説明

広帯域多波長光源

【課題】 1つのマルチ光周波数キャリア発生装置を用い、中心光周波数が異なる複数のマルチ光周波数キャリアを相互に位相同期させて同時に発生させる。
【解決手段】 所定の周波数間隔を有し、互いに位相が同期した光周波数コムを発生する光周波数コム発生手段と、光周波数コムを周波数基準として入力し、光周波数コムのm番目ごとの光周波数成分と光周波数および位相が同期した複数のCW光を出力する複数の安定化CW光源と、複数のCW光を入力し、各CW光から互いに異なる帯域の複数の光周波数成分を有するマルチ光周波数キャリアを発生させるマルチ光周波数キャリア発生装置と、異なる帯域のマルチ光周波数キャリアのうち、互いに光周波数が同一となる光周波数キャリアが等位相で電界加算されるように、複数のCW光の位相を制御し、合波してマルチ光周波数キャリア発生装置に入力する光移相・合波手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、波長多重光伝送システムや光計測における光周波数基準として用いられる等しい光周波数間隔のマルチ光周波数キャリアを発生する広帯域多波長光源に関する。特に、1つのマルチ光周波数キャリア発生装置で位相同期した広帯域のマルチ光周波数キャリアを一括して発生させる広帯域多波長光源に関する。
【背景技術】
【0002】
図9に、従来の多波長光源の構成例を示す(特許文献1、非特許文献1)。
図において、多波長光源は、連続発振光(CW光)を発生させるCW光源91と、CW光を入力してマルチ光周波数キャリアを発生させるマルチ光周波数キャリア発生装置として、位相変調を施す位相変調器92、93と、変調周波数fm [Hz]の正弦波を発生する信号発生器94と、変調信号の位相を調整する位相シフタ95と、群速度分散を与える群速度分散媒質96とを備える。
【0003】
CW光源91で発生させたCW光は位相変調器92に入射され、そこで信号発生器94からの変調周波数fm [Hz]の正弦波によって変調指数Δθ1 =π/4で位相変調され、チャープが付与される。チャープを受けたCW光は、群速度分散媒質96を通過することによって、群速度分散B2 (=±1/(4πfm2))[秒2 ]が与えられる。群速度分散を受けたCW光は、位相変調器93において、信号発生器94からの周波数fm の正弦波によって、位相シフタ95を介して任意の変調指数Δθ2 で位相変調される。これにより、CW光の光周波数に対して周波数間隔fm で、広い周波数範囲にわたってSNRの優れた平坦なスペクトル波形のマルチ光周波数キャリアが得られる。
【特許文献1】特願2007−094143号公報
【非特許文献1】山本貴司他、「位相変調器と分散媒質を用いたマルチキャリア光源」, IEICE Technical Report OCS2007-32(2007-8) pp.1-5 (2007)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、マルチ光周波数キャリアの一層の広帯域化を図るには、中心光周波数が異なる複数のマルチ光周波数キャリアを順に位相同期させてチェーンする方法があるが、この場合に位相誤差や揺らぎも累積する問題がある。また、3つ以上のマルチ光周波数キャリアをチェーン化するには、位相同期のための構成も煩雑になる問題があった。さらに、n台のマルチ光周波数キャリアをチェーン化させるには、n台のマルチ光周波数キャリア発生装置が必要であった。
【0005】
本発明は、1つのマルチ光周波数キャリア発生装置を用い、中心光周波数が異なる複数のマルチ光周波数キャリアを相互に位相同期させて同時に発生させることができる広帯域多波長光源を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の広帯域多波長光源は、所定の周波数間隔を有し、互いに位相が同期した光周波数コムを発生する光周波数コム発生手段と、光周波数コムを周波数基準として入力し、光周波数コムのm番目ごと(mは整数)の光周波数成分と光周波数および位相が同期した複数のCW光を出力する複数の安定化CW光源と、複数のCW光を入力し、各CW光から互いに異なる帯域の複数の光周波数成分を有するマルチ光周波数キャリアを発生させるマルチ光周波数キャリア発生装置と、複数の安定化CW光源とマルチ光周波数キャリア発生装置との間に配置され、異なる帯域のマルチ光周波数キャリアのうち、互いに光周波数が同一となる光周波数キャリアが等位相で電界加算されるように、複数のCW光の位相を制御し、合波してマルチ光周波数キャリア発生装置に入力する光移相・合波手段とを備える。
【0007】
マルチ光周波数キャリア発生装置は、入力するCW光をマルチ光周波数キャリアの周波数間隔に対応する周波数の変調信号で位相変調してチャープを付与する第1の位相変調器と、小さな分散スロープ特性を有しチャープを受けたCW光に群速度分散を与える群速度分散媒質と、群速度分散を受けたCW光を位相シフトした変調信号で位相変調してマルチ光周波数キャリアを発生させる第2の位相変調器とを含む構成である。
