説明

床吹出し空調システム用通気性タイルカーペット

【課題】
多孔床パネルとの接着特性、すなわちピールアップ性を改善して、通気性タイルカーペットを敷設施工する際には接着しやすく、メンテナンス時や配置換え時には剥がし易くすることにより、剥がす際の通気性タイルカーペット内の層間破断を防止し、通気性タイルカーペットの曲がり癖の発生を無くした床吹出し空調システム用通気性タイルカーペットを提供すること。
【解決手段】
カーペットの表面側の層を形成する造膜しないようにプレコート処理された生機と、補強用織布または不織布と、カーペットの裏面側の層を形成する熱可塑性樹脂繊維からなる不織布が、通気性接着層を介して接着されている床吹出し空調システム用通気性タイルカーペットにおいて、前記不織布裏面表層の熱可塑性樹脂繊維が通気用空隙を残して部分的に熱融着されている床吹出し空調システム用通気性タイルカーペット。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、床吹出し空調システム用の通気性タイルカーペットとして好適に用いられる通気性タイルカーペットに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、オフィスビル等における新しい空調システムとして床吹出し置換空調システムが注目されている。例えば、多数の給気孔が形成された床部材(以下「多孔床パネル」という。)を配設してフリーアクセスフロアと呼ばれている二重床を形成し、この二重床内の空間を給気チャンバーとして利用し、前記多孔床パネルの上に通気性タイルカーペットを敷き詰めるとともに、天井に排気口を設けた排気チャンバーを設け、前記給気チャンバーに接続された空調機の駆動によって空調空気を前記多孔床パネルの給気孔、通気性タイルカーペットの順に通過せしめて室内空間に均一に吹き出す一方、前記排気チャンバーから室外に排出させる。
この空調システムによれば、空調空気を床全面から室内へゆるやかに且つ均一に送気することができ、置換空調とも呼ばれている(特許文献1参照)。
【0003】
上記のような床吹出し空調システムでは、床面に敷設されるタイルカーペットが十分な通気性や耐久性を有しているだけでなく、通常使用時には浮きを生じにくく、机等の配置換え等の時には簡単に剥がせること、すなわちピールアップ性が重要である。
【0004】
前記特許文献1では、
カーペットの表面側の層を構成する生機と、補強用のガラス繊維織布を挟み、裏面側の層には融点の異なる繊維を混ぜ加熱することにより全層に渡って部分的に熱融着した織布を用い、これらを積層した状態でニードリングしたあと、ラテックスを含浸させ、加熱乾燥させた通気性タイルカーペットが記載されている。
【0005】
特許文献1に記載された通気性タイルカーペットは、所定の通気性を有し、かつキャスターの荷重による寸法安定性等のタイルカーペットに必要な各種性能を剛軟度を除けばほぼ満足しているといえる。
すなわち、通常使用されているPVCでバッキングされた非通気性のタイルカーペットと比較すると、著しく屈曲しにくいことから、通常より多くの量のピールアップボンドを多孔床パネルに塗りつけ、強く接着する必要があった。
【0006】
タイルカーペットは、歩行やキャスター等の動的な荷重が掛かるが、机等の配置換えに伴う配線替え等で剥がすことを想定しており、下地に対して引き剥がせないように接着することはできないので、タイルカーペットをずらそうと作用するせん断方向の力を広い面積で受け、面内方向には変形しにくいが、面外方向には変形しやすい性質が好ましい。すなわち、面内方向には伸びにくいが、屈曲しやすい性質を付与する必要があるといえる。
【0007】
タイルカーペットが屈曲しにくいと下地側の多孔床パネルに段差や配線が存在している場合には、通常その周りが剥がれた状態になることが多い。その結果、空調空気の送風圧力により、次第に浮き上がる範囲が拡大しやすいという欠点が出てくる。
【0008】
本発明者らは、かかる技術的背景に鑑み、多孔床パネルと裏面に不織布を用いた通気性タイルカーペットの接着性を確保することを最優先し、表層の生機と裏面層の不織布との接着耐久性を確保すると共に、パイル抜糸強度が十分に得られてパイルの抜脱が生じ難く、チェアキャスター性能の基準を満たし、歩行やキャスター等の動的な荷重によるせん断力をタイルカーペット表面からタイル裏面に伝える面内せん断力に耐え、歩行等による床パネルの動きを拘束する面内方向への弾性を有しながらも、面外方向への屈曲性に富み、多孔床パネルの段差や配線になじみやすいというフィット性を備え、かつ高い通気性を有するタイルカーペットを提供することを目的として、
カーペットの表面側の層を形成する造膜しないようにプレコート処理した生機と、カーペットの裏面側の層を形成する不織布の間に、ガラス繊維織布又はガラス繊維不織布を介在させて積層接着した床吹出し空調システム用通気性タイルカーペットにおいて、
