体(113)の個々の開放端が、空気の出口(110)を、この出口を横切る空気の流れの方向に直交する面(P)内に含まれるように制限し、
旗振りシャフト(20)が、垂直かつファンの軸に平行に前記ブロック体の凹状断面部分の外側近傍に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の強制旗振りシステム。
【請求項3】
流線形カバー(112)とブロック体(113)が、部分的又は全体的に透明な材料からなる、ことを特徴とする請求項2に記載の強制旗振りシステム。
【請求項4】
送風手段(11)と旗振りシャフト(20)が、空気の出口の前に旗振りシャフトが位置し旗を開かせる位置から、旗振りシャフトが後ろかつ前記空気の出口の横に位置する機能位置又は旗振り位置へ、及びその逆方向に、相手との間で相対的に動くように設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項5】
配置された旗振りシャフト(20)を有し、送風手段(11)のファンの回転軸に平行な軸(31)に関し回転可能な逆C形状部材(30)が設けられている、ことを特徴とする請求項4に記載の強制旗振りシステム。
【請求項6】
旗振りシャフト(20)を有し、旗振りシャフト(2)の前記軸に平行な軸(310)に関して横方向に回転可能で、前記軸(310)が送風手段(11)の上部又は下部に連結されるように配置されている、旗振りシャフトの軸を含む2面角状の板(300)を備える、ことを特徴とする請求項4に記載の強制旗振りシステム。
【請求項7】
送風手段が、旗振りシャフト(20)に平行な回転軸(112)の周りに回動するように配置されている、ことを特徴とする請求項4に記載の強制旗振りシステム。
【請求項8】
送風手段(11)が、相互に逆方向に回転しそれらの空気の出口(110)を平行にして配置された接触送風機が一列にタンデムに配置された1対の接触送風機(111)として設けられ、旗振りシャフト(20)がこれらの出口ノズルの間に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載の強制旗振りシステム。
【請求項9】
送風手段(11)が、一対の接触送風機(111)の後部に配置されそれらの間に付加的な空気の流れ(SA)を吹き出す、1組の軸回転ファン(114)を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の強制旗振りシステム。
【請求項10】
送風手段(11)が、斜めにタンデムに配置された一対の接触送風機(111)として設けられ、それらの空気の出口が平行で、接触送風機が同一方向に回転し、旗振りシャフト(20)がこれらの出口ノズルの間に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の強制旗振りシステム。
【請求項11】
1対の接触送風機が、それらの空気の出口(110)の間に流れの差分(ΔS)を達成するように設けられる、ことを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項12】
送風手段(11)と旗振りシャフト(20)が、旗(2)及び前記送風手段が実在する屋外の風の成分に関して下流に向けられうるように、支持部材(10)に対して回転するように設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項13】
屋外の風の成分に関して下方に向けるように、風向計(4)と軸受(5)が設けられ、前記送風手段(11)がこれらに関して回転可能に取り付けられている、ことを特徴とする請求項12に記載の強制旗振りシステム。
【請求項14】
軸受内に、付加的に、風向計(4)の回転を機械的に支持する駆動手段、及び、前記駆動手段を制御する電子制御手段(6)が設けられている、ことを特徴とする請求項13に記載の強制旗振りシステム。
【請求項15】
支持部材(10)と送風手段(11)が、塔又は柱であることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項16】
支持塔又は支持柱が、玉継ぎ手(101)を介して連結された折畳可能部材として設けられている、ことを特徴とする請求項15に記載の強制旗振りシステム。
【請求項17】
支持部材(10)と送風手段(11)に、振動吸収部材(7)が設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項18】
送風手段(11)の空気の出口(110)の前に、前記空気の出口の面に垂直して振動する、空気の流れ(S)の偏向手段が設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項19】
旗振りシャフト(20)が、空気の流れに従うことが一度に続くように、振動ユニット(116)に連結され、ことを特徴とする請求項1乃至請求項18のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項20】
旗が、基本部分の重さが最大70g/m2の層状の材料からなる、ことを特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項21】
旗が、2重の旗である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項20のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項22】
請求項1乃至請求項21までのいずれか1項に記載の送風手段(11)と旗(2)との複数の組が設けられ、複数の旗が同時に振れることが可能になっている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項23】
支持部材(10)に取り付けられた旗用の照明手段(8)が、設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項22のいずれか1項に記載の強制旗振りシステム。
【請求項24】
請求項1乃至請求項23のいずれか1項に記載の強制旗振りシステムの作動方法であって、
送風手段(11)が停止していて、旗振りシャフト(20)が前記送風手段の空気の出口(110)の引っ込められた位置であって横の離れた位置にあり、
送風手段(11)が依然停止していて、旗振りシャフト(20)が空気の出口(110)の前に移動され、
その後、旗(2)を広げて旗振りの開始を達成するために、空気の出口(110)を横切って幾分乱流の空気の流れ(S)を生成する送風手段(11)が作動されて動作中となり、
引き続いて、送風手段(11)が依然動作中であり、旗振りシャフト(20)が空気の出口(110)の側部のすぐ横の引っ込められた位置まで移動される、ことを特徴とする強制旗振りシステムの作動方法。
【請求項25】
請求項1乃至請求項23のいずれか1項に記載の強制旗振りシステムの作動方法であって、
送風手段が停止していて、旗振りシャフト(20)がその位置で空気の出口(110)の前に位置し、
続いて、旗(2)を広げて掲揚するための空気の流れ(S)を生成する送風機(11)が、作動して動作中となり、
その後、旗振りシャフト(20)が、振れが安定する空気の出口(110)の側方直ぐ横の引っ込められた位置を占めるまで移動され、
そして、最後に、旗振りシャフト(20)が、再度空気の出口(110)の前の最初の位置を占めるまで移動され、そしてその時、送風手段が停止されている、ことを特徴とする強制旗振りシステムの作動方法。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13A】
【図13B】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13A】
【図13B】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公表番号】特表2008−533535(P2008−533535A)
【公表日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−501341(P2008−501341)
【出願日】平成18年3月14日(2006.3.14)
【国際出願番号】PCT/ES2006/070034
【国際公開番号】WO2006/097565
【国際公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【出願人】(507310798)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年3月14日(2006.3.14)
【国際出願番号】PCT/ES2006/070034
【国際公開番号】WO2006/097565
【国際公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【出願人】(507310798)
【Fターム(参考)】
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