【0008】
また、マルチ光周波数キャリア発生装置は、第1の位相変調器と群速度分散媒質に代えてチャープレス変調が可能な強度変調器を用いた構成としてよい。
【0009】
光移相・合波手段は、複数の入力光導波路に入力する複数のCW光を合波して出力光導波路から出力する集積化されたアレイ格子フィルタの個々の入力光導波路上にヒータを取り付け、熱光学効果によって複数のCW光の相対的位相を制御する構成である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の広帯域多波長光源は、光周波数コムのm番目ごとの光周波数成分と光周波数および位相が同期した複数のCW光を1つのマルチ光周波数キャリア発生装置に入力し、互いに異なる帯域の複数の光周波数成分を有するマルチ光周波数キャリアを発生させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1は、本発明の広帯域多波長光源の実施形態の構成例を示す。
図において、本実施形態の広帯域多波長光源は、基準クロック11、基準光周波数コム発生装置12、基準光周波数コムをn分岐(nは2以上の整数)する光スプリッタ13、n台の安定化CW光源14−1,…,14−n、各安定化CW光源から出力されるCW光の光位相を調整して合波する光移相器15−1,…,15−nおよび光合波器16、1台のマルチ光周波数キャリア発生装置17から構成される。
【0012】
基準光周波数コム発生装置12は、基準クロック11から与えられる周波数frep によって光周波数間隔frep の基準光周波数コムを発生する。ここで、基準光周波数コムの任意の光周波数f(k) は(kは整数) 、アンカー光周波数をfanchorとすると、
f(k) =fanchor+frep ×k
と表される。例えば、アンカー光周波数fanchorをITU−Tにおける標準化で規定されている 193.1THzとし、光周波数間隔frep を12.5GHzとすると、基準光周波数コムの任意の光周波数f(k) は、
f(k) =193.1000THz±12.5GHz×k
となる。
【0013】
基準光周波数コムは、後段のn台の安定化CW光源14−1,…,14−nに対して周波数基準を与える。安定化CW光源は、それぞれの発振周波数を位相同期の手法によって周波数基準に一致させる。詳しくは、図7,図8を参照して別途説明する。位相同期させる周波数は安定化CW光源ごとに異なり、各安定化CW光源の周波数間隔は後段のマルチ光周波数キャリア発生装置17によって発生するマルチ光周波数キャリア数に依存する。ここで、マルチ光周波数キャリア発生装置17が発生させることのできるマルチ光周波数キャリア数をq、光周波数キャリア間隔をΔfcr(=fm )とする。
【0014】
安定化CW光源14−1,…,14−nから出力されたCW光は、それぞれ光移相器15−1,…,15−nを介して光合波器16で合波され、マルチ光周波数キャリア発生装置17に入力してマルチ光周波数キャリアを発生させる。n台の安定化CW光源はすべて基準光周波数コムに同期しているので、マルチ光周波数キャリア発生装置17でそれぞれのCW光から発生するマルチ光周波数キャリア#1,#2,…,#nも互いに同期する。ここで、各CW光の位相は、マルチ光周波数キャリア発生装置17で発生する異なる帯域のマルチ光周波数キャリアのうち、互いに光周波数が同一となる光周波数キャリアが等位相で電界加算されるように、光移相器15−1,…,15−nで制御される。
【0015】
マルチ光周波数キャリア発生装置17では、電界加算したn個のCW光のそれぞれからq本の光周波数キャリアが発生し、電界加算のためにp本を重複させるとすると、
q×n−p×(n-1) 本
の光周波数キャリアが発生する。これにより、マルチ光周波数キャリア発生装置17に複数の安定化CW光源14−1,…,14−nから入力する基準光周波数コムに同期した各CW光を通過させるだけで、光周波数キャリアのチェーン化を図ることができる。
【0016】
なお、光移相器15−1,…,15−nは相対的な光路長を調整する必要があるので、集積されているほうが良い特性が得られやすい。また、光移相器15−1,…,15−nから光合波器16までの光導波路も個別に形成されると、温度揺らぎの影響を独立に受けるので好ましくない。したがって、例えば集積化されたアレイ格子フィルタ(AWG)の個々の入力光導波路上にn個のヒータを取り付け、熱光学効果によって相対的位相を制御する構成などが有効である。
【0017】
図2は、マルチ光周波数キャリア発生装置17の第1の実施例を示す。