半溶融状態の熱可塑性樹脂粉体同士が融着してできた小塊同士が部分的に融着して、カーペットの表面側から裏面側まで連通する空隙を有する三次元ネット状に硬化してなる接着層を介して前記生機と前記不織布とが接着一体化され、前記造膜しないようにプレコート処理した生機と、前記ガラス繊維織布又はガラス繊維不織布と、前記カーペットの裏面側の層を形成する不織布とが、前記三次元ネットに物理的に絡んで接着されていることを特徴とする床吹出し空調システム用通気性タイルカーペットを提案した(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平8−38339号公報
【特許文献2】特許第4310781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記特許文献2に記載された床吹出し空調システム用通気性タイルカーペットは軽量であることから、初期施工時においては重量のみで空調用送風圧に対抗することが困難であるので、通常の塩化ビニールバッキングを施した非通気タイルカーペットの接着剤(ピールアップボンド)塗布量の3倍程度を多孔床パネルに塗布し、100ポンドローラーで転圧してしっかりと接着している。その後時間の経過と共に繰り返し載荷等により接着強度が増大する傾向が認められ、ある一定期間使用した後には上記特許文献2の通気性タイルカーペットを剥がす際に、大きな力が必要となる。
それ故、この通気性タイルカーペット施工後、配置換え等により多くのタイルカーペットを剥がそうとする場合、剥離する作業は容易でなく多くの労力を要する。
【0011】
また、多孔床パネルと上記特許文献2の通気性タイルカーペットの接着力が強いが故に、タイルカーペットを剥がす際に、上面側の生機のみを引張ると層間の接着剤層で破断して生機と不織布が剥離する場合も出てくる。
【0012】
さらに、上記特許文献2に記載されたタイルカーペットの不織布は、その上面側が、ガラス繊維織布又はガラス繊維不織布とともに三次元ネット接着剤に物理的に絡んで接着されており、変形し難い構造となっているのに対し、不織布下面側は、繊維の絡み合いだけで形状を保持していることから、ある一定以上の力が作用して繊維の絡み合いにずれを生じると、後に力が開放されても元には戻らず伸びたままの状態となる性質を有している。
【0013】
供用され下地側にピールアップボンドで強く接着されている通気性タイルカーペットを引き剥がすと、繊維がその交点がずれたり、ほつれたりして伸び、図5に示すように多数の繊維がフェルトとピールアップボンド間に張られた状態、言い換えれば剥離中の部分がある幅を持って引き剥がす力に対抗する形になる。このために引き剥がすのに大きな力が必要となる。また、引き剥がした後は、ほつれ、ちぎれた繊維が不織布の繊維裏面表層から遊離して突出してくるのでいわゆる毛羽だった状態となる。
【0014】
さらに、剥がした後には、通気性タイルカーペットの裏面の不織布裏面表層が、上記したほつれ等によって面内方向に延ばされた状態となり、裏面が凸となった反りが発生する。この状態で再び張り戻しても、通気性タイルカーペットの周辺特に角部を持ち上げようとする力が常に作用することから、時間経過によって周辺特に角部から徐々に剥離してくる。剥離した部分に多孔床パネルに開けてある孔が一定の状態まで開放されると、ここから空調空気が集中的に吹き出すようになり、空調が不均一になるばかりでなく、見た目も悪く、また歩行者が躓きやすいという問題も出てくる。
【0015】
本発明は、上述した課題を解決するために創作されたもので、多孔床パネルとの接着特性、すなわちピールアップ性を改善して、通気性タイルカーペットを敷設施工する際には接着しやすく、メンテナンス時や配置換え時には剥がし易くすることにより、剥がす際の通気性タイルカーペット内の破断を防止し、タイルカーペットの曲がり癖の発生を無くした床吹出し空調システム用通気性タイルカーペットを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
請求項1に係る発明は、カーペットの表面側の層を形成する造膜しないようにプレコート処理された生機と、補強用織布又は補強用不織布と、カーペットの裏面側の層を形成する熱可塑性樹脂繊維からなる不織布が、通気性接着層を介して接着されている床吹出し空調システム用通気性タイルカーペットにおいて、前記不織布裏面表層の熱可塑性樹脂繊維が通気用空隙を残して部分的に熱融着されている床吹出し空調システム用通気性タイルカーペットとした。
【0017】
請求項2に係る発明は、前記部分的に熱融着されている部位が、前記不織布裏面表層の熱可塑性樹脂繊維の交点であることを特徴としている。
【0018】
なお、補強用織布又は補強用不織布は、面内方向に変形し難く且つ屈曲性に富むものが好ましく、通常はガラス繊維メッシュが使用される。
【発明の効果】
【0019】
請求項1に係る発明によれば、不織布裏面表層の熱可塑性樹脂繊維が通気用空隙を残して部分的に熱融着されていることから、施工後の歩行等の繰り返し載荷によっては、不織布の繊維裏面表層から遊離して伸びた繊維がピールアップボンドの内部に埋没されにくくなり、接着力が過大になることを防止する。このためメンテナンス時にタイルカーペットを引き剥がす際には、各繊維の交点がずれたり、ほつれたり、ちぎれたりして繊維裏面表層から遊離して伸びることが極めて少なくなり、不織布層とピールアップボンドの固着状態と自由状態の中間状態である現在引き剥がれつつある引き剥がれ中界面の幅が狭くなり、引き剥がす力がその界面にいわば線状に集中した形となる。すなわち、剥離を生じる部分である引き剥がれ中界面の面積が大幅に少なくなるので、軽い力で引き剥がすことができる。その結果、タイルカーペットの端部を少し持ち上げただけで、タイルカーペット全体を剥がすことができる。この様子を図4に示す。