マルチ光周波数キャリア発生装置17の構成法は複数考えられるが、光ファイバ通信へ適用することを鑑みるとCNR(Carrier-to-Noise Ratio)が高いほうが望ましく、位相を制御して変調サイドバンドを光周波数キャリアとして利用する本実施例は好ましい。変調指数Δθ1 =π/4で変調を行う位相変調器92、瞬時周波数変化を無くすための群速度分散媒質96、発生キャリア数を拡大させるために任意の変調指数Δθ2 で変調する位相変調器93、変調周波数fm [Hz]の正弦波を発生する信号発生器94、マイクロ波の位相を調整する位相シフタ95による構成は、図9に示す従来の多波長光源のマルチ光周波数キャリア発生装置と同様である。
【0018】
この構成では、発生させることのできる光周波数キャリア数は、位相変調器93の変調指数にΔθ2 に比例する。大きくしすぎると、CNRが劣化する。群速度分散媒質96が与える分散量には最適値があり、瞬時周波数がゼロとなる群速度分散はB2 (=±1/(4πfm2))となる。本構成のマルチ光周波数キャリア発生装置17に1つのCW光を入力して発生させたマルチ光周波数キャリアを図3に示す。
【0019】
光周波数キャリア間隔Δfcr(=fm )が25GHzであり、変調指数Δθ2 を10πに設定した時のシミュレーションと実験結果の例である。この例では、安定化CW光源間の光周波数キャリア数間隔を定める番号、すなわち強度が平坦な領域におけるキャリア数qは60となり、1つのCW光から発生するマルチ光周波数キャリアが占める帯域はq×Δfcr= 1.5THzとなる。複数の安定化CW光源14−1,…,14−nに対して一括して同質のマルチ光周波数キャリアを生成するためには、分散フラットファイバまたは中心光周波数の異なる複数のセグメントを有するファイバブラググレーティング(FBG)を用意することになる。
【0020】
図2に示した第1の実施例では、群速度分散媒質96として光ファイバまたはFBGが多く用いられる。光ファイバの場合、最適な群速度分散B2 を与える光周波数帯(波長帯)は異なる。波長分散にはスロープがあって、一般のシングルモードファイバでは0.07ps/nm2/km である。したがって、中心波長(ここでは安定化CW光源波長)が異なると、同じ長さの光ファイバを用いた場合、分散量が異なってくる。この場合、分散フラットファイバと呼ばれる分散スロープを小さくした光ファイバ(例えば、0.01ps/nm2/km )を用いることによって、最適な分散量に近づけることができる。
【0021】
FBGの場合も光周波数によって特性が異なるが、線形分散を与える複数のセグメントをひとつのFBG内に構成することによって安定化光源ごとに最適な分散量を与えることができる。ひとつのセグメントでは中心周波数を中心に約5nmの帯域幅において線形分散を与えることができる。一例を図4に示す。この例は、非特許文献1に掲載されたデータである。ただし、セグメントの数は無限に可能ではなく、2-3 程度に制限される。
【0022】
分散媒質を省くことができれば、より高い品質のマルチ光周波数キャリアを生成できることになる。分散媒質後の光変調波形は、瞬時周波数に変化がなく、すなわちチャープがなく、強度変調を施した波形となる。図5は、分散媒質通過後の光瞬時周波数と変調光強度の計算結果を示す。この計算結果と同じ波形を強度変調によって得ることができれば、波長帯に依存せず、マルチ光周波数キャリアを生成できる。その構成をマルチ光周波数キャリア発生装置17の第2の実施例として図6に示す。すなわち、図6に示すマルチ光周波数キャリア発生装置17は、図2に示す第1の実施例の位相変調器92と群速度分散媒質96を強度変調器97に置換した構成である。本構成は、複数のCW光が入力されることを除いて、例えば特開2006-118172 号公報に記載の「多波長一括発生装置」と同様のものである。
【0023】
図7は、安定化CW光源14の第1の実施例を示す。
図において、第1の実施例の安定化CW光源14−k(kは1〜nの整数)は、CW光源141と、基準光周波数コム発生装置12から出力された基準光周波数コムをCW光源141に入力し、CW光源141から出力される安定化CW光を入力光と分離して出力する光サーキュレータ142により構成される。本実施例の安定化CW光源14は、CW光源141の光周波数を基準光周波数コム中の第(i+m×j)(j=0,1,2,…,(n-1)) 番目の光周波数に注入同期させる構成である。iは任意の整数である。ここで、CW光源141へ注入する基準光周波数コムのk番目の光周波数f(k) は
f(k) =193.1000THz±12.5GHz×k
であり、k=i+m×j番目の光周波数となる。
【0024】
図8は、安定化CW光源14の第2の実施例を示す。