【0020】
従来例の通気性タイルカーペットを引き剥がす場合には、不織布裏面表層の熱可塑性樹脂繊維が通気用空隙を残して部分的に熱融着されていないので、図5に示すように、交点がずれたりほつれたりちぎれた繊維がピールアップボンドの内部に埋没していて、引き剥がし中に広い幅で引き剥がし力に対抗することから大きな力を要する。
また、不織布裏面表層のみにおいて繊維の絡み合う部分や繊維同士が接触している部分が融着していることから、不織布層の曲げ剛性(剛軟度)の増加が少なく、下地の不陸に追従する性質(フィット性)が低下することが抑えられる。
【0021】
さらに、請求項2に係る発明によれば、熱融着された部分が繊維の交点にほぼ限定されることから、不織布層の曲げ剛性(剛軟度)の増加は最小限に留められ、下地の不陸に追従する性質は、請求項1に係る発明に比しさらに低下の程度が小さい。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】図1は、本発明のタイルカーペットの不織布裏面を熱融着する前の形態を模式的に示す模式断面図である。
【図2】図2は、本発明のタイルカーペットの一実施形態を模式的に示す模式断面図である。
【図3】図3は、本発明のタイルカーペットの不織布裏面を熱融着する加熱炉を模式的に示す模式図である。
【図4】図4は、本発明のタイルカーペットを引き剥がしている状態を示す概略図である。
【図5】図5は、従来例のタイルカーペットを引き剥がしている状態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明を通気性タイルカーペットに具体化した実施例及び比較例を具体的に説明する。
【0024】
先ず、本発明の目付100g/m2 のPET(ポリエチレンテレフタレート)繊維製スパンボンド不織布からなる1次基布21に2800デシテックスのナイロン糸からなるパイル22がタフトされてなるカーペット生機2の裏面に、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂100質量部、炭酸カルシウムフィラー100質量部、水200質量部からなる粘度5000mPa・sの水系エマルジョンをドクターナイフ法により1000g/m2塗布した後、130℃で乾燥処理を行うことによって、前記カーペット生機2の裏面から500g/m2の、炭酸カルシウムフィラーを含む酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂からなる抜糸止め用の樹脂を含浸せしめた。
【0025】
次に、前記抜糸止め樹脂を含浸してプレコート処理され、抜糸止めされた生機2をそのパイル22面を下側にして一定速度で搬送しつつ、この上に平均粒径400μmのポリエチレン粉体を散布量300g/m2で散布し、次いでこの粉体を加熱し、一部では複数の粒子がほぼ融着しあい、他の部分では隣の粒子と融着が始まった熱可塑性樹脂の三次元ネット4が形成された状態とした後、加熱炉から出し、この上に、目付35g/m2のガラス繊維製メッシュ3、目付500g/m2のポリエステルニードルパンチ不織布からなる2次基布5の順に重ね合わせた後、水冷式の冷却加圧ロール間のギャップを調節しつつ加圧することによって、2次基布5裏面加熱処理前の図1に示すような構造の通気性タイルカーペット1を得た。
【0026】
本発明の通気性タイルカーペットは、前記通気性タイルカーペット1を図3に示す加熱炉内をコンベアで搬送して、短時間不織布裏面を加熱することにより、不織布裏面表層のポリエステル繊維を通気用空隙を残して部分的に熱融着して熱融着部6を形成する。
加熱炉内には前後してヒーター2基を設けているが、ヒーターの高さ、ヒーターの表面温度、通気性タイルカーペットの送り速度を適宜選択することにより、不織布裏面表層のポリエステル繊維の熱融着部6の状態が異なってくる。
【0027】
熱融着の程度は、不織布裏面表層のほつれ防止が図れればよく、裏面表層の繊維の交点を含め、部分的に熱融着して熱融着部6を形成すればよい。さらに好ましくは不織布裏面表層の繊維の交点のみを熱融着することである。ただし、全部の交点を融着する必要はない。なお、温度等を適宜管理して裏面表層の繊維の交点のみを熱融着させた熱融着部6は、実体顕微鏡で加熱前後の変化を目視観察することはできない。
【0028】
≪加熱≫
前記加熱炉の概要を図3に示す。赤外線ヒーター1の大きさは、搬送方向が2.6mで幅が2.8m、赤外線ヒーター2の大きさは、搬送方向が1.0mで幅が2.2mとなっている。加熱炉の全長は4.5mで加熱程度とその条件を表1に示す。各々2回ずつこの加熱炉を通している。
【0029】
【表1】

【0030】
≪加熱による表面性状の変化≫
加熱程度と表面性状等を表2に示す。
【0031】
【表2】

【0032】
≪接着性≫
実際の建物の通路部分に施工された多孔床パネル(ナカ工業製通気性OAパネル)を利用し、下表に示す5種類の通気性タイルカーペットを貼付け(スミノエシーザーズボンドEX80gf/m2、タイルカーペット展圧用100ポンドローラーで10往復)、3週間供用した後、端部をバネ秤でほぼ垂直に持ち上げ最大値を測定した。4点の平均値を表3に示す。
【0033】
【表3】

本発明は、人が通行する部分で浮き、剥がれを生じることなく、かつ通気性タイルカーペットを引き剥がすときの最大引張り力は、裏面加熱処理をしていない従来品の1/3以下となり、剥がしやすくなった。
【0034】
≪毛羽立ちの量≫
さらに、剥がした後、5cm角の範囲について毛羽立った繊維を切り取り、電子天秤で重量を測定した。結果を表4に示す。
【0035】
【表4】

裏面加熱処理をしていない従来品よりも大幅に毛羽立ち量が減少していることから、本実施例の裏面の不織布表面にある繊維が互いに融着され、ほつれにくくなっていることを示している。
【0036】
≪通気性≫
下地としてナカ工業製通気性OAパネルを用いたチャンバー法で実施した。差圧を15Paとした時の結果を表5に示す。
【0037】
【表5】

通気性は、裏面加熱処理をしていない従来例とほぼ同等か若干向上している。向上した要因としては、繊維の交点が接着されたことにより、繊維裏面表層が載荷で潰れにくくなり、多孔床パネルの孔から水平方向に空気が流れやすくなっていると考えられる。
【0038】
≪剛軟度≫
カンチレバー形試験機(JIS L 1096 8.21.1A法)に準拠した方法による。結果を表6に示す。
【0039】
【表6】

加熱していないものの剛軟度と比較すると本実施例の剛軟度が大きくなっているが、市販の下層の不織布層全体を樹脂含浸等で固めている製品の剛軟度850又は700という値から比べると低い値となっており、剛軟度の増加は最小限に留められている。
【0040】
以上に示すように、本発明では加熱処理により、反りが発生することがなく、ピールアップボンドによる接着で浮き、剥がれを発生することなく使用でき、剥がそうとする時には従来例の1/3以下である5〜6kg程度の力で引き剥がすことができ、裏面表面に毛羽立ちがほとんど発生しない。
【符号の説明】
【0041】
1 タイルカーペット
2 抜糸止めされた生機
21 1次基布
22 パイル
3 ガラス繊維補強ネット
4 熱可塑性樹脂接着剤
5 2次基布
6 熱融着部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カーペットの表面側の層を形成する造膜しないようにプレコート処理された生機と、ガラス繊維織布又はガラス繊維不織布と、カーペットの裏面側の層を形成する熱可塑性樹脂繊維からなる不織布が、通気性接着層を介して接着されている床吹出し空調システム用通気性タイルカーペットにおいて、
前記不織布裏面表層の熱可塑性樹脂繊維が通気用空隙を残して部分的に熱融着されていることを特徴とする床吹出し空調システム用通気性タイルカーペット。
【請求項2】
前記部分的に熱融着されている部位が、前記不織布裏面表層の熱可塑性樹脂繊維の交点であることを特徴とする請求項1に記載された床吹出し空調システム用通気性タイルカーペット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−85949(P2012−85949A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−237195(P2010−237195)
【出願日】平成22年10月22日(2010.10.22)
【出願人】(000206211)大成建設株式会社 (1,602)
【出願人】(390014487)住江織物株式会社 (294)
【Fターム(参考)】