図において、第2の実施例の安定化CW光源14は、光PLL(Phase Lock Loop) の手法を用いた構成であり、基準光周波数コム発生装置12から出力された基準光周波数コムのk番目の光周波数f(k) と、CW光源143から出力されたCW光を光カプラ144を介して合波し、両者のビート信号を光検出器145で検出する。ビート信号に対して周波数foffsetで発振するクロック146からのクロック信号を用いて、同期検波器147で位相敏感検波を行う。その結果をループフィルタ148を介してCW光源143の発振周波数と位相を制御する。安定化CW光源14の出力は、CW光源143と光カプラ144との間に挿入される光スプリッタ149を介して取り出される。
【0025】
ここでは、基準光周波数コムの光周波数をfoffsetだけずらして設定する。この基準光周波数コムのk番目の光周波数をfPLL(k)とすると、
PLL(k)=193.1000THz±12.5GHz×k+foffset
となる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の広帯域多波長光源の実施形態の構成例を示す図。
【図2】マルチ光周波数キャリア発生装置17の第1の実施例を示す図。
【図3】マルチ光周波数キャリアのシミュレーションと実験結果を示す図。
【図4】FBGによる線形分散の結果を示す図。
【図5】分散媒質通過後の光瞬時周波数と変調光強度の計算結果を示す図。
【図6】マルチ光周波数キャリア発生装置17の第2の実施例を示す図。
【図7】安定化CW光源14の第1の実施例を示す図。
【図8】安定化CW光源14の第2の実施例を示す図。
【図9】従来の多波長光源の構成例を示す図。
【符号の説明】
【0027】
11 基準クロック
12 基準光周波数コム発生装置
13 光スプリッタ
14 安定化CW光源
141,143 CW光源
142 光サーキュレータ
144 光カプラ
145 光検出器
146 クロック
147 同期検波器
148 ループフィルタ
15 光移相器
16 光合波器
17 マルチ光周波数キャリア発生装置
91 CW光源
92,93 位相変調器
94 信号発生器
95 位相シフタ
96 群速度分散媒質
97 強度変調器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の周波数間隔を有し、互いに位相が同期した光周波数コムを発生する光周波数コム発生手段と、
前記光周波数コムを周波数基準として入力し、前記光周波数コムのm番目ごと(mは整数)の光周波数成分と光周波数および位相が同期した複数の連続発振光(以下、CW光という)を出力する複数の安定化CW光源と、
前記複数のCW光を入力し、各CW光から互いに異なる帯域の複数の光周波数成分を有するマルチ光周波数キャリアを発生させるマルチ光周波数キャリア発生装置と、
前記複数の安定化CW光源と前記マルチ光周波数キャリア発生装置との間に配置され、前記異なる帯域のマルチ光周波数キャリアのうち、互いに光周波数が同一となる光周波数キャリアが等位相で電界加算されるように、前記複数のCW光の位相を制御し、合波して前記マルチ光周波数キャリア発生装置に入力する光移相・合波手段と
を備えたことを特徴とする広帯域多波長光源。
【請求項2】
請求項1に記載の広帯域多波長光源において、
前記マルチ光周波数キャリア発生装置は、入力する前記CW光を前記マルチ光周波数キャリアの周波数間隔に対応する周波数の変調信号で位相変調してチャープを付与する第1の位相変調器と、小さな分散スロープ特性を有し前記チャープを受けたCW光に群速度分散を与える群速度分散媒質と、群速度分散を受けたCW光を位相シフトした前記変調信号で位相変調して前記マルチ光周波数キャリアを発生させる第2の位相変調器とを含む構成である
ことを特徴とする広帯域多波長光源。
【請求項3】
請求項2に記載の広帯域多波長光源において、
前記マルチ光周波数キャリア発生装置は、前記第1の位相変調器と前記群速度分散媒質に代えてチャープレス変調が可能な強度変調器を用いた構成である
ことを特徴とする広帯域多波長光源。
【請求項4】
請求項1に記載の広帯域多波長光源において、
前記光移相・合波手段は、複数の入力光導波路に入力する前記複数のCW光を合波して出力光導波路から出力する集積化されたアレイ格子フィルタの個々の入力光導波路上にヒータを取り付け、熱光学効果によって前記複数のCW光の相対的位相を制御する構成である
ことを特徴とする広帯域多波長光源。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−101956(P2010−101956A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−270952(P2008−270952)
【出願日】平成20年10月21日(2008.10.21)
【出願人】(304028726)国立大学法人 大分大学 (181)
【Fターム(参考)】